油涌き谷の頂点捕食者、獄焔蛸ヌ・エグドラの素材から作られる武器群。
概要
- 黒き炎は油涌き谷の深淵より這い出で、生けるものを食らい、全てを焼き尽くす。
そんなアズズの現地民が抱く恐れを体現するように、当武器群は宇宙的恐怖に満ちた風貌をしている。
ただ触手や棘が大量に使われ不気味なだけでなく、待機中うねうね蠢く、抜刀等で牙を剥くなど、冒涜的なギミックが盛りだくさん。
……まぁ、ハンターにとってはコレらも狩り伏せたエモノのひとつに過ぎない。存分に振り回そう。CAPクラフト最大の誤算。
- 作成できるのは大剣、ハンマー、ランス、スラッシュアックス、チャージアックス、ライトボウガン、ヘビィボウガンの7種。
性能
MHWilds
- 作成できるのは任務クエスト「黒炎はある日静かに訪れる」でヌ・エグドラを狩猟した後。
性能の傾向は以下のとおり。- 高めの基礎攻撃力
- 標準的な火属性
- ラフな武器によくある会心率-15%
- 剣士武器の斬れ味は最大斬れ味短め
- 攻めに傾いた各武器種の適性スキルが発現
- 本作Ver.1における傾向だが、既にトリス武器が存在する武器種もあったり、後々護火竜武器など更なる新顔が増えたりと、
火属性武器という括りで見るとライバルはかなり多い。
採用の判断基準は、火属性弱点を突いたうえで「どのスキル構成を重要視するか」が重要となるだろう。
- 歴戦狩猟の証IIIや獄焔蛸の炎玉を使い、上位最終まで強化した性能は以下の通り。
- 高めの基礎攻撃力230
- やはり標準的な火属性
- 会心率-15%は相変わらず
- 剣士武器は最大斬れ味が短い白と、素の経戦能力は低め
- 武器スロットは3-2-1の標準仕様
- 各武器種の適性スキルが完成、さらなる攻めの境地に
- 大剣・ハンマーは扱いにくさの補填からか、合計5Lv分発現する特別仕様
- 火属性武器の中でライバルが多い状態はそのまま、基本的にやや扱いにくい部類に入るか。
しかし属性武器ながら物理火力の高さ、さほど防具の発動スキルに依存しない手軽さのバランスから、
各武器の扱いに慣れてから手を出すと火に弱いモンスターを気持ちよくタコ殴りにできる基本構成と言える。
- 武器スキルの変遷は以下の通り。
一覧
- 頂点捕食者武器の例に漏れず、独特な響きを持つ武器名が多いがちゃんとした意味はある。
世界各国の言語を由来とする点では他の頂点捕食者たちと同じだが、
レ・ダウの武器は「雷」、ウズ・トゥナの武器は「波」だったので、
ヌ・エグドラ武器のモチーフは本種が操る「炎」、
もしくは纏う「油泥」が由来であると考えるのは自明の理であろう。
まずはその一覧を見てみよう。
- …獄焔という仰々しい言葉を冠する傍ら、名状しがたき語感が目につくが、
それもそのはず、これらの単語は全て蛸を意味するものである。
油涌き谷に生きるアズズの民にとっては、生活に馴染んだ炎や油泥などよりも、「蛸」という存在そのものが異質。
まさに名乗るだけで相対するモンスターを狂気に陥れる、異質さに満ちた名と言えよう。
- ……とまあ一旦アズズの皆さんを震え上がらせるための解説をしてみたものの、これは黒い炎が「未知の怪物」だから通じるもの。
モンスターおよび魚介類に詳しい我々にしてみれば、タコは賢くてユーモラス、何より美味な生き物である。
むしろ「プリっとして可愛い」「居酒屋で声に出して頼みたい」などなどの感想を抱くことだろう。
他の頂点捕食者武器は上述したように雷や波・金属と、その能力をテーマとしているのに
コチラだけ本体のタコなので、余計にその場違い感が際立つ。
なんだかクーゲルシュライバー*1みたいな話である。
奇天烈なネーミングを持つ武器は過去にもあったが、
世界観的な恐ろしさと我々が抱く感想の間で文化の違いを感じさせる武器群はそうそうないだろう。- なお余談ではあるが、上記が通用するのはアジアや地中海などの蛸を食する地域の話である。
ヨーロッパやアメリカなどの一部地域では「悪魔の魚」として忌避される傾向にあり、
その国の人にとってはアズズの人々と同様におぞましい武器群なのかもしれない……
- なお余談ではあるが、上記が通用するのはアジアや地中海などの蛸を食する地域の話である。