MHFに登場する武器カテゴリの一つで、同作におけるG級武器の一種。
「かつてハンターに愛用されていた武器の再生」をコンセプトにしているのが特徴。
目次
概要
- MHF-GG終盤にて先行実装され、MHF-G5アップデートより正式実装された武器群である。
G級の名の通り当武器群はMHFのG級ハンター用の武器であり、
強化システムはG級武器同様、Lv1~Lv50までのレベル制が採用されている
(レベル強化システムの詳細に関してはこちらを参照してほしい)。
- MHF-Z現在、大きく分けて2つの系列が存在する。
1つは歌姫狩衛戦(G10以前はパローネ大航祭)の報酬で入手できる素材を用いて作成するG級技巧武器、
もう1つが「G級の初期*1にハンターが愛用していた武器」を再生できる、
G級武器の派生強化(武器の命名則から、改G級武器と呼ぶプレイヤーが多い)で誕生するG級技巧武器である。
更に前者は「キャラバン箱を用いて既存ランクの武器をG級に対応させる」物と、
「生産素材を用いて新規にオリジナルの武器を生産する」物に分けられる。
- MHFではG級実装まで6年、G級実装後2年という長い年月が経過しており、
アップデート毎に武器が追加されていくため無数のオリジナル武器が登場している。
そのため、「昔使っていた(または昔登場した外見のユニークな)武器をG級最前線でもう一度使いたい」
という要望はG級実装後より頻繁に寄せられるようになった。
GG当時のG級では実質唯一の主力であったG級武器であるが、
これらはいずれもG級武器という別の武器として生産する形式であったが故に、
今まで愛用していた、あるいは人気だった武器の需要が高まっていたのは必然であったといえる。
そのために「昔愛用していた武器をG級でも使えるようにして欲しい」と言った内容の要望が多く寄せられ、
「G級技巧武器」として復活、G5の目玉コンテンツの1つとして実装が決定された経緯がある。*2- なお、MHF-G6の新たなG級技巧武器は、
実際にアンケートによってユーザーから選ばれた武器がチョイスされている。
特に初期のG級武器について、性能面のテコ入れを望む要望が上がるようになった。
そこでG8にて初期実装組G級武器の派生強化システムが実装されることとなる。 - なお、MHF-G6の新たなG級技巧武器は、
- なおボウガンについては、「G級武器の派生強化」のみ元の武器を強化することになり、
それ以外はシステム上新規生産となる。
他の武器種は、G級技巧武器の入手には必ずベースとなった武器が必要である。
これはコンセプトを鑑みれば至極当然の話であろう。
- 剛種・覇種から作成できる武器の系譜にはG級技巧武器が存在しない。
ただしこれについては、始種武器がその役割を担っているといえる。
特殊効果
- G級技巧武器は基本的にはG級武器同様のシステムを有している
(装飾品の代わりにシジルを焼き付けられる、弓のビン威力強化補正がある、など)が、
技巧武器独自の特殊効果が存在しているのも大きな特徴と言える。
具体的には以下の通り。
- 納刀、抜刀速度の向上
- 「親方印」効果、正確に言えばスキル「武器捌き」自動発動である
(そのため、武器捌きスキルは発動しても未発動を意味する暗転表示になる)。
ちなみにG級技巧武器の中には親方印効果を持つ武器から派生するものも多く、
純粋に親方印武器がその効果を維持したままG級に対応した、と考えることもできる。
武器種によっては地味ながら絶大な効果を発揮してくれるだろう。
- 納刀時移動速度の強化
- 武器を仕舞っている時の移動速度が向上する。
MHFでは瞬歩の実というアイテムや移動速度というG級スキルなどの、
納刀時移動速度を強化する手段が存在するが、G級技巧武器はその効果を標準で備えている。
ちなみにその移動速度は1.15倍に強化される。
これは瞬歩の実よりも効果が高く、スキル「移動速度+2」と同等で、効果重複はしない
(武器捌きスキルと違い、移動速度スキルが発動しても暗転表示にならないので勘違いしないよう注意が必要)。
単にMAPの移動速度が向上するだけでなく、突進などで距離を離されても素早く最接近できる。
武器種を問わず有効な効果であると言えるだろう。- なおあくまでも納刀時の移動速度しか強化されないので注意。
抜刀時の移動や、抜刀ダッシュの速度はG級技巧武器の有無では変化しない。
- なおあくまでも納刀時の移動速度しか強化されないので注意。
- キャラバンポイント入手量の増加
- これはキャラバンクエストにて適用される。
また、かつてはパローネ大航祭も効果の対象だった。
特殊効果というよりはキャラバンクエストにてG級技巧武器を使用した際のボーナスという感じのもので、
両者のクエスト中には剥ぎ取りや採取に応じて入手できるポイント(CP)が1.2倍になる。
なおこの効果は同クエスト内で不定期に発生する緊急ミッションのボーナスCPにも適用される。- ちなみにG級技巧武器は後述するが
「パローネ大航祭をプレイする理由」としての意味合いもあったため、
このような特殊効果が付与されたものと思われる。
同じくCPを大量に入手できる大討伐クエストについては、
精算時点でしかCPを得られないため技巧武器の効果がない。
- ちなみにG級技巧武器は後述するが
キャラバン箱のG級技巧武器
- 主にMHF-Gアップデート(2013年4月)以前に実装された武器は、
MHFの大型イベントである「パローネ大航祭」にて入手できた
「キャラバン箱」を用いることでG級技巧武器へと派生強化することが可能。
G10.1以降、キャラバン箱は歌姫狩衛戦で入手できるようになっている。
- 一部武器には親方印武器、HC武器等、
方向性が異なる段階へ1つ選択して派生するという形式が見られるが、
G級技巧武器はどの派生からでも強化、対応が可能
(言い換えると「最終強化段階であれば派生可能」)となっている。
ただしマスターセーバーの元となるオーダーレイピアのみ、強化でグラフィックが変わるためか、
強化途中の「ギルドナイトセーバー」でのみG級技巧武器に派生可能。
また、中にはG級武器(通称、準G級武器と呼ばれるレベルの無い武器)からこれに強化できる場合も。
- MHFで不定期に実施されていたイベントの武器がこれに対応したケースも非常に多いのだが、
季節系イベントの武器(G8現在、ホワイトデーの「ライトリーベ」と
ハロウィンの「チャチャブオー」「奇王刀【舞踊】」)を除くと、
パローネ大航祭の配信週に関連イベントが必ず配信されることが定番となっているため、
素材を集めていながらイベントが配信されておらず作成できない、ということは基本的にはあまり起こらない
(上述した季節系イベント、及び狩人祭勝ち組限定武器の「ニフリート」と「ファービーク」を除く)。
また、従来は入手手段の限られていた龍頭琴は通常生産にも対応するようになった。
G10終盤よりこれらのイベントは配信されなくなり、G10.1の歌姫狩衛戦において、
「鏗鏗の祈珠」をLv1に強化することで、
褒賞期間中にギルド貢献Pを用いてイベント武器素材を直接交換することができるようになる。
- 派生強化の方法であるが、
MHF-Z現在歌姫狩衛戦で「歌玉」を一定量集めることで5個の「キャラバン秘箱」を入手できる。
これをミズキに交換してもらうことで、10種類の「キャラバン箱」のいずれか5個に変換することができる。
あとはそのキャラバン箱5個と「絶玉」5個を使用することで、G級技巧武器へと派生することができる。- なおG10以前はパローネ大航祭がこの役割を担っていたが、基本的な入手・変換手段は同じである。
大航祭ではキャラバン箱はG級航路のクリア以外に、ランキング報酬などでも入手できる場合があった。
ランキングを考慮しない場合一度の開催で入手できるのは、10~15個程度となっていた。
ちなみに歌姫狩衛戦では、初回(第0回)では5個入手できる。
- なおG10以前はパローネ大航祭がこの役割を担っていたが、基本的な入手・変換手段は同じである。
- 派生した後はG級武器同様にLvを上げる強化を行っていける(最大Lv50)のだが、
強化素材も独自のものとなっており、通常のモンスター素材が不要な代わり、各レベルごとに
「パローネの英知」というアイテムが必要。
パローネの英知は同じく歌玉を集めた際の報酬として入手できる。
なおこの武器もG級武器の系譜であるため、
Lv30以降は他のG級武器同様に極限征伐戦の通称「限界突破素材」が必要となる。
必要数は通常のG級武器と変わらない。- 大航祭では、パローネの英知はG級航路を一通りクリアしたり、25個の航路をクリアしたり、
到達スコアが一定値に達したりすることで入手できた。
また開催回によってはランキング報酬で入手できることもあった。
- パローネの英知は各レベルにつき3個使用する(60%成功レシピでは必要数は1個となる)。
そのため全て確定レシピで生産した場合、147個のパローネの英知を使う計算になる。
歌姫狩衛戦では最大で300個前後の英知が入手できるようになっており、
確定レシピでは一度の開催で1~2個の最大強化が出来ると考えてよい。
60%成功レシピでは必要数は1個、つまり2回の失敗までは確定レシピ以上の英知は失わないため、
限界突破素材を使わないレベルでは60%レシピにチャレンジするプレイヤーが少なくないようだ。
ちなみに大航祭では最大で150個前後の入手量となっていた。
- 大航祭では、パローネの英知はG級航路を一通りクリアしたり、25個の航路をクリアしたり、
- 武器自体の性能であるが、元となっている武器がG級以前の武器であることもあって、
技巧武器化で大半の武器が激変とも呼べる変化を遂げる。
近接武器は斬れ味ゲージが劇的に変化し、長大な紫ゲージを有したり、
空色ゲージが発現する武器も少なくない。
ボウガンは元武器の使い勝手の悪い部分(装填数、弾速、反動、装填速度)が改善され、
使い勝手が向上しているものが見受けられる。
もちろん攻撃力や属性値も、MHF-GG時代の主力G級武器Lv50と比較して何ら遜色のないものとなっており、
MHF-Z現在でも現役を張る人気武器も多い。
- G級技巧武器の強化難度は、一度に複数個のGLv50を作成する前提なら通常のG級武器よりも高く、
一方でとりあえずLV50のG級武器が欲しい場合は低い。
これは上述したようにパローネの英知の入手数が限られているが、
一方で限界突破素材以外に別途必要な強化素材が存在しないためである。
そのため、歌姫狩衛戦・真説の祈祷の章にしっかり取り組む事ができ、
かつ至天征伐戦の参加条件を満たしたい場合、G級技巧武器はうってつけの存在になると言える。- 大航祭の時代には60%レシピを駆使しても最大強化できるのは2個が限度であり、
一度の開催で3個以上のフル強化を狙う場合はG級昇級済みのサブキャラクターを用いないと難しい。
そのため、複数のG級技巧武器でキャラバン箱や英知を取り合う形となってしまうのも難点である。
一方、武器1つの難度で言えばモンスター素材を使わない分、通常のG級武器よりも楽な面はある。
単に航路をクリアしていくだけでは英知が50個程度しか入手できないため、
到達スコアを稼いでパローネの英知を確保していく必要があることを鑑みて結論付けると、
「パローネ大航祭をやり込んで、累積スコアを稼ぐか否か」「一度の開催で何個作るつもりなのか」
で変わってくると言えた。 - 歌姫狩衛戦においては、現時点では1武器分しか秘箱が手に入らない。
正確には新規のパローネ武器の素材も含めると2個分だが、
どちらにしても2個が限度という事の大枠に変わりはない。
- 大航祭の時代には60%レシピを駆使しても最大強化できるのは2個が限度であり、
- なおボウガン以外の技巧武器にはベースとなった武器が必要となることは上で述べたとおりであるが、
ボウガンについては元武器の生産(または強化)でキーになった素材が必要である。
昔ながらの武器ということもあって、アルゲン武器や滅砲ディアブロスのように、
中には元の武器の作成難易度が現在の水準でも非常に高いものも存在しているので注意。
- また、G9までこのカテゴリの技巧武器に穿龍棍は存在していなかった。
これはGG当時、穿龍棍自体が登場して間もないことやG級専用武器種であることから、
G級技巧武器のコンセプトである「過去に使われていた、人気だった武器の再生」
と合致しなかったのが最大の理由であろう。- また当時は穿龍棍がガンナーを含む従来の11武器種を完全に淘汰しかねないほどの大普及を遂げていたため、
技巧武器自体がその抑止力として実装されたのではないか、という指摘もされている。
事実この武器群が実装されてから、特に特殊効果を最大限に発揮できるパローネ大航祭においては、
穿龍棍ではなくG級技巧武器を用いるハンターが多く見られるようになった。- 穿龍棍は抜刀時も任意でダッシュが可能という特性を持っており、
G級技巧武器の特殊効果の1つである、
「納刀時の移動速度UP」は穿龍棍の抜刀ダッシュを意識していることも考えられる。
- 穿龍棍は抜刀時も任意でダッシュが可能という特性を持っており、
キャラバン箱でのG級技巧武器穿龍棍は、今後も登場しない可能性が高いと思われていたが、
MHF-G9にて後述の通り完全新規のG級技巧武器穿龍棍が登場している。 - また当時は穿龍棍がガンナーを含む従来の11武器種を完全に淘汰しかねないほどの大普及を遂げていたため、
- 余談だがG7時点で、ガンランスのみ全てのG級技巧武器が通常生産武器からの派生となっている。
これはガンランスのイベント武器がMHF-Gまで非常に少なかったことに起因しているものと思われる。
人気の武器が通常生産武器に集中していたのも大きいだろう。
- MHF-G7では新たな技巧武器の追加は無かったが、G8より再び新たなG級技巧武器が追加されている。
また、MHF-G9からは完全新規のG級技巧武器が登場(既存キャラバン武器の色違い)。
これらはベースとなっている武器の関係上、穿龍棍とボウガン以外はHR武器として生産し、
強化を重ねていくことでG級技巧武器になる。- ちなみにG級技巧武器以降の強化素材はキャラバン箱のものと全く同じである。
- MHF-G10では既存武器からの強化となる新たな技巧武器が追加されているが、
2016年7月13日を最後に、素材入手元であるパローネ大航祭が廃止されてしまった。
ただし素材入手手段は上述したように、歌姫狩衛戦に引き継がれている。
- MHF-G10.1では、スラッシュアックスFに初のG級技巧武器が追加された。
こちらも穿龍棍と同じく完全新規のG級技巧武器となっている。
一覧
- キャラバン箱はMHF-Z現在、
「キャラバン月箱」「キャラバン花箱」「キャラバン星箱」「キャラバン雪箱」「キャラバン宙箱」
「キャラバン梅箱」「キャラバン菊箱」「キャラバン桜箱」「キャラバン葵箱」「キャラバン椿箱」
「キャラバン蘭箱」の11種類が存在する。
現在のところキャラバン月箱と宙箱は11種、残りは3~4種の武器が対応している。
武器は今後も追加されることが発表されているが、その都度箱が増えていくという感じになるようだ。
- キャラバン月箱
- タイムレスバトル(大剣)
技巧的電熱刀【溶刃】(太刀)
獄カラクリヒプノック(片手剣)
技巧的機械鋸(双剣)
親方式撃龍鎚【浪漫】(ハンマー)
くろくろ【バウワウ】(狩猟笛)
アバーブニャキオーン(ランス)
シルバーバーンナウト(ガンランス)
アビサルアイルー(ライトボウガン)
覇導砲・裏刃素(へビィボウガン)
龍頭琴・絢(弓)
- キャラバン星箱
- ゴールデンエイジ(太刀)
黒鎧鎚【破】(ハンマー)
フォトレスガンランス(ガンランス)
相互スチマ式放雷弓(弓)
- キャラバン宙箱
- ブリラエスパーダ(大剣)
神封龍刀【裂破】(太刀)
バクゲキブレイド(片手剣)
バサユニバース(双剣)
クラックダウン(ハンマー)
チャチャブランタン(狩猟笛)
超滅激槍ディアブロス(ランス)
ファランクス・メガス(ガンランス)
ジルバ・ヴァッフェ(ライトボウガン)
滅砲ディアブロス(ヘビィボウガン)
コンレガアルクス(弓)
- キャラバン梅箱
- ヒロイック・デス(大剣)
ダーティーフリー(太刀)
ジルバ・アンセム(双剣)
クシャレラ=ストーム(へビィボウガン)
- キャラバン菊箱
- トリニティフォース(ガンランス)
殲!金獅子インパクト(ハンマー)
セレブリティ(ライトボウガン)
- キャラバン葵箱
- スノークイーン(双剣)
ミューズの唄【謳歌】(狩猟笛)
ロートフォマロ(ランス)
- パローネ妖水
- パローネ絶刀(太刀)
パローネ殴棍(穿龍棍)
パローネ爆槍(ガンランス)
パローネ轟砲(ヘビィボウガン)
- パローネ奇水
- パローネ鋭剣(片手剣)
パローネ極剣(大剣)
パローネ破槌(ハンマー)
パローネ燦弓(弓)
- パローネ幻水
- パローネ裂双(双剣)
パローネ響笛(狩猟笛)
パローネ豪槍(ランス)
パローネ閃銃(ライトボウガン)
- パローネ麗水
- パローネ剣斧(スラッシュアックスF)
G級武器の派生強化(改G級武器)
- MHF-G8から実装されたシステムで、最大まで強化しきったG級武器(Lv50)を、
派生強化してG級技巧武器へと生まれ変わらせることができるというもの。
MHF-Z現在、一部を除きいずれも遷悠種モンスターの素材を使うのが特徴である。
一部の武器を除くと名前の先頭に「改」が付くため、プレイヤーからは「改G級武器」と呼ばれることも。
なお武器カテゴリ自体は「G級技巧武器」である。- 「改」の後ろに続く銘については、イビルジョー以前のものは変化しているが、
ブラキディオス以降は殆どの場合において銘が変化せず、先頭に「改」の文字が加わっただけになる。
これについては、ひと目で改G級武器であることが分かるようにするための処置だと思われる。
- 「改」の後ろに続く銘については、イビルジョー以前のものは変化しているが、
- 上で挙げたようにコンセプトは「G級実装初期に活躍していた武器の再生」であるため、
対象となるのは穿龍棍・スラッシュアックスFを除くとMHF-G1~G3の武器(MHF-Z時点)に集中している。
また、この武器を所持しているであろうハンターは概ね当時からのハンターであることや、
それ自体もG級をプレイするモチベーションの1つにしてもらいたいという位置づけであることから、
素材入手にはGR800以上に達している必要がある。- ちなみに上でも少し触れたが、派生可能なG級武器の中には穿龍棍も含まれている。
- 上記のとおりGR800以上でないと素材は入手できないが素材自体はGR1素材という扱いのため、
エクストラコースのアイテム輸送を用いてGR800未満のキャラクターに送り、
改G級武器に派生させるということは可能。
- G8で追加された「G級遷悠クエスト」をクリアすると、
GR800以上のハンターは遷悠モンスターの固有素材とは異なる、下表に示す素材を入手することができる。
この素材を10個投じることで、Lv50のG級武器をG級技巧武器化することが可能。
-
- なお遷悠クエストは一定回数のクリアで報酬が減少する仕様が存在するが、
GR800以上で入手できる素材は、この報酬システムの影響を受けない。 - 派生可能武器は、基本的に各遷悠モンスター毎に計6種類設定されている。
ただしゴア・マガラについては、新たに歌姫武器に追加されたスラッシュアックスF2種を含めた8種類に対応している。
なお、以前実装された遷悠モンスターが疎かになるのを防ぐためか、
ベリオロスで対応する改G級武器は遷悠玉+氷牙竜の重殻、といったように、
派生時、及び強化時にも該当するG級遷悠種の素材が必要となっている。
- なお遷悠クエストは一定回数のクリアで報酬が減少する仕様が存在するが、
- G級技巧武器化すると、再びLv1に戻る。
そこからもう一度Lv50まで強化していくことが可能。
なおLv1に戻っても、攻撃力や属性値はLv50時のものをそのまま引き継ぐ。- つまりLv1でもLv50と同等の性能を持つ、と言える。
MHFでは長い間「G級武器Lv50」指定が流行っていたため、武器名の先頭に「改」が付くのは、
一目で低いレベルでもG級武器Lv50と同じ存在であることが分かるようにするため、とも言われている。
ただし初期の物は後ろの銘も変わっており、完全新武器と勘違いして上記条件の募集にて、
「間違って弾くというトラブルが起こるのでは?」とも危惧されており、
経緯は不明だがブラキディオスで対応した武器以降は、
殆どの場合上記の通り「改」の1文字が加わるだけに留まっている。*3
- つまりLv1でもLv50と同等の性能を持つ、と言える。
- 強化システムは概ね通常のG級武器と同じであるが、
全レベルのレシピがレシピ0(100%確定レシピ)しかないのが特徴となっている
(必要素材は各レベル毎に1種類となっている)。
既にG級武器Lv50であるという大前提があるためか、序盤から限界突破素材が要求されるのも特徴。
黄武玉に関しては3つ(元のG級武器も含めると4つ)も必要。
碧武玉は2個、蒼武玉と紅武玉は3個必要となる。
それ以外の素材については、武器元モンスターのコモン素材が40個ずつ、
部位破壊素材が計6個、準レアが3個、★レシピ素材が1個必要。
遷悠モンスターの各種素材も必要となるが、HC素材を初めとした、
素材元モンスターと遷悠モンスター以外の素材は一切必要ない。
GR800以上で入手できる素材は40個(派生も合わせると50個)必要となる。- レシピ1での素材数削減ができないことや必要素材の数、
そもそも1つのG級武器をLv50にしてそこから更にLv50にするということを踏まえると、
G級系統武器の中ではかなり製作難易度が高い武器群である、と言える。
- G9で征伐戦関係がテコ入れされた事や、
ブラキディオス以降のG級遷悠種は解禁時に部位破壊素材を入手しやすいクエストが配信されていること、
そしてこの武器群すらも遥かに超越する高難度の武器群があるため、
実装当初に比べると強化そのものについての厄介さは薄くはなっている。
ただし、ゼロから作るのは現在でも非常に大変である。
- レシピ1での素材数削減ができないことや必要素材の数、
- 性能であるが、近接武器は斬れ味が強化されているものが多い。
新たに空色ゲージが発現したり、
元々空色ゲージが発現するものは量が増えたり斬れ味レベル+1なしでも発現したりする。
また、属性値も飛躍的な上昇を見せるケースが多い。
一部を除き、高い会心率が付与されるのも特徴と言えるだろう。
ボウガンは装填弾の改善がされているケースが見られる。
一方で純粋な攻撃力はあまり伸びていない。
元々G級武器は最近の武器と昔の武器の「単純な攻撃力の差」は小さく、
下手に上げすぎると通常G級武器や天廊武器の存在意義を殺してしまいかねないためだろう。- 斬れ味の強化などで再び一線級の力を持つようになった武器も多い一方で、
単純に物理性能だけを見た場合、最近のG級武器や始種武器との差はないと言っても過言ではない。
従って改G級武器が今後のMHFの唯一の選択肢になることは今後も無いと言える。
- 上述した「ゼロから作成すること」はこの点においても厄介であると言える。
大抵の武器は生産時から見ると100回強化して初めて最前線と言える性能が発現するため、
Lv50武器を当時所持していた人でもなければ、強化に手を出しにくい。
- 斬れ味の強化などで再び一線級の力を持つようになった武器も多い一方で、
- なお上述したように改G級武器の多くは高い会心率や高い属性値を有しているが、
どちらもMHF-G6~G7における主流の装備環境では、明確な差別化を見出すことは難しい。*4
ただしMHF-G9にてこれらを強力な差別化として活用できる装備やシチュエーションが多数登場しており、
GR800という相応のやり込みを行っているハンターが目指し始めている、
「MHF-G6~G7における主流の装備環境を超える装備構築」にて改G級武器の恩恵は決して小さくない。
- 現状ではG級にのみ登場するモンスター及び極限征伐戦モンスターの素材から作られ、
かつ新規デザインの物のみが選ばれており、*5
当時多くのハンターが所持していたであろう真・飛竜刀【時継】やティラーフェルゼン等、
既存モンスター兼既存デザインのG級武器は含まれていない。
MHF-G9ではリオレウス希少種のヘビィボウガンが派生強化可能になったため、
今後極限征伐戦以外の既存モンスターのG級オリジナルデザイン武器については、
派生強化が行えるようになる可能性がある。
G9.1・G10ではいわゆるモンスター武器に属さないトラグシリーズ武器の改G級派生が可能となっている。
また、G10.1・MHF-Zではセリスィシリーズの派生も可能となった。
- MHF-Zからその価値が大きく揺らぐことが懸念されていた武器でもある。
その最大の理由が、このアップデートで追加される辿異武器の存在で、
この武器はGR800で最終強化が解禁されそのスペックは防具補正込の始種武器にすら匹敵するためである。
ただ、閃転強化や弱点属性を的確に突くことで差を埋められるラインであることからか、
属性値が高かったり、会心率持ちが増加したりと言った変化は見受けられるようになった。
- そして2017年4月19日アップデートでは、
「新たな改G級武器の普及」に大きなブレーキがかかりうるリファインが行われた。
元々GR500で挑めるG級遷悠クエストが、GR100から挑めるようになったのである。
この一方で派生強化素材はGR800から入手できるという設定に変わりはないため、
新規G級ハンターから見ると、G級遷悠クエストに挑めるようになってからある程度の期間を経ないと、
改G級武器の作成に着手できなくなったということになる。
この関係もあってか、同アップデート以降追加された遷悠種モンスターは、
遷悠殻(玉/骨)こそ排出するものの、それを用いて改G級強化できる武器が現状確認されていない。
- ちなみにネットカフェ武器の一部も派生強化が可能。
こちらはGR1でも派生が可能でモンスター素材は例によって使わないのだが、
その派生難度は改G級武器をいろんな意味で超越するものとなっており、
その割に性能はあまり強化されないことから、自己満足の領域と言われてしまっている。
現在は大剣と太刀、双剣についてはG級技巧武器を経由して辿異武器まで派生可能だが、
当然というべきか、その完成までの道のりは果てしないものである事は変わりない。
詳細は上記リンクを参照のこと。
一覧
- 遷悠玉で派生可能
- 改爆狼双剣【シャク】(双剣)
改極雷槍【黒式尉】(ランス)
改ダードピティレ(穿龍棍)
改プント・サルジュ(ライトボウガン)
改パンキークラッシュ(ハンマー)
改爆狼弓【エン】(弓)
- 遷悠骨で派生可能
- 改スパイククーペ(大剣)
改シーラクルザンナ(太刀)
改天翔剣【蒼穹】(片手剣)
改ダードグラオ(狩猟笛)
改凍テツク時ヲ熾獣槍(ガンランス)
改極雷砲【顰】(ヘビィボウガン)
- 遷悠殻で派生可能
- 改天翔大剣(大剣)
改天熾シ凍土ニ咲ク刃(太刀)
改ゼーゲロングホーン(ランス)
改ボン・ジャロ(ハンマー)
改シーラアルコレイユ(弓)
改極・闇黒邪龍銃槍(ガンランス)
- 遷悠玉+氷牙竜の重殻(G遷悠ベリオロス)で派生可能
- 改ゼーゲトゥース(片手剣)
改ミルト・テュレイラ(双剣)
改爆狼笛【ユウガ】(狩猟笛)
改獄・紅魔邪龍棍(穿龍棍)
改ヒュージ・ニードル(ライトボウガン)
改銀火竜重砲【冥帝】(ヘビィボウガン)
- 遷悠骨+爆鎚竜の厚鱗(G遷悠ウラガンキン)で派生可能
- 改トラグ・アーラ(太刀)
改トラグ・セール(双剣)
改トラグ・メーネ(ハンマー)
改トラグ・コーダ(狩猟笛)
改トラグ・ヴァルカン(ガンランス)
改トラグ・コール(弓)
- 遷悠殻+迅竜の厚鱗(G遷悠ナルガクルガ)で派生可能
- 改トラグ・フェーン(大剣)
改トラグ・エスカー(片手剣)
改トラグ・ローク(ランス)
改トラグ・イザーム(穿龍棍)
改トラグ・ベック(ライトボウガン)
改トラグ・ロアー(ヘビィボウガン)
- 遷悠玉+獄狼竜の重殻(G遷悠ジンオウガ亜種)で派生可能
- 改セリスィ・セール(双剣)
改セリスィ・フェーン(大剣)
改セリスィ・アーラ(太刀)
改セリスィ・メーネ(ハンマー)
改セリスィ・コーダ(狩猟笛)
改セリスィ・ロアー(ヘビィボウガン)
- 遷悠骨+黒蝕竜の厚鱗(G遷悠ゴア・マガラ)で派生可能
- 改セリスィ・エスカー(片手剣)
改セリスィ・ローク(ランス)
改セリスィ・ヴァルン(ガンランス)
改セリスィ・イザーム(穿龍棍)
改トラグ・カンツォ(スラッシュアックスF)
改セリスィ・カンツォ(スラッシュアックスF)
改セリスィ・ベック(ライトボウガン)
改セリスィ・コール(弓)
余談
- 上記で挙げられている武器を見ると分かるが、G級技巧武器に選出されているのはMHFオリジナル武器が多い。
初期のMHFオリジナル武器はビジュアル面で人気だったが性能面では…というケースが少なくなく、
いわゆるロビー装備としては所持していたハンターが多かったようだ。
一方、MH2時代からの技巧武器派生はMHFオリジナル武器に比べれば少なく、
それを不満に思うハンターも居るようだ。- ただしMH2時代からの武器は通常のG級武器として新生している(レッドテイルなど)ものが多く、
それとの差別化も考慮はされているものと思われる。
- ただしMH2時代からの武器は通常のG級武器として新生している(レッドテイルなど)ものが多く、
- またMHF-G6までは、大航祭をやり込むか否かで難易度が変わるという性質上、
そこまで声は大きくはないものの「穿龍棍以外の通常G級武器が割に合わないのでは?」という意見も存在していた。*8
これは一度の開催で最大強化できるG級技巧武器は現状限られているものの、
一定期間内に最大強化できる数が限られているというのはG級武器も大差ないことにも一因がある。
そのため「G級武器側にも明確な差別化要素が欲しい」という声もあった。
(特に親方印効果のメリットが大きい大剣、狩猟笛に顕著である)
MHF-G6以降はG級武器にも強烈な性能を持つ、つまり技巧武器よりも強力な武器が続々登場している。
現在では全ての武器種で、技巧武器の特殊効果をとるか純粋な性能を取るかという棲み分けが可能となっている。
- キャラバン箱は月、花、星、雪、宙という種類別になっているが、
一部ではこれが宝塚歌劇団を彷彿とさせる…というかほぼ確実に狙ったネーミングであるということで、
該当のキャラバン箱から派生できるG級技巧武器をグループ分けする際に、
星組、月組という風に呼ぶ人もいる。- ちなみにここでは「宙」は「そら」と読む。
- 本武器群の大多数が辿異武器に取って代わられた為か、
2017年夏には本武器群の特殊効果を含む様々な便利効果を内包している腕利きスキルが実装された。