【クレグニス】

Last-modified: 2024-01-28 (日) 18:10:16

概要

【エテーネ王国】の第26代国王。作中ではすでに故人で、書籍「アストルティア秘聞録」に名前が記されている。
第25代国王、【ルテス】の息子。
 
第2代国王【オルクス】と同様、幼くして即位する。即位時の年齢は12歳。
父ルテスの治世は財政が不安定で、【黄金刑】が相当数執行されていた。
父親自身も暗愚な王だったとされるが、息子の彼はそれを上回るほどの暗愚であり、黄金刑を乱発して得られた資金で豪遊するという放蕩ぶりだったという。
その後起こった政変で捕らえられて叔父の【パントール】に王座を奪われ、黄金刑も廃止となった。
 
【ジャムール王国】【魔王】ゴル・ジャムール、【海運都市ザード】の魔王【グジャラード】にも劣らぬ暗愚さであり、「禁忌王」と蔑まれている。
未熟な少年ゆえの分別のつかなさがあったとも思われるが、【ユマテル】に支えられたオルクスの時と違い、彼を適切に支え導く側近もいなかった(あるいはいても聞き入れられなかった)ものと思われる。
 
別の前例を見ると、第16代国王【マイゾール】も父王が亡くなったときは10歳と幼かったが、彼の場合は叔父の【ギリウス】が先に即位している。
そのためわりかし分別がつく歳で即位できたものと思われる。
そのためもし先にパントールが即位していたら、彼もその間にある程度の分別をつけられたのかもしれない。