【テパ】

Last-modified: 2024-03-26 (火) 18:37:58

DQ11の登場人物【テとは異なります。

概要

DQ2および同一世界を舞台としたキャラバンハートに登場する【村】
【ロンダルキア】から西の森林地帯にある。
広い意味ではルプガナに行く途中の砂漠のことも指す(テパ北部)。
英語版での地名は、NES・GB版ではTuhn、スマホ版ではSwelse。

DQ2

川や高山の入り組んだ場所にある村。
ストーリーの順路に沿うなら初訪問は最後になる人里である。
船入手後から訪問可能だが、到達に苦労する。
実は【ムーンペタ】(ムーンブルクの道の途中にある)や【ペルポイ】(ベラヌールから世界樹へ船で向かう途中の大陸南部の沿岸部にあるのですぐ見つかる)のように道中で嫌でも見つかるケースを除外すると、このテパのみ唯一行き方がノーヒントの村なので、なかなか行けなくても仕方がないのである。
事前の雑誌情報ではDQ2の【町】は6つと紹介されていたケースもあり、今作唯一の【村】であるテパの存在がぼかされていたことが覗える。
 
【公式ガイドブック】では、わざわざこの村への道順を質問コーナーに掲載しているほどである。
強いて挙げるなら【世界樹】の情報を得た際にベラヌールの北まわりで東に向かえば川は見付かるので、上流を奥まで探索すれば見付かるだろう。
特に東側の川を上った場合は直接村には辿り着けないものの、村のすぐ近くまで川が続いているので船上から容易に発見できるようになっている。
 
そこで発見ができても最初は村近くの川が干上がっているため、2つある河口のうち西側の川を途中まで上った後、森林の中を迂回して行かなくてはならない。
そして村の位置は西側の川の終点よりもかなり奥にあるため村に着くのは次作の【スー】ほど容易ではなく、そもそもベラヌールの南まわりで東に向かうと見付からない。
 
施設は宿屋・武器と防具の店・道具屋・教会があり、【はやぶさのけん】が売られている唯一の場所。
宿代も高めの設定だが、周辺には【ゴールドオーク】などの金持ちが多いので問題ない。
 
なお道具屋に【やくそう】【どくけしそう】が置いていない点は、FC版では地味に注意が必要。
買い物時に少々金額が足りなくても、ここでは【ふくびきけん】による金策が使えないのである。
53Gで売れるふくびきけんが来る確率はFC版で約1/6であり、1回あたりの売買損失が10Gにも上る【せいすい】ではまず元が取れないのだ。
 
【満月の塔】へ行くための水路を確保するためにこの村にある【水門】を開けなければならないのだが、肝心の【すいもんのカギ】【ラゴス】に盗まれてしまっているので、逃げたラゴスを探し出して取り返してこなければならない。
水門を開ける事ができれば干上がっていた川が船で通れるようになり、【満月の塔】への道が開ける。
 
なお水門は村の最北端付近で、一見すると村の北端になっているラインよりもさらに北の森の中なので「その方向に行ける」と言う事に気づけないと水門を発見できないのだが、DQ1の【リムルダール】よろしく建物よりも北側に犬がうろついており、さらに奥さんの【ジーナ】から逃げている宿六(外見は【あらくれ】)がここに隠れているので、宿六を探しながらよく見ていくと「ん?村の外に犬がいるぞ?!→ここ歩けるじゃん!→あ、あっち(やや西)にあらくれがいる!」と少しずつ水門への道が分かるようになっている。
 
また、機織り職人の【ドン モハメ】が住んでおり、最初は相手をしてくれないが、【あまつゆのいと】【せいなるおりき】を持ってくれば【みずのはごろも】を織ってくれる。
 
周辺のモンスターはベラヌール周辺よりもワンランク強く、デルコンダル周辺と同じくらい。
川が狭いが故に接岸しながら進むのだが、乗り込んでくるのか上陸前でも【くさったしたい】【くびかりぞく】が出現する。
しかも船を降りて上陸すると【パペットマン】がうじゃうじゃ出てくる。
 
幸い、陸路の北の方の一部は北の砂漠のモンスター(【ルプガナ】へ向かう途中のところ)の出現テーブルがはみ出している場所があるので、ここを通る間だけは楽ができる。
 
ここでは【復活の呪文】を聞くことが出来ないので、GB版までは【ルーラ】で来ることができない。よって満月の塔に入るには水門を開けてもう一度船でここまで来るため2度川上りをしなければならない。幸いなことに、2度目は東側の河口から上れるようになりだいぶ近道ができる。
ガラケー版以降ではルーラが行き先指定型となりテパにも直接移動可能。水門を開けた時点からここへ飛べば船が近くに着岸し、そのまま満月の塔に入れるため、手間は1度で済む。

小説版

戸数は20ほど、人口は約100人。
かつて【ルビス】から「神々の使う武器」の作り方を教わった人々が隠れ住んだ村という設定になっている。

ゲームブック(エニックス)

黒い肌に刺青を施した民族が住む、通訳無しでは会話もままならない異文化の村として登場。
原作にて周辺に出現する首狩り族がモデルと思われるが、特に野蛮な風習があるわけでもなく、仮に戦うことになっても殺し合いにはならない。
村にある施設の名前は「○×○×」のような記号となっており、王子達が読めない文字が使われているようだ。
通訳を通しても片言のコミュニケーションしか出来ないが、なぜかドン・モハメは普通に喋る。

キャラバンハート

本作ではムーンブルク地方から陸路が繋がっている。相変わらずひっそりとした村である。
ここから入り組んだ河を抜けて大灯台・ドラゴンの角方面につながる砂漠までかなりの距離があって中継地点として役立つため、キャラバンにいる職業にもよるがここで準備を整えておきたい。
商人のホーミィと料理人のリカードがおり、仲間に誘うことができる。
周囲の山岳地帯には【ばくだんいわ】がよく出現し、経験値稼ぎのために狩られている。
その他、【ザオラル】を覚える【ばけものしんぷ】【ユニコーン】、とても心を落としやすいAランクの【プチヒーロー】【まどうスライム】辺りも仲間強化のために積極的に狩っておきたい。
砂漠には【デスサイザー】の転身元となる【おおさそり】も登場するが、とても硬く、ずば抜けて強いので注意しよう。

ビルダーズ2

エンディングにて【アーマン】の台詞中にのみ登場。
彼が【ルル】より聞かされた、現実世界にある「さまざまな 町や国」のうちの一つ。