ロマック算

Last-modified: 2019-12-21 (土) 06:21:12

ジェイミー・ロマック(元DeNA)の成績を元にした、KBO出身野手のNPBにおける成績予測方法のこと。


ジェイミー・ロマック(DeNA時代) Edit

2015年オフ、DeNAベイスターズは三塁手補強のために阪神との競合を制しロマックを獲得。ラミレス監督も「5番・三塁で20本塁打」を期待するなど主軸としての働きを求められていた。

しかしキャンプの時点で三塁守備がおぼつかないことが発覚し、梶谷隆幸が故障離脱していたとはいえ戦力が余り気味の外野で起用せざるを得なくなり、いざシーズンが始まると打率は0割台を爆走。我慢強くスタメンを固定する傾向があり、また選手批判を極力避けるラミレス監督にさえ「我慢の限界」と言わしめ、5月頃梶谷が復帰に伴い入れ替わりで二軍落ち。その後もたまに一軍に上がっては三振してまた二軍落ち…という状況が続き、最終的に.113(71-8) 0本 2打点という脅威的な成績を叩き出してシーズンを終了。

当然のように解雇されたロマックはアメリカに舞い戻り、オフにはWBCカナダ代表として出場。8打数5三振・打率.125と相変わらずであり、NPB時代の打率が公式中継で何度も晒されてしまった。

余談だが阪神がロマックの代わりに取ったマット・ヘイグも.231(104-24) 2本 11打点というロマックよりはマシというレベルの酷い成績*1を残している。

ジェイミー・ロメク(KBO時代) Edit

WBC終了後、パドレス傘下AAAエル・パソ・チワワズに所属。するとNPB時代とは別人かと思うほど打ちまくり、4月の月間MVPを獲得。その後韓国・SKワイバーンズが獲得を決定し、5月7日付の契約で、登録名は「ロメク」となった。

7月に一時的に二軍落ちしたこと以外は順調で、打率.242、31本、64点、OPS.898という好成績でシーズン終了。最終的にKBOのシーズン途中加入外国人選手の最多本塁打記録を更新、KBOのアダム・ダンとして信頼を勝ち取り無事来季の契約を結んだ。

ロマック算 Edit

打率 .113→打率 .242(+.129)

本塁打 0本→ 31本(+31本)

OPS .374→OPS .898(+.524)

ロマックがNPBからKBOに移籍したことでこのように成績が増加したことから、
「逆にKBOの野手がNPBに移籍してきたらロマックの増加分がそのまま減少するのでは?」という予想が立てられるようになる。
2017年オフにKBOから阪神に入団したウィリン・ロサリオは、キャンプの練習試合では本塁打を量産しバースの再来と期待されていたが、このロマックの前例から

打率 .210(-.129)

本塁打 6本(-31本)

OPS .551(-.524)

がNPBにおけるロサリオの成績では?という乱暴すぎる試算が弾き出された。
結局、最終的には

打率 .242

本塁打 8本

OPS .658

と出場試合数*2を考慮しても大差ない数値に収束。
あまりに雑な発想からのリアル感のある計算結果に、KBO産野手の見極め方として定着してしまった。

なぜロマック算が成り立つのか Edit

下記の画像の通りKBOのストライクゾーンは上下が狭く左右に広い特殊な傾向が強く、総合的には他リーグと比較すると狭い。また投手面でも国際代表クラスの実力は高いがそれ以外の全体なレベルは低く、いわゆる「打高」の傾向が極めて強いリーグとなっており、選手層の厚いNPBやMLBに比べて打棒を稼ぎやすくなっている。

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※画像出典:中央日報「국내선 3할, WBC선 삼진 … ‘우물 안 K존’에 갇힌 한국 야구*3

また韓国も2014年頃から国際大会で結果を残せなくなり、他リーグに移籍した選手も結果を残せていないことからKBOのレベル低下が問題になりだしており、韓国のニュースサイトOSENを中心とするユーザーコメントでは「(T・ウッズ(元斗山→横浜→中日)らが活躍した頃と違い)もはやKBOの選手はMLBどころかNPBでも通用しない」といった意見が見られ、KBO自体への批判に繋がっている。
なお打高環境はKBOでも問題視されたようで2019年シーズンからボールが変更され本塁打が激減したが、その減り方などから加藤球を導入したと揶揄されている。

ロマックとロメクは別人 Edit

「ロメク」は2017年、低打率ながら長距離砲として活躍。2018年は一時六冠王になるほどの活躍を見せ、最終的に本塁打王こそ逃したが打率.316,本塁打43本,打点107,OPS1.001という成績を残し、KBO通算3万号本塁打、SKワイバーンズ史上初の2年連続30本塁打まで達成している。
外国人の40本塁打、100打点はSKではNPBでも活躍したフェルナンデス以来であり、SKファンからの異名は奇しくも「マッカーサー将軍」である(SKの本拠地が仁川上陸作戦のあった仁川のため)。

しかし「ロメク」が活躍するほど「ロマック」の成績が際立ち、またKBOのレベルに疑問を抱く声が大きくなってしまっている。さらにMLBでも数字を残したロサリオがNPBで様々な理由を差し引いても悲惨な成績で終わってしまったことも、韓国の野球ファンに衝撃を与えている。

関連項目 Edit



Tag: 横浜 KBO 阪神 なんJ





*1 それ以上に非常に守備力が問題視された。
*2 ロマックが30試合85打席、ロサリオが75試合302打席。
*3 表題「国内では3割、WBCでは三振 『井の中のK』に捕らわれた韓国野球」