【ロトの洞窟】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 18:50:19

概要

DQ1に登場するダンジョン。【ラダトーム】の北北西にある【洞窟】
DQ3にも同じ場所にほぼ同じ構造の洞窟があるが、そちらは【ラダトーム北の洞窟】の項目で扱う。

DQ1

恐らく最初に足を踏み入れる事になるであろう洞窟。即ち、ドラクエシリーズ初の【ダンジョン】
2層構造のダンジョンではあるものの、【エンカウント】は発生しない。
【たいまつ】の使い方をプレイヤーに教えるチュートリアル的なダンジョンと言え、実際に【公式ガイドブック】では「この機会に洞窟に慣れておこう」と書かれている。もしたいまつを持っていないのに入ってしまったら、すぐに【かいだん】コマンドを使えば出られる。
さらに同書では、ここに魔物がいない理由について、「ロトの聖なる力は今も働いているのか……。」と解説している。
また、【ドラクエの秘密】p102にも「【精霊ルビス】が、二度と魔物が寄り付かない様に強力な封印をしたのではないか」という内容の記述がある。
 
最深部の宝箱にはロトの残した【せきばん】が入っており、メッセージが読める。この石板は公式ガイドブックでは「重要アイテム」に分類され、イラスト付きで解説もなされているが、道具として所有する事はできない。
そしてこの石板を読まなくても特にゲームの進行上には問題はない。
その為、石板の情報を既に知っているプレイヤー達には面倒なだけなので、たいまつの節約も兼ねてスルーされがちである。

リメイク版

SFC版の【公式ガイドブック】によると、英語表記は「Roto's Cave」である。
 
SFCリメイク当時のDQ他作品に合わせ、縦横の寸法がFC版等の2倍(面積は4倍)に引き伸ばされた。
最深部には宝箱に代わってロトの紋章の描かれた石碑があり、勇者ロトの残したメッセージは、宝箱を開けて中の石板を読むという形から、この石碑を調べて読むという形に変わっている。

ゲームブック(双葉社)

ゲームと同内容の石板が置かれているが、ロト自身の言葉ではなく誰か別の者が書いた文体になっている。
石板はアイテムとして入手できるが、使い道は無い。

小説版

古代ミトラ語による楔形文字で、精霊ルビスの予言に基づくロトの言葉が壁に刻まれている。
ここで【ガライ】の亡霊が現れ、情報を貰う。

ゲームブック(エニックス)

原作同様モンスターは出ないが、「ロトの石板」が原作と違って必須アイテムとなっている。

ビルダーズ1

【主人公】の見る夢の一つにここと思しき洞窟が登場する。リメイク版DQ1同様石碑タイプで鎮座しており、夢の中の人物はここでロトの遺したメッセージを読んでいた。
 
現実での洞窟はもはやどこにも存在していない。DQ1の地図と照らし合わせると、どうやら3章において赤の扉の【からくりパーツ】がある竜王軍の出城か緑の扉の【こわれた銀の竪琴】がある氷原地帯がその場所になると思われる。

DQM+

【りゅうおう】を追って【旅の扉】に入った【クリオ】たちの行き着く先がここ。
この地における冒険の開始点は、ここのロトの石板の目の前であった。
異世界であるため、クリオには当然石版は読めなかった。