モンスター/【アストス】

Last-modified: 2024-02-18 (日) 10:18:07

キャラクター/【アストス】


FF1

FF1に登場する、初代ダークエルフ。
当初はエルフの町の西にある荒れ果てた城の城主として登場。
光の戦士たちに沼地の洞窟にある「クラウン」を取ってきてくれと頼んでくる。
クラウンを渡そうとすると正体を現す。
以前に奪った魔女マトーヤの持つ「水晶の眼」とクラウンを持てば真の妖精王になれるらしい。
序盤のボスにしてはかなり強く、デスファイラなどを余裕でぶっ飛ばしてくる、まさに序盤の壁。
パーティ編成によってはラスボスであるカオス以上の難度を誇る。
幸いにもダンジョン深部ではない場所にいるため、城の前のフィールドでセーブしておけば何度でも挑戦可能。


HPこそ168と低めだが、防御40はミスリルソードでやっとダメージが通るほどの異常な硬さで、単純に防御力が高いためにヘイストの効果もいまいち(ラスロウの効果を消すのには有効だが)。
回避も78(FF1では%表示ではないので注意)とかなり高くなかなか当たらない。
WSC版以降ならぜひとも攻撃力を単純に上げられるストライが欲しい。
ストライの効果がないFC版では前に打撃担当キャラを置きオトリとし、後ろから魔法キャラがチクチクやるくらいしかないか。
魔法使いのいないパーティではクリティカルで運に頼るしかない。


発動率75%の魔法ローテーションはデスラスロウヘイストファイラサンダラ・ラスロウ・ダクネススリプルの繰り返し。
25%で通常攻撃を放ってくるが、魔法ローテーションは飛ばさない。
開幕デスが有名だが、それ以外の魔法にも厄介なものが目立つ。
打撃も1ヒットながら攻撃力26はそこそこ痛い。てつよろい装備の戦士なら1ダメージに抑えられるが。
その打撃を更に強化するヘイスト。その上にこの時点では属性耐性がないためファイラ・サンダラが連続で飛んできたらほぼ終了。

  • ファイラとサンダラはバファイバサンダを買って覚えさせておけば対策可能。
    ただし、これらを覚えられるレベルになるまで育てたり購入する金を稼ぐ必要があるうえに魔法枠も各1つ消費してしまう。
  • また、最終的にドラゴンメイルリボンバオルがあれば不要になるので、魔法を忘れさせることのできないWSC版以前のFF1では覚えさせない方が良い
    • 魔法を忘れることのできないバージョンのFF1でも白魔がいれば、バサンダのあるレベル2は覚えなくても全く困らないブラナを、バファイのあるレベル3は回復量が少なく微妙なうえに後々癒しの杖癒しの兜で代用可能なヒールを外せばよいので全く問題ない。

全属性に耐性を持っていないので、サイレスなどの補助魔法が効くが、非常に効きにくい。

  • 縛りプレイでもない限りは、沈黙するまで粘るより、その間に攻撃した方がまだ効果的である。
    • とはいえ白魔はまともな攻撃手段が無いので、選択肢としては悪くない。
  • 全員生存で倒したいならデス回避のため何が何でも当てたいところ。上のとおり、すぐにセーブできるのでリセットバトルに持ち込んでしまうのが結局一番楽。
  • アストスの魔法防御力は170。これはリッチ(1回目)よりも高い(リッチ(1回目)は120)のである。
    そりゃあ通りでサイレスが効きづらい訳だ。
    余談だが、ダークウィザードの魔法防御力もアストスと同じ170である。
    • サイレスは魔法防御213で効かなくなる。確かに170もあったらかなり効きにくい。

FF史上初の「魔法を使うモンスター」。しかも最初に使うのがデス。
確実に勝ちたいならリセット推奨なボスである。


一人旅の壁の一つ。
初撃のデスはこの時点で防ぐ手段が無く、完全に運まかせ。
なんとか回避しても次にはラスロウを使うため、戦士・モンクでも結構やばい。
赤魔術士、黒魔術士は攻撃魔法が使えるからまだいいもの、シーフと白魔術師に至ってはダメージはほぼクリティカルまかせという状況。
その後も怒濤の攻撃に耐えなければならない。


正体を現すとファンファーレが鳴る。

  • データの上では、最初に話しかけた時点で水晶の目を獲得しているからファンファーレ?
    初代ファファファ

根本的な疑問なんだが、光の戦士たちは(騙されていたとはいえ)彼に渡すためにクラウンを取りにいったわけであって、
別に彼があそこで自分の正体を明かす必要はない気がする。
黙っていればクラウンと水晶の目が揃ったのに……。

  • 報酬を払いたくなかったのだろう。
    実際にガン無視しようとしたら、光の戦士のほうが怒って襲い掛かってきた可能性も。
    仮にも人に頼みごとをして、何の報酬も与えようとしていないのはこいつだけ。
    • 一介の旅人が王族にパシリにされた上に無報酬に終わらせられたからって逆上して襲い掛かるとか、仮にも勧善懲悪ものの主人公がすることでないだろ。
      • なので、主人公たちがそんな心の狭い人間だから……という理由で襲い掛かってきたわけではない。
      • アストスは他人の宝を盗むわ、正当な精霊王候補に呪いをかけるわでかなりの外道であることは示されているので、主人公たちのことも用済みになったから始末するくらいの短絡的な理由で殺そうとしたのだろう。
  • 似たようなことはせっかく主人公を色気で骨抜きにしておきながらわざわざ正体表したコイツにも言える。
    そうでなくては話が進まないので、細かいとこツッコむだけ野暮。
  • 真の妖精王になれる歓びを誰かに聞いてもらいたかったんだよ、きっと…。

フィールドがやや入り組んでいるため、こいつから頼まれるより先にプレイヤーが沼地の洞窟側へたどり着き、攻略してしまう展開もありうる。
このためか少々苦しいが、初対面でも問題のないような台詞が設定されてはいる。

  • GBA版当時まさにそれだった。
    位置的にも洞窟の方が近いからそっちを先に攻略して、
    初対面の人がいきなり高笑いし始めるから「えっ?何?」と思ってるうちに突然襲い掛かってきて突然死ぬ訳の分からない事態になっていた。
    • そして3DS版でもまた同じ事が……結局、こいつからクラウンを頼まれるシーンは一回も見た事がない

FF1事実上の最強ボスと言っても過言ではない。
これ以降のボスはパーティにもよるが大体はこいつより楽で、むしろこれからヤバイのはダークウィザードなどを筆頭とした雑魚軍団。
例外として過去のカオス神殿のリッチの開幕フレアーはかなり危険。
ただし低レベル攻略の場合はアースの洞窟のリッチも開幕ブリザラが脅威となる。

  • リッチ1戦目は打撃や攻撃魔法が痛いだけでなく、打撃の追加効果の麻痺やスリプラホールドスロウといった状態異常魔法も脅威。
  • この時点では(スリプラのみはそもそも無属性のため魔法防御を上げるのみでしか回避不可能だが)耐性を得られる防具が手に入らないため確実には防ぎようがなく、当たらないように運を天に任せるしかない。
    • 低レベル攻略の場合は状態異常云々以前に攻撃によるダメージでほぼ壊滅状態になるのでそこまで問題視はされなかったりするが、当然ながら魔法防御が必然的に低くなる低レベル攻略の場合は結構な確率で状態異常にかかってしまうのでかなり辛い戦いとなる。

FF1(WSC版以降)

グラフィックが大きくなり、ダークウィザードのドット絵の色違いではなくなった。

FF1(GBA版以降)

GBA版ではHPが420と激増している上、ミスリルソードを(この時点では)入手できなくなったので火力不足がPS版以前以上に深刻。
MP制になり重ねがけがしやすくなったストライはなんとしても覚えておきたい。赤・黒魔のいないパーティではかなりの鬼門。

  • HPが高くなった分、非常にやわらかくなっているので脳筋パーティーだとカモ。
    レベル10程度でも3ターンも叩けば倒せる。
  • サイレスも相変わらず低確率で効く。
    目の前でセーブできるので何度も挑戦すればいずれはかかる。
    魔法を封じてしまえばあとはなんとでもなるだろう。
  • 15パズルの記録更新で、手に入るコカトリスの爪が稀に効くので、持っていれば使ってみるといいだろう。
    • 上記サイレスを使用する戦法と同様に、アストス前でセーブ→コカトリスの爪が当たるまでリセットを繰り返せば楽に倒すことが可能。
      ちなみにコカトリスの爪(ブレイク)の命中率はサイレスと同等だったりする。
  • 確率に頼るのが嫌な人は各色牙を使うといい。どの色の牙でも、3回使えば倒せる。
    因みに、(レベル次第だが)黒魔のラ系魔法でも同じことができる。

行動パターンはPS版以前と同等で、もちろん開幕デスも使ってくる。
だが、フェニックスの尾があるので立て直しが可能になった。

  • FF1の魔法・特殊攻撃は完全にローテーションになっており、アストスの場合はデスがローテーションの最初に組み込まれているので、魔法を使う場合必ず最初にデスを使う。
    勿論、開幕で魔法攻撃を使うとなれば開幕デスとなる。

風の囁く洞穴」のイベントフロアで再戦できるが、全く強化されておらず超雑魚と化している。
リメイク版での再戦では「わしの宝を返せ」などと見当違いも甚だしいことを言って襲ってくる。
何がいつお前のものになった。

  • 城の中にある宝箱のことかも知れない。これは取らないことも出来るが。
  • 開幕デスをあえて食らってやるのも一興。ここまでくるレベルなら問題なく回避できるが。
  • アストス自身から奪えるギルと経験値の事かもしれない。

稀にミスリルソードを落とす事がある。
この時点では強力な武器といえるので、クレセントレイクに行くまで待てない人は、粘ってみてもいいかもしれない。

  • ただ、こいつからのドロップ率はかなり低いうえに、こいつを撃破した後(正確にはニトロの火薬使用後)には少々遠いもののクレセントレイクの町に行けるようになるので、
    そこまで無理にこいつからのドロップ入手を粘る必要もなかったりする。

あの荒れ果てた城は彼が滅ぼした城だったのだろうか。
それとも彼がダークエルフの王として元々持っていた城なのだろうか。

  • 宝箱の部屋にアンデッド系のモンスターがいるので前者の可能性が高い。
  • WSC版以降のエンディングでは人の手により復興がされているので、元々は人が治めていた城だった可能性が考えられる。
  • エルフ村に昔迷い込んだが誰も居なくて不気味だったと語る住人が居る。元からの廃城に後から居付いた線が妥当では。

FF1(ピクセルリマスター版)

ボスの行動パターンがランダムになったため、開幕からデスが飛んでくるとは限らない。
逆にデスを連発される可能性もある。MPの少ない本作ではラスロウでヘイストを消されてしまうのも痛いしラ系黒魔法もヒールの使用回数の少なさから痛い。
コカトリスの爪も入手できなくなったため、間接的にサイレスの需要があがっているかも。
一方でランダム行動な分、運がいい時はあっさり勝ててしまう。一番の対策はこまめなセーブだろうか。

PFFNE

AREA13-8の2戦目に1体登場する。

FFRK

FF1のボス。ノーマルダンジョンでは西の城のボス。
FF1イベント「伝説の始まり」では【凶】ボスとして登場し、
その初回クリア報酬は原作にちなんだアクセサリ「クラウン」。