【黄金刑】

Last-modified: 2024-10-11 (金) 10:07:41

概要

【エテーネ王国】で用いられていた極刑、すなわち死刑の手法。
建国初期に用いられていたが、その後長らくは死刑制度諸共廃止されていた模様。
しかし、凶悪犯罪の横行を理由に【ドミネウス王】が復活させ、御前広場にてこの手法を用いた【主人公】【バディンド】の公開処刑が執り行われることとなった。これはドミネウスが自身の悪行を知る主人公を口封じするためという側面が強く、バディンドは凶悪犯罪を繰り返してはいたがほぼついでだった。
 
受刑者は黄金色の液体が煮えたぎる巨大な錬金釜に飛び込み、釜が更生の可能性を見出せば釈放となる(無論そんな事は錬金の性質上ありえないので、単に名目上そう言っているだけである)。
飛び込んだ者の体は黄金に変わり国庫に納められる。単にコーティングされるのではなく全てが黄金に変わるあたり、本来の意味での錬金術と言える。
黄金刑の薬液に人間が入ると黄金化するが、【命の石】を入れると【ゴールドマン】が生まれる。主人公は釜に突き落とされる寸前、これを利用して処刑場を混乱させ、その隙に脱出した。
なお、主人公の前に処されたバディンドは黄金化してしまったが【遥かなる未来への旅路】において【キュロノス】の手先【黄金のバディンド】として復活し、戦うことになる。
 
ちなみに時獄の迷宮の本棚にある『エテーネ王国法令全書』によると、黄金刑自体は第10代国王【ホルネウス】の治世以後に制定され、財政が不安定であった第25代国王【ルテス】の時代に多く執行されたようだ。
 
書籍【ドラゴンクエストX オンライン 設定資料館 アストルティア秘聞録】によれば施行されたのはルテスの時代であるエテーネ王国歴379年。
386年に後を継いだ息子の第26代国王【クレグニス】と側近が黄金刑を乱発して得られた黄金を湯水のように使い豪遊し、387年に叔父【パントール】による政変が起こり、388年に黄金刑も廃止された。
施行から10年に満たず廃止されたことになる。
 
なお、乱発された時代に無実の人がいたのかどうかまでは不明である(財政の不安定さに付け込み凶悪犯罪が横行していた可能性もあるため)。

余談

関連性は不明だが2018年以降の「幻の海トラシュカ」では黄金のあらくれ像が降ってくる場合がある。
 
第21回【アストルティアハッピーくじ】の参加賞として【しぐさ書・全身ゴールド】?が入手できた。黄金刑と同じように全身黄金になるが、そのまま自由に動くことができる。
 
DQ11には変化の過程こそ違えど、名前もよく似た黄金病というものが登場する。人体のみならず衣服も黄金化する点まで共通している。