MHFで登場した特殊な装飾品。
発動するスキルが最高10までという制限に対しての一つの答えとして出された。
概要 
- 防具や通常の装飾品のスキルポイントとは別枠で、単体でスキルを発動する特殊な装飾品。
装飾品とはいえアイテムとして存在するわけではなく、ステータスの一部となっている。
発動するのはコンシューマーシリーズにおけるネコ(温泉)スキルと共通するものが多い。
- パローネ=キャラバンに入ることを許されたハンターなら誰でも貰うことができる。
クエストをこなすことで狩人珠ポイント(旧パーティーポイント(PP)、通称:色)を蓄積成長させて
7種類の色の全てを一定以上集める事により様々なスキルを獲得、
その中から任意のものを選択して発動させることができる。
- PPが溜まりきった狩人珠はキャラバンポイント(CP)を使ってレベルを上げることができ、
さらに新しいスキルや今までのものより効果の高い上位スキルなどを得る事ができる。
実装当初から長らくレベル7が強化の上限だったが、
MHF-G7ではG級昇級かつGR700以上が条件だがレベル8が解禁され、
G9ではGR800以上を条件にレベル9が解禁された。
強化方法 
- 上でも触れたが、狩人珠の強化には「CP」と「狩人珠ポイント」(以下、色と表記)が必要となる。
CPはキャラバンクエストと大討伐クエストで入手可能。
色についてはG10.1でシステムが変更され、キャラバンクエストの基礎報酬としては得られなくなり、
代わりに鳥竜種や飛竜種といった大型モンスターの種族毎に獲得できる色が設定され、
(遷悠種は種族に関わらずひと括りにされている)、
通常のクエストのみ入手が可能になっている。- 入手できる色は自身の狩人珠の色とモンスターに設定された色。
もしそれが同じであった場合、入手できる色にボーナスがかかる。
G10以前は「パーティーポイント」の名の通り、参加したハンターの狩人珠の色が得られる仕組みであった。
- 入手できる色は自身の狩人珠の色とモンスターに設定された色。
- 狩人珠は7色全てを一定値に上げないとスキル習得・強化が出来ない仕組みになっている。
そのため多くのハンターは、全ての色を入手できる「虹色」に変更、
もしくは「虹色」のカラーになっているハンターを集ってクエストに赴くことが多かった。
(G10.1より他のプレイヤーの色は判定されなくなったため、後者の募集の意味は無い)。
- 強化の手順としては大まかに言うと、
- 「色を集めスキルを習得」
- 「全色が一定数値になると次段階への強化が可能になる」
(各段階には色の蓄積限界値が設定されており、全ての色が限界値になることが次段階強化への条件) - 「CPを消費して次段階へ強化する」
- 「色を集めてスキルを習得」
- 以下繰り返し
そのため色を集める過程でCPも集めていくことで、強化がスムーズに行える。
ちなみに第8段階以降への強化は、GR700以上にならないと行うことができない。
- MHF-GGでは月1回配信される定期開催イベントとしてパローネ大航祭が実装され、
それ以降はパローネ大航祭の期間中に集中して狩人珠を強化するハンターが多く見られるようになった。
これはキャラバンクエスト自体がハンターに物理的な恩恵をあまり齎さない*1こと、
上に挙げたCPと色を同時に集めやすい航路が多いことなどが挙げられる。
一応、CPについてはキャラバンクエスト限定航路の「ミラトリオ」、
色については通常航路101の高速回しがG10までは最高効率であったが、
前者は22日間中3日間(それも1日限定)しか配信されておらず、
後者については常時配信ではあるものの作業性が非常に強い上に元々PT前提の戦法だった*2ため、
募集等が精力的に行われているとは言いがたい。
そのパローネ大航祭はG10より廃止となっている。
- G10.1からは通常のクエストで色が入手できるようになった。
ただキャラバンクエストを含むいくつかのクエスト*3では色を集めることができない。
CPについてはキャラバンクエスト(と大討伐)でしか得られない。
そのため通常のキャラバンクエストの需要はむしろ高まっていると言える。
2018年2月アップデートより、通常クエストでもCPの回収が可能になるが、
回収量はキャラバンクエスト(同アップデートにて、G級キャラバンクエストが追加)よりは低くなるとのこと。
- なおキャラバン迎賓館は一定以上の「知名度」というステータスがないと入ることができないが、
月600円のオプションコースであるエクストラコースに入っていれば知名度に関係なく入ることができ、
更に強化・色替えなどに使うCPも半額になる。
また、その知名度自体もG10.1よりHRに対応して上昇するようになったので、
エクストラコース無しでも迎賓館へ入れるようになるまでの道程はかなり短くなった。
- 功猟褒章のお守りの1つに、色が2倍になる「狩人の護符【珠】」がある。
これは所持してクエストをクリアするだけで効果が発揮されるので非常に便利。
シジルの中には入手できる色を増加させる効果のあるものもあり、
更にG級技巧武器を用いると入手CPを増やすことができる。
強化に際してこれらの要素を活用すれば楽になるだろう。
- ちなみにプレミアムコースが有効な場合、入手できる色が2倍、CPが3倍になる。
また、「きんぴか小判G」を使って色を一定量獲得することもできる。
- 狩人珠第2段階からは「有効期限」が設定されていた。
この有効期限を超過すると、狩人珠スキルがグレーアウトして使用不能になる。
迎賓館で「お手入れ」をすることで有効期限を再設定(延長)することが可能。
お手入れにもCPを使うが、エクストラコースに入っていればCP無料であった。- MHF10周年の2017年7月5日より上記「お手入れ」の概念が廃止され、
無期限でスキルを使用し続けることが可能となった。
- MHF10周年の2017年7月5日より上記「お手入れ」の概念が廃止され、
- 2015年8月12日より導入された「Nブーストコース」が有効な場合、
狩人珠の強化状態を問わず全ての狩人珠スキルが選択可能となる。
ただし第8段階以降のスキルはG級昇級後でないと選択できない。- 同コースが初めて有効になると一旦全ての狩人珠スキルが外されてしまうので注意。
コースが切れると以前に設定していたスキルに自動的に戻る。
再びコースを入れた場合は、前回のコース有効時に設定したスキルに切り替わる。
- 同コースが初めて有効になると一旦全ての狩人珠スキルが外されてしまうので注意。
人気の狩人珠スキル 
- 狩人珠スキルにはそれぞれポイントが設定されており、
合計10ポイント・3個まで選択できるようになっている。
従って、どうしても併用できないスキルの組み合わせが存在する。
(俗に言う「暴れ武器術」だが、暴れ撃ちと武器術は併用できない組み合わせである)
- 下記に特に人気・使いどころのある狩人珠スキルを挙げる。
なお習得できる順に並べてある。
- 医療術
- 薬草、回復薬、回復薬グレート、生命の粉塵の回復量が10%上がり、
げどく草、にが虫の解毒確率が100%になる。
腐りにくい効果かつ初期状態から選択可能な上に1ポイントで付けられるので、
火事場を発動するのでもない限り序盤からG級まで地味に役立つスキル。
中途半端にポイントが余ってしまったから取り敢えず付けておく、という人も多いだろう。
- 胆力
- 大型モンスターに発見された時の怯みを無効化する。
地味ながらも上位以降でモンスターと同じマップからスタートした時などに重宝する。
医療術同様に1ポイントなので空きがあったらとりあえず入れる人が多い。
ただし依存症になってしまうと怯み回避を意識しなくなってしまうので、
狩人珠スキルが無効化される韋駄天の入賞を目指すハンターは敢えて付けないこともある。
- 着地術
- どんなに高いところから着地しても手をつかず、持っているものを落とさない。
移動時間の短縮や、コンシューマシリーズ同様運搬クエストのショートカットに使われる。
- 調合術
- 【小】【中】【大】とあり、それぞれ調合成功率が+10%、+15%、+20%される。
ポーチの中を調合書に圧迫されがちなガンナーにとっては垂涎もののスキル。
ただし、通常スキルの調合術とは重複しない(高い方のみが有効)。調合書との併用は有効。
- 剥ぎ取り達人
- 剥ぎ取りの際、一番確率の高い素材=ハズレを引いてしまった場合、たまに再抽選を行ってくれる。
再抽選の際はそのアイテムは除外されるが、HC素材を狙う時はまったく意味をなさない
(HC素材は剥ぎ取った素材が確率で変化する仕様のため)。
また、剥ぎ取り素材テーブル上に51%以上の素材がある場合はそもそも効果自体が発動せず、
外れと言ってもある程度満遍なく素材が分布していないと役に立たないことがある。
さらに、コストが非常に高い(【大】で10)のでこれを使う場合は他のスキルは実質的に付けられない。
発動率も低いので、実際に期待値を計算するとかなり微妙と言わざるを得ない例が目立つ
(仮に最頻出の素材が50%の場合でも、他の素材の出現率は1.125倍にしかならない)。
なお、プレミアムコースにも効果の一つにも同様のものがあるが、
あちらは確率上限と再抽選回数限界がないが、元の素材も含めて再抽選されるという特徴がある。
- へそくり回復術
- 回復アイテムを使用した際、一定確率でそのアイテムを消費せずに使える。
「懐から取り出したへそくりアイテムを使った」という設定。
生命の粉塵にも有効であり、調合分もフルで持ち込むような場合は特に効果的。
【小】【中】【大】とあり、それぞれ発動確率と1クエスト中の発動回数の上限が増える。
後述の武器術とは併用不可なので、サポート役である狩猟笛に装備している人が多い。
ちなみに、MH4Gでは同じような効果を持つ「節食」というスキルが登場した。
- 値引き交渉術
- 狩人珠のスロットを消費せず、一度手に入れると常時発動するようになるスキル。
ショップで買い物をした際たまに値引きしてもらえるようになる。
武器工房などでも有効で、莫大なゼニーを要求される剛種・天嵐・覇種武器の作成や強化時に、
【大】の25%引きが発動すると非常にお得。Gゼニーの支払いでも有効。
マイトレでアイルーに仕事をさせる時にも有効。さすがにクエストの契約金は値切れないが。
- 土壇場エース
- クエストの残り時間が5分未満になると会心率が一定値に固定される。
【大】だと100%になり必ず会心が出るようになる。
普段はほぼ役に立たないが、稀に配信される制限時間が非常に短いクエストで真価を発揮。
ただし、被ダメージが1.3倍に増えてしまうという諸刃の剣なので要注意。
なお、制限時間が10分から始まる天廊遠征録では無効。
また、上昇ではないので、閃転が機能しているような状態では逆に弱体化してしまう。
- 自然の達人
- 【暑】と【寒】があり、それぞれスキルの「暑さ無効」「寒さ無効」と同様の効果。
普段ならドリンク類を飲んで済ませる上、5ポイントも必要なのであまり用いられないが、
たまに配信されるアイテム持込み不可&ドリンク支給無しのクエストで役立つ。
G9では両者を複合した「野生の目覚め」が第9段階で習得可能となった。
- 武器術
- 武器の基礎倍率をデメリットなしで上昇させる。
【小】では1.01倍、【中】では1.025倍、【大】では1.05倍になる。
火事場スキルなどと違い、攻撃力が加算される効果まで1.05倍になるわけではない。
武器自体の基本的な攻撃力が上がると解釈すればよいだろう。
【小】は効果が微弱だが【大】まで行くと軽視できない効果になる。
ハンターの火力がランク問わず平準的であった時代には、
このスキルの有無が決定的な差になることも珍しくなく、これを指定した募集も多かった。
武器自体の攻撃力が増加している現在では恩恵が昔よりも上がっているが、
スキルによる後付の火力増強も凄まじいことになっており、
後述の複合スキルの存在や、武器術【小】のコストであれば自然の達人等との共存も可能、
という事もあって必ずしも【大】を発動させている人ばかりではない。
ちなみに募集文に「術」というワードが含まれている場合、大抵はこの武器術を指す(武器術【大】→術大)。
ガンナーは後述の「暴れ撃ち」がよく使われる。
G9では武器術【中】と後述のKO術、刹那の守りとの複合スキルが第9段階で習得可能となった。
余談だが、従来は装備している武器種によって「大剣術」のように名称が変更されていた。
更にGGでリファインされる前は武器ごとに別スキル扱いで、付け替えが面倒という声が多かった。
現在の「武器術」というスキル名は、本来は各「○○術」を包括したプレイヤーによる俗称であった。
- おまけ術
- 力尽きても食事効果が失われなくなる。
通常時は秘薬などで代用できるのであまり使われないが、
天廊遠征録、狩煉道では力尽きても同エリア内のリスポーンポイントで復活する、
つまりベースキャンプに相当するエリアが存在しない。
加えて使用できる回復アイテムも限られているので、恩恵は極めて大きい物となっている。
コストが5なので併用できるスキルが少ないのが欠点。
- KO術
- ハンマー・狩猟笛・穿龍棍の気絶値が1.1倍になる。
これでは普通のKO術となんら変わりはないのだが、そもそもMHFにはKOスキルが無い。
そのため防具を問わず常時発動できるという性質もあって、需要が高い。
KO術と武器術は併用できるため、打撃武器使いなら是非とも手に入れておきたい。
第9段階では武器術【中】との複合スキル「覚絶の猟技」がある。
これを使う場合スキルコストとスキル枠を圧縮できるという大きなメリットがある。
- 刹那の守り
- いわゆる「ブロッキング」ができるようになる。
攻撃をギリギリでガードすると斬れ味やスタミナの消費が発生しなくなり、
そのままガードの動作を前転回避などでキャンセルできるようになる。
回避性能だけでは満足できない格ゲーマーな人は是非。
要は、後にMHXで登場したジャストガードと同じようなものであるのだが、
刹那の守り【小】の判定は回避性能無しの回避より短い3フレームで、
【中】、【大】で1フレーム延長の4フレームしかない。
狙って出すのは困難を極めるだろう。
長らく強化段階の関係で【中】までしか存在しなかったが、MHF-G7では【大】の段階が追加された。
【大】の基本的仕様は【中】と同じであるが、
ブロッキングに成功すると反射エフェクトが発生してモンスターにダメージを与えられるようになる。
ちなみにこのスキルの実装当時は「スタミナ0でガードできる」シチュエーションが存在しなかったからなのか、
闘覇スキルでスタミナが0になっている場合、
ガード吸収などで刹那の守りを成功させても刹那の守りが機能したと見做されないので一応注意。
なお公式では"モンスターの攻撃を寸前でガード"する行動を「刹那ガード」と称しており、
本スキルがその語源となっていることは明らかである。
ちなみに「刹那ガード」を行うことで機能する要素については、本スキルがなくても機能させられるが、
中には刹那の守り【中】以上と併用することで判定時間が延長されるものもある。
- リベンジ!
- 被弾して吹っ飛ばされた場合、一定確率で「怪力の丸薬」「忍耐の丸薬」の効果が発動する。
発動率はダメージ量を元に計算されるため、いわゆる即死級ダメージを受けた場合高確率で発動する。
【小】【中】【大】の三段階が存在し、小と中では発動率に違いがある。
大は中と同じ発動率だが、丸薬効果の持続時間が1分(中までの3倍)になっている。
MHF-G6までは武器術・暴れ撃ちと併用できなかったため全く使われていなかったが、
G7で【小】のコストが下がったことで併用が可能になり、
常時火事場発動などの例外を除けば非常に使いやすい狩人珠スキルとなった。
運次第だが、腐食やられ(防御DOWN)を食らった直後に発動→防御アップで即解除、ということも。
なお吹っ飛ばされて受け身(穿龍棍の任意受け身含む)を取った場合でも、抽選に当たれば効果は発動する。
ちなみにアイテムの丸薬とは効果が重複しない。
- 暴れ撃ち
- ボウガン、弓の攻撃力が1.1倍され、弾の軌道のぶれ幅が1.5倍になる。
こちらも武器術同様、基礎の武器倍率が1.1倍されるため、
攻撃力UPスキルなどの加算要素まで1.1倍になるわけではない。
MHFでは弾道のブレはほぼ気にならないレベルに収まっているが、全く影響がないわけではない。
どうしても気になるという人は同じキャラバンで交換できる鷹の目ドリンクを用いるとよいだろう。
コストの関係で武器術とは併用できないため、ボウガンと弓ではこちらが主に使われる。
基礎倍率強化とは言え1.1倍は言葉で聞くよりもかなり強力。
そのため武器術【大】よりも早い時点で指定募集が行われていた。
なお名前こそ暴れ「撃ち」だが、攻撃力自体を高めるので弓の近接攻撃でも有効である。
武器術【大】から更に2段階強化し、色も1165溜める必要があるので道程は比較的長い。
- 調合の達人
- 第8段階で追加されるスキル。
クエスト中に調合を行うと、一定確率で調合結果が2倍になる。
弾丸やビンを調合するガンナーで有効なスキルだが、
回復薬グレートなどの調合結果も一定確率で2倍になるため剣士でも使えるスキル。
スキルコストが2と少ないため、暴れ撃ちを初めとした他のスキルとの併用も容易。
ただし第8段階でも最終盤に習得できるスキルであるため、その道程は長い。
- 覚絶の猟技、瞬断の構え、護身術
- 第9段階で追加されるスキル。
それぞれ、武器術【中】とKO術/刹那の守り【中】/ゆらぎの守り【中】の複合スキル。
スキルコストは7なので、本来9~10必要なコストを圧縮できる。
武器術【大】との併用はできないが、中と大の差は基礎値ベースで2.4%ほどしかなく、
リベンジ!【小】との併用も可能になるため、こちらを好んで用いているプレイヤーも少なくない。
ただし瞬断の構えの刹那の守りは【中】であるため、
大が持つ、特殊反射効果は存在しない点に注意しよう。
- 補翼の盾、補翼の矛
- 第9段階で追加されるスキル。
ラヴィエンテ猛狂期の大討伐クエストの支援クエストでしか効果が発揮されない。
補翼の盾は受けるダメージを軽減でき、補翼の矛はバリスタで与えるダメージが上昇する。
どちらも支援クエストをする上では重要なスキルとなっており、
特に補翼の矛はバリスタでラヴィエンテの部位破壊を迅速に進めることができるため、
必須スキルとみなすプレイヤーは非常に多く、支援クエストをする上での高いハードルとなっている。
補翼の盾は補翼の矛ほど大討伐クエストに影響を与えるようなスキルではないのだが、
補翼の矛が使える前に使えるようになっていることと発動させても損はないということから、
こちらも必須とされることが多い。
変遷 
- 狩人珠はキャラバンクエストと共にシーズン5.0の目玉要素として導入された。
が、肝心のキャラバンクエストで不具合が多発し脱落者が相次いだことで、
それでしか強化できない狩人珠も一気に空気コンテンツになってしまった。
- その後不具合が解消され強化に取り組むハンターも見られるようにはなったのだが、
当初は上記の「有効期限」を超過すると「狩人珠が劣化」してしまい、
蓄積した色が少しずつ減少するという仕様になっていた。
そして元々はエクストラコースによる迎賓館の立ち入り制限解除やお手入れCP無料という効果がなかったため、
キャラバンクエストを大連戦して一定以上の知名度を獲得し、
十分なCP量を維持し続けないと狩人珠スキルの維持は不可能という状況であり不評が多かった。
またシーズン7.0アップデートでは当時の主力武器であった剛種武器がキャラバンクエストで使用不能となり*4、
キャラバンクエストを進めることも難しいという厄介な状況が続いていた。- なお第1段階で止めておけば有効期限が発生しないため、
その第1段階で発動する着地術・医療術・胆力・調合術【小】など
(主に着地術・医療術・胆力の3つ)基礎的なスキルだけ済ませているという人が大多数だった。
- また、一度強化すると集めた色は一旦全てリセットされて溜め直しとなり、
それまで習得されたスキルも全て無くなってしまうという難点もあった。
狩人珠の強化について必要性が語られることもなく、まさに空気という状況だった。
ただしプレイヤーVSプレイヤー(PvP)要素の強い大討伐クエストでは、
暴れ撃ちスキルの必要性が主張されることはあった。
なおシーズン9.0でプレミアムコースに狩人珠強化を補助する機能が搭載されている。 - なお第1段階で止めておけば有効期限が発生しないため、
- フォワード.1では、色こそ稼げないがCPと知名度ポイントを稼ぎやすい、
ラヴィエンテ狂暴期が人気になったことで、狩人珠の強化はやや身近なものとなった。
また同アップデートでは要望の多かった「狩人珠スキルの可視化」が行われたが、
これが後に禍根を残すことになる。
- フォワード.2では、狩人珠の劣化仕様が廃止(現在のようにスキル発動不可という形に変更)され、
お手入れのCPも見直された。
これによって主に大討伐クエストをプレイするハンターの間で、狩人珠の強化が積極的に行われるようになった。
フォワード.4ではそれまで大討伐クエストや求人区でのみ見られていた、
武器術【大】や暴れ撃ちの指定が自由区でも公然と行われるようになった。
そしてこの頃から、
「狩人珠を強化していないハンターは如何なるクエストであってもPTに貢献する気が無い」
という主張が多く見られるようになり、
強化を行っているハンターとそうでないハンターの間で大論争が巻き起こるようになってしまった。- この風潮が大討伐等を行わない一般ハンターにまで浸透したことについては、
フォワード.4で時間限定で確定配信されたUNKNOWN、及びそれがきっかけで発生した、
秘伝防具の大普及と絶対性の確立*5などが理由とされている。
また、当時は現在ほど狩人珠の強化に対する緩和がされておらず、
狩人珠の強化は作業性が非常に強く、忌避するハンターが少なくなかった一方で当時のMHFでは、
「作業性が強いコンテンツをこなせるハンターこそが野良PTなどにおける信頼性の高いハンターである」
という認識が極めて強かったのも理由の一つであろう。
- この頃からネ実では、初期スキルの「着地術・医療術・胆力」の組み合わせ、
つまり未強化のユーザーを指して頭文字を取って「チャイタン」と呼んで蔑視する動きが広まった。
全盛期には専用スレッドが立つほどであり、日夜大論争が繰り広げられていた。
ゲーム内でも稀に使われるが、ネ実(2ch)由来用語なので取扱いには注意。
- この風潮が大討伐等を行わない一般ハンターにまで浸透したことについては、
- MHF-G1ではプレミアムコースに存在していたキャラバン関係の特典の大半が、
月額のエクストラコースに移転された。
また、エクストラコースがあると迎賓館立ち入り制限なし、お手入れ無料、
狩人珠の色を任意に虹色に変更できる(CPを使う)という特典も追加されたため、
強化・維持は非常にやりやすくなった。
G3では狩人の護符【珠】が追加され、GGでは素材等々のメリットが大きいパローネ大航祭が実装された。
- そしてMHF-G7では狩人珠第8段階の強化が解禁され、
狩人珠強化時にPPとスキルがリセットされる仕様が撤廃された。- ただしそれに伴って各段階の必要なPPが加算される(つまりPP上限が増える)ため、
実質的な強化の手間は変わっていない。
ただ、各段階の強化時にスキルが失われないので気楽に強化できるだろう。 - なお、強化時に全スキルが解除されてしまう点は変わっていない。
強化後は忘れずに付け直すようにしよう。
装着コストが発生するものについては【中】と【小】が別途選択可能となり、
【中】と【小】の必要コストも低減された。
これによって、従来不可能だったスキルの組み合わせが可能となっている。
2015年6月24日からは、きんぴか小判Gを用いて狩人珠の「色」を入手できるようになった。
ただしきんぴか小判はリアルマネーを用いる上に効率もあまり良いとは言えず、
余った場合の補助的な要素に留まるだろう。 - ただしそれに伴って各段階の必要なPPが加算される(つまりPP上限が増える)ため、
- G9では大討伐の復活に伴いCP稼ぎの選択肢が増え、
また狩人祭の「絆ポイント」を用いることでパローネ大航祭で入手できる色の量を増やすことが可能となった。- 具体的には、クリアした時点で自分が所持する最も少ない色に10ポイント入る
(最少値の色が複数ある場合は、リストの上にある色が優先される)。
つまり、色ごとのポイントに差がある場合はそれを補うことができる。
特に、パーティを組んで色集めをしている場合に有効な効果となる。
従来重視されていた武器術【大】ではなく、
そちら(と他のスキルの併用)を用いるハンターも見られるようになってきている。 - 具体的には、クリアした時点で自分が所持する最も少ない色に10ポイント入る
- MHF-G10ではパローネ大航祭が廃止されることが発表されたため、
「狩人珠強化はどうなるのか?」という声が多く寄せられたようである。
こちらに関しては2016/6/22の運営レポートにて、
通常のクエストで日ごとに設定されたモンスターを狩猟することで色を入手できるシステムが
導入されることが発表され、その後G10.1より実装された。
これに伴い、従来のキャラバンクエストで得られていたパーティーポイントは廃止され、
パーティーポイントは狩人珠ポイントと名称が変更され、入手システムも変更されている。
狩人珠強化のもう1つの重要ポイントである、強化時に要するCPの入手手段については、
アップデート時点では特に変更されていない。- が、この仕様では(パローネ大航祭に比べ)かなり効率が悪くなっている。
一方、この仕様を歓迎している人は一方で「段階強化に必要なCPを稼ぎづらい」事を指摘しており、
両者共不便な点が存在することから、
新規プレイヤーやこれからラヴィエンテ猛狂期を始めようというプレイヤーからは、
緩和してほしいという声が少なくない。
- が、この仕様では(パローネ大航祭に比べ)かなり効率が悪くなっている。
- なお、システムの変更によって、それまでの主流だった
「簡単な航路の単純連戦」ではポイントが得られにくくなった一方、
入手できる色が参加者の色に依存しなくなったため、一人で強化する分にもデメリットが生じなくなった。
- MHF-Z後のMHFサービス開始10周年記念大型アップデートにて、
これまで永らく存在してきた「お手入れ」システムが遂に廃止となった。
これによりスキル劣化に加え、スキルの有効期限という煩わしい部分が完全に解消された。
改善要望の多い要素であったため、ようやくといったところか。
また、2018年2月アップデートからは通常クエストでもCPが入手可能となるほか、
長年手つかずだったキャラバンクエストにようやくテコ入れが入る事になった。
- 2017年7月以降、「プレミアムフライデー」として毎月末の金・土・日曜日に、
全ハンターにプレミアムコースが無料開放されるイベントが常設化された。
無料で虹色変更可能、獲得CP3倍、獲得色2倍の効果により、狩人珠を効率よく成長させられる。
余談 
- 上述したが狩人珠スキルの武器術と暴れ撃ちはハンターの火力を直接かつ明確に強化する効果であり、
キャラバン自体がやりこみ系のサブコンテンツとして用意されたにも関わらず、
それがMHFをプレイしていく上での必須事項として扱われていた時代が確かに存在していた
(無条件で火力をUPする能力が存在するとなると絶対にやらないといけないという風潮になる)。
運営側もこの問題については把握しているようで、直接狩人珠を指しての言及はないが、
MHF-G以降のコンテンツであるGR、歌姫、パローネ大航祭、天廊などには、
いずれもハンターの火力が直接かつ明確に強化される要素が盛り込まれていない。
運営インタビューでも、「火力等が直接上がる効果だと、『それをやってこい』という風潮になってしまう」
と、狩人珠の事を意識したような言及がされている。- MHF-G7では超越秘儀というハンターの能力を直接強化する要素が追加されたが、
クエスト開始直後から使えるものではないため、最高効率には寄与しない(できない)ものとなっている。
- MHF-G7では超越秘儀というハンターの能力を直接強化する要素が追加されたが、
- 現在では狩人珠を強化していないプレイヤーをあからさまに忌避する人は殆ど見られなくなっており、
G級ラヴィエンテという例外中の例外を除けば、強化の是非について論争になることもない。
勿論、ないよりはあった方が快適性の面で優れるため、
多少面倒な要素ではあるが時間に余裕があったら少しずつでも強化を進めていくとよいだろう。
特に狩煉道ではおまけ術が強力に機能する。
- MHP3にも同名の「狩人珠」という装飾品が登場し、「狩人」のスキルポイントが付加されている。
なおMHF-Gでも同じスキルが追加されたが、装飾品の名前として「狩人珠」は使われていない。