・陰謀の疑惑
進行内容
アシェラを元気づけるために、ララ水道で
栽培されているトマトをもらってこよう。
- アドゥリン城門前でイベント。
Fremilla : 誰だっけ?
……なーんて、しっかり覚えてますから。
ね、[Your Name]さん!
Fremilla : そんなことより
ちょうど会ってお話したかったんです!
Fremilla : こっちきて、こっち。
Fremilla : ねぇねぇ。
最近また姫さまの元気がないんだけど
今度はなにがあったんです?
Fremilla : シンシアに聞いても
要点を得ないというか、あの子立ったまま
寝ちゃう特技があるから……。
その場にいたっていう、あなたの口から聞きたいの!
Fremilla : さあ、聞かせてちょうだい!
あ、話してくれるまで、逃がしませんから。
諦めてください。
(暗転)
Gratzigg : 我々PCK.ワークスは
遺体の外傷から、なんらかのトラブルに
巻き込まれたのでは、とみている。
Hildebert : うむ、そうだな。
そもそも、あのような僻地に
彼が赴いたこと、それ自体が不自然……。
Lhe Lhangavo : はぁ、まどろっこしいね。
Gratzigg : なんだと……?
Lhe Lhangavo : すんじまったことを
ほじくり返して、誰が得するんだって話さ。
Lhe Lhangavo : 仮にも
十二家当主である男が、自分の仕事ほっぽって
カミールで遺体で見つかったなんてねぇ……
Lhe Lhangavo : とんだお笑い草だよ!
Svenja : レイ……。
Lhe Lhangavo : あんたたちさ
開拓者の活躍のおかげで順調だからって
森の恐ろしさってのを
忘れちまったんじゃないのかい?
Lhe Lhangavo : 最初からわかってたはずだよ、
「犠牲なくして開拓の前進はない」ってね……!
この際だからはっきり言うけどね
メルヴィアンの件は、自業自得だよ!
Lhe Lhangavo : あたしら当主が、
ここでがん首揃えて話し合ったところで、
なんの益があるってんだい。
Chero-Machero : まあまあ、レイの言葉は
きっついけどさー、一理あるなとは思うよ。
Chero-Machero : それにメルヴィアンは
熱心に開拓を推し進めてた1人だったわけだし。
そのせいで、街じゃちょっと噂になってる。
Svenja : 噂、ですか?
Chero-Machero : 今回の一件は
反対派の工作なんじゃないか、ってね。
Gratzigg : おい!
口にしていいことと悪いことがあるぞ、
チェイロマチェイロ!
Chero-Machero : だから、噂だっての!
そんないきり立つなよ! 落ち着けって!
Margret : ……ふぅ。
Chero-Machero : なんだよ、マルグレート。
ため息なんてついて……。
Margret : 噂とは言うけれどね。
逆に、こうも考えられるんだよ?
Margret : 反対派を陥れるために、身内が……
つまり、開拓推進派内の誰かが手を下したともね。
Chero-Machero : ええっ!?
どういうことだよ、それ!
Margret : 開拓を推し進めるメンバーの中で
彼、メルヴィアンが持っていた影響力は
とても大きいのは周知の事実。
Margret : 蓋を開けばこの惨状だ。
矛先は自然と開拓に反対の勢力へと向くだろう?
Lhe Lhangavo : ちょっとあんた!
いつから反対派の肩持つようになったのさ!
ハーバートン家は、推進派だったと思うけど?
Margret : 推進、反対はこの際関係ないよ。
考えられる可能性の1つを言ったまで。
至って中立的な意見として聞いてほしいものだね。
Hildebert : 中立が聞いて呆れる。
そんな話、余計にこじれるだけではないか!
Margret : だから、あくまで仮定の話さ。
真実を知ってるのは、故人である本人だけ。
明確な証拠が提示できなければ
どちらにも嫌疑はかかるということだよ。
Lhe Lhangavo : ハッ、ご高説痛み入りますよ。
Gratzigg : ふん、はた迷惑もいいところだ!
Chero-Machero : あーあ。
ここ最近、うまくまとまろうとしてたってのに
なんでこんなことになっちゃうかなあ……。
Svenja : ……皆さん。
今回の集まりは、その件ではないでしょう。
そろそろ本題にうつりませんか。
(暗転終わり)
Fremilla : あっちゃー。
ものすごく鮮明にイメージできちゃった。
お話うまいですね。
Fremilla : って、そうじゃなくって!
Fremilla : 姫さまでなくても
落ち込みますね、それは……。そして、
そんな場で寝てしまう、シンシア恐ろしい子。
Fremilla : んー。
そういうことなら、そうねぇ。
Fremilla : トマトで行きましょう!
Fremilla : 知ってます?
トマトといったら、アドゥリントマト。
ララ水道で栽培されてて、最近そこそこ
有名になってきたんですよー。
Fremilla : しかも、なんと!
森でフレミラが採ってきた
森でアシェラが採ってきた
Fremilla : そう、あたしが!
Fremilla : って、違います!
その口振り、もう知ってるんですね。ちぇ。
Fremilla : …………。
あ、なんだ、知ってたんですね。
森で苗木を採ってきたのは姫さまです。
瑞々しいトマトを見れば、きっと
少しくらいは元気になってくれるはずですよ。
Fremilla : というわけで。
[Your Name]さん、ひとっ走り
シビック・アボレタムへ、ゴーですよ!
Fremilla : 姫さまのために。
しいては、このあたしの……ゴホン。
いえ、なんでもありません。お気をつけて!
瑞々しいトマトが届けば、
姫さまにも笑顔が戻るに違いありません。
Ploh Trishbahk : けれども、確か、
そのお役目はフレミラ自身が……。
思い違いでしょうか……。