【ヘルクラウダー】

Last-modified: 2020-10-01 (木) 03:59:18

概要

DQ7、DQ9に登場するモンスター。
英語版での名前はcumulus vexだが、PS版DQ7ではHellCloudである。DQ6のヘルクラウドとは関係ない。
風を自在に操る魔人で黄金に輝く体をしており、黒雲に乗って現れる。
ボスとして初登場したDQ7での凄まじい強さで多くのプレイヤーにトラウマを植えつけたが、モンスターズへの出演権はくもの大王に持っていかれた。
グラフィックは【くもの大王】【ヘルミラージュ】【くらやみにゅうどう】の色違いでもある。

DQ7

過去の【聖風の谷】シナリオに登場。
【黒雲の迷路】【リファ族の神殿】を黒雲で包み、「風の精霊像」をも黒雲で覆うことで聖風の谷に吹く風を止め、リファ族を滅ぼそうとしていた元凶。
前座の【やみのまじん】が言っていた「真の恐怖」とはこのヘルクラウダーのこと。
聖風の谷を救うにあたっての最後の関門として主人公たちの前に立ちはだかる。
武人らしい堂々とした態度、風格漂う威容。これぞまさしくだと言っても違和感がないだろう。
 
1~2回行動で、通常攻撃、【かまいたち】【しんくうは】【ベビークラウド】召喚を行う。
かまいたちとしんくうはのダメージがかなり大きく、無耐性の場合かまいたちは単体に100前後、しんくうはに至っては全体に90前後のダメージを与えてくる。
これらの攻撃を連発されると非常に厳しく、HPが低い仲間はしんくうは+αで1ターンキルされてしまうことも。
その上HPが3080と高く、【バギ系】と全ての状態異常、挙げ句【軍隊系】にまで完全耐性を持ち、【ルカニ系】や行動封じはもちろん、PS版では主力となりがちな【とおぼえ】【どとうのひつじ】も一切通用しない。
おまけに【回避率】にも優れるうえ、手下召喚によってこちらの攻撃照準が分散させられるため、【つるぎのまい】も火力が安定しにくいときている。
以上のことから力押しで短期決戦を狙う戦法も取りにくく、攻守に優れる難敵。
幸いバギ系と軍隊系以外の攻撃系への耐性は【吹雪系】に強めの耐性があるだけで他は無耐性なので、回復・補助役も手が空いたらメラミなどで加勢するとよい。
苛烈な猛攻に耐えつつ、とにかく地道にダメージを重ねていくことが大切となる。
 
また、呼び出されるベビークラウドの方も曲者で、【バギマ】【ラリホー】を使用してくる。
最大4匹まで現れ、バギマはともかくラリホーで回復役を潰されると危険。
バギ系以外の属性攻撃は有効なものの、こちらもHPが200もあり、全体攻撃で即掃討するのは難しい。
仮に瞬殺しようとも頻繁に呼ばれるため、回復で手一杯の間でいつの間にか4匹揃い、そこからのラリホー連発で全滅に追い込まれることも珍しくない。
ある意味ヘルクラウダー本体よりも厄介な存在である。
万が一に備えて表記にはないが眠りを回復できる【まんげつそう】も持っておくといいかもしれない。
また、【ふうじんのたて】がかなりいい確率で効く。ベビークラウドが溜まってきた段階で使うとしんくうは被弾の確率も下げられるので攻守一体の動きとなる。
注意点として、【神の石】回収以後は風神の盾が購入できる聖風の谷の防具屋が使えなくなる。使用予定なら必ずそれ以前に購入しておくこと。
 
総じて火力で押し切りづらいボスだが、【マジックバリア】を使用すればラリホーの被弾率を下げつつかまいたちやしんくうはによるダメージを軽減でき、誂え向きに聖風の谷の防具屋にはバギ耐性に優れる【せいれいのよろい】【マジカルスカート】も販売されているので、優先して購入しておくとよい。
だがガボのみこれらを装備することができないので、【まほうのほうい】があるならそれを装備させておこう。
また、ベビークラウドは混乱やマホトーンや休みが効きやすく、状態変化を発生させて時間を稼ぐのも有効。加入したばかりで技不足の【アイラ】だが、彼女の【メダパニダンス】で戦況を大きく変えられる。
あえて倒さずに無力化だけしておけば、5体目以降を新たに呼ばれることもない。
強敵であるがゆえに搦め手の有用さを知ることもできる好例。
しかし、魔法職を担当しているであろう【マリベル】がよりによって聖風の谷直前で離脱してしまい、人によっては補助・回復役を失ってしまう場合もあるだろう。
そういった場合でも、急遽パーティの誰かにホイミスライムを極めさせて【ベホマラー】を覚えさせるなどの手段はある。
特にメルビンはザオラルを自力で覚えるので適役。

これらの要因からDQ7でも屈指の強さを誇るボスとして名を馳せているが、しっかりと育成してきたプレイヤーの場合は余裕で突破し、印象にすら残らなかったケースも少なくはない。
まあ、大抵の人は一度戦えば忘れることができないだろうが……。
 
ヘルクラウダーの強さは設定したスタッフも十分理解していたようで、戦闘開始直後にガボと会話すると、まだ刃を交える前にも関わらず「こいつは強い」と断言される。
 
そんな本作屈指の強さから、一部では「先生」や「ヘルクラウダーさん」と敬称を付けられたり、この後戦うことになる【ボトク】【バリクナジャ】が弱いボスと認識されたりと影響を残した。
まあ、彼らは実際ステータスの絶対値で見てもヘルクラウダーさんより弱いんだけど…。
ちなみに、DISC1の最後で戦う【オルゴ・デミーラ】第2形態のしんくうははたった50ダメージ。
ヘルクラウダーのしんくうはよりも威力が下がっているので、数値だけ見て「設定ミスなんじゃないの?」と思ったプレイヤーもいただろう。
が、もしヘルクラウダーのそれと同威力だったなら【肩を怒らせ突進】+しんくうはのコンボが261ダメージというどうしようもない威力になったため、ミスでもなんでもない、単なるバランス調整なのだ。

3DS版

しんくうはの基礎威力が+20になった影響でわずかながら強くなっている。
マジックバリアの仕様変更で呪文にしか効き目がなくなり、ベビークラウドへの対応策にしかならないのが辛い。
キャラ固有の耐性が消滅・一律化したためガボとメルビンがバギ系に無耐性となったのも痛い。
また、聖風の谷で買える【せいれいのよろい】の耐性からバギ耐性が消滅しているので、これに気付かないと痛い目に遭う。
ここまでで入手可能かつこの時点のメンバーで装備可能なバギ耐性付き装備はプラチナメイル、マジカルスカート、まほうのほういの3種。
普通に店で買えるスカートとほういはともかく、プラチナメイルだけはマリベル一時離脱前に意識して取っておかないと入手がかなり遅れてしまう。
手に入れられなかった場合、主人公はHPが下がらない職業に付けておこう。
また、まほうのほういはこの時点では大分守備力が物足りないので、スカラやスクルトをきっちり重ね掛けしておくべし。
 
じごくのよろいにも耐性があるが、このボス相手に一人が半ば戦力外になるのは大分辛いものがある。
 
また、3DS版では職業で習得する呪文特技の見直しにより、新たに取れるようになった対策もある。
まず回復面では、ベホマラーを【パラディン】★4で覚えるようになり、【ゴッドハンド】よりもはるかに早く使うことができるようになったため、前衛として育てているキャラでも回復役を兼任させられる。
攻撃面では、【バトルマスター】【さみだれけん】を、【魔物ハンター】【はげしい炎】【しゃくねつ】を覚えるようになり、他には【岩石おとし】の習得がPS版より早くなった。これらの特技はヘルクラウダーとベビークラウドの両方に有効であるため、お供を呼ばれても即ダメージを与えることを狙って積極的に繰り出そう。
 
そして【なつかしき友の記憶】でもボスとして再登場し、【キーファ】をボッコボコに痛めつけている。
強いボスと言ったらヘルクラウダーということなのかもしれないが、セリフは「グフ グフ…。」と本編中の威厳ある話し方をしない。さすがに別個体だろう。

DQ9

再登場を果たすも今回はごく普通のザコモンスターに格下げされてしまい、更なる上位種のヘルミラージュも新登場。DQ7のトラウマを経験済みの人はこいつのシンボルを見たとたん身がまえた事だろう。
格下げを食らったとはいえ【絶望と憎悪の魔宮】に出現し、HPや守備力が高く、その上DQ7ほどではないが補助系呪文にも強い。
通常攻撃の他には【はげしいいなずま】【つきのはどう】を使用する。
元々のステータスに攻撃力を下げるつきのはどうが相まってかなりしぶとい敵となっているが、光属性にかなり弱いのでこれらを用いた攻撃を主にして戦うこと。
落とすアイテムは【いかずちのたま】【まりょくのたね】
 
ちなみにこのモンスター、【フロストギズモ】が突然変異して誕生したものらしい。
一方、【ヒートギズモ】は下位種の【くもの大王】が乗っている雲から生成されるようだ。
ここまで来ると上位種の【ヘルミラージュ】もギズモ系の更なる上位種との関連も怪しまれるが
残念ながらそのギズモ上位種こと【ダースギズモ】はDQ9には出ないので関連性は現時点では不明である。

DQ10

敵としては今のところ一切出てきてはいないが、魔法の迷宮で【ミネア】に出会った時に引けるタロットカードの絵柄の1つとしてヘルクラウダーが使用されている。