- 別名
- 黒狐竜(こくこりゅう)
- 登場作品
- MHF
目次
生態、特徴
- メゼポルタギルドの管轄内において、突如として発見された黒き竜。
当初は目撃例の少なさから未確認モンスターとして扱われ、正式な名前さえなかった。
- 骨格的な特徴は氷狐竜デュラガウアに近く、漆黒の甲殻に包まれた体の所々には結晶が見受けられる。
この結晶は自身の体液を固めたものと考えられ、これを飛ばして攻撃する姿が確認されている。
さらに、この結晶には尾晶蠍や灰晶蠍が戦闘に用いるものと類似した性質を持ち、
放たれた結晶がハンターの体に付着するとハンターのスタミナを急激に奪い、
一定時間後に大爆発して致命傷に匹敵するダメージを負わせる危険な代物である。
- 近年存在が確認された黒き飛竜と類似する点が数多く、
黒狐竜も彼らと同じく紅と蒼の二色が渦巻く色鮮やかな炎のブレスを、
球状、熱風状、波動状、放射状、爆発状と様々な形で操る。
- 最大の特徴として、戦いの最中において自由自在に化けるという能力を持つ。
一般的に見られるモンスターでも怒りなどに応じて
筋肉が膨張、収縮したり、体色が変化したりといった例はあるが、
ミ・ルは戦局に応じてこういった身体変化をより自在に使いこなす。
ミ・ルが変化させるのは体躯・体色・顔面・結晶鎧・角・眼色・声色・肉質・攻撃方法、その全て。
ある時はネズミのような顔やスリムな体型によって高速の連撃を得意とし、
ある時は鬼の如き顔に筋骨隆々とした巨躯となって破壊力抜群の必殺技を連発、
ある時は特徴的な一本角と多彩な広範囲攻撃を可能とする結晶群を全身に備え、
ある時は大きな鼻と巨大に膨れ上がった尻尾を持ち、ひたすらブレスによる攻撃を繰り返す。
果てには漆黒の巨躯に純白の晶鎧、巨大な尻尾と眼からは紅い残光という
凶悪そのものとも呼ぶべき姿となり、すべての戦闘術を混ぜ込んだ超強力な形態へ化けることもある。
このように、様々な形姿や戦闘スタイルを操ってまさに変幻自在の戦いを行うなど、
他に類を見ない極めて謎めいた性質を持つモンスターである。
- ダメージを与えるとミ・ルは別の姿へ化けるが、選ばれる形姿には全く規則がない。
さらに、化ける際に自身が受けた傷をある程度癒し、体内に打ち込まれた毒素を浄化する。
それはたとえ麻痺していて身動きが取れないときでも行われ、拘束を強制的かつ即座に解除。
また形態変化後は閃光玉や罠に対してほぼ完全な抵抗力を獲得するため、
これらのアイテムは邂逅したばかりのほんのわずかな時しか効果がない。
- 尻尾は伸縮自在な性質に加え、細長くしたり巨大化させたりすることも可能。
これにより、鞭の如き鋭い尻尾に変化させて標的を打ち据えたり、
棍棒のような凶器に変形させてぺしゃんこに叩き潰すといった様々な使い道を可能とする。
- 角は姿によっても生え方や伸び方、その形状が異なる。
ネズミの耳のように後方へ伸びたり、髭のように何本も生やしたり、
前に向かって折り返す鉤爪型を2本、または一本角のように備えるほか、
別名の狐のように上へ向けてピンと立てたりなど、一定の姿がない。
- その希少性と危険性からこの竜についての詳細は未だ掴めておらず、
現在は突発的な出現報告に対し、高い功績を収めているハンターのみに緊急の召集をかけて狩猟を行っている。
なお、メゼポルタギルドでは黒狐竜ミ・ルの討伐を最優先課題としているため、
現地に赴く気のあるハンターへある程度の時間的猶予は与えているが、
そのうえで討伐に失敗、もしくはリタイアしたハンターには即時の再挑戦の権利は与えられない。
- 妖し化けるミ・ル
- 古塔の秘められた領域にて目撃された謎の黒狐竜。
胸部や背部に生える毛が黒色ではなく灰よりの白色へと変化しており、
結晶を除くと全身が黒かった通常個体とは見た目から受ける印象がやや異なる。
また、全身に黒い紺色のオーラを纏っており、並々ならぬ威圧感を発している。
黒狐竜の中でも強力な能力を秘めており、結晶を纏うことで多彩な姿へと変貌する。
- 次々と姿を転じ、一つの形態であり続ける機会の少ない従来の黒狐竜に対し、
この個体は姿を変えた後、しばらくその状態を維持する傾向が認められる。
また、各形態はより長所を伸ばした特性を有しており、
その攻撃の苛烈さは既知の個体を凌駕している。
また、全ての能力を発揮する形態まで追いつめられてしまった場合、
その他の全ての形態で用いていた行動も頻繁に行い、敵対者を排除しようとする。
概要
- MHF-G始動前の段階で存在が明らかとなっていた、デュラガウアに似た外見を持つG級のUNKNOWN。
ここでは省略するが、G級の大幅革新に伴って予定が変更され、G2下の2013年8月28日より登場した。
- 現時点までモンスター名が公開されていない飛竜UNKNOWNとは異なり、
アルガノスやゴルガノスのように第317回 開発運営レポートにおいて初めて名前が公表され、話題になった。
そのあまりにもユニークな名前故に「間違いなのではないか」という声もあったが、
その後、公式側で修正などの動きがないことから正式名称として受け入れられた。
翌週の運営レポートによってアルゴルの件と同様に、アイルーが口を滑らせていたことが明らかになった。
なお、ミ・ルは全モンスター中でポポと並んで最も短い名称となる
(「ミル」ではなく「ミ・ル」なのも少し変わったところだろうか)。
発音上二文字の名前は、大型モンスターとしては最も短い。
- クエストは「G緊急クエスト(緊急狩猟依頼)」に分類されており、
公式側が告知していた通り、このクエストは突発的に出現するのが特徴である。
G級クエストを回し続けると、突然G級クエストメニューに現れ、受注可能になるという仕組みになっている
(中型以上のボスクラスモンスターのクエストでなければ判定はされないので注意)。
受注した緊急クエストはその場でキャンセルした程度なら再度受注可能であるが、
クエスト自体は達成、失敗、リタイア、またはゲームをログアウトするか回線切断すると消滅してしまう。- 出現確率は乱入の飛竜UNKNOWNと比べるとかなり高い。
また、出現した場合は広場に帰還すると同時に「G緊急クエストが発生しました!」と
インフォメーションが入るため、見逃すことはない親切設計となっている。
- 出現確率は乱入の飛竜UNKNOWNと比べるとかなり高い。
- また「UNKNOWN」というポジションからなのか、ミ・ルの討伐でG級HC素材を入手できるイベントクエストが、
それなりの間隔で配信されている。
また、高難度クエストポジションでも登場しており、それらに挑むハンターは少なくない。
これについてはG緊急クエストではなく一般的なイベントクエスト枠で登場するため、上記の特殊仕様はない。
- 全てが謎のモンスターであるため、例の如くモンスターリストは存在しないが、
MHF-G3よりクエスト依頼書に専用のモンスターアイコンが適用されている
(アイコン自体は当初よりデータに存在したが、それまでは「?」アイコンの表示)。
- また、飛竜UNKNOWN同様モンスターの取引価格が存在しない。
その分、クエスト報酬金は他のG級クエストと比較しても非常に高くなっている。
戦闘能力
- 黒狐竜ミ・ルの最大の特徴として複数の姿を持ち、自由自在に化ける。
飛竜と呼ばれたUNKNOWNと共通する点として、同じ系統の骨格であるモンスター、
ティガレックス、パリアプリア、ナルガクルガ、デュラガウア、ヒュジキキの行動も併せ持つ。
モードチェンジも相まって、ミ・ルはMHF-Gにおけるレックス型骨格飛竜種の集大成と言える存在となっており、
同時にワイバーン型骨格飛竜種の集大成である飛竜UNKNOWNと対になっていると言える。- なおヒュジキキはベリオロスからかなりのモーションを受け継いでいるモンスターであるため、
そのモーションを使うミ・ルにはベリオロスの要素も含まれているという見方もできる。
一方、レックス型骨格の中でも最大の異端児であるギギネブラの行動は使用してこない。
まぁいくら形態変化するとは言え、
ミ・ルが首を伸ばしたり尻尾から卵塊を産んだりするというのは流石に無理があろう。
というかミ・ルがそのような行動をしてきたらイメージ崩壊どころの話ではない
- なおヒュジキキはベリオロスからかなりのモーションを受け継いでいるモンスターであるため、
- 基本のモードはノーマル、スピード、パワー、結晶、遠距離モードの5種。
そして、全ての形態を複合した全開放モードの合計6種類が存在する。
攻撃の特性だけでなく姿そのものも変わってしまうのが、飛竜との大きな違い。
また、残り体力に関係なく自由自在に各種モードを操るのも違いの一つである。
モードチェンジ時は全身から結晶の液が噴出、後方宙返り後、独自のモーションで音圧を伴う咆哮を行う。
宙返りで結晶化液の霧から抜け出した時点で姿は変貌している。
モードチェンジはミ・ルに1500ダメージを与えるごとに行われるため、
HP25000のミ・ルが1回のクエストで行う形態変化の回数は16回となる。- 飛竜と同じく、モードチェンジ前に1500を超えるダメージを負った場合、
モードチェンジの際に「受けたダメージは1500キッチリだった」というところまでHPを回復する。
これによってミ・ルは数値で見る「耐久力」よりも体感的に明らかにタフなケースも珍しくない。
- ただし、UNKNOWNと違って直様モードチェンジを行う訳ではなく、
最低行動回数が存在する事と、麻痺、眩暈(スタン)中でモードチェンジ条件を満たしても、
すぐ復帰しない点がある。
そのため、これらの間にミ・ルの残り体力を一気に削りきることができれば即討伐が可能である。
しかし、これに失敗してモードチェンジをされた場合、
与えたダメージの内、1500ダメージ以上の超過分は全て回復されて無に帰してしまうため、
狙ってこれを達成するのは難しい。
ミ・ル自体の戦闘面の評が高いことも相まって、野良PTでは無理に狙う必要はないという見解が一般的である。 - なお、当時は「ありったけの火力スキル+火事場を用いてハメることでようやく実現可能」、
という、机上の空論に近いレベルの高難易度であったが、
現在は剛撃+5&一閃+2構成や纏雷、巧撃スキルなどを始めとした更なる装備革新が進んでいるため、
PTメンバーの装備次第だが、
そこまでせずともモードチェンジ数回で討伐まで持っていける事が確認されている。
そのため、稀に配信される希少素材救済クエストでもガチガチの指定は見受けられていない。
- 飛竜と同じく、モードチェンジ前に1500を超えるダメージを負った場合、
- 上記4種モンスターの攻撃モーション(特異個体含む)はこれらのモードの内、
各種「モンスターのイメージ」に近いモードに振り分けられている。
例えば、ティガレックスの咆哮は力強さを感じさせるため、パワーモードで繰り出す。
同じように、ナルガクルガ→スピード、デュラガウア→ノーマルモードや結晶モード、遠距離モードとなっており、
これによってある程度判別が可能である。
また、これだけではなくミ・ルオリジナルのモーションももちろん存在し、
モードチェンジも相まって、その攻撃は多彩の一言に尽きる。
突進もモード毎にモーションが異なっており、よく見るとノーマルやパワー、結晶はティガレックス、
スピードはナルガクルガ、遠距離や全開放はデュラガウアのモーションで行っているのがわかる。
- 肉質は形態ごとに異なるため形態に応じて狙いを変えていく必要がある。
頭部への打撃攻撃だけはどの形態でも比較的良く効く。
属性攻撃も体の一部には有効だが、一部だけでその他の部位には全く効果が無い特異性を持つ。
効く部位には30とかなり通るのだが、効かない部位は0であり全く通らない。
そのため複属性武器を用いることで、多くの部位に属性を通しやすくなる。- 具体的には、頭や尻尾の先端に10%の効果があるのはすべての属性で共通だが、
火属性は前脚に30%、水属性は後脚に30%、雷属性は背中に30%、氷属性は腹に30%、
龍属性は尾の中腹に30%通用し、それ以外の全部位で無効化されてしまう。
- ちなみにこの特性上、超越秘儀の属性六華閃舞を狙うのが極めて難しい。
属性が通らない部位に攻撃を蓄積させてしまうと【無】(無属性)になってしまうためである。
- 具体的には、頭や尻尾の先端に10%の効果があるのはすべての属性で共通だが、
- 根本的な耐性が高いためわかりにくいが、状態異常の効果も形態ごとに異なる。
たとえば麻痺などは遠距離モードでは5秒近く拘束できるものの、
パワーモードや全開放モードではたったの2秒半しか効果が無い。
- かつては表示されなかったが、ミ・ルはG★7、つまり遷悠クエストを除いて最高のランクのクエストである。
G★1のクエストを回していても出現するためにややわかりにくいところもあるが、
非G級時代の装備やエントラGFシリーズで挑むのは非常に危険である。
ミ・ルは結晶やられや打ち上げコンボで真根性の有効性があまり高くないモンスターであり、
GX防具などできっちり装備を改善してから挑むことをオススメする。
なおミ・ルの素材自体はミ・ル関連装備以外には使用しないので、
G緊急クエストをスルーしていても通常のG級装備作成に支障はでない。- ちなみに難易度★7であることが明記されたのはMHF-G3からであり、同時に難易度変更も可能になった。
ただし、確定報酬がモンスター素材ではないため、
難易度調整をすると場合によってはミ・ルの素材を一切入手できない可能性がある。
- ちなみに難易度★7であることが明記されたのはMHF-G3からであり、同時に難易度変更も可能になった。
- なお、尻尾の破壊はデュラガウア同様に「尻尾の先端」を攻撃しなければならないことに注意が必要。
遠距離モードなどでは切断に対して尻尾の中腹が弱点部位となるが、
あまり攻撃しすぎると尻尾の破壊ができないまま討伐、ということもある。
もっとも尻尾破壊限定の素材は存在しないのだが、
遭遇すること自体が稀であるため入手できる素材は極力増やしておきたい。
妖し化けるミ・ル
- MHF-G10にて、イベント「無双襲撃戦」の第3弾「??????編」に登場した特殊な個体。
MHF-G10の体験会では会場限定情報として、
ミ・ルと思わしきモンスターが謎のオーラを纏っているスクリーンショットが公開されており、
G10アップデートから1ヶ月が経過した2016/5/25より初登場した。
クエスト名は『変幻万化』。- 当該クエストの登場個体は、ハンターの間ではこのクエスト名から『変幻ミル』、
または下記の外見的特徴から『白ミル』との通称で呼ばれる事が多い。
- 当該クエストの登場個体は、ハンターの間ではこのクエスト名から『変幻ミル』、
- 無双襲撃戦のモンスターは「渇喰パリアプリア」「極み吼えるジンオウガ」など、
専用の個体名称が付いているが、ミ・ルはそもそも(一応)正体不明のモンスターであるため、
当時公式サイトなどでは専用の名称は明らかにされていなかった。
ただし討伐称号の説明から、この個体の名称は
「妖し化けるミ・ル」ではないかと言われている
(唯一ゲーム中に確認できるその公式の表記が
「妖し化ける??????」である)。
- 尚、サービス終了時開設されたメモリアルサイトのオリジナルモンスターの項に於いても
「妖し化ける??????」と表示されていたため、これが本種の正式名称であることが判明した。
- 外見が若干変化しており、首周りの毛が重厚になっている他、
全体的なサイズも通常個体より大きめになっている。
また、常に濃い紫色の煙状のオーラが体から噴き出している。
全開放モードでは全身の甲殻が白みを帯びた姿に変貌する。
- 無双襲撃戦ではモードチェンジの法則が微妙に変わっており、
通常形態から始まり、全開放モード以外の各モードが一巡した後、全開放モードになる。
各モードには1回しか変化しないため、同一モードの戦闘時間は通常個体より長い。
また、全てのモードに新たな技が複数追加されており、
モードチェンジ確定後行動も一新されている。
ミ・ルの実装後に登場したディオレックスの技もノーマル以外の各形態で使用してくる。
- それ以外の特徴としては、常に距離を取るハンター、常に張り付き続けるハンターに対し、
明確な反撃行動を行うようになっている。
具体的には前者の場合はホーミング突進やかまいたち、
後者の場合は回転攻撃、飛び掛りなど、それぞれの距離で対処が難しい行動を的確に行う。
その為状況に応じて立ち位置も臨機応変に変えていく必要があると言える他、
単一の攻撃系統で固めると対処の難しい攻撃を連発されかねない。
また、耐久力は至天征伐戦モンスターや辿異種☆4をやや上回る
(肉質等の関係で直接比較はできないが、体力と防御率だけなら極み喰らうイビルジョー1頭をも上回る)ため、
20分あるとは言え、各モードで攻めあぐねてしまうと4人PTであっても時間切れになりかねない。
なお、新技はほぼ全てフレーム回避可能であり、基本的な立ち回りセオリーは変わらない。
ミ・ルの多彩なモード変化
- ミ・ルが持つ複数の形態。ここではわかりやすくするため『モード』として扱う。
- モードチェンジの際、結晶液が全身を覆ったあと、後方宙返りをして姿を変貌させるとともに咆哮を行う。
咆哮の声はモード毎に異なるが、全開放モードは耳を澄ませて聴いてみると、
全てのモードの声が混ざっているのが分かる。- ただし、音声再生は全開放モードの敏捷値に合わせた速度のため、一部は早く再生される。
そのため、本来のモードのものとは違う印象を受ける声もある。
特に一番遅いパワーモードが顕著であろう。 - ちなみに各種状態異常はキャンセルされない
(麻痺やスタンの場合はそれが終わってからモードチェンジする)。
黒レイアことUNKNOWNと違い、状態異常の蓄積値も維持されるようだ。
- ただし、音声再生は全開放モードの敏捷値に合わせた速度のため、一部は早く再生される。
ノーマルモード
- 外見は全身に結晶を携えた灰色のデュラガウアといったところ。
ミ・ルの動きのベースとなっている形態である。
最初はこのモードであるが、一度形態変化してしまうともうこの状態には戻らない。- 開幕時確定で咆哮を行うが、その時の鳴き声はデュラガウアと全く同じ。
この辺りも飛竜UNKNOWNとの相違点である。
- 開幕時確定で咆哮を行うが、その時の鳴き声はデュラガウアと全く同じ。
- この形態ではティガレックスの岩飛ばしや突進、
パリアプリアの跳びかかり攻撃や回転攻撃、
デュラガウアのショルダータックルや引っ掻き攻撃などを使う。
また、デュラガウアの凍結ブレスは火属性となり、熱風を一直線上に発射する攻撃に変化している。
- 再度この形態に戻ることはないと前述したとおり、さして影響はないが、
この形態のみ、属性攻撃は全身に一切通らない。
頭や尻尾先端が35~40とやや柔らかいが、その他のすべての部位は全く同じ肉質となっている。
- また、この形態のみシビレ罠が有効である。
もっとも、上述の通り体力を一定値まで回復されてしまうので
仮にシビレ罠と麻痺で連続拘束しても無意味になってしまうことが多いのだが。
更にこの形態と後述のスピードモードのみ閃光玉も有効。
スピードモードでは閃光玉があまり有効に機能しないため、実質この形態専用の妨害アイテムとなる。
- 無双襲撃戦ではこのモードの戦闘時間も長い。
追加攻撃としてデュラガウアの前進しながらの回転攻撃を行ってくる。
また、閃光玉は特異個体デュラガウアのようにステップで回避する。
これは他のモードでも同じである(本来閃光玉が効かないモードでもステップ回避を行う)
スピードモード
- ネズミを彷彿とさせるスマートな頭に、頭部から後方へ伸びた2本の角、
ナルガクルガのようなシャープでスリムな体型が特徴の碧色の容姿。目の色は水色。
結晶の数や大きさも最小限に抑え、空気抵抗を出来る限り無くしている模様。
華奢な体型になっているからか、防御率が1.4倍されてダメージを与えやすくなっているが、
一方で俊敏性は1.3倍と極めて速くなっている。
- 形態移行後の確定行動として、跳躍によってハンターの背後へ一旦回り込み、
直後に高速の長距離タックルをお見舞いする攻撃を行う。
技の性格はヒュジキキの繰り出すものに非常に近い。
長距離タックルの際はミ・ルの全身に攻撃判定が発生し、かつ判定の持続時間も意外と長い。
タックルをフレーム回避したら尻尾に引っ掛けられて…といった事も起こりうるので注意。
- また、ナルガクルガのような姿からも想像できる通り、
3連続での翼撃や尻尾振り、尻尾叩き付け攻撃といった素早い技を用いるほか、
特異個体ティガレックス最大の「大暴れ攻撃」、
デュラガウア独自の「待機状態」から繰り出される強烈なカウンター攻撃なども持ち合わせる
(姿勢を低くしてハンターの攻撃を待ち、不用意に接近したハンターを瞬時に引き裂く)。
なお、突進攻撃はナルガクルガのものと同じモーション。- 振り向く際は覚醒後のヒュジキキのように一瞬で身体の向きを変えてくる点に注意。
動きが速いだけでなく、動作そのものが変更されているため矢継ぎ早に攻撃を繰り出してくる。
- 後にMHFでもナルガクルガが登場したが、
そちらとは異なり尻尾叩き付けは1回のみで、攻撃範囲自体も狭い。
ただし後述の全開放モードでは尻尾が太くなっている分、範囲が広がっている。
- 振り向く際は覚醒後のヒュジキキのように一瞬で身体の向きを変えてくる点に注意。
- この形態では前脚がかなり柔らかいが、腹は逆に非常に硬化している。
ただし、尻尾振りや大暴れ攻撃、カウンター攻撃など、
目の前が非常に危険な形態であるため、剣士は注意しながら攻撃しよう。
- 無双襲撃戦では新技として、視界から一時的に消え去るほどの速度で巨大な円を描くように移動、
描いた円の中央に立ったのち、軌道上に残った煙を咆哮とともに爆破させる技を用いてくる。
スピードモードでも結晶やられになる攻撃技であり、威力も非常に高い。
また、ショルダータックルでハンターを打ち上げ、
吹っ飛び先に素早く先回りして尻尾回転攻撃でとどめを刺す、という根性貫通コンボも披露する。- なお、この尻尾回転攻撃は被弾すると通常の数倍近くの距離まで吹っ飛ばされるため、
仮に尻尾回転で助かっても、上述した「距離を離したハンターへの突進」を的確に決められやすい。
また、通常個体では使用しなかった2連回転攻撃や、引っかいてからの回転攻撃をこの形態でも使用してくるようになる。
- なお、この尻尾回転攻撃は被弾すると通常の数倍近くの距離まで吹っ飛ばされるため、
パワーモード
- 顎に髭のような部位を伸ばした赤鬼のような顔立ちに、
前脚や胴体を隆々とさせた筋肉ムキムキのゴツくてがっしりした赤色の巨躯を持つ。目の色は赤。
外見通り、動きは鈍重だが一撃のパワーが尋常ではなく、
攻撃力に2.00倍の補正がかかっている(=攻撃力倍率12.6倍)。
- 形態移行後の確定行動として、ジンオウガのように前脚を交互に連続で叩き付け、
大地を破砕して広範囲を吹き飛ばす強烈な攻撃を行う。
攻撃範囲が異常に広く、一撃目の震動で拘束されると二撃目の被弾が確定、
仮にGX防具一式の防御力1800台でも食らえば一撃でほぼ即死と、凄まじい威力を持つ。
二回目の叩き付けは再度の軸合わせをしながら繰り出してくるほか、
叩き付ける前脚と、叩き割られた岩盤の2つでそれぞれ判定が異なるため、
前脚が振り下ろされる場所で回避の準備をしていると
叩き付けきる前の前脚にワンテンポ早く直撃してしまう。
一見するとそれらしいような攻撃内容から、MHF感謝祭公開のMHF-G PVにおいて
このモンスターが牙竜種だと誤認された原因の発端となった技でもある。
- 重く範囲の広い物理技を得意としており、ティガレックスのスピンや怒り咆哮のほか、
特異個体パリアプリアのような吸い込んでからの火球ブレス攻撃などを繰り出す。
突進やスピンアタックなどは無論、咆哮や周囲への風圧も含めた全ての攻撃が、
ガード性能+2を発動させたランスでも仰け反るほどの威力を誇り、思うように反撃はできない。
また、デュラガウアの如く跳躍してから地面を破砕、衝撃で弾き上げられたハンター達を
大爆発の炎ブレスでまとめて吹き飛ばす即死確定のコンボも搭載している。
この攻撃は防御力1300程度では元気のみなもとでも防ぎきれないほどの絶大ダメージを誇り、
まともに直撃すれば防御力2000を超える守備力でも耐えることはできない。
厄介なのは、剛種デュラガウアのように爪とぎを行うなどの事前の予兆がオミットされている点か。
予備動作を一切挟まず突如繰り出してくるので完全に初見殺しとしか言いようがない。- ちなみに低防御+真根性の場合、初撃で一気に体力を奪われてしまい
次のブレスで真根性が発動することなく焼かれてしまうが、防御力2000近くがある場合は
初撃でギリギリ真根性が発動する体力をキープできる場合があり、即死リスクをやや抑えられる。
- ちなみに低防御+真根性の場合、初撃で一気に体力を奪われてしまい
- この形態での弱点部位は武器によっては非常に狙いにくい後ろ脚。
しかも筋肉で巨大化した前脚は非常に硬いため、剣士、ガンナーともに弱点を集中させることは難しい。
ただしミ・ルはデュラガウア同様、後ろ足の怯みで大ダウンを奪えるので
運良く決まれば素早く形態移行させることができるだろう。
- 無双襲撃戦ではディオレックスの回り込みジャンプからの岩飛ばしを用いるほか、
モードチェンジ確定行動として、バックステップからハンターに襲いかかり、
肥大化した前脚でハンターを押さえつけ、そのまま何度も殴り続ける技を行う。
その追撃回数、なんと怒涛の七連撃からトドメとばかりにダメージ付きの咆哮。
この殴りつけでは吹き飛びが発生しないため、文字通り体力が尽きるまで殴られ続けることになる。
体力次第ではたとえ辿異防具を着て根性札グレートを持ったとしても余裕で貫通されるだろう。
一方、殴りつけ中の背後は完全に無防備であり、
フィニッシュの咆哮や殴りつけの腕に巻き込まれなければ、長時間隙を晒す行動にもなっている。- これとは別に、振り向くと同時に両前脚を叩きつけ、そこからさらに噛み付く攻撃も行ってくる。
この攻撃は軸合わせの代わりに繰り出してくるので、油断していると一瞬で窮地に陥ってしまう。
- これとは別に、振り向くと同時に両前脚を叩きつけ、そこからさらに噛み付く攻撃も行ってくる。
結晶モード
- 額に大きな一本角を生やし、前脚に一際大きな結晶群を纏った藤色の姿。目の色は青紫。
前脚以外にも体液による結晶を全身に散りばめ、広範囲への攻撃に特化した。
いずれの結晶も直撃すると結晶やられ状態となってしまう。
結晶の鎧を全身に纏っているためか、防御率の上昇は1.1倍と全モードで最低値となっている。
- 形態移行後の確定行動として、体液を放出して前脚に結晶を溜めこみ、
大跳躍から放つ急降下と同時に全方位へ結晶の破片をばら撒く攻撃のほか、
ナルガクルガの棘飛ばしモーションでも結晶を多数飛ばしてくる。
前者は中範囲までしか届かないが、後者は前方であればどこまでも飛んでくる。
また、回転攻撃と同時に結晶の破片を無数に巻き込んだかまいたちを3つ放ったり、
デュラガウアの用いる2連回転攻撃を使うなど、広範囲攻撃に特化している。
また、突進攻撃はティガレックスのものを用いる。
- この形態でもパワーモードと共通する打ち上げからの即死ブレスを繰り出してくるので注意。
攻撃力の関係で、パワーモードよりもほんの少しだけ劣るが、
結晶化やられとなってしまう関係でこちらのほうが危険度は遥かに上。
しかも威力は変わらずである。
元気のみなもとなどでギリギリ耐えた場合も、追撃であっけなく死亡という事態もあるので注意。
- 弱点部位は背中だが、お察し通り一部の特殊リーチ武器を除いて剣士はほとんど狙えない。
ここはまさしくガンナーの出番だろう。
尻尾の先端以外の部分は大幅に硬化しているので龍属性武器以外は注意。
また、穿龍棍で空中から背中を狙う場合、
背中が最大弱点になっているが故にリーチ短の空中コンボではダメージが激減してしまう。
リーチ長で殴るか、短で地上戦を挑むのが効果的と言えるか。
- 無双襲撃戦では、大量の結晶を前方に発生させつつ飛び掛り、
その後狙ったハンター目がけて跳躍して押しつぶす技を確定行動として用いる。
また、前方に水色の煙を吐き出してたかと思いきやそこに飛び込み、
ディオレックスの「アーマー」のように、前脚・頭・尻尾を硬い結晶の鎧で包む技も使う。
この結晶は空色ゲージの斬れ味ですら弾かれてしまうが、攻撃を加えると一定時間後に剥がれる。
なお4箇所共破壊することで怯ませて隙を作ることが可能。
ノーマルモードに追加された前進しながらの回転攻撃も使用してくる。
遠距離モード
- 甲殻に覆われた天狗のような大きな鼻と、鉤爪の如く正面へ曲がった2本の角状結晶、
そして細かった尻尾が大きく膨張した青緑色の形態。目の色は緑。
体表の結晶は青く変色しているものもある。
俊敏性は1.2倍とやや高く、防御率も1.4倍など、
スピードモードに近いステータス上昇となっている。
- 形態変化後に確定攻撃として後退してから放つ、前方超広範囲を焼き尽くす禍々しい熱波ブレスは、
剛種ノノ・オルガロン特異個体やミドガロンの強ブレスのように、
遠距離まで届けば届くほど炎が膨張して範囲が広くなっていく。
また、特異個体デュラガウアのように連続でのバックジャンプから3方向へ同時分岐する炎ブレスを吐いたり、
懐をブレスで炎上させ、急降下の風圧で周囲へ燃え広がらせるという、
アイスウェーブの火属性版と言える攻撃など、遠距離への攻撃を得意とする。
バックジャンプを使いこなしてハンターとの距離を取ることに長け、
ブレス攻撃を主体に行動することからバリエーションは多岐にわたり、
パワーモードで繰り出した打ち上げによる即死コンボも行う(結晶は付着しない)。- ブレスに直撃したり、ブレスの炎が残留している場所を通ると一時的に火傷やられとなる。
- 遠距離攻撃という点で共通するためか、結晶モード得意技のかまいたちを駆使したり、
スピードモードのカウンター攻撃で反撃したり、
近距離のハンターに対してはノーマルモードの技で応戦したりするなど、
「複合形態」とでも言うべきやや特殊なモードとなっている。- なお、極稀に突進を仕掛けてくることがある。
突進の動きは全開放モードと同様に、デュラガウアと同じモーションである。
- なお、極稀に突進を仕掛けてくることがある。
- 凄まじく肥大化した尻尾全体が弱点。
結晶モードと対照的に背中が硬化しているが、剣士は気にしなくてもよい。
ただし、尻尾にばかり気を取られて本体が見えておらず、
突然放たれた即死コンボを為す術なく食らうということはないようにしたい。
- 無双襲撃戦では烈種ディオレックスの回り込みブレスを火炎ブレスにアレンジして用いるほか、
確定行動として、十字を描く熱波ブレスを放つ。
更に回転しながら360度にブレスを吐く行動も行ってくる。
全開放モード
- ミ・ルの全形態中、最も危険な状態。
すべてのモードをバランス良く複合したような外見をしている。
体躯はパワーモードのように筋肉隆々とした漆黒の巨体で、結晶は純白色に近い白色に変色、
狐の如くピンと真上へ伸びた耳状の結晶の角を2本と、
額から突き上げるようにもう1本角が生え、尻尾は遠距離モードのように肥大化。
なによりも、翼や尻尾の表面にはうっすらと血色が差し、
目は紅く光り輝いており、素早く動くと赤色の残光を引くなど、
第6形態を突破した飛竜UNKNOWNの恐怖を想起させる、凶悪で禍々しい姿となる。
- パワーモードのような筋肉ムキムキの姿の通り、前者に次ぐ攻撃力1.8倍。
防御率は1.3倍で守りは捨てているが、俊敏性も1.25倍でスピードモードに匹敵する。
巨体からはパワーモードの重い一撃を想像してしまうが、
実際の近接攻撃はパワー級の威力で放たれるスピードモードの高速技が主体である。
方向転換の際もスピードモード同様、小さく跳ぶようにして瞬時にハンターへ振り向く。
スピン攻撃はティガレックス特異個体のように連続2回転で放つようになり、
突進攻撃は速度、攻撃範囲、追尾性能ともに最も優れたデュラガウアのものを繰り出す。
UNKNOWNと同じく、噛みつくと同時に爆発を発生させるため噛み付き攻撃は火属性。
また、遠距離のハンターに対しては結晶モードのかまいたちや尻尾からの結晶飛ばし、
遠距離モードの3Way炎ブレスやファイアウェーブなどを用いて対応するなど、
まさに全ての形態の特性を併せ持った最も警戒すべき形態と言えるだろう。- 最も危険な形態と述べたが、黒狐竜のモードチェンジに規則性はないため、
最初のモードチェンジでいきなりこのモードになることもあり得るので注意。 - ハンターの防御力にもよるが、おおよそ防御力1500程度では、
全開放モードが繰り出す技のほぼ全てが即死級威力となっている。
近年のGX防具などで防御2000近くにもなれば大抵の攻撃は耐えられるが、
それでも2発は持たない、という技が大半なので決して油断しないように。
- 最も危険な形態と述べたが、黒狐竜のモードチェンジに規則性はないため、
- 形態移行時の確定行動は、MHF-G2 PVでも披露していた、
前脚を交互に振るって結晶の欠片を周囲へ散りばめ、
回転攻撃と同時に結晶化液の大爆発を発生させる、黒狐竜の最大技。
爆発の外側広範囲にも龍風圧が及び、爆発にかすりでもすれば並の防御力では一撃で死ぬ。
もっとも、本作品では、攻撃にかすっても直撃してもダメージに変わりはない。
また、どの程度の防御力をもって「並」とするかはここではあえて言及しない。
剛種デュラガウアが打ち上げコンボの前に行う、あの爪とぎが攻撃の予兆となる。
結晶化液はすぐさま凝固し、喰らったハンターを結晶やられ状態に陥れる。
そのため、耐えても結晶やられによって思うように身動きが取れない状態となり、
さらにスタミナ減少無効状態でないとスタミナが最低値まで減らされてしまうと、
実質根性殺しのコンボとなる危険性がある、なんとしても回避したい攻撃である。- この爆発は判定が一瞬で、予備動作及び回避タイミングが極めて明快なものになっている。
万が一ミスをした際のリスクが大きいため距離を取って避けるのも手だが、
全体的に苛烈な攻撃を行う全開放モードでは最も隙の大きく読みやすい行動なので、
慣れてきたら回避で対処するようにすると効果的なダメージを与えやすくなるので練習してみるとよい。
また、派手な技ではあるもののガード自体はできる。
- この爆発は判定が一瞬で、予備動作及び回避タイミングが極めて明快なものになっている。
- この形態のみ頭は切断系統に対する肉質が、尻尾先端は打撃系統に対する肉質が硬い。
切断属性の弱点部位は尻尾の真ん中部分で、四肢は35と若干柔らかい。
打撃属性に弱い部位は前脚で、後ろ脚や尻尾の真ん中も35。
弾属性は前脚や背中に効きづらいが、腹が頭や尻尾先端と同様の肉質となっている。
- 無双襲撃戦ではモードチェンジ直後は1つ前の姿のままで、
2回前脚を叩き付け、巨大な結晶を発生させ咆哮することで全開放モードに変化する。
そして前方180度へ複数のかまいたちを同時に放ち竜巻を生成した後、
ブレスを竜巻目がけて放つことで、大量の結晶を含んだ火炎弾を広範囲に降らせる技を確定行動として行う。
竜巻には吸引効果があり、触れると多段ヒットのダメージを受ける。
なお、この攻撃は頻度は低いものの以後も使用してくる。
さらに、右前脚で結晶を含んだ岩盤を抉り取り、叩きつけると同時に結晶を飛ばす攻撃を行ってくる。
- 無双襲撃戦の全開放モードでは、それまでのモードで用いてきた追加技も全て使用してくる。
また、通常個体と違い全てのモードの全攻撃を用いてくる。
これはオミットされた動作が一切ないという事を意味しており、
「多彩」の一言に尽きる攻撃の激しさこそが無双襲撃戦の個体の強さの象徴でもある。- オミットされた行動は前述の通りないが、逆に強化される技はある。
たとえばパワーモードの(通常個体の)確定行動である2連前脚叩き付けで結晶が発生するようになり、
被弾すると結晶やられになってしまう。
また、ファイアウェーブの予備動作である威嚇もオミットされている。
- オミットされた行動は前述の通りないが、逆に強化される技はある。
武具
- 一部の武具デザインはG級ランク解禁から遥か前に公式サイトで公開されていた。
「???」という紹介をされている狩猟笛や、名称が伏せられている防具がそれである。
- 武器は和風かつ異質な外見に黒狐竜の結晶が装飾されており、「ダード~」という名が付く。
空色ゲージ、無属性で絶大な攻撃力と高い会心率といった性能は、
どことなくオディバトラス武器を彷彿とさせる。
Lv1の段階でもG級序盤で十分通用する、なかなか高性能な武器となっている。
デザインは和風で、例えば狩猟笛は尺八っぽいデザインである。
- 防具は剣士が黒影、ガンナーが黒陰の名称で、例に漏れずG、GF、GXシリーズまで存在。
ナルガシリーズのように忍者のような、闇に潜む者、というイメージを思い浮かばせてくれるデザインになっている。
ソロ時に武器倍率+100の「一匹狼」や、回避距離、超高級耳栓など、
非常に強力なスキルを備えており、多めのスロットに低い属性耐性も気にしなくていいほどの防御力を併せ持つ。- 具体的には、剣士用である黒影GX(全部位Lv7)の一式装備時で防御力2002となる。
現在では一式装備時に防御力2000を超える防具はそこそこ出てきているが、
この防具は実装時期から考えるとまさに破格の数値であると言える。
また、スキル水準も現在のGX防具で見ればそこまで強烈なものではないが、
精錬で代償が抜き出せる防具はこれを含めても限定されており、その点で言えば現在でも価値は高い。 - 具体的には、剣士用である黒影GX(全部位Lv7)の一式装備時で防御力2002となる。
- ミ・ルというモンスターそのものが受注自体に運が必要ということもあり、
Lv50まで強化可能なG級武器はもちろん、
素材を大量に使用するG級防具の強化難易度は相対的に高い。
さすがにかつての刻竜武器やリルスシリーズほどではないが…- たまに配信されるイベントクエストも、
強制ハードコアモードであったり2頭同時であったりするので、一筋縄ではいかない。
ただし、武器に関してはレア素材の要求が他のG級武器と比べて若干軽めになっている。
- たまに配信されるイベントクエストも、
- MHF-G2までに実装された「G級でしか狩れないモンスター」には、
スペリアクエストという(半ば追加課金限定の)救済クエストがあるが、
ミ・ルのみその手のクエストが存在しない。
余談
- 黒狐竜ミ・ルの討伐に成功すると称号「不敵」、
さらに合計10体のミ・ル討伐を行うと称号「乾坤一擲」が得られる。
「乾坤一擲(ケンコンイッテキ)」とは、運を天に任せて天か地かの大勝負に挑むこと。
原義はサイを投げることから、要は賭けである。逆にして「一擲乾坤」でもよい。
ミ・ルの化けには規則がない為、狩猟も一部運任せということだろうか。- ちなみに武器名にある「ダード」の由来は不明だが、
スペイン語には「サイコロ」を意味する「dado」という単語が存在する。
仮にこの「dado」が由来だとすると「サイコロ」の名を冠する武器…という事になり、
何やら訳が分からないようにも感じる。
しかしこの称号と照らし合わせて考えると、なかなか納得もいくのではなかろうか。
- ちなみに武器名にある「ダード」の由来は不明だが、
- 存在自体はMHF感謝祭2012にて公開のPVやMHF-G PV第2弾、MHF-G2 PVで確認されていた。
ちなみにそれぞれMHF-G 感謝祭PVはパワーモード/遠距離モード、
MHF-G PV第2弾はスピードモード/遠距離モード、MHF-G2 PVは全開放モード。
その容姿から、プレイヤー達から「黒デュラ」と呼ばれていた。- 各回のプロモーションムービーで登場するたびに姿が全く異なっていたため、
「開発途中で見た目が変更されたのでは?」との見方さえあった。
後半の方が精悍な顔立ちであったことも、この説に信憑性を与えていたが、
これまで述べてきたとおり、形態変化によって顔から体型、行動や攻撃方法まで
化け狐のように目まぐるしく変化するモンスター、というのがその正体である。
- 各回のプロモーションムービーで登場するたびに姿が全く異なっていたため、
- 解析によって流出したとされる画像の中に、
ナルガクルガのビターンらしきアクションを繰り出す漆黒のデュラガウアというものがあった。
「ナルガクルガの動きをするのではないか」と期待を寄せられていたが、それは現実のものとなった。
実際、G10で遷悠種として登場するまでMHFにナルガクルガはいなかったので、ちょうどよかったのかもしれない。- 他にも「10形態まで変身する」ということが書かれてあったが、こちらは残念ながら真実ではなかった。
このモンスターは頻繁に形態変化を繰り返すため、誤解が生じていた可能性もある
(事実、「実質5形態?」という注釈も当画像に付記されている)。
- 他にも「10形態まで変身する」ということが書かれてあったが、こちらは残念ながら真実ではなかった。
- シアンの煙を噴出しながら体を変化させたり、怪しげで和風なBGMを持つことから、
人を化かす伝承が多い、日本における狐の要素が多分に入っていると推測される。
また、防具にみられるように忍者をモチーフにしたモンスターであるとも考えられる。- 余談だが、忍者(隠密)の主な役目は情報収集を行うことであり、状況に応じて様々な変装を行ったという。
顔立ちや体格を変えるのもお手の物……とはいえ、絶食して痩せぎすの姿になったり、
顔に毒を塗って腫れ上がらせたりと、中々大変な裏話も残されている。
- 余談だが、忍者(隠密)の主な役目は情報収集を行うことであり、状況に応じて様々な変装を行ったという。
- 他にも、武田信玄の軍旗に記された「風林火山」も元になっていると思われる。
これにミ・ルの各形態変化を当てはめると、
・疾きこと風の如く→スピードモード
・静かなること林の如く→結晶モード
・侵略すること火の如く→パワーモード
・動かざること山の如し→遠距離モード
というように、各形態の特徴と戦闘スタイルをそのまま表しており、
全開放モードに至っては、上記の4つ形態全てをバランス良く複合させ、
圧倒的な攻撃を、絶えず繰り出し続けるその姿は、
まさに、「風林火山」という漢字四文字そのものの具現化と言うべきだろう。
- クエスト開始時には、UNKNOWNお馴染みの画面を引き裂くような演出が入る
(乱入形式ではないため、アイコンが引き裂かれることはない)。
このアイコンをよく見ると、UNKNOWN(飛竜)のものとは細部が異なることが判る。
また、当然ながらその後に聞こえる咆哮は黒狐竜のものである。
- かつて極限征伐戦が定期開催イベントであった時代、
ミ・ルの登場する『急襲!氷塔の黒狐竜』には非常に大きな極征支援効果を与えられており、
攻撃+45や会心+20%など、並のクエストを大きく凌駕する数値が設定されていた。
更に報酬で同コンテンツに役立つアイテム(極征推薦状、しずめ玉、ふりだしチケット)が入手可能と、
実質極限征伐戦と連動していたクエストと言える。- 極征推薦状などのアイテムは現在でも入手できるが、
常住化した極限征伐戦の仕様上、意味のないものとなっている。
- 極征推薦状などのアイテムは現在でも入手できるが、
- ミ・ルの狩猟クエストは塔で行われるが、MHF-G3にてスタート地点が少々リファインされ、
ミ・ルの居る秘境前からのスタートとなった。
- 読んで字の通り「謎」なモンスターであるUNKNOWN族のミ・ルだが、
性質が非常によく似た飛竜UNKNOWNの生態系では(言ってもほんの少しずつばかりだが)、
他のモンスターとの関係性が明らかになっている。
ミ・ルもモンスターとしてどの位置にある生物なのか、明らかになる日が来るかもしれない。
- その後かなり時間が経った2015年に開催された始種武具に備えたイベント群のページにて、
遂に頭部側限定ながら公式で初めてハッキリとその姿が映し出された。*2
また、同イベントは時限でのG級HC素材救済クエストとなっており、
飛竜UNKNOWNの終わりなき襲撃を彷彿させるものとなっている。
- ちなみにMHF-Z現在でもミ・ルの狩猟クエストは「モンスターの狩猟」としか書かれておらず、
原種や無双襲撃戦個体の討伐称号でもモンスター名はぼかされている。
10周年記念メモリアルブックにて初めて全身のデザインが公開されたが、
そこでも名称は「UNKNOWN」のままとなっている。
また、功猟ポイントを入手した際の名称もまた「UNKNOWN」である。
その為、ミ・ルは何かしらの理由で、UNKNOWN同様「本来の名前がゲーム内で出せない」モンスターで、
上記の名前バレは、文字通り「アイルーが口を滑らせた結果」だといえるかもしれない。
- MHSTのアニメ版である『RIDE ON』には「ミル」と言うメインキャラクターが登場するが、
もちろんモンスターのミ・ルとは一切関係ない。
素材
- 黒狐竜の鱗
- 黒狐竜の鱗。表面は滑らかである。暗色の光沢は見る者を魅了する。
夜等、暗い場所に潜むのには最適の色であるためか、黒狐竜は目撃すること自体が困難を極める。
- 黒狐竜の甲殻
- 黒狐竜の鱗が集まって生した甲殻。
所々に、自身の体液の塊、流結晶が付着している。
- 黒狐竜の流結晶
- 黒狐竜の体液から生成されたと思しき結晶。
黒狐竜の体から離れると、粘着性のある起爆剤として機能するようになり、
付着したハンターのスタミナを根こそぎ奪い、ある程度の自由を奪う。
黒狐竜の体から離れると粘着性が現れることから、融点は高いと思われる。
また、この結晶を刃に加工すると、脅威の斬れ味を持つようになり、
これを用いて作られたミ・ルの武器は何れも斬れ味が極めて高い。
- 黒狐竜の棘
- 黒狐竜の背中から剥ぎ取れる準レア素材。
針のように逆立つ豪毛は鋭く、背中を護る役割を果たしているものと思われる。
- 黒狐竜の角
- 黒狐竜の額の結晶が硬質化したものを角と呼ぶ。
他の部位の結晶より硬く、素材としての価値が見出されている。
これが部位破壊レア素材(角破壊12%のみ)である。
激しく動くこと、頭部付近は攻撃の範囲が集中していることも相まって破壊、入手は困難を極める。
クセが強いミ・ル素材の防具シリーズやスキルカフにしか要求されないため、
通常は必要にならないことから一般的なプレイヤーには無縁になりがち。
しかし、スキル「代償」が付与された装飾品やスキルカフはほとんどミ・ル素材のものであるため、
代償を防具スキルに組み込もうと考えるコアなプレイヤーにはこの角複数本が大きな壁になることも。
黒影/黒陰シリーズをGXレベル7まで強化するのに一部位で2本も必要なこともそれに拍車をかけている。
また改ダートピティレ、改ダートグラオを作成する場合にも人によっては足かせとなりうる。
- 黒狐竜の変血
- 通常のモンスターとは異なる未知の成分を含んだ、黒狐竜の血液。
変血の名から、黒狐竜の、複数のモードと関わりがあることが考えられる。
その成分から未知の素材として扱われ、研究が進められている。
本体の剥ぎ取りにおいて、1%の確率でしか入手できない剥ぎ取り希少素材である。
関連項目
モンスター/デュラガウア - 黒狐竜と酷似する姿を有した飛竜種
モンスター/UNKNOWN - 黒狐竜と同じく詳細不明な未知のモンスター「UNKNOWN」
BGM/ミ・ル戦闘BGM
システム/緊急クエスト - ほぼミ・ル限定の特殊な仕様を持つ。
クエスト/終わりなき襲撃 - 『果てなき脅威の来襲』、『未知なる脅威の来襲』にて登場
クエスト/双頭襲撃戦 - ミ・ルが2頭同時に出現する≪超難関クエスト≫、『双哭招く終末』
クエスト/無双襲撃戦 - 妖し化ける?????が登場する≪超難関クエスト≫、『変幻万化』
ミ・ル素材の装備
武器/ダードラウラ - 片手剣
武器/ダードスラスト - ガンランス
武器/ダードブロウバル - 穿龍棍
武器/ダードアルク - 弓