【まほうのたて】

Last-modified: 2025-10-07 (火) 21:42:37

概要

DQ6以降の作品に登場する盾。
いずれの作品でも中盤で市販されており、力があまり無い人でも装備できる数少ない盾として重宝する。
 
多くの作品では赤紫色の【ラウンドシールド】として登場する。
DQ5のみに登場する【マジックシールド】と全く同じであり、単純に名前を和訳しただけ……。
……と言いたいところだが、マジックシールドに付随していた炎ブレス耐性が、こちらの盾では失われている。
しかもDQ6~DQ8では、マジックシールドよりも1.5倍近い結構高額な販売価格に設定されている。
特に最序盤から【ゴールド】不足になりやすいDQ5~DQ8のシステムとは、かなりミスマッチな設定な盾である。
また名称が「魔法の盾」というからにはさぞ呪文に強いのかと思えば、PS版DQ7まで(リメイク版DQ3を除く)の作品では【炎系】の呪文しか防がない。
よって、やや名前負けしている感じが強い、便利ではあるのだが取り扱うには少々癖の強い盾だった。
 
近年の作品では防御耐性の幅が広がっており、ようやくその名前に恥じない盾になったと言える。
【公式ガイドブック】に記載された英語名には、魔法の盾・マジックシールド、どちらも同じく『MAGIC SHIELD』となっている。

DQ3(リメイク版)

【バハラタ】などで販売されている。
2000Gとリーズナブルな上に【しゅび力】も25とそこそこ、おまけに全ての系統の呪文ダメージを3/4に軽減する。
DQ7まであまりパッとしていなかった魔法の盾が大きく輝いた作品。
 
なんと【武闘家】以外の全ての【職業】が装備でき、特に【魔法使い】にとっては最強の盾である。
【僧侶】【商人】【遊び人】【賢者】にも耐性有りの盾はこれしか存在しないので、最後までこれを装備させても良い。
バハラタを訪れる前に入手した【まほうのかぎ】を使って各地でアイテムを回収し、そうして集めた【ルビーのうでわ】等のお店で高く売れるアイテムを売り払えば、簡単にパーティー人数分の枚数は揃えられるだろう。
 
唯一の呪文耐性のある盾なので、より守備力の高い盾が装備できる状態でも、シナリオの最後まで随所で活用できる。
特に完全ローテーションである【バラモス】戦では【ドラゴンシールド】と上手に使い分ければ、受けるダメージがかなり減少する。
 
なおSFC版【公式ガイドブック】によると、魔力を秘めた銀(【ミスリル】?)から作られているそうだが、色は銀色ではなく金色と赤紫色である。
また【取扱説明書】では色は同じだが形状が異なり、【てつのたて】に近いヒーターシールドとなっている。

HD-2D版

表記は「まほうの盾」。
バハラタで販売されなくなり、【ランシール】【サマンオサ】までお預けとなった。
他、【浅瀬のほこら】付近の【キラキラ】(海上)でも入手可能になった。
いずれにせよ、船を入手しなければ手に入れることができなくなった。
入手タイミングが遅くなった分、守備力は40にアップ。その分、買値も4300ゴールドと倍以上に。
 
相変わらず武闘家は装備できず、今作で追加になった【まもの使い】も装備できないものの、装備可能者が多く耐性付き、おまけに守備力も相応に高めと良いこと尽くめなのは変わりない。
今作では更なる上位の耐性付き盾として【女神の盾】が登場しているが、ちいさなメダル100枚の景品と入手がかなり遅めであるため、今作でも入手後は長らくお世話になるだろう。

DQ4(スマホ版)

守備力20、売却不可。
【主人公】【ライアン】【クリフト】【ブライ】【トルネコ】【マーニャ】【ミネア】【ピサロ】が装備可能。
【メラ系】【ギラ系】【イオ系】のダメージを2/3に軽減する耐性を持つ。
 
【ドラゴンクエスト ポータルアプリ】のアイテム交換所にて、ポイント交換という条件付きで配信された。現在は入手不可。
 
5章開始時点で使用可能になるため、装備可能な盾が少ないブライ・マーニャ・ミネア辺りに装備させるといいだろう。
特に【はぐれメタルのたて】を与えられなかったメンバーにとっては、同じく配信アイテムの【みかがみのたて】共々最後までお世話になると思われる。

DQ6

【アークボルト】などで販売されている。販売価格は5000G。
守備力20に加え、【かっこよさ】は21。さらに【メラ系】【ギラ系】【イオ系】の呪文を8ポイント軽減する。
微妙な違いはあるが性能的にはDQ5の【マジックシールド】とほとんど一緒と思って良いだろう。
だが、炎ブレス耐性が無くなったのが地味に痛く、この時期でも【バーニングブレス】【フーセンドラゴン】が普通に炎ブレスを吐いてくる。
ブレス耐性のある【てつのたて】【ドラゴンシールド】はこの時期の仲間だと主人公、ハッサン、アモスしか装備できない。
また概要の通り、マジックシールドと比較して大きく値上がりしており、1.5倍近い5000Gとアークボルトの時点では、かなり高額なアイテムとなっている。
 
何と言っても【バーバラ】【チャモロ】と、魔法使い系キャラクターである2人が装備できるのが最大の特徴。
この2人はてつのたてを装備できず、これを逃すとシナリオも終盤の【エンデのたて】【みかがみのたて】までまともな盾が存在しないので、スタメン起用するならぜひ購入しておこう。
特にチャモロはこれより強力な盾が、シナリオ終盤に入手できるエンデのたてと【メタルキングのたて】しか存在しない。
どちらも個数限定で、前者は1品物かつ入手自体が【エンデのよろい】【エンデのかぶと】と、どれか1つの取捨選択を強いられる。
またバーバラにとっても、今作では何故か限定入手でレア度が高い【おなべのふた】を除けば初めてとなるしっかりした盾装備なので、できる限り買いたい。
やや高価な品ではあるが、ほぼ確実に長い期間活躍させることができるので、十二分に元は取れる。
【おしゃれなかじや】で1000Gを支払って鍛え上げると、かっこよさが38ポイントまで増加するので【ベストドレッサーコンテスト】でも役に立つ。
特にバーバラにとっては、最もかっこいい盾となる。
 
前衛メンバーにとっても有用ではあるが、上記の通りてつのたてと違ってブレス耐性を持たないので、こちらへの買い換えは後回しでも良いだろう。
あるいはとりあえず二つ購入して前衛メンバーに装備させておき、他の強い盾が入手できたら、この盾をバーバラ・チャモロにお下がりするのも良い。
てつのたてとの守備力の差はわずか4なので、本作のバランスを考慮すると、前衛メンバーより後衛メンバーにこの盾を装備させた方が有用ではある。
 
人間キャラのうち、なぜか【ミレーユ】だけは装備できない。
この盾よりも明らかに重たそうなメタルキングのたては装備できるのだが……。
そのため彼女は、パーティー加入から非常に長い間、盾無しか【おなべのふた】【シルバートレイ】を片手に戦う状勢になってしまう。
 
【カルベローナ】に販売されている品は【カルベ老夫婦】が作ったというセリフがあるため、他で売られている魔法の盾もすべてそうだとすると、現実世界のカルベローナが滅亡して長期間供給が途絶えたことでプレミアム価格になっているのかもしれない。

DQ7

【メザレ】など中盤の防具屋で売られている。
守備力が18に下がったが、炎系呪文を10ポイント軽減できるようになった。
相変わらず装備基準が緩く、【ガボ】以外なら誰でも装備できる。
 
販売価格はDQ6同様5000G。大半の装備品が値上がりした本作においては貴重なお値段据え置き品である。
……が、それでも高値な部類の品であるのがネック。むしろDQ6の頃から高額なので値上げする必要がなかっただけかもしれない。
購入可能となってしばらくは炎系呪文の使い手が少なくイマイチ性能を発揮しづらい難点もある。
 
【主人公】【リートルード】まで行けば、この盾よりも安い上に全ての面で上回っている【プラチナシールド】を購入できるので、鉄の盾などで凌いでそちらを購入した方が効率が良い。
 
【マリベル】は炎耐性のみの【ホワイトシールド】とどちらを使うか迷うところだが、呪文耐性に優れる【まほうのほうい】との併用となることを考えると、ホワイトシールドの方が安上がりな上に耐性のバランスが取れる。
(ただしリメイク版ではホワイトシールドの耐性が消滅したため魔法の盾一択)
 
唯一【メルビン】だけはこれを逃すとみかがみのたてまでロクな盾が無いので、もし買っていなければ【マーディラス】の宝箱に入っているものをあてがおう。

DQ8

【サザンビーク城】【リブルアーチ】で5000Gで市販されている。
また、【はがねの盾】【いのりの指輪】【まもりのルビー】【錬金釡】?へ投入すると作成できるが、後者の2つの装飾品が貴重なので、素直にお店で購入した方が良い。
守備力は27で、呪文ダメージを15軽減できる。
防御性能は十分だが【ヤンガス】【ゼシカ】は装備できないので注意。
特にこの盾はゼシカが最も似合いそうなのに、DQ6の【ミレーユ】と同様に魔法使いキャラクターが何故か装備できないのは痛い。
ベース素材としての応用性は高めで、これを材料にして数種類の盾を錬金可能。
錬金レシピは以下の通り。

 
完成品は全部お店で市販されているので、錬金レシピ埋め等を目指している場合以外ならば、無理して作る必要は無い。
特にPS2版ではこおりの盾は、素材の【こおりのやいば】が1つしか手に入らない関係で完全に【地雷錬金】となっている。
ただしちからの盾は性能も高く、レシピを知っていれば相当なフライングゲットが可能であるので、1個は製作するプレイヤーも居る様だ。
なお今作ではちからの指輪が貴重品なので、どちらを選ぶかはプレイヤー次第になるだろう。

DQ9

守備力17、盾ガード率2.5%。さらに攻撃魔力と回復魔力が8上がり、地・光属性以外を5%軽減できる。
本作で最も早く手に入る5属性軽減の盾。
また本作以降は呪文とブレスの属性が統合されたため、マジックシールドが持っていたブレス耐性をついに取り戻したとも言える。
 
【グビアナ城下町】で4000Gにて購入できる他、【ガオン】【ダークホビット】が落とすこともある。
また、【グビアナ地下水道】で1個拾える。ありがたい。
さらに、錬金では【せいれいの盾】をはじめとした様々な魔力を秘めた盾のベースともなる。

レシピ一覧

DQ10オフライン

【まほうのよろい上】等とあわせて紺色になっている。

-+1+2+3
盾ガード率3%4%5%6%
守備力3456
みりょく67910
呪文ダメージ減3%4%5%

全ての【キーエンブレム】を集めるように言われると、【大国】にて5300Gで購入できるようになる。
【ふしぎな鍛冶】でも作成可能。レシピは【まほうの盾の秘密】に記載。
必要な素材は、【ぎんのこうせき】x6、【まりょくの土】x3、【青い宝石】x1。

DQ10オンライン

レベル35から装備可能な盾で、呪文ダメージを3%軽減する。
詳しくは【まほうの盾】を参照。

DQ11

【主人公(DQ11)】【セーニャ】【シルビア】【グレイグ】が装備可能。
うち直しに必要な宝珠は11個。

-+1+2+3
守備力27283032
攻撃魔力12131415
回復魔力11121314
盾ガード率6%
全属性ダメージ軽減5%

異変後の【最後の砦】【ナプガーナ密林】(キャンプ)、【ドゥルダ郷】などにて5000Gで売っている。
【ヨロコボルト】(邪Ver含む)がレア枠で落とす。
【ふしぎな鍛冶】でならば異変前に入手できる【魔法武具のレシピ】で作成可能。
必要な素材は、【プラチナこうせき】x1+【まほうの樹木】x1+【ブルーアイ】x1。
 
わずかではあるが攻撃・回復魔力双方が上がり耐性面や守備面でも中々優秀な性能を誇る盾。
この時期だとセーニャやシルビアの魔力を底上げするメリットもあるので彼らのために優先的に作っておきたいところ。
…ではあるのだが作れる時期が素材の関係上始祖の森に着いてからであり、その先は異変後で仲間全員離れ離れになってしまう。もっとも片方のシルビアは比較的早期に合流でき、もう一つはグレイグに使いまわせるので無駄にはならない。
グレイグには同時期に【ドラゴンシールド】を入手できるのだが、守備力の差はわずかであり、全属性を軽減するか炎・氷耐性・盾ガード率を重視するか好みのレベルのためこちらを選んでも十分な活躍を見込める。
 
もちろん、片手剣スキルを進めている主人公にとっては大変長らく使って行ける優秀な装備なのは言うまでもない。
 
ちなみにPS4版とDQ11S・3DS版2Dモードでは、異変後に戦うボスの1体である【嘆きの戦士】がこれと【はやぶさの剣】を装備している(3DS版3Dモードでは上位装備の【げんまの盾】に変わっている)。
 

トルネコ2

販売価格は10000G、買取価格は4000G。盾の中でも抜きん出て高額な部類に入る。
一見すると盾には見えず、紫色の【水晶】の様に丸いデザインをしており、本編とは外見が全く異なる。
 
装備(合成)すると、モンスターが使用する呪文の効果を確実に無効化できる。
【ラリホー】【催眠攻撃】【ようじゅつしの杖】等、魔法は受けると不利や劣勢になるものが非常に多く、持っていると心強いだろう。
【風来のシレン】の「やまびこの盾」と違って魔法効果を跳ね返す効果は持たないが、無効化できるだけでも十分ありがたい。
欠点という欠点はしいて言えば、【きめんどうし】【バシルーラ】【ホイミスライム】【ホイミ】といった、ピンチの時に活用できる呪文の恩恵が受けられなくなる点だろうか。
【ゴールデンスライム】【マダンテ】は魔法でも特技でもない扱いからか、残念ながら防御できない。
 
入手方法は【不思議のダンジョン】【もっと不思議のダンジョン】【試練の館】【ガーゴイルの店】か、【剣のダンジョン】に普通に落ちている。
これがあると無いのとでは安全性は全然違うので、入手できたら絶対にメインの盾に合成したい。
 
PS版でもかなりのレアアイテムなのだが、GBA版ではさらにレアリティが上昇し、超貴重品になっている。
GBA版では【わざふうじの盾】と共に、不思議のダンジョンでは41F以降の【ガーゴイルの店】でしか出現しなくなった。
もっと不思議のダンジョン、剣のダンジョンでは登場しなくなってしまった。便利過ぎたからか、レベル調整としても結構キツめの処置である。
そして全然救済措置になっていないが、試練の館のみPS版から何も変更されていない。
不思議のダンジョン、試練の館ともに出現率はかなり低い。入手する前にダンジョンをクリアしてしまう場合も多い。
見つけたら是が非でも手に入れよう。
 
戦士の技【マホターンうけ】【わざふうじ】の習得に必要になる。
GBA版ではわざふうじを習得できなくなり、【印の盾】の入手が必要になった。
幸いどちらも【ロトの盾】で習得可能なので、既に持っているなら合成しても構わないが、先に【まほうみきり】を習得してから合成した方が無駄が少ない。
 
【どくどくゾンビ】の特殊能力でこの盾の能力を消されると、メッセージ欄に「魔法はねかえし」と表示される。
しかし、この盾の能力はマホカンタや【ミラーシールド】の様に、受けた呪文に効果を相手に跳ね返す効果は持たない。
風来のシレンには、本当に受けた呪文を相手に跳ね返せる「やまびこの盾」が登場していたので、その名残だろうか。
ちなみに、トルネコ1の【うろこの盾】でも、説明文では「毒をはねかえす」と表記されていた。
 
トルネコ3では登場しておらず、代わりに【魔封じの指輪】が登場している。
が、なんとこの指輪、とんでもない副作用を持ってしまった……(詳細は「魔封じの指輪」の項目を参照)

バトルロード2

第一章に登場。
装備すると敵の呪文をガードすることがある。
賢さの低い戦士に装備させよう。
排出期間が短かったが、盾自体種類が少ないので、度々スターターセットに再録されてきた。
 
なお、次の章で登場した【みかがみのたて】との違いとして、ガード率は劣るものの、呪文攻撃であれば何でもガードできてしまうので、まほうのたてが使われることが多かった。

ヒーローズ1

守備力は16で、【アクト】【メーア】【テリー】の全員が装備可能。呪文耐性+5%。

ヒーローズ2

【戦士】・テリーが装備可能。呪文耐性+10.0%。
前作と違って守備力は上がらない分、呪文耐性が若干強化されている。
【ローザス森林地帯】の森の墓地で入手可能。

ビルダーズ1

3章に登場。守備力は10で、直接攻撃以外のダメージを減らす。
材料は【まほうインゴット】【木材】が1個。

ビルダーズ2

レベル29でレシピをひらめく。守備力24で、炎と氷のダメージを少し減らす追加効果を持つ。
材料は【はがねのたて】が1つと、【魔力の水晶】が3つ。
製作には【まほうの作業台】で1分かかる。
 
作れるようになるのは遅いが、盾の中で唯一有用な追加効果を持っている。

トレジャーズ

【お宝】の一つとして登場。

お宝No.81
レアリティトレジャー
カテゴリーヒストリー
コレクション防具
標準価格1,000,000G

DQMSL

みんなで冒険【ゾーマ城】で入手可能。
ウェイト2の盾。装備すると防御力が64上がる。
固有効果は「まれに【マジックバリア】」。
強化することで防御力が+2ずつ増えていき、+7まで強化すると固有効果が「ときどきマジックバリア」に変化する。

星ドラ

星4防具。攻撃呪文ダメージ10%減。

ウォーク

星4防具。【シールドアタック】【うけながしのかまえ】を習得する。

チャンピオンズ

星4防具。メラ属性耐性+1%。さらに魔法使いだとメラ属性呪文ダメージ+1%。

勇者アバンと獄炎の魔王

【怪人島】における【グノータ】秘蔵の武具の一つとして登場し、島を襲撃してきた【ベルクス】との戦いで【アバン】が使用した。
地上の武具としてはかなり強力な品のようだが、魔界の名工の手による武器であるベルクスには及ばず、【タークス】の必殺技である魔鎖奥義【凱輪】によってあっさりと削り取られてしまった。