M48A1 Patton

Last-modified: 2021-11-03 (水) 10:53:13

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Tier 10 アメリカ 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP2,000
車体装甲厚(mm)152/76/38
最高速度(km/h)45
重量/最大積載量(t)47.07/50.35
本体価格(シルバー)6,100,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
M48 Patton
(160,000/6,100,000)
M48A1
(68,000/219,000)
M48A1E1
(45,000/325,000)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
M48A1Continental AV-1790-7B105 mm Gun M68T97E2M872,000745
810APCR
HEAT
HE
268
330
53
390
390
480
571,000
12G
680
7.19
1.9
0.36
50254/76/5040420

解説

  • 概要
    Tier10アメリカ中戦車
    M48A1パットンは、M46パットンより続くパットンシリーズの3代目である。
    WW2後の第1世代MBTだけあり、アメリカらしい中戦車として完成した。
     
  • 火力
    • 105 mm Gun M68
      M48A5の史実砲。
      イギリスの開発したロイヤルオードナンス L7のアメリカ仕様でM60パットン用に開発された。
      垂直鎖栓式の丸い閉鎖機と、オリジナルのL7とは設計の異なる排煙器を採用している。
      バランスが良くTier10として十分な火力を振るうことができる。
      装弾数も多く、必要なタイミングで惜しまず火力を投入可能だ。
       
  • 装甲
    新デザインの車体で傾斜を増した車体正面装甲とTier10中戦車として十分なHPを獲得。
    大型化した砲塔正面も装甲厚を増し、大き目の防盾を備えている。
    車体正面下部と背面装甲、機銃を搭載した車長用キューポラという弱点を抱えてしまったが、エンジン引火率の低下も合わせて、格下戦車に対して一定水準の防御力を持っている。
    しかし、熾烈極まるライバル戦車の砲弾に対抗するには心もとない防御力なのも事実である。
     
  • 機動性
    最高速度の向上もなく、重量増加で挙動が重くなってしまった。
    その変わり、軽戦車並みの優秀な履帯で、車体の取り回しに関して不満を感じる事は減るだろう。
    旋回性能の安定した砲塔と履帯、戦車砲の自由度の高さで機動戦や地形への適応力も引き継ぎ、アメリカ中戦車で培ってきたノウハウを活用することができる。
     
  • 視界・隠蔽
    ライバル戦車の性能向上で目立たないが、420mに達した視認範囲を活用した運用で、カタログスペックでは測れない戦闘力を発揮する余地も残されている。
    反面、隠蔽率はM46 Pattonより大幅に低下しており、通常戦車の中ではワースト一位になる。
  • 総論
    性能面で「尖った」部分に乏しいバランス型MT故に、どうしても大胆な戦術を取れないシーンが目立ってしまう。
    しかし、優秀な視認範囲、地形への高い適応能力、戦車砲の自由度と総合力ではライバル戦車に劣っていない。
    味方との連携や地形の利用で真価を発揮する、アメリカMTツリーのラストを飾るに相応しい車両である。

史実

M48中戦車パットン

測距儀が不調だったM47の改良型で、朝鮮戦争に間に合わせようと1950年12月8日からデトロイト戦車工廠で突貫で開発され、12月20日からクライスラー社で試作車の製作が始まり、1951年12月14日に試作初号車、1952年7月には生産車がロールアウトしましたが、結局、朝鮮戦争には間に合いませんでした。

1953年5月にT48E2が制式採用になり、制式名称は90mm砲搭載M48中戦車とされました。

車体は鋳造で、装甲厚は車体前面101~120mm、側面前部76mm、後部51mm、後面44mm、上面57mm、底面2.7~63mm、前部・中央・後部を溶接で接合する方式をとっています。
車体前部中央に操縦手が位置し、両脇は90mm砲の弾薬庫となっています。
中央は戦闘室で、後部が機関室、機関室両脇に燃料タンクが配置してあります。

砲塔も鋳造で、装甲厚は前部110mm、側面76mm、後面50mm、上面25mm、砲塔バスケットとスリップリングが付いているタイプが採用されていました。 砲塔前部に砲耳があり、砲架を装着しています。
主砲は円筒形マズルブレーキの付いた48口径90mm戦車砲M41で、同軸に7.62mmM1919系機銃を搭載、俯仰角はマイナス9度からプラス19度が取れ、主砲付け根に赤外線/白色光投光器を装備できました。 測距器はM13、砲手用テレスコープはM97C、高低角象限儀はM13A1を備えています。
砲塔上面右に遠隔操作式M2重機関銃を装備できる車長用ハッチ、左に装填手用ハッチがあり、装填手ハッチ直後に無線アンテナ取り付け基部が、左後方にベンチレーターが装備されています。
砲塔後部には荷物入れが付けられ、左右にジェリ缶ラックを1つずつ備えています。

エンジンはAV-1790-5B/AV-1790-7/AV-1790-7/AV-1790-7C(810馬力)のいずれかで、トランスミッションもCD850-4/CD850-4A/CD850-4Bの内からの組み合わせとなっていました、最大時速41.8km/hで走行可能、サスペンションは独立懸架式で、第1・2・6転輪にショックアブソーバーが付きます。
後に、車体後部に着脱式のドラム缶型追加燃料タンクを装備するようになりました。

1952年4月から1953年7月に2,538両(クライスラー1,090両、フォード900両、GMC548両)が生産されました。

M48の改良型で、1954年に試作されたM48A1は、マズルブレーキをT字型のブラスト・デフレクターに換え、機関室右に補助発電機を設置したモデルです。
車長用ハッチをM2機銃が組み込まれた、M1キューポラ型銃塔に変更しているのが特徴でもありました。 ただ、銃塔の操作が不便なので、キューポラの上にM2機銃を載せることも多かったとも言われています。

操縦手用ハッチを大型化、車体後部には着脱式のドラム缶型追加燃料タンクを装備可能とし、自重が43,999t、戦闘重量が47.173tに増加してしまいましたが、追加増槽のおかげで航続距離は216kmに増加していました。
全長8.729m、車体長6.87mと少し伸びていましたが、全高は3.13mとやや減少しています。

エンジンはAV-1790-7C、トランスミッションはCD850-4Bとなり、12.7mm機銃弾搭載数が500発に増えました。
1955~56年にかけて、クライスラーで1,800両が生産されました。

M48A1の主砲を51口径105mm砲T254(当時のNATOの標準戦車砲L7A1の砲尾を改良したもの)に換えた、M48A1E1もあります。 L7A1をそのまま採用しなかった理由は、アメリカ軍はL7A1が漏れなく使用するHESHもしくはHEP(粘着榴弾)の扱いを嫌ったからとも言われています。

戦車砲身から射出できる、MGM-51シレイラ対戦車ミサイルの搭載型は失敗作に終わりましたが、基本設計が50年代のものにも拘らず、現在でも数ヶ国で使用されているベストセラー戦車でもありました。(同様に砲身発射タイプの対戦車ミサイルは、滑腔砲をいち早く採用したソ連戦車が好んで採用していた)
イスラエルでは、近代改修とアップデートを施した「マガフ」があります。

コメント

  • 砲身上にくっついてる、でっかいサーチライトみたいなやつって。暗視装置用のパーツだっけ? -- 2018-09-04 (火) 01:22:28
  • こいつ最終にするのに更に10万以上の☆要るの? -- 2018-12-30 (日) 23:03:53
    • すまん解決した☆20万5000 最終パケなんだな -- 2018-12-30 (日) 23:09:22
  • 116戦でやっと☆貯まって買えたが、ランク戦パットンあんま見ないよな -- 2019-01-02 (水) 22:00:26
  • E4に顔面抜かれまくる… -- 2019-03-31 (日) 20:57:31
    • 防盾以外は中戦車相応の装甲しかないので、細かく動いて狙いを絞らせないようにするしかないですね -- 2019-04-01 (月) 16:44:13
  • 本車の真骨頂は優秀な収束と拡散である。215Bやチーフテンなどには劣るものの、時間をかけず狙い発砲、後退が可能なので相手に隙を与えない。…だったのだが、チーフテンの超強化で機動力が追いつかれ、立場が危うい。とは言えそのレベルの砲を、優れた履帯性能、視界、隠蔽(HTよりはマシな)で運べるのだから作成を迷ってるなら、これを参考にどうぞ。 -- 2021-11-03 (水) 10:53:13