類似項目:【ダメージ分配】
FF8
キャラアビリティ。
敵から受けたダメージの1/4分、その敵のHPを減らす。
G.F.能力アイテム「100本針」をG.F.に使うと修得できる。
はっきり言って、かなり使いづらい。
もし9999ダメージを喰らったとしても与えられるダメージは2499止まり。
これにアビリティ枠を割くのは正直厳しい。
これを利用して「一切こちらから攻撃せずにクリア」なんてやりこみは…無いか。
- ポジティブに考えれば、「ダメージを受けて特殊技発動のピンチ度を高めつつ、なおかつダメージを返して相手を弱らす」という一石二鳥的な考え方もできなくはないが…無理があるか…
- ダークフレアを吸収しつつ反射ダメージで削り殺す!などと思ってみたが、ダメージを吸収した場合は不発になる模様。
またパーティーアタックでも発動せず、完全にダメージを返すだけのアビリティ。 - ゾンビ状態でモンスター側から受けたケアル系のダメージは対象に含まれる。このことはエリート兵やブラットソウル、プリヌラ戦で確認できる。
- 3人にセットしても9999ダメージに届かない、また利用者の体力や精神が高いと返すダメージ量が減少するというのも難点。
- これのみでオメガウェポンを撃破したやりこみプレイが、かつてファミ通に掲載されたことがある。
複数人にセットすると効果が重複する。よってパーティーメンバー3人にセットして全体攻撃を受けると3人分のダメージをまとめて返す。
またオートポーションやかばう、カウンターとの併用が可能。1人のキャラにこれら4つをセットした場合、かばう→ダメージがえし→カウンター(→アンジェロラッシュ)→オートポーションの順に発動し、これらは特殊技よりも先に発動する。またこの一連の行動では毒ダメージを受けない。
正直FF8の中でも、一番影が薄いアビリティと思う。
コモーグリやリボンなどポケステ限定アビリティ(いわば隠しアビリティ)はまだそれなりに用途もあるため認知されてはいるが、当アビリティはナチュラルに習得できるG.Fがいない、習得アイテムさえもサボテンダー狩りに勤しまないと手に入らない、そしてそのアイテムが他の用途にも使える、最たるはその使えなさは「すいとる」に引けを取らない、という四重苦を抱えているため、なかなか日の目が当たらない。
発売されてもう10年以上経つが、制作者が何故このアビリティを採用したか未だに理解できない。
- 一応サボテンダーはAP稼ぎに最も適したモンスターなので、やりこんだプレイヤーからしたらこのアビリティの存在は軽く認知されている事だろう。実用性はお察しの通りだが…。
- 装着せずとも、G.F.が習得すれば自動発動とかならまだ割りにあったかもしれない。
実質的な入手可能時期が後半であることと、サボテンダーを狩りまくって100個アイテムを集めてようやく変化可能と、実質隠しアイテム扱いに相当すること、また、勝手に敵にダメージというのが意外とデメリットを生むことを考えると、ちょうどいい塩梅と思う。
味方が使ったときの使えなさは上記のとおりだが、仮に敵がこのアビリティを持っていたなら特殊技の仕様とあいまって結構厄介なわざと化していただろう。
実際には使用してくるモンスターなど存在しないのだが。
- 仮に…という話をしたら、受けたダメージの1/4をカットして相手に返すアビリティだったならばカンストダメージ対策として活躍したかもしれない。
実際のところは非常に消極的な攻撃アビリティでしかないのだが。 - 似たような発想の特殊攻撃にブリッツの帯電がある。
逃げられるボス(またはファイナルアタック持ちの雑魚)戦に限り、このアビリティでHPを0にした瞬間に逃げると、APとアイテムを入手しつつも、ボスを撃破せず何度でも再戦できるテクニックが発見された。
原理としては、HPを0にすることでまずはアイテムとAPの入手処理が行われ、次いでボスのカウンター行動として撃破時のモーションが発動され、その時点で初めてボスを撃破したことになる。
ダメージ返しでHPを0にした時のみ、撃破モーションが発生するまでの間の隙をついて逃げられるためにこのようなことが起こる。
逃走できないボスや、撃破モーションのない雑魚ではこの現象は起こらない。ただし雑魚であってもファイナルアタック持ちの種類であればFAの発動前に逃走が可能である。また逃走できても、攻撃を仕掛けてこないボスなどでも起こすことは不可能。
そのため、上記の条件を満たしかつこの技を有効活用できるのはアルティミシア城に登場するボス達しかいない*1。
利用できるようになるのは遅いが、該当するボス達はいずれも高APかつ貴重なアイテムを所持しているため、何らかの利用価値は見出せるだろう。
- これを行う際はモンスターがモーションを起こした直後から逃走コマンドを入力し始めないと失敗するので注意。
- 後日(2020年)、もっと安定してアイテム集めができる方法が発見され、ダメージ返しは実質お役御免となってしまった。
詳しくはUFO?の項目内の動画にて。
なお2024年現在、他の逃走法としてフェニックス法、デルタアタック法、ダブル・トリプル法、オートポーション法、毒ダメージ法、全体攻撃法が発見されている。
FA持ちのザコまたは逃げられるボスの中で吸収属性を持つものをダメージがえしでトドメを刺し、直後の属性付きカウンターでHPを回復させても蘇生させることはできずそのまま撃破扱いとなる。
- これにはザコはトライフェイス(毒吸収)、ボスはミノタウロス(地)、雷神・風神(雷・風)、アデル(聖)、トライエッジ(雷)、カトブレパス(雷)、オメガウェポン(全属性)、アルティミシア(聖)が該当する。だたし投稿時点において編集者が確認済みであるのはトライフェイスとトライエッジの2種類のみ。
一方でFA非所持のザコについてはダメージがえしでトドメを刺した直後に撃破モーションが始まりモンスターシンボルが消滅するためカウンターは発動しない。