◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【ロベール・ムラカミ】 ◆殺◆
登場エピソード
「では、さらばだ、若き国際探偵……! 精進したまえよ。あと三十年も頑張れば、私の栄光の爪先程度にはたどり着くかもしれんな……!」
人物
- この世界に数えるほどしか存在しない、国際探偵の男。非ニンジャ。
- アルプス山脈を歩いていたフジキドが偶然出会い、お互いに正体を直感的に察知した。
- 地の文によると、二人の国際探偵が同時刻、同じ場所に居合わせるのは、皆既日食ほどの確率しかないようだ。
- 国際探偵とは孤独なオオカミめいて群れ集うことはないが、他の国際探偵の動向に対して常に関心を持ち、心の奥底では互いにリスペクトを抱いている。
- しかし、ロベールの肉体は巨大な岩の下敷きとなっており、今まさに死に逝こうとしていた……。
外見
- 上等な茶色いウールスーツ、上品なハット、片眼鏡型の望遠サイバネアイ、やや神経質気味に整えられた灰色の髭の初老の男。
- 右腕は銀色の最新サイバネティクスになっている。
ワザ
- 鍛えられた半サイバネの肉体をしており、サイバネには自爆装置が備わっている。
ストーリー中での活躍
- フジキドにより岩の戒めから解放されるが、もはやその肉体は救える段階にはなかった。
- フジキドはニンジャの関与を疑うが、ロベールはそれを否定しながら捜査中の事件の手がかりが収められた一つの封筒を託す。
- 心残りが無くなったロベールは、それでも生命を救おうとするフジキドの手を拒み、生涯で出会った数多くの者達の秘密を守るために死を選ぶ。
- そしてフジキドに激励の言葉をかけた彼は、決断的に崖に身を投げ、自爆装置を起動させるのであった。コトダマに包まれてあれ……。
一言コメント
- わずかな出番で十分過ぎる存在感 -- 2024-04-11 (木) 16:42:58
- 国際探偵とはいったい? -- 2024-04-13 (土) 09:03:20
- もちろんロベール流のジョークも含まれているとは思うが、相手がニンジャの国際探偵であることを承知しつつ、今日死ぬ俺の探偵としての栄光は今のフジキドの遥か高みにあるのだと豪語出来るのはヤバい。そして言外に、あと30年以上は生き残って国際探偵を続けて欲しいと言う先達からの惜しみない期待と激励にもなっている気がする -- 2024-04-13 (土) 12:56:52