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【ザオラル】

Last-modified: 2018-04-24 (火) 20:09:06

概要 Edit

DQ3から登場している蘇生呪文の一種で、【ザオリク】の下位にあたる呪文。
多くの作品では成功率は5割で、蘇生時のHPは最大HPの半分の値となっている。
【ふっかつのつえ】を道具として使用してもこの呪文と同様の効果を発揮する。
DQ10などでは更に下位呪文のザオが存在する。
 
主に【僧侶】系の職業、回復の得意な仲間モンスター、勇者、主人公といった面々が習得するが、前者2タイプはほとんどの場合ザオリクも覚えるので「ザオリクまでの繋ぎ」という印象が強い。
またザオリク使用者が全員やられた時の予備としても使える。ただ失敗する可能性があるため安定感に欠け、成功しても蘇生後の回復が不十分なことなど戦闘中は心許なさが目立つので、これを頼っての戦闘はかなり危険。
しかし、これがあることによって【教会】での高い金を払っての蘇生に頼らなくて済むという経済的メリットは大きく需要自体はそれなりにある。
 
なおザオリクに対しては

  • 覚える時期が早い
  • 習得可能キャラが多い
  • 消費MP自体はザオリクより少ない

という3点において勝るも

  • 蘇生が安定しない(成功率が低い)
  • 蘇生後HPは最大HPの半分(回復に更にMPが必要)

などの点において劣り、ザオリクを覚えた後はザオラルの出番はほぼなくなる場合が多い。下位呪文の宿命である。
 
作品によっては蘇生成功率が戦闘中と移動中で異なる場合があり、一部【うんのよさ】が影響するシリーズ作品もある。DQ9からは使用者の「かいふく魔力」によって成功率が変動する。
このため、「50%の筈なのに、中々生き返らないな」と何度もザオラルをかけてるうちにMPを大幅浪費していた…というプレイヤーも多いかもしれない。
こちらがダンジョンの奥や戦闘中にザオラルを使って蘇生に連続で失敗したり、町中での使用や敵のザオラルが1発で成功したりすると、体感的になんとも言えぬ悔しさを感じる。
  
なお「死者の蘇生が可能」という要素はストーリー上の面白みを欠く要素となってしまう恐れがあるためか、小説版やコミカライズ、スピンオフ作品ではザオラルやザオリクの扱いは大変難しいということになっており、使用される場面は非常に少ない。
実際に使用された例があるのは「ダイの大冒険」と「幻の大地」と小説版DQ7くらいである。
小説版DQ7では、ザオラル・ザオリクは「ホイミも効かない重傷者の蘇生を試みる呪文」という設定になっている。
 
海外版表記は"Zing"。矢や弾丸などが空を切って飛ぶ音のことで、ここから転じて、空をビュンビュン飛び回るようなエネルギーや気力を表す。

DQ3 Edit

消費MPは10。
【勇者】がLv35、僧侶と【賢者】がLv24で習得する。
勇者の習得は非常に遅く、僧侶と賢者はLv38でザオリクを習得する。
そのため、僧侶や賢者がザオリクを習得するまでの間だけ使用することがほとんどだろう。
ただ、全滅時は勇者のみが自動蘇生されるので、勇者がこれを覚えることで【教会】でのバカ高い蘇生費を払わないで済むようになるから、それだけでもありがたい。
失敗しまくってMPが尽きても宿屋代程度で済むなら非常にお手軽。
 
FC版では移動中と戦闘中でザオラルの蘇生成功率が異なり、更に戦闘中は運の良さが関係しているのが最大の特徴。

状況蘇生成功率
移動中確率50%で成功(2進数8桁の乱数の、下1桁が0か1かで判定)
戦闘中運の良さケースごとの蘇生成功率
075%で成功
12850%で成功
25525%で成功
(384-蘇生対象キャラの運の良さ)÷2>乱数(0~255)なら成功

戦闘中の運の良さの値による成功率の違いを例にとると、僧侶がザオリクを覚える前位のレベル帯だと職業によって4割~6割位の成功率といった所だろうか。
状況によってFC版DQ3のザオラルがやけに成功率が低く感じられるのはこのため。
なぜか運の良さが高いほど成功率が低くなっているが、推測としては敵から状態異常系の呪文を受けた場合と同様に処理を組んだ為かもしれない。
 
敵では【ゾンビマスター】が使用してくるが、敵が使った場合の処理も50%なのかは不明。
 
また、リメイク版での処理がどうなっているかも判明していない。

DQ4 Edit

消費MPは12。
【勇者】がLv28、【ミネア】がLv20、【クリフト】がLv21で習得する。
今回はザオリクを習得できるのがクリフト(とリメイク版限定でクリア後に仲間になる【ピサロ】)のみ。
クリフトの習得はLv33と前作の僧侶よりだいぶ早くなり、自身のレベルアップも比較的速いが、同時にこの呪文も習得時期が早まっており、第五章に入ってからもしばらくお世話になることが多いと思われる。
ただし消費MPが増えてしまっている上に、クリフトもミネアも前作の僧侶に比べてMPは少なめなことから使い勝手は若干悪くなった。更に上述の通りクリフトのザオリク習得は前作比でだいぶ早いので活躍できる期間は前作に比べると短い。
 
当然だがクリフトが倒れた場合は大抵この呪文の出番となる。だが、勇者は他に使うべき呪文が多い上に、攻撃の主力でもあるので不確実な蘇生ばかりしてはいられないだろうし、ミネアはMPが少な目なことから失敗でMPを12も失うのは結構痛い。
戦闘中にクリフトの蘇生が必要なほどの状況という時点で相当切迫しているはずなので、そんな状況なら勇者が【せかいじゅのは】による確実な蘇生をした方がいいだろう。
 
敵では【カロン】が使用してくる。

リメイク版 Edit

消費MPは8。
【エッグラ】がこの呪文を唱えて【チキーラ】の蘇生を図ってくることも。

DQ5 Edit

消費MPは10。
人間キャラでは【主人公】だけがLv25で習得する。
その反面、今作では仲間モンスターの習得者が非常に多い。
【キングスライム】【オークキング】が最初から習得している他、【スライム】(Lv30)、【ホイミスライム】(Lv30)、【ベホマスライム】(Lv12)、【ネーレウス】(Lv17)、【メガザルロック】(Lv14)が習得する。
 
今作ではザオリクを習得する人間キャラクターもまた【男の子】ただ一人で、やはりこちらも多くの仲間モンスターが習得できるようになっている。
そのため、パーティメンバーによってもザオラルの使用頻度は大きく変わってくると思われる。
 
敵では【キングスライム】【オークキング】【ネクロマンサー】が使用してくる。
失敗すると対象の白いシルエットが浮かんでは音もなく消える。

リメイク版 Edit

さらに【プチプリースト】(Lv10)、【コロプリースト】(Lv30)、【ザイル】(Lv40)が習得する。

DQ6 Edit

消費MPは10。
【チャモロ】がLv13で習得する他、キングスライムが最初から習得している。
また、今作では僧侶★8で誰でも習得できるようになっている。
 
今作では誰でも習得できるようになった反面、ザオリクの習得難易度が少々上がっている。
自然習得するキャラクターは少ないので、チャモロ以外で1~2人は僧侶になっておくと心強い。
そのまま賢者を目指せば【ベホマラー】やザオリクなども習得することができる。
 
敵ではキングスライムと【オクトセントリー】が使用してくる他、
何よりも【みぎて】ラスボスに使用するのが有名だろう。
SFC版では対象は本体のみだが、DS版では【ひだりて】も対象になったので蘇生されると面倒。

DQ7 Edit

消費MPは8。
【メルビン】がLv20で習得する他、今作でも職業による習得が可能。
僧侶★8、もしくは【フライングデビル(職業)】★4で習得することができる。
 
メルビンの初期レベルは19なので、しばらく戦っていればすぐに使えるようになる。
今作では【マリベル】を魔法使い系の職業に就かせる人も多いと思われるが、彼女は物語終盤で一時離脱するため、その場合は蘇生役がいきなり一人減ることになる。
今回はパーティメンバーが少ない為職業も振り分けにくいが、やはり複数人が習得できていると安心できるだろう。
幸い、僧侶経由で戦士系の上級職である【ゴッドハンド】(ザオリクも習得可能)を目指すこともできる。
 
敵では【あくま神官】【スライムエンペラー】【デビルマスタッシュ】が使用してくる。

小説版 Edit

【ディノ】神父が【ミクワ】【メラゾーマ】からかばうというシーンで、重傷を負ったディノを救うために使用された。
劇中では、マリベルとメルビンが同時に詠唱することで何とか成功させている。

DQ8 Edit

消費MPは8。
【主人公(DQ8)】がLv29、【ククール】がLv19で習得する。
今作では職業システムがなくなったので、再び使用者が限定されるようになった。
ククールはLv34になれば、【ゼシカ】【杖スキル】100でザオリクを習得することができるため、やはり中盤で活躍する。
【天使のチーズ】でも味方全体にザオラルの効果がある。
【ドルマゲス】相手に失敗が続く、あるいは成功してもHP回復前にまた死んでしまう、という羽目に陥った人は少なくないのでは?
 
敵では【ベル】、オークキング、【ブラックルーン】【マリンフェアリー】、オクトセントリーが使用してくる。

DQ9 Edit

消費MPは8。
僧侶がLv18、【旅芸人】【レンジャー】がLv24、賢者がLv20で習得する。
転職システムが再導入され、習得可能な職業も増えた。
ただし、ザオリクを習得できるのは賢者のみなのでその点は注意。
 
なお今作では呪文の仕様が従来から大きく変更されており、使用者の【かいふく魔力】が高いほど成功率(50~75%)とHP回復量(25~50%)が上昇するようになっている。
また、特技となった【ふっかつのつえ(特技)】も同様の仕様となっている。
 
敵では【ブラックベジター】【デスプリースト】【ナイトリッチ】が使用してくる。

DQ10 Edit

消費MPは8。
僧侶と賢者がLv32、レンジャーがLv38、旅芸人がLv43で習得する。
使用者のかいふく魔力が高いほど成功率とHP回復量が高くなるのはDQ9と同じ。
だが、成功率が75~100%に底上げされ、かいふく魔力を280以上にすれば確実に成功するようになった(その分、これらの職ではザオラル確定成功ラインまで回復魔力を底上げするのが必須となっている)。また、かいふく魔力483でHP回復量が上限(51%)に達する。
今のところザオラルで確定蘇生ができるのはDQ10くらいで、ザオラルの扱いが最も良い作品と言っていい。
ザオリクが賢者専用かつザオラルより詠唱時間が長いのもあって、ザオリクよりザオラルの方が多用されるくらいである。
詳しくはこちらを参照。
 
新たな下位呪文として「HP1で蘇生」の【ザオ】が登場している。

DQ11 Edit

【ロウ】が初期状態で習得済み。【セーニャ】がLv18、【主人公】がLv28で習得する。
 
消費MPは12。回復魔力が91~231の間で回復量が増え、初期25%最大50%。成功率はPS4版と3DS版で異なっている。
PS4版では初期成功率50%、最大75%。回復魔力が上がれば回復量と連動して成功率も上がる。
3DS版では成功率は3分の2ほどで固定。回復魔力の影響を受けるのは回復量のみ。
覚えたての頃の性能では3DS版のほうが上か。
今作だとザオラル止まりでザオリクは覚えないというキャラがいないため、最終的にはこれで運頼みの蘇生をする必要はなくなる。
 
敵のものは成功率50%で固定。
ボス敵では、表ラスボス【魔王ウルノーガ】第二形態のお供【邪竜ウルナーガ】が使用する。
ウルノーガを先に倒すと蘇生されてしまうため、ウルナーガを先に倒したい。
また【ネルセンの最終試練】4戦目に登場する【混沌の巨人】【絶望の巨人】も使用する。
こちらは相互に相方を蘇生させるので、均等にHPを削って同時に倒すのがコツ。

DQM・DQM2・DQMCH Edit

消費MPは10。
【オーク】【マーマン】【ユニコーン】【エグドラシル】などが習得する。
また、Lv27(キャラバンハートではLv35)以上かつステータスが一定以上になると、ザオリクへと進化する。
つまりザオリクの習得に必須となるため、そう言う意味で重要度が格段に上がったとも言える。

DQMJシリーズ Edit

消費MPは8。
【HPかいふく】【いじょうかいふく】などといったスキルで習得することができる。

テリワン3D・イルルカ Edit

テリワン3D以降のモンスターズでは回復呪文の成長が廃止され、上位呪文を覚えた後も下位呪文が使えるようになった。
そのため、本編同様にザオリクを習得した状態でもザオラルを使うことが可能(意味があるかはともかくとして)。
消費MP40と前作の5倍となったことで燃費が悪く、MPを圧迫しがちなので、

などの工夫をしておくとなお良い。
また、本作からは蘇生成功時のHPの回復量が使用者の【かしこさ】に応じて増加するようになったため、なるべく賢さの高いモンスターに使用させたい。
ただし、低HPで効果を発揮する特性を持つモンスターを蘇生する場合は逆に賢さの低い(できればまともな判断力を確保できるギリギリの賢さの)モンスターに使わせるとよい。ちなみにマトモな判断が可能な目安は500。
 
習得できるスキルはジョーカーシリーズとほぼ同じだが、テリワン3Dでは【アサシンブロス】のザオリクがザオラルに格下げされた。
 
テリワン3Dでは、ザオリクなどの強力な特技を習得するには何らかのマイナス特性を取得しなければならないという仕様変更が行われた。
一方でザオラルはマイナス特性無しで覚えられるので、この作品に限ってはザオラルはザオリクの完全下位互換ではない。
とはいえ、対戦の場においてザオラルではやはり心許ないので、マイナス特性覚悟でザオリクを習得させることも多いはず。
というかそのザオリク習得にはマイナス特性が【ダメージ増ボディ】で済む【エグドラシル】や、【しょうひMP×2】で済む【ラーミア】があり、特に回復専門のサポーターには大人気。
テリワン3Dのダメージ増ボディはマイナス特性の中でもデメリットが低い方で、消費MP×2もコツや消費MP節約の特性で相殺すればあまり痛くはない。
特にエグドラシルはザオリクに加えてベホマズンや光のはどうも習得できるため、人気の回復系スキルとなった。
 
ただ、そこまで極めればザオラルがお役御免となるのは確かだが、エグドラシルもラーミアもレアスキルで本編攻略中などに量産できるものではない。
HP回復・全体回復・異常回復などモンスター固有でない汎用回復スキルでザオリクを取ろうとすると、漏れなく常に行動不能の危険が付きまとう最悪のマイナス特性【オロオロ】を持たされてしまう。
そのため、本編中はザオラルで妥協したというプレイヤーもいるだろう。
ザオラルにもちゃんと活躍のチャンス自体はあるという点で、テリワン3DはDQ10に次いでザオラルの扱いがよい作品だろう。
 
イルルカ以降はスキルでマイナス特性がつかなくなったためザオリクが完全復権。
ザオラルの需要は再びなくなってしまった。無念。

トルネコ2 Edit

【魔法使い】が覚える呪文の中に没データとして残っているが、効果は設定されていない。
説明文によると、「周囲8マスにある【お墓】からモンスターを復活させる」という効果のようだ。
実際に機能したとしても習得枠の邪魔でしかない。没になって当然だろう。
 
また、公式ガイドブック上でゾンビマスターが使用するとの記載があるが、これも実際に使ってくる事は無い。
もっとも、周囲の墓からモンスターを復活させるという能力は(こいつも含めたゾンビ系の多くが)持っているので、
メッセージに出ないだけで使用はしていると言えなくもない。

トルネコ3 Edit

この呪文の名前がついた【ザオラルの巻物】という巻物が登場している。

少年ヤンガス Edit

消費疲労度は30。
自分に隣接する位置で力尽きた味方を30%の確率で復活させる。
ただし、ヤンガスと合体中はこの呪文を唱えることはできない。
【ドラキーマ】、ブラックルーン、【カンダタこぶん】が最初から習得している他、以下のモンスターが習得する。
【ドラキー】(Lv30)、【ドラゴンバゲージ】(Lv30)、【マペットマン】(Lv16)、【ドールマスター】(Lv8)。
なお、ドラキーに関しては基本成長限界がLv12であるため、レベルアップで習得させるには配合によって成長限界を伸ばす必要がある。

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 Edit

漢字で蘇生呪文と書く。
【メガンテ】によって落命した【ポップ】に対して、【レオナ】が使用したが失敗してしまう。
本編でのザオラルの効果と同様、「熟練した僧侶であっても成功率は5割」という設定が付いている。
【メルル】に言わせれば「成功確率は5割以下と言われてますから…」であり、ゲームだと成功率は5割と言われているのに成功率が低いことを指摘されている。
なお、レオナは一度ザオラルに失敗した後に再度唱えようとはしていない。
ゲーム的にはMPやターンの浪費と引き換えに何度か繰り返せばそのうち成功するが、本作では一人の遺体に対するザオラルのチャンスは一度のみという設定があるのだろうか。
もっとも、作中でザオラル連発を認めると死者が出るたびに蘇生すればOKとなってしまうため、漫画の描写としてそれを許すわけにはいかなかったと思われるし、そこにツッコむのは無粋か。
なお、大抵の呪文が多少の溜めと呪文名の発声だけで発動するこの作品には珍しく、
「…その御名において生命の炎尽きたる この者の身に魂を甦らせたまえ…」
といった詠唱の様なものがあり、唱えた後に両手が輝き、遺体の上で両手で大きく十字を描くというプロセスがあった。

他作品での登場? Edit

角川ホラー文庫「ホーンテッド・キャンパス」の6巻「雨のち雪月夜」で、主人公・八神森司がヒロイン・灘こよみからのメールが来たときの喜びを
「ただでさえ心が弱っていた時に、しかも浩太(森司の元同級生)の攻撃でHPがゼロ近くなっていたところに、回復呪文のザオラルが三回連続で成功したがごとくである。」と表現しており、ザオラルの連続成功が「神の慈悲」の如く見えることがこうした形で認識されていることが窺える。
ただザオラルというのは(対象の)HPがゼロになってから使うものなのだが……そんなツッコミは無粋か。