エルビング級駆逐艦 エルビング (SP1級軽巡洋艦)


性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
| Tier | 8 | 種別 | プレミアム艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | - |
| 国家 | ドイツ | 派生先 | - |
| 生存性 | 継戦能力 | 30,900 | |
| 装甲 | 13-100mm ・艦首・船尾 19-20mm ・上部構造 13mm ・砲郭 19-20mm ・主砲 25-100mm ・重要区画 19-25mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | 0% | |
| 機動性 | 機関出力 | 110,000馬力[hp] | |
| 最大速力 | 36.2ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 890m | ||
| 転舵所要時間 | 6.3秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 6.9km | 10.8km | 8.9km | 3km | |
| 航空発見距離 | 3.4km | 6.4km | 6.4km | - |
| 射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| - | mod.1 | 10.8km | 62m |
| 主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 150mm L/60 SK C/25 | 3基×2門 | HE弾 1700(8%) AP弾 4100 | 7.5秒 | 18.0秒 |
| 魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ(浸水) | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 533mm G7 T1 Ausf.C | 2基×5門(10門) | 16,533(279%) | 90秒 | 13.5km | 50kt | 1.2km |
| 対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|
| - | 37mm Flak 38 | 10基×4門 | 143 | 3.0km | |
| 55mm L/77 Gerät 58 Zwilling | 2基×2門 | 49 | 5.0km | ||
| 150mm L/60 SK C/25 | 3基×2門 | 35 | 6.0km |
・アップグレード
| スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
| ○ | ○ | ○ | ○ |
| 1 | ![]() | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 |
![]() | 照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | |
![]() | 対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | |
| 2 | ![]() | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 |
![]() | 操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | |
![]() | 推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | |
| 3 | ![]() | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 |
![]() | 操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | |
![]() | 目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 | |
| 4 | ![]() | 主砲改良3 | -12%:主砲装填時間 -13%:主砲旋回速度 |
![]() | 魚雷発射管改良3 | -15%:魚雷発射管装填時間 +50%:魚雷発射管の損傷(機能停止)の発生率 | |
![]() | 射撃管制装置改良2 | +5%:主砲最大射程 | |
![]() | 対空砲改良3 | +25%:平均対空ダメージ |
・消耗品
搭載可能 消耗品
| 十字キー左 | |||
|---|---|---|---|
![]() | 応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:40 秒 |
| 十字キー上 | |||
![]() | 発煙装置 | 2回 | 消耗品の動作時間:20秒 煙幕の持続時間:97秒 消耗品の準備時間:240秒 |
| 十字キー右 | |||
![]() | 対空防御放火 | 2 回 | 平均対空ダメージ:+200% 消耗品の動作時間:40 秒 消耗品の準備時間:150 秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
エルビンクは所謂「偵察巡洋艦」の計画案であり、外洋で運用可能な駆逐艦を開発するための取り組みの中で生まれた最高傑作でした。150mmの主砲を連装砲塔に収めた大型の駆逐艦であり、強力な雷装も備えていました。
設計年:1940
解説
- 概要
ドイツTier8プレミアム駆逐艦。8月中旬に開催された第2回オークションにて1000個分*1のみ販売。
現在はグローバルEXP1,400,000と引き換えに入手可能である。
ゲーム内説明では偵察巡洋艦である。
が、何故か駆逐枠での戦闘となる。駆逐艦とは一体
- 抗堪性
- HP
遂にHPが3万を超える異様な高さで当然ながらTier8ではダントツの1位。
が、後述の機動性や船体の大きさを考慮すると生存性はあまり高い方ではない。
軽巡どころか(Tierが違うとはいえ)重巡すら越えるHPを持つ駆逐艦とは此如何に?*2 - 装甲

船体中央部は25mmの装甲が施されており、120~128mm砲の砲弾を防いでくれる。
駆逐艦との真っ向勝負の撃ち合いになると装甲の分厚さが有利に働く場面が多いが、艦首と艦尾の部分は他の駆逐艦と同じ19mmであるため過信は禁物。
- HP
- 主砲
- 貫通力
Z-23から更に向上しており、10kmだと凡そ220mmまで貫通する事が可能であり独巡の203mm砲に迫る性能である*3。
前級から引き続きAP弾の跳弾優遇を備えており、側面を取っているならばMM帯ほとんどの巡洋艦のVPを実用的な確率で打ち抜ける。散布界が小さいので的確にVPを狙えるのも利点。 - 跳弾優遇とダメージ
AP弾は45~30°の跳弾優遇を持つため防御姿勢の駆逐艦にもある程度刺す事が出来る。ただし、完全に防御姿勢を取る駆逐艦やKhabarovskのような装甲の厚い艦相手には流石に弾かれやすいので注意。
一斉射によるダメージはそれなりに高く*4、苦手とされる対駆逐戦闘でも高威力のAP弾は重要なダメージソースである。
主砲2基が後方に配置されたことにより、引き撃ちはしやすくなったが第一砲塔の射角は良好とは言えず、全門射撃時には被弾確率も高まるためタイミングには注意しよう。 - HE弾について
大口径のわりにDPSは並みでDPMは同格最下位*5のため基本的にはAP弾がメインとなる。
跳弾の可能性が高い相手には威力が下がってでもHE弾に切り替え、メリハリのある対応が必要。 - 装甲
相変わらず分厚い装甲(43mm~100mm)で覆われた砲塔を備えており、敵駆逐艦と至近距離で撃ち合っても機能停止する事はほぼないだろう。
- 貫通力
- 魚雷
Blackに似通った鈍足魚雷で、装填時間は90秒で2基×5門の計10門、装填特化にすれば58.5秒。13.5kmの最大射程に届くまでの時間が装填時間と大体同じ90秒である。
最大ダメージはMM帯では独駆特有の威力は低めで米駆ズより低くLightningよりは高い。
射程13.5kmは同格1位(2位はアレン・M・サムナー)。
雷速が50ktと鈍足なのに被発見距離が1.2kmと大して短くなっておらず、リアクションタイムは9.23秒と日駆並みに長い。
敵が通りそうな場所に仕掛けておく、遅効性トラップ(所謂置き魚雷)として活用しよう。
装填速度が威力や数のわりにかなり短く、雷速を上げる事で少し当てやすくなるので雷撃メインで戦う場合は艦長スキルで補正しておきたい。
- 対空火力
本艦は6.0kmの長い長距離対空兵装と消耗品「対空防御砲火」を備えているのだが、爆発数がたったの2しかないためやや貧弱。
しかし、近距離対空砲は(壊れていなければ)なかなかのスペックなので多少は敵空母の艦載機に出血を強いることは出来る。
- 機動性
多くの駆逐艦がもっているエンジンブーストを欠いている。Daringよりは速いが、最遅グループである。
何より890mもある旋回半径でなかなか曲がらない。参考までに前級Felix SchultzとHindenburgの旋回半径は800mであり、出雲が890mと言えばその悪化ぶりが伝わるだろうか。
敵駆逐艦の魚雷を咄嗟にかわす事が困難であったり、曲がりきれずに島との座礁が起こりやすいため位置取りには細心の注意を払おう。
- 隠蔽性
同格の中ではエリッチ・ベイ艦長のお陰で良い方の部類に入る。
どういうわけかこの図体の大きさにもかかわらず最良で4.9km~5.1kmまで縮む。
これは格上の島風をも上回る数値で、マッチングする大抵の駆逐艦を凌駕する。
本艦より隠蔽性が悪い艦は仏ソ艦*6のような砲駆や大型艦くらいであり、本艦より隠蔽が優れた駆逐艦は少数であり、大半の駆逐艦に対してはほぼ先手を取れる。
下記にも述べているがドイツ駆逐艦おなじみのソナーは所持しておらず小回りが効かないため魚雷の事故には弱い。
- 消耗品
ソナーがない!? エンジンブーストがない!!??
大型艦故に慢心すると魚雷の事故に引っかかる可能性があるので気を付けよう。
代わりに対空防御砲火を持っているものの、これをあてにする状況自体が稀であろう。
また、煙幕の持続時間が他のドイツ駆逐艦より長くなっており、アメリカ艦艇ほどではないものの97秒と長時間持続する。
煙幕射撃の際は発見距離が3kmと長い点に留意した上で要所で上手く使っていきたい。
- 総評
独駆150mm砲駆逐艦ツリー(大口径砲駆)の集大成と呼ぶに相応しい艦である。
強力なAP弾は大型艦に対して非常に脅威だが、それを生かすも殺すも本艦の位置取り次第。
巡洋艦では不可能な位置取りから強烈な十字砲撃を加えるのが理想的と言える。
跳弾優遇(30°まで跳弾が起こらない)があるため側面を取れずともAPが刺さる場面が多く、ある程度射撃の自由度はある。
駆逐艦として求められる役割の最低限は持っており、序盤の占領合戦にもある程度対応できる。
駆逐HEを無効化する装甲、高い抗堪性と対空性能に加え、牽制に便利な長射程の魚雷等、すべての兵装を駆使し、慎重に影響力を発揮し続けて勝利を目指す船だろう。
史実
本艦はSP1級として1941年に計画された軽巡洋艦。
当時のドイツ海軍の駆逐艦は15cm砲を搭載した軽巡洋艦並の武装を施した設計に無理のある艦が多かった。
SP1級もこれらの駆逐艦を満足の行くレベルにリファインした結果、軽巡洋艦となったが元来は駆逐艦的な造りをしている。
予定された3隻のうち2隻は計画のみに終わりSP1のみ起工されたがほどなく建造中止となった。
SP1級の要目は以下の通りである。
基準排水量 6,300t
全長169m
全幅16.0m
吃水4.9m
機関出力102,000馬力
速力36kt
武装 15cm(L48)連装3基
8.8cm高角砲連装1基
20mm4連装機関砲3基
53.3cm魚雷発射管5連装2基
小ネタ
名前の由来は、現ポーランドの郡都であるエルブロンク(Elbląg)のドイツ語呼称エルビンク(Elbing)からと思われる。
駆逐艦ツリーの艦名に地名が現れるのは奇異に映るかも知れないが、計画上は軽巡洋艦である本艦にとってはむしろ理にかなった命名とも言える。何となくロンメル将軍等で有名なエルヴィンと読めそうな綴りをしているが、末尾のgは濁らずに発音するものの黙字ではないし、bがヴになることもない。また人名のエルヴィンはドイツ語圏でErwin、英語圏でElvinでありいずれも綴りが異なる。
- エルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメル(Erwin Johannes Eugen Rommel)
- 蛇足だが、Erwinを英語読みするとアーウィンになる。















十字砲火の状態でやられたらあっという間に沈むなこれは…。(しかも隠蔽5kmも成立するから殊更相手したくない) -- 2025-05-29 (木) 14:24:12