概略
人狼種族の最後の正統な王を名乗る努力家。
四大系統の呪術をすべて使いこなす万能の高位呪術師。黒の色号使い。
他者の技術の模倣を重ねて、魔将最弱から五指の一角へと成り上がった。
挑発に乗りやすいことと油断しがちなのが弱点。
引用
『我が名はエスフェイル。四つ脚の同胞と二つ脚の同胞を束ねる長にして、死と闇を掌握せし王である。愚神を崇める狂信者よ、汝が名はなんぞや?』
詳細
外見
闇色の四本足。
ふさふさとした茶色の毛並み。ぴんと立った耳。
大型犬程度の大きさ(ふつうの人狼に比べて小さい)。
二足歩行モードと四足歩行モードの切り替え可能。
ときたま死体を取り込んで異形になる。
狼色
セレクティフィレクティがエスフェイルに与えた『猫に名付けられた名前』。
この色は異名がやたら多いことで知られている。
プルシアンとかベレンスとか呼ばれていたのだろうか?
生い立ち
マラードの時代のラフディに、英雄シェボリズの子として産まれる。
まもなく死病の呪いをかけられ、体は崩れ周囲に死を振りまくようになった。
そして、両親ともども治療のため中原に移住する。
これはルバーブがシェボリズの名声を恐れ、排除しようとしたため。
紀源
『幻』
呪術
死体繰り
トリシューラが与えたもの。
死体を粘土のように組み合わせて使うことも。
道連れ呪術
殺人者と殺害者の相似に基づき、自身を殺した相手を死体の自分に同化させて殺す。
相手だけ行動不能になるのは、エスフェイルがもともと幻であり死であり死体使いであり、
死ぬことにあまり意味がないから。
大物食い
『黒』の色号使いとしての呪術。
名前を掌握して敵の本質を支配下に置く。
相手が格上であるほど効果は抜群。
擬球神 *1
月を模した使い魔。
ドルネスタンルフとマロゾンド?の加護によって、場の人狼種族は強化される。
幽月の土から作られた。
死体を取り込んで大きくなる。
ディスペータお姉様による『あとでテストに出ますからね』コーナー
「第十五魔将、闇の脚エスフェイル。
夜の民?と棘の民?の混血は人狼?と呼ばれ、とあるありふれた切っ掛けで眷族種から転落し、『法が適用されない存在』として迫害されてきました。
彼はその最後の正統な王を名乗っていますが、実のところ人狼に王族はいません。弱体化した人狼を纏め上げるための彼なりの努力だったのでしょう。
魔将最弱から始めて努力を続け、大魔将を除けば五指に入るほどの実力者にまで上り詰めました。頑張り屋さんですね。
師は魔元帥セレクティで、第十一魔将ユネクティアの弟弟子にあたります。言語を司る『黒』の色号は地上で言えば呪文に相当しますが、彼は古式ゆかしい『名前を掌握する』という呪術に適性があったみたいです。
実体としての性質が夜の民?四氏族で最も強い人狼は昼間でも他の三氏族よりは力を発揮できますが、弱体化は避けられません。
そこで使い魔として模造の月を用意し、第五階層の裏面【死人の森?】の夜時間を己の迷宮内部に組み込む事で、常に最高の状態で侵入者を迎え撃っていた様です。
結果としてそれはエスフェイルに災いをもたらしました。迷宮の罠によって死人の森に囚われたアルタネイフ氏?は、半死半生の状態で死人から逃げ惑い、とある館に辿り着きます。
そこで彼は小さな魔女、【冥道の幼姫?】と出会います。まだもののよくわかっていない少女を言葉巧みに欺いた彼は人間の屑ですが、そうすることでエスフェイルすら存在を知らなかった【死人の森の断章?】を盗み出すことに成功したのです。
奇跡的な僥倖により罠を突破して生還を果たした彼は有頂天になり、再び迷宮に挑みました。その後の経緯はご存じの通りです。死ねばいいのに。あらいけない、私としたことがうっかり口が。というか死んでましたわ」
コメント
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