アクション/ツタ(崖)登り

Last-modified: 2024-10-11 (金) 17:40:43

ハンターのアクションのひとつ。エリア移動をするときや高台へ登るときに行われる。
ハンターノートの記述によると正式な名称は「壁はりつき状態」。

目次

概要

  • 崖に生えたツタや壁に掛かった梯子、あるいは岩などの足場に掴まって垂直方向に移動するアクション。

MH(G), MHP

  • 基本的に、このアクション中のハンターは上下への昇り降りと手を離しての落下しか出来ない。
    横への移動も、攻撃も回避も出来ず、一番無防備な状態と言っていいだろう。
    この状態になると、ランゴスタの一撃を喰らっただけでも盛大にぶっ飛んでしまう。
    さっさと登りきってしまうか、事前に邪魔となるモンスターを排除及び無力化してしまおう。
  • ジャンプ等で縁に掴まり、後は乗り越えるだけの状態になると
    無入力で暫く待ってから自動で登る / 入力によってすぐ登る / 下を入力して降りる
    の3種類の選択肢がある。
  • 卵など重たいものを抱えたままの昇り降りも不可能。
    走る事で乗り越えられる段差を除き、高低問わず段差を超える事は出来ず、
    下へ降りる場合は踏み外す様な形で降りる事となる。
  • 段差の特定箇所で○を入力する事で、段上に瞬間移動をしたり、
    ジャンプモーションをキャンセルして乗り越える動作に変えたり出来る。
    • 移動を効率良く行えるバグに近い小ネタだったが、MH2以降はほぼ全ての箇所で修正されている。
  • バックステップや吹き飛ばしによって、ハンターが背面側から掴まれる場所へ入った場合、
    抜刀納刀を問わず、際でギリギリ掴まるアクションをとる小ネタがある。
    • こちらはMH4で仕様が変わるまでの間、どの作品でも使える。
  • の梯子では入力に対する反応が兎に角悪く、
    正面から入っても掴まれない事が以降の作品と比べて非常に多い。

MH2, MHP2(G)

  • 基本的な部分は変わらないが、
    ダッシュボタンを押すことでスタミナを消費しながら速く登り降りすることができる様になった。
    ただし、スタミナゲージが無くなると手を離して落ちてしまう。
    • 高速化手段の代償か、通常時の移動速度はかなり遅くなってしまった。
    • ダッシュボタンを離してもすぐに加速状態とスタミナ消費が止まる訳ではなく、
      動作1回分のスタミナを消費してから低速化する。
      その為スタミナをギリギリまで使ってから解除すると、消費の停止が間に合わず下まで虚しく落ちる事となる。
  • ネコスキル狩人珠スキルの「ツタ登りの超人」でスタミナ減少量を抑えられ、
    「ツタ登りの鉄人」あるいは「ツタ登りの達人」でスーパーアーマーが付加される。
    いずれも地味なスキルだが長い崖を昇るときには役に立つことがある。

MH3(G), MHP3

  • 通常時、加速時の移動速度のどちらもが向上。
    より快適に昇降が出来る。
  • ダッシュボタンを離した際のスタミナ消費もすぐに止まる様になった。

MH4(G), MHX(X)

  • それまでの無防備状態からうってかわって、色々なアクションが追加された。
    • 上下方向に加えて左右への移動が可能になった。
    • 壁に掴まったまま回避することが可能となった。
      連続で回避することで高速で移動することもできる。
    • 壁に掴まったままでも、一部のアイテムを使用することが可能になった。
    • 攻撃を食らった際のリアクションが細かくなり、
      あらゆる攻撃でぶっ飛ぶということが無くなった。
    • 剥ぎ取りナイフを使用した、簡易的な攻撃が可能となった。
      この攻撃を利用して、壁にへばり付いたモンスターを攻撃可能。
      上手くいけば相手を剥がして落とすことができ、攻撃チャンスが生まれる。
    • Aボタンを押すことで、壁を蹴ってジャンプすることができるようになった。
      フィールドの設置物に飛び移ったり、ジャンプ攻撃を繰り出したりすることが可能。
      またBボタンを押した後の落下中にXボタンを押すとその場で壁を蹴ってジャンプ攻撃を繰り出せる。
      Aボタンで壁を蹴る場合よりも近距離に着地する為、壁に近いモンスターを攻撃する時に使える。
    • Bボタンでの落下中にAボタンを押す事で再度壁に掴まる事が可能。
      普段は殆ど使われないが、運搬クエストでは多少重宝する。
    • ジャンプした先に掴まれる地形があれば、一旦着地せずともそのまま掴まることが可能。
    • 前作まで不可能であった、運搬アイテムを抱えての昇り降りが可能となった。
  • また壁に掴まる際、前方回避で壁に突っ込みながらAボタンを押すことで、
    抜刀中であっても瞬時に納刀し、壁に掴まることが可能に。
    • 納刀の遅いスラッシュアックスあたりだと特に有効だが、
      ランスとガンランスは前方回避そのものができない都合上、このテクニックは使えない。
      • スタイルのシステムが存在するMHX(X)では、
        エリアルスタイルを選択すればランス・ガンランスでも可能となる。
    • 前転回避で壁に掴まると少しの間硬直が発生するが、鬼人回避で掴まると硬直は発生しない。
      姿勢が関係しているのだろうか?
  • 一方で、ダッシュボタンを押しての高速移動は不可能となっている。
    • 回避行動をダッシュの代替として使用可能にはなっている。
      ただし、運搬アイテムを抱えた状態の場合、行ったと同時に落としてしまうので注意しよう。
    • あくまで移動手段では無く回避行動なので、回避性能・距離のスキルは当然有効。
      その気になれば攻撃やバインドボイスを華麗に回避しつつ登っていくことも可能である。
      崖に掴まりながら攻撃を回避しなければならない場面はそうそう訪れるものではないが、
      回避距離はいつもは3回の回避ではギリギリ上りきれないが、距離つき回避なら2回ちょうどで上りきれる…
      という高さの崖が結構多いので、あると便利ではある。
  • MHX(X)では僅かに仕様が変更。
    張り付き状態からの追加入力で左右方向へのジャンプも出来る様になった。
    また、張り付き状態からのジャンプの入力制限も緩和。
    よりスムーズにアクションの移行が出来る。
  • 巨獣や青電主等の吸引系の攻撃を受けると壁から引き剥がされてしまう……訳ではなく、
    壁に掴まった状態のままで対象との最短距離までスライド移動させられてしまう。

MHW(:I)

  • MHWorldでは、MH4からのアクションを引き継ぎつつ、以下のような要素が変更されている。
    • 通常時の移動速度は早め。MH3(G)・MHP3での加速時に匹敵する。
    • ダッシュボタンを押しての高速移動が復活した。
      モーションとしてはMH4~MHXXまでの回避移動とほぼ同じであるが少しゆったりとした動きになっている。
      スタミナ消費は非常に緩やか。
    • 回避行動は、スリンガーからロープを射出して引っ掛け、
      そのロープの巻き取りを利用して上下左右に移動できるアクションになっている。
    • 操虫棍限定で、崖・ツタの方にジャンプし、
      そのままスティックを崖・ツタの方に倒していると崖に棍を突き刺して壁に留まる事が出来る。
      そのまま真上にジャンプする事ができ、壁の頂上に来れば自動で登るため、
      抜刀したまま高低差のある場所を移動する事が可能。
  • ちなみに高低差の激しい場所には楔虫がいることがあり、
    これを利用すれば崖登りをせずとも一気に移動できるため、ぜひ覚えておきたい。

MHRise

  • ツタの他、普段は登れない壁でも疾翔けで触れるか、
    ガルクに乗った状態でダッシュしてからジャンプで降りて触れると掴まれるようになった。
    また、翔蟲がいない状態で疾翔けを行った際の小ジャンプも起点にできる
    さらにダッシュボタンで壁から手を離し高速で駆け上がる壁走りに移行する。
    移動速度は劇的に速くなったものの、それに伴いスタミナも著しく消耗する。
    さすがに水が流れている壁や、反り返ったような地形の壁などは登ることはできない。
    • スタミナが尽きてしまうと壁と反対方向に跳んでしまうが、翔蟲を使って空中停止でスタミナを回復、
      そこからさらに疾翔けで壁走りを再開、を繰り返せば翔蟲ゲージの許す限り継続できる。
      空中停止中は翔蟲ゲージが回復しないが十分なスタミナ、あるいはランナー壁面移動などの条件が整えば
      壁を走っている間に翔蟲ゲージが回復し、休憩を入れながらではあるもののずっと壁を走り続けることも可能。
    • なお、壁走りは卵等の運搬中も可能。モンスターから逃げ切るのに十分な速度を得た。
      一方でスタミナ消費が激しいので、調子に乗ってスタミナ切れにならないように注意。
      運搬中は空中停止できないため、スタミナを回復することができない。
      おまけに崖上目指して壁走りしている場合、その高度だと着地時に間違いなく運搬物が壊れる
      運搬中の無茶な壁走りはリスクが高いことを理解して挑戦しよう。
      地面への疾翔けでフォローするための翔蟲は温存しておきたい。
      • ただし卵を抱えた状態で壁走りを使用した場合、ツタを登り切った際に
        スタミナがまだ残っているにもかかわらずなぜか落下してしまう事態が稀に確認されている
        (登り切った際のモーションが出るが、モーション終了直後に落下してしまい卵が割れる)。
        ゲーム内部での位置情報でもずれているのだろうか?
        最初から最後までダッシュを一切用いずにツタ登りをした場合、この謎落下は発生しない。
        またダッシュも程度によって謎落下を発生させたりさせなかったりするようだ。
        ただ、発生したとしても翔蟲でリカバリ可能ではあるので焦らなければ問題ない。
  • ツタのある場所も疾翔けによる飛びつき+壁走りが可能だが
    ツタのある場所でスタミナを使い切る、あるいは壁走りをやめると
    ツタに自動でしがみついて通常の上り下りと同じ状態になる。
    • 従来のツタつかまりの状態からはダッシュボタンで回避行動のような飛びつき*1をし、
      押しっぱなしにしているとそこから壁走りに移行するが、
      最初の壁走りは翔蟲で崖に飛びついた時に少し走るのと同じくスタミナを消費しない
      そして前述のとおり、壁走りをやめるとツタにしがみつくため
      ダッシュボタンを連打することで飛びつき、少し走る、しがみつく、を繰り返せる。
      MH4~MHXXにおける、回避行動の連打で早くツタを上るようなものである。しかもスタミナ消費なし。
      さすがにスタミナを消費して壁走りに移行する方が速いが、スタミナを大きく消費する割には
      劇的に早いというほども差がつかないため連打で上る方がおすすめ。
      ボタンを一切押さずに上るよりは格段に速くなる。*2
    • スティック+Bボタンの回避行動での移動はダッシュボタンに吸収され、
      従来のAボタンでのジャンプがこれに割り当てられた。*3
      ついでにツタ登り中のアイテム使用と剥ぎ取りナイフによる攻撃も削除されている。
  • ガルクに搭乗している時には壁走りは出来ないがツタ登りは可能。
    こちらはハンターの高速移動時とほぼ同じ移動速度の上、スタミナを消費しないので
    運搬中でもなければこちらの移動法を推奨。
    • ツタで上る場所の近くにはガルクで疾走する用のスロープや
      ガルクジャンプでギリギリ登れるくらいの高さで続いている段差が
      近くにあることも少なくないため、そちらを活用する手もある。
  • 壁走りを強化する「壁面移動」というスキルが登場。
    3段階に分かれ、Lv1とLv2は壁走りのスタミナ消費を軽減すると妥当な効果だが、
    Lv3では壁走りをしばらく続けると一定時間攻撃力が上がると唐突にバフスキルになる。
    具体的には、1秒以上壁走りすると30秒間攻撃力+20というもの。
    中々強力だが戦闘中に壁走りする機会が無く、接敵直後ぐらいでしか恩恵を受けにくい。
    オロミドロは壁走り可能な泥の柱を生成することもあるので多少有効だろうか。
  • 上方向だけではなく左右にも走る事ができる
    正に縦横無尽の身のこなしだが下には走れない
    先輩ハンター・ハネナガが里の住人にその理由を聞くと「落ちた方が速いから」との事。なるほどそりゃそうだ。

MHR:S

  • 基本的にはMHRiseの仕様に準じる。
    ただし、今作からハンター自身のダッシュで崖に接触するとそのままシームレスに崖走りへ移行するようになった。
    つまり、高さを稼ぐ必要がある高所に登らない限りは疾翔けやガルクからのジャンプを用いて崖にとりつく必要がない。
    これに合わせてか、新マップにはいかにも『ここから登れ』と言わんばかりのやや崖が低くなった場所が数か所ずつ存在しており、
    またそこからエリア外へ出ることでヒトダマ鳥や環境生物を集めやすくなっている。
    • これにより、実用性はともかくとして壁面移動Lv3の攻撃力アップ効果を活かしやすくなった。
      逆に、壁際等に追い詰められた際に意図せず壁走りに移行してしまい危険であるとする意見もあるが、
      その場合はオプションで壁走りへの移行を「常時OFF」や「戦闘中のみOFF」にすればよい。
      また、実は壁走りから疾翔け等を駆使して距離を取るというのも有効だったりするので、頑張って慣れるのも手。

MHF

  • サービス開始から長いことMH2の仕様を引き継いでいたが、
    ジンオウガの参戦とともにG8からMH4の回避行動のような動きで、
    ツタ登りを高速化できるようになった。
    従来通り、ダッシュボタンでの高速化も可能である。
  • さらに、ツタ等の有無に関わらず「崖をよじ登る」動作が高速化された。
  • こちらはMH4以降のシリーズのような「回避」ではなく単なる「高速化」であるため、
    回避性能・距離のスキルは無効である。

余談

  • 登っている途中、キーを入力しないと、ハンターは全く動かなくなる
    素晴らしい腕力である。
  • ベリオロスは、凍土エリア6の崖を登りきった瞬間に滑空攻撃を使って叩き落としてくることがある。
  • MH4以降は、運搬アイテムを運搬中に登る時はそれを小脇に抱えながら
    逆の腕1本で反動を利用しながら登っていくという人間離れした動きを見せてくれる。
    草食竜やガーグァの卵はおろか、灰水晶や飛竜の卵の場合でも一律でこの動きをする。
    そんなことができるのなら普段の運搬中でも小脇に抱え込んで走るぐらいの芸当ができそうなものだが……
    • 更に、ニャンターモードでは頭に運搬物を乗っけた状態で上り下りを行う。
      ものすごいバランス感覚だが、
      キーを入力しないでいると専用の演出があるのでより大変そうに見える。

関連項目

フィールド/壁
フィールド/高低差
フィールド/高台
フィールド/つらら - モーションはよく似ているが「つらら掴まり状態」と明確に使い分けされている


*1 回避行動ではないため、回避距離UPの影響を受けない
*2 オトモ広場のフクズクの巣までのツタをボタンなしで上ると約10秒、壁走りで上ると約3秒、ダッシュボタン連打で上ると約5秒といったところ。
*3 今作ではAボタンを押しても何も起こらない。特に代わりのモーションが入っていないならわざわざ割り当てを変える必要はなかったのでは…。