世界観/北辰納豆流

Last-modified: 2023-10-19 (木) 23:57:48

MH世界に存在する剣術の流派。

概要

  • 交易船の船長はこの流派の免許皆伝の実力を持つ。
    剣ニャン丸曰く「言葉では言い表せないほど恐ろしい」剣法であるという。
  • 詳しい内容は謎に包まれているが、この剣術を知る人は口を揃えて「ネバネバ剣法」と呼ぶ。
    北辰納豆流なだけにネバネバなのだろうが、やっぱり詳細は分からない。
    なお、4Gで再登場した剣ニャン丸が我らの団ハンターに
    「そうだ、オニャシ。船長に《北辰納豆流》ネバネバ剣法を習ってみニャいかゼヨ?
    オニャシなら船長以上のネバネバが身につくかもしれニャいゼヨ!」と会得を提案しているが、
    当の我らの団ハンターは嫌そうな顔をしたようだ…。
  • この設定や船長が元はハンターとして活躍していた事を考えると、
    ハンターの動きや戦法にも様々な流派が存在するようである。
    地方や時代(メタな言い方をすると、シリーズ作品)によってハンターが用いる技が微妙に異なるのは、
    「流派が異なるから」という見方も出来そうである。
    ノベル版では、ロックラック地方に赴いたハンターが新たに気刃大回転斬りを習得するといった描写もされている。
    • メインシリーズではないが、MH-Rでは新たな太刀の流派「霞一刀流」が登場した。

スキル/北辰納豆流

  • MH4Gにて、ついに北辰納豆流の全容が明かされることとなった。SP10で「ネバネバ剣法」が発動する。
  • このスキルはランナー、不屈、スタミナ奪取を併せ持つ複合スキルであり、
    疲れ知らずのスタミナを持ち、たとえ倒れても更に強化されて立ち上がり、逆に相手を疲れ果てさせる。
    まさに納豆の名に恥じない粘り強い恐ろしい剣法と言える。
    もしかしたらネバーギブアップとネバネバをかけているのかもしれない。
    しかし、の達人であるゼヨ船長はどうやってスタミナ奪取を会得したのだろうか。
    • 真面目に運用を考えるのなら、どちらかと言うと剣法なのにハンマー向けのスキルと言えるだろう。
      ゼヨ船長はもしかしたら、ハンター時代に抜刀術【力】も備えていたのかもしれない。
    • MHXでは太刀の狩技と共に狩猟笛の狩技も教えてくれるので、
      ハンター時代はスタミナ奪取を活かして戦っていたのかもしれない。
      またMHXにおいて、太刀はエリアル太刀という新時代を迎えた。
      この組み合わせにおいては抜刀術が抜群に噛み合う。
      そして乗りを狙えるエリアルスタイルと、このスキルが内包しているランナーとの組み合わせも抜群。
      ゼヨ船長はこの「エリアル太刀・北辰納豆流・抜刀術」という組み合わせで狩りに勤しんでいたのかもしれない。
  • 実用性を考慮しないならば、剣法にもかかわらずガンナーでも発動させる事は可能。
    スタミナ奪取がほぼ死にスキルとなるが、ランナーと不屈は邪魔にはならないため
    自分流のネバネバ剣法(射法?)を追究してみるのも酔狂ながらも一興と言える。
  • ちなみに、MH4Gに登場している複合スキルでMHXでも続投していたのはこれのみであった

余談

  • 現実世界には江戸時代後期から伝わる「北辰一刀流」という剣術及び薙刀術が存在する。
    また、交易船の船長のモデルになったと思われる坂本龍馬も、
    この北辰一刀流を学んでおり、免許皆伝を授与されるほどの非常に優れた実力者だったという。
    おそらくこれらの設定の元ネタとなったのだろう。
    また、現在の剣道の原型でもある。
  • MHXで「ネバネバ剣法の極意を知るには、目で見て手で触れるのが一番の近道ゼヨ!」(原文ママ)と、
    納豆流の核心に迫った発言と共に「泡立つ滑液」を納品する依頼が発生する。
    件のタマミツネは、作れる防具アプローチこそ異なるものの、
    「泡で滑らせて相手の体力を消耗させ、タマミツネは滑りのスピードを乗せた攻撃あるいは逃走」
    というやり口を得意とする為、方向性としては通ずるものがある。
    それらの要素に着想を得て誕生した剣術なのかも知れない。
    ところで泡立つ滑液ってそのままだとネバネバなんすか?
    性能との兼ね合いとは言えもっとネバネバしてる液体では無い当たり、
    粘度と潤滑性の絶妙なバランスは「泡立つ滑液」でなければならない真髄が何かしらあるのだろう。
    • ちなみに、ホクシン/カイエンシリーズには泡立つ滑液は使われないが
      胴装備には泡狐竜の錦ヒレ(GXホクシン/GXカイエンでは上錦ヒレ)が必要になる。
  • この流派の存在によって、
    MH3の時点で「MH世界には納豆、ひいてはその材料である大豆(またはそれに相当する種)が存在する」ことが示唆されていたことになる。
    米虫のページにも詳しいが、味噌、醤油、豆腐の存在も同様にMH3で語られていた。
    また、大豆が存在しているということはモヤシや枝豆、豆乳なども存在する可能性はあるだろう。
    • 大豆自体は連作が難しい。窒素を大量に消費する為、土が痩せてしまうといった難点を抱えているのだが、
      連作の難しさはそもそもMH世界ではまず「モンスターの不定期な襲来」という現実にない別のハードルを抱えている為、
      同じ畑で作り続けにくいことを想定した文化が現実より進んでいる(=連作出来なくても相応の対策がある)可能性はある。
      また、MH世界は明らかに現実世界より自然が溢れ土地が肥えているため土の問題も多少はマシだろう。
      こうして考えてみると意外とMH世界の事情に合った作物である。
    • MH3はMHP2Gまでの作品からフォーマットを一新、新天地における新たな世界観を構築した作品でもあるので、
      より踏み込んだ日本的文化の存在も世界観に練り込んでいく狙いもあったのだろう。

関連項目

登場人物/交易船の船長
武器/南蛮刀
防具/ホクシン・カイエンシリーズ
システム/複合スキル
スキル/スタミナ
スキル/逆境
スキル/減気攻撃