MHF-G3にて実装された、ストーリークエストの報酬として作成できる武器群。
武器自体や入手方法の特殊性から「歌姫武器」と呼ばれることが多い。
目次
概要
- メインストーリーをクリアすると得られる、歌の力を宿した「響奏の結晶」と「残響の結晶」。
この2つの結晶はお互い対の位置に存在しており、互いの特性を高めあう力があると言われている。
この結晶の内、響奏の結晶を用いて作成されるのが奏属性のトラグシリーズ、
残響の結晶を用いて作成されるのが響属性のセリスィシリーズである。
- 生産に必要な結晶の内、
響奏の結晶は、第3章と第5章、第7章、第10章、ハンターナビ、残響の結晶は第12章、第14章クリアで入手可能。
入手手段はこれだけに限られており、必然的に作れる武器数は限られてくる。
勿論各武器種の生産に1個ずつ使うため、これらだけでは全武器種を生産することはできない。- そのため、G10までは全武器種作成することは不可能であったのだが、
G10.1より新たに開催となった定期イベント「歌姫狩衛戦」では、
報酬としてトラグ、セリスィシリーズの生産素材が入手可能である。
- そのため、G10までは全武器種作成することは不可能であったのだが、
- 武器はいずれも通常のLv強化型G級武器となっており、
GRはトラグシリーズが3、セリスィシリーズが7となっている。
全武器種共、生産素材である結晶をベースとしているのが特徴で、
多くの武器種がどこかに竜を模した装飾が施されている。
結晶のカラーはトラグが水色、セリスィが紫色、
装飾のカラーはトラグが紫、セリスィが青と生産に用いる結晶のポジション通り、
お互い対を成しているようなカラーリングが特徴である。
メインである結晶は光り輝くギミックを持っており、
更に武器を構えると結晶の色と同じ光が漏れるギミックが存在する。
元デザインからギミックが設定されている武器以外で、
武器自体に抜刀時ギミックが搭載されているG級武器は現状この歌姫武器しかなく、
更に光ギミックがある武器に抜刀時に何らかのギミックが搭載されている武器も、
全シリーズを通して見ても歌姫武器を含めて極小数である。
- 属性は複属性で、上記の通りトラグが奏属性、セリスィが響属性となっている。
奏は水と氷、響は水と龍の複属性であり、どちらも属性割合は100%となっている。
100%と言っても、トラグシリーズ側は属性値が最終的に600前後になるものが多く、
実質割合70%や80%タイプの複属性と大差ない属性値となる。
一方、セリスィ側は属性値を落とし、引換えに物理性能を引き上げた物が多く見られるのが特徴である。
- トラグシリーズの多くに見られる特徴として、防御+100の効果を持っていること、
そして歌姫武器共通の特徴として、かなり鍛えこまないと真価が発揮できないことが挙げられる。- かなり、というのは具体的にはLv45以上である。
大抵の武器種がこのレベルで斬れ味ゲージが最終確定し、攻撃力もここからの伸びが凄まじい。
そのため、長い目で見て強化していく必要がある武器と言えるだろう。
他のG級武器と異なり、生産、強化に古龍種モンスターの素材が必要となり、
LV48で要求される剥ぎ取り希少素材は一切使用せず、
代わりに上位古龍種モンスターの玉石が要求されるのも、歌姫武器の特徴である。 - ただし、穿龍棍の歌姫武器のみ他G級武器同様平均的な上昇をしていくため、
これのみ強化しながら使っていくことも不可能ではない。
属性値が低いのがネックだが、元々総ダメージに対する属性ダメージの割合が低い武器種であるため、
あまり問題にはならないだろう。
- かなり、というのは具体的にはLv45以上である。
- 後にポボルバルムの武器が奏属性で登場しており、
トラグシリーズは属性値と防御力重視、ポボルG級武器は攻撃力と斬れ味重視といった形になっている*1。
G8ではポボルの始種武器も登場しており、
スペック的には始種防具補正なしでも防御力ボーナス以外はほぼ完全にトラグシリーズを超えている。
とはいえ、あの超絶タフネスで悪名高いポボルバルムのHC素材が必要な上に、
烈種武器段階で使う素材がよりにもよってヴァルサブロスのものであるため、
とにかく作りづらいという難点を抱えている。
- トラグシリーズは全武器種が「改G級武器」へと派生が可能。
- G9.1にてウラガンキンの素材と「遷悠骨」を用いて、
太刀、双剣、ハンマー、狩猟笛、ガンランス、弓の派生が、
G10にてナルガクルガの素材と「遷悠殻」を用いて、
大剣、片手剣、ランス、穿龍棍、ライトボウガン、ヘビィボウガンの派生が可能となった。
- G10.1にてジンオウガ亜種の素材と「遷悠玉」を用いて、
大剣、太刀、双剣、ハンマー、狩猟笛、ヘビィボウガンの派生が、
MHF-Zにてゴア・マガラの素材と「遷悠骨」を用いて、
片手剣、ランス、ガンランス、穿龍棍、ライトボウガン、弓の派生が可能となった。 - また、トラグシリーズとセリスィシリーズ双方のスラッシュアックスFが、
同じくMHF-Zにてゴア・マガラの素材と遷悠骨を用いて派生が可能となった。
攻撃力の増加量は控えめ…どころか、
中には派生前Lv50と派生後Lv50とで攻撃力が一切変わらない武器種すらある。
しかし属性値はいずれも大幅に増加し、多くの武器は会心率を10%ほど獲得している。
また、近接武器は最終的に空色ゲージが発現する。 - G9.1にてウラガンキンの素材と「遷悠骨」を用いて、
- なお、G10.1において歌姫に関連する新たな特殊武器群として「祈歌武器」が実装された。
この祈歌武器もG級武器系統のものではあるのだが、トラグ、セリスィの位置付けはG級武器のままであり、
祈歌武器に変更されたわけではない。
武器一覧
- 大剣
- 奏:トラグ・フェーン
- 歌姫武器では例外的に高い属性値を持つ。
G10にて「改トラグ・フェーン」へと強化が可能になった。
攻撃力は変わらないが、Lv50時の奏属性値は驚愕の2000。
空色ゲージ補正も相まって、他の奏属性(と、水属性と氷属性)大剣とは一線を画す属性ダメージを叩き出せる。
- 響:セリスィ・フェーン
- トラグの半分の属性値に下がったものの、引換えに物理性能が向上した。
流石に空色ゲージ武器には僅かに及ばないが、大剣全体で見れば最高クラスの物理性能を持つ。
G10.1にて「改セリスィ・フェーン」へと強化が可能になった。
属性値は2倍とは言え元が低い為改トラグには及ばず、攻撃力も元から一切上昇していない…のだが、
元々2457という高い攻撃力を持っていたところに、Lv50で空色ゲージが付与されるため、
一転してG進化を除くシジル焼き付け可能G級武器としては最高峰の性能が発現するようになった。
- 太刀
- 奏:トラグ・アーラ
- 凄まじい量の紫ゲージを持つ。水属性武器では最高クラスの攻撃力。
G9.1にて「改トラグ・アーラ」へと強化が可能になった。
攻撃力は一切変わりがないが、属性値が1050と大幅に上昇している。
- 響:セリスィ・アーラ
- トラグから属性値は落ちたものの平均クラスの属性値を維持し、さらに高まった物理性能が特徴。
物理面で言えば天熾シ凍土ニ咲ク刃を僅かながら超える。
G10.1にて「改セリスィ・アーラ」に強化が可能になった。
こちらも攻撃力に変化はないが属性値が大幅に強化されており、空色ゲージの付与で物理もかなりのものに。
- 片手剣
- 奏:トラグ・エスカー
- 属性付きの武器では高い攻撃力を持つ。属性値は550と控えめなのでシジル等で補いたい。
G10にて「改トラグ・エスカー」へと強化が可能になった。
大剣ほどの属性値は持たないが、手数武器である片手剣からすれば十分。
- 響:セリスィ・エスカー
- 控えめな属性値は相変わらずなものの、物理性能が飛躍的に上がった片手剣。
かなり高い武器倍率を持つ上に、会心やゲージに問題を抱えていない。
MHF-Zにて「改セリスィ・エスカー」へと強化が可能になった。
改トラグ・エスカーほどではないが高い属性値を得て、更なる強化が施された。
- 双剣
- 奏:トラグ・セール
- 優秀な斬れ味を持ち攻撃力も高い。水属性双として見た場合、攻撃と属性のバランスが良い。
G9.1にて「改トラグ・セール」へと強化が可能になった。
攻撃力が微増、属性値は880まで増加した。
極み吼えるジンオウガの初戦において使用したプレイヤーが多かったようである。
- 響:セリスィ・セール
- 斬れ味が鳴神と同量にまで強化され攻撃力もさらに伸びたが、属性値は350に落ちてしまった。
龍属性を内包する物理重視の双剣と比較すると属性値自体はそこまで劣ってはいないが、
属性値と物理の瞬間値は極・闇黒邪龍双剣に負ける。
G10.1にて「改セリスィ・セール」へと強化が可能になった。
攻撃力が微増し、属性は改トラグと同等の850にまで引き上げられている。
- ハンマー
- 奏:トラグ・メーネ
- 全ハンマー中最強クラスの物理性能を持つ脅威的な攻撃力が持ち味。
属性値も600と決して低くなく、かなりの高スペックを誇る。
G9.1にて「改トラグ・メーネ」へと強化が可能になった。
攻撃力は変わりなし、属性値は1200まで激増。
- 響:セリスィ・メーネ
- 物理性能と、属性値を平均化したような性能が特徴。
ハンマーもG級武器で龍属性武器が少ない武器種であり、
響710=龍710でもあるため、貴重な龍ハンマーとしてみることもできる。
斬れ味はトラグ・メーネより若干短くなっているので注意。
G10.1にて「改セリスィ・メーネ」へと強化が可能になった。
攻撃力が少し伸び、属性値は1220と大幅強化された。
- 狩猟笛
演奏で奏でられる音色は「セクレアール」をモチーフにしている。
- 奏:トラグ・コーダ
- 使い勝手の良い紫黄赤旋律で攻撃力も高いが、紫ゲージは短め。
G9.1にて「改トラグ・コーダ」へと強化が可能になった。
攻撃力はそれなりに上昇し、属性値は800と、順当な強化を受けた。
- 響:セリスィ・コーダ
- トラグ・コーダの欠点を改善したような性能になっており、大幅な強化を遂げた。
旋律は紫青赤に変化している。
G10.1にて「改セリスィ・コーダ」へと強化が可能になった。
属性値が970まで上昇し、こちらも大剣同様に攻撃力は据え置きなものの元が高かったため、
空色ゲージの付与で強烈な物理性能を得ることになった。
- ランス
- 奏:トラグ・ローク
- 優秀な斬れ味を持つ。氷属性G級ランスは種類が少なく、氷単体で考えても強い。
G10にて「改トラグ・ローク」へと強化が可能になった。
攻撃力は変わらず、属性値が1050まで強化された。
- 響:セリスィ・ローク
- 属性値が若干下がったものの、引換えに物理性能が向上した性能になっている。
ランスは空色ゲージ武器が少なく、物理面ではトップレベルの性能となっている。
MHF-Zにて「改セリスィ・ローク」へと強化が可能になった。
攻撃力が微増し、属性値が970まで強化された。
- ガンランス
砲撃タイプはどちらも拡散型で、最初はLV5、LV21以降からLV6へUPする。
- 奏:トラグ・ヴァルカン
- 攻撃力・属性・斬れ味のバランスが非常に良い。
ただ、G5のガンランス強化の影響か、セリスィと比べると見劣りしてしまう。
G9.1にて「改トラグ・ヴァルカン」へと強化が可能になった。
派生前と同じく、バランスの良い性能に仕上がった。
- 響:セリスィ・ヴァルカン
- 他武器種は攻撃力高いが属性値は低い、またはその逆というケースが多かったのに対し、
これのみ攻撃力1159、響820、斬れ味は白が消滅した代わりに紫が伸びたと強烈な性能に変貌している。
砲撃・刺突双方で安定した強さを持つ。
MHF-Zにて「改セリスィ・ヴァルン」へと強化が可能になった。
攻撃力は変わらずに、属性値が大幅に強化される。
強化後の銘は改セリスィ・"ヴァルン"でありヴァルカンではない。
文字数の問題であろうがもうちょっとどうにかならなかったのだろうか…
- 穿龍棍
詳しくは穿龍棍の項を参照して欲しいが、穿龍棍は歌姫との関わりが非常に強い。
- 奏:トラグ・イザーム
- 長い紫ゲージを持ち、攻撃力も高め。ただし属性値が350と低いのがネック。
G10にて「改トラグ・イザーム」へと強化が可能になった。
攻撃力や会心率に変わりはないが、属性値は850と十分な値まで増加した。
- 響:セリスィ・イザーム
- 斬れ味をそのままに攻撃力がさらに上がったような性能。
属性値は280と更に低下しており、龍属性・氷属性の有無で使い分ける必要がある。
MHF-Zにて「改セリスィ・イザーム」へと強化が可能になった。
こちらも改トラグ・イザーム同様の強化方向となる。
- スラッシュアックスF
- 奏:トラグ・カンツォ
- 強撃ビンの奏属性武器。
紫ゲージ止まりだが攻撃力は高く、強撃ビン型としては例外的に高い奏属性1000と、
G級武器としてはかなりのハイポテンシャル。
「改トラグ・カンツォ」へと強化するとLv50時で属性値が1500まで上昇し、
空色ゲージも相まって純粋なG級武器としては最高クラスの物理火力が出るものとなる。
MHF-Z以降の環境変化への適合がうかがえるものとなっていると言えるだろう。
- 響:セリスィ・カンツォ
- 強撃ビンの響属性武器。
性能はトラグ・カンツォの響属性版といったところ。
「改セリスィ・カンツォ」へと強化してもその位置づけは変わらない。
- ライトボウガン
- 奏:トラグ・ベック
- 理論上非常に早いタイミングで作成できる貫通ジャストショット向けライトボウガン。
弾速も遅く貫通撃ちに優れるのだが、最大攻撃力が非常に低い。
速射は氷結弾と水冷弾に対応。G8で強化されたため活用はできるが、やはり攻撃力の低さがネック。
G10にて「改トラグ・ベック」へと強化が可能になった。
攻撃力が660まで増加し、会心率を20%獲得した。
- 響:セリスィ・ベック
- 速射無し、通常、散弾はLV1しか対応していないものの、
貫通弾全LVの装填数が6、反動小となっており、貫通弾に特化した性能になっている。
G8でジャストショットが強化され、素でも十分な性能を発揮できるようになった。
ただし攻撃力はそこまで高くない。
なお、ヘビィボウガンと共に物理に特化した性能になったためか、属性弾には一切対応していない。
MHF-Zにて「改セリスィ・ベック」へと強化が可能になった。
攻撃力が微増し、会心率を25%獲得。
- ヘビィボウガン
- 奏:トラグ・ロアー
- こちらは属性弾の威力を如何なく発揮できる。事実上最強の氷結弾撃ちヘビィ。
貫通弾Lv1&Lv2が6発装填できるヘビィボウガンとしても高めの武器倍率を持つ。
圧縮撃ちには向いておらず、単発での運用となる。
G10にて「改トラグ・ロアー」へと強化が可能になった。
攻撃力は768まで増加、会心率は30%も獲得。
- 響:セリスィ・ロアー
- ライト同様、貫通弾に特化した性能を持っている。武器倍率はトラグと大差はない。
反動:小という特性上、圧縮リロードに向いていると言える。
弾速が早く、貫通弾の集弾性能が良くないのが唯一の難点。
G10.1にて「改セリスィ・ロアー」へと強化が可能になった。
弱点だった弾速が「遅い」になり、貫通弾の取り回しに更に優れる銃となった。
- 弓
- 奏:トラグ・コール
- 貫通弓&放散型曲射と実用性の高い矢種になっている。攻撃力も相応に高い。
G9.1にて「改トラグ・コール」へと強化が可能になった。
攻撃力・属性値共にかなり強化され、ガンナーにとっては会心率10%も嬉しい。
- 響:セリスィ・コール
- トラグと同様貫通弓&放射型曲射となっている。
無属性弓強化シジルを焼き付けた弓を意識したのか、
攻撃力も590と属性付き弓では特例中の特例を除き最高水準になっている。
MHF-Zにて「改セリスィ・コール」へと強化が可能になった。
攻撃力、属性値、会心率が強化され、特に攻撃力は650まで上昇し、
「特例」へと距離を詰めることとなった。
関連項目
登場人物/歌姫
武器/G級武器
武器/祈歌武器 - 同じく歌姫に関わる特殊武器群。
武器/龍頭琴 - ドンドルマの歌姫関連イベントで入手可能な弓