モンスターが用いる攻撃。
その名の通り、地面(岩盤)を砕くエフェクトを発生させる攻撃を指す。
なおこの項で取り上げる「岩盤砕き」は、フィールドを変形させる意図のものではない。
ゲーム画面上では、あくまでも「エフェクト」として現れるものである。
目次
概要
- 脚部や尾、あるいは身体そのものを地面に叩きつけることで岩盤を隆起させる攻撃。
これらの攻撃の最たる特徴は、地面を殴ったり蹴ったりなど一見直接攻撃ととれるが、
実際は岩盤破砕や地割れによって身体をハンターに一切触れさせることなく攻撃可能な、
全方向、ないし周囲とある一定方向へ遠距離への広範囲技、というところにある。
- 基本的に地面の状態などは一切おかまいなしなので、火山やら塔やらではまだ納得できるものの、
例えば密林の砂浜の上で使われても容赦なく岩盤が叩き割れるエフェクトが現れてしまう。
見た目的に違和感が半端ないが、古くから岩飛ばしで同様の怪現象が起こっていた以上、
モンハンではよくあることと割り切る他ないだろう。- MH4(G)では、二重床の上では流石に岩盤隆起のエフェクトが出ないようになっている。
- 岩盤砕きを攻撃手段の一つとして取り入れだしたのはMHFの特異個体ラージャン(2011年実装)からであり、
以後MHFにおいてはモンスターの大技などに取り入れられるケースが多い。
これらの岩盤砕きは大抵の場合ダメージ判定が存在するが、
いずれも本体と判定を共有しているため、タイミングを計った回転回避などが有効に働くようになっている。
フレーム回避前提の立ち回りが主流で、そのような設計のモンスターの人気が高いMHFならではと言えよう。- MHFでは4系、MHXの発売以前から数多くのモンスターがこのような行動を行っていたことや、
一部のモンスターにて隙をオミットする為の攻撃手段としてこれを用いるものが居たため、
派手にするだけの安易なエフェクト追加である、もしくは単なる隙潰しだ、と言う批判も見られた。
- MHFでは4系、MHXの発売以前から数多くのモンスターがこのような行動を行っていたことや、
- メインシリーズではMH4系列以降、明確な使用者と目されるモンスターが登場している。
「地面を砕く」エフェクトが付く攻撃自体は過去にもアグナコトル(MHP3以降)などが使用していたが、
攻撃判定はないのもあって「岩盤砕き」という攻撃手段であると認識されることはまずなかった。
MH4系列であっても寒冷地のモンスターにおいて、地面(岩盤ではなく氷盤だが)を砕く演出のある攻撃で
エフェクト部分には判定がないという例も見られる(ザボアザギルやウカムルバスなど)。
イビルジョー極限状態のように、純粋に攻撃範囲の延長として用いる者も居るが、
攻撃というより単に演出としての岩盤砕きも少なくない。*1
攻撃面での演出がド派手になったMHXではより一層こうした傾向が強まっている。
- 岩盤砕きは近くに居ると視界を一瞬とは言え奪われる場合がある(モンスターと攻撃規模にもよる)。
大体のモンスターは視界が開けてから攻撃を再開するケースが多いが、念のため注意。
使用するモンスター
ゴア・マガラ/シャガルマガラ
- 本家シリーズでは珍しい岩盤砕きの使い手。
6本脚の状態、即ち前者は狂竜化した際、後者は常時繰り出す。
- 上半身を大きく擡げて後脚で立ち上がりつつターゲットを捕捉、
代名詞の一つでもある巨大な両翼脚で前方の地面を思い切り叩き付け岩盤隆起を発生させる大技。
食らえば上空に吹き飛ばされるほどの威力からも分かる通り
両種の数ある攻撃の中でも最強クラスの威力*2を誇り、生半可な防具では一撃でキャンプ送りにされる。
ストーリー中盤における狂竜化したゴア・マガラとの初戦でこれを食らい、
圧倒的な威力と共にトラウマを叩き込まれたハンターは多いだろう。- 隆起した岩盤にも攻撃判定が存在するほか
ホーミングが強く、腹下に陣取っていても器用に後退しつつ狙ってくる。
斜め前方辺りから近付くハンターにカウンターのような形で繰り出してくることも多く、
無闇に距離を詰めるのは非常に危険。
攻撃範囲は見た目以上に広いので油断しないように。
- 隆起した岩盤にも攻撃判定が存在するほか
- 高Lvギルドクエストにおけるシャガルマガラ戦では最も警戒すべき攻撃の一つとなる。
まず、Lv76以上のクエストに出現する個体は岩盤隆起と共に振動を発生させてハンターを拘束するため、
通常時では攻撃チャンスだった叩き付け後の隙にも踏み込みにくくなる。
Lv90台後半ともなればガチガチの剣士でも易々と即死に持っていかれるとんでもない威力となり、
振動効果と併せて(特にPTプレイにおいては)絶対に回避しなければならない危険な攻撃へと変貌する。
振動で拘束されて追撃を受ける可能性も考慮すると、
頭部破壊を狙う場合は耐震や回避性能スキルの採用を考えたいところ。
- なお、地面に両手をつくように見えることから、巷では「土下座」と言われているとかいないとか…。
- LINEアプリで使用できるカプコン公式スタンプである「モンスターハンター 動くスタンプ」では、
ゴア・マガラの翼脚叩き付けが謝罪用スタンプとなっている為、
土下座扱いはある意味公認となっている。
- LINEアプリで使用できるカプコン公式スタンプである「モンスターハンター 動くスタンプ」では、
テツカブラ/亜種/二つ名
- 片方の前脚・後脚で身体を宙に持ち上げ、そのまま持ち上げた脚を叩き下ろす、
所謂四股踏みを繰り出す。これ自体は下位の段階から使用してくるお馴染みの攻撃なのだが、
G級に入るとこの攻撃に付随して岩盤を砕いて隆起させてくる。
このため、この岩盤砕きはG級になって既存の技が強化された形になる。
- 発生する当たり判定は2種類あり、踏みつけは範囲が狭いもののダメージが大きく、
岩盤砕きは踏みつけ程のダメージは無いが範囲が広く、喰らうと空高く打ち上げられる。
何れもバカにできないダメージなので警戒が必要。
後方にいると当たらないことが多いのでこの技を出してきたら素早く後ろに回り込もう。
- この技はハンターが自分の側面にいると割と積極的に使用してくる。
壁際など、岩盤砕きでふっ飛ばしてもあまり距離が離れないような状況だと
連発してくる事もあり得るので、起き上がるタイミングにもよるが
起き上がりに重ねられ続けてハメられる事もある。
- 二つ名個体である岩穿テツカブラは、上位時点から四股踏みによる岩盤砕きを使用してくる。
また、ボディプレス系の大技であるフライングボディスプラッシュにも
大規模な岩盤隆起が付随し、ハンターを吹き飛ばす。
この大技は着地地点に爆弾を置くことでダウンさせられるギミックが存在しているが、
ダウンに成功したとしても岩盤砕きはしっかりと発生するため、最後まで気を抜かないように。
渾沌に呻くゴア・マガラ
- 翼脚を使ったいくつかの攻撃で岩盤隆起を引き起こすが、
通常個体やシャガルマガラのものとは性質が異なる。
ささくれだった非常に刺々しい形の岩盤隆起であり、初見ではかなり驚かされる。
- 1つ目は翼脚叩きつけ(通称「土下座」)。
この個体が使用するものは右翼脚を中心に通常個体より広範囲に岩盤隆起を発生させる。
前方に飛び出る岩盤にはほとんど攻撃判定がないが、右翼脚後方の岩盤に強い判定があり、
右脇の下を通って避けようとすると見事にかち上げられる。
- 2つ目は右翼脚叩きつけ(通称「お手」)。
地面を激しく隆起させる程で、成体のそれのように変異した右翼脚の異常な発達ぶりがうかがえる。
ここで発生する岩盤隆起には上記の土下座と違いほぼ見た目通りの攻撃判定があるため、
左翼脚叩きつけと比べて攻撃範囲がかなり広くなっている。
- 3つ目は拘束攻撃。
右翼脚を地面に叩きつけるものなので、岩盤隆起の様相は右翼脚叩きつけのものと同じ。
やはり攻撃範囲が広い上、予備動作中に非常に素早く距離を詰めてくることが多いため、
特にガンナーは警戒すべき攻撃である。
イビルジョー極限状態
- 極限状態になったイビルジョーが使用する。
G級テツカブラ同様、元から使っていた四股踏みに岩盤砕きが付加されるというもの。
- 地面を思い切り踏み付けて砕くのだが、このとき一方向へ長距離に渡って地割れが発生し、
かなり遠くにまで攻撃が届くようになっている。
具体的にはMH4の広い闘技場の南北方向でおよそ半分、東西方向では端から端まで届きかねない程で、
広範囲攻撃というよりはもはや遠距離攻撃といった方が正しい
(攻撃判定が地を這って移動するという内容なので、性質的にはフルフルの電気ブレスなどに近い)。
イビルジョーもそれを理解しているようで、ハンターが離れた位置にいても四股踏みを繰り出し、
岩盤砕きそのものを当てようとしてくることがある。- 四股踏みは右脚でしか行わず、地割れの進行方向も右方のみであるため、
剣士の場合は左脚に張り付くような立ち回りなら基本的に岩盤砕きを喰らうことはない。
どちらかというと回復薬や抗竜石などを使用する際の隙を狙われると厄介な攻撃である。
- 四股踏みは右脚でしか行わず、地割れの進行方向も右方のみであるため、
- イビルジョーの四股踏みには元々直撃と掠りの2種類の判定があるが、
極限状態になると付加されるこの岩盤砕きはそれらとはさらに別の判定となっており、
ダメージは直撃が一番高く、岩盤砕きが一番低い。
岩盤砕きはイビルジョーの他の攻撃と比較しても攻撃値は低めの設定となっているものの、
ギルドクエストLv140ともなると剣士でも無視できないダメージとなるので、注意するに越したことはない。
- ガードは問題なく可能であり、ガードすることで地割れの進行がそこでストップする。
上手くいけば味方を守ることもできる…かも。
隻眼イャンガルルガ
- 特別許可LV5以上の個体が使用する。
従来の二連嘴叩きつけと新技のホーミング嘴叩きつけから派生する攻撃で、
地面に刺さった嘴を引き抜く動作の代わりに、一瞬力を溜めるモーションを取ってから思い切り振り上げ、
前方の岩盤を捲り上げる。
例によって大ダメージ+かち上げ効果を持っており、射程も回避2~3回分くらいはある。
嘴を引き抜く隙を突こうとするハンターへのカウンター的な行動であり、
死線を潜り抜けてきた本種の狡猾さと屈強さが見て取れる。- 時折、嘴ではなくこの岩盤砕きそのものを当ててこようとすることもある。
ハンターを追尾せずその場で嘴を叩きつけたら岩盤砕きに派生する可能性が高いため、正面からすぐに退避しよう。 - G級ではなんと、岩盤隆起と同時に左右に岩塊を飛ばすようになる。
岩の飛距離はさほど長くないが、接近していると横への回避が潰されやすくなるので注意。
- 時折、嘴ではなくこの岩盤砕きそのものを当ててこようとすることもある。
アトラル・カ
- 墟城形態時のみ使用する。
踏みつけ攻撃に付随する形で発生し、直線状に伸びるという上記の極限イビルジョーのものに似た性質を持つ。
墟城形態のメインウエポンと言っても過言ではなく、遠距離のハンターに対して頻繁に当ててこようとする。
予兆として船の汽笛のような音が響き、踏みつけの直後に岩盤砕きの発生方向を示す土煙が上がるので、
よく見極めて回避すべし。 - 基本的には片脚で踏みつけて発生させることが多いが、たまについでとばかりにもう一方の脚も一緒に動かしたり、
歩行と見せかけて足踏みを行うことで、小規模な岩盤砕きを発生させることもある。
至近距離にいないと当たることは無いが、安全だと思った地点で突然繰り出される上、喰らうとかち上げられるので厄介。
起き攻めにも繋がりやすい。 - 第4形態になると側面への岩盤砕きも追加。
前脚と後脚を振り下ろして岩盤砕きを2発同時に起こす。
また、脚だけでなく首を叩きつけることでも岩盤砕きを巻き起こすようになる。 - アトラル・カが岩盤砕きを繰り出した際、岩石と共に錆びた槍のような瓦礫が巻き上がる。
閣螳螂に襲撃された砦の遺物なのだろう……。
荒鉤爪ティガレックス
- 前作、及び上位までは地盤粉砕パンチは持っていたが、岩盤による攻撃は持っていなかった荒鉤爪。
しかし、G級からは、新たに岩盤砕きと見れる攻撃を得た。
行動としては振り向きざまに腕を叩きつける攻撃なのだが、叩きつけた後、その腕の方向の直線状の岩盤を、ワンテンポ遅れて捲りあげて攻撃するのだ。
その範囲は岩盤砕き攻撃としては狭く、発生地点近くにいても腕に当たらなければ何事もない。
しかし、その代わりにその射程が圧倒的であり、広いステージの半分ほどの距離を砕き、捲る。
その非常に長いリーチは、特にマルチプレイの時に真価を発揮し、とにかく事故死率が高い。
その威力も馬鹿みたいに高く、特に超特殊許可だと、防御が900程度では一撃。
しかも使用率も非常に高く、コンボルートも複数あると、非常に危険な攻撃である。
ヨツミワドウ
- 満腹状態で四股踏みを繰り出した際、身体の側面に向かって長大な岩盤隆起が発生する。
テツカブラの技と類似しているが、こちらは前後に対する範囲が少し狭い代わりに、
横方向への射程が長くなっているという差異がある。
また、G級でのみ使ってきたあちらとは違い、こちらは下位の時点から岩盤砕きを披露してくる。
威力は高いが、繰り出した後は足が地面にめり込んで隙ができるため、避ければ攻撃チャンスになる。
ゴシャハギ
- 両手で大地を思い切り殴りつけることで、一直線に進む岩盤砕きを発生させる。
バリエーションも豊富で、立ち状態からそのまま繰り出す場合もあれば、
突進で大きく移動した後に使ってきたり、大ジャンプでハンターの頭上を飛び越えつつ着地と同時に放ってきたりする。
射程が非常に長く、氷ブレスよりも遠くに届くため遠距離でも油断してはならない。
- 片手で地面を抉るように引っ掻く攻撃の際も、足元の地盤が捲れ上がってハンターを吹き飛ばす。
ただの引っ掻き攻撃と高を括っていると、突然攻撃範囲が広がるため引っかかりやすい。
ガランゴルム
- 体力低下時・形態変化後・怒り状態での時間経過の3条件が揃った際に、
必殺技として大規模な岩盤砕き「スチームブレイク」を繰り出す。
その内容は、地中から巨大な岩盤を隆起させ、両腕の火属性と水属性を利用して巨大な爆発を起こし
岩盤もろとも周囲を粉砕するというもの。
大技というだけあって威力・範囲ともに甚大で、狭い場所で繰り出されると本気でエリア全域攻撃となりかねない。
使用後は形態変化が解除され、付着物を纏っていない姿に戻る。
- 傀異化個体の場合、怒り状態での時間経過という条件が重なるためか
傀異バーストとスチームブレイクを同時に繰り出すという暴挙に出る。
このモーションで繰り出すスチームブレイクは通常個体のものより範囲が拡大しているらしく、
甘い退避をすると間違いなく巻き込まれる。
- ガランゴルムは肉質が柔らかく攻撃も御し易いため、通常個体の場合はスチームブレイクを見ることもないまま
狩猟達成してしまうことも珍しくない。
それが災いして耐久力が大幅に上がった傀異化個体戦にてスチームブレイクを初めて目にし、
予想外の火力と範囲に爆砕されるハンターが多数発生した。
中にはスチームブレイクが傀異化個体限定モーションだと勘違いするプレイヤーも。
傀異バーストのチャージが見えたら無理せず全力で逃げるのが安牌だろう。
ルナガロン
- 力を溜めてから地面をガリッと引っ掻き、一直線に伸びる岩盤砕きを発生させる。
イメージ的にはゴシャハギの使うものと似ているが、こちらは判定が遠距離まで一気に届くため
引っ掻いたと思った直後には吹っ飛ばされている。
幅自体は狭めなので油断せず真横に退避するのがベスト。
- イベントクエストの烈禍襲来:オオォオォオーン! では、既存の攻撃に岩盤砕きが追加された強化個体が登場する。
二連お手にはそれぞれ直線状、本体周囲の2パターンの地割れが発生し、
ボディプレスに至ってはX字状の岩盤砕きが巻き起こる。
メル・ゼナ
- 宙に舞い上がってから両翼で地面を叩き割る「滞空翼旋斬」という攻撃を持つ。
そのままでも高威力の技だが、真価を発揮するのは形態変化後。
血氣活性状態となったメル・ゼナは瞬間移動から流れるようにこの攻撃に繋いでくるようになり、
見切り辛く誘導性も強い要警戒技へと昇華する。
また、拘束攻撃で投げ飛ばした相手に対し、追撃として放ってくることもある。
ちなみにメル・ゼナの後ろ側に広めの判定があるため、他人狙いだからと言って背後から近づくと
見事に巻き添えを喰らうことがある。不用意な接近は控えよう。
- この他にも、翼を振るって衝撃波を起こす「翼一閃」や、複数の龍属性の波動を飛ばす「血爵波動・拡散」など、
地面を這うタイプのエネルギー攻撃にも付近の岩盤が捲れ上がる演出が付随する。
当然捲れ上がった岩盤の部分まで判定が存在するため、回避は抜かりなく。
傀異克服オオナズチ
- 通常個体が獲得したボディプレスが大幅強化され、正面方向に岩盤砕きが発生する。
ボディプレス本体と同様に翔蟲受け身不可の攻撃となっているため、
後隙を狙うハンターへの強烈なカウンターとして機能している。
本種は透明化からの二連角なぎ払い→ボディプレスのコンボを習得しており、
高レベルの強化個体は二連続ボディプレスも使用してくるので、繰り出される機会も多くなっている。
伸び上がるオオナズチを見たらすぐ側面に退避すべし。
使用するモンスター(MHF)
- 上述したように2014年以降のMHF産モンスター(及び新規特異個体)では、
非常に多くのモンスターがこれ、またはこれに準じる技を使用する。
ラージャン特異個体
- 「MHF『シーズン10プロモーションムービー』 」にて、
カットがラージャンへ切り替わると同時に咆哮してから放った度肝を抜く大技。
一瞬だけ身構えてから、上空へ一気に大ジャンプ、
空中で姿勢を変えて拳を地面へまっすぐ叩き付けるように急降下しながら正拳突きを放つ。ゴッドハンドクラッシャー!
地面を殴ると同時に雷光とともに周囲の地面が砕け、
その地割れの余波が左右にまで広く及ぶ様はさすがはラージャンといったところか。
地面を殴っただけで貫通弾の適正距離ほどに距離を離したガンナーが
フラフラして動けなくなるほど超広範囲に超震動(強震動)が発生する。
無論、並の防御力では地割れにかすった時には命などない。- 赤き金獅子はさらに高速化した凶悪な急降下正拳を繰り出すが、
周囲への分岐した地割れがさらに広範囲化しており、
まともに受けようものなら剣士でもまず耐えられない。
- 赤き金獅子はさらに高速化した凶悪な急降下正拳を繰り出すが、
- また、もう一つの岩盤砕きは俗に「低空飛鳥文化アタック」と呼ばれるもので、
予備動作など本当に一切ないノーモーションから、
突如超高速の縦回転をしながら空中を突っ切って突撃してくる技。
ハンターを通り過ぎたあたりでもう一度ふわりと若干浮かび、
そこから両手をハンマーのように扱って着地殴り。
ラージャンの正面と後方へ一直線状に地割れを起こす。
後方へというのがどう厄介なのかというと、
ガードすると即座に後ろから地割れが飛んできてめくられるためである。
- ちなみにMHFで明確に「岩盤を砕く」エフェクトが登場したのはこのラージャン特異個体からであり、
MHFにおける岩盤砕きの始祖であると言える。
何?ブロリーの岩盤と似てるだと?知らんな
ラヴィエンテ
- フォワード.1の中間アップデート以降使用し始めた技に、
フィールドの岩盤へ頭突きを放ち、エリア全域に岩盤隆起を発生させる大技がある。
この攻撃、まだラヴィエンテが本気を出していないフェイズ2から用い始めるが、
ラヴィエンテ狂暴期が放つそれはその時点でも即死級に近い威力を誇り、
フェイズが進んだり怒り状態となっている場合、
万全の体力に防御力700で構えていても普通に蒸発する。
- 長い身体を3回にわたって大きく揺らす動作がその予兆。
全身を揺さぶったのち、頭を上空まで一気に持ち上げ、そこから振り下ろすようにして頭突く。
この動作であるが、海岸のフェイズ6や火山島で行う、
「頭部を地面へ突き刺し、地中で咆哮を行ってエリア中へ間欠泉を発生させる」
という技に非常に酷似している。
頭を持ち上げ、そこから振り下ろすまでは全く同じであるため、
見分けることができるかどうかは直前の身体を揺さぶる行動に気付くかに懸っているだろう。
アビオルグ/ギアオルグ
- 大剣のような一枚の巨大な刀が生えた刃尾を限界まで持ち上げ、
勢いよく振り下ろすことで大地を叩き割る技。
アビオルグは上位クエストから用い始めるが、この時点での最大必殺技。
- そのあからさまに食らったらヤバそうな威力は、
こちらの0分31秒で繰り出す技を見てもらえれば一目瞭然だろう。
アビオルグやギアオルグの胸の下あたりからはあたらないが、
大地は尻尾で「叩き割れた」状態となるため、左右へ斜めの岩盤隆起が激しい。
そのため、縦に振り下ろされるからといって、
安易に横へ移動しようものなら即死級威力の地割れに直撃すること必至。
上位アビオルグが放つそれですら、凄腕の防具でさえ瀕死に陥りかねないのだから、
上位防具で受け止めようものならBCへ豪快に吹っ飛ばされると考えてよい。
一種のビターンである。 - ちなみにMHF産獣竜種ではギアオルグとガスラバズラも類似の攻撃を用いる。
ギアオルグはアビオルグとほぼ同じ規模・範囲だが、ガスラバズラはそれより小規模。
グレンゼブル特異個体
- グレンゼブル特異個体が繰り出す新モーションのうち一つが岩盤砕き。
角を振り上げてからそこへ全精力を込め、地面へ向けて渾身の角振り下ろし攻撃を行う。
破壊力抜群の広範囲攻撃が多い従来のグレンゼブルのイメージに違わず、
突き立てた角を中心に周囲の地面が上から見下ろしたバラの花のように悉く粉砕されてしまう。
下位から笑えない威力を誇り、剛種など語るるに足らず、である。
振り下ろす角にも判定があるため、眼前でフレーム回避する場合は注意。
UNKNOWN
- 覇種から繰り出し始める数々の新モーションのうち、3つが岩盤を砕く攻撃。
- 一つ目はいわゆるUNKNOWN版「ベルキック」である。
片方の脚を槍の如くハンターへ構え、上空から流星の如く一直線にライダーキックを放ち、
着地と同時に周囲の地面を例の如く派手に叩き割る。
さすがにベルキュロスやドラギュロスほどの超広範囲攻撃ではないが、
飛び上がりながら軸合わせを行い、突撃してくるまでの猶予はわずか2秒で、
まだ先を控える第5形態でさえ即死級のダメージを誇る危険な技。
ベルキュロスやドラギュロスとの大きな違いは、無属性であることから属性耐性が効かない点。
- 二つ目は真の最終形態である第7形態へ移行した直後に行う技。
蒼い炎のオーラを周囲に立ちこませ、そこから左右の足で豪快な四股ふみ、というか足踏みを行う。
足踏みしただけで地面が砕け、それに巻き込まれると上空へ弾き飛ばされてしまう。
こちらはさすがに即死級ダメージではない。
左右の脚による足踏みの直後には、膝崩れやられ効果を付随させる強烈な咆哮を放つ。
- 最後は、当時「MHF史上最凶のモンスター」の称号をプレイヤーたちに悉く認めさせ、
全ての挑戦者を恐怖へと陥れた覇種UNKNOWN最大の大技。
ハンターを一撃で即死させる暴風を放ってから飛び上がり、
風によって舞い上げられたハンターを、これまた即死威力の滑空攻撃で追撃する。
たとえば初撃の暴風を回避できたとしても、
この滑空攻撃、地面を砕き割りながら突き進んでいくため、左右への攻撃範囲も非常に広い。
…とはいえ、本当に恐ろしいのはそれではないが…。
- 至天征伐戦のUNKNOWNは、最終形態に移行する際に瘴気状のドームを発生させるのだが、
この時足で思いっきり地面を踏み抜くことで、円状に広がる岩盤破砕が発生する。
覇種パリアプリア
- 2種類のボディプレスを操り、そのいずれもが周囲への強烈な岩盤破砕効果を持ち、
攻撃の余波で隆起した地面がパリアプリアを覆い隠して一瞬見えなくしてしまうほど。
- 一つ目は上空へ一気に飛び上がり、背中を地面へ向けて背面プレスを行う攻撃。
残り体力に関係なく行う、通常のボディプレス攻撃であるが、
なにぶんあらゆる面で規格外な「覇種」であるため、
自らを唾液によって強化している状態ではハンターが一撃で即死してしまいかねない。
- 二つ目は瀕死時から行いはじめる起死回生の必殺技。
滞空したまま素早く2度羽ばたき、3度目の羽ばたきと同時に目にも留まらぬ速度で
狙ったハンターへ向けて急降下プレスを放つ。
こちらは腹を向けて覆いかぶさるような姿勢のまま行うボディプレスだが、
背面プレスよりもさらに広範囲に地割れが及び、ほとんど防御力に関係なく葬り去る破壊力。
あまりにもスピードが速すぎるため、突撃してくるタイミングを知っていないとほぼ回避不可能。
G級リオレイア(MHF)
- G級モンスターのリオレイアも岩盤砕きを行うが、
リオレイアの場合は専用の技ではなく、既存のサマーソルト尻尾攻撃が強化された形となっている。
- G級リオレイアはサマーソルト攻撃にガンナーの弾を跳ね返す旋風のバリアを伴うだけでなく、
宙返りを行った後の地面の着地がボディプレスに置き換わっており、周囲の岩盤を砕く。
着地するだけで「ズドン!」という凄まじい音が響き渡り、
サマーソルト攻撃後の隙を狙ったハンターを迎撃する、完全なトラップ技である。
- 後に実装されたG級の亜種は、専用の押しつぶし動作で岩盤を砕く。
ただしこれは岩盤砕きがメインではなく、砕いた岩盤をサマーソルトで跳ね上げ、
回転突進でバラバラに砕いて周囲に降り注がせるというトリッキーな技となっている。
そのため岩盤砕き自体は小規模で、判定もない。
- 希少種特異個体は岩盤を砕きながら突進する攻撃を有している。
ただしこちらも岩盤砕きは演出のみ。
G級グラビモス亜種(MHF)
- MHFのG級専用行動として行ってくる。
いわゆる四股踏みであり、地面を踏み抜くことで岩盤砕きを行う。
- こちらの特徴としては踏み抜いた大地が火山または沼地であるためか、
岩盤が砕かれた直後に火山の場合は火山ガスが、沼地の場合は毒ガスが噴出する。
両者とも触れると被弾してしまうため、踏み抜き・岩盤砕き・ガスの3つを避ける必要がある。- 踏み抜いた地形によってその後の効果が変わる非常に珍しいモンスターと言える。
ミ・ル
- 鬼の顔に紅の体色、筋肉ムキムキの巨躯を併せ持ったパワー形態時の必殺技。
パワー形態へ化けた直後に確定で行う。
即死ダメージ、広範囲、連続攻撃、震動など、
厄介な要素がふんだんに詰め込まれたパワー形態専用の攻撃である。
詳細はこちら。
ロロ・ゴウガルフ/レイ・ゴウガルフ
- ラージャンの近縁種であるとされるゴウガルフも、暴虐な遺伝子を受け継いでか破壊力抜群の岩盤砕きを行う。
岩盤砕きのバリエーションで言えば、現状全モンスター中最多と言っても過言ではない。
なお基本的には全て大技扱いである。
- まず、ゴウガルフが単独で繰り出す技。
- その場で大きく跳び上がったあと、地面に向かって急降下しながら
ムーンサルトプレスを放ち、周囲に地割れを発生させる。
- その場で大きく跳び上がったあと、地面に向かって急降下しながら
- 足元の岩盤を砕き、その巨大な岩塊を抱えてバックドロップを繰り出す。
技を開始すると同時に周囲に震動が及ぶため、
耐震スキルがないと攻撃範囲内では即被弾確定。 - 力を溜めてから膝崩れやられ確定の回転パンチを放った後、
狙いを定めたハンターへ頭上から岩盤砕きの一撃を浴びせる。
バックドロップとは性質が異なるが、こちらも気絶させられた時点で基本的に被弾が確定する。 - シビレ罠や落とし穴、麻痺状態に陥っている相方を踏み台にし、
ハンターたちの真上から急降下しつつ周囲の岩盤を砕く強力な頭突きを浴びせる。
- ゴウガルフは"プロレスラー"がコンセプトとなっているユニークなモンスターだが、
彼らもタッグマッチの如く強力無比な連携技を何種類も兼ね備える。
その脅威の所以は、体毛の特性による磁力を最大限に活用してくるところで、
連携で時間がかかる代わりに、同ランク帯の防具ではいずれもが即死ダメージとなっている。- 足代わりに地面を拳で"蹴って"同時に跳び上がり、空中で互いの片腕を組み、
そのまま高速回転しながら地上に強烈なエルボードロップを放つ。
落下し始めると同時に磁力の嵐で周囲のハンターを中心部へ吸引、
着地と同時に超広範囲の岩盤を砕き割る剛種ゴウガルフの必殺技。
- 足代わりに地面を拳で"蹴って"同時に跳び上がり、空中で互いの片腕を組み、
- 背中合わせになってから小さく跳躍、
地面へダブル・スレッジ・ハンマーを繰り出し、広範囲の岩盤を叩き割る。
こちらはG級ハードコアゴウガルフの専用技。
ゼルレウス
- 剛種、烈種ともに繰り出す。
側頭部から生えた角で地面に衝撃を加えることで周囲へ震動を発生させ、
そのまま空中から周囲の岩板を砕くボディプレスを放つ。
頭の鈍角を巨大化させた形態である対打形態では飛び上がりと同時に光の爆発を周囲に放つ。
非常に厄介なのは飛び上がる際に放つ震動で、これで拘束されてしまうと被弾がほぼ確定してしまう。
「ほぼ」というのは、ボディプレスを放つ直前から攻撃を食らうまでのほんのわずかな一瞬だけ、
ハンターが行動できる(というよりボタン入力を受け付ける)時間が存在するため。
ただし、本当に一瞬なのでコントローラーの回避ボタンを超連打する勢いでも、無理なときは無理。- 烈種ゼルレウスはHP40%以下に達すると体の光が蒼に変化してスピードが最高峰になるが、
攻撃動作そのものが速くなっても震動による拘束時間は変化しないため、
このときのボディプレスはガードボタン長押しでも防御が間に合わない。
- 烈種ゼルレウスはHP40%以下に達すると体の光が蒼に変化してスピードが最高峰になるが、
変異したミラボレアス(MHF)
- 極限征伐戦に登場する、変異した謎のミラボレアスが用いる。
MHFに君臨する歴代の強敵モンスターよろしく岩盤砕きを伴う行動が複数存在し、- 力を溜めて地面が砕け散る程のボディプレスを放った後、
再度力を溜めてトドメと言わんばかりにその場に両腕を押し付けて地表を粉砕する - 後方を見つつ、高速で尻尾を叩きつけて地面を叩き割る
- 飛翔したのち、上空から勢いよく地上へ突っ込む
どの攻撃も周囲の岩盤を豪快に砕くため、巻き添え注意な技。
いずれも予備動作こそわかりやすいが、相手があの黒龍とだけあって一発で根性発動余裕。 - 力を溜めて地面が砕け散る程のボディプレスを放った後、
メラギナス
- 黒穿竜の名の通り、ドリル状の大角と削岩機状の尻尾を使いこなして岩盤を削り取る。
角を地面に突き刺すだけで岩盤が砕け、さらに振り上げれば一直線上の地面に地割れが発生させるほど。
どれも予備動作が短いうえに剛種モンスターに恥じぬ威力の技となっている。
アクラ・ジェビア特異個体
- 爪を勢いよく地面に叩き付けることで岩盤を割る。
その後何度も爪を地面に叩き付けるが、岩盤が割れるのは最初の一撃のみ。
- ちなみにG級個体はノーマルモードでもこれを使用してくる。
イナガミ
- 前脚を振り上げて地面を殴り、周囲の岩盤を砕く技を用いる。
この技の特徴は実際に砕ける岩よりも当たり判定が広いこと。
そのため余裕を持って避けないと被弾してしまう。
- なおイナガミ自体が小柄であることもあり、砕かれる岩盤は小規模である。
G級リオレウス亜種
- G級行動として、UNKNOWNのような足踏みで岩盤を割り(範囲は狭い)、
浮上してハンターの真上からボディプレスを仕掛け岩盤を割る(範囲は広い)攻撃を行う。
ガノトトス(MHF)
- エイプリルフールクエストに登場する超巨大ガノトトスが行う。
プレスでエリア全域に緊急回避も無意味な程判定が長い即死威力の地割れを引き起こす。
完全なネタとは言え、間違いなくシリーズ最強の岩盤砕きであろう。
ジンオウガ
- 派生作品に登場する個体の中には、いわゆるお手に小規模の岩盤砕きが付与されている。
- MHFのジンオウガはお手の捕捉性能がMH3G準拠となっているが、
これによって有効範囲自体は広くなっている。
- また、前進しつつアッパーからボディプレスを行う新技も岩盤を砕きながら行う。
ただしこちらは演出としてのそれが強い。
- MHSTに登場するジンオウガおよびその亜種も、「雷タックル」(亜種は「龍タックル」)使用時に
小規模な岩盤砕きが付与される演出がある。
ゴア・マガラ/シャガルマガラ
- MHF-Zではさらにバリエーションが増えサイドタックルのスライドで発生し、
さらにバックジャンプ飛翔と同じモーションで飛ばずに着地と同時に大規模の岩盤砕きを行う。
余談
- 覇種ドラギュロス、烈種ディオレックス、G級ゴゴモアは岩盤ごとハンターを打ち上げ、
それを何かしらの方法で粉砕するという技を有している。
岩盤エフェクト自体に攻撃判定はないが、これも一種の岩盤砕きか。
- MHFではなんとハンターも岩盤砕きを使える。ハンターの超人化は止まらない。
この「秘伝開眼奥義」はGSR999という恐るべき領域まで秘伝書を極めた者にしか扱えないうえ、
現実の時間で1日1回までしか使えないという大きな制約を持つ
(さらに、GSR999の武器種の数に比例して威力が決まるため、1つだけ999で完成というわけでもない)。
力を溜め、ありったけのパワーを叩きつけ地割れを起こす…というものだが、
叩きつける武器はよりによって斬れ味最強伝説が噂されているあのナイフ。
秘伝開眼奥義PVではアビオルグ2頭を一瞬で片づけ、
MHF-GG PV総合編ではあの堅牢な甲殻を持つエスピナスを一撃の下に沈めていた。