【ロトの洞窟】

Last-modified: 2022-06-15 (水) 23:52:08

概要

DQ1に登場するダンジョン。【ラダトーム】の北北西にある【洞窟】
DQ3でも同じ場所にほぼ同じ構造の洞窟がある。ロトの洞窟とは呼ばれておらずゲーム内での正式名称も不明だが、まとめて本項で扱う。

DQ1

恐らく最初に足を踏み入れる事になるであろう洞窟。即ち、ドラクエシリーズ初のダンジョン。
2層構造のダンジョンではあるものの、【エンカウント】は発生しない。
【たいまつ】の使い方をプレイヤーに教えるチュートリアル的なダンジョンと言え、実際に【公式ガイドブック】では「この機会に洞窟に慣れておこう」と書かれている。
さらに同書では、ここに魔物がいない理由について、「ロトの聖なる力は今も働いているのか……。」と解説している。
また、【ドラクエの秘密】p102にも「【精霊ルビス】が、二度と魔物が寄り付かない様に強力な封印をしたのではないか」という内容の記述がある。
 
最深部の宝箱にはロトの残した【せきばん】が入っており、メッセージが読める。この石板は公式ガイドブックでは「重要アイテム」に分類され、イラスト付きで解説もなされているが、道具として所有する事はできない。
そしてこの石板を読まなくても特にゲームの進行上には問題はない。
その為、石板の情報を既に知っているプレイヤー達には面倒なだけなので、たいまつの節約も兼ねてスルーされがちである。

リメイク版

SFCリメイク当時のDQ他作品に合わせ、縦横の寸法がFC版等の2倍(面積は4倍)に引き伸ばされた。
石板の入っていた宝箱がロトの紋章の描かれた石碑に置き換わっており、調べるとFC版等の石板と同じ内容が読める。
SFC版の【公式ガイドブック】によると、英語表記は「Roto's Cave」である。

ゲームブック(双葉社)

ゲームと同内容の石板が置かれているが、ロト自身の言葉ではなく誰か別の者が書いた文体になっている。
石板はアイテムとして入手できるが、使い道は無い。

小説版

古代ミトラ語による楔形文字で、精霊ルビスの予言に基づくロトの言葉が壁に刻まれている。
ここで【ガライ】の亡霊が現れ、情報を貰う。
小説DQ3ではまったく登場せず。

ゲームブック(エニックス)

原作同様モンスターは出ないが、「ロトの石板」が原作と違って必須アイテムとなっている。

DQ3

DQ1と同じ場所にある。
公式ガイドブックでは【アレフガルド】地域であることを理由に非掲載である。
 
寸法が縦横2倍になっている点と、B2Fの奥にB3Fに通じる通路と階段がある以外は、DQ1とほぼ同じ構造をしている。
B3Fには、魔王が現れたときに出来たという底なしのひび割れがあり、飛び込むと地鳴りと共に穴から吐き出される。
傍には最強装備の一つ【ゆうしゃのたて】があるので、忘れず回収しておこう。
 
ゾーマを倒すとゾーマの城が崩落し、地面の裂け目に飲み込まれてしまうが、どういう訳かこのひび割れから吐き出されてここに出る。
この辺りの関係は謎であるが、魔王の本拠地とは一方通行で繋がっていたことは確かであろう。
そして、B3Fから階段を上がって少し進むと、奥の通路が崩れて埋まってしまい、DQ1とほぼ同じ構造になる。
もともとこの洞窟のB1FはDQ1と同じく敵が出ないので、洞窟の出入口のほうからは魔物が侵入できないことになる。
つまりB2Fより深層に出る魔物は魔王の爪痕から侵入していたと考えられ、それが遮断されたことで、DQ1の時代には敵が出なくなった…と思わせるような演出になっている。
 
この洞窟を出ればアレフガルド上空のギアガの大穴が閉じ、闇に包まれていたこの大地が明るくなる。
 
DQ1のときのように視界が制限されているわけでもなく、ダンジョンの構造も単純で長くもなく、仕掛けも特にない。
しかし、【ピラミッド】の地下と同様、ダンジョン内全域で呪文が使えないため、他のダンジョンとは全く異なる難しさがある。
移動中のホイミ系すら封じられるので回復手段が非常に限られてくる。
 
敵の構成による運が絡んでくる要素があり、中でもブレスの使い手は全体攻撃が厄介で、そんな中で高いHPを持ち、強烈なバラモス級の威力の【ほのお】を吐いてくる【サラマンダー】が出るので脅威。運が悪いと【ヒドラ】とセットで出てきたり、最大2体も出てくることがある。
この強力なブレスをフバーハで軽減できないので危険度が増しているが、その分【ドラゴンメイル】が活躍する。
道具の特殊効果として間接的に呪文を使うことは可能なので、一つ15000Gと値は張るが、出来れば【ドムドーラ】【ちからのたて】を人数分購入しておきたい。というか、ちからのたて人数分ないととても耐えられない。
 
当然【ベホマ】も使えず、DQ3にはHPを全快するアイテムも無いので、高レベルでもダメージを回復できず死人が出る危険はある。そのため普段は何でもない小さなダメージも脅威となる。
予めゴールドは銀行に預けておき、勇者の盾を入手後【デスルーラ】で帰還するのも一つの方法である。
また、サラマンダーが出現しやすいと言う意味では経験値が稼ぎやすい場所でもあり、ソロ狩りの場合にはレベル上げしやすい場所にもなっている。
 
なお、当然だが呪文が使えないのはこちらだけではなく、モンスターも同様。
にも関わらず、ここにはメインの攻撃手段が呪文である【サタンパピー】【アークマージ】などが登場し、当然ながらほぼサンドバックと化す。
また、【トロルキング】【バシルーラ】も封じられ、唱えたらそのターンは無駄になるため、プレイヤーとしてはラッキーである。
【ミミック】も居るが、ザラキやメラミ、マホトラも一切効果を発揮しないので、インパスが使えずに出現させてしまっても全然怖くない。
但し【判断力】の高いモンスターは呪文を使わず打撃や特技で向かってくるので注意。
なお、ここのミミックを無視してゾーマを倒すと、宝箱を開けても空っぽになる。つまり消滅してしまうのだ。恐らくはゾーマ撃破後の自殺防止であろう。
 
前述の通りB1Fで敵は出ないうえ、B3Fは短いので、ほぼB2Fを抜けるのが本番と言える。
DQ1と比べて4倍マップになったとは言え、洞窟内が明るいためDQ1のような迷路構造は無意味になり、実態はそれほど広くも無い。
運が良ければ厄介な敵に会わずに抜けられる程度の距離なので、それほど神経質にならなくても回数をこなせばクリアできるだろう。
少なくともゾーマの城でわざわざ賢者の石を拾ってから攻略するほどではない。
 
洞窟としては【エンドロール】で唯一登場する。しかもFC版ではそのトリを務めるという大役が与えられている。

リメイク版

従来の呪文だけでなく、システム上では呪文として扱われる【しのびあし】【くちぶえ】などの特技もかき消されて使用できない。
 
【けんじゃのつえ】が追加されたほか、【ふくろ】に大量に【やくそう】を買い溜めしてくることができるようになり、【ねむりのつえ】も有効活用できることから、攻略はかなり楽になっている。
個数制限があるとは言え99個買ってくればそうそう無くなる事はないし、力の盾などと違って移動中にも使える分便利。
物語終盤になってから薬草が活躍する珍しい例と言えるだろう。
 
EDではゾーマ打倒後に通路が崩れる際、轟音が4回鳴るが、3回目の音が鳴った瞬間に壁の1マスだけ模様が変わり、4回目の音と共に元に戻るという現象が起こる。
崩壊途中の通路を表示する上でのマップパーツの都合であろう。
ここのミミックを無視してゾーマを倒すと、リメイク版では開いた状態になる。
FC版のスタッフロールでは最後の最後に登場していたが、リメイク版ではゾーマの城に差し替えられ、この洞窟自体が映らなくなった。

ガラケー版以降

B1Fの北東隅に【ちいさなメダル】入りの宝箱が設置された。正規ルートから離れた場所にあり、【とうぞくのはな】も使えないので、結構取り逃しやすい。
 
新たに導入された【AI】は敵同様にこの場所が呪文使用不可であるという事を認識しないため、かき消されてもかき消されても呪文を使う。そのため、ここでの戦闘は【めいれいさせろ】で戦う事。

DQ3での名称について

勇者ロトがまだ存在しない時代の話であることから異名が多く、「勇者の洞窟」「魔王の爪痕」と呼称されていることもあり、名称が一定しない。
 
ラダトーム城下町にいる本編で唯一この洞窟の事を語る男はここを「きたのどうくつ」と呼称している。
またFC版ではデータ上に「このしたに でっかいひびわれが ありましてね! まおうのつめあととよんでいます」という没台詞がある。実際にこの洞窟には人間はいない。
リメイク版ではラダトーム城下町の上記の男の台詞に「それこそが魔王のツメあと。」との一文が追加されている。
 
リメイク版ではダンジョンの名前を確認できる【フローミ】があるが、ここではフローミ自体が封じられて使えないので確認のしようがない。
しかし【デバッグルーム】での地名一覧では「まおうのツメあと」という名称が確認できる。
 
【ドラゴンクエスト25thアニバーサリー 冒険の歴史書】では「ラダトーム北の洞窟」の名称が使われている。

ゲームブック版

下巻の冒頭の地図では「北のどうくつ」という名称が記載されている。
原作と同じく勇者の盾を取りに訪れる。洞窟内では【スターキメラ】と遭遇する。
また、精霊ルビスの声が雑音混じりに聞こえる場所がある。

DQ10

【大魔王ゾーマへの挑戦】でゾーマを倒すと、ここと思われる洞窟の前にワープする。
入り口が崩落しているので、入ることはできないが、調べると「******が 出てきた ほこらだ。」と表示される。

DQB

【主人公(DQB)】の見る夢の一つにここと思しき洞窟が登場する。リメイク版同様石碑タイプで鎮座しており、夢の中の人物はここでロトの遺したメッセージを読んでいた。
 
現実での洞窟はもはやどこにも存在していない。DQ1の地図と照らし合わせると、どうやら3章において赤の扉の【からくりパーツ】がある竜王軍の出城か緑の扉の【こわれた銀の竪琴】がある氷原地帯がその場所になると思われる。

DQM+

【りゅうおう】を追って【旅の扉】に入った【クリオ】たちの行き着く先がここ。
この地における冒険の開始点は、ここのロトの石版の目の前であった。
異世界であるため、クリオには当然石版は読めなかった。