- 種族
- 飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科)
- 二つ名
- 鏖魔(おうま)
- 英語表記
- Bloodbath Diablos
Massacre Demon Diablos*1
- 危険度
- MHXX:★6
- 登場作品
- MHXX, MHST2
目次
生態・特徴
- 同族の中でも群を抜いて強大な力を有する角竜ディアブロスの特殊な個体。
古くからとある砂漠地方に伝わる伝承の中にて存在が語られており、
曰く、憤怒に従いその目に映る全てを狂奔の末に抹殺せんとする「鏖殺の暴君」。
多くの大国や組織から特級の危険性を警戒され、幾度となく歴戦の勇士や討伐隊が派遣されるも、
逆にそれ等の全てを絶望的なまでの暴威で以て蹂躙し、誰一人として無事に帰すことはなかったという。
その苛烈極まる性質と常軌を逸する暴れ様から「鏖す悪魔」として恐れられ、
現在ではハンターズギルドからも≪鏖魔≫の二つ名で呼ばれ、通常の個体とは明確に区別されている。
- 全体は通常の個体と同様に砂色の外殻だが、
頭部や翼、脚部や尻尾などは部分的に異様な濃紺色に染まっている。
ただの模様というより、まるで多量の飛沫をその部位に浴びて上塗りされたかのようにも見え、
それ故に犠牲者の返り血を浴び続けた結果によるものという説もある。
しかし、最も特徴的なのはディアブロスの最大の特徴である二本の角である。
通常、ディアブロスの角は捻じれながら左右対称に伸びていくはずだが、
鏖魔ディアブロスは左角が若干小さく、そしてその先端部が三叉に分かれた独特な形状となっている。
何故このような異様な形状となったのか、原因までは断定されていないが、
過去に何らかの理由で左角が折れ、その断面が歪に変形しながら再生していったためと推測されている。
ハンターに対して本能的に非常に強い敵意を示しているような様子が確認されており、
実際ハンターが接近すると、それだけで尋常ならざる猛烈な怒気と共に襲い掛かってくる。
ディアブロスの角は素材としての利用価値が高く、ハンターに狙われる事も多いため、
目撃者からは「左角が異様な形状と化したのは若い頃にハンターと交戦し角を折り取られたからで、
その復讐心からハンターに猛烈な憎悪を向けている」とも噂されている。
- 肉弾戦や地中からの奇襲を得意とする点は通常のディアブロスと同様だが、
鏖魔ディアブロスの場合は各行動がより荒々しさと激しさを増しており、攻撃そのものの威力も段違いに高い。
また、地面を尻尾で殴りつけ、その衝撃で砂や岩の塊を打ち出すなど、
通常の個体には見られない技も体得している。
特に恐るべきは大音量の咆哮を放ち、立て続けに突撃に移行する連携攻撃である。
ディアブロスの咆哮は近くで聞けば思わず耳を抑えて立ち竦んでしまうほどの音量と威圧感があるが、
これによって多くの生物が一時的に動きを止めてしまう事を鏖魔ディアブロス自身が完全に理解しており、
その一瞬の隙を突く形で一撃必殺を狙う。
- 猛攻を掻い潜り、反撃に転じてくる者が現れると、
やがては興奮によって全身の血流が増し、体表に赤く光る筋が浮かび上がるようになる。
「暴走状態」と呼ばれるこの姿となった鏖魔ディアブロスはより激しく暴れ狂い、
熟練のハンターでも迂闊に手出しができないほど危険な存在と化す。
しかし、それでもなお敵からの反撃が続くと、遂に鏖魔ディアブロスの怒りと興奮はピークに達し、
更に血流が増加、頭部や翼に広がる濃紺色をもかき消すほどに赤々と光り始める。
体温も急激に上昇し、全身から分泌される体液は悉く蒸発、周囲には水蒸気が立ち込めるようになる。
この姿となった鏖魔ディアブロスを「狂暴走状態」と呼ぶ。
狂暴走状態の鏖魔ディアブロスは戦う意思の無い者にまで容赦なく襲い掛かるほどに狂暴化し、
眼前の存在を全て完全に殲滅するまで攻撃を止める事は無い。
また、全身から噴き出す水蒸気は一定の条件を満たすと特大規模の水蒸気爆発を引き起こすため、
ただ鏖魔ディアブロスの直接攻撃を回避するだけではその脅威から逃げ切る事は出来ない。
ただし、狂暴走状態に移行した鏖魔ディアブロスは肉体的な限界を迎えつつある状態であり、
血流の増加に伴って肉質も軟化し、攻撃が通りやすくなった状態でもある。
また、あまりに激しく暴れ続けるため、一時的に体力が追い付かなくなる瞬間があり、
大技を繰り出した直後に僅かながら隙を見せる事もあるという。
- 通常の個体とは異なる特異な性質や強大な戦闘力から「二つ名」を与えられ、
ハンターズギルドから特別な対応を取られるモンスターは他にも確認されているが、
鏖魔ディアブロスはそのようなモンスターの中でもとりわけ危険性が高く、
これまでにも多くのハンターを引退や殉職に追いやっている。
伝承の中にも鏖魔ディアブロスの脅威に打ち勝った「英雄」は一人として確認されておらず、
そして幸せな結末を迎えた逸話もまた一つとして存在しないという。
そのためハンターズギルド、並びに龍歴院では特例中の特例とも言える極めて厳しい狩猟制限を設けており、
条件を完全に満たす事に成功した最高クラスの実力を持つハンターにのみクエストを提示する方針である。
しかし、龍識船に接続している酒場のマスターと、その相棒とこの鏖魔ディアブロスには深い因縁があり、
その酒場で幾多の依頼を達成して実力を認められたハンターにのみ、
バックアップも万全に整える等の条件付きで、特例で解禁を許可したというケースが確認されている。
- その特性上、鏖魔ディアブロスの素材が市場に出回る事はほとんど無いが、
歴戦の勇士を幾度となく葬ってきた事から外殻などは極限まで鍛え上げられていると考えられ、
素材としての価値も一般的な角竜のそれとは一線を画すとされる。
また、それらの素材を用いて作成された武具には鏖魔の魂が宿るとも噂されている。
概要
- ここに語られるのは砂漠の伝承。あまりの暴虐さ故に、大国や組織により
数多の討伐部隊を送られ、その誰もを砂に還した竜の伝承。
その伝承に英雄は登場せず、故に、幸せな結末などは語られない。
絶望を振りまいた竜の名は…《鏖魔》。
狩猟には特別な許可が必要。MHXX「ハンターノート」より
- 角竜ディアブロスの二つ名持ちモンスター。鏖魔と書いて"おうま"と読む。
初登場作品のMHXXでは同じく新顔の天彗龍バルファルクと共に、
「双璧」とも呼ばれるメインモンスターの内の1体として登場する。- メインモンスターに通常種/亜種以外のモンスターが選出される初の事例となる。
また、元となっているディアブロスも非メインモンスターであったことから、
初代MHから長い時を経て前例の無い二つの好待遇を獲得したことに驚いたプレイヤーは多かった。
- 公式サイトでは他の新・復活モンスター同様に紹介されているのだが、
そのキャッチコピーは「狂奔MAX!」と、明らかに浮いたものになっている。
武器名で浮いていてキャッチコピーがシンプルな前作メインの1頭とは真逆である
- 「おうま」という二つ名であるため、巷ではお馬と呼ばれることも。
同じく「おうま」の銘を持つ狩猟笛があるが、関係はない。
- メインモンスターに通常種/亜種以外のモンスターが選出される初の事例となる。
- 二つ名持ちモンスターはいずれも非常に危険度の高い個体であったが、
鏖魔ディアブロスは、その中でも随一の危険度を持つと紹介されており、
世界観上では"二つ名持ち筆頭"として恐れられていることが語られている。- 二つ名として冠されている「鏖」という漢字だが、意味はずばり「皆殺し」である。*2
「二つ名持ち筆頭」と称される戦闘能力を持つこの個体に相応しい二つ名と言えるだろう。 - 一方の「魔」はディアブロスを指す言葉として頻出しているもの。
MH2頃の漫画版には「片角のマオウ」と称される強大なディアブロス(ディアソルテ)が登場するが、
この個体の「鏖魔(オウマ)」という二つ名の読みは、どことなくマオウを彷彿とさせる。
なお、公式動画での紹介では「鏖魔」にわざわざカタカナで「オウマ」とルビを振っている。 - モンハンの一部の公式グッズでは、鏖魔ディアブロスの名をアルファベットで
「Massacre Demon Diabros」と表記しているものがある。
massacreとは英語で「大虐殺」、demonは「悪魔」という意味である。
なお後述するが、鏖魔素材を使った武器は、
いずれも生産段階でmassacreから取られた「マサクル」の名を冠する。
- 二つ名として冠されている「鏖」という漢字だが、意味はずばり「皆殺し」である。*2
- 外観の変化が通常のディアブロスとは著しく異なっている。
従来のディアブロスは亜種や特殊な個体も含め「体全体が同じ色に染まる」傾向が見られるが、
鏖魔ディアブロスはベースとなる体色こそ砂漠に馴染む砂色に近いものの、
頭部や翼爪付近など正面側に近い部分を中心に、黒みがかった青の体色が確認できる。
後足や尻尾などにも暗い青色が混じり、複雑な色味となっている。
また、後述の「暴走状態」、「狂暴走状態」ではこの青い箇所に赤い筋が浮かび上がる様子が確認できる。
最大の特徴として角が左右非対称、かつてない程の異形となっている点が挙げられる。
右角こそ角竜ディアブロスらしい巨大かつねじれた形状だが
一方の左角はやや小さく、先端部分が三叉に分かれた非常にいびつな形状となっている。- 「角に特徴がある」二つ名持ちは金雷公ジンオウガという先例があり、
ディアブロス自身にもイベントクエストの個体や(亜種も含め)派生作品の個体などで類例はある。
鏖魔ディアブロスを特徴付けているのは、上のように単純に角の大きさなどが通常個体と異なっていたり、
欠損が生じていたりするだけではなく、形容しがたい不自然且つ不気味な形へと変貌を遂げている点であろう。
その断面がいびつに変形しながら再生されていった結果らしい。- ただ、公式サイトの紹介では形成過程は説明されておらず、『何らかの要因』という表現で濁されている。
- なお、この設定によって『ディアブロスの角は折れても再生する(場合がある)』ということが
証明されることとなった。
- 左角が何らかの要因で折れ、後に異様な形状へと再生したモンスターについては
前例としておなじみの紅龍ミラボレアスが存在する。
- 「角に特徴がある」二つ名持ちは金雷公ジンオウガという先例があり、
- 公式では一切触れられてはいないが、角と同じく尻尾も先端が左右非対称になっている。
しかし、角とは異なり右側ではなく左側の方が大きくなっている。- ちなみに鏖魔ディアブロスの尾は、ライゼクスの鋏尾などの切断と同じように
この肥大化した左側の部位のみ切断することが出来る。
おそらく事情はライゼクスと同じで、キレイに切断してしまうと尻尾による攻撃手段が
振り回し以外なくなってしまうからだと思われる。
切れてしまえばいいのに・・・
- ちなみに鏖魔ディアブロスの尾は、ライゼクスの鋏尾などの切断と同じように
- PV第1弾及びモンハンダイレクトにて初公開された。
初報段階では「双璧」を成すバルファルクと開示された情報量は大差なかったものの、
バルファルクが体験会や各種媒体で行動が続々と公開されていったのに対し、
鏖魔ディアブロスについてはPV以外での情報公開が少なく、謎が多かった。
実際に行動面が明かされたのは年が明けた2月からで、
『MHXX』特別動画企画 第4回にて、芸人の井上聡氏が鏖魔ディアブロスに挑戦する様子が公開された。
- 『ニンテンドードリーム』2017年4月号に掲載されている開発者インタビューによると、
鏖魔ディアブロスの攻撃は、通常種や亜種と同様無属性となっている。
尤も、MHXより登場している四天王、及びバルファルクが火・氷・雷・水・龍の5属性の使い手である事から、
このインタビュー以前から鏖魔ディアブロスが無属性攻撃だと予測するハンターは多かった。
- MHXXから追加される新オンライン拠点である「集会酒場」にてクエストが受注できる。
しかし二つ名筆頭だけに、他の特殊許可クエスト以上に出現条件が厳しくなっており、
ラスボスを討伐しHRを解放して、
今作初登場の二つ名持ちモンスター*3の特殊許可クエスト(G1)を全て自分で受注してクリアし、
何らかのクエストをクリアした後初めてG1の狩猟許可が出現する。
なお、前作から登場している二つ名持ちモンスターは狩猟していなくても問題ない。- これまでのメインモンスターと言えば村でのストーリーに関わる存在であったが、
二つ名持ちモンスターという事もあって村のクエスト及びストーリーには関わらない。
その代わりに、『モンスターハンターダブルクロス』クリエイターインタビュー完全版にあったように、
鏖魔は集会酒場のストーリーに大きく関わっており、上記の出現条件をクリアしていく過程で、
酒場のマスターやクエスト受付から少しずつ鏖魔に関する話が聞けるようになっている。
同じく新拠点「龍識船」と関わるバルファルクは従来のメインモンスポジションにいるので
対となる扱いになっている。 - G1クエストの時点から受注・参加条件としてHR13以上が要求される。
その為、参加するだけでもあらかじめHRを解放しておく必要がある。
メインモンスターにもかかわらずラスボス戦後にしか戦えないという仕様は前代未聞であり、
開発が鏖魔ディアブロスを特別なモンスターとして位置づけていたことが窺える。- 素材は貰えないが、チャレンジクエストにてG級上がりたてでも鏖魔に挑めるクエストは一応ある。
燼滅刃と相方であるバルファルク、そして鏖魔ディアブロスが最初から狂暴走状態という
とんでもないおまけも付いてくるが…。
- 素材は貰えないが、チャレンジクエストにてG級上がりたてでも鏖魔に挑めるクエストは一応ある。
- さらに、G1クエストのクリア条件は狩猟(討伐捕獲は問わない)となっている。
他の二つ名モンスターのG1は全て捕獲限定であり、鏖魔ディアブロスのみの特別待遇である
が、その代わりG2が一乙したらクエスト失敗の捕獲クエストという鬼のような、それこそ特別待遇を受けている。
- これまでのメインモンスターと言えば村でのストーリーに関わる存在であったが、
MHXX
- 通常種の動きに加え、角が地面に突き刺さる程の勢いでハンターに頭突きをかます技や、
角を地面に突き刺し、そのまま地面を抉り取るように大きく回転する技、
尻尾で地面をぶっ叩き、3方向に巨大な砂の塊を打ち上げて
ハンターを狙う等の新技を獲得している。- 特に尻尾攻撃はワンテンポ遅れるように攻撃するため、慣れないうちは被弾してしまいがち。
ダメージこそ鏖魔の技の中では低めだが、大きく後退するため反撃も難しい。
また後隙が短く次の技を間髪入れず出してくるため、気を抜かないようにしたい。 - 角なぎ払いがこちらから向かって左側から繰り出すのに対し、この動作は向かって右側から回転するのが特徴。
しっかりと見分けていきたいところ。 - 頭突きは前方に対して非常に強い誘導を持つため前方に居たままだと回避が困難。
その分後方には届かないため、頭を大きく上げる予備動作を見たら脚のそばを通って鏖魔の後方に回ろう。
- 特に尻尾攻撃はワンテンポ遅れるように攻撃するため、慣れないうちは被弾してしまいがち。
- そして追加された新技の中でも最大級の危険性を誇るのが、お馴染みの咆哮でハンターを拘束後、
咆哮の終わり際をキャンセルして攻撃体勢に移り、猛烈な突進攻撃を仕掛けるというとんでもない技。
ティガレックスのそれとは異なり、クラウチングスタートのように下ろした翼を用いて
一気に最高速まで加速、通常と同じ突進に移行するという性質を持っており、
一撃で剣士の半分以上の体力を余裕で奪い去る驚異的な破壊力を誇る。ガンナーはもうお察しください
超特殊許可クエストであれば、ガンナーは疎か、剣士でさえ根性などの対策をしないと即死するほどの威力である。
咆哮の範囲も圧倒的に広く、鏖魔ディアブロスの最も警戒すべき技の一つといえる。
咆哮直後に構えてから突進する直前に尻尾を鞭のように地面に打ち付けるので、
尻尾に注目すると突進の兆候がわかりやすい。- 咆哮を喰らって怯めば、言うまでもなく突進の回避は絶望的になる、
というか即死の危険性もあるため、咆哮対策は必須である。
モンスターリストの3ページ目でもこの技を挙げられており、
咆哮突進の対策をすることが前提の仕様であることがうかがえる。
幸い、今作ではブシドーのジャスト回避やブレイヴのイナシなど咆哮を無効化できるアクションが多く、
エリアルのエア回避でも、咆哮の硬直を無くせるテクニックがある。
無論、緊急回避でも避けられる。
が、たとえこれらを駆使して回避したとしても少しでももたつけば突進の餌食になるため、
高級耳栓を発動させるに越したことはないだろう。 - また、飛竜種共有モーションの尻尾回転攻撃には注意されたし。
攻撃後の硬直がなく、2度目の回転を被弾またはジャスト回避してしまった場合、
直後に咆哮を使われると能動的な回避はほぼ間に合わなくなってしまう。- 2回目の回転をジャスト回避した直後ダッシュせず即座に攻撃すれば、
直後の咆哮にもギリギリで間に合うタイミングで回避を入力できる。
- 2回目の回転をジャスト回避した直後ダッシュせず即座に攻撃すれば、
- この攻撃は終了すると確定で威嚇動作*5に繋げてくるため、
うまく回避できれば逆に攻撃チャンスになる。
二つ名持ちモンスターではよく見られる、
「非常に威力が大きい反面、使用後に隙が生じる」という攻撃パターンの1つと言えるだろう。
- 咆哮を喰らって怯めば、言うまでもなく突進の回避は絶望的になる、
- 鏖魔ディアブロスの乗りは特殊な仕様があり、
咆哮や暴れの予備動作の時点で乗りゲージの進行が早くなっている。
アイコンが青い状態にもかかわらず非常に早くなるため、乗り攻防は非常に難しい部類と言えるだろう。
パーティプレイの場合は可能な限り乗り支援を行っていきたいところだ。
- 二つ名モンスターでは珍しく弱点属性が通常個体と異なり、水属性が弱点。
これは通常個体の氷属性と効き具合が逆になっている。- 切断は頭部の肉質が通常種と異なり、通常状態の段階で弱特が通るほど柔らかいというこれまた珍しい仕様になっている。
- 打撃との相性は相変わらず、むしろ通常個体以上に良くない。
弱特が通る部位がどこにもないので、ハンマーや笛使いにとっては天敵のような存在である。 - 射撃は通常個体よりわずかに硬い程度でそこまで変化がない。
切断や打撃と違い部位破壊で肉質が変化し、翼と尻尾は硬化し腹部は軟化する。
尻尾は切断してしまうと弱点特効の対象外となるため、斬裂弾やブレイドワイヤーの扱いは注意したい。
- 通常のディアブロスと同じく、角は部位破壊ができる。しかし二段階目の部位破壊は通常個体とは異なる。
二段階目では太い方の角が折れるのだが、通常個体のように根元からポッキリ折れるのではなく先端が欠ける。
この時は尻尾を斬られた時のように大きく後方に飛び退く。
そして欠けた角は地面に突き刺さり、剥ぎ取ることができる。
角からの剥ぎ取りができるモンスターはナバルデウスに次いで二匹目となる。
この仕様のためか、頭部の部位破壊は剥ぎ取りのみで部位破壊報酬は存在しない。- 角の部位破壊条件は少し特殊で耐久度を5回0にすることで1段階目が達成され
後記する狂暴走状態で耐久度を2回0にすることで角を折ることができる。
この性質上、どれだけ頭を集中攻撃しても狂暴走状態からある程度経つまでは破壊ができなくなっている。
- 角の部位破壊条件は少し特殊で耐久度を5回0にすることで1段階目が達成され
- また、尻尾の切断も通常個体と異なり、ライゼクスのように先端の片方が斬れる。
この性質上、尻尾を切断してもリーチは短くならず、尻尾叩きつけを封印したりもできない。
ただ、尻尾叩きつけに伴って飛んでくる岩のサイズは小さくなる。- 一方でガンナーにとっては弱点部位である尻尾が小さくならないため、
通常個体に比べ貫通弾を使いやすいということでもある。
ただし、前記の通り肉質が硬化するのでダメージ効率は大きく下がる。
- 一方でガンナーにとっては弱点部位である尻尾が小さくならないため、
- これまた通常個体と異なり、脚の部位破壊ができるようになっている。
鏖魔は脚へのダメージ蓄積で転倒しないという厄介な性質を持っているが、
脚を部位破壊した際には転倒して隙を晒す。
脚の肉質は弱点ではないものの硬すぎるわけではないため、
片手剣や双剣などリーチの短い武器ならば狙ってみて良いかもしれない。
- G1~G3では比較的に平坦で大きなエリアが広がる砂漠に出現するが、
G4の獰猛化セルレギオスとの同時狩猟では旧砂漠にも登場する。
同時狩猟というだけでゲンナリする人も多いだろうが、このクエストでの真の敵は地形。
ただでさえ無駄に多い段差のせいで不評なマップなのだが、
鏖魔ディアブロスはなんと死ぬほど狭いエリア3やエリア10にまで侵入してくる。
このエリアでまともにやりあうのは特級の死亡フラグ。
悪夢の壁際カーブ突進やエリア全域におよぶ水蒸気爆発で消し飛ばされるのがオチである。
狂暴走状態ともなればこやし玉を当てる事すら命がけとなるので、閃光玉などを活用しないと厳しい。
- 通常個体と同じく音爆弾も有効である。
またこれも通常個体と同様、もがき終えたあとは空中に飛び上がるため、閃光玉で叩き落とすことも可能。
貴重な長い攻撃チャンスなので狙っていきたい。
- 戦闘開始からしばらく殴り続けても、鏖魔はしばらく怒り状態にならない。
通常個体の怒りやすさを知っているハンターであれば拍子抜けするだろう。
攻撃は痛いとはいえ動作も緩慢であり、「二つ名筆頭」の実力はまだその片鱗しか窺えない。
無論、これで終わるはずがないと誰もが思った矢先…
暴走状態
- 鏖魔ディアブロスの体力が一定値以下になると突如咆哮を行い、「暴走状態」となる。
公式サイトによると、鏖魔ディアブロスは興奮すると全身の血流が増して体表に浮かび上がり、
手が付けられない程に危険な状態になるという。この状態を「暴走状態」と呼んでいるようだ。- 暴走状態移行時の咆哮は、行動をキャンセルして咆哮すること、咆哮キャンセル突進を伴わないこと
の二点から通常の咆哮と区別することが出来る。 - この暴走状態はあくまで形態変化であり、怒り状態とは区別されている。
暴走状態移行後はダメージ蓄積で怒るようになる。また、この状態でも疲労状態になる。
- 暴走状態移行時の咆哮は、行動をキャンセルして咆哮すること、咆哮キャンセル突進を伴わないこと
- 新技として、こちらへ向かってジャンプし、地面に突き刺さるようにダイブ、
そのまま回転しつつドリルのように地面に潜るという技を使用する。
単発で出す以外にも、突進から派生して使ってくることもある。
こちらのいる位置をある程度狙ってダイブしてくるため、武器をしまって全力で走らないと当たってしまう。
潜り方の関係か、完全に潜り切るまでがかなり遅い。避けることが出来れば次の攻撃に備えやすいが、
喰らってしまうと起き上がろうとする間に相手の攻撃がクリーンヒットしてしまうことも。- ジャンプの飛距離がある程度決まっており、かつ攻撃判定の無い助走をつけるため
後退したり左右に動いたりするよりも鏖魔に向かっていった方が避けやすい。
性質としてはブラキディオスのジャンピング土下座に近いものがある。
飛距離が決まっている関係か、たまに全く動かなくても当たらないこともある。
- ジャンプの飛距離がある程度決まっており、かつ攻撃判定の無い助走をつけるため
- また、唸りながら少し蒸気を吹き、角で地面を抉り取る攻撃も追加される。
見切りやすく判定も大きくないが、既存モーションの角なぎ払いよりタイミングが遅くなるので注意。
- 角を地面に突き刺す攻撃が2連続で行われるようになる、突進後折り返してもう一度突進してくるようになるなど、
既存の技も強化される。
- 全体的に火力とスピードが増して攻撃面が強化されるが、非怒り状態ならば音爆弾も有効であるし、疲労もする…。
付け入る隙はある。まだ戦える。このままいけば狩れる。しかし歴戦のハンターであればあるほど、
徐々に、そして確実に、こう思うハズだ。
「何かがおかしい」と。やがてその違和感は現実となり突如として、剥き出しの憎悪を連れてくる。
狂暴走状態
- 「暴走状態」から更に体力が一定値を下回ると鏖魔ディアブロスの怒りや興奮が頂点に達し、
暴走状態とは異なる狂気に満ち溢れた様な声での咆哮を合図に、
「暴走状態」から「狂暴走状態」へと移行する。- 形態移行時に一瞬BGMが止まり、咆哮とともにそれまでとは異なるBGMが流れる。
この演出によってさらなる緊張感が生まれるだろう。
なお狂暴走状態突入時には、あまりの怒り故か血管が「ブチッ」と切れた様な音が鳴る。
これもまた緊張感、そして本能的な恐怖を掻き立てられる。初見時なら尚更である。 - ちなみに、この狂暴走状態移行時の咆哮のみ特別仕様でイナシを無効化する。
ガードしようとする場合もガード強化のスキルが必要になる。
この形態での他の咆哮は問題なくイナシ及びガードができるので焦らず。
- 形態移行時に一瞬BGMが止まり、咆哮とともにそれまでとは異なるBGMが流れる。
- 血流による全身の赤い模様が完全に現れ、更に体色の青黒い部分も広がるこの状態では、
見境なく攻撃を繰り返し、戦闘の意思がない相手も容赦なく襲うほどの凶暴性を発揮。
怒り狂い暴れ回り、まさしくハンターを鏖にする。
なお、狂暴走状態に移行した後は怒り状態が解除されることがなくなる。
つまり、ひとたび怒り状態になる*6とクエスト終了まで
常時怒り状態になり、疲労状態にならず音爆弾も無効になるが、代わりに挑戦者が常時発動するようになる。*7
非怒り状態で狂暴走状態に移行した場合は、怒り状態になるまでなら音爆弾は有効である。
- 狂暴走状態となった鏖魔ディアブロスは自身の体液が蒸発することで発生する水蒸気を纏う。
この水蒸気は一部の攻撃の際に、ディアブロス自身の体を覆い隠すほどの規模の水蒸気爆発を引き起こす。
- 後述する新技以外の既存の技も強化される。
中でも最高峰の危険性を誇っていた咆哮キャンセル突進がパワーアップ、
なんと通常の突進と同様に折り返してくるようになる。
また、既存の突進も折り返した後に角を突き刺す攻撃や地面を抉るように回転する技に派生するようになる。
このうち、地面を抉るように回転する技に派生した後は咆哮キャンセル突進のように隙ができる。
尻尾回転攻撃も2回セットではなく、1回目の後は尻尾での打ち付け攻撃に派生してくるようになる。
地味な部分だと、尻尾叩きつけを終えた後に角なぎ払いや尻尾回転攻撃(どちらも1回だけ)に派生するようにもなる。
硬直キャンセルといえるほど早いタイミングで派生してくるわけではないものの、
尻尾叩きつけをかわしてインファイトしにいってるとまず攻撃範囲内なので注意するに越したことはない。
- 新技であるが、まずは地面を抉る攻撃の強化版とも言うべき技が追加される。
予備動作として、まるで大剣の溜め斬りのように角からオーラを立ち上らせつつ力を溜める。
そして勢いよく角を地面に突き立て、地面を抉り周りの全てを粉砕せんとばかりに大きく回転し、
更にもう一度角を突き上げるという強烈な技。
剣士にとってはかなり厄介であり、この時振り回される尻尾にもしっかり当たり判定が付いているため、
至近距離で出されると回避が非常に困難。
通称デスロール。
なお、この技も使用後は咆哮キャンセル突進と同様に隙が発生する。- 鏖魔の近くでは即死級の威力を持った判定が3回も発生する。
そのためイナシやジャスト回避も立ち位置や向きにより続く判定の被弾が確定する。
対処としては、出が遅いことを活かして判定の外に逃れるのが有効。
この技自体は鏖魔が大きく前進するものなので後ろの方の判定は弱い。
また、前方への判定は見た目通り非常に強いが、2回転目の尻尾以外はそこまで急には前に来ない。
逆に言えば終わり際の2回転目の尻尾は非常に大きく薙ぎ払われるので、
距離や角度をとっているときでも油断は禁物。 - 実はブレイヴスタイルのイナシを使えば簡単に対処することができる。
前述の3回の判定から、何も考えずに正面からイナして行動すると巻き込まれて被弾してしまうのだが、
イナシの後、スティック、ボタン等の入力を一切放棄しニュートラル状態のまま自然と立ち上がるのを待てば、
その間無敵時間が続くのでこの大技をやり過ごすことが出来る上、
回避後はちょうど弱点である頭部の目の前に位置取ることができる。
ブレイヴの採用頻度の高い大剣やヘビィを使用する場合は、覚えておいて損はないだろう。
ただし、死にはしないが特大の赤ゲージが残る点は注意が必要である。
- 鏖魔の近くでは即死級の威力を持った判定が3回も発生する。
- そして狂暴走状態となった鏖魔ディアブロスの技の中でも特に危険なのが、
二つ追加された水蒸気爆発を引き起こす技である。
これらの技で発生する水蒸気爆発は非常に強力で、当たると凄まじいダメージと共に水平に吹き飛ばされる。
いわゆる最上位吹っ飛び【特大】の性質を持つ攻撃である。
爆発の判定は一瞬のため、回避性能が無くても回避は可能。
最後の手段として覚えていて損は無い。- まず1つが、突進からドリルのようなド派手な地面潜りに移行、地中で水蒸気混じりの煙を発生させたのち、
地面から飛び出し高くジャンプ、着地後間髪入れずに巨大な水蒸気爆発を引き起こす大技。
攻撃範囲が非常に広く、こちらのいる方向を狙ってジャンプするという性質上回避が難しい。
おまけに地面に潜る攻撃からターゲットが変わることがあるため、
仮に潜る攻撃で自分が狙われなかったとしても一切の油断は許されない。
影をよく見て引きつけてから緊急回避しよう。- ちなみに、このジャンプ中に閃光玉を当てれば地面に落下してもがくため攻撃チャンスになる。
…が、当然失敗すれば命の保証はない。
- ちなみに、このジャンプ中に閃光玉を当てれば地面に落下してもがくため攻撃チャンスになる。
- なお、このジャンプからの地面潜り。正確には
突進→Uターン→突進→ジャンプ→地面潜りの順番で行動するのだが、
この突進は、通常の突進と微妙に違う。
まず突進距離、通常はハンターが回避して通り過ぎた場合、
すぐさまUターンしてくるのだが、
このジャンプに移行する突進は、ジャンプのための距離を確保するため
ハンターを通り過ぎた後、しばらく突進し続けハンターから離れる。
この際に納刀が間に合えば、閃光玉で叩き落すチャンスとなる。
二つ目は音である。
実は通常の突進と、ジャンプに移行する突進は音が微妙に異なり
聞き比べると分かるが、ジャンプに移行する突進は「ドタドタドタ…」と
砂埃を立てるような音が聞こえる。
慣れてくれば、この音で突進の判断が可能である。ここで納刀ができれば
どんな武器でも閃光玉で叩き落すプレイが可能になるだろう。- 狂暴走状態へ移行した後は確定でこの動作を行う。
BGMが止まってから水蒸気爆発までの一連の流れは圧倒的なインパクトである。
- 狂暴走状態へ移行した後は確定でこの動作を行う。
- もう1つが軸合わせを行わず、全身に水蒸気を纏いながら突進、
一度だけだった方向転換を二度行い、突進の終わりに水蒸気爆発を起こす大技。
最後の水蒸気爆発は前述の技とは違って停止してからワンテンポ遅れて発生するため、
下手に突進部分を緊急回避すると水蒸気爆発をモロに喰らってしまう。
勿論突進の威力も方向転換の正確さもそのままなので、どれに引っかかっても致命傷であるが、
それでも水蒸気爆発よりはまだ突進の方が軽傷で済む。- この突進、既存の突進とは別の技扱いなので、普通の突進も使ってくる。
3連突進は軸を合わせず、予備動作時に水蒸気を纏うため判別は容易。
- この突進、既存の突進とは別の技扱いなので、普通の突進も使ってくる。
攻撃範囲や誘導性が凄まじいために回避が難しいが、
上手く避けることができれば後述の肉質軟化も相まって大きなチャンスとなる。 - まず1つが、突進からドリルのようなド派手な地面潜りに移行、地中で水蒸気混じりの煙を発生させたのち、
- 攻撃の危険度が増す一方で、狂暴走状態の鏖魔ディアブロスは一部部位の肉質が軟化する。
特に頭が切断属性に、背中が切断・打撃共に非常に通りやすくなる。- 興奮すると血流が増して体表に血管が浮かび上がり、肉質が軟化するという設定は割とよく見られるものだが、
ティガレックス希少種とは2段階の怒り状態(に近いもの)が存在するという点も共通している。
強烈な咆哮や主力の武器が突進、方法は違えど爆発を引き起こすなど、意外にも共通点が多い。
ただし、ティガレックス希少種の爆轟状態が怒り状態の上位段階(=怒り状態ではない)ため
挑戦者が発動しないのに対し、こちらは怒り状態とは独立した概念(=怒り状態と両立する)
故に挑戦者が有効である点が異なる。
- 興奮すると血流が増して体表に血管が浮かび上がり、肉質が軟化するという設定は割とよく見られるものだが、
- このように非常に強力且つ危険な狂暴走状態であるが、
裏を返せば、この形態の鏖魔ディアブロスは体力を大きく削られ、
最後の切り札を使っているような切羽詰まった状態でもある。
ここまで追い詰めればあと少しで仕留められるという目安でもあるので、臆さずに気を引き締めて挑もう。
実際、クエストランクや装備にもよるが、
PTプレイで集中攻撃を仕掛ければその実力を発揮し切る前に片を付けられる場合もある。
- 攻撃力・スピード共に圧倒的な上に、突進を始めとした誘導攻撃や水蒸気爆発による広範囲攻撃を次々と繰り出し、
技の途中でターゲットを変えることもあるなど、ソロプレイでもパーティプレイでも苦戦必至の強敵。
しかし、強力な攻撃の後には必ず大きめの隙があるため、しっかりと攻撃を見極め、適切に回避・対処し、
その隙を突いて攻撃するという基本に忠実なプレイが非常に有効である。- 通常種と比べると
- 狙いやすい頭・首の肉質が柔らかい
- 突進や潜行の頻度が減ったため手を出せない時間が少ない
- 攻撃後にきちんと隙がある
それでいて気を抜くとやられるほどの攻撃力があるため、
いわゆる「ターン制」にきちんと則った良モンスという評価が多め。
打撃肉質の異常な硬さを除けばだが。
- 通常種と比べると
- その他、閃光玉に非常に弱いという弱点がある。
目眩まし状態の鏖魔は威嚇、噛み付き、頭を振り回す、尻尾回転攻撃以外の行動がとれなくなるのである。
剣士は頭の振り回しが危険だが、ガンナーならばどの技だろうと攻撃し放題なので、
4人ガンナーが集まればタイミングよく閃光玉を投げ続けるだけで超特殊許可だろうとハメ狩猟も可能。
- 鏖魔ディアブロスを狩猟すると、体表に浮かんでいた赤い模様が消えると共に、
全身から水蒸気が吹き出るという、ジンオウガなどを彷彿とさせる演出が入る。
なお、この水蒸気は触れても吹っ飛ばされたりはしないのでご安心を。
超特殊許可クエスト
- 狩猟依頼G5をクリア、且つHR100到達にて解禁される超特殊許可においても強敵であることに変わりはない。
元々高い攻撃力に拍車がかかり、暴走状態以降ではほぼ全ての攻撃が即死級の威力となる。
前述の大回転攻撃に至っては剣士だろうが基本的に即死確定。*8
次点の攻撃力の咆哮突進や水蒸気爆発も、防御力950程でかろうじて即死を免れるダメージに設定されている。
他の攻撃も高威力であり、少し削られただけでも即死亡圏内に入るため、
体力管理とスタミナ管理、回避行動や位置取りに手間を掛けざるを得ない。
- また、非常にタチが悪い仕様として、通常よりも残り体力が多い段階で狂暴走状態に突入する。
具体的には通常の鏖魔は体力の約25%以下で狂暴走に突入するのだが、超特殊では体力50%以下から突入する。
要するにより長時間、あの即死級の猛攻を掻い潜らないとならなくなる。当然鏖魔自身は倒れるまで怒り続ける。
溶岩島での狩猟ということもあり、難易度は非常に高い。- このような多彩な近接攻撃に加え、超特殊許可ゆえにサイズは最大金冠確定。
巨体故のとてつもない攻撃範囲の広さを嫌というほど感じさせられるだろう。
- このような多彩な近接攻撃に加え、超特殊許可ゆえにサイズは最大金冠確定。
- 他の二つ名モンスター同様、鏖魔でも超特殊許可限定でのモーションの強化が行われている。
- 一つ目は狂暴走状態の時にプレイヤーを狙い角を突き立てる攻撃が最大三連続になること。
これが相当に凶悪であり、1発目をダッシュによる軸そらし、2発目を緊急回避で余裕を以て避けようものなら
着地した瞬間に容赦なく3発目が飛んでくる。
これまでの鏖魔戦でのセオリーが通じない、初見殺しが非常に強いものとなっている。
また、1発目に被弾した場合、起き上がりを延長させると2発目は倒れている間にやり過ごせるが、
3発目は起き上がって無敵時間が切れた瞬間にちょうどぶっ刺してくるため、
最初の角突きで吹っ飛ばされた位置によっては理不尽極まりない起き攻めを喰らうことになる。
防具によってはこの2発でキャンプ送りが確定する。 - 二つ目は軸合わせが強化されており、咆哮からの突進が更に脅威となっている。
具体的には、鏖魔一頭分距離をおいた程度では納刀状態で真横に逃げても喰らってしまうため、
近い間合いで戦う武器種では高級耳栓の発動はほぼ必須という意見が多い。
貫通弾のクリティカル距離あたりなら垂直方向にパワーランを行えば1回目の突進は回避でき、
折り返しには再度のジャスト回避が可能なので落ち着いて対処すれば避けるのはそう難しくはない。
- 一つ目は狂暴走状態の時にプレイヤーを狙い角を突き立てる攻撃が最大三連続になること。
- 猛烈な勢いで即死級の威力の攻撃を繰り出してくるため、マルチでは鏖魔の動きを熟知していない人が
一人でもいるとその一人が3乙、4乙することが普通にありえる。
その場合は青電主同様、マルチでのクリアは極めて困難。
特に咆哮→突進に対して何の対策もしていないハンターがいると絶望的と言ってしまっても良い。
閃光玉等で突進を止められなければ、耳を塞いでいるハンターに突進が行かないことを祈るゲームの開幕である。
- 以上のように攻撃能力は高いのだが、確定で隙をさらすタイミングも多く動きを理解できれば
十分対応はできる相手である。また閃光玉を受けるとその場から動かなくなるため
ガンナー4人で閃光玉を当て続ければ(罠は使えないので完全ではないものの)ハメが成立する。
閃光玉を投げるための納刀が必要になるので、ブレイヴヘビィよりもLV1貫通弾を速射できる
ライトボウガンで弾ダメージがよく通る尻尾や翼膜に貫通弾を通すのが一般的である。
使われるのはほとんど通常種および二つ名のナルガライトだが、これらは麻痺弾も装填可能なので
閃光玉の効きが悪くなっている狂暴走状態時に麻痺を取って攻撃を防ぎつつ一気に削り倒す戦法が有効。
- ソロでの難易度もやはり高いが、前述のとおり「基本に忠実」が念頭に置かれていることもあり、
装備や戦法を洗練すれば勝てない相手ではない。
体力もそこまで多いわけではなく、行動後の隙も頻繁に見せるため、
二つ名最高クラスの実力者とはいえ青電主や宝纏と比べたら遥かに楽という声も多い。- なお、
最早恒例となった感があるが裸でクリアした猛者や、
少しの間クーラードリンクが切れただけで乙の危険性がある猫火事場で討伐タイムを突き詰めた化け物もいる模様。
ソロでの5分針討伐も複数報告されている。
それどころか、肉質の関係で絶望的に相性が悪いとされるハンマー、狩猟笛のソロ討伐報告もある。
- なお、
- そして、この最強の個体を制することで、ギルドカードの称号に「狂奔MAX」…ではなく「怒りマックス」が解放される。
MHST2
- なんと派生作品である本作にも登場。
発売直前のローンチトレーラーにて唐突にその参戦が明らかになった。
事前情報ではエンドコンテンツの一つである「竜の拠り地」に出現することが明かされていた。
ハンターへの怒りはあってもライダーは大丈夫ということなのか?
- 本作では、前作から出ていたディノバルドに加えて、
ライゼクス、タマミツネ、ガムートの新規登場が二つ名持ち個体共々決定しており、
久しぶりにMHXシリーズの6大メインモンスターが勢揃い…
かと思いきや、双璧の片割れは参戦せず。
鏖魔ディアブロスを手懐けるライダーといえど、超音速で飛び回る古龍を乗り回すのは無理があったのだろうか。
オトモンドロップに出た時にはライダー用の鞍が付いていたが、あれはあくまで外伝ということか…
- そして蓋を開けて見れば、実際にオトモンに出来るし共闘パートナーにハンターがいるのもあって
ハンターとライダーと鏖魔ディアブロスの共闘が実現できる。
まぁタマゴから産まれた時から鏖魔だしツッコむべきではないだろう。
ちなみに事前情報では竜の拠り地にだけ登場すると言われていたが、
条件こそあれど、普通に砂漠地帯にも出現するし共闘探索クエストにも出る。
- 二つ名持ち筆頭なだけあって、現在戦える二つ名モンスターの中では攻撃力がトップ、体力と防御力がトップタイ。
モンスター全体で見てもトップクラスのステータスを誇る。- 他のディアブロス系統とは逆に、通常はスピード、怒るとパワーになる。
行動はステータスが上がったディアブロスに近く、二回行動もないのでステータスの割に対処は楽な方。 - 大きな注目点として、グラウンドダイブがターン開始時に効果を発動するようになっている。
地味にタイミングがいやらしく、アイテムよりも後、他の攻撃行動よりも先なので、
グラウンドダイブのターンは確実に攻撃を避けられることになる。- ターン開始に地面に潜るが、そのターンは他に何もして来ない。
やはりアイテムの方が早く行動できる為、大タル爆弾や投げナイフ等で先制する事が可能だが、
音爆弾を使うと潜る前に発動して失敗する。どうしても引きずり出したいなら、
オトモンに咆哮や大咆哮で叫んでもらうか、狩猟笛で爆音の歌を奏でよう。
鏖魔対策に鏖魔を連れてくる...いつもの事である - ちなみに余談だが、この鏖魔が使用するグラウンドダイブは他のディアブロス種とは異なり、
原作における走ってジャンプ、ドリルのように旋回しながら地面に潜る専用モーションとなっている。
- ターン開始に地面に潜るが、そのターンは他に何もして来ない。
怒り状態になると同時に自身の攻撃力を特大アップさせる「パワーチャージ」を行い、
直後のターンに、3すくみ無視の全体攻撃「ヘル・デンプシー」を放つというとんでもない行動を取る。
まともに食らおうものなら全員が大打撃どころか余裕で即死しかねない圧倒的威力を叩き出し、
ヘルの名の通り4乙の地獄絵図となるため、なんとしても止めなければならない。
絆ゲージが溜まっているなら回避のメロディもあり。- ヘル・デンプシーは怒り状態ならば通常技に交えて使用してくるので、
ターゲットが表示されない時は全体攻撃を警戒した方がよい。 - 更に、体力が減った状態で怒り状態になると行動が変化する。
怒り状態なのに「グラウンドダイブ」で地面に潜る不可解な行動を取る……
と思いきやそのターン終了後に「ヘル・エクスプロード」で水蒸気爆発をかまして来る。
次のターンに音爆弾を投げようと考えていたライダーの度肝を抜くような暴挙で、ダメージも極めて高い。 - 幸いにしてこちらは単体攻撃なので、鏖魔ディアブロスの向いている方向でターゲットが認識できる。
仮に犠牲は出たとしてもハート一つ分なのが有情なところか。
対策としては、狩猟笛の爆音の歌や、咆哮系の技を持っているオトモンを連れて行けば完全阻止が可能。 - その他にもメロディ系狩猟笛の回避の旋律、みがわり玉、絶対回避で回避が可能。
絆技でも阻止できるが、咆哮を除くといずれも絆ゲージを大量に消費するため、
怒っていない間に真っ向勝負に打ち勝ち徹底的にゲージを溜めておこう。
- ただし注意すべきなのはむしろエクスプロードの後。
HPが減る前の鏖魔は怒り状態移行後即チャージ→デンプシー(怒り解除)という行動パターンで
怒り状態自体が即解除される事が多い。
つまり怒り状態はパワー傾向である事に気付きにくいという状況が発生しており、
テクニック行動を潰されてそのまま死ぬという初見殺しが発生しやすい。
しかもよりによって鏖魔は絶対に潰したい全体攻撃の大咆哮を多用し始めるというオマケ付き。
- 他のディアブロス系統とは逆に、通常はスピード、怒るとパワーになる。
- 弱点はMHXXと同じく水属性で、通常種とは異なる。
氷だと思って攻撃してもダメージ表記は白いままなので注意。
効率よくダメージを与えたいなら、水属性の攻撃手段を用意しておくといいだろう。- その都合からテクニック系統の水属性オトモンであるタマミツネは天敵。もし勝てないなら育成していこう。
オトモン
- ステータスの傾向としては無属性攻撃力が最高評価の10、会心率も7と高いほうでありとにかく攻撃性能が高い。
防御面は各種属性防御力は弱点の水以外は並程度だが、
最大HPがガムートの次というかなり高い部類であり、水属性の使い手が少ないこともあり高水準。
総じて無属性アタッカー、スピードタイプアタッカーとしては最高峰の実力を持つ。
- アクティブスキルもブレイク遺伝子【特大】の「ヘルブレイカー」、
フルスイング遺伝子【特大】の「ヘル・デンプシー」、
そしてティガレックス亜種など持つ大咆哮遺伝子【特大】の「大咆哮」と火力技のオンパレード。
いずれも強力無比な技が揃っており、大咆哮はティガレックス亜種も持つため強化がしやすい上に、
スピードが苦手なテクニックタイプを返り討ちにすることができる。- ヘルブレイカーはスピードタイプの無属性大ダメージ攻撃で、低確率で防御力ダウンを付与する。
性能に直接関係はしないが、鏖魔が使用すると水蒸気爆発のモーションで攻撃する。
狂暴走状態にならないと使えないなんてことはないのでご安心を - ヘル・デンプシーはスピードタイプの全体無属性大ダメージ攻撃。
シンプルかつ強力な全体攻撃ではあるものの、その分絆ゲージ消費は38と、
むやみやたらに使えるものではない。 - 大咆哮に関しては、消費する絆ゲージの多さが難点なものの威力・追加効果共に優秀。
ただしモーションに関しては一般の飛竜種等の咆哮と同じモーションである。
ディアブロス種のお馴染みの咆哮モーションが見たい人は、「咆哮」の方を伝承させよう。
- ヘルブレイカーはスピードタイプの無属性大ダメージ攻撃で、低確率で防御力ダウンを付与する。
- ライドアクションは通常種や亜種と同じ「地中移動」と「咆哮」。
地中移動を持つオトモンの中ではトップのステータスを誇るが地中移動があまり要求されないのが玉に瑕。
また探索クエストでは咆哮でモンスターを怯ませてその隙に通り抜ける、
という使い方ができるので隠密行動を使えるナルガクルガ種程ではないがライドしているプレイヤーを見かける。
- ちなみに攻撃力を強化してやると狂暴走状態へと移行する。
勿論見た目だけであり、攻撃に水蒸気爆発が伴って追撃が発生することもない。
- 絆技は「ロングホーンストーム」。
大体の流れはブロスサイクロンと同じなのだが、意外と異なる点が多い。
まず、咆哮して狂暴走状態へと移行する。
通常種と亜種が砂原を泳いでいたのに対してこちらは水蒸気を纏いながら突進してそのまま潜行し、
岩盤を粉砕して水蒸気爆発で相手全体を消し飛ばすというもの。
全体攻撃なので若干威力は抑えられているが全体の動きを確実に1ターン止めることができる。- 同じく無属性オトモン最強格のネルギガンテは単体攻撃なので、小型の一掃はこちらがやりやすい。
エンドコンテンツの裏個体は小型モンスターですらシャレにならないダメージをしているため、
相手の動きを抑制しつつ小型もろとも一掃できるのはネルギガンテにはないメリットといえる。
- 同じく無属性オトモン最強格のネルギガンテは単体攻撃なので、小型の一掃はこちらがやりやすい。
- 余談だが、Xの四天王たちはパワー2匹、テクニック2匹でありスピードタイプが不在なのだが、
前述の通り鏖魔はスピードタイプ。XXで鏖魔と並び双璧と呼ばれていた彼が
スピードタイプのオトモンとして襲撃してくる予兆なのでは…と巷では噂されてたとかされてないとか。
だが結局バルファルクは本作には襲撃してくることはなかった。
襲撃してきたら奇しき赫耀になってしまうが…
武具
- 公式サイトの新狩技紹介のページにて公開された武器のビジュアルのうち、
片手剣とランスのものに鏖魔ディアブロスの素材による装備が採用されている。
ゴツゴツとしていて分かりにくいが、片手剣の方が女性、ランスが男性である。
武器・防具共にカラーは鏖魔ディアブロスの濃紺が混じった体色のものであり、
一部には暴走状態及び狂暴走状態を彷彿とさせる赤いラインが走っている。
また、防具の各部には、これまでのディアブロス防具には無かった黒い鎖が巻きつけられているのも確認できる。
- 鏖魔ディアブロスの武器は高攻撃力に、物によってバラつきはあるがマイナス会心を備える無属性武器。
また近接武器では、匠無しでの斬れ味ゲージに不安があるものもチラホラ…。
更に、二つ名武器効果で狩技ゲージ増加量が更にアップする。- 概要でも触れたが、生産時の武器銘には共通して「マサクル」(massacre=大虐殺)という単語を冠する。
武器銘でもやっぱり皆殺しであった。- 虐殺を指す英単語は妙に数が多い。
よく耳にするGenocide(主に特定の人種等を大量に殺す)の他にも、
Carnage(大規模な殺戮)Decimation(やや改まった表現で大量殺戮、大破壊)
など無駄に多彩である。
意味は大体同じだがそれぞれニュアンスが多少異なり、マサクルの場合は「無差別の」といったところ。
なお、表記揺れはあるが同じ語を持った大剣もある。
- 虐殺を指す英単語は妙に数が多い。
- 概要でも触れたが、生産時の武器銘には共通して「マサクル」(massacre=大虐殺)という単語を冠する。
- 鏖魔シリーズのスキルは痛恨会心、逆恨み、鏖魔の魂*9であり、
強化を重ねて真・鏖魔の魂を発動させると内包スキルに明鏡止水が追加される。
スキル構成的にはブレイヴスタイルとの相性がよい。逆恨みがブレイヴスタイルと好相性なのはもちろんのこと、
明鏡止水がブレイヴゲージ、及びレンキンゲージの増加量もアップするためである。
もちろん他スタイルでも体力に赤ゲージが残っている間は攻撃力が上がり、
狩技ゲージ増加量アップの効果は受けられるので、どのスタイルでも死にスキルにはならない*10。- 痛恨会心はマイナス会心付きの武器を運用しやすくしてくれる。
御誂え向きに鏖魔武器は高い物理攻撃力とマイナス会心を持ち合わせる上、
二つ名武器故に狩技ゲージへの補正もあり、明鏡止水との相乗効果も期待できる。
これと鏖魔防具一式によって見た目的にも性能的にもシナジーが最大限に発揮できることだろう。
その他、ティガレックスの武器やアマツマガツチの武器とも相性が良い。
前者はスロットと弾かれにくさ、後者はオマケ程度の水属性で差別化は可能。
但し純粋な物理火力で見た場合は元の会心の低さ、攻撃力、紫ゲージ弱体などもあり鏖魔武器に敵わない。- 上記3種の武器はどれも最高斬れ味の長さは控えめの為、
護石で業物を付けて絶対回避【臨戦】と併用するなど斬れ味のフォローは必要である。 - 例外として、片手剣は会心の刃薬でプラス会心に転じることが容易なため痛恨会心と相性が良くない。
また、痛恨会心を生かそうとすると強力な狩技である混沌の刃薬の使用が制限されてしまう。
片手剣のブレイヴスタイルが他の武器種ほど強烈な個性を持たないこともあり、
片手剣で鏖魔装備を使用するには護石を使い混合防具を作るか、防具合成で見た目を合わせる方が吉。 - ガンナーの場合はそのまま性能を発揮できるが、
反動軽減や弾強化、弾導強化などの需要が高いスキルのうちどれか一つを護石で追加するのが限界なため、
反動軽減のフォローが必要ない通常弾での運用が向いた武器だと扱いやすいだろう。
- 上記3種の武器はどれも最高斬れ味の長さは控えめの為、
- 痛恨会心はマイナス会心付きの武器を運用しやすくしてくれる。
余談
- ファミ通.comに掲載されたインタビュー記事によると、
「開発側が示す"最強のモンスター"というコンセプトで生み出されたモンスター」であるらしい。
二つ名持ちモンスターが初登場作品で猛威を振るい注目されていたが、
その要素をより広げ、コアなユーザーに向けた「強敵」としての立ち位置を期待されている。
- MHXXは鏖魔ディアブロス、バルファルクという2体のメインモンスター「双璧」に加え、
前作MHXにてメインモンスターを務めた4体のモンスター「四天王」も目立つ存在、
あるいは双璧に準じたメインモンスターとして扱われている節がある。
- 狂暴走状態で発生する水蒸気爆発とは、
大量の水が熱せられる事によって急激に気化し、その体積が一気に増える*11ことで発生する現象である。
身近な例で言えば、よく熱したフライパンに水滴を落とすと水が跳ねるというのもこれにあたる。
シンプルな原理とはいえその破壊力はすさまじく、
火山の噴火やボイラーの爆発事故などで破滅的な被害をもたらしたこともある。
特殊個体とはいえ、基本的に火属性や火山地帯とは無縁のディアブロスが、
体液を急激に気化させる程の高熱を宿すというのは一見不自然に思えるが、
実のところディアブロスは火山に適応しているグラビモスと同じ系統の飛竜種であり、
またディアブロス素材で作った防具は火耐性が高いため、元来熱には強い体質であると考えられる。
更に、どのような個体でも興奮時は口から黒い煙の混じった息を吐くことから、
種全体が平均的に高い体温を宿している可能性もある。- 鏖魔ディアブロスに関しては火山地帯である溶岩島にも出現する*12ため、
少なくとも通常個体や亜種を大きく上回る熱耐性を持っているのは確実と言える。
- しかし、それでもなおこの技の発生原理には謎が多い。
水蒸気が爆発するには莫大な熱と水分、そしてなにより圧力が不可欠なのである。
公式サイトによると「分泌した体液が体温で蒸発、一気に気化する」とあるが、
これでは単に表皮に水蒸気が発生するだけで、爆発には到底至らない。
水蒸気爆発というのが実はウソで、体表から揮発性の可燃物を分泌するのなら話は別だが。
火山にせよボイラーにせよ、爆発を起こすには圧縮と解放のプロセスが絶対に必要なのである。
だが仮に祖先が同じモンスターであるグラビモスのように、体液を体内に貯蓄する能力まで持っていたとしたら、
ただでさえ水分が貴重な砂漠において、自身の体液を体内で加熱し強引に外殻に留めて圧縮、
ハンターの眼前でそれを解放するという原理で爆発を引き起こすことは可能かもしれない。
あくまで仮説だが、なんという無茶であろうか。
こんな技を本種がギリギリまで使いたがらないのも納得である。
もしかすると水蒸気爆発使用後にボーッとするのは一時的な脱水症状によるものだろうか。
- 鏖魔ディアブロスに関しては火山地帯である溶岩島にも出現する*12ため、
- MHXXのストーリーで存在感を放ち、打ち倒した英雄は存在しないとまで言われてきた鏖魔ディアブロスだが、
同作での危険度はドス古龍、黒き神や白き神を下回る★6である。
ゲーム中での手強さは同等か、もしくはそれ以上である鏖魔ディアブロスだが、
「ゲーム上の戦闘力と定められた設定上の危険度は必ずしも比例しない」という事実の一例と言えるだろう。- なお、「明確な討伐例がない」という世界観設定は一般的なモンスターとしては確かに破格だが、
危険度において比肩する古龍種まで視野を広げると実は例が無いわけでは無い。
そもそも設定上では出現例がかなり多いとされている鋼龍クシャルダオラでさえ、討伐例は
ドンドルマにおいて数例が確認されているのみである*13。 - ただし(特にラスボス級の)古龍に関しては
ストーリー中に世界観上初めて存在が明確に認知されたような場合も多く、
その直後に討伐されているケースも多い。
世界観上で長らくの観測されていながら不敗を明言された点では、全モンスターの中でもかなり異色と言える。
- なお、「明確な討伐例がない」という世界観設定は一般的なモンスターとしては確かに破格だが、
- モンスターハンターシリーズが15周年を記念するサイトでは「モンスターハンター15周年アート」があるのだが、
殆どのメインモンスターがいる中、残念ながら鏖魔ディアブロスはいない。
ライゼクス等ディノバルド以外の四天王もいないので、鏖魔ディアブロスだけがおかしいわけでないが。
- 同じく15周年を記念する「裂けるグミ」ではメインモンスターがフードプリントされている…のだが、
メインモンスターの中で鏖魔ディアブロスだけがフードプリントの基本ラインナップに入ってない。
ディノバルド以外の四天王やリオレウス亜種までいるのに…。
シークレットの可能性もあるが、そうだとしてもメインモンスター中、
彼だけ基本ラインナップにないのは若干謎である…。
やっぱり裏ボスポジは出し辛いんだろうか。
- 各シリーズを代表する復活モンスターを選出したとされるMHW:Iには、
MHXXにおいて双璧とされていたバルファルク共々未参戦に終わった。
特に本種はMHX系列独自のシステムである二つ名モンスターという点がネックだったのかもしれない。
- MHRiseではXシリーズの二つ名個体を思わせる特殊な個体としてヌシが登場しているが、
アップデート第二弾で追加されたヌシ・ディアブロスは鏖魔ディアブロスとの類時点が多く、
プレイヤー間では話題になった。- 鏖魔はかつてハンターによって片角を折り取られた経験から異常なまでの攻撃性を発揮するとされるが、
ヌシ・ディアブロスもまた何者かによって傷を負わされ変異した個体であることが示唆されており、
特殊な個体に変貌した経緯もある程度似通っている。
- 鏖魔はかつてハンターによって片角を折り取られた経験から異常なまでの攻撃性を発揮するとされるが、
- 20周年記念として行われたモンスター総選挙において本種は36位を獲得した。
本種もXXのメインモンスターの一体であるとはいえど、
数多の人気モンスターが対象となっている中で、71位の通常種を大幅に追い抜いて
ここまでのし上がったのは中々の健闘といえる。
やはり彼(彼女?)ならではの凶暴極まりないキャラクター性や戦闘面での評判の良さが多くの支持を得たのだろう。
- モンスターハンター超百科にて本種が掲載されたのだが、基準全長に誤植があり、
3252.62cmの超巨体サイズとなってしまっている。正しくは2252.62cmだと思われる。
ちなみにサイズが計測されるディアブロス種で最も大きい個体はMHP2Gに登場する片角の魔王の3069.8cm。
また、同じく二つ名仲間の矛砕ダイミョウザザミも誤植により超巨大化してしまっている。
BGMについて
- 二つ名持ちモンスターでは唯一、固有のBGMを持っている。
初公開された鏖魔ディアブロス戦では従来使用されていないBGMが流れており、
一方で同時期に登場する「青電主ライゼクス」「天眼タマミツネ」らには
通常の二つ名持ちモンスター用のBGMが使用されている。
「MHXXのメインモンスター」として、鏖魔ディアブロスの専用BGMがあったとしても
何らおかしくはないと予想されていたが、その通りとなった。
- さらにメインモンスターの特権か、狂暴走状態になるとBGMが変化する。
このため、メインモンスターで初の2曲以上の専用BGM持ちとなった。流石は二つ名持ち筆頭といったところか。- PV3の鏖魔ディアブロスが咆哮するシーンから流れている楽曲がそれで、
上述したBGMとは違い緊迫感を煽る激しいメロディとなっている。
- PV3の鏖魔ディアブロスが咆哮するシーンから流れている楽曲がそれで、
- 戦闘動画の公開以前から「鏖魔ディアブロスには専用曲があるのではないか?」といった推測はなされていた。
- モンハンダイレクトの映像内で鏖魔ディアブロスを紹介するシーンがあるが、
そのシーンで砂漠の汎用BGMであり、ディアブロスのテーマでもあるBGMと
似た旋律が使われているBGMが流れている。
バルファルクの紹介シーンでは彼の専用BGMが使用されていたことから、
このBGMが鏖魔ディアブロスの専用BGMなのではないかと予想する声が見受けられた。
実際、この曲は先述の戦闘動画の曲と全く同じものである。
- モンハンダイレクトの映像内で鏖魔ディアブロスを紹介するシーンがあるが、
- 実はこの狂暴走時のBGM、
集会酒場のBGMに一部の旋律が使用されている。
そしてその旋律はサビの直前。
酒場のマスターとの因縁。そして討伐出来なかった過去を考えると
ハンターだけが到達したマスターたちのその先という意味で、サビが用意されているのかもしれない。
- なお、2017/4/12に発売された「狩猟音楽集XX」によると、
通常時及び暴走状態に流れる楽曲は「憤怒の奔走」、
狂暴走状態で流れるものは「鏖殺の暴君」という曲名になっている。
素材
- 鏖魔の重殻
- 鏖魔ディアブロスの重厚な外殻。
歴戦の勇士を打ち倒してきた勲章が刻まれている。
- 鏖魔の重甲
- 鏖魔ディアブロスの重き背甲。
その背甲は歴戦の勇士を討つ内、極限まで鍛え上げられた。
- 鏖魔の凄惨な角
- 鏖魔ディアブロスの角。
名前の通り、鏖魔の築きしおぞましい惨状を想起させるような威容を放つ。
頭部2段階目破壊時、破損し地に突き立った角から剥ぎ取り可能。- なお、鏖魔ディアブロスから手に入れられる角素材はこの凄惨な角のみであり、
通常個体の角素材は手に入らないし*14、更なる上位の素材もない。
ディアブロスの角といえば誰もが入手に悩まされる素材の一つだが、
幸い凄惨な角は破壊さえできれば100%の確率で手に入れられる。
破壊には厳しい条件をこなさなくてはならないが、確定なのでそういう面では楽な素材である。
- なお、鏖魔ディアブロスから手に入れられる角素材はこの凄惨な角のみであり、
関連項目
モンスター/ディアブロス
モンスター/ディアブロス亜種
モンスター/ヌシ・ディアブロス
モンスター/ディアブロス/派生作品
武器/ディアブロス武器 - 鏖魔素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/ディアブロシリーズ - 鏖魔装備についての記述あり。
BGM/鏖魔ディアブロス戦闘BGM
システム/二つ名持ちモンスター
システム/特殊許可クエスト
シリーズ/モンスターハンターダブルクロス - メインモンスターの一体。
モンハン用語/メインモンスター
モンスター/バルファルク - MHXXのメインモンスター「双璧」の片割れ。
モンスター/紅龍 ミラボレアス - 左角が何らかの要因で折れ、後に異様な形状に再生した事が共通。
クエスト/鏖魔狩猟依頼G1
ゲーム用語/パズル&ドラゴンズ - 本編を飛び出し過ぎてこっちでも大虐殺大暴れしていた。