【せんしのゆびわ】

Last-modified: 2025-12-30 (火) 19:18:41

DQM2に登場するアクセサリーについては、【せんしのリング】をご覧ください。

概要

DQ1に登場する【道具】の一つ。後の作品における【装飾品】に当たる。
 
モンスターズジョーカー3とヒーローズ2にも、同名のアイテムが登場する。

DQ1

【岩山の洞窟】の宝箱から入手できる。
【取扱説明書】・ゲーム中共に説明は何一つ出てこないが、【公式ガイドブック】に拠ると『【勇者ロト】の仲間だった【戦士】が身につけていた指輪』だという。
入手したこのアイテムは、【どうぐ】コマンドから選択することで身につけられる。
何やら特別な効果がありそうなものだが、実際には後述の「【リムルダール】に住む戦士1人のセリフが変化する」のみで、それ以外の効果は一切無い。
ドラクエにおいて、メリットもデメリットも皆無という装備品は極めて珍しい(他には【古びためがね】くらい)。
ただでさえ余裕のないアイテム欄を圧迫するし、ないよりはマシという程度だが15Gで売れるので、こだわりがないなら売ってしまおう。
 
それにしても、ロト伝説がよく知られている世界にあって、それにゆかりのある品であるというのに、どうしてこんな安値で買い叩かれるのだろうか。
指輪としてほとんど使い物にならないほど状態が悪いのだろうか?これを買い取ってくれる【道具屋】が、勇者ロトに無関係な偽物であることを疑っているのだろうか?
むしろロト本人が使っていた武具ですら1ゴールドでしか売れないことを考えれば、まだマシであるが。
 
アイテムとしての使い道も皆無というわけではなく、FC版等においては意外に貴重な【無駄行動】の手段なので、わざと死にたいときに、戦闘中に敵を倒してしまわないように延々とコレを使い続ける手がある。
今作では戦闘に役立たない選択をすると「それは たたかいに つかえない!」と出て選択のやり直しになるのが普通だが、なぜか装飾品であればそうならない。
おそらくは呪いアイテムがトラップとしての役目を果たしやすくするための仕様だろう。付け加えると、【りゅうのうろこ】も戦闘中に使えるので、装飾品に相当する道具に共通の仕様を採用したと考えられる。
【マホトーン】や楽器類、【呪い】の品も無駄行動の手段にはなるが、MEやエフェクトがストレスになるので、装飾品をいじるのが一番マシと思われる。
もっとも、同じことは店売りの竜の鱗でもほぼ代替可能なので、あえて入手の面倒な戦士の指輪を使う意味は薄いのだが。
 
【リムルダール】の戦士は「ゆびわは せんしの たしなみだ」などと言うが、いざ実際に身につけて会いに行ってみると「ゆびわなどして おまえは はずかしいやつだなあ」と矛盾した発言をする。ひねくれものめ。
実は【復活の呪文】に埋め込まれている5本の【フラグ】のうちの1本は、この指輪に当てられており、これを身につけることでフラグが立つようになっている。
つまり、この戦士のセリフを変化させるためだけに貴重なフラグの1本を使っているというわけである。なんとも贅沢な話だ。
フラグ管理されていることといい、いわく付きの設定といい、本アイテムに絡む没イベントでもあったのだろうか。 
【りゅうのうろこ】と同じ方式の、復活の呪文内部のフラグであるので、売り払ってもフラグは解除されないのだが、指輪を持ってない状態で戦士に話しかけるとフラグが指輪を装備してない状態に変更される。このため「はずかしいやつ」呼ばわりが嫌ならさっさと売ってしまおう。
 
現在でこそ男性向けのアクセサリーはさほど珍しいものではないが、DQ1が発売された1986年当時には一般男性用品のイメージが乏しかった。
先駆となったクロムハーツの創設が1988年、日本への普及はさらにその後である。
強いて言えば、ドラマ等においてガラの悪い業界の男性がこれ見よがしに派手な宝飾品を身につけたり、はるか遡った室町・江戸時代のカブキ者のキャラ付けであり、いわゆるオシャレの感覚とは隔たっていた。開発当時の時代の風潮を感じ取れるアイテムと言える。

リメイク版

効果・売り値ともFC版と変わらず。
DQ2以降の装備システムを採り入れたことでフラグではなくなり、装備から外すなり手放すなりすれば、「恥ずかしい奴」呼ばわりはされなくなる。
なお、FC版と違って宝箱の中身は復活しなくなったため、売るか捨てるかすると二度と入手できなくなる。
実利が有るわけではないが、台詞の変化を見直せるように預り所に預けておくのが無難だろう。
FC版公式ガイドブックでは「効果は有るのだろうか」と曖昧な紹介をされていたが、SFC版では「効果は特にない」と明記された。

HD-2D版

開発側からも存在意義がないアイテムと判断されたのか、今作では登場しなくなってしまった。
ついでに指輪系アイテムも今作の【岩山の洞窟】には一つも落ちていない。
 
リムルダールの戦士のセリフについては形を変えて残っており、何かしらの指輪系アクセサリーを身に着けた状態で話しかけると、

なんだ お前は 指輪などして……。
オシャレに 気をつかうより
戦士なら 腕をみがけ!

とのたまう。
恥ずかしい呼ばわりはされなくなったが、やはり矛盾した発言には変わりないようだ…。

元の持ち主は誰か?

DQ3のリムルダールには、【オルテガ】から【いのちのゆびわ】を預かり、それを宿屋に置いてきた戦士がいる。
これを勇者ロトのパーティが入手し、仲間の一人である【戦士】が装備していたのが戦士の指輪……なのかは不明。
戦士に装備させるアイテムとしてはたしかに有用(というか【ひかりのよろい】と回復効果が重複しないので、勇者以外に持たせないと無意味)ではあるが、DQ3の場合「勇者ロトの仲間に戦士がいなかった」という場合も有り得るのだ。
 
もとより、「戦士」という言葉はゲーム内の【職業】を指すだけでなく、文字通り「戦う者」という意味もあるため、ロトの仲間として共に戦った人物の所持品だったものと考えれば、パーティに戦士がいなくてもとくに矛盾が生じるわけではない。
 
なおSFC版DQ3の公式ガイドブックでは、命の指輪は「生命の泉から湧き出た宝石を埋め込んだ指輪」と解説されている。
戦士の指輪は、この宝石が外れてしまったものなのかもしれない(デザインは同作に登場するどの指輪とも似ていないが)。
 
4コママンガ劇場の無印の18巻には、DQ3の男戦士が婚約指輪として作ったが誰も受け取ってくれなかったというネタがある。

ゲームブック(双葉社)

岩山の洞窟の奥で、なぜかテーブルの上に置かれている。
【りゅうおう】との戦闘中に装備できるが何も起こらず、竜王から「男が指輪なんて、お前オカマか?」とバカにされる。
そして主人公は「くそっ、なんなんだこの道具は。ただの飾り物か!」と毒づく。
おそらく、原作ゲームでこの指輪に効果がないと知ったプレイヤーも同意見だろう。

ゲームブック(エニックス)

上巻で手に入る。同作では【沼地の洞窟】が大岩で塞がれていて、この指輪の力でその大岩を消し飛ばさなければならないという、まさかまさかの重要アイテム昇格になった。
ちなみに下巻でも、戦士の指輪自体は関係しないが、【竜王の城】でこれとは別の二つの指輪を手に入れなければ先に進めないという展開があり、同作ではクリアのために都合三つの指輪が必要となる。
くしくもこの点はDQ5と共通している

ジョーカー3

装備すると攻撃力+10、守備力+20、特性「自動HP回復小」の効果がある。
作成にはするどいキバ1個、げんこつダケ4個、こうせきのチカラ32個が必要になる。
ゲオの予約特典になっていた。現在はネットワークに接続することで作成可能となる。

ヒーローズ2

身につけると
ちょっとはずかしい
いにしえの戦士の指輪

【名声レベル】を10にした状態で【ゼビオン】の名声を求める兵士に話しかけると貰え、専用の称号?も獲得できる。
DQ1を意識してか、これを持っている状態で兵士と会話すると「そんな指輪をしていて(主人公)殿は恥ずかしくないのですか?」と言われる。渡してきたのはそっちの癖に。
どうもこの台詞と説明文からすると、「指輪をすること」が恥ずかしいのではなく、デザインそのものが結構みっともない物である可能性がある。
実際、バニーガールが愛用しそうなモフモフの装飾品だろうとスライムをあしらった可愛い装飾品だろうと何も言われないので、やはりこの指輪に何か問題があるのだろう。
というか【テレシア】であっても言われるので性別が関係ないことは明らかだ。
【おばさんのゆびわ】とかと同じようなものだろうか。