システム/翔蟲

Last-modified: 2021-09-12 (日) 10:51:34

MHRiseで登場したハンターのアクションに大きく関わるシステムであり、環境生物の一種。
"虫"ではなく"蟲"である。
雄個体でありフィールドギミックに近い形で登場する大翔蟲についても本項で紹介する。

目次

概要

  • カムラの里の周辺地域に生息している甲虫。「かけりむし」と読む。
    雄と雌が存在し、あちらとは異なり雌が小型、雄が大型となっている。
    雌が所謂普通の翔蟲で、雄は大翔蟲(だいかけりむし)と呼び分けられている。
  • 鉄蟲糸(てっちゅうし)と呼ばれる極めて強靭かつ粘着質の糸を出すことが可能で、
    普段は巣作りの材料にこの糸を絡め、飛行して持ち帰るという。
    その糸の性質に目を付けたカムラの里では、雌の翔蟲を訓練して移動手段として用いられる。
    これはハンターが狩猟に使うのは勿論、非戦闘員の里人でも移動に使う程身近なものとなっている。
  • オトモ広場のアイテムBOXの背景には翔蟲の飼育場と思われるものが設置されている。
    そこでは翔蟲が翅を畳んで脚で動き回っているという珍しい光景が見られ、
    翅を閉じた雌の翔蟲はタマムシのような見た目をしていることが分かる。
  • ゲーム中では疾翔(はやが)鉄蟲糸技(てっちゅうしぎ)翔蟲受け身といったアクションで翔蟲を活用する。
    翔蟲は初期状態では2匹所持しており、画面中央下部に翔蟲ゲージとして表示されている。
    使用すると翔蟲が飛び去り、戻ってくるまでしばらくクールタイムが生じる。
    このクールタイムはアクション毎に異なっている。また氷属性やられになると回復速度が低下する。
    • 翔蟲は野生のものも生息しており、フィールド上に点在している。
      これを拾えば翔蟲ゲージを3つに増やすことが可能。
      ただし、飼い慣らされていない翔蟲なので1分30秒経過すると逃げ去ってしまう。
      翔蟲使いスキルを発動させることで持続時間を延長できる。
      オトモアイルーの環境生物呼び寄せの技でも野生のものを取得できる。
    • 修練場では設定で「2匹」と「3匹」、
      そしてクールタイムを挟まずに使用できるようになる「自動回復」の3つから設定できる。

疾翔け

  • 翔蟲がハンターの手元から糸を伸ばしながら飛び、それを引っ張ってもらって高速で移動する。
    納刀状態かつガルクに騎乗していない時、ZL+A、ZL+X、ZL+ZRのいずれかで行うことが可能。
    ZL+Aでは前方に、ZL+Xは前方斜め上に、ZL+ZRでは照準を出して自由な方向に移動できる。
    空中で行う時はZL+Aは斜め下、ZL+Xは前方になる。
    また、疾翔けで崖に触れると壁走りに移行できる。
    • 正確に言うと、ZR以外の2種はハンターが現在立っている地形に依存した角度であり、
      ZL+Aは地形に沿う方向、ZL+Xは地形から60度ほど上がった方向に移動することになる。
      つまり、下り坂でZL+Xを用いると水平に近い角度で飛ぶことになり、横方向の速度をより稼げる。
      • これは膝の高さにも満たないほどのほんの小さな段差でも適用される。
        使うたびに飛ぶ角度が変わってしまうのはこれが原因。
      • なお、上り坂の場合のZL+Xだけは例外で、水平の時と同程度の角度になる。
        前方に進むつもりで真上に飛んでしまったりはしないが、
        薙ぎ払う攻撃を避ける意図などで地面から離れたい時には要注意。
    • 照準で狙いをつける時は、目一杯上に向ければZL+Xよりも高い角度で疾翔けできる。
      空中からさらに斜め上に疾翔けするにはこの方法しかない。
      また、照準ではZL+A、ZL+Xと同じ角度で発射したとしても発生が遅いので少し注意。
    • 上り坂に限ればZL+Aでの移動距離がZL+X、ZL+ZRを大きく上回る。
      溶岩洞エリア14→エリア12など、狩猟クエストで使うところも結構多いので覚えておくと良いかも。
  • 1回につき翔蟲ゲージを1つ消費する。
    クールタイムは前方と斜め上では6秒だが、照準では8秒とやや長くなる。
    • 翔蟲ゲージを全て使い切っている場合は小ジャンプをする。
      ただの隙ではなく、これで崖に触れれば一応壁走りに移行できる。
      百竜夜行の際等にあちらこちらに疾翔けで素早く移動した後、
      クールタイムを待たずとも高台(設置台)に登れるので覚えておいて損は無いだろう。
  • 空中に跳び上がった場合は空中回避や下記の空中停止を行える。
    ZL+XやZL+ZRは勿論のこと、ZL+Aで崖から飛び出した場合も同様。
    ZL+X→空中回避→再びZL+X→空中回避……とやることでガルク並みのスピードで移動できる。
    ただし、空中回避では壁に触れても壁走りには移行できない。
  • 飛竜の卵などを運搬している時も疾翔けが可能。
    これにより過去作とは比較にならない程素早く納品できるようになった。
    また、疾翔けを行う事で落下距離がリセットされるようで、
    高所から飛び降りても着地前に疾翔けを挟むことで運搬物を落とさず着地できる。
    • さすがに飛び降り直後に疾翔けしても高度次第では運搬物を落とすので、
      極端な高所から降りるときは地面が近づくまで温存する必要がある。
    • ZL+Aの方は斜め下に勢いよく飛ぶがこれでも着地時に滑り込むので運搬物は無事である。
      高所着地の際はこちらを使う方が安全。
    • 接地時にZL+Xを使用した場合、地形依存の角度変化によっては
      わずかな高低差でも運搬物が割れかねない飛び方をするため
      運搬中は基本的にZL+Xは封印した方が良い。
      • ZL+Aの方にも厄介な特徴があり、こちらはZL+Xとは異なり上り坂でも地形に沿う。
        そして移動方向は開始地点にのみ依存し、途中で地面を離れてもそのままの慣性を保つ。
        つまり水平に進むつもりが些細な石ころで上に跳んでしまうという事故が起こるわけである。
        砂原ではよりにもよってメインキャンプが該当する
        確実を期すなら、ゲージ回復の遅さを受け入れてでもZL+ZRで正面に進むのがよいだろう。
  • なお疾翔けはカムラの里、及びオトモ広場の中でも使用できる
    流石に壁走りに移行できる場所はほぼ無いものの、里の一部の屋根の上やオトモ広場の橋の上など、
    疾翔けで登れる場所が存在する。暇な時に練習がてら探検してみるのもよいだろう。
    空中回避にも移行でき、回避距離UPも適用されるのでものすごいスピードで里を駆け回れる。
    もっと広い拠点にも欲しかった
    室内(マイハウスや集会所)では疾蟲ゲージ自体が表示されず、基本的には使用できない。
    出来たら部屋が滅茶苦茶に散らかりそう
    • 発売当初はオトモとの触れ合い中にBを入力することで室内でも前転回避を使用できる不具合が存在し、
      さらに回避の終わり際にLスティックを逆方向に入力しながら疾翔けのコマンドを入力すると
      室内でも疾翔けを使用できてしまっていた。
      そこから空中停止や回避にも派生可能だが、なぜか連続の疾翔けに派生することはできない。
      この挙動はver2.0のアップデートにて修正され、現在は使用できない。

空中停止

  • 納刀状態の時、空中でAボタンで発動。翔蟲を利用して空中でぶら下がり、その場で停止する。
    翔蟲は余程強靭な力を持つのか、鎧や武器を着込んだハンターをぶら下げてもビクともしない。
    この状態は振り子運動をしているハンターの動きが止まると解除される*1
    疾翔けから繰り出せる他、普通に崖からジャンプしても行える。
    なお、空中回避からは発動できないので注意。
  • どう見ても翔蟲を使用しているアクションだが、翔蟲ゲージは消費しない。
    ただし、空中停止中は翔蟲ゲージの回復が進まないというデメリットがある。
    壁走りで減ったスタミナを回復する、崖から降りた後に方向転換をする、
    小さな足場への着地前に使って行き過ぎるのを防止する、
    または戦闘中でもモンスターのなぎ払い攻撃を避ける、などと言った活用法が考えられる。
  • ここからは疾翔け、空中回避、空中攻撃、またスティックなしの回避でその場に降りる、の4種に派生可能。
    空中回避では壁走りに移行できないので、再び壁走りをするには翔蟲を消費して疾翔けする必要がある。
    空中攻撃は慣性が消える為、その場から真下に落下しながら攻撃する。
  • 疾翔けから空中停止すると慣性を残しつつ振り子のように前方に振られる。
    このため、ここから空中回避を出すと普通に疾翔けから空中回避を出した時よりも移動量が増える。
    操作の手間は増えるが、ZL+X orZR → A → B → ZL+X or ZR → A → B ……とやることで
    一直線であればガルクを上回るスピードで移動できる。
    • ちなみに空中回避にも回避距離スキルが乗る。
  • クエストクリア後の待機時間が終わった際、基本的に地面に接地していなければ、
    「QUEST CLEAR」表示の時に流れる喜んだりオトモと戯れあったりなどのデモを省略できる。
    この空中停止でも可能であり、どこでも出来るという意味では一番確実な手段となる。
    マルチプレイでクリア後60秒や20秒に合わせて突然疾翔けしてから空中停止するハンターがいれば、
    十中八九このデモ省略が目的なので狼狽えないように。
    パーティの全員がこのスキップ法を試みた場合、宙吊りのハンター4人の絵面が出来上がりとてもシュール
    • 一応空中停止の他にも壁があれば壁走り、ツタが有ればツタに捕まるといった方法や、
      ファストトラベルのデモやキャンプに入る、百竜夜行ならバリスタ等を使うなどといった方法もある。

翔蟲受け身

  • 吹っ飛ばされた時、かち上げられた時、転倒した時、拘束された時にZL+Bで発動。
    翔蟲を放ち、素早く移動して立て直すアクション。
    受け身後はジャンプした後と同じ状態になり、疾翔けや空中攻撃に派生可能。
    ただし、空中停止や空中回避へ移行することはできない。
    受け身を入力した瞬間に自動的に納刀され、動作終了後は迅速に回復などを行える。
    受け身で移動する方向は360°自由に指定可能。
  • 受け身可能な時間は長く、吹っ飛ばされた少し後から、落下して自動的に立ち上がり始めるまでの間ならいつでも可能。
    ただし無敵時間がなくなる関係上、連続して攻撃判定が発生する攻撃に対して使うと
    そのまま連続被弾してしまうこともある。
    • 翔蟲ゲージを1つ消費し、クールタイムは16秒とやや長めで、アーマーや無敵時間などは一切無い。
      何も考えず条件反射の手癖で受け身を取ってモンスターに追撃されて吹っ飛ばされて……を繰り返していると
      あっという間に翔蟲ゲージが枯渇してしまう。
      被弾後に展開の主導権を渡さずに済ませられる強みは、適切な判断あってこそ可能になるものなので
      受け身の前にまず状況を確認することが重要になる。
  • この受け身の存在を前提に、かち上げ→空中orふっとばされたハンターに向けて強力な追い打ちを放つという
    二段階に分かれた攻撃を繰り出してくるモンスターもいる。
    かち上げを食らった後すぐに受け身で脱出すれば小ダメージだけで済むが、
    受け身を取れないor翔蟲が尽きていた場合は大ダメージを受けてしまう。
    • また、受け身不可が設定されている一部の攻撃もある。
      これらの攻撃を受けると翔蟲アイコン全てにバツ印が付き、
      起き上がるまで一切の翔蟲を用いたアクションが取れなくなる。
      強烈なふっとばし攻撃などを中心に付与されているが、
      上述のかち上げ後追撃とは違いあくまで一つの技に受け身不可が付いているだけなので、
      その後起き攻めをかけられるかどうかはモンスターのご機嫌次第である。
      マルチプレイ時などはヘイト管理の仕様上等からか、吹っ飛ばすだけ吹っ飛ばして無視されるケースも少なくない。
      • 安易に受け身を取ると逆に危うい攻撃も多い。
        受け身を取って体勢を立て直すか、ダウンの無敵時間でやり過ごすか、状況に応じて選択しよう。

鉄蟲糸技

  • 翔蟲を完全に狩猟用に特化させて使用するアクション。
    攻撃技もあるが、移動技、回避技、バフ技など多様なものが存在する。
    中にはそれあまり翔蟲関係無くない?と思われるものもある
  • 一度使った後のゲージ回復速度は技によって異なる
    平均的には1ゲージ回復するのに10~20秒ほど要するが、中には疾翔け並みに早いものや30秒以上かかるものもある。
    さらに、翔蟲ゲージを2ゲージ消費する技もあり、これらの技を使った後は1ゲージずつ回復していく。
    1ゲージあたりの回復速度は早めに設定されているため、回転率自体は1ゲージの技とさほど変わらないが、
    ゲージが2つないと技を繰り出せないので、受け身や他の鉄蟲糸技との併用が難しくなっている。
    • 地上での降竜や流転突きなど、明らかに2回翔蟲を使っているのに消費は1のブラック労働鉄蟲糸技もあれば、
      ハンティングエッジや鉄蟲糸滑走等の「それ消費1でよくない?」な鉄蟲糸技もある。
      空中で発動したヘイルカッターに至っては、
      翔蟲で跳躍しながらの斬り上げが省略され翔蟲や鉄蟲糸の描写も無いのに消費は2。
      きっと放熱板代わりに砲身に2匹の翔蟲を止まらせて冷却しているのだろう。
  • 各武器に3つ用意されているが、うち1つは最初の段階では使用できず、
    条件を満たすと入れ替え技として、2つの内どちらかを入れ替えて使用できる。
  • 各武器ごとの鉄蟲糸技の詳細については各々の武器種の記事を参照されたし。

大翔蟲

  • 前述のように、大型な雄の翔蟲。
    雌よりもさらに強靭な力を持つが、個体数が少ない上に扱いも難しく普段使いはされていない。
    フィールド上に点在している勾玉草(まがたまぐさ)を住処としており、そこに放してやることで住み着く。
    調べればその牽引力によってハンターを遠く離れた場所へと連れていってくれる。
    • 行先は固定、勾玉草の位置も固定なのでフィールドギミックという趣が強い。
    • 寒冷群島中央には大翔蟲で飛んだ先に勾玉草があるものもある。
      これを利用するとサブキャンプから寒冷群島中央を一周することができる。
    • 勾玉草から飛んだ先に野生の大翔蟲がいる箇所もあり、
      接近と同時にAボタンを押す事で更に遠くへ飛ぶ事ができる。
  • 勾玉草の数に対して所持数が圧倒的に少ないが、
    先輩ハンター・ハネナガからクエスト進行や依頼サイドクエストを達成すると追加で貰え、
    最終的に全フィールドの全ての勾玉草に大翔蟲を設置できるようになる。
    全ての勾玉草に大翔蟲を設置するとギルドカードの勲章が手に入る。
    • 勾玉草は分かりやすくエリア端に置いてあるものもあれば、なかなか狩りでは使用しないものまで様々。
      とはいえ、勾玉草の場所は未発見のものも含めマップで全て確認できるので、
      手記よりはコンプリートは楽かもしれない。
      また、上述したような飛んだ先に野生の大翔蟲がいる場所では、1箇所に設置すると、
      それに連動して上空の2箇所目の大翔蟲も自動で追加される。
  • ちなみに勾玉草の見た目は現実世界のミズバショウによく似ている。
    ミズバショウの色を水色にすればそっくりそのまま勾玉草になるほど。
    なお、ミズバショウには毒が含まれているため、ハンターのように素手で触るのは危険である。

余談

  • 基本飛んでいる姿しか見かけないため、翅を閉じて休んでいる姿は心当たりがない方もいるのではないだろうか。
    実はオトモ広場のアイテムボックスの裏は翔蟲の住み処となっており、
    そのままでは見にくいがカメラとズームを使って拝むことができる。
    • これによりタマムシのような美しい鞘翅を持つことがわかる。
      ただ、巣箱に張り付いている姿はかなり虫なので虫がとても苦手なら観察は止しておくことをおすすめする。
  • 尋常ではないパワーを持ち、どんなに巨大な武器を背負い、
    どんなにガチガチに鎧を着込んだハンターであろうと微動だにせず牽引する。
    壁や地面にしがみ付くことなく牽引しているため羽の力のみでハンターの重量に対抗していることになる。
    移動系お助け昆虫の先輩もハンターがぶら下がってもビクともしない力の強さに驚かれたが
    体躯の小ささと空中ということを考えると翔蟲はそれ以上のパワーを秘めていると思われる。
  • 公式のFacebookアカウントで公開されている開発インタビューによれば、
    翔蟲のデザインのモチーフとなっているのは勾玉ヤマトタマムシらしい。
    横から見た翔蟲のアイコンや勾玉草などは勾玉モチーフの名残である模様。
    特徴的な青白い光はモンスターの攻撃でないことをわかりやすくするため、青信号の色を採用したとの事。
  • 実は、すべての鉄蟲糸技はウツシ教官ひとりが考案したもの。
    実際、百竜夜行で呼び出したときのウツシ教官は一瞬にして広範囲に鉄蟲糸を張り巡らせ
    周囲のモンスターすべてを操竜待機状態にする凄まじい腕前を披露している。
    鉄蟲糸技の創始者という肩書きにも頷けるだろう。
    • ちなみに、「全武器種の」鉄蟲糸技を考案したということは、ウツシ教官は全武器種を扱える可能性が高い。
      主人公ハンターもプレイヤー次第で全武器種を扱えるため感覚が麻痺しがちだが、
      本来MH世界において複数の武器種を扱える人間は限られており、大半のハンターが特定の武器種のみを専門とする
      主人公ハンターの師なだけあって、ウツシ教官は極めて優秀な人物なのだろう。
      残念イケメンとしてネタにされがちだが。

関連項目

シリーズ/モンスターハンターライズ
スキル/翔蟲使い
スキル/壁面移動
フィールド/楔虫 - 前作において似た役割を果たしていた先輩昆虫。


*1 解除が近くなるとボイスが発生するため目安になる