主にドンドルマやメゼポルタの周辺に生息する、米粒のように小さい虫。
噛み潰すととても甘いため、食材としての需要が高い。
目次
概要
- MH2やMHFに登場する食材アイテムの一つ。
種類による部分もあるだろうが、MH世界では基本的に虫を食材とする事に抵抗は無いらしい。
食材屋などで販売されているが、フィールド上で虫あみを振るっても手に入る事がある。
しかし説明文を読む限り、MHシリーズの中でも特に小さいサイズのアイテムである筈だが、
一匹だけで食材として使えるのだろうか?
そしてこのアイテムが何故99匹までしかアイテムポーチに入らないのだろうか?
大型モンスターの素材などとは真逆の方向でツッコミ所のあるアイテムである。
もしかすると一合くらいの量が入った袋一つを1匹とカウントしているのかもしれない。
- ミナガルデのゲストハウス(MH及びMHG)では「甘米虫」の名で提供されており、
ルーククラスの部屋に泊まると食べることが出来た。- 因みにどのシリーズでも、さすがに「虫」という食材グループは存在しない。
甘米虫は「穀物」に分類されている。
- 因みにどのシリーズでも、さすがに「虫」という食材グループは存在しない。
- 非常に安価、かつMH2のオフラインでも序盤から購入できるため、
効果もそれなりと思われてしまうのも無理はないだろう。
ところがMH2では温暖期に長寿ジャムと共に食すと体力+50にスタミナ+25とMH2としては最高級の効果が得られ、
その印象は見事に覆されることとなる。
ただし米虫こそ安価だが、長寿ジャムが1000z弱と地味に高い。主に世話になるのは終盤であろう。- 一方、序盤は序盤でやはり同様に購入可能かつ安価なドライマーガリンと温暖期の時に組み合わせると
体力+10、スタミナ+25、防御力+10と序盤にしてはとても良質な効果を得られる。
ゲームが温暖期から始まることも含めて、一種の救済アイテムと見做せるアイテムであった。
- 一方、序盤は序盤でやはり同様に購入可能かつ安価なドライマーガリンと温暖期の時に組み合わせると
- 以降のシリーズでは音沙汰が無かった米虫だが、派生作品のMHSTでまさかの復活。
ストーリー序盤から入手可能な素材で、生肉と調合することで生肉寿司を作ることが出来る。
あまり見た目を想像したくないが、オトモン用のエサなのでライダーが食べるものではないのが幸いか…?
モンハンにおける稲と米
- MH2では米虫と同時に「銀シャリ草」なる食材が登場していた。
そちらは正真正銘の植物であり、現実のイネ科植物同様に小さな実をたくさん付けると言う設定がある。
ただ、入手できる地域は寒冷な環境である雪山。
現実のイネは基本的に高い気温の環境を好むため、この点を見ると現実とは大きくかけ離れている。- 一応、日本国内に限れば「雪が多い地域は米どころ」と言う傾向はある。*1
また同作では繁殖期と温暖期にしか雪山には入れないため、
気温を度外視して季節と言う観点だけで見れば一応おかしくは無い。
- 一応、日本国内に限れば「雪が多い地域は米どころ」と言う傾向はある。*1
- MHX(X)ではベルナ村で親しまれる「ゼンマイ米」「高玄米」、
調合屋のあるじが配合した「五穀豊穣米」、
そして高地に自生する「チョモラン米」と米系の穀物食材が多数登場した。- 「ゼンマイ米」はともかく、それぞれ玄米、雑穀米、野生種のイネのようなものと考えていいだろう。
もっとも、それらの見た目が我々の知るイネやコメに近いものかは分からないが……。
- 「ゼンマイ米」はともかく、それぞれ玄米、雑穀米、野生種のイネのようなものと考えていいだろう。
- MHFでは「ゲンコツ米」という食材が登場する。
こちらは正真正銘の「米」だが、1粒が大人の拳大まで成長するというオバケ米である。
調理は難しいらしいが意外と使い勝手は良く、有効な効果を持つ食事が作りやすい。
また、食材として「ココットライス」というものも存在する。
こちらは実物を確認する事ができず、説明も存在しないため名前から内容を想像するしか無いが、
ココット村の特産品なのかもしれない。
- グラフィックとしてはシリーズ初期から米らしきものは確認されており、
MHP2ではキッチンアイルーが見慣れた「おにぎり」を握っている。
また、チャーハンが詰まったハンマーも登場していた。
これらが米虫なのか、我々の良く知る米なのかは明らかでない。- モガの村の村長のセガレのセリフでは「白いご飯」及び「みそ汁」の存在が明言された。
ともすれば、品種はさておき米虫及びゲンコツ米ともまた別の我々の食すようなコメも存在していることになる*2。
また、雑貨屋のお姉さんの口からも「おトウフ」「みそ味」「しょうゆ味」という単語が出ており、
交易船の船長の存在を考えると、納豆が存在する可能性もあるだろう。
案外モガの村の住民の食生活は現代日本人に近いのかもしれない。 - MHWでもパエリアやジャンバラヤのような米料理が登場しているが、
そこに使われているものが穀物なのか米虫なのかまでは明言されていない。 - MHRiseのカムラの里には米穀屋が存在しており、「おにぎり」もちゃんと食べられている描写がある。
見た目もどこからどう見ても現実の白米そのものである。 - MHSTのハクム村では稲作が行われている描写が存在する。
描写を見る限り、作中の時期には田植えが行われている最中のようである。
見た目は現実の棚田とほぼ同じで、田植えの仕方も特に現実と大きく違う様子は見られない。
ただ、アニメ版の方では同村はパンが主食であるらしいため、
ゲーム内と設定が共通であればもしかしたら棚田で作っている穀物は米ではない可能性もある。
なお、ゲーム内では米虫以外の米系アイテムは手に入らない。- ちなみに、飽くまで背景扱いなので、苗が成長したり穂が実ることはない。
稲が成長しないので当然刈り取り作業は行われず、
エンディングを迎えてもひたすら田植えのみを続けている。あまりツッコまないであげよう。
- ちなみに、飽くまで背景扱いなので、苗が成長したり穂が実ることはない。
- モガの村の村長のセガレのセリフでは「白いご飯」及び「みそ汁」の存在が明言された。
余談
- 現実世界のお米は袋詰めにされ、kg単位で販売されているのが一般的である。
ところがMH世界の米虫は(ゲームの仕様上)個体数単位で売買されている。
つまり米虫を店頭で購入する場合、
「米虫10kgください」などではなく「米虫10匹ください」などと言って注文するのである。
そして売る側も米粒のように小さい虫を一匹一匹数えながら販売しているのである。
買う側も売る側も相当苦労しそうな食材である。
とはいえ1個として数えるのは1匹からではなく一掴み程度からだと仮定すれば、
10個は十掴み分だと見れば量り売りの仕方として違和感がないかもしれない。
野生の米虫は大群で生息していると考えれば、ポーチに99個までしか入らないのもまだ納得がいく。- しかしどちらにしてもこの食材はあくまでお米ではなく虫である事を忘れてはいけない。
仮にこれをkg単位で袋で購入した場合、その袋の中には…。 - ちなみに現実の昆虫食もひとつひとつの栄養価は驚くほど高く、常食できればまず飢えないとされている。
日本での普及率はおせじにも高いとはいえないが、知っておいてまったく損はない。
最近では東日本大震災などで、食事に困った際そういった経験をした人は存外に多かったらしく、
今後の食事事情の救世主として目下研究中なんだとか。
いいことばかりの昆虫食だが、欠点として挙げるなら単価の量の少なさと、初めて食べる際の抵抗感だろうか…。
逆説的な話になるが現実世界での昆虫食がマニア向け扱いされるのは
本物の米や穀物と比べると常温保存できる時間が短すぎる上に大量生産が難しいためであり
昔から「飯の足し」「季節の珍味」にはなってもメインの食料源にはできなかったため。
それを技術的なブレイクスルーで改善する事を期待されている。
- しかしどちらにしてもこの食材はあくまでお米ではなく虫である事を忘れてはいけない。
- 現実世界の「米虫」とはコクゾウムシやメイガなどのお米に付く害虫の総称であり、
MH世界の米虫とは全く異なる生物である。
これらの成虫やメイガの幼虫は、普通は米をとぐ際に洗い流されるが、
コクゾウムシの幼虫は米の内部に潜り、内側から米を食べて育つ習性を持つので
水で流される事なく米と一緒においしく炊かれてしまう事が多い。
しかも見た目も食感も米に似ているので、知らず知らずのうちに口にしている人もいるかもしれない。
まぁ、今日の日本ではよほど管理の悪い米でもない限りそうそう発生するものではないので、
あまり深く考えないほうが無難である。
それに万が一食べてしまっても特に害は無い。