Strasbourg

Last-modified: 2025-12-21 (日) 19:26:54

ダンケルク級戦艦 ストラスブール

Strasbourg.jpg

装甲厚の詳細

Strasbourg000.jpg

冬の迷彩

ストラスブールW.jpg

性能諸元

性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能

Tier6種別プレミアム艦艇
艦種戦艦派生元-
国家フランス派生先-
生存性継戦能力58,000
装甲16-360mm
・艦首・船尾 26-228mm
・対水雷防御 26mm
・上部構造 16-300mm
・砲郭 40-283mm
・主砲 150-360mm
・補助区画 20-26mm
・重要区画 40-228mm
対水雷防御ダメージ低減25%
機動性機関出力107,000馬力[hp]
最大速力30.0ノット[kt]
旋回半径730m
転舵所要時間10.9秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離14.8km16.4km16.8km12.1km
航空発見距離11.9km18.5km14.9km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
-mod.116.4km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
-330mm/52 St.Chamond Mle 19322基×4門HE弾 4800(35%)
AP弾 9700
24.0秒36.0秒


副砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
-130mm/45 Mle 1932
130mm/45 Mle 1932
2基×2門
3基×4門
HE弾 1900(9%)
HE弾 1900(9%)
5.0秒
5.0秒
5.0km
5.0km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
-13.2mm/76 CAQ Mle 1929
37mm/50 Mle 1933
130mm/45 Mle 1932
130mm/45 Mle 1932
8基×4門
4基×2門
2基×2門
3基×4門
40
9
17
37
1.2km
3.0km
5.2km
5.2km



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界
Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界
AirDefense 2_0.jpg対空砲改良2+20%:対空砲座の最大射程
Armament Durability Modification 1.jpg兵装耐久力強化+50%:主砲の抗堪性
+50%:副砲の抗堪性
+50%:対空砲座の抗堪性
-5%:最大 HP
2Damage Control System Modification 2-min.pngダメージコントロールシステム改良2-15%:消火時間
-15%:浸水復旧時間
Steering Gears Modification 2-min.png操舵装置改良2-20%:転舵所要時間
Propulsion Modification 2-min.png推力改良2-50%:最大出力への到達時間
3Target Acquisition System Modification 1-min.png目標捕捉装置改良1+20%:最大視認距離
+20%:魚雷発見距離
+50%:敵艦強制発見距離

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品動作時間:15 秒
準備時間:80 秒
十字キー上
修理班I.png修理班3 回回復:0.5% HP/秒
消耗品動作時間:28 秒
準備時間:80 秒
十字キー右(いずれか選択)
水上戦闘機I.png水上戦闘機4 回消耗品動作時間:90 秒
準備時間:80 秒
着弾観測機.jpg着弾観測機4 回動作中の自艦の砲安定性:+10%
消耗品動作時間:30 秒
準備時間:200 秒
強化型副砲照準器.png強化型副砲照準器3 回副砲の安定性:+100%
副砲の散布界:-50%
消耗品の動作時間:30秒
準備時間:160秒
十字キー下
主砲装填ブースター.jpg主砲装填ブースター2 回主砲装填速度:+50%
消耗品動作時間:15秒
準備時間:180秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

ストラスブールはドイツの通商破壊艦に対抗するために建造されたダンケルク級「小型戦艦」であり、1 番艦に比べて装甲防御力が強化されていましたが、やや低速でした。
就役:1938
同型艦数:2

解説

  • 抗堪性
    HPは58,000とPC版*1から6000程バフしてもらってためあちらよりかは幾分耐えれるが、それでもTier6としては全体の中で中間止まりなので無茶は厳禁。
    船体を覆う装甲も26ミリなので、15インチ(380mm)以上の大口径APの強制貫通には要注意である。一方自艦は26ミリを強制貫通できないので、15インチ以上の主砲を持つ戦艦との正面勝負は極力避けたい。
    ただし、Dunkerqueと比較して側面からのAP弾に対する耐性は向上している*2ため、理不尽なバイタル貫通を貰う可能性は減った。それでも貫通の高い敵に真横を見せるのはリスキーなので最小限に。
     
  • 主砲
    基本的な砲弾性能はDunkerqueと同じなので、詳しく記述されているそちらも参照されたし。
    簡単にまとめると、本砲は330mm口径と他と比較して一回り小さい口径ながら、870m/sという高初速で高貫通・高弾速の砲弾を飛ばせるのが売りである。
    同僚のLyonより小口径だが威力は上回る。
     
    またDunkerqueと比較して、装填時間、射程、σ値に消耗品とあらゆる点でテコ入れをされている点が評価できる。
    25秒ごとに一斉射を19km先まで飛ばせて、Dunkerqueでは物足りなかったσ値も1.7から1.8と標準的な数値になっている。
    そして消耗品として主砲装填ブースターを装備している。20秒の効果時間中は装填時間が半減するので、隙を見せた敵艦にAPを確実に叩き込んだり、火災を消した戦艦に間髪入れず着火したり、一瞬見えた駆逐艦に斉射を叩き込んだりとその使い用は様々。CTが180秒と長いので、その点には注意。
     
    ただしDunkerque比でσ値が向上したとはいえ基本の散布界*3が悪く、偏差がドンピシャでもカスダメで終わることが少なくない。それに330mmという口径はTier6ではScharnhorstについで小さいもので、25ミリ以上の装甲を強制貫通できないなどどうしても不便な点が多い。HE弾も織り交ぜて攻撃することで、最大限の火力を発揮できるよう意識して運用する必要がある。
     
  • 対空
    長距離の射程こそ気持ち長いが、かなり残念な性能。必要以上の孤立は危険と言える。
    ただし偶数tierで空母マッチの可能性が前後tierに比べて低いのは幸いである。
     
  • 機動性
    Dunkerqueと同様。Tierが上がったことで同格には30kt超えも存在するもののそれでもそれらに次いで優秀。
    エンジンブーストこそ無いものの29.5ノットはかなりの快速なので、敵の側面を取れる有利な位置について強力なAPを叩き込んだり、不利なポジションから逃げ出したりと戦術に幅を与えてくれる。
    転舵時間・旋回半径ともに同格4位と良好だが、それぞれの上位3艦はすべて異なる*4ため、総合性能では最も優れていると言ってよい。よい? Lyonはそれぞれ5位、3位と似かよっている。
     
  • 隠蔽性
    これもDunkerqueと同じだが、海面被発見距離は最良でも12.8キロとかなり物足りない。
    Nagatoに僅差で勝る程度でしかないので、懐に駆逐艦が入ってくるとスポットされ続け、燃やし尽くされる可能性がある。
    機動性を活かしてこの隠蔽性を補う必要がある。
    航空被発見距離はトップタイのColorado、Lyonに次いで優秀。
     
  • 総評
    Tier5戦艦Dunkerqueを強化した艦、の筈であるが元々ダンケルク自体が癖のある構成であったため本艦はTier6戦場を駈けるには相当に癖の強い艦に仕上がっている。結論を先に言うとツリー艦のリヨンよりは癖が少ないものの「仏戦独自の戦い方に精通した艦長でないと扱えない」ようなチューニングがされており、それ以外の普通の戦艦乗りには乗りこなすのは難しいだろう。
     まず船体に関しては元となったダンケルクと装甲や耐性に変わりは無く(ゲーム内説明では装甲防御が強化されている筈なのに)、HPも殆ど変わらない。砲に関しては元のダンケルクが格上相手に相当苦戦を強いられていたのに、本艦ではティア向上と共に射程距離・威力・貫通力など様々な部分の不足が一気に表面化した。一応、装填速度の短縮や消耗品の更新等の恩恵を受けてようやくティア6に片足突っ込んだ程度である。格上のみならず同格の装甲が硬い戦艦には非常に不利を取りやすい。.
    そして380mm以上の主砲を持つ敵艦は正に天敵。相手が腹を見せない限りこちらからは有効打が出せず、一方的に狩られる危険性が高いため勝負を挑むのはオススメできない。割り切ってHE弾を撃った方が有効な場合もあるので適宜切り替えていきたい。
    また独特な主砲配置から真正面を向けて前後運動する運用が強いと思われるかもしれないが、上述のように26mmの艦首を強制貫通できる戦艦が多く存在するほか、隠蔽も悪いため逃げ遅れる可能性が非常に高いのでこれもオススメできない。
     つまり、本艦も艦種こそ「戦艦」であって普通に敵の格上戦艦(Tier7)とマッチするが、戦艦としての能力はTier5のダンケルクとさほど変わりない。敵戦艦の砲撃をいなしつつ「対巡洋艦に特化した砲で敵巡洋艦を殲滅、後退させ、味方駆逐艦を前進させることで敵戦艦を処分。そして頃合いを見て同格最速である速度を活かして追撃」という高等テクを毎試合ごとに行わなければならない。
    持ち前の機動性を活かして敵の側面を取り優秀なAPを叩き込みつつ臨機応変にHEを織り交ぜてダメージを出す、戦艦と言うよりは大型巡洋艦らしい運用が基本となるだろう。
    よって、仏戦の卑劣な戦い方を極めたい奇特な艦長や、ダンケルク級を愛してやまない艦長にはお勧めなものの、それ以外の艦長には全く向かないだろう。とはいえ、乗り手も少なくコレクション性は非常に高いので「艦の強さ」以外に価値を見出せる艦長にとっては貴重な艦であり、試してみるのも悪くは無いかもしれない(使いこなせるとは言っていない)。

史実

ダンケルク級の姉妹艦となるフランス海軍の「高速戦艦」。
外見上の違いは艦橋構造物周り(操舵艦橋の窓が2段になっている、射撃指揮装置が司令塔上から主砲測距儀の前に変更されている、煙突のファンネルキャップの形状が違うなど)に留まるが、ダンケルクの主装甲帯225mmから防御力が強化されてストラスブールの主装甲帯は283mmとなっている。
 
1940年、ドイツによるフランス艦隊の接収を恐れたイギリスがフランス艦隊への攻撃を行ったメルセルケビール海戦では座礁・中破したダンケルクとは対照的に港からの脱出に成功し、アーク・ロイヤル艦載機の追撃を振り切ってトゥーロンに逃亡。
しかし1942年のトゥーロン港でドイツへの接収を防ぐために行われたフランス艦隊の自沈で僚艦とともに大破着底。一度浮揚されたものの1944年のドラグーン作戦で連合軍の砲爆撃を受けて再び着底し、その後浮揚された際に「修理不可能」とされて水中兵器の標的として保管され、1955年にスクラップとして売却された。

小ネタ

艦名である「ストラスブール」は、フランスの「グラン=テスト地域圏」の首府。この地域圏の旧名は「アルザス地域圏」であり、フランスツリーTier9戦艦を知らなくても世界史なんかで聞いたことがあるという人はいるだろう。
ライン川の河川港として古くからアルザス地方の中心であったこの都市は歴史上フランスとドイツの支配の間を行ったり来たりしており、ドイツ語での名前は「シュトラースブルク」となる。
 
実はこの「シュトラースブルク」という名前を持っていた巡洋艦がWoWsに実装されており、誰かというとイタリアツリーTier3巡洋艦のタラントである。
同ページの史実欄にもあるがこの艦は元々ドイツ帝国海軍マクデブルク級巡洋艦であり、WW1終結後にイタリアに引き渡されたという経緯を持つ。
そう、アルザス地方の領有権を巡る問題はこのWoWsでも垣間見ることができるのである...たぶん。

コメント欄

  • まぁ、微妙… -- 2021-12-11 (土) 19:49:05
    • 諸元を眺めていると、何でだろう。フロリダが強く見えちゃう -- 2021-12-11 (土) 20:30:04
      • そうなんだよなぁ…あとはシャルンホルストの影もチラつく。もちろん強みもあるにはあるが… -- 2021-12-11 (土) 21:06:57
      • 高機動型の戦艦は好きなんだがダンケルクから装甲厚くなったとはいえ流石にTier7と当たるから買うのは躊躇するな(ダンケルクは持ってる) -- 2021-12-12 (日) 12:35:20
  • 確かに微妙。これで(過貫通しにくい)大口径砲装備なら強艦になれて、ジャンバ持ってない人の不公平感も少しは薄められたのに。でも乗ってみると案外楽しいよこの船。高機動だし装填早いし見た目も美しいから自分は好きだ。 -- 2021-12-12 (日) 13:43:58
  • どうしてフランス戦艦の大体は後退のネジを外したような主砲配置ばかりなんだ -- 2021-12-12 (日) 14:29:28
    • 大事な物資や兵士を乗せた輸送船をパッと沈めてとっとと逃げるドイツのポケット戦艦(このゲームだとシュペーのこと)を追いかけて沈める為の設計だからね。だから後ろに主砲は要らないんだ。 -- 2021-12-13 (月) 00:09:28
    • コイツの有能性の有無はとにかく前方配置だからってバックしかしないのは勿体無いほどの機動力と引き撃ちのしやすさはあると思うよ。ジャンバやリシュも同じ。 -- 2021-12-13 (月) 05:33:19
      • ソ連艦のように艦首が固いわけでもないしねぇ -- 2021-12-13 (月) 12:50:52
  • 入力時に二度見した筈なのに装甲厚の数値が合わない……。確認しておきます。 -- ? 2021-12-13 (月) 08:28:13
  • なんでもいいがバーフではなくバフなんよ。それはさておき闘争だといつぞやのダンケルクが如き超連射をしてきたがこいつってそんな性能だったっけ? -- 2023-06-07 (水) 12:17:40
  • あのときより装填時間短縮量が少なくなっているから、前みたいに連射はできなくなってる。前と同じ状況ならあれ以上の状況になってたはず。 -- 2023-06-07 (水) 13:17:05

*1 52,600
*2 本艦は外から26+283+50+50の409mm、Dunkerqueは26+225+40+50の341mm、合計68mmの増加となる。どちらもタートルバック方式ではあるが、頼りなかったDunkerqueと比較して最低限の耐性は確保できたと言える。
*3 本艦の水平最大散布界はフランス戦艦ツリーと同じ散布界計算式に基づいており、日米の散布界と比較して全距離で散布界が広いという欠点がある。昔はドイツ戦艦も同じ散布界だったがアメリカ戦艦と同じ散布界に強化されている。詳しくはこちらも参照
*4 どちらか一方だけ本艦を上回る