【絶望と憎悪の魔宮】

Last-modified: 2021-01-09 (土) 19:31:34

DQ9

本作の【ラストダンジョン】。ただし、そのいかにもな風体のわりに、本編クリア後もシナリオが続く都合上、従来の定義におけるラストダンジョンと言えるかは意見が分かれる。
【エルギオス】の力によって、清らかな天上の世界であった【神の国】が醜く変貌させられた姿。
【閉ざされた牢獄】でエルギオスを解放して神の国に行くや、みるみるうちにおぞましい様相へと変わり果ててしまった。
下から唐突に何かが生えてくるその様は樹木のようにも見えるが、一番の問題はその内部。
内部は非常に怪奇かつ不気味で、特に8階から上は内壁に内臓のような物体が張りついており、生理的な気持ち悪さ、気味悪さ満点のダンジョンとなっている。まさにエルキモス。
DQ7の【ダークパレス】、DQ8の【ドルマゲス】の第二形態が展開するフィールド、DQMJの【ヨッドムア島】といったシチュエーションを思い出したプレイヤーもいるかもしれない。
また、これより後に発売されたDQMJ2の序盤の【密林】のエリアでも、本格的な生物の体内のダンジョンである【タイラントワーム】の体内が登場している。近年の作品ではグロ系ダンジョンが常設化してきているようだ。
ちなみに、DQ11の【壁画世界】は見た目こそそういった要素とは無縁だが、マップ全体が内臓を模しているように見えるため、そういう意味ではグロ系ダンジョンとも言える。
 
出現するモンスターも、【ナイトキング】【レッドドラゴン】【ギガントドラゴン】【ヘルバトラー】等の技で攻めてくるタイプ、【マポレーナ】【マジックアーマー】のサポートタイプ、ガチで面倒臭い【じごくのメンドーサ】、つきのはどうでこちらの火力を下げる【ヘルクラウダー】等かなり強い。
主人公らは【天の箱舟】に乗ってここを訪れることになる。
戻るときもいちいち箱舟を使う必要があるので、微妙に面倒くさい。
仕掛けも多いが、上画面の地図をよく見て進んで行こう。
スクルトやベホマラーがあると安定する。加えて力が最も高いバトルマスターがいれば、道中の攻略にかかる時間を多少短縮できるだろう。
HPや身の守りが低い職業のキャラは、パラディンや戦士の固有スキルでパラメータを底上げしておきたい。
可能であれば、【盾の秘伝書】を回復役に持たせておきたいところ。
 
内部を進んでいくと、エルギオスの力で蘇った【帝国三将】との再戦、頂上の魔の宮殿まで行くとラスボスである【堕天使エルギオス】第1形態と【闇竜バルボロス】、そして最後にエルギオスの第2形態と戦い、この連戦を制すると晴れてエンディングを迎える。
内部構造の複雑さに加え、ボス戦はなんと計6回もあるので消耗はかなり激しくなる。
ただ、ボス戦ごとにインターバルが発生するので、その間にHP・MPの回復ができる。
慎重に行くなら、リレミトで戻ってセーブするといいだろう。
本編最後の地だが、クリア後の【宝の地図】の探索に重点が置かれたDQ9では、このダンジョンはむしろ一つの区切りにすぎない。
ちなみにここではロトの剣の素体となる【さびついた剣】も拾えるので、忘れずに回収しておこう。
 
エンディング後、この場所は神の国としての姿を取り戻すが、頂上に鎮座する【女神セレシア】に話しかけるとここへ再度行くことができる。
ラスボスたるエルギオス第2形態とも再戦可能で、一通りエンディングを見た後はセレシアの前まで戻される。
 
また、ここには【トロルキング】が出現する。
メラでとどめを刺すのを5回成功させるというクエストNo.115【本棚に眠る大賢者】をこなすと、賢者へ転職できるようになる。
逆に言えば、ここに来るか【宝の地図】でしか賢者にはなれないのだが…。
一度クリアすると、本物の【ぬしさま】を倒すまで再訪問できなくなるため、急ぐなら要注意。
しかし、賢者が活躍できるのは概ねクリア後なので、転職はクリアしてからでも遅くない。

テリワン3D

DQ6に登場した【ヘルクラウド】のようにモンスターとなって登場。
詳しくは【絶望と憎悪の魔宮(モンスター)】を参照。