Mikhail Kutuzov

Last-modified: 2023-12-12 (火) 01:03:04

スヴェルドロフ級巡洋艦(68-bis型巡洋艦) ミハイル・クトゥーゾフ

Mikhail Kutuzov.jpg
RFS_CL8K.jpg
装甲厚の詳細
Kutuzov.jpg
Kutuzov W

2023年12月の年末年始のキャンペーンにて発売されたホワイト迷彩のクトゥーゾフ。独立した艦艇でオリジナルと同時に所有できる。諸元はまったく同じ。
Kutuzov W.jpg

性能諸元

・基本性能

Tier7種別プレミアム艦艇
艦種巡洋艦派生元-
国家ソ連派生先-
生存性継戦能力40700
装甲16mm-175mm
・防郭 23mm-100mm
・艦首/艦尾 26mm
・砲郭 26mm
・装甲甲板 15mm-50mm
機動性最大速力33.0ノット[kt]
旋回半径760m
転舵所要時間6.5秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離14.5km0.0km16.5km7.7km
航空発見距離8.7km0.0km11.7km-


射撃管制装置船体モジュール主砲射程最大散布界
-mod.116.0km165m


主砲船体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
-152mm/57 MK-5-bis4基×3門HE弾 2200(12%)
AP弾 3300
8.0秒25.0秒


副砲船体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
-100mm/70 SM-5-1s6基×2門HE弾 1400(6%)4.0秒5.0km


魚雷船体口径基数×門数(片舷)最大ダメージ装填射程雷速発見
-533mm 5連装
PTA-53-68-bis
2基×5門(5門)14400131秒8.0km60kt1.2km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
-37mm V-1116基×2門1473.5km
100mm/70 SM-5-1s6基×2門1175.0km

・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界
2Damage Control System Modification 2-min.pngダメージコントロールシステム改良2-15%:消火時間
-15%:浸水復旧時間
Steering Gears Modification 2-min.png操舵装置改良2-20%:転舵所要時間
Propulsion Modification 2-min.png推力改良2-50%:最大出力への到達時間
3Concealment System Modification 1-min.png隠蔽システム改良1-10%:被発見距離
Steering Gears Modification 3-min.png操舵装置改良3-40%:転舵所要時間
-80%:操舵装置修理時間
Target Acquisition System Modification 1-min.png目標捕捉装置改良1+20%:最大視認距離
+20%:魚雷発見距離
+50%:敵艦強制発見距離
4Main Battery Modification 3-min.png主砲改良3-12%:主砲装填時間
-13%:主砲旋回速度
Torpedo Tubes Modification 3-min.png魚雷発射管改良3-15%:魚雷発射管装填時間
+50%:魚雷発射管の損傷(機能停止)の発生率
Gun Fire Control System Modification 2-min.png射撃管制装置改良2+5%:主砲最大射程
Secondary Battery Modification 3-min.png副砲改良3-20%:副砲装填時間

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:5秒
消耗品の準備時間:60秒
十字キー上
水中聴音I.png水中聴音2回消耗品の動作時間:96秒
消耗品の準備時間:180秒
魚雷発見:3.1km
敵艦発見:4.4km
十字キー右
発煙装置I.png発煙装置2回消耗品の動作時間:20秒
消耗品の準備時間:240秒
持続時間:89秒
十字キー下
修理班I.png修理班2回消耗品の動作時間:28秒
消耗品の準備時間:60秒
回復:0.5% HP/秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

ミハイル・クトゥーゾフは、ソ連海軍における最も先進的な軽巡洋艦のひとつであり、その速力と装甲は、他国の多くの競合艦に匹敵していました。そして優れた設計の砲塔マウントにより、軽巡洋艦としては極めて長い主砲射程を実現していたことが大きな優位点でした。
就役:1954
同型艦数:21

解説

  • 概要
    キャンペーン「戦争と平和」報酬(2020/3/9~2020/4/13) 2022/8/29より再販
    ソ連のTier7プレミアム巡洋艦。史実においては戦後生まれであり、砲を主武器とする巡洋艦の最終世代に相当する。
     
    同Tierのツリー巡洋艦チャパエフと比較すると、良好な運動性を得ている。また搭載している消耗品が異なり、警戒レーダーが無い代わりに「通常性能の煙幕」を装備している。デフォルトで2回だが満載で増やすことはできる。
    同じくTier7プレミアム巡洋艦の愛宕と比較すると、長大な射程と強力な対空火力を持つが、被発見距離は2.2km増、装甲が薄いといった問題があり、全体的に性能はピーキーである。
     
  • 主砲
    三連装4基、計12門の6インチ砲装備。Tier7未満の巡洋艦にも本艦と同じ投射弾数を備えた艦はいくつかあり、特別火力に優越しているわけでは無い。
    照準速度や前方30度をとれる射角は優秀である。運動性も相まって駆逐艦相手には強力であるが、隠蔽性が悪いため状況次第という面がある。
    砲弾性能はツリー巡洋艦の152mm砲とほぼ同じ*1である。15kmに9.5秒で到達する砲弾速度は優秀であるが、152mm砲(6インチクラス砲)のHE弾は26mm以上の装甲を貫通しない(命中時にダメージが発生しない)*2。発火率は優秀なので火災は起こせるが、AP弾の使用は常に考えておこう。
    AP弾のダメージは一般的な6インチのそれだが、貫通力はそれなりにある。戦艦相手でも横向きなら喫水の硬い部分以外には刺さるのでチャンスを逃さないように。早い装填速度を生かし、こまめに切り替えよう。
    参考:他国の6インチ級HE弾装備の巡洋艦のステータス比較

    参考:他国の6インチ級HE弾装備の巡洋艦のステータス比較
    ※HE弾を持たない艦は省略する。

    国家巡洋艦Tier主砲最大ダメージ(火災率)HE貫通力装填速度HP射程
    ソ連Mikhail Kutuzov7152mm
    12門
    HE弾 2200(12%)
    AP弾 3300
    25mm8秒40,70016.0km
    ソ連Chapayev
    (B船体後期)
    7152mm
    12門
    HE弾 2300(12%)
    AP弾 3400
    25mm8秒37,00016.0km
    ソ連AL Chapayev7152mm
    12門
    HE弾 2850(5%)
    AP弾 3100
    37mm8秒37,00016.0km
    ソ連Ochakov7152mm
    8門
    HE弾 2200(12%)
    AP弾 3300
    30mm5.8秒34,73015.5km
    ソ連Shchors6152mm
    12門
    HE弾 2200(12%)
    AP弾 3300
    25mm8秒32,20015.3km
    日本Suzuya7155mm
    15門
    HE弾 2700(11%)
    AP弾 3300
    26mm10秒38,00015.3km
    イギリスBelfast6152mm
    12門
    HE弾 2100(9%)
    AP弾 3100
    25mm7.5秒35,70014.7km
    イギリスBelfast '437152mm
    12門
    HE弾 2450(11%)
    AP弾 3100
    30mm8.5秒38,40015.3km
    アメリカHelena
    (B船体前期砲)
    6152mm
    15門
    HE弾 2200(12%)
    AP弾 3200
    25mm8.5秒36,90014.2km
    アメリカHelena
    (B船体後期砲)
    6152mm
    15門
    HE弾 2300(12%)
    AP弾 3400
    25mm9.5秒36,90014.2km
    アメリカCleveland
    (B船体後期)
    7152mm
    12門
    HE弾 2300(13%)
    AP弾 3200
    25mm6.5秒36,90015.3km
    アメリカSeattle
    (B船体後期)
    8152mm
    12門
    HE弾 2300(14%)
    AP弾 3500
    30mm6.5秒43,60015.3km
    ドイツNuernberg
    (後期)
    5150mm
    9門
    HE弾 1700(8%)
    AP弾 3900
    38mm6秒27,00014.8km
    ドイツMainz(CE)7150mm
    12門
    HE弾 1700(8%)
    AP弾 3900
    38mm6秒42,50015.8km
    ドイツMainz7150mm
    12門
    HE弾 1600(7%)
    AP弾 3900
    38mm6秒44,00015.8km
    ドイツWeimar7150mm
    12門
    HE弾 1700(8%)
    AP弾 3750
    38mm5秒32,00015.2km
    フランスBayard7152mm
    12門
    HE弾 2200(12%)
    AP弾 3300
    30mm7.5秒34,70015.8km
    イタリアAbruzzi
    (SAP弾UG非搭載)
    6152mm
    10門
    HE弾 2300(10%)
    AP弾 3400
    25mm7.5秒32,50014.5km
    イギリス連邦Perth5152mm
    8門
    HE弾 2100(9%)
    AP弾 3100
    25mm7.5秒27,10014.2km
  • 対空火力
    強力である。流石は戦後世代。
    欠点として、水上戦闘機を積んでいない。普段は気にならないが、視界ルール上敵航空機が島の上にいるとミハイル単艦では認識できず、一方的な視認や接近をされる。もともと単独行動が危険なTierだが一応注意すること。
      
  • 魚雷
    片舷5門、射程8km。チャパエフよりは射程があるが、自艦の隠蔽性もあり主砲性能から見てもあえて近づく必要はなく、狙って使用することはないだろう。雷速が中途半端に早く、接近してくる敵に放つ場合も11km以内が限度。用途は意図せぬ接近戦用か御守りになると思われる。ワンクリックで広範囲に魚雷を撒けるのはそれなりに便利。
    結構目立つ位置に装備しているのでいつの間にか壊れていたりする。
     
  • 機動力、生存性
    HPは同Tierでは悪くない方だが、装甲が少々薄い。チャパエフでは30mmあった甲板も含めて全身26mmしかないので15インチ以上のAPに耐性がない。
    ソ連ツリー巡洋艦はバイタル位置が高いという弱点を持っているが、装甲配置を見る限りミハイルも同様である。
    運動性はツリー巡洋艦に対して勝っている要素であり、回避運動もやりやすく、遠距離砲戦は得意。中近距離戦になったら主砲の射角を生かして角度で防御しよう。こちらのAPは強力なので分は悪くないはずだ。
    ミハイルに限ったことではないが、16インチ以上の砲弾はどこから貫通するかわからないので油断は禁物。
     
    またこの艦は煙幕を装備しており姿をくらませることが出来る。後退時の目くらましの他、煙幕展開開始と同時に機関停止と舵一杯を同時にかければ煙幕内で停止することは可能である。
    煙幕内からの射撃は有力であるが、このTier帯では僚艦が敵艦を視認しているということは、大抵の場合において味方が自分の代わりに撃たれているということでもある。またミハイルは当然駆逐艦より艦体が大きく加減速も良くないので非ロックオン射撃や魚雷を受けやすい。必要な時間だけ隠れたら移動しよう。
     
  • 隠蔽性
    海面発見距離はTier7巡洋艦では悪い部類に入る。長い射程は持っているが、アップグレードの隠蔽システムは搭載したほうが良いだろう。
    敵の射線が集中しやすい傾向があるので目立つなりにしっかり回避していこう。ターゲットを取っていればその分味方が楽になる。
  • 総論
    ソ巡らしく攻めている間は強いが、防御力が欠落しているので守りに入ると脆い。とはいえ、ツリー艦のチャパエフよりは機動性が高く、使い捨てとはいえ「発煙装置」も使えるので仕切り直しはしやすいと言える。注意点としては本艦は相手によって弾種を適切に切り替えないとダメージ効率が良くないこと、および軽巡としては舵が重いので先を見越した運用が必須であること。基本的には戦艦の少し前、もしくは同列に位置して中・遠距離から攻撃を加えたい。前線から流れてくる流し魚雷には十分注意すること。

史実

巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフは、第2次大戦後の1952-55年にソ連が14隻建造したスヴェルドロフ級巡洋艦(68bis型)の第12番艦である。68bis型という計画名から分かるように、チャパエフ級(68型)の改良型であり、船体をすべて溶接構造としたところに特徴がある。

しかし時代はすでに潜水艦とミサイルが主流となっており、昔ながらの砲を主装備とするスヴェルドロフ級はその価値が周囲から常に疑問をもたれていた。そのため様々な改装案が提案され、2隻が指揮艦に、1隻が対艦ミサイル実験艦に、1隻が対空ミサイル艦に改造された。

しかしクツゥーゾフはあまり大きな改装は受けず、原型を保っていた。1986-89年に小規模な改造(68A型)をした後予備役になり、その後記念艦として保存されることになった。現在はノヴォロシースクで黒海艦隊博物館の分館として、一般公開されている(以下の動画を参照)。

World of Warshps 一般ニュース(2015/10/30):[動画] 海の英雄: Kutuzov
(この動画は本艦のゲーム実装直前の公開だった。)

なおミハイル・クツゥーゾフ(1745-1813)は帝政ロシアの軍人で、ナポレオンのロシア遠征時(1812年)にはロシア軍最高司令官として戦いナポレオンを退却に追い込んだ。しかし本人は翌年、陣中で病没した。

小ネタ

コメント欄

  • 最近これ使ってる奴無能しかいねえ -- 2021-01-08 (金) 17:08:30
  • グローバルで再販決定か…どれくらい増えるかなぁ -- 2022-08-26 (金) 09:24:23
  • もう巡洋艦はお腹一杯だよ。ジャンバとか夕立にしてくれ。 -- 2022-08-26 (金) 13:06:40
  • 射程が戦艦並みに長いから射程に特化すると戦艦相手でも一方的に撃てるのな 煙幕も持ってるし、超遠距離でスナイプする方が向いてるのかも -- 2023-01-14 (土) 22:50:23
  • 艦長はクズネツォフかアブローラどっちがいいんだろ -- 2023-01-16 (月) 23:55:40
    • 普通にクズネツォフでいいと思う。アブローラは基本特性も固有スキルも微妙…というかクズネツォフの基本特性が強すぎる。 -- 2023-01-17 (火) 09:41:05
  • 久しぶりにスペックとか見てみたらこいつの装甲全身26mmだった。軽巡のHE貫通力強化で間接的に強くなったな。 -- 2023-01-17 (火) 22:19:04
  • 参考の表を加筆修正しました -- 2023-11-02 (木) 12:50:51
    • Tier5までならダラス、ヘレナ、ラ・ガリソニエール、ド・グラース、黄河は入れないんで?あとレジェンダリーなんで対象外かもしれないけどウースターも152mmのはず -- 2023-11-02 (木) 18:19:11
      • あくまでもゾフのページなのでマッチングする上下1Tierまでの追記に留めました。ニュルンとパースに関しては、元からあるものをわざわざ消さなくても…と思い一応残しました。 -- 2023-11-02 (木) 20:55:39
      • ヘレナは一応Tier6なんでマッチングはしますよ -- 2023-11-02 (木) 21:33:49
      • ヘレナは見落としてました…追記しました -- 2023-11-02 (木) 23:21:17

*1 主砲をアップグレード済みのチャパエフには砲弾のダメージが僅かに劣る
*2 対戦するすべての戦艦および同格以上のほとんどすべての巡洋艦は上部構造を除く装甲が25mm以上