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【マンドリル】

Last-modified: 2019-06-23 (日) 15:58:35




概要 Edit

DQ2等に登場する、茶色い体毛に派手な顔をした大柄な猿型モンスター。
名前と外見の元ネタはどちらも実在する同名の動物。まんまモンスター名と見た目が一致しているモンスターは意外と珍しかったりする。
見た目通り高い攻撃力が特徴的で、DQ3では【あばれザル】がそのポジションを継承している。
色違いに【バブーン】【ヒババンゴ】がいる。
 
後述の通りDQ2では系統最下位種でありながらその出現地域の場違い感から群を抜いたインパクトと知名度を誇るモンスター。 
なおDQ2以降は上位種ともども20年以上もパッタリと姿を消していたが、DQ9で再登場した。
 
FC版ではドット絵の都合で頬の青い模様が目(複眼?)だと思ったプレイヤーも多かったであろう(目は上にある白いドット)。
ちなみに現実のマンドリルは主に西アフリカの森林や山岳地帯に生息しており、野生下では絶滅の危機に瀕している。
マンドリルのマンはそのまま人間(マン)の意味で、人間に近いサルとされる。
英語名はBaboon(バブーンの方はなぜかMagic baboon)だったが、そのまんま過ぎたためかDQ9では少し捩ってBadboonになった。

DQ2 Edit

【ムーンペタ】【ドラゴンの角】南塔までの広範囲に生息。
特殊な能力は持たないが、ムーンペタ周辺に出現する他の敵と比べて群を抜いて強い。
【バギ】に余裕で耐えるHP40だけでも十分恐ろしいものだが、なにより脅威なのは攻撃力48
ムーンペタから3地域先のルプガナ周辺に出てくる【バブーン】や5地域先のラダトーム地方に出てくる【ポイズンキッス】が攻撃力45、2地域先のドラゴンの角などに出てくる【しにがみ】が攻撃力51と書けば、前倒しもいいところである。
ムーンペタから1地域先のムーンブルク地方までの敵で比べると、次点は【かぶとムカデ】の39。こいつは【痛恨の一撃】も繰出し、守備力もケタ外れの110と強敵だがHPが20しかなくギラでほぼ瞬殺できる。何よりこの地域では単体でしか出現しないという制限が適用されているので許容範囲と言える。
その次がHP60と非常にタフながらあまり積極的に攻撃してこない【リビングデッド】の31。ちなみにこいつもこの時期のフィールド上では同種で2体以上出ることはない(他のモンスターと組むことはある)。
マンドリル同様に普通に集団でうじゃうじゃ出現するものに限れば次点は【よろいムカデ】の25、その次は【キングコブラ】の24まで下がるので、いかにでたらめな数値かお分かりいただけるだろう。
序盤のこの段階で、リビングデッドやよろいムカデに比べて受けるダメージが10ポイント前後違うと言えば想像しやすいだろうか。
 
この手の場違いなモンスターは初登場の地域では単体出現のみなどの制限が設けられているのが基本である(例えば上記の兜ムカデや【勇者の泉の洞窟】のキングコブラなどはそれに該当している)。が、こいつはいきなり群れで出現することが多く、最大で4匹グループも普通にある。
入力ミスで16進数で本当は20(10進数で32)のところ30(10進数で48)と間違えたのかもしれない。あるいは本当は1E(16進数で30)と入力しなければならないのを、間違ってそのまま30(10進数で48)と入れてしまったのかもしれない。
攻撃力30や32ならば同区域で普通に大勢で出てくるモンスターとしては、それでもHPの高さもあってまだ若干強めながらもパワー特化タイプとして妥当な範囲で、経験値やゴールドもある程度無難なバランスになることもあって、入力ミスを疑いたくなる。
 
【サマルトリアの王子】が瞬殺されるのはもはや通過儀礼で、【ローレシアの王子】ですら集中攻撃を受ければひとたまりもない。
【ムーンブルクの王女】が加わってからも脅威が収まることはなく、王女があっさり沈められた挙句寂しげなBGMに戻されることも数知れず。
3人パーティでも戦略と消耗度次第でコイツに全滅させられたプレイヤーもいることだろう。
ローレシア大陸で【キングコブラ】あたりを相手に苦戦していたプレイヤーへ、本作の厳しさはこんなものではないと身をもって思い知らせてくれる最初の敵。
一応45Gを持っており、これは周囲のモンスターの倍程度だが、この強さからするとそれでも割に合わないと感じる人がほとんどだろう。その上、折角お金を多く貰っても蘇生費でパーにしてもまだ足らないと言う本末転倒っぷり。
何より経験値がたった18しかないというのがおいしくない。ローレの打撃やギラで簡単に倒せる【ラリホーアント】が同じ18、【リザードフライ】至っては25もくれるというのに・・・
因みにほぼ同等のステータスを持つ名目だけ上位種のバブーンは経験値は倍以上の38でゴールドは同額。
 
似たような立ち位置のモンスターとしてはDQ3の【あばれザル】がいるものの、あちらは初登場の地域自体の適正レベルがもっと高く、早期に近づくことのないようにヒントも一応提示される。
だがコイツは適正レベルのはずの地域でちゃんと順路を守って進軍している最中に上述のブッ飛んだステータスで現れるため、強敵というよりもはや理不尽の域。
 
王女が加わる前の対策としては、ローレの武器に【はがねのつるぎ】、防具は最低限【はがねのよろい】を装備させること。
ただし合計2500Gは時期的に安くはなく、ムーンペタ北部で【まじゅつし】【よろいムカデ】の群れを狩れば手が届くが手間も相応。
なお、ローレが鋼鉄の剣を装備しても一撃で倒せるようになるにはレベル13ぐらいの力が必要というハードルの高さ。
幸いにも攻撃呪文が必中なので、単体グループで出現した場合はローレの打撃とサマルのギラのコンビネーションで仕留めるのが基本。
ただしFC版DQ2には後の作品にある「同一グループ内で、あと一撃でとどめを刺せる敵を優先して攻撃する」という思考は存在しないので、複数匹のグループだとローレとサマルの2人がかりで集中攻撃をしようにも、ターゲットがバラけてうまくいかないことが多い。
サマルはこの時点での最強防具は【くさりかたびら】【かわのたて】なので、【ぼうぎょ】するぐらいしか対策はない。HPの具合によっては、ギラよりも防御を優先し、肉壁として活用した方が良いこともあるだろう。ローレに薬草を持たせておくのも忘れずに。
様々な要因が組み合わさって理不尽さを生み出している。
 
こいつはムーンペタの東側から南東にかけてのエリアに生息しており、【ラーのかがみ】を取りに行くときに必ず一度はこの出現地域を通ることになる。
2人旅の時点でもし3~4匹の群れに出会ったら適正レベルでも死人が出る可能性があるため、一か八かで逃げるのも一つの手。本作の逃走成功率は一貫して2/3と高めなのが救い。
ムーンペタ南東の橋を渡ったあたりとその南側、および南の川付近の森とその北側の平原が危険地帯になっている。
そのため、橋を渡って即西に向かえば最短で出現エリアを抜けられるし、しばらく北側の川沿いの森を西進して上記のエリアを避ける形で歩けば出現地域をうまく避けられる。
うまくルートを取れば全く遠回りすることもなく目的地に到着することも可能。
 
無事ラーの鏡を取って帰って王女が仲間になった後も、レベルが上がるまでこいつの群れが出るあたりは極力避けた方が無難。
次は【風の塔】に向かうときに嫌というほど出くわすことになる。
上記のようにムーンペタ~ムーンブルクの全域に登場するわけではなく、また【ムーンブルク】の城や風の塔の内部には一切出現しないのが唯一の救いか。
もし仮に風の塔にも出現していたら、ドラクエ初の塔の攻略は比較にならないくらい困難なものになっていたに違いない。
 
王女が加わった後の有効な対策はLv2ですぐ習得する【ラリホー】。約7割の確率で通るので、まずは眠らせて無力化しよう。王女がLv2になるには経験値が100も必要だが、ムーンペタ北部あたりなら割かし安全にそれぐらいの経験値はすぐ積める。
レベル4になってバギを覚えるところで、ようやくまともに対峙(退治)できるようになる。
その後はこれと打撃で数を減らす戦法が無難。
サマルは猿が眠るまでは下手に攻撃するより防御して弾除けを担当した方が安定する。
運悪く王女が連続で狙われて死んだら大人しく引きかえそう。
 
ドラゴンの角では大量の【ホイミスライム】と共に登場。相方が狂ったように延々とこいつを回復し続けるので、ホイミスライムを全滅させるまで殴られ続けるという苦行を乗り越えなければならない。
かなり後々まで苦しめられることになる。
 
長々と書いてきたが、実は一番有効であろう戦術は逃げの一手だったりする。
前述の通り本作は逃走の成功率が結構高いので、逃げれば何とかなるケースが多いのだ。
王女が【バギ】を習得すれば【ルプガナ】【グレムリン】は倒せてしまう事も結構多く、コイツだけのために血眼になって強力な武器防具を揃えたりレベルを上げたりするのは本末転倒。
本作のアイテム売却価格は買値の3/4で比較的ゴールドの損失が少なく「貯金」が可能であり、コイツ以外にも理不尽な強敵は多いので後々非常に楽にはなるだろうが、金が貯まらないと感じたら適当に防御力を高めて逃走作戦もアリかもしれない。
 
倒すと1/16で【こんぼう】を落とす。まだまだ序盤なので売って45Gというのは宿代や消耗品を買うためにちょっとした資金の足しになるが、その強さの割においしくないのは言うまでもない。しかもその棍棒は同じ地域に生息し、ゼンゼン取るに足らない強さの【タホドラキー】が更に高い1/8で落とすのだから尚の事割に合わない。
因みによく並べて比較されるDQ3の暴れ猿は【ちからのたね】と、ちょっとしたレアアイテムを落としてくれる。
まったくどこまで理不尽に徹すれば気が済むのか・・・
それにしても、あの豪腕だけでも恐ろしいのにその上棍棒で殴ってきていたら一体どうなっていたのやら…考えただけでもゾッとする。

SFC版・GB版 Edit

HP35・攻撃力40とやや弱体化し、最大出現数も4匹から3匹になった。
防具を揃えるまでは依然危険な敵ではあるが、FC版よりもはるかに先攻が安定しやすくなったこともあり、あっさりと死者が出るような事態はかなり減っている。
王女がいるならバギやラリホーを使えば問題無いし、2人のときは打撃と【ギラ】で1ターンに1体ずつ確実に倒していこう。
また、上述のFC版での安全地帯でも出るようになったので、平原を歩いた方がむしろ安全になった。
敵の出現率自体が下がっており、ラーの鏡を取りに行く道程でそう何度も出会うこともない。
総じてFC版の頃の強烈なインパクトは薄れている。
ただし、やり込みでラーの鏡を手元に残す裏技を実行する場合は相変わらずこいつが鬼門となる。

ガラケー版以降 Edit

強さはHP35の弱体化版のまま変わらないが、出現率が大幅に低下。
ムーンペタ周辺では完全なレアキャラと化し、【風の塔】攻略終了まで2~3回会うかどうか程度。
ドラゴンの角までいくとようやくそこそこ出てくるようになる。
したがってこいつ自身の脅威度は下がったのだが、同地域では【まじゅつし】【リザードフライ】【メタルスライム】のギラの攻撃範囲が広がっており、出現地域全体の総合的な難易度はあまり変わらなかった。
逆にこちらのギラの攻撃範囲も1グループになったので、バギと合わせて使えば、ほぼ1ターンで全滅させられるようになった。

小説版 Edit

野宿しようとしていた王子2人に奇襲をかけるが、コナンが唱えたギラを受けて怯み、アレンに心臓を貫かれ撃退された。

ゲームブック(双葉社) Edit

上巻に登場。上巻で揃えられる最強装備(双葉社版は装備でレベルが決まる)を手に入れていない場合、戦おうとすると問答無用で叩き殺される。仮に戦闘判定に持ち込め、勝利できたとしてもなお背後から強襲してくる。このシーンの挿絵は軽くホラーチックである。
ここでなお戦うを選択すると、やはり問答無用で撲殺されてしまう。

ゲームブック(エニックス) Edit

やはり上巻に登場。ムーンブルク産の元来はおとなしい性質の猿らしいが、【ハーゴン】に操られてムーンペタの街に攻め込んでくる。
マンドリル7体,スモーク4体という気の遠くなるような編成と戦わねばならず、この時点で到達しうる最高レベル、最強装備をもってしてもまったくダメージを与えられない負けバトルとなる。
戦闘結果を無視して勝ったほうに進むと、隠れていた祈祷師にラリホーを唱えられ、「力では常識が通用しないロト一族も~」と読者を皮肉る台詞と共にゲームオーバーとなる。
ちなみに正直に負けた場合には、賢者アルファズルが登場してマンドリルの群れをなだめて退散させてくれるために助かる。つまり、不正直な読者に対する罰である。
双葉社版・エニックス版ともに絶対に勝てない敵として登場するあたり、いかにこの敵が強敵として広く認知されていたかということを表しているといえよう。

DQ9 Edit

久方ぶりの再登場。ナンバリング作品としては22年ぶりの登場となった。
 
【アユルダーマ島】のフィールド全域と、【ダーマの塔】に生息している。
シンボルは完全追尾型で足も速い。
感知範囲も周辺のモンスターでは断トツで広く、こちらが視認できない画面の外からこちらを感知してしつこく追尾してくる。
 
戦闘ではテンションをためたり、【おたけび】をあげたり、いきりたってとびかかったりと、DQ2に比べやや行動が多くなった。
攻撃力も高いが、周囲には強敵である【スライムタワー】【ドロヌーバ】もいるため、戦闘能力は中の上くらい。
 
出現数も少なくなり、攻撃呪文も種類を問わず効きやすい為、DQ2ほどの強敵という印象を抱くプレイヤーは少ないだろう。
テンションため攻撃や、おたけびを喰らう前にさっさと倒してしまえばそれほど厄介ではない。
ただし、転職後の能力が下がった状態でケンカを売るとさすがに苦戦するのでやめておこう。
 
敵としての登場はこれだけだが、後に【カルバドの集落】のイベントで登場する【ポギー】がこの種族である。

DQB2 Edit

色違いのヒババンゴが【モンゾーラ島】編のボスキャラに抜擢され、マンドリルはその手下の一般モンスターとして登場。もともと人間よりふた回りほど大きな体格だが、イベント戦闘ではさらに巨大な個体も現れる。
モンゾーラ島の森林地帯やジメジメ島など、大木のある湿った場所に生息しているのは、熱帯雨林のイメージだろうか。
 
高めの体力によるタフさと、ちからをためる攻撃でビルダーの行く手を阻む。
モンゾーラ島に来たばかりの主人公のステータスでは、まともに立ち向かうと体力を削られてしまう。
しかし、今作では打ち合いにはめっぽう強い【少年シドー】がいる。島に上陸したばかりでも少年シドーならまずマンドリルに負けることはないので、体力が減ってきた時や、どうしても戦闘に自信がない場合は、いっそシドーに戦闘を任せてしまうのも手。
モンゾーラ島序盤のうちは、応急処置の手段も決して豊かではないため、【いばらのつるぎ】【どくばり】を手に入れるまでは迂闊に手を出さないほうが良いかもしれない。
 
拠点防衛戦などではタンク役になり、【まほうつかい】【グレムリン】の盾になって向かってくるという、シンプルながら頭の良い集団戦を仕掛けてくる。
その際にはマンドリルを少年シドーや拠点の仲間に任せ、自分は後衛のモンスターを倒しに行けば効率よく撃破できる。
 
倒すと【大木の樹皮】【くすり葉のタネ】?を落とす。樹皮は【恵みの大樹】の材料として必要になるが森を破壊したくない自然派ビルダーならこいつらから集めよう。
また、モンゾーラ限定で【命の原木】を低確率で落とす。なくしてしまって詰んだ場合はここで調達できる。
 
【破壊天体シドー】の住民としても登場。最初の鐘の音で1体モブとして拠点にやってくる他、拠点近くの崖際にも一体いる。
世界の終わりに成す術もないという様子だったが、【超スーパーカー】を作成後に声をかけると、拠点の仲間になってくれる。
 
なお、アイテムとして手に入る【バナナ】の説明文には「マンドリルの好物」と書かれているのだが、バナナが落ちているのは乾燥地帯のマップなので、湿った環境にすむこいつらが実際にバナナにありつく事は無さそうである。

ダイの大冒険 Edit

【デルムリン島】に住むモンスターの一体として序盤から登場。【ゴメちゃん】を狙って島に来た【でろりん】一行に他のモンスター共々襲われたが、戦える状態であった為、【ダイ】【ロモス】に乗り込む際のメンバーに選ばれた。