【関連項目】
→キャラクター/【ティナ・ブランフォード】
→キャラクター/【ティナ・ブランフォード】/DFF
→音楽/【ティナのテーマ】、音楽/【目覚め】
FF6 
概要 
生まれながらに魔導の力を持っている少女。
その力のために帝国に操られ、帝国側の世界征服のための秘密兵器として使われていた。
自分が、どうして魔導の力を持っているのか?一体自分は何者なのか?という悩みを持ちながら、
大きな運命に巻き込まれていく。
年齢:18歳
職業:魔導戦士
身長:160cm
体重:48kg
生年月日:10月18日 天秤座
血液型:不明
出身地:幻獣界
宝物:砕けた魔石のかけら
好きな物:動物
嫌いな物:人がいっぱいいる場所
趣味:モーグリをふかふかすること
ドット絵の髪色は緑。
公式設定の髪色はアッシュブロンド、目の色は淡いブルー(Vジャンプ'94年1月号にて)。
特殊コマンドとして『トランス』が使える。
トランスすると一定時間の間、ティナが与えるダメージが全て2倍・受けるダメージが全て1/2になり、大幅に強化される。
ゲーム開始後から氷漬けの幻獣と共鳴しジュンに保護されるまでは、名前は「??????」だった。
ジュンに保護された後で名前の入力画面になる。
戦闘 
レベル1時点での能力値
- 実際の初登場時のレベルは3。魔石を装備できるのは魔導研究所クリア後の再加入時以降で、その際は最低でもレベルは6に上がってしまっている。
- 仲間14人の中でも、トップもビリもない能力値揃いである。
レベルで覚える魔法
Lv | 魔法 | Lv | 魔法 | Lv | 魔法 | Lv | 魔法 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | ファイア | 18 | レイズ | 37 | デスペル | 68 | ブレイク |
3 | ケアル | 22 | ファイラ | 43 | ファイガ | 75 | グラビガ |
6 | ポイゾナ | 26 | テレポ | 49 | アレイズ | 86 | メルトン |
12 | ドレイン | 33 | ケアルラ | 57 | ホーリー | 99 | アルテマ |
- 魔法コンプリートに限って言えば、魔石イフリート、ラグナロックは不要。ジハードもメテオを、アレクサンダーもホーリー以外を覚えればお役御免となる。
無論早期習得やボーナス活用に関しては話は別。
魔石でも習得が困難なメルトンとアルテマを自力で覚えてしまうのは凄い。
もっとも「自力で覚える」というのは育成が極まった頃になるので、やはり普通は魔石で習得することになるだろうが。
魔力はリルムを除けば堂々の第2位。
力は10位だが強力な武器防具に恵まれ、前衛でも安心して戦える。
素早さは平均的と押しなべてステータスも恵まれ最初期メンバーとして十分なキャラ性能である。
- 魔導士の村出身とはいえ幻獣とのハーフのティナよりリルムの方が魔力が高いのは、崩壊前最終盤に加入する事へのゲーム的な都合もあるのだろう。
- トランスして真の力を解放すればリルムとも圧倒的な差が開くため、設定的にもさほどおかしいステータスではないと思う。
ゲームを始めたプレイヤーは、ティナが最初から使えるケアルとファイアに大いに助けられる事となる。
武器は剣や騎士剣が装備可能で、装備品にアルテマウェポンやライトブリンガーなどいいものが揃っており、初期魔力も高めなので、
「二刀流+乱れ撃ち」や「クイック+連続魔」など、
FF6お得意のゴリ押し戦法を使いやすいキャラである。
そして専用に近いミネルバビスチェにより、高い耐性・防御力を誇る。
ただ固有コマンド「トランス」は、強力ではあるものの頻繁には使えず、
ダメージがカンストしやすいFF6のゲームバランスもあって、やや微妙。
総合すると『扱いやすいバランス型のキャラ』といったところだろうか。
- トランスでは魔法防御力もアップする。そのため、強装備を他メンバーにやった上でトランスすれば、パーティ全体の強化に繋がる。
自力である程度の魔法を覚えるため、育成がしやすく、ゲーム序盤から全体を通して様々な場面に対応しやすい。
強さと使いやすさを兼ね備えたキャラである。
GBA版では、専用装備として騎士剣アポカリプスが追加された。
正直パッとしない性能なので、ティナをメインで使う人はだいたい旧来の最強武器(アルテマウェポンやライトブリンガー)を装備させていることだろう。
マディンの力を残した魔石から覚えられる魔法がラ系の魔法だけなのに、ティナは多くの分野を覚える。
もしかしたら、マディンの親等から隔世遺伝で覚えているのだろうか
- イフリートが戦闘ではファイガを使用するが、魔石イフリートではファイラまでしか覚えられないことからみて、
魔石マディンで覚えられるのがラ系までであってもマディンがラ系魔法までしか使えなかったわけではない。
彼の属性はそもそも無属性。
レイズとアレイズを覚えるのに、ケアルガを覚えず修得するのはケアルラまで。人間の血が混じっているので完全にマディンの力を受け継いでいないのかも。
ストーリー 
「操りの輪」により自我を封じられ、帝国の魔導戦士として利用されていた。
魔大戦によって失われた力、魔法を生まれながらにして用いることができるが、
その力は魔導アーマーに乗った帝国兵50人を3分で倒すことが可能なほどである。
帝国兵ウェッジ、ビックスに連れられ、魔導アーマーを駆ってナルシェへと侵攻するが、
奪取目標であった氷漬けの幻獣と共鳴し、気を失う。
リターナーのジュンに助けられ、彼により操りの輪を外されるが、彼女には記憶がなかった。
迫ってきたガードから逃れる途中、炭鉱の落盤に巻き込まれまたも気を失ったところを、
ロックとモーグリ達に助けられ、ロックに連れられたフィガロ城でエドガーに匿われる。
帝国の追っ手から逃れる中、記憶のないまま振るわれる自らの力に恐れおののくものの、
反帝国組織リターナー指導者バナンの言葉によって、帝国と戦うことを決意する。
氷漬けの幻獣を狙ってナルシェに再侵攻したケフカを撃退した後、またも幻獣と共鳴。
幻獣のような姿に変身し、暴走の果てにゾゾへと飛び去る。
ロック達が魔導研究所から持ち帰った魔石マディンと反応することで、
幻獣界にて生まれた幻獣と人間のハーフであることが判明する。
マディンとの反応によって幻獣の力もコントロールできるようになり、
再加入後は発動することで幻獣化するオリジナルコマンド「トランス」を使用可能に。
封魔壁での幻獣の暴走とベクタでの和平会談を経た後、大三角島での幻獣探索行にてレオ将軍と出会う。
ケフカの策略により将軍は殺されてしまうが、彼の言葉は後の彼女に大きな影響を与えた。
世界崩壊後は戦いの力を失い、子供だけの村となったモブリズにて子供達の母親代わりとなって暮らす。
最初のフンババ襲来時には、自らの心に芽生えた感情への戸惑いからフンババに一蹴されてしまうが、
二度目の襲来時、その感情こそが愛だということに気付き、戦う力を取り戻した。
フンババ討伐後、生まれてくる命のために再び戦いの旅に赴くことを決意する。
- FFキャラの中でも、最も戦う動機が素敵だと思う。
- 何気に世界崩壊後は仲間という拠り所を失っていた(と思い込んだ)事情もあっただろうが力無き女子供をしっかり守る日々を送っていた、と考えると意外にタフな一面もあると思う。
崩壊後、仲間に加えないでケフカを倒しても「みんなが呼んでいる!」と言って瓦礫の塔まで飛んでくる。
- このことから一応「全員主人公」を謳うFF6の登場人物の中でも、
さらにストーリー上の扱いは特別であることが伺える。- ただし崩壊後は任意加入のため、ケフカと戦うどころかモブリズに放置した状態でもゲームクリア可能。そういう意味では、歴代主人公としても彼女の扱いは特別である。
- ある意味、この展開の方がドラマティックとも言える。
仲間はティナの意図を尊重し、モブリズに置きっぱなし。世界は人間の手で救われる。ただしバトルが全て終わった最後の最後、幻獣ハーフのティナは戦うためでなく、仲間を「救う」ため飛んできて力を使う。
ラスダン突入直前、幻獣、魔法の素である三闘神を倒せば幻獣も魔法も、
そしてティナも消滅するのではないかと、セリスが気にかけていた。
予想通り、三闘神の力を吸収したケフカを倒した事で、幻獣と魔法は全て消えてしまった。
しかしティナは幻獣の力だけが消えた様で、彼女自身の消滅は無事免れた。
- 人間と幻獣のハーフだから人間である部分が残ったんだね。
- 人間として生きる道が見つかったから人間側に存在が偏って消滅を免れたのだろう。そうでなかったら人間として存在するよりどころがなくて幻獣側に存在が偏ってしまい、消えてしまったかもしれない。大切な仲間や家族がいてよかったね、ティナ。
- 脱出中、消える寸前のマディンからも、「人としての心があればもしかしたら…」と残る可能性を示唆されている。
あやつりの輪による後遺症で序盤のティナは頭痛に苦しめられていた。
頭痛が止んだ時期についてはいまひとつ定かではないが、早ければフィガロ城で一泊したあたりか(それ以来ティナは頭痛を訴えなくなる)、
遅くても自分の正体を知った頃には、頭の痛みは癒えていたと思われる。
制作秘話 
開発段階では最終的に魔法の存在とともに消える予定だったらしい。
流石に可哀想だ等の理由で却下になったとのこと。*1
光は我らとともにある [DFFNT ONLINE交流会](31:46 - 35:08)にて、
天野絵と渋谷ドットで外見の違う理由が明かされている。
- ドット担当の渋谷氏からの返答によれば、他にマッシュやエドガーなど金髪キャラがいるため全体のバランスを考えての変更との事。
また、ドット絵からプレイヤーにキャラクターを想像してほしいため天野絵をそのまま反映していないらしい。- ということは、公式デフォルメ絵はドット絵を基に書き起こされたものということになるのかな?
衣装 
よく見るとセリス将軍と色違い。女性兵士だけにこんな水着同然の装備しかさせないのはガストラ皇帝の趣味か?
セリスは天野絵では長ズボンになっているが、軍人としては軽装過ぎる。
男兵士共はあんなに鎧で固めてるのに。
- 魔法を扱うのであれば鎧などいらないという意図では?
むしろ鎧装備であってはいけない - FF4にあった女性兵士は動きやすいようレオタードという設定を踏まえた結果か、デザインした天野氏の趣味かと。FF2のマリア、FF4のローザも体型が出まくっている服なので。
- 魔法を使う時、もろに脇の下が露出している。多少アレンジされているようだ。
- ガストラ皇帝の名誉のために言うんじゃないが、FF9のアレクサンドリア兵(女王が治める国で女性兵士が多い)も参照。
- NTT出版の公式イラストそのままのミネルバビスチェを着た姿なら、一番相応しいのでは?
SFC版のCMに出ていた女の子は当時の全身写真を見ると水色の短パン。
天野喜孝氏のお気に入りキャラの一人であり、発表されているイラストの点数は非常に多い。
衣装のバリエーションも多彩で、パレオ風のものの他に、
ディシディアで採用されたミニスカート、水色のショートパンツ、
胸元が少し開いたヘソだしの衣装など様々である。
- 肩パッド付のマントを付けた絵も存在する。ドット絵が肩パッド付なのはその名残だろうか。
- この人の描くトランスティナには乳首らしきものがあるのは気のせいだろうか。
金髪や茶髪などの比較的現実的な「髪色」が多いFF6の中で目立つ「緑髪」で、
生まれの違いを初出から暗に示していたとも言えなくもない。
- リディアも緑色の髪だったね。幻獣関連での共通点でもあるのかな
- 顔グラフィックや矢野氏のイラストでは水色。どちらにしてもイレギュラーなカラーリングであることには変わり無い。
海外版の名前 
海外版の名前は「テラ・ブランフォード(Terra Branford)」になっている。
- テラで連想するのはFF4のあの爺だが、綴りは違う(向こうはTella)
なぜ海外版でTerraと呼ばれるかにはちゃんとした理由がある。
要するに、日本人はティナという名前をエキゾチックなものとしてとらえるが、
欧米ではありふれた名前としてとらえられるので(日本で言う「花子」によく例えられる)、
欧米人にエキゾチックに聞こえるとともに本人の正体を暗示するTerraを選んだという話。
Terraはラテン語の地球から。
古代ギリシャ語のモンスター(τέρας、テーラス)にも因むと言われているが、
綴りと発音が異なることに注意。
海外版制作にあたってのテストプレイでは、Tinaという名前はモニターからの総スカンに遭い、
しまいには人格攻撃までされたという。
Terraの名付け親に言わせるとこれは驚きだったそうで、それが改名の一因だとか。
- スクウェア作品の翻訳を担当していたTed woolsey氏へのインタビュー
でも
翻訳時に名称が変更されるのは多くの場合テストプレイヤーの反応が原因であり、
ティナの件も「They "hated" the name Tina,」と語られている。
海外ではセリスと対をなす存在とされているらしい。
というのは海外版の名前Terraが地球を意味するのに対して、セリス(celes)はcelestial(天空の~)から来ていると言われていることによる。
他には最初に使える攻撃魔法が、ティナはファイア、セリスはブリザドであることも両者一対であること、人間の愛を求めていたことも共通している。
- ティナは愛というものを知ろうとし、セリスは愛し愛されることを望んだからか。
ただ、日本では「ティナ」なのでこれは根本的に違うと思う。愛云々はなるほどと思ったが。
- とはいえ、二人はゲームの前半と後半でそれぞれ物語を進める「主役」を務めるキャラクターであり(しかも同性)、対に見たくなる心境はわかる。実際よく考えてる。
DFFUTでは字幕表示は「ティナ」だが、ボイスでは「Terra」となっている(英語字幕でもTerra)。
【関連項目】
→キャラクター/【テラ】
余談 
ガウをおめかしするミニイベントは女の子らしい一面が見れて貴重。
- レオ将軍と同じタイミングで、シャドウからはこんな言葉を受けている。二人のストーリー上の絡みはこれ以降は見当たらず、この時の会話についてティナが言及することもない。この言葉をティナが忘れてしまったかは分からないが、彼女が感情を捨てようとすることはなかった
びっくりしてる時のドット絵がかなり可愛い。口に手を当てて飛び跳ねてる感じ。
- 瀕死状態のドット絵も可愛い。着地時にこのポーズをとるのがまた何とも言えない。
彼女は赤子の頃帝国に連れて行かれ、人間界側で育てられていた。
「ブランフォード」はおそらく母親の姓であると思われる。
セリスはティナと会っているのだが、あやつりの輪の影響かその時の記憶がティナには残っていなかったようである。
- セリスからの面識は、最序盤ティナがナルシェで目覚めた直後の「我がガストラ帝国は魔導の力を復活させた…」の演説の回想シーンで一緒にいる事から確認できる。
- また、幻獣防衛イベントで谷に移動する時には、セリスが「生まれながらに魔導の力を持つ少女………こんな形で再会するとは………」と発言している。
ガストラにさらわれてから、具体的にどこでどう育てられていたのかは不明。
操りの輪を付けられたのは最近のようだ。
剣の訓練を受けないと使いこなせない騎士剣を装備できることから、兵士としての訓練は受けていたのだろう。
- カイエンの「悪名高き
モグタンセリス将軍」の発言があるように、マランダ等を滅ぼすのに使われていれば現地でそう言われているはず。
ウェッジたちの噂する「武勇伝」も訓練のものだった。
ティナの本格的な国家間の戦争に関してはナルシェ襲撃が初陣だと考えられる。(小規模な反乱の鎮圧くらいはしたかもしれない)
それまでは恐らく、通常のエリート軍人子女相当に育てられていただろう。
解放後、ガウのように獣同然・超世間知らずにならないということは、それなりの教育も受けていたはず。
赤ん坊~18歳となる最近までの育てられ方については意外と謎である。
普通に考えると帝国の戦力にするために帝国に都合の良い人格とするべく(戦闘訓練を含めて)教育されていた可能性が高いが、あやつりの輪が外れた後のティナの性格は普通のやや臆病な少女のそれである。
ティナの性格が戦闘には不向きだったためにケフカがあやつりの輪を着け無理矢理戦闘を強制したと考えられるため(帝国に従順ならあやつりの輪を使う必要が無い)、帝国はティナの人格形成には失敗したということになる。もしかしたら、ティナの教育を担当した人間が帝国の方針に賛成できずに、人格形成についてはこっそりと普通の教育をしていたのかもしれない。
ロック達に助け出されたが、その後リターナーに連れていかれやや強制的に協力させられることに。
ティナは他の仲間と違って積極的に帝国に敵対しているわけではなく、
特に序盤は自分の力のせいで周囲に振り回されているように見える。
エドガーやバナンが現実と向き合わせるシーンは印象的だった。
出生の秘密がわかってからは少し積極的になるが、その頃になっても自分について悩み続けていて、
後に大きな影響を与えてくれたレオともすぐ死別する。
そんなティナに訪れた転機が世界崩壊後の孤児達との出会い。
子供達に普通の人間としての自分を求められたことでようやく愛する心と戦う理由を見つける。
- ティナが当初疑問に思い、レオが「いずれわかる」と諭したのは恐らく「異性愛」である筈なのだが、
世界崩壊後にティナが目覚めたのは「家族愛」であった。- 崩壊前に伏線のあったディーンとカタリーナの件があるから、異性愛も家族愛も結果として含意した「愛」全般なのかと。ティナの出自を鑑みると「なんとなくわかりかけた」が精一杯というのも納得がいく。
フィガロでのイベントでは帝国と戦った後に「私、怖い……」などと女の子らしいことを言っていたが、
直前に魔導アーマーの兵士をマシンもろとも焼き殺している。
なお、実力は魔導アーマーに乗った兵士50人を3分で消したほどの凄腕。
おそらく歴代シリーズ作品の主人公ではFF13のライトニングに並ぶ最強女性キャラ。
- 「ぜ、全滅? 50人の魔導アーマー兵が全滅? 3分も経たずにか…?」
- 50人の魔導アーマー兵と対峙させられた時は操られていたわけだから、
フィガロでのティナの反応はおかしくはない。 - スタート時点のティナでは、「まどうアーマー」50体と戦ったらボコボコにやられる。
操縦席むき出しで防御力低そうだし、魔法を使って先手必勝で倒していったのかもしれない。 - 回想シーンでは、逆にティナの方が魔導アーマーに乗った状態で、乗ってない帝国兵士を倒す場面が出てくる。
ラムウ「(魔大戦の後で)幻獣の力を再び利用されることを恐れた幻獣達は自ら結界を作りそこに移り住んだ。……それが幻獣界。
そこに20年前のある日人間達が迷い込んできた。幻獣、そして魔導の秘密を知った人間達。
そしてはじまった幻獣狩り。幻獣から魔導の力を取り出しその力を使って無敵の軍隊を作るガストラ。
それに気付いた幻獣達は大きな扉を作り人間達を追い出した。
その時に捕えられた幻獣達は今でも帝国の魔導研究所に捕まり魔導の力を取り出されている。」
ゲーム内の年代表記の原文は上の通り。
ティナは本編18歳、マディンとマドリーヌが出会ったのが本編より20年前で、ティナが生まれたのは二人が出会って2年後と思われる。
~ラムウの情報~
20年前に人間達が幻獣界に迷い込んでくる。それをきっかけにガストラが幻獣狩りを始め、侵略を恐れた幻獣たちがゲートで外部との接点を遮断。
~ティナの回想~
マドリーヌが幻獣界に迷い込み、マディンとの間にティナが産まれる。
マドリーヌが幻獣界に迷い込んだ2年後(ティナ0歳)、ガストラが幻獣界に乗り込みマディンとティナが奪われる。
(本編の18年前の出来事と考えられる)
設定資料集51Pの年表には魔導研究所が設立されたのは18年前と書いてある。ティナと捕獲した幻獣の研究のためと考えると辻褄が合う。
幼い頃にガストラに母親を殺される。
その仇であるガストラの帝国の兵士として働かされる。
あやつりの輪を嵌められ望まない戦いを強いられる。
偶然あやつりの輪が外れ漸く戦いから解放されたかと思えば今度はリターナーに戦うよう要請される。
帝国からも追われる。
力を持つ者の定めなのかティナは常に戦う運命にある。
デフォルトで「魔王」級の戦闘能力を持っている珍しいプレイアブルキャラクター。
普通、最強育成を施せば大体のゲームキャラはこのクラスの戦闘力になるが、
「設定」的にはあまりいないタイプだと思う。
トランス後の戦闘力なんて「神」のごとくで、たった一人で軍隊でも壊滅できそうなレベルだし。
- もちろん実際のゲーム中では、育成しないと普通に弱い。
「ポニーテールドットの女の子なんて珍しいな。かわいいかも」と、
オルトロス並みの動機でFF6に触れてみたが、この「最強」のデフォ設定には驚いたね。
ティナ本人は武力や戦争が大嫌いな優しい性格だから、すごくかわいそうなことだけど。
エンディングのティナのパートでカクテルが登場するのは、幻獣とのハーフであることを表し、
ペンダントはマディンがマドリーヌに贈ったものである。
ティナは、アセクシュアルだろうか。
- 開発段階では男だったことの名残の可能性もある。
ゲームや創作物のヒロイン(と、ティナを表していいかは意見が分かれるかとは思うが)が愛という感情がわからず苦悩する…というのはまぁたまに見かけるストーリーラインかもしれないが、
ストーリーを進めて10代のヒロインが最終的に目覚めた愛の感情が「母性(家族)愛」というのは当時としてはある意味画期的というか、21世紀の現在でもそうは見かけない展開じゃなかろうか。
最初にフラグを立てかけたロックはすぐにセリスに流れてしまったし、他にはっきりカップリングできそうなプレイヤーキャラもいなかったのも確かだが、彼女が「恋愛」の情をはっきり認識するのはいつの事になるのか、はたして覚える事があるのかというのは、我々プレイヤー側の妄想想像に委ねられている。
- 現実にも、恋愛感情を持たない人たちもいる。
プレイアブルキャラではとても貴重なママキャラである。後にお母さんになってたり作中でお母さんになったりする方は時々いるが、ママと呼ばせてくれる人はあまり居ない。しかも十代の少女。
一部の方はとても助かっているかもしれない