アドゥリンの魔境/同盟の軋轢

Last-modified: 2013-08-06 (火) 05:17:38

・同盟の軋轢

進行内容
 開拓で沸くアドゥリンとは違う
 裏の顔を垣間見た、開拓者。
 推進派と反対派の溝は深いようだ。
 アシェラの様子も気になるが
 彼女は大丈夫だろうか……?


  1. ララ水道(M-6)のYeggha Dolashiに話しかける。
     
    Yeggha Dolashi : 現在、水園の決闘場は
     関係者以外の立ち入りを禁じている。
     お引き取り願おう。
    Arciela : その者は、わたしの連れです。
     通してあげてください。
    Yeggha Dolashi : これは若姫さま……!
     あなたさまのお連れとは知らず、ご無礼を。
    Yeggha Dolashi : さあ、どうぞ。
     決闘場の中へお進みください。
    Gratzigg : では、双方ともに
     引く気はないのだな?
    Mufeh Hajrrha : 当然!
     間違っているのは、こいつのほうだからね!
    Alaixion : 言いがかりもはなはだしいな!
     同盟の絆を軽んじる輩め!
    Mufeh Hajrrha : そらっ!
    Alaixion : くぅっ……!
    Mufeh Hajrrha : これ、耐えられる?
    Arciela : くっ……!
    Melvien : ははっ、これは凄いな。
    Mufeh Hajrrha : こいつで終わりさー!!
    Alaixion : 2度も食らうかよ!
    Alaixion : 我が魔導の力、舐めるなっ!
    Alaixion : ウォラァアァァァアーーッ!!!
    Mufeh Hajrrha : うぎぃっ!?
    Mufeh Hajrrha : ガハッ……!?
    Alaixion : はっ、どうしたよ。
     辛そうじゃないか、そんなもんか……?
    Mufeh Hajrrha : はん、その言葉……。
     そっくりあんたに返してやるよ……!
    Gratzigg : 一見するとアレクシオンが
     優勢だが……初撃のファイラIIのダメージは
     ルーンでの半減ができていなかった。
    Gratzigg : ああ見えて奴自身、
     相当のダメージを受けているはずだ。
    Melvien : ふむ……。
     これは次で決まりそうだね。
    Arciela : ……だ、め……。
    Mufeh Hajrrha : はぁ……。
     私の信念は、揺るがないよ……!
    Alaixion : 新時代の鉄槌を……!
    Arciela : やめて! やめてください!
    Mufeh Hajrrha : これは……若姫さま。
    Alaixion : 邪魔をしないでいただこう!
     これは正式な決闘だ!
    Arciela : そんな……。
    Gratzigg : 残念ながら、
     その通りです、アシェラ殿。
    Gratzigg : これは、両者ともに
     遺恨を残さぬことを誓った上の、
     正式の決闘です。
    Arciela : な、なぜ、このようなことに……。
    Mufeh Hajrrha : この男が
     道に外れることを言うからだよ。
    Mufeh Hajrrha : 我らが祖は、
     風の声を聞き、水の流れを読み、
     大地のことわりを知り、
     しかる後に大陸より撤退した。
    Mufeh Hajrrha : 初代王の遺志もあって!
    Mufeh Hajrrha : これは、現当主の
     イキ・アスカモット様も認められているところだよ。
    Mufeh Hajrrha : ところが、こいつら
     INV.ワークスの連中ときたら、どうだ!
    Alaixion : ふっ、負け犬の遠吠えか。
    Mufeh Hajrrha : なんだってぇ?
    Alaixion : なぁにが自然の声だ。
     おまえたちは森が怖いだけだろうが。
     アムチュチュ様の今度の発明品は画期的だぞ?
     あれが実現すれば、畑の収穫は倍になる!
    Mufeh Hajrrha : 大地のことわりに反した
     得体の知れないしろもんなんてねぇ……
    Mufeh Hajrrha : むしずが走るよ!
    Alaixion : じゃあ、街の連中が
     飢えてもいいってのかよ!
    Alaixion : てめぇだって、
     この大陸の上には飛空艇が
     飛べないことを知ってるハズだ。
    Alaixion : 船だけの貿易じゃあ、
     限界があるんだよ!
    Arciela : やめてください!
    Gratzigg : ご覧のとおりだ、アシェラ殿。
     互いに譲れぬものがある以上、仕方ない。
    Gratzigg : それともアシェラ殿は、
     互いの家名を掛けて、都を割るような
     戦いが起こることをお望みか?
    Arciela : いいえ、いいえ……。
    Arciela : でも、
     ムフェ・ハジュラ、アレクシオン。
    Arciela : あなたたちは、
     こんな決闘が無意味だと知っているはずです。
    Arciela : 開拓に関わることは、
     同盟の盟主たちが集まる議会にて決める、と。
    Arciela : どちらが勝っても、
     その結果に開拓の是非が左右されることは
     ありえません!
    Arciela : だから……どうか、
     お二人ともこの場は収めてください……。
    Mufeh Hajrrha : 姫さま……。
     あたしたちは……
     ただ、森を護りたいだけさ……。
    Mufeh Hajrrha : 初代王の願いを。
    Mufeh Hajrrha : 姫さまだって、
     よく言ってるじゃんか。
     森を壊すような開拓はよくないって。
    Alaixion : 十二家のうち、
     反対しているのはわずか四家にすぎん。
     開拓推進はアドゥリンの大勢だぞ。
    Mufeh Hajrrha : うっさい!
    Mufeh Hajrrha : じゃあ、聞くけどさ。
     開拓の再開を言い出した当のユグナスが、
     議会に出てこないのは、どうしてなんだい!
    Alaixion : う……。
     そ、それは……。
    Mufeh Hajrrha : 街じゃあ、もう噂になってるよ。
    Alaixion : うわさだと?
    Mufeh Hajrrha : アドゥリン家の若さまは、
     最近じゃ森の怒りを感じて
     怯えて引っ込んでるんだってさ……。
    Alaixion : し、失礼なことを言うな!
    Alaixion : ユグナス様は、
     偉大なる初代王の所縁ある御方だぞ。
    Alaixion : 建国の礎となった王のな!
     魔の大地に踏み込み、この国の基礎を作った
     王の血を引いている方だ。
    Alaixion : 臆病者呼ばわりは許さん!
    Alaixion : そうでしょう、若姫さま。
     あなたも賛同してくださるはずだ!
    Alaixion : ……姫さま?
    Mufeh Hajrrha : ハッ!
     だったら、次の議会には
     ぜひ出てきて欲しいものだね!
    Mufeh Hajrrha : ねぇ、姫さま。
     どうなんですか、そこんとこ。
    Arciela : それは……。
    Mufeh Hajrrha : 街の噂どおりだったら、
     開拓中止ですよね?
    Alaixion : そんなわけなかろう!
    Arciela : つ、次の議会には……。
     なんとかします。なんとかしますから……。
     兄には伝えて……おきます。
    Arciela : とにかく、この件で
     アドゥリンの民同士が血を流すのは
     間違っています。
    Arciela : だから、どうか……
     この場は収めてください。
     お願いします。
    (別のミスラが耳打ちをする。)
    Mufeh Hajrrha : わかったよ……。
     ここはアシェラさまの顔を立てて、
     引くことにする。
    Alaixion : これは礼に則った決闘だぞ!
    Mufeh Hajrrha : 負けを認めるって言ってんだよ。
    Mufeh Hajrrha : それでいいや。
    Alaixion : ……?
    Gratzigg : では、この決闘の勝者は
     アレクシオンだ。
     以後、ふたりはこの件では争わないように!
    Mufeh Hajrrha : はいはい。
    Mufeh Hajrrha : アシェラさま、
     本当に、次の議会には
     ユグナス殿は出てくるんですね?
    Arciela : は……い。
    Mufeh Hajrrha : わかりました。
     イキ・アスカモット様も、
     きっと楽しみにしてますよ……。
    Gratzigg : 決闘は終わりだ!
     解散! みな、さっさと立ち去るように!

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