【くろこしょう】

Last-modified: 2020-09-16 (水) 03:56:30

概要

言わずと知れたブラックペッパー。
いつもの料理に振りかけて「○○のバハラタ風味」と称せばお手軽にDQの世界を体感できる。

DQ3

【ポルトガ王】の大好物。これを彼に渡すことで(【ポルトガ】での)【勇者】として認めてもらえる。
勇者一行は彼の勅命を受け、はるか東国の【バハラタ】まで陸路で取りに行くことになる。
はじめは黒胡椒店の店主の孫娘【タニア】【カンダタ】一味に誘拐されてしまったことにより店は機能しておらず、これを入手することはできない。
カンダタ一味のアジトからタニアおよび彼女を助けに来ていた【グプタ】を救出した後、黒胡椒店の新たな店主となったグプタから無料で譲り受けることができる。
これをポルトガ王に渡すと褒賞として【船】が手に入る。
ちなみにポルトガでは

*「こしょうひとつぶは おうごんひとつぶ

というとんでもないレートで売られている模様で、船と交換してもらえるのも納得である。
 
道具として使うとあたり一体にばらまいて、フィールド上ではパーティ全員が、戦闘中では敵味方全員がくしゃみをするが、特に意味はない。
【ボス級モンスター】が相手でも同様だが、イベントが済めば失われるため、【シャンパーニの塔】のカンダタ一味くらいしか該当しそうなボスはいない。
あとは頑張って【アバカム】を覚えれば【サマンオサ】【ボストロール】に使えるくらいだが…
黄金と同じ価値のコショウをそのへんにばら撒いてくしゃみをするために使う主人公たちの金銭感覚には恐れ入る。
とはいえいくらばらまいても無くならないため、余程大量に譲ってもらったのかも知れない。
というか、ドラクエ世界では基本的に世界物価が統一されているのでわかりにくいだけで、原産地であるバハラタではタダ同然の値段で売られている可能性も大いにあるが。
 
なおFC版は一つしか入手できず、ポルトガ王に渡すと失われてしまう。
 
FC版であれば【棺桶バグ】で作り出せばバハラタ方面へ行かずともポルトガで直接船が入手できるので大幅にショートカットできる。
GBC版であれば【キメラバグ】でくろこしょうを作り出すこともできるのだが、グプタとタニアの救出というイベントフラグを立てておく必要がある関係上、それでショートカットすることはできない。
 
現実世界でも胡椒の原産地であるインド・東南アジアでは自生していていくらでも手に入るものが、欧州では「金や銀のように目方で売られていた(金や銀と等価という意味ではない)」という記録があり、実際に非常に高価だった。
コショウの産地であるインドと欧州の間には【アッサラーム】ことアラビアがあった……と言えば何となく理由はお分かりいただけるだろう。
かくして、香辛料を求めて船を駆った冒険者たちは喜望峰をまわり、ついにインドへの航路を確立する。
こうして香辛料を独占し海運で大いに栄えたのがポルトガルである。
DQ3のイベントは現実の歴史とのリンクがなかなかよくできており面白い。
もっとも、現実では胡椒を求めて船を使ったのに対し、こちらは船を使うために胡椒を求めるため手段と目的が真逆なのだが。
 
ポルトガ王は「こしょうは うまいのう」などと言って黒胡椒をそのまま食べている節があるが、そのまま食べないように。
なお黒胡椒と白胡椒はどちらもコショウノキの実が材料で、黒胡椒は未熟な実、白胡椒は完熟した実が使われている。
つまり材料自体はほぼ同じなのだが、ポルトガ王が黒胡椒だけでなく白胡椒も好きなのかは不明。
ちなみに天日乾燥前の生胡椒はそのまま食べても美味しいらしいが基本的には収穫直後での話である。

リメイク版

これを受け取った後にバハラタに入り直し、グプタと話しかけることで再度入手することができ、事実上無限に入手できるようになった。
いくら命の恩人とはいえ太っ腹な話だが、売る事もできず使っても意味はなく、消費すらされないこれを複数入手する意味は特にない。
 
【商人】鑑定させると男女でセリフが変わる。
男商人の場合、「知ってます?胡椒を吸い込むとくしゃみが出るんですよ」と言われる。
現実の世界では常識だが、作中世界ではそんな事がトリビア扱いされるほど、胡椒は貴重な存在だという表現なのだろう。

ゲームブック

誘拐事件関連のイベントが本編とは違う展開になっており、普通に店で購入できる。
そのお値段、なんと 2 0 G !
生産地直売価格……にしても驚きの値段である。

小説版

パーティから所持金を持ち逃げした【商人】のサバロが、海賊ルートから入手しポルトガで販売、大成功を収めた。
これによりパーティは船をサバロから只でもらう事になる。
【勇者】達が直接黒胡椒を手にすることはない。

DQ4(ゲームブック)

本編には登場しないが、ゲームブックでは登場している。
五章の【大灯台】【トルネコ】と合流した際、何の説明も脈絡もなく【せいなるたねび】と一緒に譲り受ける。
一体全体これが何の役に立つのかというと、なんと戦闘の際にあやまってぶち撒け、そこら一帯を胡椒まみれにしたことでその場にいた全員がくしゃみが止まらなくなり、被害を免れた【マーニャ】がそのスキに【メラミ】【とうだいタイガー】を焼き殺すという驚きの展開を見せる。
マーニャ曰く「スパイスたっぷりのトラの丸焼き」だそうな。
いくらなんでも無茶苦茶である。
ご丁寧にチェックリストまで作って登場させる必要があったのかと疑問を抱かずにはいられない。

DQ11

「黒コショウ」という表記で登場。だいじなものの一つ。
【ソルティコの町】ではホテルの名物料理に欠かせないものだったが、カンダタ海賊団に奪われてしまっていたため、 クエスト【対決! カンダタ海賊団!】でカンダタ達を倒して、取り戻してくることになる。

DQ11S

【ロウと幸せの王国】にて、【ロウ】の私室で食事係のメイドが黒コショウの入った壺を割ってしまっている。
民からの頼み事として、城の中から代わりのスパイスになりそうなものを探してくる、という頼み事が起こる。
またこの出来事は、この後の【主人公(DQ11)】の名づけシーンにおいて、名前をボイスで読み上げられない事態を「【アーウィン】が呼ぶ瞬間にロウが盛大にくしゃみをする」という展開で回避しているのだが、そのくしゃみの前フリとなっている。

DQMCH

【カカロン】に献上する【ラストステーキ】の材料の1つ。
オリジナルの食材が多い中、これだけ他の作品から客演している。
【リリザ】周辺のぼったくりキャンプで売られている。
……が、なぜかこれだけお値段たったの200Gという良心価格。
「こしょうひとつぶは おうごんひとつぶ」と謳われたポルトガではなく、原産地のバハラタにおける相場が適用された模様。
あるいはDQ3の時代から数百年のうちに、安全な輸送ルートが確立されたのかもしれない。

アベル伝説

マイラの港町を拠点とする密輸団の男フランクが持っていた。
恋人ティファニーの待つモーラ近郊の港町でお金に替えるつもりだったらしい。
 
フランクは【だいおうイカ】との戦いの最中で致命傷を負い、今際の際にアベルに託される。
 
黒胡椒は小袋一杯ほどしかなかったが唯一の積荷となったため買い手が殺到し、1000ゴールドという法外な高値で売れた。