ギリシア神話に登場する牛頭人身の怪物で、ファンタジー系ゲームの常連。
個人(人?)につけられた「ミノスの牛」という意味の呼び名であり、ケンタウロスのような種族名ではない。
- 「アステリオス」という本名があることはあまり知られていない。ちなみにこちらの名前の意味は「雷光」である。
FF1
オーガ以上、ヒルギガース未満といったポジションの脳筋モンスター。
クレセントレイク付近では、他のモンスターと比べればいくらか対処しやすい。
特にアンクヘッグを相手にした後だと余計そう思う。
ギル稼ぎやタイムアタックに明け暮れた人からすれば、多分こいつのゾンビのほうが有名。かも。
FF1(GBA版以降)
なぜかゴツイ見た目には全く似合わないナイフを落とすようになった。
…のだが、当然ながら最序盤のコーネリアの町で普通に激安で買える他、攻撃力が非常に低いうえに売っても激安なので武器としても換金アイテムとしても全く役に立たず、何のありがたみも意味も全くない。
せめてミスリルハンマー位のものを落としてくれれば…。
GBA版以降は他の作品に倣ったのか、強化版にセクレトが登場するのだが、そちらの強さは比べ物にならない。
くれぐれも同列扱いしないように。
ゾンビと化したミノタウロスはグレートアクスを落とすようになり、セクレトはウォーハンマーを落とす。
この系統は武器を落とすという扱いになったようだがミノタウロスのドロップ品のしょっぱさが目立つ。
FF3
牛人間の強化版。
出現場所がラスダン周辺というまったく歩く必要のない所なので、プレイヤーに存在すら知られずに終わることが多い悲しい敵。
- 個性的な攻撃をするわけでもない。この頃であれば全体魔法や召喚魔法で蹴散らせるだろう。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
FC版→DS版で単体の能力値だけはUPしたものの、行動パターンの方はあいかわらず追加効果一切なしの打撃をするのみと非常に影が薄い。
ただし、DS版以降ではモンスター図鑑の追加により、一応図鑑完成のため最低でも1回は遭遇して倒す必要があるようにはなった。
FF5
Lv37、HP19850、MP0、種族:人。
攻撃力99、物理倍率9、素早さ35、魔力0。
防御力0、回避力0、魔法防御0、魔法回避0。
弱点・無効化属性なし。吸収属性:聖、毒、地、水。
有効な状態異常:なし。
行動:
通常時
- 1ターン:たたかう/たたかう/クリティカル(1.5倍撃効果なし)。
魔法攻撃以外を受けた
- 1ターン:クリティカル/何もしない/何もしない
ファイナルアタック
- 1ターン:メッセージ表示→ホーリー
アイテム "アサシンダガー" を受けた
- 1ターン:即死(内部的には「かんばんなし」処理)
盗み:通常枠革の靴/レア枠風魔手裏剣。落とすアイテム:なし。
得意技>クリティカル(1.5倍撃効果なし)。
ボス系耐性持ち。
フォークタワー右塔(力の塔)のボス。全てを知る者と対となる。
白魔法唯一の攻撃魔法である「ホーリー」を司る。
牛頭の怪物であり、人間種族。つまり牛人間である。
彼との戦闘では全ての魔法コマンドが戦闘終了まで使えない疑似ミュート状態であるため、攻撃手段は肉弾攻撃のみ、回復手段はアイテム等に限られる。
- ミュート中は使用不可となるよびだすおよび魔法のランプが使え、「はなつ」や、武器の追加効果による魔法(ファイアビュートによるファイガなど)は可能。
- ロッド折りやまさむねのヘイスト、ディフェンダーのプロテスなどアイテムの使用による魔法も使用可能なので、上手く使いたい。
ミノタウロス自身も通常物理攻撃しかしてこない。
「カウンター」と「まもり」が出来る状態(モンク+「まもり」orナイト+「カウンター」orすっぴん+「まもり」+「カウンター」)にして「まもり」を繰り返していれば、ほぼノーダメージで倒せてしまう。
コマンド入力時の隙を突かれないように注意しよう。
- カウンターが発動すると「まもり」状態が解けるため、次の「まもり」のコマンド選択が間に合わずに攻撃をくらってしまうことがある。
蜃気楼の町で「エルメスの靴」を買っておくといい。 - NTT出版にもこの攻略法が乗っているが、相方と違いこちらは珍しくまともな攻略法。
FF5においては全ての状態異常が無効な非常に珍しいモンスター。
他に全ての状態異常が無効な敵は大半がイベント戦闘の敵である。
侍に正宗とミラージュベストを装備させ、分身のアビリティをセットしておけば、一人で完封勝利することも可能。
正宗で先制、すぐに正宗を道具として使いヘイスト発動。以降は適当に分身を補充しつつ攻撃すればOK。
こちらの攻撃にカウンターしてくることもあるので、そこだけ注意しよう。
ナイトにブラッドソードを持たせて後列に下げ、乱れうちさせるのもよい。
- 良い盾とエルフのマントも装備すれば分身無しでも勝てる。
ナイトでもディフェンダー・良い盾・エルフのマントの3点を装備すれば同様のことが可能である。
死に際にホーリーを使おうとするがMPが足りず何も起こらないまま死ぬ。
魔法禁止の戦いのはずだが、エーテルでMPを回復してやるとちゃんとホーリーは発動する。
魔力は0なので魔力20の全てを知るものが使う死に際フレアよりは威力は低い。
- リフレクトリングを装備してホーリーを反射すると、吸収されてしまうのでミノタウロスは死なず戦闘続行となる。
本来ならミュートがかかっていても使える青魔法が使えないので、フィールドがミュート状態なのではなく、こちらの魔法コマンドが封印されているだけのようだ。
実は攻撃回数(=攻撃倍率)を含めた正味攻撃力は全てを知る者の半分未満だったりする。
ミノタウロス:攻撃力99/回数9
全てを知る者:攻撃力100/回数20
ピラミッドにセクメトという弟がおり、セクメトを倒すとミノタウロスの情報を聞けるが、ミノタウロスの口からは一切セクメトに対するコメントは無い。
- 後作のFF8では、幻獣ブラザーズで弟を空高く放り投げる。
- 弟の種族は魔獣・人だが兄は魔獣種族はなく人のみ。彼らの家庭事情は少々複雑なのだろうか。
よく見ると肩の鎧に「兄」の文字を確認できる。
実は弟の鎧にも「兄」の字があるが、こちらは目立つ配色になっているため分かりやすい。
- 設定画では「兄」ではなく「最強」という文字が書かれていた。
後の「一刀両断」や「常連」など、漢字をよく使う野村氏らしいセンスである。
ホーリーを司るだけあり、聖属性を吸収する。
丁度エクスカリバーやホーリーランスが最強クラスの時期なので、下手をするとハマる恐れがある。
注意しよう。
- 騎士剣が使えるジョブなら、戦闘中でもいいので事前に宝箱から取れるディフェンダーに換装しよう。
さらに、道具として使ってプロテスを発動すると効果的である。 - ホーリーランス装備して挑んだ竜騎士の場合は後列で戦えるので、有用な装備やアビリティが無いときはむしろ普通に使える。
クリスタルの盾を装備して後列に居ればめったに死なない。
武器もパルチザンで事足りる。一応エルフのマントがあれば安定感は増す。
アビリティもしらはどりやぶんしんがなければチャクラあたりをつけておけばいい。
ホーリーランスの強さに頼って他の槍を売り払わないように。
各所でネタにされている
「力の魔法ホーリー、この威力思い知るがいい!」
↓
「ホーリー」
↓
「MPが足りない」
↓
消滅
の流れ。ここじゃ魔法はご法度ではなかったのか? 色々な意味で笑える。
- 攻撃手段が通常攻撃のみという味気なさから、ネタの一つでも仕込もうと考えられたのだろうか。
FF5ではギルガメッシュに並ぶ屈指のギャグボスである。 - カウンター+まもり戦法で倒すとこのセリフは聞けない。カウンターへのカウンターは発生しないからである。
アサシンダガーを投げつけると、カウンター(表示なし)による自滅が発動して一撃で倒せるという設定が施されている。「暗黒回帰」と同じ処理。
- 裏技でも使わない限りは一品物のアサシンダガーを、このレベルの敵のために消費するのは実にもったいない。
アサシンダガーでミノタウロスが死亡するのは、おそらくギリシア神話のクレタ島のミノタウロスが元ネタ。
神話ではテセウスが恋人のアリアドネから貰った短剣で迷宮の怪物ミノタウロスを倒したとされている。
- アサシンダガー投げで即死はフォークタワーのミノタウロス限定で、他の敵キャラに投げても即死効果や追加のデスなどは発生しない。
ミノタウロスは追加効果のある特技を多用すれば良かったのではなかろうか。
相方は何も言わずにフレアを撃ってくるが数々の魔法を扱う。
- のちにGBA版にて追加効果のある特技を連発するデュエリストというモンスターが実装された。
ぶっちゃけ弱いので、全てを知る者の方に3人割り振って、こちらは1人だけで適当にあしらわれる事が多い。
- そっちはそっちで完封する方法が色々あって、やはり1人で楽勝だったりする
通常枠からアイテムコレクション用に皮の靴を盗める。
FF5(GBA版)
亡者の巣窟ではLv37、HP24000で第二グループの四番手に登場する。
ここでもやはり擬似ミュート状態になり、青魔法も使えなくなる。
一撃が強いが、フォークタワー戦と違い、4人で戦えるのでそうそう全滅することは無い。
なお聖属性以外の属性も吸収するのが特徴。純粋な殴り合いになる。
亡者の巣窟では、本編のフォークタワーと異なりこの戦いだけ「唐突に」魔法が使えなくなるため、フォークタワーと違って「魔力が奪われる! ここでは魔法が使えない!!」というメッセージが入っている。
また、アサシンダガーを投げつけて即死させることが不可能になっている。
- アサシンダガーを投げた際のカウンターがいわゆる「何もしない」行動に変更されている。
FF5(iOS/Android版)
「魔法のランプ」と「よびだす」も使用不能に変更されている(亡者の巣窟で確認)。
アサシンダガー投擲時、SFC版・GBA版では無言で一撃死するのを確認したが、旧スマホ版からホーリー発動のメッセージが出る。
そのためMPを回復させておくとアサシンダガー投げでもホーリーを使ってくる。
FF8
名もなき王の墓のボスとして登場し、倒すとG.F.として仲間になってくれる。
身体は弟のセクレトより遥かに小柄だが、パラメータは弟より高い。
全体攻撃の「なぎ払い」の他、兄弟が健在なら連携技「爆砕滅殺兄弟鉄球弾」を使ってくる。
また、一定周期で自らのHPを回復させる能力を持つが、彼にレビテトをかける事で無効化できる。
自己再生能力は弟よりも高い。倍から3倍くらい回復する。
両方同時に相手にすると爆裂~や連続した直接攻撃で手痛い被害を食らいかねない。
兄か弟どっちか一方ずつ攻撃し続けて倒し、次いで生き残ったもう一方を倒すのがセオリーか。
弟と同じく風属性が弱点なので、エアロを効果的に使いたい。
メルトンで体力0にしておくと尚良い。
まぁ挑む時期とジャンクションによってはごり押しもでも倒せるが。
最大レベルは75で、最大HP36375、力は194まで上がる。
意外に素早さもあるので後半に挑むとやられたりする。
それにしても中途半端な数字…
ライブラの解説文
セクレトの兄 体は小さいが、弟よりも優れた能力を持つ 地の属性を持つG.F.で、地に足がついている限り、無限の回復力を得る事が出来る
出来れば「地に足がついている限り」の話はセクレトの時に教えて欲しかったかもしれない。
カード
レベル8のG.F.カード。
数字配列は ←:9・↑:9・→:5・↓:2。更に、地属性も付与されている。
カード変化のレートは1:10の比率でアダマンタインとなっている。
ブラザーズを下し、名もなき王の魂があの世に逝った後に入手できる。
王がミノタウロスのカードをくれたように見える。
FF11
フォミュナ水道に出現する、タウルス族のノートリアスモンスター。
追加ディスク「プロマシアの呪縛」のミッションにおいて、中ボスとして登場。
プレイヤーを死の宣告状態にする「モータルレイ」をはじめ、強力な特殊技を多く繰り出してくる。
また、戦闘範囲外に逃げようとするプレイヤーメンバーを一斉に引き寄せる能力を持つ。
詳細はこちら→Minotaur
FF12RW
タイプ:近接
攻撃:-
レジスト:-
弱点:-
ランク:II
説明:たくましい牛頭の怪人 ヘビー級パンチは圧巻
基本技「ブンなぐる?」を使う。
FF14
魔大陸のダンジョン「博物戦艦フラクタル・コンティニアム」のボス。
◯◯トンズ~という名前の各種技を使う。攻撃範囲が予告されない物が多いのが特徴。
1111トンズ・スイングという全体に即死級の大ダメージを与える技を使う際は、周囲の培養槽を調べる事が可能になり、それを調べると雑魚モンスターが出現する。
この雑魚モンスターを食べに行こうとする事で1111トンズ・スイングの発動が止まる。
が、そのまま雑魚モンスターを食べさせてしまうと、強化されてしまうので、雑魚モンスターが食べられる前にプレイヤーの手で雑魚モンスターを倒す必要がある。
……という、何ともアレな仕掛けがあったりする。
FFT
牛鬼系モンスターの中位種。弱点属性は水。
高い物理ATと周囲を攻撃できる「ふりまわす」が厄介な相手。
ただし「ふりまわす」は白刃取りが効くというのが救いである。
ゼクラス砂漠のスペシャルバトルでは、恐ろしくレベルの高いミノタウロスとナイトの一騎打ちがみられる。
(出現するのはナイトとミノタウロスのみ)
たいていナイトが負ける(笑)
- 放っておくと、勝手に死んで勝手に戦死者を増やしてしまうので、戦死者の数を抑えたいなら早くナイトを助けてあげよう。
FFUSA
麓の森のボスモンスター。
木に化けており、トマホークで木を切ろうとするカレンに不意打ちし毒を食らわせる卑怯者。
その後バトルになるが、ある程度レベルが上がっていればさして苦戦はしない。
特殊攻撃としては防御力を下げる「おたけび」や強力な単体攻撃「まわしげり」を使ってくる。
ちなみに海外版のMinotaurはなぜかアンデッドらしく、Life(レイズ)の即死が効いてしまう模様。
日本版では修正されたのか、レイズを掛けても効果が無くなっている。
逆に日本版でレイズが効くようになってしまったボスもいるが。
- 海外版でレイズが効くのは厳密にはアンデッド扱いではなく、どうやら「アンデッドではない敵にもレイズが効いてしまうことがある」バグによるものらしい。
聖剣伝説
中盤から登場し、斧で攻撃してくるのだがなんとそれを投げつけてきて球数に制限がない。
ただ終盤ではブリザドを利用したパズル部屋で雪だるま化して利用される。
特にマナの神殿ではブリザドを使えと言わんばかりの配置である。
何故か毒持ち。
光の4戦士
北の洞窟で戦うことになる最初のボス。
ジュスカが「そいつは魔法じゃないとだめだ」と言うようにファイアでないとロクにダメージが与えられない。
ブランドはおとなしくためてケアルをしていよう。ダメージを一定以上与える度角が壊れたり体が変色する。
全体攻撃のフルスイングを使うので注意。
- 主人公が回復役になるとは…
- ジュスカだって主人公だ!!
闇の氾濫後は雑魚として出現するが、何故か角が折れたまま。
使う技は変わらないが、2回行動する事がある。
ランダムダンジョンにはボスとして登場。火力が半端なく高いので防御力を高めて挑もう。
WOFF
ブラザーミノ属のLサイズミラージュ。
やたら重装甲で無機質なデザイン…というか、よく見ればEoTのブルドッズそのものである。
ステータス傾向はわかりやすい脳筋タイプ。
DFFOO
PFFNE
AREA28-1の3戦目に1体登場する。
FFRK
FF5、FF8、FF11からボスとして登場。FF11のみ、表記は「ミノタウルス」。
FF5の方はノーマルダンジョンでは、フォークタワー白の塔のボス。
また、3周年時のイベントダンジョン「フォークタワー」における白の塔の大ボスは
やはりこいつであり、「【力】ミノタウロス」が登場した。
FF8の方はノーマルダンジョンでは、名もなき王の墓のボス。
セクレトと一緒に登場する。
FF11の方は今の所イベント限定。