初心者ガイド/基本的な知識

Last-modified: 2024-04-20 (土) 22:33:56

ゲームについて

ゲーム概要

ゲームは5人対5人の2チームに分かれて争う。
プレイヤーは個性豊かな多数のヒーローの中から1体を使用し戦う。
チームで協力して相手チームの建物を破壊していき、最終的に相手の本拠地(Ancient)を破壊すると勝利だ。

Ancient破壊までの道のり

相手のAncientを破壊するのがこのゲームの目的だが、Ancientは多くの建物に守られていていきなり攻撃することはできない。
マップ各所に配置されている建物を順番に破壊していった後に破壊することが可能になる。

相手ヒーローとの戦い

もちろん相手チームもこちらのAncientを破壊することが目的なので、相手ヒーローとの戦闘は避けられない。
ヒーローの特性を理解し、チームメイトと協力しながら上手に相手を倒していこう。

戦いを有利に進めるために

相手ヒーローと戦い、建物を破壊するためにはチームの力を成長させていく必要がある。
経験値を稼いでヒーローを成長させ、ゴールドを稼いで装備を整え、アイテムやアビリティを駆使して有利な状況を作り出していこう。

キルを奪うことの重要性

敵ヒーローに倒された場合、(50 + Net Worth/40)ゴールドを失う(Net Worthとは、所持アイテムの価格と所持ゴールドを合計したもの)。
逆にキルを奪った側には状況によるがおおよそ(200 + レベル*8)ゴールド近く入る。
また序盤ならば前線に復帰するTP代金、中盤以降は長時間の待機状態にすることができる。
よってこのゲームではいかに倒されず、敵を倒すかがゲームの展開を決めると言える。

タワーを破壊することで有利に進める

タワーはTPでの移動先に指定できるため、これを失うとだんだん不便になっていく。
また破壊すればチーム全員にゴールドが入るため、破壊すればするほど有利になると言える。
タワーの視界は透明を看破する上、かなりの攻撃力もあるため、緊急時の避難場所としても有効。
逆にタワーが攻撃されている場合は、防衛することで前線の維持をしていく。

ヒーローについて

ステータス

Dota2のヒーローにはSTRAGIINTの3つの基本的なステータスが存在する。
詳しい説明はヒーローのステータスについてのページに書いてある。
各ヒーローはいずれかを基本属性(Primary Attribute)として持っており概ね以下の様な特徴を持つ。

  • STRHeroはタフであり、タンクやイニシエイターの役割を持つHeroが多く大半がMelee(近接攻撃)である。
  • AGIHeroはアーマーと攻撃速度が高く通常攻撃がメインのCarryが多い。
  • INTHeroは他のHeroよりマナが多くスペルをメインに戦う。サポートやギャンカーの役割を持つHeroが多くほとんどがRange(遠距離攻撃)。

ヒーローのLvが上がると上記3つのステータスはHeroごとに設定された数値分それぞれ増加する。

スキルについて

一度取得すれば自動で効果が発生するスキル
大きくActive・Passive・Toggleの2つに分かれています。

  • Passiveスキル
    一例
  • Activeスキル
    設定したキーを押して使用するスキル
     
    Activeスキルの中には対象指定するスキル・地点指定と地点指定しないスキルがあります。
    対象指定するスキルは詠唱範囲外で使用すると範囲内になるまで移動して詠唱します
    • ユニット指定
      対象を指定するタイプの中にはGyrocopterGyrocopterのHoming Missileのようにゆっくり飛んでいくものがありますが、このようなスキルは一度発射すると対象が射程外に移動しても当たるまで追いかけていきます。
       
    • 地点指定
      詠唱範囲内の地点を指定するスキル
      LeshracLeshracのSplit Earthのように詠唱時間のあるスキルは避けられやすい
      地点を指定するスキルには指定した地点を中心とした円の範囲に効果を与えるもの以外に、Death ProphetDeath ProphetのCrypt Swarmのように方向を指定するものなど、スキルによって様々です。
       
    • ターゲット指定なしのスキルのほとんどは使用すると自身、もしくは自身を中心とした範囲内に効果を与えるスキルです。
      対象・地点を指定するスキルはキーを押してカーソルクリックで使用するのに対してこちらはキーを押しただけで使用されます。
       
    • チャネリングスキル
      Sand KingSand KingのEpicenterのように一定時間詠唱をしてから効果が発生するものや、BaneのFiend's Gripのように詠唱中のみ効果があるスキルのことです。
      これらのスキルは詠唱中にスタンやサイレンスを受けたり、詠唱中に移動等のほかの行動をすると詠唱が途中で中断されます。
 
  • Toggleスキル
    ON/OFF切り替え式のスキルです。
    スキルのキーを押すたびにON/OFFが切り替わります。

役割

  • キャリー
    キャリーはアイテムに強く依存し、通常攻撃を主にして戦う。
    ゲーム序盤は弱く脆いが、アイテムが揃うにつれて強くなっていく。
    キャリーをどれだけ育て、敵のキャリーを育てさせないかが勝利の鍵となる。
    チームに1、2人いれば十分。(キャリーが多ければゲームに勝てるわけではないので注意しよう。)
    大量にお金が必要となるハードキャリー、ハードキャリーほどお金を必要としないで戦うことのできるセミキャリー(主にスキルがメインだが終盤以降も強いHeroを指す)の2種類がある。
    後半の主力といえど、開始直後は2vs2のレーンで敵と対峙することになる。ここで簡単にやられてしまうことがないように。
    (敵もキャリー+サポートの2人組みなのだから、本来ならば互角のはずである)
    meleeの場合はスキルが強い傾向があり、序盤からキルを狙っていけるヒーローが多い。
    rangeの場合はハラスに長ける傾向があり、レーンで敵を牽制して制圧を狙える。
    CarryはFarmする場所の判断と、LHの精度、TPによる緊急退避・移動のショートカットなどの実力がそのまま活躍に反映される。

  • サポート
    サポートは主に二つの役割を持つ。一つは前半の主力、二つ目はキャリーへの支援である。
    勘違いしてはいけないのは、サポートヒーローはスキルが強力なので、序盤はキャリーより圧倒的に強い
    (最初の頃の低いHPに対してスキルのダメージは非常に強力だが、スキルLv4で打ち止めなので後半は相対的に弱くなる)
    サポートは前半戦の主力であり、サポートが活躍できない場合、ゲームが押されてしまい、キャリーにバトンタッチする前に敗北してしまう。
    またサポートはキャリーを育てるために様々な支援をする必要もある。スキルダメージが低くなる後半でもスタンなどのスキルは強力なので、後方から援護射撃を行う。
    サポートヒーローはスキルがメインで、アイテムに依存しないためワード買って置いたり、クーリエを買ったりする。

  • ヌーカー
    ヌーカーは敵の成長を妨害する役割だ。
    序盤から火力が高く、敵を倒していく。ヌーカーが敵を倒してくれればキャリーは自由にfarmすることができる。
    ヌーカーの本来の意味は「核を落とす」から転じて強大な攻撃魔法を使用することを指す。
    ヌーカーはおおよそ2種類に分けられる。
    1つ目はスキルが強力で、序盤に圧倒的に強いタイプ。これはサポートと似ているというか、実は同じである。そもそもサポートもLv6あたりからヌーカーとしてレーンを移動することが多い。
    二つ目はセミキャリーである。序盤はスキルが強力で活躍でき、後半もスキルと通常攻撃を織り交ぜて戦えるヒーローである。彼らはmidレーンに行き、gankしつつお金を溜めることが多い。

  • デュラブル
    デュラブルは前へ出て敵の攻撃を受け、キャリーやヌーカーに仕事させるため壁となる役割を持つ。
    自分に攻撃させる、せざるをえない状況にさせる。
    前へ出る為にかたくなるアイテムが必要なので少しfarmしたいHeroでもある。
    基本的に他の役割を持っている(HPが高く、範囲スタンスキルを持てばデュラブル+ヌーカー+イニシエーターである)。

  • イニシエーター
    集団戦の口火を切るHero。集団戦の勝ち負けが決まる重要な役割である。
    イニシエーターは広範囲にダメージや足止め効果のあるスキルを持っている。
    Blink Daggerを必要とするHeroが多い。

  • プッシャー
    プッシャーは敵のタワーを早く破壊し、敵キャリーのfarm場所を失くすことを主としている。
    クリープを召喚したり、クリープの処理が非常に早い。]
    稼ぐのが上手と言うことなので、キャリーの役割を持っていることも多い。

  • ジャングラー
    Lv1からレーンではなくジャングルで中立クリープを倒していく。
    自分でクリープを召喚したり、中立クリープを味方にできるスキルを持つ。
    かなり限られたヒーローのみが実行可能だが、成功した場合のメリットは大きい。
    なぜならジャングルの中立の経験値が入るため、チーム全体では多くの経験値を手に入れることができる。
    しかし1つのSoloとなったLaneは2対1となるため、対応できるヒーローを味方に選ぶ必要がある。

マップについて

レーン

レーンは3つに分かれ、トップレーン/ミッド(ミドル)レーン/ボット(ボトム)レーンと呼ばれる。
各レーンには各陣営のバラックからレーンクリープが生み出され、それぞれのレーン通って中央付近で相手陣営のレーンクリープと衝突し戦う。

Lane.png
マップの左下がRadiant(レイディアント)陣営、右上がDire(ダイア)陣営
 

基本的にトップレーンとボットレーンに2人、ミッドレーンに1人という形になる。
Radiant側のボットレーンとDire側のトップレーンはプルが可能でレーンが下がりやすく、比較的安全なためキャリーとサポートが行くことの多いレーンだ。(セーフレーン、ファームレーン等と呼ばれる)
対してRadiant側トップレーン、Dire側ボットレーンはgankされやすい。しっかりワードを置いて対策をとったほうがいい。(スーサイドレーン、オフレーン等と呼ばれる)

midレーン

相手を封殺することとサイドレーンにgankすることが役割。
もし初心者でここに行けと言われた場合に大切なことは経験値を獲得すること、ハラスとラストヒット・ディナイはデスしない場合にのみチャレンジしよう
特に相手がPudgeならばすぐにワードを買って、できれば相手側の坂を登ったところに一本建てよう、無理なら自分側でも十分である。特に夜はワードを切らしてはいけない。

サイド(2on2)レーン

普通のレーン、オーソドックスなバトルを楽しもう。

サイド(2on1)レーン

出来る限りのハラスを行う、できればキルを取っていきたい。

ソロサイド(1on2)レーン

midよりも厳しいレーン、もしハードレーンならすぐにワードを買って自分のために建てよう。
ラストヒット?知るかんなもん生き残れ。
すべてdenyされても経験値はかなり入る。経験値が吸える範囲に留まることを心がけよう。rangeの場合はやや危険だが、多少はLHを狙っていこう。

建造物

各所に相手陣営を退け、Ancientを守るための建造物が設置してある。
マップの左下側にはRadiant(レイディアント)陣営、右上側にはDire(ダイア)陣営の建物が配置されている。
建造物についての詳しい解説は、建造物ページを参照。

タワー

各陣営・各レーンに3本ずつ設置されておりレーン中心部から泉に向かってTier1、Tier2、Tier3タワーという順に並んでいる。(ファースト、セカンド、サードタワーと呼ぶ場合も多い)
一定距離内に近づいた敵ユニットを自動的に攻撃する。
手前のタワーを破壊していない状態では奥のタワーを攻撃することはできない。

バラック

各陣営・各レーン最奥部にMeleeバラック・Rangedバラックが一対ずつ設置されている。
手前のタワーを破壊していない状態ではバラックを攻撃することはできない。

アウトポスト

トップ・ボトムレーンのバウンティルーンが湧く地点に設置されている。
右クリックで占領することができ、占領中は周りの視界を得ることが出来る。
また、試合時間10分毎に、占領しているチームのプレイヤー全員に経験値ボーナスを付与する。

シュライン

各陣営のトップレーン側ジャングルに設置されている建設物。
起動する事によって、簡易的なHP・マナリジェネ効果を、周りの味方ユニットに付与する。
拠点の泉まで戻らなくてもステータスを回復できるため、レーンを離れたくない場合に便利。

Ancient

各陣営の陣地中央部に1つだけある大きな建物で最終的な防衛・破壊目標。
2本のタワーに守られており、このタワーを破壊していない状態ではAncientに攻撃することはできない。

コメント

  • acarry→LH全部取るつもりでやれ ganker→なるべく経験値吸って、マナ靴は早く揃えようね。ちゃっちゃとgankしようね。 initiator→中盤でコア揃えられる程度稼いでね supp→wardとマナ靴分はLHとっていいよ。ディナイとpullお願いね -- 2016-05-31 (火) 19:33:04
  • ほかのページから他人のコメント持ってきた。初心者のワイにとってためになるなあと思ったので -- 2016-05-31 (火) 19:33:35
  • 役割(サポート)の項目、サポートの支援をキャリーへの支援に訂正しました -- 2019-10-15 (火) 21:49:24