T-43

Last-modified: 2024-01-19 (金) 14:07:21

R23_T-43.png

Tier 7 ソビエト連邦 中戦車

公式紹介ページ

スペック

HP1,000
車体装甲厚(mm)75/75/75
最高速度(km/h)51
重量/最大積載量(t)33.05/34.0
本体価格(シルバー)1,355,000

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期状態V-2-34M85 mm D5T-85BMT-43T-43 mod. 19421,0009R
5203880/80/80325
15.551.1/1.4/2.248360
122 mm U-11開発時V-2-44122 mm U-11T-43T-43 mod. 19429RM
5603880/80/80525
16.871.1/1.4/2.248360
85 mm D5T-85BM-1開発時V-54K85 mm D5T-85BMT-43 mod. 1943T-43 mod. 19431,1009RM
6004090/90/90525
17.221.0/1.2/2.048370
 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
85 mm D5T-85BMAP
APCR
HE
175
8G
139
144
194
44
180
180
300
11.112,0002.300.37
4.15
2.49
48+26
-8
122 mm U-11HE
HEAT
257
12G
61
140
450
370
5.361,983
(HEAT)
2.700.55
6.40
3.70
42+26
-8
85 mm D5T-85BM-1AP
APCR
HE
175
8G
139
160
220
44
180
180
300
9.681,7422.300.37
4.15
2.49
48+26
-8

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier7ソ連中戦車
    T-34の装甲を強化した後継車輌として開発された試作中戦車。
    装甲の増圧で重量が増えたのに、エンジンはそのままなので機動性はわずかに低下した。
    にもかかわらず、全損時の修理費は約一万クレジット近くまで増大しているという理不尽さがある。
     
  • 火力
    以前の初期砲だった85 mm ZiS S-53が無くなって85 mm D5T-85BMが初期砲になり、最終砲として85 mm D5T-85BM-1が追加された。
    • 85 mm D5T-85BM
      前身であるT34-85の最終砲であり、以前の本車の最終砲でもあった初期砲。
      前身よりも俯角や発射速度が向上しており、射撃機会は多くなっている。
      移動時の照準拡散が他国の100mm砲並の値であり、行進間射撃の命中率は低い。
      それでも初期砲としては充分な性能であり、急いで砲を開発する必要は薄いだろう。
    • 122 mm U-11
      いわゆる12榴。
      KV-1やT-34-85で搭載できたものと同じ砲。
      開発途中であったり85 mm D5T-85BMがどうしても肌に合わなければ使ってみる価値はあるが、Tier5帯で猛威を振るっていたこの砲もさすがにTier7帯ではあまり通用しない。
      もし使う場合、なるべく実装甲厚が薄い側面や天板を狙うなどして少しでも多くのダメージを稼いでいけば、活躍ができなくもない。
      ただし、精度・照準時間は相変わらず劣悪なので近距離戦が主体となり、やや癖は強い。
      また、貫通力140mmのHEATを貫通できる相手に用いることで、思わぬダメージソースとなってくれることもあるため、格下や軽装甲車輌相手には是非使っていこう。
    • 85 mm D5T-85BM-1
      アップデートにより新たに追加された最終砲。
      初期砲の欠点だった貫通力が強化されており、格上戦車にも十分対抗できる一品となった。
      ただし微妙な精度や広がりやすい砲拡散等の命中面の欠点はそのままなので、当たる距離まで近づくという基本は忘れない事。
       
  • 装甲
    T-34-85から小型化された車体と、全体的に向上した車体装甲が特徴。
    • 車体
      前面はT-34譲りの傾斜装甲を備えており、実効装甲厚は正面からでも130mm程。
      格下の通常弾相手であればそこそこ弾いてくれる。
      ただし、向かって右側には燃料庫が配置されており、抜かれると危険。
      被弾しやすい場所なので、自動消火装置を搭載しておくと良い。
      側面は下部も含めて一律75mm。
      上部は同郷同格のKV-13には及ばないものの中戦車としてはかなり優れた値。
      側面下部はKV-13より本車の方が厚い。
      豚飯が有効だが、厳しめの角度(25°程度)をとっても同格中戦車の金弾だと抜かれる可能性がある。
      更に、車体後方に大きなエンジンが配置配置されているため、抜かれると火災が発生する危険性があるので注意しておこう。
    • 砲塔
      全周90mm。防盾も90mm。
      防盾と装甲がわずかに重なっている外縁部は合計で200mm近い装甲厚になるが、防盾の裏はほとんど開口部になっており、あまり頼りにならない。
      ただし、ソ連独特の砲塔デザインのおかげで、敵の砲弾が正面から砲塔側面装甲に当たったりして弾いてくれることが時々ある。
       
  • 機動性
    全体的にT-34-85から僅かに低下している。
    エンジン出力は据え置きで装甲が厚くなったりして重くなった分、出力重量比が少し落ちている。
    旋回速度もスペック上では上昇しているが、出力重量比が落ちたことによって通常地形や悪路での旋回速度が少し遅くなっている。
    とはいえ地形抵抗は向上しており、他の性能の低下も僅かなものなので、T-34-85と大差ない機動性を発揮できるだろう。
     
  • 総論
    目立った欠点はないが飛びぬけた強みと言える部分も少ない、the・中戦車といった感じの戦車。
    開発元・先に比べパッとしない性能ゆえ飛ばされがちな不遇な車輌であるが、大幅に増えた体力もあり中戦車らしいバランスのとれた性能を発揮する一台と言える。
    Tierが1つ上がると重戦車の他にも中戦車や駆逐戦車にも金弾が貫通しないような相手が存在するため、そういった戦車と正面からやり合うのはできるだけ避けなければいけない。
    金弾や拡張パーツで性能を底上げした上で、貫通できる相手を見極めながら味方と連携することが重要となる。
     

史実

T-43は、1942年初めから装甲強化型T-34として開発が開始されました。
75%のパーツをT-34から流用し、砲塔を3名用として砲塔リングを拡大、車長用キューポラを装備して全周視察を可能としました。
距離1,000mからの88mm徹甲弾射撃に対抗するため砲塔前部は90mmの装甲厚となり、車体前部も75mm55度の斜度を持つ避弾経始の良い物としていました。
車幅を縮めて重量を34.1tに抑えたため、機動性能も確保していました。
1943年2月に試作車が完成して運用試験を開始しましたが、武装の76.2mm戦車砲F-34では東部戦線に出現したティーガー重戦車の装甲には主砲が歯が立たないと分かり、1943年に一旦採用が決まったものの試験のみに供され、量産はされませんでした。

コメント

  • 燃料タンクに被弾すると非常に燃えやすい(と使ってて感じます) -- 2018-04-30 (月) 04:44:46
    • ソ連戦車の多くはエンジンは燃えにくいけど、燃料系統が燃えやすいという共通の泣き所があるよ。 -- 2018-04-30 (月) 06:59:38
  • 43-85 までで飛ばしたが 脚は40km出ればいいほうだが なかなか良い戦車だった -- 2018-10-07 (日) 21:26:00
  • こんなんCometの方が強いじゃん!て思ったんだけどあいつはHT扱いだった -- 2019-12-19 (木) 20:20:44
  • ひどいアプデのおかげで比較的乗り出しが楽っていう利点すら無くなったからマジモンの苦行に成り下がった。なんで開発済みの引き継ぎ無くしたんかなぁ -- 2020-12-23 (水) 00:48:18
  • 後からスペック見直すとなんか微妙なんだけど使ってる時は積極的な迂回機動で結構使いやすい戦車だったな -- 2021-08-28 (土) 00:30:10