神剣の魂

プレイヤー：
最近加入したシオンだったっけ？こんなところで何をしているの？

シオン：
ちょっとボーっとしてただけよ。あなたは管理官だったかな？
今度から不用意にあたしに近づかないで欲しいの。間違ってあなたの
首と胴体をバイバ～イさせたくないから♥

プレイヤー：
どんな間違い！？もしかして邪魔しちゃったかな…？

シオン：
ううん大丈夫だよ。だけど、背後に急に立たれたりするのが大嫌いなの。
体が反射的に攻撃態勢になっちゃって♥

プレイヤー：
そ、そうなんだ。ところで、シオンのその剣って珍しい形をしてるね？
それになんだか浮いてるし…

シオン：
この剣？この剣は天叢雲剣。元居た世界に伝わる神代三剣の1つなの♥
ちなみにわたしは、その剣の魂なの♪だからわたしを手に入れたあなたは、
天下に伝わる伝説の神剣を手に入れたも同然なのよ～？

プレイヤー：
神剣…シオンってすごいんだね。それに神剣の魂って、全然気付かなかったよ…

シオン：
あっそ。つまんない反応ね…あんまりつまらないとバラバラにしちゃうわよ？キャハ♥
それで、用件はそれだけ？

プレイヤー：
う、うん。特に用事は無かったんだけど、シオンを見かけたから挨拶をと思って。
今後ともよろしくね！

シオン：
あ～はいはい。ま、しばらくよろしくされてア･ゲ･ル♥

プレイヤー：
なんだか不思議な感じ…なんていうか…ちょっと怖いかもしれない…

シオン：
う～ん、今日もいい気持ち♪今日は遺跡探索あるのかなぁ～？
遺跡の魔物を狩りたいなぁ～♪

プレイヤー：
あ、シオン。なんだか機嫌がよさそうだけど、どうしたの？

シオン：
あらあなた、今日は遺跡に行く用事は無いの？遺跡にすごく行きたいの♪
素敵な魔物たちを蹂躙して遊びたいの♪ね、ね、ね、遺跡に行かないの？

プレイヤー：
動機が怖いよ！さっき今日の探索を終えてきたばっかりだから…ごめんね。

シオン：
え～つまんない～……じゃあ次に遺跡に行く時はちゃんと誘ってよ？
わたし、遺跡探索にすごく行きたいの♪そうじゃなきゃ、アナタのその首が
胴体とサヨウナラ～しちゃうヨ？キャハハ♥

プレイヤー：
さらっと怖い事を！うーん、やる気があるのに誘ってなくてごめん。
次は一緒に遺跡探索に誘うから！

シオン：
フフッ…アハッ♪次の遺跡にはどんな魔物が居るのかなぁ？
アタシを満足させてくれるのかなぁ～？あぁ……楽しみ♥

シオン：
ずっと眠ってたし、あんまり力を使う機会も無かったからストレスが溜まってるの♪
あぁ…もっと強いヤツとやりたいなぁ……キャハハハ♥

プレイヤー：
や、やっぱり怖いよ、この子……

シオン：
それじゃ、アタシは外の森で遊んでくるね♪
木じゃ物足りないけど、遺跡探索が楽しみだから、今回は許してアゲル♥

シオン：
待ちに待った遺跡探索♪夕べは楽しみすぎて眠れなかったわ♪
おかげで眠いけど、今日は張り切ってがんばろ～♥

プレイヤー：
う、うん。楽しそうで何よりだけど、心なしか妙なオーラが…

シオン：
それにしてもあなた、わたしの笑顔を見ても怖いとか思ったりしないの？

プレイヤー：
え？急にどうして？怖くはないよ？

シオン：
そっか。今までね、｢笑い方が怖い｣とか、｢笑わなければ可愛い｣とか、
すごく言われてきてね。ホント、ひどいよね～？
頭に来ちゃったから全員この世から消滅させちゃった♥

プレイヤー：
シオンの笑顔より、唐突にそんな行動するほうが怖いから！

シオン：
おかしいのかなぁ？わたしの世界じゃ無礼者はその場でバッサリだったわよ？
あなたってきっと、わたしの居た世界じゃ暮らしていけないわね…アハ♪

プレイヤー：
キミの世界に興味はあるけど、そんなに恐ろしい世界だとは思わなかったよ…

シオン：
まぁ、半分くらい冗談だけどね♪多分…キャハ♥

シオン：
あら？これは記憶の欠片かな？

プレイヤー：
あ、シオン。記憶の欠片が見つかったの？

シオン：
うん。それっぽい。ちょっと確認してみるね♪

プレイヤー：
って、そのまま吸収されて行ったんだけど！？

シオン：
う～ん、これ正解みたい♪ま、正直なトコロ、記憶よりも魔物と戦ってるほうが、
すごく楽しいんだけどね♥

シオン：
それにしても、わたしって女神フィリークに呼び出されてこっちの世界に来たみたい。
んでんで、扱いに困ったから元の世界に戻されたみたいね。

シオン：
ま、わたしを扱えるのは世界にそう居ないし。っていうか神剣なめんな♪
女神でもわたしの制御は難しかったみたいね。

シオン：
それに～、今のわたしはあなたと遺跡探索してるほうがずっと楽しいから、
女神に使役されるよりは、自由にやってたいも～ん。
という訳で、記憶は対して役に立ちませんでした～！ぱちぱち～♪

プレイヤー：
って、女神フィリークの力でシオンが出て来るのもビックリだけど、
扱いきれなかったってほうがもっとびっくりだよ…
シオンって本当にすごい剣だったんだ…

シオン：
あ～信じて無かったんだな～？そんな悪い管理官は、
わたしの切れ味を試す的になってもらおうかな？キャハハ♥

プレイヤー：
あ、シオンおはよう。今朝も早いんだね？

シオン：
あ、おはよ～♪朝はやっぱり早くに起きて、お風呂に入りたいからね♪
…っていうか、今朝｢も｣っていつもいつも見てるように言うね？

プレイヤー：
え、いや、よく朝に会うから…別に深い意味はないよ！

シオン：
アハハ！あなたって面白い人ね。一緒に居て飽きないし♪
しかしまぁ毎朝毎朝あなたも大変ね。わたしの監視♥

プレイヤー：
いやいや！監視してるわけじゃないよ！たまたまだから！

シオン：
そういう反応、普通ねぇ…ガッカリしちゃったわ。
というわけで、お詫びとして今日も遺跡探索に連れてってね♪
遺跡の魔物ってほどほどの強さがあって、あたし大好きなの♥

プレイヤー：
うん、遺跡に連れていくのは構わないけど、あまりやりすぎないでね？
なんだかラスボスが最初の村に現れてるみたいだから…

シオン：
フフッ…アハハ！今の面白いね♪
これだから、あなたと一緒に居るのヤメられないわ…♥
だからもっといっぱい、あたしと遊んでね？

プレイヤー：
もちろん！仲間だもの。これからも一緒に頑張ろうね！

シオン：
ちぇ…ソレダケなのね～。あなたって思ってる以上にお堅いのね♪