ジツ

Last-modified: 2025-08-18 (月) 22:48:06

ジツとは

「ジツには亜種が常にあり、イクサには謎が常にあるものよ」
──ナラク・ニンジャ

  • ニンジャが使う特殊能力。術。
    • 要は、古来から創作に登場する忍者が使う忍術である。
    • 炎や氷を発生させたり、自身の身体を硬化させたり、他人の精神を支配させたりと、その種類は多種多様である。
    • 少年漫画やゲーム作品で例えるならば、カラテは物理攻撃、ジツを超能力や魔術などの特殊攻撃と考えるとわかりやすいかもしれない。
    • 所謂「異能バトルもの」と呼ばれている作品に登場する「異能の力」ともとれる。

ジツ知識

  • ニンジャが使えるジツの数は、多くの場合1人につき1つだけである(何もジツを使えないニンジャも多数いる)。しかし、中には複数のジツを持つニンジャもいる。
    • ニンジャは本来「地水火風全ての精霊と常にコネクト」しうる存在なので、地水火風といったエレメントの内、単一のエレメントしか扱えない者もいれば複数扱える者も当然いる。
  • 極々稀ではあるが、モータル(非ニンジャ)にも、無意識的または意識的にジツを使える者がいる。
    • ただしニンジャと比べモータルは脆弱であるため、モータルの身でジツを行使し続けることは難しく、かつ不安定である。
  • ジツはニンジャのイクサにおいて大変強力な攻撃・補助手段であり、強大なニンジャは敵陣や市街地に壊滅的被害を与える程のジツを行使できる。
    • 一方、サンシタと呼ばれるニンジャの多くや、レッサー・ソウル(下忍)憑依者には、ジツを全く使えない者や、低威力のジツしか使えないケースがほとんどだ。
    • しかしながら、ジツに依存した戦いをしている者もまた、大抵の場合サンシタであると言える。ニンジャの強さを支えるのはカラテなのだ。
    • 何のジツを持たないニンジャであっても鍛え抜かれたカラテさえあれば、一流の戦士になりうるのである。

いかに特殊なジツや特殊なニンジャ体質を誇っていようと、研ぎ澄ませた強靭なカラテの鍛錬無くば、それは飾りに過ぎないのだ。「ノー・カラテ、ノー・ニンジャ」。いみじくもドラゴン・ゲンドーソーが生前、マキモノにしたためた金言である……!
──「アット・ザ・トリーズナーズヴィル」#3より

  • ジツは実際恐ろしいニンジャの超能力だが、フィクション作品に登場するニンジャが使う子供だましなニンジャ・マジックはニンポと呼ばれている。
  • ジツによっては精神集中が必要なものもあり、そういったジツの使い手は、精神を攻撃するジツや幻覚剤などの精神を乱す物質が弱点となりうる。
  • ジツの種類や等級の差異は、ジツの使用者がどのくらいの深さまでオヒガンに接触し、操作を行っているかによる。

ジツの名称

  • ジツの名称は、カトン・ジツやドク・ジツというように、○○と特徴を現す単語の後に「・ジツ」を付けるのがほとんどだが、例外もある。
    • 「ジュー・ジツ」のように、「名前はジツ風だがカラテの一派の名称である」ケースもある。
  • ジツの中でも、特定のニンジャのみが行使できる固有のものをユニーク・ジツと呼ぶ。
    • これに対し、比較的一般的で複数の使い手が存在するものは単に「ジツ」と呼ばれる。
  • 「アルファ~」が名前の頭につくジツは、そのジツの系統の中で最も強いものを表している。
    • 全てのジツにアルファ~という最上位ジツが存在するわけではない。
  • カトン」や「スイトン」などのジツの名前において、「-ton」は手段を意味するニンジャマントラである。

ジツの原理

  • 基本的にはソウルの力に由来するものが多いが、サイバネ由来、カラテ由来など千差万別。
    • カトン・ジツを使わないニンジャソウルを宿した者であっても、火炎を放射する武器やサイバネ部位を使ってカトン・ジツを行使するニンジャは存在する。
  • 原理としては、オヒガンから物理世界へ流れ込むエテル(創造性や霊的な閃きの源)を己の精神と繋いで操作し、オヒガンを介して物理世界または敵の精神に影響を及ぼしている。
    • つまり、自己と他者、自己と世界の境目を一時的に曖昧にしてその法則を書き換えている。また、この際にエテルに含まれる地水火風のエレメントの中でジツに適したものを選択して利用している。
    • この性質上、過剰に使用すれば自らの精神やソウルを危険に冒すことになるし、オヒガンから現世に吹き込まれるエテルが存在しない場合はジツは行使不能となる。
    • エテルの扱い方については、自らの肉体に取り込んでジツを使ったり、周囲のエテルをそのままジツに使用するなど、様々である。
    • アルコールはエテルと関係が深く、摂取することでその者のキャパシティを超えるジツのエネルギーを一時的にもたらす。
  • 詳細はニンジャスレイヤープラスディスカバリー・オブ・ミスティック・ニンジャ・アーツ(4):ジツ、カラテ、およびモータルの関連性についてを参照のこと。

ジツ一覧

※ここでは主に複数の使用者が存在するジツのみを記述し、使い手が個人に限定されたユニーク・ジツは割愛する。

アカラ・ジツ

アカラ・ニンジャクランのニンジャが用いるジツ。無機物(特に金属)との融合を行い、分厚い鎧や巨大な腕などを生み出して、自らのカラテ戦闘力を高める。
名称の初出はニンジャスレイヤープラスニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-351【コンヴァージ】
このようなジツは「デッドリー・ムテキウェポン・ジツ」などとも呼ばれ、いくつかのニンジャクランの間で共有されているが、アカラ・ニンジャクランほど大規模かつ効果的に無機物を鎧うクランは存在しなかったという。

イタミ・ジツ

イタミ・ニンジャクランに伝わる、自身の受けた苦痛をエネルギーや回復力に変換させるジツ。自分が相手に与えた苦痛も力に変えられるらしい。
このジツの使い手であるニンジャに対してはいくら攻撃してもダメージを与えられないばかりか、攻撃するごとに相手を強化してしまうという状況になってしまう。グレーターニンジャにもなれば首だけになっても死なないという。コワイ!
ただし、あくまで「相手に与えられた苦痛」がないとジツが発動しないため、痛覚を破壊されると以降は回復出来なくなってしまう。また、自傷行為ではジツは発動しない、痛みを伴わない攻撃には無力である、急所(頭部)を一撃で破壊されれば死ぬなど、無敵に見えて意外に制約の多いジツでもある。
ニンジャスレイヤープラスインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(71)によると、攻撃してきた相手からのカラテ直接吸収も一部伴っているようで、仲間からの攻撃で回復することは可能だが、仲間を疲弊させる上に得られるカラテも少ないため、あまり好ましい手段とはいえないようだ。

エンハンスメント・ジツ

身に着けた武器や義肢などにカラテを行き渡らせ、強度や破壊力などの性能を強化(エンハンスメント)させるジツ。ジツの対象物は、使い手ごとにそれぞれ異なる特定の色の光を纏う。
エンハンス・ジツと表記されるものもあるが、実際同種のジツと見てよいだろう。
シルバーカラスによるヤモト・コキへのイアイドー・インストラクションでも「カタナにカラテを注ぐ」という似た概念が提唱されており、このジツに通じるものを感じさせる。
シ・ニンジャのサクラ・エンハンスメント・ジツのような、ただの性能強化に留まらぬ恐るべき応用性を秘めた亜種(あるいは発展型)も存在する。

 

使い手一覧

使用者エンハンス対象エンハンス光の色
キルシュブリューテ鞭、懐剣、書物等桜色
ゲイトキーパートンファー暗紫
サブスティテュート義肢薄紫
ジェノサイドバズソー
テンプラーブッダメイス不明
ドミナントエメイシ
ブラックウィッチシックル
ブラックロータス自身の腕?
ヤモト・コキカタナ、オリガミ等桜色

オボロ・ジツ

自らのニンジャ装束の排気口からガスを放出するジツ。
ヨトゥンの発生させる霧やブラックソーンの催涙ガスなど、その用途は様々である。

カゲムシャ・ジツ

物体にかりそめの命を与えて意のままに操るジツ。特に青銅に対して特異的な伝動効率を示す。
オダ・ニンジャのユニーク・ジツと推測され、彼及びオダ・ニンジャのソウル憑依者であるケイビインが用いているが、いかなる理由によるものか、タイクーンの子であるアケチ・ジョウゴもこのジツを使用している。
ニンジャスレイヤープラスシャード・オブ・マッポーカリプス(80):決戦兵器安土城の爆発四散では、カゲムシャ・ジツに関連してオダ・ニンジャが生来のサイコキネシスの使い手であったことが語られており、キネシス・ジツの発展形とも考えられる。

カゼのジツ

主にローグ・ニンジャクランのニンジャが用いるジツ。「カゼ・ジツ」とは呼称されない。
自分自身や味方を風で包み、離れた場所に転移する「カゼの跳躍」や、風を操って相手を転倒させる「カゼのファンブル」などのワザが存在する。
風の力を操るジツの総称とも考えられるが、作中では補助的なジツを指して用いられることが多く、ソニックカラテフージン・ジツがカゼのジツに内包されるのかは不明。

カトン・ジツ

いわゆる火遁術。炎や爆発を使ったジツ全般を総称する。
様々なバリエーションと亜種が存在し、使用する者は実際多い。
サイバネ改造によるもの、ニンジャソウルの能力によるもの、火吹き芸めいたものなど、その形態は多種多様。炎自体も自然現象の炎から超自然の炎まで多岐に渡る。広義でいえば火矢もカトンの一種らしい。
サイバネ型カトンの使い手は、本編中で明言されたサンバーン同様、ソウル由来で身に着けたカトン・ジツを電磁テクノロジーにより強化しているとのこと。適性のない者がただ火炎放射器やガスバーナーをインプラントすればいいというわけではないらしい。
超自然の炎を扱うニンジャの中には、炎・爆発に耐性を持つ者や、自身のジツ以外の要因で発生している炎を操ったり吸収出来る者も存在する。
イグナイトの瞬間移動やガルーダの飛行能力など、火炎による攻撃だけではなく副次的な特殊能力が付随する場合もある。
亜種も多く、アカイヌ・ジツヒトダマ・ジツコロナ・ジツなど個別に名前が付いているものもある。
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類型別カトン使い一覧

 

カトン・ジツは使い手が多い分、かませ犬的なニンジャも散見されており、ヘッズの間では常人の3倍の脚力スモトリ古代ローマカラテと並ぶ重大デスノボリの一種として見なされることも多い。
実際未熟なニンジャが使用した場合は相手をまるで捉えられず殺されたり自爆することもあるが、熟練のカトン・ジツ使いであればヘッズからのオタッシャ重点視とは裏腹に善戦することもままあるため、結局は本人の実力次第といえよう。
比較的ベーシックなジツであるが故に使い手も玉石混交である旨は本編中でも言及されている。

カラテドレイン

相手からカラテを奪い去る能力。
スペクターのようなユーレイめいた半実体のアンデッド・ニンジャが相手に触れることで発動したり、ブラド・ニンジャクランの者たちが吸血行為によってこれを行う。
特にスペクターのカラテドレインは相手のカラテ段位まで奪ってしまい、これを食らうと己のワザマエを形成する記憶が無くなって従来のように戦うことができなくなる。

カラテミサイル

血中カラテのエネルギーを体外に放出して敵にぶつける遠距離攻撃のジツ。いわゆる「遠当ての術」めいている。
体外へ抽出したカラテと大気中のエテルと結びつかせ、熱を持った発光する高エネルギーの浮遊球体として撃ち出している。
かつてニンジャ六騎士のゴダ・ニンジャが得意としたジツである。
カラテの名を冠しているだけあり、直撃するとカラテで殴られたようなダメージを受けるらしい。
実際インパクトのある名前だが、"missile"という英単語は兵器としてのミサイルの意味だけでなく弾丸や矢、投石など飛び道具全般を指す意味にも使用されるため、「カラテを飛ばすジツ」というようなニュアンスであろう。
スリケンと違い、ニンジャのカラテに引き寄せられるという性質を付与できる。この特性と発射速度や角度を工夫することで軌道を様々に操作できるため、自動追尾や拡散、浮遊機雷、バリアめいて自らの体の周りを旋回させる、など応用範囲が広く、強力な攻撃手段となる。
しかしその反面「殴れば直接伝達できるエネルギーをわざわざ体外に抽出して飛ばす」というまわりくどさ故に血中カラテの消耗が激しく、燃費は極めて悪い。
ヤモト・コキのオリガミ・ミサイルや、ディテクティヴのカラス・ガンもカラテ・ミサイルの一種であるようだ。
ニンジャスレイヤープラスによる解説はこちら

 

我々の世界における少林寺「百歩神拳」とイメージが重なる部分があるという意見も見られる。これは井戸の奥底を目掛けて正拳突きを繰り返し、水面に波紋を起こせるようになれば百歩先の相手を触れずに倒すことが出来るという、カラテの極地にあるような技である。
「高度に極まったジツはカラテと区別がつかない」という言葉は、あるいはカラテ・ミサイルを指したものなのかもしれない。

キネシス・ジツ

ネンリキによって触れずに物を動かしたり、宙に浮かせるジツ。「ネンリキ・ジツ」と呼ばれるものもあるが、ほぼ同一のジツと思われる。特にタナカ・ニンジャクランはこのジツに長けていたとされる。
用途やジツの規模は使い手によって様々であり、ケイビインアスラ・カラテに代表される武器を操って相手を攻撃する戦闘用サイコキネシスを始めとして、ウォーロックエンキドゥのようなタイピングに特化したもの、メタルベインのようにサイバネと複合させたものなど幅広い応用が利く。
上記のメタルベイン、及びワイアードソードフィッシュのように金属限定、ペイバックのソクシ・ジツのように心臓限定(?)と、対象が限定的なキネシスも多々存在する。一部のエンハンスメント・ジツも一種のキネシス・ジツといえるかもしれない。
カラテミサイルとは似て非なるジツであり、ニンジャスレイヤープラスディスカバリー・オブ・ミスティック・ニンジャ・アーツ(15):カラテミサイルと血中カラテ粒子には両者の見分け方・性質の違いが詳述されている。
なお、ネンリキを発生させている術者のカラテエネルギーに干渉することで対抗出来るらしく、ナラク・ニンジャは自身の暗黒カラテ放射によりラオモト・カンのキネシス・ジツを阻止した。

キリングフィールド・ジツ

コロス・ニンジャクランのニンジャが使う奥の手。
周囲を不可解な霧で包み、外界との接続を切り離した荒涼たる殺戮空間を形成するジツ。空間の細かな造作は行使者の原点めいた心象風景が反映されるようである。
空間内ではソウル由来の干渉力が制限されるようで、フィールド内ではジツを行使することが出来なくなる(スリケンも生成不可)ため、相手は純粋に素手や武器によるカラテ一本での勝負になってしまう。なお、ジツ使用者は武器等を持ち込むことが可能である。
コロス・ニンジャクランの「コロス」は殺戮に重点を置いたカラテを研鑽することが由来と思われるが、ジツや小細工を「殺す」という意味合いもあるようである。
起動時にはカラテシャウトとは違う「トリガー」となるシャウトが必要となるが、定形のものはないようだ。
また、有効射程の概念があるようで、シャウトから実際に空間に引きずり込まれるまでのわずかな間に使用者との距離が離れれば、回避することも可能。その場合、使用者だけが空間に入り、自発的な脱出が出来なくなるというバグめいた挙動が起こってしまう。
ジツ重点のニンジャを完封し得る強力なジツである反面、その代償も巨大であり、フィールド中に滞在するだけで精神がヤスリがけめいて削られてしまう。フィールドを脱しても過去手にかけた犠牲者が記憶の深淵から墨絵めいて現れ、安息の時間を与えない。無論、このジツから生きて逃げ延びた相手も同様である。
デソレイションとの激戦を切り抜け、キリングフィールドを離脱したニンジャスレイヤーもしばらく心に澱を抱えてしまい、それを利用されて窮地に陥ったこともあった。
実際強力なジツだが、どんなジツでも確実に封じられるというわけではないらしい。また、ジツの強さには個人差があるという(参考:12)。
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ゲン・ジツ

周囲に特殊な力場を形成し、範囲内の者の知覚や精神を乱すジツ。
主にダマシ・ニンジャクランが取り扱う。
ヒュプノ・ジツフドウカナシバリ・ジツなどの他の幻惑系ジツと比較すると、効果が極めて大規模かつ広範囲に及ぶ場合が多く、集団戦でも強力な威力を発揮する。
標的はおろか、時には地の文や読み手すら惑わされてしまうほどの実際恐るべきジツである。

コープスナパーム・ジツ

死体を爆発性の武器に変える凶悪なジツ。
ジツの対象は人間の死体に限らず、作中では冷凍マグロの爆破が試みられたこともある。
デスネルなどが用いる「ブツメツ・ケン」はコープスナパーム・ジツにインスパイアされたワザとされる。

コソク・ジツ

拘束具に触れてエンハンスメントを施し、その強度と拘束力を超自然的なまでに高めるジツ。
高位の使い手になると、自動的に対象に巻き付くなどの効果を付与することもできる。
拘束具に込められたジツは、術者の手を離れても長時間にわたって維持されるため、仲間に手渡して代わりに使用させることもできる。
ジツの媒体となるのは術者の装備だけでなく、布や蔓草、木製の足枷、金属製の手錠など、付近のフーリンカザンを利用してジツを行使することも可能。また、カラテ粒子のロープなどを無から生成して繰り出すことすらもできるが、これは強度に劣り、長時間維持できないなど効率面でも問題があるため、積極的には選択されない。
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コリ・ジツ

主にコリ・ニンジャクランのニンジャが使用するジツ。
ジツの開祖はコリ・ニンジャ。彼は冷気の力とスイトン・ジツを組み合わせることで、恐るべきコリ・ジツの原型を編み出したという。
その内容は多岐に渡り、冷気を直接相手に浴びせる、剣や盾といった接近戦用の武器、あるいはスリケンクナイ・ダートといった飛び道具を生成する、戦闘の補助として足元の水や空気を凍らせて踏み台にする、傷口を氷で塞いで応急処置を行うなど、様々なワザが存在する。
これはコリ・ジツの応用性もさることながら、第3部においてホワイトドラゴンの下に集ったコリ・ニンジャクランのニンジャ達が多く登場したことも関係しているだろう。
作中において「コリ・ジツ」の使い手であると明言されているニンジャは意外と少ないが、基本的には氷に関するジツを使用する者は広義のコリ・ジツ使いと解釈して問題ないと思われる。
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サクリファイス・ジツ

殺害した人間の命を糧として吸収するジツ。これにより、術者の能力以上の高度なジツを行使することが可能となる。
本来、生贄を用いたジツの行使には大がかりな儀式・準備・暗示が必要となるが、このサクリファイス・ジツはインスタントに類似の成果を上げることができる。

シニフリ・ジツ(マッタキ)

一時的に心臓とニンジャソウル活動を停止させ、マッタキ(全くの)死を偽装するジツ。
「ゼロ・トレラント・サンスイ」のTwitter連載時はそのまま「マッタキ」という名前であったが、その後原作者のミスとして修正された。
使い手ではミニットマンシズケサが有名。このうちミニットマンはそのまま「死んだふり」として使っているが、シズケサは死を偽装したまま移動することが可能であり、ステルス・ジツと合わせて隠密行動に使用している。
なお、長時間心臓を停止させていると当然ながら不可逆的な死に至る。かつてトザマ・ニンジャは天守閣で敵に包囲された際にこのジツを長く使い過ぎ、完全に心停止して死亡したという。
また、ディテクティヴも肉体から超自然のカラスを放つ事で心停止に至るジツを使えるが、こちらは放ったカラスを通じて周囲の状況を把握したり、カラスを肉体に戻して復活するなど、通常のシニフリと少々勝手が異なる。そのため、純粋のシニフリとは違うジツの可能性がある。

ジョルリ・ジツ

人形やオイランドロイドなどを遠隔操作するジツ。カナシバリ・ジツから発展したジツの一種である。
鍛錬を重ねることによって、ロボニンジャマグロツェッペリンといった様々な無生物を使役することも可能となる。
このジツは自分自身の精神の一部を対象に投射して遠隔操作するため、VRゴーグルを被って操作しているような精度、あるいは完全に自分自身の体のような感覚で動かせるが、術者の精神の消耗も激しい。
ジョルリ・ニンジャクランはこのジツを専門的に扱うクランと思われるが、詳細は不明。

スイトン・ジツ

いわゆる「水遁の術」。水の力を操るジツの総称。コリ・ジツの源流の一つである。
スイトン・ジツの流派としては二種類に大別され、片方は自己を液体へと変えるクラン、もう片方は自己と水を切り分けながら外的な水そのものを操るクランである。
前者はスライム・ニンジャクランの特徴と一致しており、彼らが用いるジツもスイトン・ジツに内包される可能性がある。
ジツの開祖については、ウミ・ニンジャスイ・ニンジャミズ・ニンジャなど諸説あるが、その中で最も有力視されているのはアクア・ニンジャである。
作中において「スイトン・ジツ」という名称が初めて登場したのは、Twitter連載開始から8年目となる2018年であり、カトン・ジツドトン・ジツといったベーシックなジツに比べて、スイトン・ジツの使い手(と明言された者)は実際少ない。
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ステルス・ジツ

作中においては、光学的に自らの姿を消す意味で使われることが多いジツ。
主にシノビ・ニンジャクランのニンジャが得意とする。
その殆どはステルス機能を持った装束を用いて姿を消すというものだが、シズケサはこれに自らのジツを加えることでより完成度の高いステルス状態を実現しているようだ。
単純に光学迷彩を行っただけでは足音や足跡、衣擦れや息遣いなどニンジャ観察力を用いて見抜ける要素も多いため、それらをどれだけ消せるかがステルス・ジツのワザマエの度合いといえる。
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ゼゲン・ジツ

他者を魅了して催眠術にかけたり、思うがままに操ったりするジツ。
自分の目の輝きを見せることでジツをかけるなど、ヒュプノ・ジツフドウカナシバリ・ジツと類似している点もあるが、こちらは基本的にモータルにしか通用しない代わりに長期間に渡って効果が持続するのが特徴らしい。
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ダイジャ・バイト・ジツ

ヘビ・ニンジャクランの秘術。自らの腕を蛇と化し、相手に食らいつかせる。
「ヘビニンジャ・クランは修練の過程でその体躯を蛇そのものと化さしめた」とはナラク・ニンジャの弁。
現代の憑依ニンジャであるコッカトリススネークピットは、バイオサイバネ手術によって腕を生きた蛇に置換することでジツを再現している。

タタミ・ジツ

超自然のタタミを召喚するジツ。「マスタータタミ」ことソガ・ニンジャの代名詞で、古事記にも書かれている由緒あるジツである。
相手のカラテや投擲武器を防ぐ、相手の頭上からギロチンめいて落下させる、空中に固定して足場とする、複数枚を並べてバリケードを築くなど、その用途は多岐にわたる。
ソガ・ニンジャは召喚したタタミで盾めいて敵の攻撃を防ぐと共に、それを掌で打ち、衝撃波を浸透させて向こう側の敵を攻撃する攻防一体のカラテを得意としたという。
長らくソガ・ニンジャのユニーク・ジツと思われていたが、後にソガ・ニンジャの養子であるダンア・ニンジャが彼からタタミ・ジツを受け継いでいたことが判明した。
現代の憑依ニンジャであるファイアストームもタタミ・ジツの使い手であり、ソガ・ニンジャクラン内では広く伝承されていたのかもしれない。

ツツモタセ・ジツ

対象の人間と瓜二つの姿に変身するジツ。
ジツの開祖はビジン・ニンジャ
他人になりすます変身系のジツは総じて「ツツモタセ・ジツ」と呼称されるため、同じツツモタセ・ジツの使い手であっても、憑依ソウルが同じ系統とは限らない。
ジツの発動条件や制約も使い手によって様々だが、性別を問わず変身できる点、対象の顔つきや体格だけでなく、服装も再現できる点は共通している。
仕草や口調まではコピーできないため、そこをいかに補うかが術者の腕の見せ所といえる。
名称の由来は、男女が共謀して行う恐喝または詐欺行為の一種「美人局(つつもたせ)」と思われる。

ディスインテグレイト・ジツ

掴んだ相手を振動によって粉々に分解するジツ。「ディスインテグレイト・ツカミ・ジツ」とも。
ナラク・ニンジャ曰く「コダマ・ニンジャクランの荒業」。

デン・ジツ

電気や雷を操るジツ。
武器に電気を纏わせる程度の者、離れた場所に雷撃を発射する者など使い手によって規模はまちまちである。
ニンジャの中にはサイバネや武器に内蔵されたテクノロジーによって電気を攻撃に使う者もいるが、これらがデン・ジツに含まれるのかは不明。

ドク・ジツ

読んで字の如く、毒を扱うジツの総称。
特にヘビ・ニンジャクラン(Twitter連載時はトカゲ・ニンジャクラン)が得意とするとされている。
バジリスクニーズヘグの様に武器に毒を塗り込める者、モスキートの様に特殊な器具によって毒を注入する者、シーワーラットの様に自らの身体に毒を持つ者など、使い手によって形態は様々。広義では毒矢もドク・ジツの一種となるらしい。
また、ドク・ジツの使い手の中には、自身が毒に対する強い耐性を持っているケースがまま見受けられる。

ドトン・ジツ

土や岩を利用して攻撃するジツ。基本的には穴を掘ってその中に隠れ潜んだり、地下から移動してアンブッシュを仕掛けたりする。
名前からしてこのジツの専門家であろうセンチピードの長距離ドトン・アンブッシュに代表されるが、ニンジャスレイヤーディヴァーラーブルーブラッドなどの特にドトンに秀でているわけではないニンジャが即席で行うケースもある。
単なる力技で掘り進む者もいれば、地面を泥状に変化せて潜り込む者もおり、ドトンの中でも岩やコンクリートなどに潜行するジツは高度とされる。
キノコ・ニンジャクランの得意とするジツでもあるようだ。

 

亜種・変種のドトン・ジツを使うニンジャも多い。
例を挙げると、スタラグマイトのドトンは地面に潜るのではなく、周囲の地形に同化し移動するものである。また、ノーハイドの使うドンデンガエシ・ジツも一見地面と関係ないながらドトンの一種とされている。これらを見るに、土に限らず通常移動困難な地形を移動するジツはドトンの範疇に含まれるのだろう。
グレイヴディガーのドトン・シールド・ジツのように、土そのものを動かしたり制御するドトンも存在する。
それらのような超人的なジツの他にも、バグベアーが見せた土煙による目くらましのように、実在の忍者が使った「敵の行動を阻害し逃走や攻撃に繋げる」ことに重点を置いた、本来の意味での土遁術に近いドトンも登場している。

トバリ・ジツ

一種の結界として夜を召喚し、対象を広範囲に覆い隠す謎めいたジツ。「コヨイ・ジツ」とも。
カタナなどの武器と組み合わせて用いることもできる。
江戸戦争において東軍(エド・トクガワ側)に与したコヨイ・ニンジャは、江戸城をこのジツで覆い、城内の動きを隠匿していた。

ノロイ・ジツ

その名の通り、相手に呪いをかけるジツ。
ジツの形態は使い手によって様々だが、マーシフルのように自ら相手にノロイを投射するものと、カースシンガーのようにカウンターめいて発動するものの二種類に大別される。
後者の呪いの強さは己が受けた被害と怨念に比例し、死に臨んだ際に放つ呪いは相当に強い力となる。
ノロイ・ニンジャクランはこのジツを専門的に扱うクランと思われる。

バーニングハンド・ジツ

自らの腕を瞬間的に極高温化するジツ。この腕でチョップを繰り出せば、相手の防御を貫通して身体を断ち割るほどの威力となる。
ドラゴン・ニンジャクランとは何らかの関係があるものと思われるが、詳細は不明。

ヒカリ・ジツ

主にヒカリ・ニンジャクランのニンジャが使用するジツ。
比較的オーソドックスなものとしてはレイディアンスの全身から光を放って相手の視界を奪うジツが挙げられるが、一方でジルコニアが使う任意の接触対象に有害な結晶体を寄生させるジツもヒカリ・ジツとされており、その内容は使い手によって千差万別である。これはヒカリ・ニンジャクランのニンジャがヒカリ・ニンジャの力の片鱗を探し求める巡礼者達であるという事情から来ているものと思われる。
ナラク・ニンジャ曰く、ヒカリ・ジツは基本的には「怯懦な目眩まし」に過ぎないとのことだが、ジャスティスはテックを用いることによってジツを強化し、ニンジャの脇腹を抉るほどの威力を実現している。

ヒュプノ・ジツ

相手を幻惑して操る催眠術めいたジツ。「サイミン・ジツ」と呼ばれるものもある。
パープルタコは相手に自分の目の輝きを見せることで発動しているが、メズマライズは自らの手の動きを相手に見せることでジツをかけており、その手順は使い手によって様々である。
一見してフドウカナシバリ・ジツと変わらない効果だが、サブジュゲイターの亜種フドウカナシバリ・ジツである「ヨロシ・ジツ」は名鑑によると「特殊ヒュプノ・ジツ」であるらしく、ほぼ同義のものと見てよいのかもしれない。名鑑から設定が変更された可能性もある。
モルフェウスが使うネムリ・ジツはヒュプノ・ジツの亜種とされ、複雑な手順と引き換えに広範囲不特定多数の標的を催眠状態に陥らせた上で殺害するという大規模なものである。

フージン・ジツ

自らの足元から凄まじい暴風を巻き起こすジツ。
腕を振ることでつむじ風の障壁を発生させ、スリケンなどの投擲武器を防ぐこともできる。
実際恐るべき範囲攻撃だが、術者の周囲は台風の目のような無風地帯となっており、接近戦に持ち込まれるとジツが機能しなくなってしまう。
トブ・ニンジャクランのニンジャは、フージン・ジツの一種によって戦場に存在する風を増幅ないしは操作し、空中を自由自在に飛翔する。
彼らのジツはあくまで飛行具のワザマエを補助する副次的な役割に過ぎないとされており、より繊細な使い方も可能なことが窺える。

フドウカナシバリ・ジツ

我々の世界で忍者の技として知られている「不動金縛り」は主にシャウトによる瞬間催眠によるものだが、本作においてはいわゆる「瞳術」めいたジツとして描かれる場面が多い。
『甲賀忍法帳』や『NARUTO』など他所のニンジャ作品でもしばしば最強格、あるいは物語上重点のニンポとして扱われることが多い、由緒正しいニンジャのジツである。
名前からすると敵を金縛りにするだけに思えるが、実際には使い手の瞳を見た者を思うがままに操ったり、精神を破壊したり、石化させたりと様々な効果がある。
上位の使い手によるものは視線を合わせる必要すらなく、目から放たれる光線により一方的に効果を発揮する強力なジツとなる。
コブラ・ニンジャクランのニンジャが代表的な使い手だが、他にも様々な亜種が存在する。

ブンシン・ジツ

文字通り自分のコピーめいた分身を1~複数体作り上げ、相手を幻惑・翻弄し同時に多方向から攻撃を仕掛けるジツ。
古事記のニンジャ神話にも登場し、モータルの間でも(ニンポ的な意味でではあるが)高い知名度を誇るニンジャのジツの代表選手の一つ。しかし実際は極めて習得が難しい希少なジツであり正統な使い手は少ない。
様々な亜種が存在し、ジツを応用したカラテを用いるキリンギや、アガメムノンがデン・ジツを使って生み出す「デン・ブンシン」などが挙げられる。
他にはシャドウウィーヴが編み出したブラックドラゴンの影を操るジツ、覚醒直後に見せた自身の影を12体同時に編み上げるジツもブンシン・ジツの一種といえよう。
IRC空間上という舞台に限定するならば、ダイダロスが得意とする多重ログインによって自らの論理肉体を大量増殖させる攻撃もサイバーブンシンと称される。

 

作中で見られるのはもっぱらサイバネ改造した自身の肉体を複数のパーツに分離させて操る「サイバネ・ブンシン・ジツ」であり、こちらはソーサラーディスメンバメントデュラハンなどの使い手が登場している。いずれもパーツの一つを破壊されたぐらいでは致命傷とはならないが、頭だけはいかんともし難いためそこを攻撃されて敗北するケースが多い。
また、バイオニンジャのボタニックは自らの餌食となった死体を身体から伸ばした蔦を用いて操る「バイオ・ブンシン・ジツ」を使っており、マッポーの現代ではテックの力で生み出されたジツの方が主流になっているようだ。
他にも、自らが脱ぎ捨てたニンジャ装束を囮にして相手の背後に回るという、我々が知るところの「変わり身の術」に近い戦法が地の文によってブンシン・ジツと説明されたこともある。

ヘイスト・ジツ

自らの動きを異常加速するジツ。
術者の主観では自分以外の全ての者の動作が緩慢になり、常に相手の先手を打って圧倒することができる。
スローハンドはこのジツの使用に急速な老化というデメリットが伴うが、憑依元のイダテン・ニンジャジツを使っても老化することはなかったらしい。
一見すると無敵の能力に見えるが、一撃の威力よりも手数を重点した戦闘スタイルに寄る都合上、ムテキ・アティチュードとの相性は極めて悪い。また、相手の動きを完全に止められるわけではないため、多対一の包囲戦などのシチュエーションでは攻撃を回避しきれない可能性もある。
攻撃を躱すことができなければジツの恩恵はなく、むしろ引き延ばされた主観時間の中でゆっくりとした衝撃を受ける事態に陥ってしまう。
長らくイダテン・ニンジャのユニーク・ジツと思われていたが、後に「レッサーヘイスト・ジツ」の使い手が登場した。
「レッサー」という等級から、ヘイスト・ジツの下位にあたる能力と思われるが、具体的な性能の差異は不明。

ヘンゲヨーカイ・ジツ

己の肉体を人外の存在へと変化させることによりニンジャ膂力やニンジャ耐久力を大幅強化し、さらに鋭い牙や頑健な装甲などケモノめいた能力を得るジツ。
変化後の姿や能力、ジツの性質は使用者によって実際様々で多様性に富む。
ザ・ヴァーティゴ=サンによると、フィルギアの変身能力はヘンゲヨーカイ・ジツとは質の異なるものらしい。
アクマ・ニンジャクランのニンジャが使用する「アクマ変身」もこのジツとの類似性が指摘されているが、実際同種のジツなのかは不明。
ちなみにバイオテックを使えば疑似的にこのジツを用いることが可能であり、ジャバウォックブルーオーブなどが怪物に変身している。

マグネ・ジツ

磁力を操るジツ。自らの身体を電磁石化することで、金属(スリケンを含む)を引き寄せたり、逆に射出したりできる。
高位の使い手は空中浮遊や重力場の形成すら行うが、あくまでこれは自らの周囲に強力な磁場を生成しているだけであり、重力そのものを操っているわけではない。
このジツはカラテミサイルに含まれるカラテ粒子や、敵(および自分)の体内の血中カラテなどに対して特に強く作用する性質があるらしい。
現代の憑依ニンジャは、テクノロジーと併用することでジツの効果を増幅している者が多い。
マグネ・ニンジャクランとは何らかの関係があるものと思われるが、詳細は不明。

マバタキ・ジツ

短距離をテレポート(瞬間移動)するジツ。
このジツは自分自身に用いることしかできず、ごく短い距離の移動に限られるが、その代わりに大仰な準備や儀式を必要とすることがない。
術者が接触している者も共に移動するという性質があり、これを利用して標的を拉致することも可能。
アンブッシュや相手との間合いの調節、逃走など様々に応用の効くジツだが、縄抜けの類はできないという弱点がある。
前述の性質から、相手に直接掴まれた場合もジツのみで状況を打開することは不可能である。
「マバタキ・ジツなど所詮は小細工」とはナラク・ニンジャの弁。

ミマカリ・ジツ

一定範囲内にある死体やゾンビーの視界をジャックしたり、ドローンめいて遠隔操作したりするジツ。
死体の操作に特化したミマカリ・ニンジャクランのニンジャが用いる。
ゾンビーニンジャを鹵獲することも可能だが、対象の死体に残る怨念があまりに強大な場合、憑依した精神を食らわれるリスクがある。
ズィーミはミマカリ・ジツの現代におけるイエモトとされる。

ムテキ・アティチュード

全身を硬化させる超自然のジツであり、ジュー・ジツの一つ。
ゴダ・ニンジャによってその基本原理が纏められたが、特徴などはクランによって様々であり、文字通り全身を岩や鋼鉄のような状態に変えてしまうものもあれば、単純に外皮部分だけが硬くなったり、カラテの力場を集中させてバリアのようにしたりするものもある。
その防御力は実際脅威的で、ゴライアスアロンダイトのように連携によってその恐ろしさが発揮される使い手もいる。
しかしながら「ムテキ」というコトダマ自体が古くから存在する奥ゆかしい逆説的デスノボリであり、打ち破られることは実際多い。硬化中身動きが取れなくなる、極度の精神集中を必要とするためテレパス=ジツによる精神攻撃には無防備といった弱点を持つ。
また実際の防御力には上限があり、一点に対する強力な集中攻撃、ムテキでは防御できないジツ、関節技・ストレッチ技などによって破られる事例が確認されている。
"attitude"とは心理的、ないし物理的な「身構え」を意味し、「無敵の構え」といった意味を指している。この名の通り、基本的には一定の構えやポーズを取る必要があり、全身ムテキ状態を維持したまま動き回れるニンジャは現時点では登場していない。

 

なお、ザ・ヴァーティゴ=サンとウィルキンソン氏による質疑応答ではムテキが破られるのはカラテの問題と明言されたため、ムテキをデスノボリ扱いされた使い手についてはつまりそういうことなのであろう。場合によっては破る側のワザマエと合わせて褒めるべきなのではないかとも思われる。
また、ザ・ヴァーティゴ=サンによるとこのジツは原作者が実際の空手の三戦から発想を得た可能性があるとのこと。

 

使い手一覧

類型使い手
純粋ムテキ・アティチュード(全身硬化)アイアンヴァイスアイギスシールドアダマンタインアロンダイトインヴィンシブルコロッサスゴライアスブラックメイルラジエイター
部分的ムテキ・アティチュード(部分硬化)アイアンヴァイスストームタロンファランクスベンケ・ニンジャ
変種ムテキ・アティチュードヴォルケイノースティールローズネザークイーンハーキュリーズブラスハート
エンハンス型ムテキ・アティチュードガーディアン
衝撃の外部伝達「エスケープメント・ジツ」トゥールビヨン
カラテによる無敵防御「カラダチインターセプターインターラプターサラマンダー
カラテによる瞬間的無敵防御「サツキニンジャスレイヤーサツバツナイト
詳細不明クラックタンク

ムテキ・フィールド

不可視の障壁をドーム状に展開するジツ。
イージス・ニンジャクランなどのニンジャが用いる。
自分自身だけでなく周囲の仲間も包み込むことができ、スリケンや銃弾程度であれば難なく押し留めることができる。ただし、障壁外の敵を攻撃するには一旦ジツを解く必要がある。
恐らくムテキ・アティチュードの亜種ないし延長上にあるジツと思われる。

ユメアルク・ジツ

遠く離れて逢えぬ平安時代の貴族ニンジャ達が編み出したといわれるジツ。
他人の夢の中に侵入できる。現代ではアラクニッドが使用。
ヒミツめいた会合などに便利だが、周波数を合わせるのが難しい、空間の支配権は相手側にあるため戦闘行為は困難、などの欠点がある。
シルバーキーサロウのユメミル・ジツはこれの亜種、あるいは発展させたものと考えるべきか。
我々の世界において、平安時代の貴族の間では「誰かが自分の夢に出てきた」際、それは「出てきた相手が自分のことを想い、魂となって自分のところに訪れた」と解釈されていたという。恐らくはこの風習がジツの元ネタであろう。