Tier VII 中国 中戦車
スペック
車体
HP | 960 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 60/45/40 |
最高速度(km/h) | 50 |
重量/最大積載量(t) | 29.46/32.0 |
本体価格(シルバー) | 1,400,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | Type 102S | 85 mm S-53 | T-34-1 | T-34-1 | 960 | A-220 | |
480 | 37 | 90/75/52 | 600 | ||||
16.27 | 1.1/1.3/2.1 | 46 | 360 | ||||
85 mm 56-85JT開発時 | Type 102S1 | 85 mm 56-85JT | T-34-1 | T-34-1 | 960 | A-220A | |
500 | 37 | 90/75/52 | 750 | ||||
16.84 | 1.1/1.3/2.1 | 46 | 360 | ||||
100 mm 44-100JT開発時 | 12150L | 100 mm 44-100JT | T-34-1 model 2 | T-34-1 model 2 | 1,050 | A-220A | |
520 | 40 | 170/120/60 | 750 | ||||
16.00 | 1/1.1/1.9 | 44 | 370 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
85 mm S-53 | AP APCR HE | 109 7G 98 | 126 167 43 | 160 160 280 | 13.33 | 2,133 | 2.90 | 0.42 5.04 3.09 | 50 | +22 -5 | |
85 mm 56-85JT | AP APCR HE | 109 7G 98 | 128 172 43 | 160 160 280 | 13.33 | 2,133 | 2.90 | 0.38 4.56 2.80 | 50 | +22 -5 | |
13.33 | 2,133 | 2.30 | 0.38 4.18 2.34 | 50 | +20 -5 | ||||||
100 mm 44-100JT | AP APCR HE | 252 11G 252 | 175 235 50 | 250 250 330 | 6.45 | 1,613 | 2.50 | 0.42 4.62 2.96 | 34 | +18 -5 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier7中国中戦車。
強力な砲、優秀な砲塔、屈指の隠蔽率による偵察能力が持ち味。
Type 59(WZ-120)導入以前、中国が独自考案したとされる計画案の一つである。
本車の持ち味は同Tierソ連中戦車のT-43にはない100mm砲の貫通力および単発火力と優秀な避弾経始の砲塔、そして全中戦車中でも屈指の隠蔽率が可能にする偵察能力である。 - 火力
いずれの砲でも俯角が-5°と狭く、地形適性は低い。
後方*1を向くと初期砲塔では-1°、改良砲塔では-0°に俯角が制限される。- 85 mm S-53 / 85 mm 56-85JT
Type 58から引き継ぐ2種類の85mm砲。
単発火力と発射速度はそこそこだが、貫通力が不足気味である。
Tier相応の戦力となるには、課金弾のAPCRを多用する必要がある。
2.9秒と長い照準時間も悩みの種。隠蔽率を活かして身を隠しながら、腰を落ち着ける場所で狙いをつけよう。 - 100 mm 44-100JT
改良砲塔でのみ搭載可能な100mm砲。
単発火力250、APは貫通力175mm、APCRは貫通力235mmをそれぞれ誇り、Tier7中戦車の中ではトップクラスの性能を有する。
一方で発射速度は大きく低下し、移動・旋回時の照準拡散も大きいが照準時間は改善されており、2.5秒とやや遅いものの許容範囲内。
優秀な砲ではあるが、扱いやすい代物ではないので慣れるのに時間を要するだろう。
なおIS-2の初期砲と互換性があり、Type 58でIS-2を研究しておくと開発がだいぶ楽になる。
- 85 mm S-53 / 85 mm 56-85JT
- 装甲
車体は脆いが、砲塔はかなり頑丈。
ただし、俯角の狭さからハルダウンがしづらく、砲塔の堅さを活かすのはかなりテクニックと地形把握が必要だ。
今後の中国中戦車と共通する特性であり、癖が強いのでここでしっかりと慣れていこう。- 車体
最も硬い正面上部でも60mm傾斜で実質110mmしかなく、格下にもあっさり抜かれてしまう。
側面は45mmであり、昼飯や豚飯をしても強制跳弾できる機会は殆ど無い。 - 砲塔
初期砲塔は旋回速度で勝るが、防御面に難あり。改良砲塔でも充分な旋回速度を持つので利点にはならない。
改良砲塔は170mm+お椀型という強固な防御力を持つ。
当たり所によっては格上の砲弾を弾く事もあり、小さい投影面積も相まってかなりのタフさを発揮する。
弱点のキューポラは的が小さく、小刻みに動けば狙いづらくなる。
しかし、前述の通り俯角が狭いので弱点の車体を完全に隠すのが難しく、防御力が活きる場面はかなり限定的だ。
- 車体
- 機動性
加速はややもっさりしており、登坂には若干苦労する。
とはいえ、出力重量比16.00と最高速度50km/hは中戦車としては平均的であり、悪くない性能となっている。
旋回性能も良い方であり、一般的な中戦車として運用するに困らない程度の機動性は持っている。 - 隠蔽
ここまで主に「100mm砲の火力と砲塔の堅さをどう活かすか」を書いたが、
もう一つの大きな武器がトップクラスの隠蔽率の高さ。
本車の隠蔽率は全MT中Obj416に次ぐ第2位で、マリノフカ・コマリン・プロホロフカの並木道やマジカル=フォレスト等、視界と隠蔽率が大きなカギを握る局面では特に輝くだろう。
格上戦場では視界取りに専念するのも選択肢の一つ。
幸い、出だしはややもっさりするが、中戦車として充分にスピーディーな長距離移動が可能である。
マップに依存するものの、開幕ダッシュで良い場所に置き偵に入れれば、
自身のHPの数倍ものアシストダメージを稼ぎ出すことも可能であり、格上戦場でも有効なカードを持つ。- 拡張パーツ・搭乗員スキル・開発
高い隠蔽率を活かした偵察の為、拡張パーツに視界強化は是非欲しいところ。
また、最終砲の長い照準時間と装填時間を緩和する「新型射撃装置」や「新型装填装置」、全体的に性能を向上する「改良型換気装置」も良い。
搭乗員スキルは攻・守・偵察全てに大きな効果を発揮する「迷彩」と「第六感」が最優先と言える。
度々破損する弾薬庫も若干不安であり、「弾薬庫保護」は欲しいスキルの一つと言える。
- 拡張パーツ・搭乗員スキル・開発
- 総論
Tier7中戦車の中では火力と貫通力を両立した数少ない車両の一つであり、格上にも弱点を狙えば有効打を与えられる強力な主砲を持つが、その分拡散や照準時間、精度、装填速度等目に見えて使いにくい欠点も多く存在し、装甲面でも俯角が狭い影響で頑丈な砲塔だけを出しながら戦うのも難しく、結果的に中戦車としては扱い易いとは言えない戦車である。
しかし、車体だけを隠すための地形の把握や拡散の酷さをカバーできる立ち回り、良好な隠蔽率を活かした偵察の仕方といった幅広い戦術を考させてくれることは本車の魅力の一つでもあり、これらが着実に身に付いてくれば自ずと戦績は良くなっていくことだろう。
また、拡散の酷さや砲塔だけ頑丈な点などは今後の中国中戦車にも続いていくので、この辺りでできるだけ早く特徴を掴んでおくといいかもしれない。
史実
1954年、中国政府はT-34-85の中国での製造を検討。その際、中国の技術者が提案した代替案がT-34-1である。
T-34-85をベースとしつつ、トランスミッションとサスペンションを改良し、総重量の軽減と車高の低下を実現するものであった。
1954年には砲塔や主砲を変えた複数の設計が行われたが、プロトタイプ制作には至らなかった。
コメント
- ちょっと、いやかなり主砲の精度が悪い。拡散も収束もほんとひどい。 -- 2016-09-11 (日) 22:23:16
- だったら!駆逐戦車の後ろに回りこんで、近接で戦えばいいだろ! -- 2016-12-27 (火) 01:55:55
- こいつ弾薬庫の耐久値結構低い?8.8cmL/71で撃ったら一撃で弾薬庫吹っ飛んだんだけど(ダメージは700くらいだった)、誰かが既に弾薬庫にダメージ食らわせてたのかな? -- 2019-10-27 (日) 00:01:34
- 中華戦車は軒並みモジュールの耐久力が低いのよ。弾薬庫にクリーンヒットしたら一撃で吹き飛ぶのも全くもって珍しくない。ソ連にもいくつかこの手の弱点を抱えた戦車はいるけど中華はほぼほぼ当てはまるから自分で乗る時は要注意 -- 2019-10-27 (日) 00:17:29