【Vジャンプブックス】

Last-modified: 2023-10-22 (日) 22:16:13

概要

【集英社】発行のゲーム攻略本レーベル。
【月刊Vジャンプ】独立創刊に伴い、【奥義大全書】の後継レーベルとして創刊。
DQシリーズは、1993年のSFC版『DQ1・2』から発行されている。
奥義大全書の頃から変わらないアツい文体や豊富なイラストを織り交ぜて、初心者にも分かりやすくDQの世界を解説している。
 
初期のものは奥義大全書と同様に縦書きだったが、DQ7で横書きに変わった後PS2版DQ5やDQ8では再び縦書きに戻り、そしてDS時代以降はまた横書きに変わって現在に至っている。
またDQ本編シリーズのものでは、プロローグや新システムを解説する巻頭のマンガが奥義大全書時代から継承されており(PS版DQ7などマンガがないものもある)、Vジャンプブックスでは最初の『DQ1・2』以来一貫して【かねこ統】が担当している。
 
ことDQに限って言えばゲームの発売日と同時に発売されるが、終盤の町やダンジョンはダイジェスト的に紹介されている程度である。これが全く通用しなくなったら、冒険も終盤に差し掛かったと言って良いだろう。
例えば、SFC版DQ6用のVジャンプブックスの場合は【海底神殿】【氷の洞窟】【不思議な洞窟】あたりまではマップを見せてくれるものの、【クラウド城】【天馬の塔】あたりから解説が入らなくなる。
ちなみにこの本の最後のページには「この先はキミ自身で確かめよう!!」という激励が記されており、ネット界隈では「イマイチな攻略本にありがちな構文」としていじられている(「この先は君の目で確かめてくれ!」という言い回しが有名かもしれない)。
また画面写真にはテスト版を使っているのか、PS版DQ7用のVジャンプブックスでは【黒雲の迷路】【大灯台】に本来いないはずの【キーファ】がいるのが有名。
 
【鳥山明】のイラスト集」としては非常に貴重である。
なぜなら、鳥山明は【週刊少年ジャンプ】での漫画連載時に【集英社】との専属契約を交わしており、集英社以外で書籍関係の仕事を受けることができないからだ。
ドラクエ自体は「ゲーム」なので問題無く(【取扱説明書】はその付属物)、【公式サイト】も鳥山明のイラストを使用しているが、攻略本やゲーム雑誌は書籍なので引っかかる。
たとえスクエニの【公式ガイドブック】であろうとそれは例外ではなく、鳥山明のイラストは使われない。代わりに【中鶴勝祥】【村上ゆみ子】、DQ9からはスクエニ内部スタッフなど、鳥山明風に描ける人物がイラストを担当している。
しかしVジャンプブックスは集英社発行なので、何の問題も無く公式イラストが使えるというわけだ。
攻略情報とは別に、ドラクエの世界観に浸りたい人にはこちらを探してみるのも良いだろう。
説明書を無くしてしまった場合、パッケージかこれかぐらいでしか鳥山明のイラストは拝めないのだから。
 
また、GB版DQM1用の攻略本の一つ【DRAGON QUEST MONSTERS FINAL EDITION】はガチ勢御用達の一品として重宝されている。
また、【ダウンロードコンテンツ】が普及した最近では、スクエニの公式ガイドブックとはまた異なる限定アイテム等がもらえる「プレゼントコード」が付録として収録されるようになった。
 
DQ10オンラインではゲーム発売に合わせて攻略本を出したあとは「ファンブック」として継続的に新刊が出ている。
詳しくはこちらを参照。