用語/魔導博士たちの好物

Last-modified: 2019-02-27 (水) 08:53:47

概要

 この項目では作中で言及された、暴食の化身こと魔導博士その助手が食したモノについてまとめる。 *1
 厳密には好物でないモノも共に記載しておくものとする。


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朝飯御前

 詳細は不明だが、視聴者コメントでは「おいしそう」とのこと。

 詳細はこちら→朝飯御前
 もしかして→玉藻御前

ズィャ=パリスまん

 魔導生物たちの主食。材料は人肉だがジャパエデンの地上にヒトの姿は見られないのでどこから調達しているのか不明。
 効能は理解しつつも味には飽きているとのことであるが理由はおそらく、第五章でモンスターハウスが完成し
 生活に余裕ができたロスリック・モーグリから
 滞納していた三ヶ月分のズィャ=パリスまんを受け取ったからと思われる。

 詳細はこちら→ズィャ=パリスまん

帝国産焼き鳥

 帝国にある焼き鳥屋を制覇した、との発言から。後述の「チョコボの炙り肉」が含まれるかは不明。

 視聴者コメントで「焼き鳥屋を制覇」「チョコボの炙り焼き」等について共食いにツッコミが入るが
 現実のフクロウも猛禽類なので小型の鳥類を捕食する。実に食べ物の一割は、ハトやスズメなどの鳥類らしい。
 食べるのが同じフクロウでなければ、バハムートだったりドラゴンだったりする彼女らには「共食い」にはならないのだろう。
 むしろ、問題発言は次項の方である。

ヒト

 カーバンクル公の起源(ルーツ)に関わりがあるとされる知的生命体。
 かつてあった人類との戦争(魔大戦?)で味を覚え、食屍鬼となってしまったらしい。
 現在ジャパエデンにヒトが存在しない理由、それは彼女らが非道な人――

###この預言書の記述は削除されました###*2

 魔導生物はヒトも起源の一つ*3なので、こちらこそ正に共食いなのではなかろうか。
 作中人物は全員、ズィャ=パリスまんで間接的に食人をしていることになるが、彼女らはヒトそのものを捕食していたようである。
 …何と恐ろしい、寒気がするですね…!
「ヒトの書いた予言の書」がアカシックレコードから削除された事を忌々しそうにしていたことから
 こちらの味にも興味があったのかもしれない。
 もし食物再拝錬金術が失敗していたら、カーバンクル公の命運はどうなっていたか…ああ…弱肉強食、だ…

ユミールの”ぬた”

 雷を喰らうという蝸牛のような姿のモンスター「ユミール」、それを利用した食べ物らしい。
 助手によれば博士共々口からサンダガを放てるらしいが、コレを常食している影響かもしれない。

「ユミール」とは、FF6に登場するカタツムリ型のボスモンスターのこと。ぬた(饅)とは、酢と味噌の合わせ調味料で和えた料理。
「ユミールのぬた」とはユミールの身を酢味噌和えにした料理と思われる。
 また、深海魚であるヌタウナギが分泌する、半ゼリー状のぬるぬるした粘液もまたヌタと呼ばれる。
 ユミールも攻撃で粘液を使ってくるため、あるいはそれを食べるのかもしれない。

帝国製の塩漬け肉

 何の肉かは不明。また人肉製か!

 一般的には食品の保存法として知られる「塩漬け」。
 しかしそれ以外の用途においても「傷み易いもの」を保存するために利用されていたという。*4
 要するに…

辺り一面に散らばっている先ほどまで生命だったモノ

 食物再拝錬金術のために用意されたマテリアル。ズィャ=パリスまん用の食糧プラントからちょっと『色々』してきた。
 直に食したサー=ヴァル暗黒卿によれば「このままでもいける」らしいが
 ヒトの肉を屠るのに飽きた博士たちにとっては「何のスリルもない物は認めない」とのこと。

 関連項目:食物再拝錬金術

シャル貝パイン蒸し

 帝国騎士が好んでいるという食事。これを食すとしばらくの間打たれ強くなるらしい。

 「シャル貝パイン蒸し」は、FF11に登場する料理のこと。
 シャル貝という貝を、カザムパインというパイナップルのような草の実の茹で汁を使って蒸したもので
 食べると主に防御系のステータスが向上する。
「騎士が好んでいる」というのは、ジョブの一つである「ナイト」が主に利用したことから。

帝国産今が旬のイサキ

 カーバンクル公が根源たるヒトの原初の力について調べる間、刺身でいただいていた。
 用意された「辺り一面に散らばっている先ほどまで生命だったモノ」から拝借したものだろう。
 上述の発言から味見したことはあってもお気に召さなかったのか、特に言及はなかった。

 実在する海水魚。
 イサキの旬は5~7月頃の梅雨時なので作中の季節が推察できる。この発言が出た動画(第七章③)の投稿日は5/26なので
 奇しくも一致する。
 架空のものなど食人とか基本的にはヒトが不可食であろうものばかりの中、我々も食べられる数少ない料理の一つ。
 そこまでメジャーな魚ではないものの、魚屋で見かけることも多く海釣りの対象としての人気も高い。
 その刺身は淡白で歯応えのある上品な味。また、焼いても煮ても唐揚げでも美味しく皮もいける。
 しゃぶしゃぶや湯通しにするのも良い。
 但しその骨(小骨)は硬くて鋭いとされているので、調理及び食する際はくれぐれも注意を
 魔導博士たちがさばいただけの刺身を食物再拝錬金術(料理)と認めてくれなかったのが惜しまれる所。

チョコボの炙り肉

 魔導生物解説によれば、彼女ら「闇を見つめし金色の瞳」の眷属には"チョコボイーター"なるものが存在する*5らしい。
 真名から推察するに、直にチョコボを捕食する恐ろしい魔導生物なのだろう。

「チョコボ」とはFFシリーズ恒例のマスコットキャラ。
 ノムリッシュ翻訳では「鳥」「乗り物」などの意味として扱われる他「行く」が「チョコボで向かう」になったりもする。
 乗り物つながりで「ウマ目」が「チョコボ目」と訳された魔導生物も存在するが、彼女は関係ないだろう(多分)。
 また、当の魔導博士たちもチョコボ呼ばわりされている。

カレー(食物再拝錬金術)

 カーバンクル公が創造したアルケミー・オブ・オーガニックマター。
 当初はあまりの辛さに辟易して散々に扱き下ろすもすぐに虜になってしまった。挙げ句瞬く間に完食して追加ドローを要求。
 結局はどんぶりで4杯もたいらげた上に次回の来訪を心待ちにするなど、すっかり魅了されてしまったようだ。
 いずれ禁断症状に…

 詳細はこちら→カレー(食物再拝錬金術)

「酒や女などよりよほど良い」との発言から。
 他の魔導生物同様、相変わらずの低評価ぶりである。この見解はもはや共通認識であるようだ。
 お酒は20歳になってから

サボテンダーの煮びたし

 植物系モンスター「サボテンダー」を薄味をつけた出汁でかるく熱を入れた後冷ましたもの。

 「サボテンダー」とは、FF6より登場するFFシリーズ常連のサボテン型モンスター。
「ノムリッシュ」の生みの親である野村哲也氏が直々にデザインした、真のノムリッシュなモンスターといえる。*6
 その脱力感溢れるデザインからFFのマスコットとしても活躍している。
 概ね「倒すのが面倒な代わりに報酬が豪華」というボーナスモンスターとして扱われ
「サテンダー」「サボテンダー」などバリエーションも豊富。
 現実のサボテンも煮て食べる事は多いため、サボテンダーの煮びたしもありえる範疇の料理だろう。*7
 視聴者コメントにも「おいしそう」との声がある。

ドン=ヴェイェ

 第九章④のサブクエスト「ふっくら」から。
 帝国の最重要機密でありシルバー・フォックスワーフォックスに喰らい方を調べさせていた。

 詳細はこちら→ドン=ヴェイェ

ベヒーモスの生ハム

 第十二章①で言及。獣型モンスター「ベヒーモス」の肉から作られている生ハム。

 「ベヒーモス」とは、FF2より登場するFFシリーズ常連の獣型モンスター。「ベヘモット」とも。
 作品にもよるが概ねシリーズ全般において物語の中盤~終盤にかけて出現する。高い攻撃力が特徴。
 中世のヨーロッパの悪魔学では、闇を司り、暴飲暴食を誘うものとされ、完全に悪魔としての地位を固めている。
 ちなみにバハムートとベヒーモスは元を辿ると完全に同一ではないもののほぼ似通ったもの*8であり、バハムート族の魔導博士にとってはある意味「共食い」と言えるかもしれない。*9

 

 ハムは、豚肉・猪肉のもも肉を塊のまま塩漬けした加工食品。
 日本では、他の部位であっても大きな形のまま加工したものをハムと呼ぶことがある。

解説

 魔導博士たちの会話の節々から飛び出すノムリッシュ翻訳らしいカオス極まる食品の一覧である。
 中にはFFシリーズに登場する料理もある。
 これらによって、原作けものフレンズ放送中に「カレーの鳥」なる俗称を賜るなど、元々あった食いしん坊ネタっぷりが
 本シリーズではますます強くなって視聴者の腹筋を直撃した。中には笑えないモノもある?そんな昔のこと、忘れちまった!


人間らしい食事を御所望のズィャガー殿下

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*1 見やすくするため、メタ的な解説は折りたたみ部分の中に記載
*2 喋り過ぎたな…
*3 博士によると「魔導生物は、魔物が預言書の原型を作ったヒトの変異種"ドグマ"化したもの」
*4 ウィキペディアより
*5 七章の魔導生物解説より
*6 高校時代に描いた落書きをベースにしているらしい
*7 サボテンの食感はオクラに近いものがあるとか。オクラは煮びたしの料理がある
*8 ベヒーモスのアラビア語読みが「バハムート」。詳細は以下リンク先参照
*9 厳密に言うとFFシリーズでは完全に別種族として扱われているので違うかも…