MHF-Gに登場する、黒狐竜ミ・ルの穿龍棍。
刃を付けて殺傷力を強化した、無慈悲な武器である。
目次
概要
- MHF-GGアップデートにて新武器種穿龍棍の実装と同時に追加された穿龍棍の一つ。
実装前に行われた穿龍棍の大規模ロケーションテスト(兼、MHF-GGの先行体験会)にて、
実装予定武器の一つとしてそのデザインが公開されていた。
- 外見の特徴としては上記にもあるが武器に付いている刃。
穿龍棍は打撃武器だが、その気になれば尻尾も切断できてしまいそうな鋭さである
(もちろんデザインのみで実際に切ることはできないが)。
また、穿龍棍の杭に相当する部分の一部が鎖状になっているのも特徴。
リーチ長モードでガードしてみると分かりやすい。こちらにも先端に刃が付いている。
- 黒狐竜ミ・ルはモンスター自体の強さも相当なものであるが、
緊急依頼というランダム性及び一発勝負の趣が強いクエストにて登場するため常時挑むことはできず、
この武器の素材を確保するのは容易なことではない。
だがそれに見合った性能の武器でもある。
性能
- 他の黒狐竜武器同様に無属性武器であり、
G級武器ではあまり多くない空色ゲージを最初から有している。
また、会心率も備えていることも共通している。
ただしダードブロウバルは新武器種の穿龍棍ということで、
上記の特性を最大限に活かす方向で他武器との差別化を図っているのが特徴的。
- Lv50時の性能であるが、
- 全Lv50穿龍棍中最低の攻撃力811
- 上記をカバーする会心率20%
- 烈種武器を除く、全穿龍棍中最長の空色ゲージを有する
- 穿龍棍のG級武器で空色ゲージを持つ武器はいくつか存在するが、
いずれもゲージ量が非常に短く、手数重視の穿龍棍ではかなり心もとない。
それに対してダードブロウバルは、標準で40もの空色ゲージを備え、
斬れ味レベル+1を発動させるとその空色ゲージは何と90にも到達するのである。
そのため高い斬れ味補正を長時間維持することが可能。
また、会心率を備えているため一閃スキルとの相性が良いのはもちろん、
会心率シジルではなく攻撃力補正シジルをつぎ込みやすく、攻撃力の低さを十分カバーすることができる。- なお穿龍棍でこの武器を超える量の空色ゲージが発生するのは、
現時点ではガルバダオラの烈種武器「金塵翔龍棍【嵐飛】」を烈種防具2部位以上で担いだ場合のみである。
- なお穿龍棍でこの武器を超える量の空色ゲージが発生するのは、
- この武器は当初あまり重用されていなかった。
攻撃力が非常に低いということもあるが、それ以上の理由として、
穿龍棍は当初その手数故に属性武器もしくは状態異常武器を最優先する傾向が強かったためである。
その後調査も進み、コンボゲージの武器倍率強化効果の恩恵の大きさと、
一部の属性に特化したものを除いて武器自体の属性値が非常に低いことから、
基本的には物理性能を重視して武器チョイスを行う傾向が強まった。
その結果、長い空色ゲージによる火力維持が容易なこの武器がピックアップされるようになったのである。
- ただし、近年の防具環境においては、
防具と秘伝書の特殊効果のみで会心率100%に達することも可能となっている。
そのような装備ではダードブロウバルの会心率20%が無意味になってしまい、
スルヲシやセリスィ・イザームなどの高倍率かつ長い紫ゲージを持つ武器に遅れを取ってしまう。
また、いくら物理重視とは言え、手数や環境を考えると全く属性を無視するのが最適と言うわけではない。
状況を選ばず安定した強さを発揮できる反面、器用貧乏とも言える。
そしてこの武器と全く同じ斬れ味ゲージを持ちながら高い攻撃力と属性値を持つロウ・プリュトの登場により、
この武器は一線を退くことになった。
- ちなみにLv1でも斬れ味レベル+1があれば空色ゲージが発現できるので、
上記スキル(もしくは真打)を習得しているパートナーに持たせると、
熟練度が低い内の有効な戦力となってくれるだろう。
斬れ味レベル+1が無い場合はLv30まで強化する必要があるので注意。
また、熟練度が上がると属性値が軽視できないレベルまで跳ね上がるため、
それまでの繋ぎとして運用させるとよい。- G6で実装された創音棍【玉音】にも同様の特徴があり、あちらは水と氷属性を100%発揮する奏属性。
初期状態ならこちらが勝るというような要素も無く、斬れ味レベル+1が不要になるレベルも同じなので、
所持する素材との兼ね合いもあるが、現在では基本的に創音棍【玉音】が使われている。
- G6で実装された創音棍【玉音】にも同様の特徴があり、あちらは水と氷属性を100%発揮する奏属性。
改ダードピティレ
- MHF-G8で実装されたダードブロウバルの派生先。通称「改G級武器」。
GR800以上でG級遷悠クエストをクリアした際に入手できる「遷悠玉」10個で、
ダードブロウバルLv50から派生させることができる。
なお遷悠玉は2017年11月1日現在、ジンオウガ原種・亜種、ベリオロスとアマツマガツチから入手可能。
- 最大の特徴は、派生によってG級技巧武器になる点。
穿龍棍は近年実装されたばかりの新武器種にしてG級専用武器種という位置付けから、
かつて使われていた武器の復活というコンセプトがあるG級技巧武器が今まで存在しなかった。
これによって穿龍棍もG級技巧武器の恩恵を得ることが可能となる。- この武器も言うなれば「一線を退いた武器」であり、G級技巧武器のコンセプトにはある意味合致している。
公式で謳われている「G級開幕直後を彩った」という条件にはこの武器は該当していないが、
穿龍棍実装時に同時実装された武器であり、素材入手元となるモンスターもG2という序盤での実装だった為、
穿龍棍の中で選ぶならG級技巧武器として強化される資格は十分持ち合わせている。
- この武器も言うなれば「一線を退いた武器」であり、G級技巧武器のコンセプトにはある意味合致している。
- 派生させるとLv1からやり直しになるが、Lv1の時点でダードブロウバルLv50と全く同じ性能である。
ここから再度強化を重ねる事で、更に性能を向上させる事ができる。
「改」が頭に付くのは、他の改G級武器同様に通常のG級武器との区別を付けるためであろうか*1。
- Lv50まで強化することができるのは従来通り(つまり生産時から見ればLv100となる)で、その性能は、
- 大幅に向上した攻撃力844
- 会心率50%
- 空色ゲージが更に延長される
- 防具側だけで会心率100%にできる、と上で書いたように、
会心率を全く活かせない場合、物理性能的には属性武器であるロウ・プリュトと誤差であり、
無属性であるこちらの勝ち目はゲージが長いことだけになってしまう。
だが穿龍棍は必要スキルが多すぎるため、会心率50%を見切り+5スキルと同じと考えた場合、
見切りスキルを切ってその分を別のスキルに回すことができるのである。
またスタイルによっては業物すら不要なほどの長いゲージを有するため、
スキル構築自由度で言えば他の武器を大きく突き放すことになる。
また、斬れ味の激しい消費にも耐えられる程の長い空色ゲージを持つことから、
贅撃スキルとの相性も良い。是非とも専用装備を組んで運用したいところ。- なお、その高い会心率はG9にて追加されたスキル「閃転」との相性が抜群に良い。
仮に会心率150%ほど、つまり余剰会心率が50%としても武器倍率49もの上昇が見込める。
これは攻撃力UP【絶大】相当の数値である。
ただし余剰会心率が50%を超えると武器倍率の伸びが緩やかになってしまうので、
シジル等による火力UP手段は会心率よりも攻撃力を重視した方がよい。
可能であれば、辿異スキル「閃転強化」を追加してみるといいだろう。
- なお、その高い会心率はG9にて追加されたスキル「閃転」との相性が抜群に良い。
- 強化素材は全て素材元のミ・ルと、派生素材元であるジンオウガ、
そして従来通りの極限征伐戦限界突破素材が必要となる。
LV50にするまで、遷悠玉が50個、黄武玉が3個、黒狐竜の変血と雷狼竜の天玉、
そしてブロウバルでは要求されなかった黒狐竜の角(角破壊12%)が必要となる。
G8の改G級武器の中では唯一ポイント交換と素材入手サブターゲットクエストがどちらも存在しない、
というモンスターの武器であるため、
あまり素材を収集しに行っていない場合強化の際は覚悟したほうが良い。