アクション/水蒸気爆発

Last-modified: 2024-10-11 (金) 19:32:39

目次

概要

  • モンスターの攻撃手段。
    文字通り水蒸気爆発を起こしダメージを与える。爆発という事でやはり威力が高いものが多い。
  • 蒸気爆発ということで水属性攻撃と思われがちだが、実はそうとは限らない。
    • 鏖魔ディアブロスやヌシ・ディアブロスの水蒸気爆発はなんと無属性であり、属性耐性は何の意味も成さない。
    • ネロミェールの場合はダメージこそ水属性だが、放電を伴うので雷属性やられを発症するという性質がある。
    • ガランゴルムは両腕に纏った火と水の2属性を合わせて水蒸気爆発を起こすが、
      こちらも属性は持たず属性やられも発症しない。
    それぞれ爆発までのプロセスが違うため、纏う属性も異なるのであろう。

鏖魔ディアブロスヌシ・ディアブロス

  • 鏖魔ディアブロスは水蒸気爆発を発生させて攻撃する先駆者である。
    暴走状態」から更に体力が一定値を下回ると鏖魔ディアブロスの怒りや興奮が頂点に達し、
    暴走状態とは異なる狂気に満ち溢れた様な声での咆哮を合図に、
    暴走状態」から「狂暴走状態」へと移行する際、水蒸気爆発が解禁される
    狂暴走状態となった鏖魔ディアブロスは自身の体液が蒸発することで発生する水蒸気を纏う。
    この水蒸気は一部の攻撃の際に、ディアブロス自身の体を覆い隠すほどの規模の水蒸気爆発を引き起こす
    • 一部の攻撃は2つあり、まず1つが突進からドリルのようなド派手な地面潜りの後、
      地中で水蒸気混じりの煙を発生させたのち、
      地面から飛び出し高くジャンプ、着地後間髪入れずに巨大な水蒸気爆発を引き起こす
      攻撃範囲が非常に広く、こちらのいる方向を狙ってジャンプするという性質上回避が難しい。
      慣れないうちは地面から飛び出した方向へ納刀ダッシュして落ち着いて対処しよう。
    • もう1つは軸合わせを行わず、全身に水蒸気を纏いながら突進、
      一度だけだった方向転換を二度行い、突進の終わりに水蒸気爆発を引き起こす
      最後の水蒸気爆発は前述の技とは違って停止してからワンテンポ遅れて発生するため、
      下手に突進部分を緊急回避すると水蒸気爆発をモロに喰らってしまう。
      勿論突進の威力も方向転換の正確さもそのままなので、どれに引っかかっても致命傷であるが、
      それでも水蒸気爆発よりはまだ突進の方が軽傷で済む。
      …のだがこの突進に轢かれると受け身をとらされるので起き上がりのディレイが効かず、
      2段目の突進の位置関係次第では水蒸気爆発による起き攻めが確定する
      この突進は既存の突進とは別の技扱いなので、普通の突進も使ってくる。
      3連突進は軸を合わせず、予備動作時に水蒸気を纏うため判別は容易。
  • これらの技で発生する水蒸気爆発は当然ながら非常に強力で、
    当たると凄まじいダメージと共に最上位吹っ飛び【特大】で水平に吹き飛ばされる
    爆発の判定は一瞬のため、一応回避性能が無くても回避は可能となっている。
  • 上記にもある通り、これらの攻撃は全て無属性であり、水属性やられなどは発症しない。
    水蒸気の水分で攻撃しているというより、爆発の衝撃そのものでダメージを与えているというイメージか。
  • MHRiseに登場するヌシ・ディアブロスも鏖魔と同じモーションで水蒸気爆発を放つ。
    突進からの水蒸気爆発はオミットされ、ドリルのような潜行からのみとなっている。
    相変わらず高威力であるが、鏖魔のものよりかなり攻撃範囲が狭まっており、
    緊急回避どころか前転回避で多少距離を取るだけでも安全圏になってしまう。

ネロミェール

  • ネロミェールは自身のブレスとして吐き出した水で、周囲に水溜まりを発生させる。
    そして時間経過で雷の力を解放し、放電して体に電撃を纏った攻撃を繰り出すようになる。
    この設置された水溜まりに電気を纏った攻撃が接触すると、水溜まりが瞬時に水蒸気爆発を起こす
    身体に纏わせているだけでさほど広くない電撃の攻撃範囲が水溜まり全体に広がるため
    非常に逃げにくく厄介な攻撃となる。
    • この水蒸気爆発により、接触した水溜まりは蒸発し霧散する。
      また、水溜まりは一部のコケを利用する事で時間はかかるが吸い取らせて除去することができる。
  • そして電気纏い形態が最大になった状態では
    スーパーノヴァのように、能力解除を代償に行う必殺技・水蒸気大爆発が解放される。
    特徴的な鳴き声の後、水ブレスを真下に放って広範囲に水溜まりを形成し滞空、
    その後雷の力を最大解放して水溜まりに叩きつけ
    周囲一帯の地盤を破砕するほどの極大の水蒸気爆発を発生させる。
    この水蒸気大爆発は「生成した電気全てを消費し、水の力でそれをより強める」特徴を有し、
    その関係上、電気纏いが最大段階であれば、水纏いの段階を問わずに行う攻撃となっている。
    水纏いが十分な段階で放たれる水蒸気大爆発は、
    半端な防御力であれば全快状態からでも体力が消し飛んでしまう
    また、下手をすると狭いエリアのほぼ全域を覆うほどの広範囲にダメージが及ぶ上に、
    放電は多段ヒットするため不動の装衣やガード等で対処しようにも瞬く間に体力を削られてしまう。
    予備動作がわかりやすく着地までも長いため、武器をしまう余裕は十分あるのが救い。
    水蒸気大爆発後は大放電の影響によって周囲の水溜りが全て蒸発し、
    同時にネロミェールの、水と雷の能力強化が2つ同時に解除される
  • 概要の項でも解説したが、ネロミェールの水蒸気爆発はダメージ判定こそ水属性だが
    放電により雷属性やられを発症するという性質を持つ。
    ネロミェールの特徴的な能力がよく表れている攻撃と言えよう。

ガランゴルム

  • 興奮状態になったガランゴルムは、右腕に火属性の溶岩、左腕に水属性の苔を纏う特性を持つが、
    怒りが最大に達すると更に顔にも溶岩と苔を纏うようになり、この時一部の攻撃に付随して水蒸気爆発が発生する
    原理的には、苔から絞り出した水分を溶岩の高熱によって瞬時に蒸発させているのだろう。
    特に、頭を振り上げてハンターをかち上げた後、落ちてきたハンターを押し潰すように両拳を打ち合わせる事で
    特大規模の水蒸気爆発を発生させる技は、威力はもちろん気絶値も非常に高いため警戒を要する。
    幸いかち上げから爆発までの溜め時間は長いので、すぐに翔蟲受け身を行えば爆発の回避は容易。
  • なお、ガランゴルムにはスチームブレイクという必殺技があるが、
    こちらは隆起させた岩盤を溶岩で熱した後、左腕で殴って粉砕する攻撃であり、
    水蒸気爆発の衝撃を直接ぶつける技ではない。
    どちらかというと岩盤砕きの類似攻撃と言えるだろうか。
    しかしながら、岩盤の粉砕には両腕のエネルギーを組み合わせているような描写が見られることや、
    攻撃の瞬間には白い靄のようなエフェクトが漂うことから、直接のダメージ源は岩盤の破砕物であるとしても、
    破壊行為そのものには水蒸気爆発の原理を利用していると考えられる。

余談

  • 荒鉤爪ティガレックスが繰り出すMHXX版の地盤粉砕パンチは、
    地中から湯気のような白煙が噴出し炸裂するという水蒸気爆発に酷似したエフェクトになっているが、
    明確な原理等が説明されていないため、現状では水蒸気爆発とは断定できない。
    • MHX版では黄色いエネルギーが噴出するエフェクトであったため、
      そもそも水蒸気を利用しているかも怪しいのだが。
  • 水蒸気爆発とは、かなりざっくりと説明すれば
    低温の水が超高温の物体に触れ、加熱されて蒸発することで体積が急激に膨張し、
    それによって衝撃波が巻き起こされる現象である。
    • 事故として取り上げられる規模の爆発は工場の事故や火山などである場合が多いが、
      この現象そのものは小規模なものなら日常生活の中でも目にしている可能性がある。
      熱したフライパンや油の中に水を垂らしてしまった時、バチバチと跳ねたのを見たことはないだろうか?
      あれも爆発と言う規模ではないだけで「急激に熱せられて蒸発した水が爆発的に拡散している」現象である。
      • なので、油が燃えた時は絶対に水をかけてはならない
        燃えた油が爆発によって周囲に飛散し、さらに大惨事を招く恐れがある。
    • 水蒸気爆発の熱源は何も火とは限らず、高圧の電気が原因となるケースもある。
      身近な例では雷が挙げられる。
      雷が落ちた地点ではそのジュール熱により水が一気に蒸発し、コンクリートを粉砕するほどの衝撃が発生することもある。
      落雷によって裂けた木が目撃されることがあるが、あれは木の内部の水分が水蒸気爆発を起こした結果である。
      また、落雷の影響で人体に放電が起こると、服に染みついた汗などが瞬間的に気化し、
      場合によっては酷い火傷や骨折、内臓破裂といった深刻な外傷に繋がることすらある。
  • 広義に、というより雑に「水蒸気の爆発」と呼ばれるものにはもう1種類あり、
    水を構成する原子である水素と酸素が混合された気体に火が付くと爆発的な勢いで燃焼する事を言う場合もある。
    原理的には都市ガス等の可燃性のガスに火がついて燃えるのと同じであり水蒸気は特に関係ないのだが、
    水およびそれから発生する気体によって起こるというイメージから混同されることがある。
    • 自然界には酸素はたくさんあるが水素が気体として存在している事は滅多にない
      (あってもすぐ酸素と結びついて水になる)。
      しかし水を電気分解したときは当然ながら水素と酸素が一緒に発生する、
      というかそもそも水素と酸素が燃焼して結合して水になるという化学反応を逆に辿っている訳なので
      燃焼に最も適した混合比である水素:酸素=2:1で水素と酸素が発生する。
      当然、これに火を付ければ即座に爆発的燃焼を起こす。
      このような水素2:酸素1の体積比率の混合気体は、激しい爆音を発しながら燃焼するため
      「爆鳴気」と呼ばれている。
    • ネロミェールの水蒸気爆発は「液体として存在している水」に「放電が接触」した結果起こるため、
      こちらの爆発である。
      空気中に放電として現れるほどの電気エネルギーは水を分解するのに足るだけではなく、
      そのまま着火源になる。

関連項目

アクション/粉塵爆発