- 種族
- 頭足種
- 別名
- 獄焔蛸(ごくえんしょう)
- 英語表記
- Nu Udra
- 登場作品
- MHWilds
- 狩猟地
- 油涌き谷
目次
生態・特徴
- 火窯の里アズズに古くから伝わる伝承の中に登場する頭足種の大型モンスター。
アズズの近郊に広がる「油涌き谷」と呼ばれる地域の奥地に棲息しているが、
近年に至るまでほとんど出現は確認されておらず、
一部の文献に辛うじてその名を残している程度にしか認知されていなかった。
しかしある時、アズズでの祭事の中で発生した事故に触発される形で一部の個体が活発化、
その中の一体がアズズの中心部にまで侵攻して来てしまった事で
現地の人々や当時居合わせた禁足地調査隊のメンバーに目撃され、その存在が公に確認された。
煉獄を想わせる激しい炎や灼熱の環境を好み、油泥や炎を巧みに活用する生態から
ハンターズギルドからは《獄焔蛸》とも呼ばれる。
- 興奮状態の赫猿獣アジャラカン複数頭を瞬く間に圧倒・制圧してしまうほどの強大なモンスターで、
油涌き谷の生態系における頂点捕食者と目されている。
炎や熱などのエネルギーが集中する場所に惹かれる習性があり、
現地にて「火走り」と呼ばれる異常気象が発生すると活発化し、縄張りを積極的に徘徊し始める。
頭部には一対の眼が存在するが、普段は閉じ切った状態で格納されており、
興奮状態に突入すると青白い光を放ちながら露出する。
また、この眼と同じ光を発する楕円形の器官が6本の触手の先端付近にも備わっている。
これもまたヌ・エグドラの感覚器官であり、これを用いる事で直接見たり触れたりせずとも
獲物や外敵の位置を正確に把握することが可能であるらしい。
たとえヌ・エグドラの背後や頭上から接近しようとしても、複数人で狩猟に挑んだとしても、
触手の光がこちらに向けられているのであれば、
それは実質的にヌ・エグドラと「目が合っている」状態と考えるべきである。
ちなみにこれらの器官は単純な視覚器官とは異なるものらしく、
強烈な閃光などを浴びせても大きな反応は見せない。
他にも未だ謎の多い器官でもあり、目下研究中である。
- 本来のヌ・エグドラの体色は深い緑色だが、
基本的に油泥と自前の体液が混ざり合った「油膜」と呼ばれる液体を全身に纏っており、
その影響で全体が鈍い光沢を有した黒色に見える。
興奮状態に突入すると咆哮と共に自ら纏っている油膜に点火、全身を炎上させて外敵を威嚇する。
油泥や油膜によって黒ずんだ全身が瞬く間に炎に包まれていく姿は
アズズの伝承においては「黒い炎」と表現されていた。
燃え盛るヌ・エグドラは単純に近寄り難い上に攻撃も苛烈さを増して非常に危険だが、
大量の水を含んだミズタマリゴケなどを勢い良くぶつけたり、
特定の部位に集中的に攻撃を加えることで消火することも可能。
全身の炎を一気に消火することは現実的ではないものの、
少しずつでも火を消していけばヌ・エグドラの攻勢も多少なり弱化させることができると見られている。
- 体内にも一定量の油泥を蓄えており、必要性に応じて漏斗から油泥を噴出することもある。
さらには漏斗から直接炎を噴出することもあり、時には油泥と共に炎を噴き出したり、
火の付いた油泥の塊を周囲へ撒き散らすなど、広い範囲へ炎を拡散させるような行動に出ることもある。
特に警戒すべき行動として、触手によって捕らえた獲物を漏斗付近まで手繰り寄せ、
そのまま自分の触手ごと巻き込みながら火炎放射を放つという凶悪な攻撃を繰り出す場合もある。
触手には前述の感覚器官を取り囲むように大きな爪が生えており、
強靭な筋力で締め上げると共にこの爪を食い込ませることで獲物を容易には逃がさない。
触手に拘束された状態のまま至近距離から放たれる火炎放射から逃れることは非常に困難だが、
巻き付いている触手に何度も刃物を突き立てたり、飛び道具を用いて眼などの急所を狙い撃つなどして
ヌ・エグドラを怯ませることができれば、炎を放たれる前に拘束から脱出できる可能性はある。
- 身体は非常に柔軟で、他の生物では通り抜けられそうにない岩場の亀裂などにも簡単に侵入できる。
窮地に陥るとその柔軟性を駆使して地形の隙間などを潜り抜け、
一瞬のうちに逃げ去ってしまうこともあるので狩猟の際には要注意。
また、休息を取る際にも岩場の隙間などの狭い場所に身を隠す習性があり、
これらの生態を知らないと追い詰めたはずのヌ・エグドラを見逃してしまい、
結果として十分な休息を取らせてしまうという事態もあり得る。
- ヌ・エグドラの身体の大部分は柔軟性や伸縮性に富んだ皮や筋肉で構成されており、
その影響で本体から切り離した素材でも、鮮度や質によってはそれ自体が意思を持っているかのように激しく蠢く。
そしてそのような様子が人々の恐怖心を刺激したのか、
ヌ・エグドラから得られる素材やそれらから作成された装備は一種の呪物のように扱われる場合もあり、
希少性や市場価格の割には一般受けしにくい模様。
一部ではヌ・エグドラの素材を扱う場合は独自の呪法を用いる必要があるという噂さえあるが、その真相は不明。
- 余談だが、油涌き谷には特定の時期になると、
人の手の中に納まりそうなほど小さな発光性の浮遊生物が出現することがある。
これは現地では「ヌ・ヤヤ」と呼ばれている環境生物であり、
他の生物に対する攻撃的な生態などはほとんど確認されていない。
時に群れで出現し、身体を蒼白く発光させながら空中を漂う姿は幻想的な美しさを醸し出すが、
実はこのヌ・ヤヤこそ生後間もないヌ・エグドラの幼生であることが確認されている。
ヌ・エグドラの産卵の条件は未だ研究途中で不明な点が多いが、
卵は一斉に孵化するらしく、時期によっては数えきれないほどのヌ・ヤヤが一度に確認される。
その中の一部が時には油涌き谷の上層部やアズズに程近い場所にまで
迷い込んできてしまう場合もあるようで、現地の人々にも時折目撃されていたらしい。
概要
- MHWildsより初登場する事となった、様々な点で異例な新モンスター。
《黒い炎》として伝承に語り継がれる存在で、その姿は竜でも獣でも節足動物でもない、
油泥を滾らせ燃え盛り、地を這う巨大な黒い蛸という異形のモンスター。
- メインシリーズにおいて浮岳龍ヤマツカミ、骸龍オストガロアに次いで現れた3体目の頭足類型モンスターである*1。
飛び出た目や楕円形の頭部、長い触手や甲羅のない胴体など、見た目は頭足類の中でもタコに良く似ており、
「獄焔蛸」と呼ばれるだけあって、我々がイメージするタコ(マダコ)に最も近い外観である。
一方、タコではあるものの人間のような歯といった脊椎動物らしい特徴を持ち、
全体的に丸いヤマツカミとはシルエットが大幅に異なる*2からか、
むしろ体の構造もほとんどイカであるオストガロアとの比較がより盛んに行われているようだ。- 触手は胴体下部から生える長いものが6本、胴体前方から生える短いものが2本あり、
これは今までの頭足類型モンスターと大きく異なる。
胴体や触手には小さなトゲが生えている他、触手の先には青白く光る発光体が存在している。
頭部には瞳孔などの無い青白く光る眼と、その周辺を彩る発光器官が存在しており、
黒々しい胴体に妖しく目元が輝く姿はクトゥルフ神話の邪神のよう。
角が生えた冒涜的なシルエットや、呪術的なBGMは悪魔的なイメージを思い起こさせる。 - 口はヤマツカミやオストガロアのように大きく開いたものではなく、
現実の頭足類の様にしっかりと嘴のようなカラストンビ(顎板)があるが、
巨大なモンスターらしく現実世界のタコと比較すると
まるでトラバサミの如く巨大でギザギザした恐ろしいものになっている。
また、外套膜と胴体の境目には大きな漏斗が存在している。
現実の頭足類は墨を吐く以外ではこの漏斗から水を噴射して移動に用いるが、
本種は陸上を這って移動する関係か、後述するが漏斗は別の物質を発射する攻撃手段として用いているようだ。
- 触手は胴体下部から生える長いものが6本、胴体前方から生える短いものが2本あり、
- 光沢を伴った美しいエメラルドグリーンに縞模様が入った表皮を持ち合わせているが、
その上から黒々しい油泥を纏っており、油膜として全身を真っ黒に染め上げている。
更にヌ・エグドラは激情すると油泥を激しく燃え盛らせ、全身を火だるま状態にするという驚愕の特徴を持つ。
身を守る分厚い甲殻や鱗を持たず、軟体動物の柔らかい表皮を自ら燃やしているというのは、
生物としてはなかなか常軌を逸した生態であると言えるだろう。- 半固形物である溶岩を纏っているモンスターはチラホラ居るし、
形態変化などで炎を一部に纏うようなモンスターは一定数確認できるが、
それでも全身が激しく炎上する生物などモンハン世界広しといえどもなかなかお目に掛かれない。
当て嵌まるとすれば派生作品であるMHXRのリオレウス豪火種くらいであろうか。- 全身に可燃性の油泥(重油)を覆っているという生態は古龍のゴグマジオスとも共通している。
ただし、ゴグマジオスは自身の体内で重油(状の体液)を無尽蔵に生成できるとされるが、
ヌ・エグドラの場合は素材の説明文を見る限り、油は外界から得たもので、
体液と混ぜて身に纏っているようだ。
実際、大技の後などには腕を用いて自らの体に油を塗り直す行動が見られる。
- 全身に可燃性の油泥(重油)を覆っているという生態は古龍のゴグマジオスとも共通している。
- 更に燃え盛る油泥を振り撒いて攻撃するのはもちろんの事、漏斗から噴射する事も可能なようで、
油泥に火をつける事で漏斗から火炎放射を放つことも可能。
漏斗が胴体と外套膜の境にあり、顔部分の反対の場所にある関係上、
基本的には漏斗を真っ直ぐに向けるために真横を向いて炎ブレスを放つ、
という奇妙なポーズで攻撃を仕掛けてくることになる。
しかし、真横を向いていても的確に攻撃できるようだ。
- 半固形物である溶岩を纏っているモンスターはチラホラ居るし、
- 頭足類が筋肉の塊であるように本種もかなりの力持ちであり、
触手一本で大型モンスターを軽々と持ち上げるなど、
火炎放射などの遠距離武器を除いた単純な膂力でも侮れない。
その一方で軟体動物らしく身体の柔軟性が恐ろしいほど高いため、
一見すると入れなさそうな狭い隙間にさえするりと入り込んでしまう。
現実のタコも顎板(カラストンビ)が通り抜けられる隙間なら難なくすり抜けられるが、
その何十倍もの大きさを持つ本種が、潤滑剤の役目を果たしたであろう油泥を残して
僅かな壁の隙間に消えていく姿はまさに奇々怪々。- 油泥による炎の攻撃や触手による物理攻撃も脅威的だが、油断できないのは相手を捕捉する力にある。
本種の頭部や触手の先端にある蒼白い発光体はすべて感覚器官となっており、
目で見ずともその感覚器官を用いて相手の居場所を把握する事が可能。
現実のタコは触手の吸盤にある感覚器官(受容体)が触覚と味覚を持っており、触れる事で周囲の状況を知覚するが、
本種はこの発光する感覚器官で触れずとも遠隔で周囲を把握できる模様。
時には全く別の方向に頭部を向けていながら、触手のみで外敵を捕捉して攻撃する事も出来るため、
ヌ・エグドラがどこを向いているかに惑わされず、
感覚器官がこちらを捕捉したか否かで攻撃タイミングを見分ける事が肝要である。
このような対象を全く見ずに攻撃を行うモンスターはかなり珍しいため、
対処方法を知らないと苦労するだろう。- 全身を燃やしていない状態の時は頭部の目を閉じているが、怒って体を炎上させると同時に目を開く。
黒い身体、赤い炎、蒼い目のコントラストは実に悪魔的な印象を与える。
- 全身を燃やしていない状態の時は頭部の目を閉じているが、怒って体を炎上させると同時に目を開く。
- 更にこれらの感覚器官のためか、或いは全身を炎上させるという生態上の理由か、
視力が発達していないため閃光で動きを止める事が出来ない。
ヌ・エグドラの狩猟に際して閃光玉や閃光羽虫の利用は有効で無いため注意したい。
- 油泥による炎の攻撃や触手による物理攻撃も脅威的だが、油断できないのは相手を捕捉する力にある。
- 鳴き声はこれまた非常に独特…というか独特を通り越してなんとも名状しがたい。
人間のかすれた笑い声や何者かがブツブツ呟く声を逆再生したものにしか聞こえないおぞましい物音と、
風船をこする時に出る音に鳥類かカエルの鳴き声をかけ合わせたようなぷりぷりとした甲高い音が
不規則に入り混じったものとなっており、同期のレ・ダウとはまた違った意味で
生物のものとは思えないほど不思議、かつ不気味。
とはいえ、ハンターにとって最も印象深いであろう発見時の咆哮はどちらかというと甲高い方で、
そのせいで本種の鳴き声を恐ろしく思うどころか、むしろ柔らかくて可愛いという印象を
抱いている人もいるとか、ないとか。端から見る分にはSAN値がやられているにしか思えない
- 幼体である、ヌ・ヤヤが環境生物として登場している。
成体の巣に豊穣期になると姿を表し、ふよふよと辺りを漂っている。
ヌ・エグドラは長期に渡って確認されていなかったものの、ヌ・ヤヤは時折目撃されていたらしい。- 出現に特殊な条件を必要とする環境生物の一つであり、その条件とは
「歴戦の個体のヌ・エグドラが出現し、そのあと豊穣期を迎えること」である。
歴戦ヌ・エグドラがいる時にエリア17を訪れると、天井に房状の卵が大量に付着しているのが見える
(実際、アルマもヌ・エグドラが産卵をしたことを教えてくれる)。
- 出現に特殊な条件を必要とする環境生物の一つであり、その条件とは
- 本種の存在が最初に公表されたのは、2024年10月23日に公開されたプロモーション映像第5弾。
沼噴竜ププロポルを締め上げて実力を示した赫猿獣アジャラカンを、
軽々と2頭まとめて触手で持ち上げるという格の違いを示す形で登場。
ハンターにも火炎ブレスで襲い掛かり、更には触手で鷲掴みにした上で
超至近距離からの火炎放射を浴びせるという恐ろしい行動を見せた。
ハンター側もナイフで何度も突き刺して抵抗を試みた上で、
火炎放射の際には手でガードしようとしているのだが、全く功を奏していないのが絶望感を煽る。- このPV5が公開された段階では、名前・別名はおろか種族さえ明かされず、様々な憶測を呼んだ。
同じような采配はPV2でチラ見せのあった煌雷竜レ・ダウでも存在したが、
あちらは骨格から飛竜種である事がほぼ確定していたと言えるのに対し、
こちらは上記のようなタコ型モンスターであるため、界隈の衝撃はより大きいものであった。- 発売前の本種に対する情報規制はかなり厳しく、2025年1月8日に公開された実機プレイ映像では、
アジャラカンとの戦闘中に一瞬、本種の触手が映りこんでいるものの、
それ以上映ることはなくカット編集が入ってしまい、
名前などの情報はおろか間近で見る事すら叶わなかった。
また、同時期に配布を開始した公式店頭パンフレットの項目でも姿は出すものの、
依然に謎のモンスターとして詳細を伏せられていた。
- 発売前の本種に対する情報規制はかなり厳しく、2025年1月8日に公開された実機プレイ映像では、
- その後、1月29日に再び開発陣へのインタビューと実機プレイ映像が公開され、
獄焔蛸ヌ・エグドラという別名と名前がようやく明かされる事となった。
本種の存在が判明してから実に3ヶ月、98日後の出来事であった。
主に2種類の説が唱えられており、1つはヤマツカミやオストガロアの前例から古龍種であるとする説、
もう1つは今迄に登場したことのない全く新しい種族であるとする説である。
後者の場合は「軟体種」「頭足種」など様々な意見が飛び交っていた。- メディアによる公式インタビュー動画においては、タイトルや概要欄にて「頭足種」との記載がされた。
そのため、動画内でスタッフからの明確な言及こそないものの、候補として可能性が高いとされていた。
- その後、シビレ罠や落とし穴にかかる、剥ぎ取り回数が3回である、
別名に「龍」が含まれない*3、クエスト目標が「狩猟」である*4…
など通常のモンスターと同じような特徴が明らかになり、
ヤマツカミやオストガロアと異なり古龍種ではない可能性が飛躍的に高まっていた。
MHWildsで新規実装された種族である頭足種のトップバッターとなった。 - このPV5が公開された段階では、名前・別名はおろか種族さえ明かされず、様々な憶測を呼んだ。
MHWilds
黒い炎だ。
- MHWildsにおける舞台「禁足地」では各フィールドに頂点捕食者が存在するが、
本種もその一角として油涌き谷における生態系の頂点に君臨している。
油涌き谷はその名前の通りに油泥が涌いて堆積しているフィールドであり、
時には油泥が燃え盛り、辺り一面が灼熱地帯へと変貌する事もある。
頂点捕食者たちに共通する性質として、本種も油涌き谷の異常気象である
「火走り」に密接に絡んだ生態を持ち、この時期に姿を現すとされている。
- 塔のヤマツカミ、竜ノ墓場のオストガロアと、
過去の頭足類型モンスターはいずれも決戦場フィールドでのみ登場していたが、
ヌ・エグドラは油涌き谷という汎用フィールドに登場しており、
これは頭足類型モンスター初の快挙であると言える。- また、ヤマツカミは常時浮遊、オストガロアは半身が水場に埋まった状態で行動しており、
頭足類の特徴の一つである軟体的な表現に関してはほとんど行われていなかった。
一方、PS5のハードスペックを活かしたMHWildsでは、
恐ろしく向上した技術力で以って軟体的な身体や触手をフルに稼働させてくる。
こういった表現はMH2やMH3でも考えられていたものの、技術的課題から没になっていたのだが、
MHWilds制作にあたり「今回こそ実現できそうだ」という事で挑戦したのだという。
- 水を制するウズ・トゥナが緋の森において滝登りで自在に移動していくように、
ヌ・エグドラも支配領域である油涌き谷では、自身の特性を活かしたエリア移動を魅せてくれる。
油涌き谷の下層には油泥を汲み取るためのパイプが何本も張り巡らされているが、
ヌ・エグドラはそれに纏わりつき、パイプを伝って移動していくのだ。
主に溶岩のあるエリア15から巣であるエリア17への移動などで見る事が出来る。
また、壁面や地面にはハンターも入れないほど狭い亀裂があるが、
軟体の身体を持つ本種はこともなげに隙間に入り込んで移動してしまう。
巨大な身体が壁や地面の中に一瞬で消えていく様は圧巻の一言だが、
移動したヌ・エグドラを追うためにはマップを参照しなければ困難だろう。- 寝床も実にタコらしい場所が用意されているようで、
油涌き谷の下層となる溶岩地帯のそばにとても狭い穴倉があるのだが、
なんとこの小さな岩場にすっぽりと収まって眠りにつくのだ。
腕を1本だけ外に出して眠る様はまさしく蛸壺そのものであり、
攻撃するとビックリして飛び出してくる事も含め、どこか愛らしい。
モーションデザイナー渾身の力作らしく、徳田Dもすごいと絶賛した出来栄えなようだ。 - なお、この蛸壺の中に大タル爆弾を投げ込むという凶行に及ぶことも可能。
堪らず飛び出してきてダウンするのでチャンスにはなるが、少し罪悪感は湧くかもしれない。 - また、エリア17には細い高台から入れるのだが、
一定のサイズ以下のヌ・エグドラはこの高台にいるハンターへの攻撃手段を持っていない(岩飛ばしは高さが足りない)ため、
弾導強化を積んだガンナーであればここから一方的に蜂の巣にすることも可能。
エリア奥に逃げられても、斬裂弾や徹甲榴弾、集中特攻弾【射鵰】、集中射ち【箭雨】といった
遠くの相手に大きなダメージを与えられるアクションで引き寄せられる。
- 寝床も実にタコらしい場所が用意されているようで、
- また、ヤマツカミは常時浮遊、オストガロアは半身が水場に埋まった状態で行動しており、
- 油涌き谷の生態系の頂点に立っており、他種との争いでも頂点捕食者として優位に立つことが多く、
相手からの攻撃で動じないのは勿論の事、身体を大きく持ち上げて4本の触手を叩きつける攻撃で
4桁ダメージを叩き出し、相手を強制ダウンさせる事も珍しくない。
レ・ダウにおけるレールガン的立ち位置の技の様だが、
触手の叩きつけという派手な要素の無いシンプルなモーションである。
しかし、だからこそ本種の持つ地力の強さが浮き彫りになっているとも言えよう。- 同地には過去シリーズで火山の主ともされた強豪飛竜種、鎧竜グラビモスも棲息している。
しかし、グラビモスは鉱物食のモンスターであり捕食者では無い*5ため、
両者の力関係がどうあれ本種の頂点捕食者という地位は揺るぎない。
強大なモンスター同士、見事にお互いのニッチを避けて共存できているという事であろう。
- 油涌き谷の新モンスターの中でも強者側に立つ赫猿獣アジャラカンは、
ププロポルとの縄張り争いでも優勢、同士討ちでも高い勝率を誇るが、
そんなアジャラカンでさえヌ・エグドラは文字通り手も足も出ない存在である。
ムービーではアジャラカンを2頭まとめて腕で持ち上げ、
同時にもう1頭を用無しとばかりに奥の方へと投げ捨てながら無力化している様子が見られる他、
実際のゲーム中においても縄張り争いで戦う光景を目撃する事が出来る。- 戦闘の流れは次の通り。まず頭突きからの力比べを行うが、
体格で劣るアジャラカンは押され気味で攻めきれない。
ならばと機動力を活かしてヌ・エグドラの身体によじ登り、
触手を掻い潜って頭部に辿り着くも攻撃叶わず捕まってしまう。
そのままヌ・エグドラは自慢の火炎放射を放ち、アジャラカンがダウンして終了。
単純な力比べでも勝り、相手の機動力も触手で封じ込め、悠々と必殺技をお見舞いするという
清々しいまでの完勝であり、ヌ・エグドラ側にダメージが入る事はない。
流石は生態系の頂点に立つものであるといったところか。
- 戦闘の流れは次の通り。まず頭突きからの力比べを行うが、
- 同地には過去シリーズで火山の主ともされた強豪飛竜種、鎧竜グラビモスも棲息している。
- 油涌き谷には現地の人々が住む火窯の里アズズが存在するが、
本種はこの里において《黒い炎》なる伝承として語り継がれている。- 劇中では、溜まったリュウヌのエネルギーが大火窯に過剰な火力を与えてしまい、
そのエネルギーに引き寄せられてアジャラカンの群れが里に次々と現れる。
2頭を狩猟したものの、追加で3頭が里まで姿を現すが、更にその背後から謎の存在が出現。
長大な触手を用いて3頭のアジャラカンを赤子のように扱い、投げ飛ばし、連れ去っていった異形の存在は、
油氏族の長に伝わる「黒い炎」という恐るべきモンスターであった。- かつて大火窯を焼き尽くしたという被害記録、そして既に里に侵入を許してしまっているという危険性から、
鳥の隊ハンターは黒い炎を追って狩猟を果たす事となる。
なお、登場ムービーではアジャラカンを一掃しているだけでアズズには被害を与えていない事から、
アズズの窮地を救ってくれたヒーローや、祭事を見にきただけ、なんて冗談を言われることもある。
考えようによっては、アジャラカン達が餌食となって気を逸らせてくれとも言え、彼らがいなければ
アズズの住人たちが本種の餌食となっていたかもしれない。
- かつて大火窯を焼き尽くしたという被害記録、そして既に里に侵入を許してしまっているという危険性から、
- Chapter2-4「古から来た炎」の段階では名称が分からないため、ヌ・エグドラではなく黒い炎と表記される。
メインターゲットやポップアップ表示は黒い炎と書かれており、素材などは「???の○○」と表記される。
こうしたシステムはストーリー上でまだ名前のないモンスターと対峙しているため、
表示が全て「???」だったMHW(:I)のラスボス戦を思い起こさせる。
後に油氏族の長ヤブランが伝承にヌ・エグドラの名前を見つけた事で、ようやく正式名称が判明する。
- 劇中では、溜まったリュウヌのエネルギーが大火窯に過剰な火力を与えてしまい、
戦闘能力
やるぞ。今の里には近づけさせない。
はい。お願いします!
- 新種族のトップバッターとして登場したヌ・エグドラは、
今までにない骨格を持つだけあって戦い方も変幻自在にして奇想天外。
身体の中心から生えた自立して動く6本もの触手、柔軟性が高く意表を突いた動きをする全身、
爆発する油泥や火炎放射を放つ頭部(漏斗)など独自要素の塊であり、
過去シリーズの戦闘経験や固定観念に囚われていると惑わされやすいだろう。- 同じ頭足類型モンスターと比較しても違いは多く、
ヤマツカミと違って地を這い、オストガロアと違って頭部が直接叩ける位置にない等、
所詮タコイカだと思ってかかると余計に差異を感じるかもしれない。
- もはや当然のように咆哮持ちのモンスターである。
仮にも頂点捕食者がバインドボイス無しは格好付かないだろうが、
巨大な身体を震わせ、ハンターの耳をつんざくほどの大音量を発するタコの姿は結構怖い。
一方、鳴き声は他種に比べると高い方なので、声だけ聴くとギャップで可愛く見えるかもしれない。
- 同じ頭足類型モンスターと比較しても違いは多く、
- 通常時は油泥まみれだが火が付いておらず、目や感覚器官も発光していない大人しい状態で、
黒い油膜が光を反射して七色に光る身体は悪魔的なシルエットを強調しているように見える。
この状態では油泥や炎ブレスなどの遠距離攻撃は行わず、
大きな6本の触手(腕)を用いた肉弾攻撃がメインウェポンになる。- 触手でのパンチは1本で叩きつけるものとなぎ払うもの、
そして4本を贅沢に使った強力な叩きつけ等の種類が存在する。
触手1本でも点での攻撃、面での範囲攻撃の両方に対応できる他、
後隙が大きくないため連撃を仕掛けてくる形になるのも厄介なところ。- 特に前方の4つの触手を用いた叩きつけ攻撃は範囲が非常に広くなっている。
身体を後退させ、後ろの2つの触手だけで立ち上がるという分かりやすい予備動作があるが、
範囲の見極めを誤って攻撃を喰らってしまう事態も考えられるので気を付けたい。
また、非怒り時でも2連続で行ってくる事がある点にも注意。
動作的にはギギネブラやバゼルギウスが行う倒れ込みボディプレスに近い印象を受ける。
ちなみに、この動作が他モンスターとの同士討ちにおける大技となる。
- また、2本の触手を螺旋状にして頭上に掲げていたら回転攻撃の合図。
触手を伸ばして反時計回りに180度回転してくるモーションになっており、
範囲がかなり広くなっているので予兆を見たら直ぐにヌ・エグドラから離れたい。
- 特に前方の4つの触手を用いた叩きつけ攻撃は範囲が非常に広くなっている。
- いずれもどこに攻撃してくるかを見極めるのが重要になるが、
そこで注目すべきは叩きつける時に必ず触手を持ち上げ、発光器官を露わにする事。
これほどまでに分かりやすい予備動作もないといったところであり、
触手を持ち上げてキラッと光るものが見えたら回避やガードをすると安定するだろう。
生態上はこの発光する感覚器官で相手の位置を見極めているという設定であり、
戦闘時の攻略の糸口にもなり、設定面もしっかり抑えた見事な采配と言えるだろう。
不意を突かれて視界外からの攻撃を繰り出してくる事もあるので注意。
急に回り込まれても対応できるよう、カメラ操作を意識しておくと良いだろう。
潰れたように平たくなり、触手をシュルシュルと動かして進む様子は陸上を這うタコそのもの。
また、体勢を低くした状態からカラストンビを剥き出しにして突進を繰り出してくる事もある。- 一方、目からの情報ではなく触手の感覚器官で周囲を把握しているヌ・エグドラには、
戦闘前はともかく戦闘中に死角が生じる事はない。
なんと触手だけで独立してハンターを狙ってくるため、
頭部や目があらぬ方向を向いていても関係なくハンターを攻撃してくるのだ。
たとえヌ・エグドラがプレイヤーの反対方向や他プレイヤーの方を向いていても、
6本の触手はこちらを逃さず補足してくるため、むしろマルチプレイほど気を抜けない。- ターゲットを分散するという点においてはマルチプレイも有効に働く。
1人では厳しいと考えるなら、救難信号でマルチプレイヤーや
サポートハンター達を呼び出すのも一手だろう。
- ターゲットを分散するという点においてはマルチプレイも有効に働く。
- 上記の発光器官による予備動作はヌ・エグドラが誰を狙っているか分かりづらい上、
6本もの攻撃手段が自立して動く事への対応策であると言ってよい。
ヌ・エグドラの向きに惑わされず、触手の先端の発光を見逃さないようにし、
距離感と狙い所を変えながら戦闘を進めるのが肝要になるだろう。
- 触手でのパンチは1本で叩きつけるものとなぎ払うもの、
- ダメージを負って怒り状態になるといよいよ本種も本気を出し始め、
目を見開いて全身に纏った油膜に火が付き全身が炎上した姿となる。
まさしく《黒い炎》と形容すべき外見であり、油涌き谷の異常気象たる火走りを自ら体現した形態変化と言える。- この状態では多くの肉弾攻撃に油泥の炎上効果が付くようになり、
触手を叩きつけると小規模な炎上爆発が起きる他、
各種モーションで跳ね飛んだ油泥が熱で爆発を起こすようになる。
まるでゴグマジオスの気体モードの如き危険な状態だが、
ゴグマジオスの重油は身体から滴り落ちていただけなのに対し、
ヌ・エグドラはこの特性を利用し自ら油泥を跳ね飛ばして爆弾のように用いてくる。
振り撒かれる火が付いた油泥はバゼルギウスの爆鱗も斯くやという規模であり、
炎上状態のヌ・エグドラに近接戦闘を仕掛けるにはこの爆発の雨を抜けていく必要がある。- ヌ・エグドラはこの火が付いた油泥の使い方をよーく熟知しているようで、
6本の太い触手を叩きつけてその余波で油泥を飛ばしてくる他、
通常状態ではほとんど使ってこなかった口元の小さな2本の触手で、
素早くピュッと油泥の剛速球を投げてよこしてくることもある。
予備動作も短い上、連続で飛ばしてくる事もあるので地味に注意すべき技である。
- 更には通常状態でも用いてきた回転攻撃、
そしてこの状態から解禁される大暴れのようなモーションでは、
全身からあちこちに油泥が跳ね飛ばされる危険な技となる。
周囲一帯に爆弾がばら撒かれるのにも等しい行動であり、
ヌ・エグドラが回転したり暴れ回るような兆候が見えたら距離を取ろう。
ただし、この大技では全身の油泥を跳ね飛ばしてしまい、一時的に油泥を纏っていない状態になるため、
形態変化解除と共に繰り出す必殺技ポジションのモーションなのだと思われる。
- ヌ・エグドラはこの火が付いた油泥の使い方をよーく熟知しているようで、
- そして本種の象徴的な技と言える火炎放射もここで解禁。
少し後退して頭部を横に向け、漏斗をこちらに据えてきたら発射の合図であり、
前方に角度の狭い扇状の火炎ブレスを放出してくる。
予備動作が分かりやすいため、近くに居れば避けやすいが、
初見であったり遠くに居たりすると避け切れず喰らってしまう事もある。
ウズ・トゥナのヴェールまといと同じくダメージ蓄積で解除する事が可能。
一定以上のダメージを与えると炎が消えると共に倒れこみ、
更に全身を覆っていた油膜も無くなってヌ・エグドラ本来の美しい縞模様の皮膚が見える。
ただし、起き上がると触手で油泥を塗りなおして元の黒い姿に戻る。 - この状態では多くの肉弾攻撃に油泥の炎上効果が付くようになり、
- プロモーション映像等で見せていた恐怖の拘束攻撃も存在する。
4本の触手を掲げてハンターを覆い隠すように前方に出して絡めとって来る。
上述した4本の触手による叩きつけと事前動作が少し似ているので、見間違えないようにしたい。- ハンターを触手で掴んだヌ・エグドラは自身の目の前まで持ってきて、
通常状態でも一時的に発火し、銃口を向けるかの如く漏斗を向けてくる。
たっぷり恐怖を煽った後に超至近距離で火炎放射、火炙りにしてハンターを放り出すのだ。
ただし、触手に掴まれている時は小ダメージの連続で、
吹き飛ばされるときに固定ダメージを受けるという構成になっており、
意外にもダメージ総量はそこまで高くない模様。
流石ハンター、火炙りにされても全く動じない強靭な身体をお持ちである
- 今作からは拘束中にナイフを相手に突き立てて抵抗出来るようになっている他、
スリンガー弾を装填していれば目に向かって発射する事で弱点を突いた扱いになり抜け出せる。
拘束攻撃に備えて常に弾を装填しておきたいが、万が一ない時は連続でナイフを突き立てて脱出を試みよう。
新規骨格ながらもしっかり乗り状態には対応しているようだ。
ハンターが乗れるのは頭部と胴体(内臓を包んだ内臓塊)の2つのようで、
乗っていると6つの触手を用いてハンターを下ろそうとしてくる。
バーラハーラも柔軟性の高い尻尾をこすり付けて落とそうとしてくるが、
こちらはその6倍もの数の触手が押し寄せるので威圧感がすごい。
とはいえ気圧されず、しっかり両方に傷をつけてフィニッシュしてやろう。
なお、たとえヌ・エグドラが炎上していても乗っているハンターは1ダメージも喰らわない。- 乗り状態はある一方、鍔迫り合いの方は確認されていない。
軟体動物相手に力比べというのも変な感じがするので、無くても違和感はないが。
相殺の方はちゃんと実装されているが、あの巨体がぐるぐるでんともんどりうって転がる様は圧巻。
- ハンターを触手で掴んだヌ・エグドラは自身の目の前まで持ってきて、
- 上述した通り、目ではなく感覚器官で周囲を感知しているヌ・エグドラには閃光が効かない。
ただし、それ以外の麻痺・睡眠といった状態異常、
更にはシビレ罠はもちろん落とし穴までも有効であり、足止めの方法は豊富。- 麻痺やシビレ罠の最中は全部の触手を持ち上げてシビれたり、
睡眠中は目の光も消えてぐでーっと横たわったり、
落とし穴は触手の多くが地面に埋まってしまって慌てたりなど、
やっぱり恐ろしげな見た目の割にどこかかわいらしい反応を見せてくれる。 - また、疲労状態で移動する際は頭を垂らし、脚先の力のみで全身を引きずるように這ってゆく。
進行方向を目で見る必要がないと考えれば納得の仕草だが、
このモンスターならではの、可愛らしいようにも異質なようにも映る光景である。
- 麻痺やシビレ罠の最中は全部の触手を持ち上げてシビれたり、
- 部位破壊について特殊な仕様があるモンスターである。
なんとヌ・エグドラ、地面に接地している6本の大きな触手が全て切断できるのだ。
かつてこれほどまでに部位を切断できるモンスターがいただろうか。
タコ型モンスター故の贅沢な仕様であると言えるだろう。
斬り落とした触手で巨大なタコ焼きを作ってみたいものである- 腕を切断するとその分リーチも短くなるし、当然ながら落ちた腕からは剥ぎ取りも可能。
良いこと尽くしなので是非とも沢山切断したいが、
流石に部位耐久値はそこまで低くないようなので、全部斬り落とすのは難しいかもしれない。
場合によってはタコパは諦める事になるだろう
- 腕を切断するとその分リーチも短くなるし、当然ながら落ちた腕からは剥ぎ取りも可能。
余談
- ヌ・エグドラという実に独特な名前を持っているが、フルネームで呼ばれる事はそう多くない。
インタビューを見ると開発陣はもっぱら「エグドラ」と呼んでいるようだが、
プレイヤーからは「ヌっさん」、そして超短い「ヌ」なんて呼ばれ方をする事もあるようだ。
頂点捕食者仲間のレ・ダウやウズ・トゥナはそのまま呼ばれる事が多いが、
語呂的な感覚を考慮すると「ヌ・エグドラ」そのままでは少々呼びづらいのかもしれない。
- 本種の別名は「獄焔蛸」だが、変換のしやすさ故か「獄炎蛸」と誤記されることが非常に多い。
専用BGMの曲名が「黒き獄炎」なのもそれに拍車を掛けていると思われる。
Wikiへの書き込みなど正確さが求められる場合には注意しよう。
- 本種の代名詞たる《黒い炎》だが、色名が含まれる異名という事でか、
発売前はMHWildsの看板であるアルシュベルドの異名《白の孤影》と関連付けて話題にされた事もあったようだ。
色名も黒と白で正反対であり、英語では“THE BLACK FLAME”に
“THE WHITE WRAITH”と対照的なように見えるなど、
何かしらの繋がりを探して盛んに考察が行われていたようだが、
本編で特別な対比関係や共通点が取り沙汰される事はなかった。
そもそも《黒い炎》はアズズの人々の伝承に載っていた名前だが、
《白の孤影》はギルドが付けた異名なので由来からして大きく異なる。
- 頂点捕食者仲間である水属性の海竜種ウズ・トゥナだが、
ヌ・エグドラとは「触手」を素材として持つという意外な共通点がある。
また、タコであるヌ・エグドラに対してウズ・トゥナは淡水魚であるピラルクによく似ているため、
頂点捕食者は4頭のうち2頭が魚介類モチーフの集団になってしまった。
- MHWildsの発売2週間後ほど、多くのハンターがワイルズの全容を知り始めた頃、
本種の顔の前に生えている小さな触手を腕組みさせるという構図が一部で流行った。
小さな腕で賢そうなポーズをするというギャップや、
もともとタコは知能は高いという話が噛み合ったのだろうか。
- モンハンの各種モンスター等をモチーフにした料理・ドリンクが楽しめるレストラン「モンハン酒場」では、
MHWildsの発売時から、期間限定のフェアメニューとして、今作初登場モンスター達のメニューがラインナップされている。
ヌ・エグドラは上記のとおり食材としてネタにしやすいモチーフであり、メニューの追加を期待するハンターも多かったと思われるが、
2025年4月1日から始まる第2弾にて、本種のメニュー追加が決定した。
その名は「獄焔蛸(ごくえんしょう):火焔まぜそば」。なんとタコ焼きではなかった。焼きタコでもなかった- まじめな話をすると、直近のモンハン20周年・大狩猟展におけるカフェメニューとして、
ヤマツカミをイメージしたタコ焼きが提供されていたことが大きな理由の一つだと思われる。
メニューのネタ被りによるインパクト不足を避けるためと考えれば、妥当なところだろう。
タコの姿焼きにでもしていれば別の意味でインパクトはあっただろうが
- 肝心の「火焔まぜそば」については、黒いタレを絡めた中華麺にタコの身やゆで卵をトッピングし、
体表の炎をイメージしたであろう糸唐辛子をまぶした一皿となっている。
お好みでラー油を回しかけることで辛みを効かせた「怒り状態」にできるとのこと。
辛い料理が得意であれば、灼熱の狩猟に挑むのもよいだろう。
- まじめな話をすると、直近のモンハン20周年・大狩猟展におけるカフェメニューとして、
- 現実世界のタコは唾液に毒を持ち、これで獲物を麻痺させ捕食する。
その毒は強力で特に強い種だと人が少し浴びただけでその部位が動かなくなるほど。
しかし、本種は噛みつき攻撃に毒がないので、現実世界のタコとは異なる唾液の成分を持っているようだ。
現実のタコとは違う生物であると言う事なのか、はたまた元々持っていたが退化したのか…謎が尽きないモンスターである。
素材
- 下位素材の初回入手時は、未解明のモンスターであったため「???の○○」表記となっている。
- 獄焔蛸の皮
- 非常に伸縮性が高いヌ・エグドラの皮。
一見ツルツルに見えるが、微妙なる凹凸を持っている。
上質なものは「上皮」に分類され、いかに処理を施してもヌメヌメは取れないが、
伸縮性と耐火性はさらに向上している。
- 獄焔蛸の油膜
- ヌ・エグドラの体液と油が混ざった高粘度の液体。
この液体と油が更に結合することで、燃焼性が向上する性質を持つ。
濃度が濃いものは「濃油膜」に分類され、ひとたび発火すれば凄まじい高温を発し、長時間燃え続ける。
- 獄焔蛸の棘
- ヌ・エグドラの至る所に生えている棘。
歪にねじれており、長さや曲がり方も異なっているため、扱いには高度な技術が必要になる。
上質なものは「上棘」に分類され、刺さってしまえば引き抜く際に
周囲の肉をも抉り取ってしまうような形状をしている。- 上記の通り初回入手時は全ての素材が「???の○○」という表記だが、
何故かこれだけ「???の爪」と表記される。
確かに爪のような役割を果たしているようにも見えなくもないし、
同じ頭足種のシーウーにも爪素材があるのだが、なぜ棘になったのだろうか。
というか、なぜ「???の棘」という表記じゃなかったのだろうか…。
- 上記の通り初回入手時は全ての素材が「???の○○」という表記だが、
- 獄焔蛸の角
- 眼を守るように湾曲し、細かい棘が生えたヌ・エグドラの角。
より鋭く尖ったものは「尖角」と呼ばれ、何かを求めるかの如く、
棘の一本一本までが不気味にねじれている。
- 獄焔蛸の触手
- 柔軟性と伸縮性に優れたヌ・エグドラの触手。
筋肉の塊であり、一般的な剣では刃を通すこともできないほどに強靭。
より太いものは「暴触手」と呼ばれ、切り落としても意思を持っているかのように暴れ続ける。
- 獄焔蛸の髄液
- ヌ・エグドラの体内に生成される、青く発光した希少な液体。
素材の強度を高める性質を持つ。
- 獄焔蛸の炎玉
- ヌ・エグドラの体内で生成される希少な玉石。
大地を焼き尽くす程の業火を自由自在に操る力があるという。
関連項目
武器/ヌ・エグドラ武器
モンスター/頭足種
システム/火属性
世界観/頂点捕食者 - 油涌き谷の生態系の頂点に立つ。
モンスター/ヤマツカミ - タコの姿をしたモンスター。
モンスター/オストガロア - イカの姿をしたモンスター。