Sovetsky Soyuz

Last-modified: 2023-11-10 (金) 10:59:18

ソヴィエツキー・ソユーズ級戦艦 ソヴィエツキー・ソユーズ (23設計戦列艦)

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ヒストリカル迷彩

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[添付]
効果︰

変更点

ver.4.5で主砲装填時間が25秒から24秒に短縮、中近距離において精度が向上、装甲防御が16.5から18%に向上。
ver.5.5でHPが48,200から49,500に増加(フル改修56876→58410)、主砲AP弾ダメージが1,700から1,750に増加(フル改修2006→2065)、主砲射程が12.6kmから12.9kmに増加(フル改修13.73km→14.06)、主砲抗堪性が40%上昇。
ver.6.5で小口径対空が283に増加。

性能諸元

編集時 ver.5.5.0

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier9
生存性継戦能力58410
抗堪性・防郭防御15%
・火災浸水耐性20%
・装甲18%
・対水雷防御16.50%
主砲射程14.06km
副砲射程6.21km
機動性最大速力26.67ノット[kt]
最大出力への到着時間31.17秒
転舵速度4.60度/秒
転舵所要時間16.80秒
隠蔽性12.42km



・派生艦船

派生元Vladivostok
派生先Kremlin


・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)(防郭率)装填時間砲塔旋回速度
406mm L/50 B-37, 3基×3門HE弾 1180(14%)
AP弾 2065(250%)
24秒6度/秒


副兵装口径,搭載基数×門数(方舷指向門数)最大ダメージ(火災率)装填時間砲塔旋回速度
130mm L/55 B-2-U, 6基×2門(6門)HE弾 307(2%)5秒10度/秒


対空砲種類平均ダメージ射程
大口径
小口径
340
283
3.60km
1.80km



・艦艇スキル

種類効果持続時間クールタイム使用可能回数
精密照準装置Ⅲ主砲の砲撃精度+45%20秒間75秒3回

・艦艇の特技
応急工作班+1回

ゲーム内説明

ソビエト連邦で建造された砲艦の中でも最大で(プロイェークト23)、世界で最も強力な戦艦の1つ。プロトタイプの戦艦Aに比べサイズが大きく、兵装システムもより洗練されたものとなっていた。

解説

・主砲
全級と同じく406mm砲を9門搭載している。AP弾単発ダメージ2065は同格ツリー艦トップ、主砲旋回速度6度/秒は同格トップタイである。遠距離での精度に難があるが、中・近距離においてはかなりまとまるため精密照準装置Ⅲを使えばガン縦した戦艦や中距離の駆逐艦に全弾命中といったことも可能である。AP弾の貫通力は高くないが防郭貫通率が高いため、バイタルを複数枚貫通することもある。一方、主砲射程14.06kmは同格内でも下位に位置するため、格上だけでなく同格の戦艦にもアウトレンジされることがあったり、主砲装填時間が24秒と遅めなため外した時の損失が大きいなどといった明確な弱点も存在する。幸い24秒であれば通常艦長の艦長スキル「精密照準」をとれば効果時間中にギリギリ二斉射できる。

・副砲
前級の152mmと100mmの混載から大幅に変更され、130mmに統一されている。もちろん自動副砲もなくなった。射程はそこそこなもののDPMはライオン以下と非常に低い(というか自動副砲の没収によって前級より下がっている)ため、接近戦には向かない。

・対空
同格帯ではちょうど真ん中ぐらいの対空能力であり、執拗に狙われれば晴天をとれる程度にはある。しかし、アメリカ戦艦のように攻撃前に数機撃墜したりすることはできず、もろに攻撃を食らってしまうことになるので、なるべく孤立しないほうがいいだろう。

・装甲
装甲18%は同格と比較して優秀な値を誇る。また、本艦は中央装甲帯の装甲厚がそこそこの厚みをもっており(ツリー艦内ではナンバー2)、さらに艦首側面の装甲に限って言えばフリードリヒ(50mm)以上の80mmを誇る為、適切な角度を保ってこれらの部分で弾受けするにあたっては相応にしぶとく耐えられる筈だ。しかし例によって側面を晒してしまった場合は無防備に巨大なバイタルを晒すことになるので後は言わずともわかるであろう。また、前級同様に艦首・艦尾の水平面積が広いように感じられるので水平装甲を抜いてくるような相手にも注意して欲しい。防郭防御に関しては平均的な値だが、火災浸水耐性はツリー艦の米戦に次ぐ水準を誇る。対水雷防御もそこそこ優秀であり、装甲面・耐性面ともに高レベルに纏まっているといえる。

・機動性
最大速力26.67ktは武蔵と同じであり、ミネソタの一つ上とブービー賞である。また最大速力までの到達時間31.17秒は同格最下位であり、総じて陣地転換は困難である。あまり外周をとりすぎると相手の動き次第ではまともに戦闘に参加できず、戦線に到着したころには味方が壊滅...といったことになりかねないため、初動の位置取りは注意して行いたい。

・隠蔽性
素の被発見距離は12.42kmと良くない(ツリー艦では出雲と同値)。

・生存性
HP58410はあの武蔵を上回り、キアサージと同値で同格1位である。前述した優秀な装甲もあり、生存性はトップクラスであるといえる。しかし、主砲射程が短い都合上他の艦よりも前に出なければならないためヘイトを買いやすく、姿勢に気を付けなければ意外とあっという間に体力を持ってかれてしまう。

・消耗品
軍需物資は高級船員食糧、予防整備パック、改良型ディーセルエンジンで良い。また、応急工作班を4つ使用可能。

・艦長スキル
精密照準装置Ⅲ3個を使用可能。装填時間が24秒に短縮されたことで、通常の「精密照準」でも効果時間中に2斉射できるようになっている。艦長スキル「超火力」を取得してスキル使用回数を増やし、序盤から積極的に使用することでダメージレースで優位に立ちたいところである。
これは生存性にもつながってくることだが、せっかくの精密照準装置Ⅲだからと言って無理やり全門斉射しようとするのはタイマンでもない限りおすすめできない。優秀な甲板装甲を持っているにもかかわらず腹をさらすというのはソ連戦艦の強みを失うことになり、その状態で複数の敵から攻撃されることになると後部の主砲1基を用いる事で与えられるダメージ以上に被弾してしまうからである。もちろん常に艦を立てていろというわけではないが、高tier帯の高火力な砲撃を耐えるためにもスキル使用時の艦の動かし方には特に注意したい。

・装備
 兵装 主砲改良Ⅲ
 防御 操舵装置改良Ⅰ or 推力改良Ⅰ
 適正 操舵装置改良Ⅱ 因みに魚雷防御Ⅰ(魚雷防御+15%)で魚雷防御を16.5%→18.98%にしたところで、一発5000ダメージの魚雷を4175→4051に減少させるにとどまる。10発も当てられてやっと1240ダメージの減少になる。常に魚雷に当たりまくるような人でなければ、素直に機動性に振って単発2000ダメージ近い戦艦砲の一発でも避けた方が良い。

・エリート特性
・ダメージコントロールセンター 火災浸水耐性+15%
・エリート砲術員 主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
・功績 EXPアップ+10%

・総論
ソ連戦艦の特徴である厚い甲板装甲と豊富なHPによる高い生存性を生かしてドイツ戦艦のようにタンクをこなすことができ、また精密照準装置を使った状態での砲撃により甘い動きをする敵艦のHPをごっそり持っていくことも可能と、単独での性能も高い。しかし、遅い速力や短い主砲射程などの欠点により、位置取りを間違えれば戦線にほとんど貢献できずに終わってしまうこともあるため、タンク性能を生かすためにも味方艦との連携が重要な艦である。

戦闘名誉章

レベル12345
報酬艦艇exp16k
シルバー150k
艦艇exp16k
シルバー150k
カッパー1
艦艇exp16k
シルバー150k
カッパー1
艦艇exp16k
シルバー150k
カッパー2
艦艇exp16k
シルバー150k
スティール2
ミッション内容20回勝利巡洋艦50回撃破90隻撃沈戦艦40隻撃破一戦中に100,000ダメージ

史実

計画背景

日露戦争で壊滅的な被害を受けたロシア海軍であったが、第一次大戦までにそれなりの海軍が再建されつつあった。しかし一次大戦中にロシア革命が始まり、多くの艦が破棄されるなどし、ソ連建国の際に手に入れることのできた戦艦は旧式のガングート級3隻のみだった。やむなく1934年頃にアメリカに対し35000t,406mm砲搭載の戦艦の建造を打診。しかし交渉は失敗に終わり発注されることはなかった。1930年代後半に入り5カ年計画の成果もありようやく自力で戦艦建造ができるような基盤が完成しつつあった。そして1936年に23号計画が立てられ、1946年までに戦艦と巡洋戦艦をそれぞれ15隻ずつ建造する大艦隊の計画が完成した。それに基づき最初に計画されたのがソビエツキー・ソユーズ級戦艦である。

計画

ソビエツキー・ソユーズには当時すでに建造されつつあった戦艦は勿論、条約明けの新戦艦すら上回る性能を求められた。それゆえ設計には時間がかかった上、スターリンによる軍部粛清の影響で設計者の多くを失っており設計完了は1937年10月になってしまった。ソビエツキー・ソユーズ級は、満載排水量65,150tの大型戦艦で、アメリカのアイオワ級をも上回り大和型に次ぐ大きさである。主砲は50口径の406mm主砲9門と大和型には劣るものの、アイオワ級に匹敵する。この主砲はアメリカからの輸入も検討されたが合意に至らず、ドイツのビスマルク級と同じ主砲を輸入しようとしたが失敗、結局自国で製造されることとなった。副砲に関しては実は計画上では150mm砲と10cm砲を混載する予定で、副砲12門、高角砲12門、機銃40門は遜色ないものであった。防御力に関しては非常に優秀で、イタリア式のプリエーゼ式水中防御機構を採用、速力も良好であり走攻守が揃っていた。出力は201,000馬力であるから、計画より速い30ktも可能だったかもしれない。

建造

建造は国内3箇所で行われることになり、1番艦は1938年7月15日にレニングラードのオルジョニキーゼで起工された。しかし設計図は承認されておらず見切り発車的な起工であった。しかもクレーン等がまだ揃っておらず1939年に入ってからようやく工事が進むようになった。2番艦のソヴィエッカヤ・ウクライナは黒海沿岸のセヴァストポリのニコライエフのマルティ南造船所で、3番艦のソヴィエッカヤ・ベルルーシアと4番艦のソヴィエッカヤ・ロシアも北洋のモロトフス402工廠で起工された。しかし1941年6月、独ソ戦が開幕すると状況は一変する。1,3,4番艦の部品は取り外されてしまい、陸軍に転用されてしまった。戦後に船体などは解体される。2番艦のソヴィエッカヤ・ウクライナは悲惨で、1941年にドイツ軍に造船所が占領されてしまい、鹵獲されてしまう。このとき船体は75%まで完成していたがこれだけの大型艦を建造させる余裕はドイツにはなく資材は剥ぎ取られ船体も1944年にドイツが撤退する際に破壊されてしまった。

考察

独ソ戦により計画に終わってしまったソビエツキー・ソユーズ級だが、無かったとしても完成していたかどうかは怪しい。いくつか理由を説明する。まず主砲に関してだが、ソ連になってから戦艦の主砲を独自設計することは初めてで、ガングートの305mm以来実に20年ぶりであった。しかもガングートの次級であるイズムルド級の356mm砲は製造できずアメリカからの輸入であった。しかも50口径という長砲身砲を製造できるだけの技術が波乱万丈の中のソ連にあったかどうかは信じがたい。実際に主砲の試作を行った痕跡もなく、竣工予定は伸びるばかりである。さらに近代戦艦に必要不可欠な光学装置、砲弾、ダメコンといった面でもどこまでできていたのかは不明である。またこの4隻の建造経費は1940年度の国家予算の33%に達し国家のもつ造船能力の65%を消費していたことも判明している。そう考えればこの23号計画は無謀な計画であったことは間違いない。さらに次期主力艦として改良型の「23-UN号計画艦」に加え「1-615号艦」「1-657号艦」も計画されたがいずれもやはり計画のみに終わっている。

小ネタ

...

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 基本性能入力 -- 2021-02-18 (木) 19:32:36
  • なぜかスキルに単位が付いてなかったので追加 -- 2021-05-21 (金) 16:11:39
  • ヒストリカル迷彩の画像を追加。 -- 2021-06-10 (木) 17:04:43
  • 生存性、装備、総論を書きました。加筆修正大歓迎です。 -- HRE 2022-06-20 (月) 09:16:01
  • バフ前から記述があまり変わっていなかったため、いくつか加筆修正しました。 -- 2023-03-28 (火) 02:21:37

コメント欄

  • コイツめちゃくちゃ強くない?遠距離でも精度いいしバイタル抜いてくるし硬いし。 -- 2021-02-21 (日) 20:37:46
  • ソユーズ何気にランク戦の適性あるかもしれん。 さすがに水売りには劣るけどね。 -- 2021-03-06 (土) 20:31:25
  • このデータは改修済みじゃないよね?hpが出雲に負けてるもん。 -- 2021-03-07 (日) 15:22:45
    • 改修済みのデータは基本改修前の記載に統一されてます。データはエリート化済みの記載があります -- 2021-03-07 (日) 16:37:41
      • 訂正 数値は改修前です 改修後のデータは改修後と記載するようになってます -- 2021-03-07 (日) 16:39:16
      • そうなんですね。じゃあ誰か改修済みのデータplease (^_- -- 2021-03-07 (日) 16:43:06
  • 島風のワンパン仲間。 -- 2021-05-18 (火) 01:09:33
  • ソビエツキー・ソユーズでグーグルで調べるとSovetsky Soyuzという表記しかないんだけど、グーグル翻訳だとSovetskiy Soyuzになるんだよね。そしてそれを再びキリル文字に戻すと何方もСоветский Союзになる。キリル文字って本当分からねえな_(:3 」∠)_ -- 2021-10-21 (木) 15:32:01
  • アプデでなんとか精密照準に間に合う様になった よかったねソユズちゃん -- 2021-11-08 (月) 08:26:22
  • 弱い。ウラジオから大して火力上がってないくせに図体デカイせいで与えられるダメージはそのままに受けるダメージだけが増えたサンドバック。得意の近・中距離線も420mm砲と強力な副砲、装甲を備えたフリードリヒのほうが強い。もちろん遠距離でもフリードリヒのほうが強い。得意なはずの距離での攻撃能力でも同格のツリー艦に劣るとなると残った個性は遅い装填のみ。ドイツ戦艦第2ツリー以外のすべてのティア9戦艦に乗ったけどこいつが一番弱くて個性も微妙。 -- 2023-06-07 (水) 10:21:01
    • 所詮、その程度の腕だって事だよ(ニチャァ…)使う者の質が悪ければ、その道具もそれ相応になるってこれ1番言われてるからな -- 2023-10-03 (火) 22:23:49
      • 煽りしてないで、具体的な立ち回り含めて木主に正しい使い方をアドバイスしてください。自信がある方には是非ご教授いただきたい。 -- 2023-10-04 (水) 00:49:07
  • この艦はランク戦でめちゃくちゃ強いです。ランダム戦では相手人数が多いことや、中央争奪戦や震源では艦が全体的にマップ中央に寄る影響で、短い射程も相まって集中砲火を受けてしまいタンクすることなく沈んでしまうことがありますが、ランク戦では5対5と人数が少なく、艦が分散して小数対小数になりやすいことにより生き残りやすく、そのポテンシャルを発揮することができます。生存時間が長ければ長いほど、豊富な体力を修理班によってさらに強化することができますし、さらに精密照準Ⅲによる強烈な一撃を叩き込むことができます。精密時の斉射は簡単に1万ダメージ以上出すことができ、またギリギリ2斉射できるのでダメージレースで優位に立てます。火災浸水耐性も高めで応急工作班も多く使えるので巡洋艦に燃やされるのにも強いです。個人的にはタイマンで負ける艦は少なくともツリー艦には存在しないと思いますし、プレ艦に対しても強く出れると思います。 -- 2023-07-08 (土) 21:29:56
    • ちなみに、上位に出れば腕のあるフリスラが跋扈していますが、この船でどのように対処しますか? -- 2023-10-04 (水) 00:50:32

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