Vickers Mk. E Type B

Last-modified: 2016-06-08 (水) 19:24:17

Ch_vae.png

Tier II 中国 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP155
車体装甲厚(mm)13/13/13
最高速度(km/h)35
重量/最大積載量(t)7.11/7.5
本体価格(シルバー)3,900
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
Chi-Ha
(1,300/42,000)
VAE Type B
(150/3,900)
VAE Mk. E Type F
(185/1,420)
VAE Mk. E Type F (37mm)
(285/3,820)
T-26E
(410/4,450)
T-26E (40mm)
(785/21,920)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
Vickers Mk. E Type BArmstrong Siddeley V447 mm Vickers QFVickers Mk. E Type BVickers Mk. E Type B15590
92AP
APCR
HE
45
70
23
50
50
65
5010
2G
13
18.18
2.29
0.47
4913/13/1331280
VAE Mk. E Type FFranklin47 mm Vickers QFT-26-2Vickers Mk. E Type B155250
100AP
APCR
HE
45
70
23
50
50
65
5010
2G
13
18.18
2.29
0.47
5212/12/1231280
VAE Mk. E Type F (37mm)Franklin37 mm KwK 36 L/46.5T-26-2T-26 model 1936170300
100AP
APCR
HE
40
74
18
36
36
42
1606
2G
6
28.57
1.70
0.46
5230/15/1531310
T-26EFranklin45 mm 20KT-26-2T-26 model 1936170300
100AP
APCR
HE
51
88
23
47
47
62
13614
2G
14
26.09
2.09
0.46
5230/15/1531310
T-26E (40mm)Franklin40 mm Pom PomT-26-2T-26 model 1936170300
100AP
APCR
HE
49
71
23
45
45
60
16030
2G
15
22.86
1.89
0.44
5230/15/1531310

解説

  • 概要
    Tier2中国軽戦車
    イギリスのヴィッカース社が輸出用に開発した車両。
    ソ連でもライセンス生産されてT-26として運用されていた。
    その辺りを反映してか、改良砲塔にT-26の砲塔を使用できる。
     

  • 高性能のソ連45mm砲とイギリスPomPom砲を搭載できるので、火力に恵まれる。
    ただし砲塔旋回が極端に遅いため、接近戦においては車体ごと旋回しないと間に合わない事も多い。(米英の中Tierの旋回砲塔TDに近い)
  • 機動性
    やや低い。
    Franklinエンジンは極めて壊れやすく、最悪の場合機関砲1発で損傷・2発で大破する*1という致命的な欠点もある。
    中国戦車なので速度制限装置の解除で機動性を向上させることもできるが、Franklinエンジンでの使用には細心の注意が必要。
  • 装甲
    砲塔正面を除いて機関砲も防げないレベル。特に車体を撃たれるとエンジン大破で動けなくなる事も多いため危険。
    撃ったらすぐに隠れる、敵のHPが少なければ先手を取って殺しきる等、極力被弾しない立ち回りをこころがけよう。
     
  • 余談
    本車はゲーム内トップの寄せ集め戦車として運用可能である。
    詳細

    組み合わせは以下の通り。
     
    車体:Vickers Mk. E Type B(イギリス)
    主砲:37 mm KwK 36 L/46.5(ドイツ)
    砲塔:T-26 model 1936(ソ連)
    エンジン:Franklin(フランス)
    無線:Marconi SB-4a(イタリア)
    乗員:3名(中国)
     
    6ヶ国を跨いだ構成が可能である。
    ロマン溢れるカスタマイズで戦場を駆け抜けると、いつもと違った楽しみを見出せるであろう。
    残念ながら、ゲームシステム上、他国のモジュール研究とは連動しない。

史実

J. V. Carden と V. Loyd が 1928 年に開発。イギリス軍には配備されなかったが、中国を含む他国に輸出された。1937 年には、本型の戦車 20 両が、上海において日本軍と交戦した。Vickers をベースとしたソ連の T-26 も中国に輸出されており、1941 年から 1942 年にかけ、82 両が中国南部およびビルマに配備された。

(その他史編の解説)
ヴィッカーズ6t戦車シリーズはイギリスのヴィッカーズ社が開発した戦車で、1928年に登場したイギリス近代戦車の先駆けの1つとなっています。
正式名称はヴィッカーズMk.E。
ルノーFTと同クラスの戦車として開発が開始され、火力、機動力、防御力を調和させつつ低コストで纏め、カスタマーの希望で武装を変更できるように設計されてえいました。
15カ国で採用され、ソ連とポーランドではライセンス生産もされていいました、ソ連は元々の6t戦車に満足せずT-26を作っています。
イギリスでは採用されなかったのですが、第2次大戦勃発時に他国向けに生産中だったものを取得し、訓練に使用(武装を外したものもある)していました。

ヴィッカーズ6t戦車BタイプはLight tank, Vickers 6 ton Type Bといい、単一砲塔に47mm速射砲(50発)とヴィッカーズ7.7mm水冷機銃(4,000発)を同軸で搭載するタイプです。
照準器は砲塔前面・主砲左側の望遠直接照準器。
全長4.58m、全幅2.41m、全高2.19m、重量7.4t。
装甲厚は車体前面13mm、側面8mm、後面5mm、上下8mm、砲塔前面17mm、側後面13mm、上面8mm。エンジンはアームストロング・シドレー水平並列四気筒空冷ガソリンエンジン(80馬力)、トランスミッションはクラッチ・ブレーキ式(前進4速・後進1速)、最大速度路上30km/h、路外22.5km/h、航続距離160kmを発揮。
乗員3名(車長、操縦手、砲手)となっています。

ゲーム中に登場するのは、六瓲唐克車Mk.Eで、中国の国民政府軍が1935~36年に約20両を輸入したF型を指します。
Bタイプの砲塔後部に張り出し部を設け、マルコーニSB-1A車載無線機を搭載したもので、エンジンは車体前部に装備している実質最終型といえます。
日華事変で日本海軍陸戦隊が1両を鹵獲し、渋谷の海軍館に展示したという記録があります。

パッケージにT-26があるのには、6t戦車を輸入したソ連がこれをコピーして国産化したT-26を、蒋介石率いる中国国民党軍が使用していた為に一纏めにされたと思われます。

ヴィッカーズ6t戦車Aタイプを、日本陸軍が参考用として昭和5年に1両を輸入していました。
当時としては先進的な技術が使われていました、しかし、すぐ履帯が紙くずの様にメタメタになると不評だったので、採用には至りませんでしたが、95式軽戦車やその後の戦車の設計に多大な影響を与えました。

コメント


*1 Tier1~2全戦車の中でも最低レベル。ちなみに本車初期エンジンを含め同格の多くは大破まで最低でも3~6発必要。