Coronel Bolognesi

Last-modified: 2024-03-06 (水) 08:12:47

コロネル・ボロニャシ (元セイロン級巡洋艦 セイロン) 

IMG_0783.jpg

ヒストリカル迷彩

[添付]
[添付]
効果:

性能諸元

編集時 ver.x.x.x.x

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier7
生存性継戦能力26910
抗堪性・防郭防御7.50%
・火災浸水耐性12.50%
・装甲防御7.50%
・魚雷防御6%
主砲射程11.09km
機動性最大速力31.12ノット[kt]
最大出力への到着時間15.79秒
転舵速度7.60度/秒
転舵所要時間8.10秒
隠蔽性8.22km



・派生艦船



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数装填時間ダメージ(防郭率)砲塔旋回速度
152mm L/50 Mk.XXⅢ, 3基×3門6秒AP弾 518(150%)10度/秒


魚雷口径,搭載基数×門数(片舷指向門数)射程雷速最大ダメージ装填時間浸水率魚雷管旋回速度
533mm TR Mk Ⅳ, 2基×3門(3門)7.20km61.13kt356548秒17%25度/秒


対空砲種類ダメージ射程
大口径
小口径
110
104
3.30km
1.80km



・艦艇スキル

種類効果持続時間クールタイム使用可能回数
戦闘指示:観測射撃主砲装填時間-20%
主砲最大散布界-20%
主砲AP弾貫通力+20%
20秒40回主砲を命中させる条件を満たしさえすれば∞
対空警戒Ⅱ大口径対空砲ダメージ+100%
小口径対空砲ダメージ+100%
20秒75秒3回

・艦艇の特技
緊急修理
修理班を使用した際に回復するHPが20%増加する

ゲーム内説明

クラウン・コロニー級巡洋艦セイロンは、第二次世界大戦末期に太平洋とインド洋で運用され、1950年代には朝鮮戦争とスエズ危機に参加した。1959年、ペルーに売却されたセイロンは、同国で1980年代前半まで「コロネル・ボロニャシ」という艦名で運用された。

解説

・主砲
152mm砲を3連装砲塔に収めて3基9門搭載。砲の構成的には前前級である「ラ・アルヘンティーナ」に立ち戻った。また砲のモデルは「フィジー」と同等のマーク23となっているが、砲性能が違うので別物と思った方が良い*1。とはいえ前級と比較すると艦を立てていても2基6門を指向できるようになり、装填時間も短縮されているので単純な正面火力が増しており対駆逐戦闘が強くなった。しかし巡洋艦の中では「距離を取りつつ戦うタイプ」の割には射程が短い上に、総火力では横を向けた「フィジー」に遠く及ばず対戦艦・巡洋艦においては単艦で撃ちかかるのは辞めておこう。また、元となったフィジー砲よりも砲塔旋回速度は少しばかり良くなっているがエリート特性を選択してなお不足気味なので装備等で補ってやりたい。

・魚雷
533ミリクラスを3連装魚雷発射管に収めて片舷に1基づつ搭載。片舷指向可能数は3射線である。元となった「フィジー」魚雷と比較を行うと装填時間こそ「フィジー」魚雷が圧倒的に速いものの、それ以外の性能はさほど変わりない。「フィジー」と比較して砲性能が劣っているのだからせめて魚雷の射程位は勝っていて欲しかったのだが、期待していた艦長からすると非常に残念な話である*2

・対空
素の対空値は214と元となった「フィジー」の205と大差ない。しかし本艦は艦艇スキルに「対空警戒Ⅱ」を搭載しており、スキル使用時間中限定ながらも大口径対空砲と小口径対空砲の両方のダメージを倍にする事が可能。よってこの時間のみは大口径対空砲のダメージが110から220に、小口径対空砲のダメージは104から208に向上、対空値も428とそこそこの値となる。流石に同格の高対空艦と比較すると見劣りはするが、それでも並みの巡洋艦よりは大分恵まれている。それでも狙われる事はあるが、その場合は気合で避けよう。

・装甲
本艦の装甲に期待するのはやめよう。何せ元が英巡だから弾く事は全く期待できないためだ。一応装甲防御は7.5%と国際標準に達してはいるが、受けたダメージを軽減できるとは思わない方が良い。また耐性についても特筆すべきものは何もない。

・機動性
素の最高速度は31ノット強。要するに前級の快適な速度は失われ、英巡速度に戻ってしまった。さらに前級から乗り換えた艦長を苦しめるのが本艦の加速の鈍さである。元となった「フィジー」は10秒弱で最高速に乗れるのに、本艦は何と16秒弱を要する。これはドイツやイタリア艦ばりの加速の鈍さである…どうしてこうなった。幸いに舵の効きそのものは悪くないのだが、前述の加速の鈍さと旋回半径が大きめである事も相まって機動性および機動防御中の回避成功率は前級と比較すると格段に落ちている。

・隠蔽性
素の被発見距離は8.22kmと普通。今までの本ツリー艦は隠蔽が悪めの調整であったが、意外なことに本艦は標準的となっている。

・生存性
素のHPは27000弱と平均的な体力しか備えていない。また装甲も頼りにならず、対空も低くは無いが誇れる程ではない。このため艦本体の生存性はそれほど高くはない。また元となった「フィジー」では発煙装置が使えたが、本艦には搭載されていない事から純粋に位置取りと操艦・立ち回りで生き残る必要がある。巡洋艦に不慣れな艦長にはお勧めできない。

・消耗品
「高級船員食糧」「予防整備パック」「改良型ディーゼルエンジン」の搭載を推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして「戦闘指示:観測射撃」「対空警戒Ⅱ」を使用可能。艦艇スキルは前級よりも「対空警戒」のLVが向上した。しかし艦そのものが高対空艦ではなく、普通の巡洋艦なのでそこまでの効果は期待できない。また艦艇の特技として「緊急修理」を保持しており、修理班を使用した際の回復量にボーナスが付いている。

・装備
 ・兵装 主砲改良Ⅰもしくは主砲改良Ⅱ
 ・防御 操舵装置改良Ⅰもしくは推力改良Ⅰ
 ・適正 操舵装置改良Ⅱもしくは推力改良Ⅱ

・エリート特性
 ・巡洋艦近代化改修 HP+2% 対空火力+5% 主砲旋回速度+7%   
 ・護衛特化 主砲旋回速度+7% 最高速度+3% 対空火力+5%
 ・功績 EXPアップ+10%
※英巡速度に不満を覚える艦長は自動的に「護衛特化」を選択する事になる。

・総論
 英巡速度しか出ず加速も鈍い上に体力面も心もとない船体に、どちらかというと遠距離向けの砲を積み込んだ「ティア帯を考慮すると性能的にやや控え目」の艦艇に仕上がっている。一応砲射程は素でもギリギリ11kmを超え、ドイツの「ミュンヘン」と同程度のAP弾投射量を誇る。しかし同格には遠距離が得意な露巡、近距離火力特化の米軽巡、煙幕射撃が得意な英巡等、それぞれの戦い方に特化した個性的な艦が存在する。ところが本艦はそのどれにも属さないため、これらの艦と同じ戦い方で正面からやり合おうとはしない方が良い。味方と戦闘中でこちらに意識の向いていない敵に攻撃したり、隠蔽状態から引き撃ちしつつ弾の届く範囲内でのヒットアンドウェイを繰り返す等、地味で慎重な戦い方を繰り返す必要がある。
 一応、対空はスキルを使用すれば平均以上であるため比較的自由に位置取り易いものの、対駆逐戦闘以外においてはやや残念な点が多いため万人にお勧めできる艦とは言い難い。しかし英巡を使いこなした経験のある艦長であれば問題なく使いこなせるだろう。

戦闘名誉章

レベル1234
報酬艦艇EXP7500
シルバー100k
艦艇EXP7500
シルバー100k
艦艇EXP7500
シルバー100k
カッパー1
艦艇EXP7500
シルバー100k
カッパー1
ミッション内容10回勝利敵巡洋艦25隻撃沈900000HPダメージを与える敵駆逐艦30隻撃沈

史実

1943年に竣工した、クラウン・コロニー級軽巡洋艦の後期型、セイロン級のネームシップ。就役後は太平洋艦隊に所属した。戦後は朝鮮戦争にも参加した。1960年にペルーに引き渡され、「Coronel Bolognesi(コロネル・ボロネージ)」となった。ペルー海軍からは1982年に退役している。

小ネタ

艦名の由来

 本艦の艦名の由来は恐らく「フランシスコ・ブログネシ」大佐。正しくは「フランシスコ・ブログネシ・セルバンテス」であり、ペルー軍の軍人。チリとペルーが戦った「アリカの戦い(1880年6月)」における英雄でもある。

アリカの戦い

 チリ軍のペドロ・ラゴス大佐が率いるチリ軍部隊はペルーの領土であったアリカの街を攻撃。その際にアリカの街の守備隊はわずか1600人しか居なかったものの、フランシスコ大佐に率いられた彼らは8000人以上の敵と戦った。最終的に街は陥落、フランシスコ大佐は戦死し1000人以上の兵士も死亡したが、その奮戦は彼をペルーの英雄とするには十分なものであった。

戦後に海外で活躍

 本艦の他にも戦後海外に売却・譲渡された艦は複数ある。フィジー級の3番艦「ガンビア」はニュージーランド海軍に、同7番艦「ナイジェリア」はインド海軍に、またセイロン級3番艦「ウガンダ」はカナダ海軍に譲渡されている。

セイロン級?

 なお本艦は「元セイロン」級巡洋艦 セイロンと表示されているのでややこしいが、要は「フィジー」らが属する「クラウン・コロニー」級とほぼ同じ艦級である。厳密には「クラウン・コロニー」級自体が建造時期によって2つのサブクラスに別れ、前期型の8隻を1番艦の名を採って「フィジー」級、後期型3隻を「セイロン」級とも呼称する。

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 小ネタを記載 -- 2023-09-16 (土) 07:20:27
  • 艦艇スキルの枠を修正 -- 2023-11-05 (日) 17:13:59

コメント欄

  • 名前がかわいい -- 2023-12-22 (金) 00:53:57
    • 性能関係なくて草 -- 2023-12-22 (金) 11:25:56
    • 本当だ。可愛い。 -- 2023-12-22 (金) 12:10:31
    • ころねる・ぼろにゃし! -- 2023-12-22 (金) 13:36:02
    • めちゃかわ。 -- 2024-01-28 (日) 10:16:17
    • ボロニャンだと思ってた。 -- 2024-03-06 (水) 08:12:47
  • 駆逐艦には強いと思う。もうちょい主砲強くてもいいと思うんだ。 -- 2023-12-26 (火) 00:50:35
    • でも貫通力高すぎて戦闘司令なしでも駆逐の艦首に当たると過貫通しやすいのが難点 -- 2023-12-27 (水) 07:18:44

過去ログ

過去ログ一覧

*1 一応フィジー砲と比較を行うと、フィジー砲が4基12門構成なのに対して本艦は第3砲塔が撤去されているので砲塔1基分の3門を減じている。その分射程が微増して装填速度も少し優遇されているものの、瞬間火力やDPM的にはフィジー砲に大分劣る。艦艇スキルの内容的にも同じモデルの砲といっても戦い方を大分変えねばならないのは理解いただけるだろう。
*2 しかし本級の魚雷は実は前前級から性能が据え置き…という事は逆に考えればパンアメリカツリーではティア5の時点で「フィジー」魚雷と装填時間以外は同程度のものを扱えたという事でもある。ただし運動性の問題で実用的なのはティア6から。