ネオサイタマ

Last-modified: 2025-07-30 (水) 10:22:39

地名ネオサイタマ


ネオサイタマ

『ナショナル・ストーリーテリング』誌による、執筆者ブラッドレー・ボンドへの貴重なインタビュー記事より──
――やはり、読者の一番の興味は、いかにしてこのネオサイタマという世界が誕生したか、そこだと思うんですが。
「だろうね。まず聞かれるのは、なぜトーキョーじゃないのか?って事だが。みんな、『アキラ』の時代の風俗がいまだに幅を聞かせていると勘違いしているんだ」
「サイタマっていうのは、東京湾を埋め立てて作られた巨大な人工の陸地なんだよ。すでに今この時代においても、かの土地が日本の経済の中心となりつつある。そのリアリティを踏まえていかなければいけないと思ったのさ。」

原作者二人と日本のニンジャヘッズの質疑応答セッションより──
Q6>モーゼズ=サン、ボンド=サン、いつも楽しく拝読しておりマス。ニンジャスレイヤーの舞台は「ネオサイタマ」ですが、何故、より知名度の高いであろうトーキョーやチバ*1でなくサイタマを選んだのでしょうか?
A6>ボンド「サイタマは今の時点でもかなりテクノ的に先進した地域と聞いている。ゆくゆくは東京湾がまるごと埋め立てられサイタマが二倍以上の広さとなると聞いたときはファンダメンタルなショックと共に着想がスパークしたんだ。ああ、なるほどサイタマだ、とね。」

「ゼロ・トレラント・サンスイ」の再放送に際して寄せられた、原作者二人のコメンタリーより──
M「ネオサイタマの根本のイメージは……」
B「ブレードランナーだ。今更隠す気もないし、むしろ自然な形でそれを公言できるようになった。重要な点……あの映画の舞台は日本じゃない」
M「だから僕たちは、想像力を働かせて、理想的で神秘的なサイバーパンク・ジャパンを作り出した」

「バック・イン・ブラック」#1より一部抜粋──
午前零時を過ぎた。重金属を含んだ酸性雨は高密度ネオン看板の瞬きを吸い込み、濡れそぼった夜にケミカルな色彩を上塗りしていた。編笠を被った市民たちの表情は乏しく、誰もが何かに耐えているかのよう。「安い。安い。実際安い」「アカチャン……」深夜帯を迎え、広告音声はいっそう騒がしい。
高層建築に狭く切り取られた夜空を、マグロツェッペリンが横切る。「とても上がる事!」「日焼けサロン」「中古車」「わ~なMIRROR店」「賃金馬体系」「たっぷりホットヨガ」。接触不良でバチバチと音を立て明滅するネオン看板の大小。湯気を立てる屋台。混沌。声。死。
ここはネオサイタマ。電子的・物理的に鎖国された日本の首都の、あまりに見慣れた光景だ。

 

東京が滅んだ後、ネオサイタマはアメーバめいてその版図を拡大し、かつての東京湾も埋め立て、やがて首都機能すら飲み込み巨大都市へと成長した。
そのため、各地域名は実際の埼玉に由来する所もあれば、東京を由来とする所もある。
なお、Twitter連載版では「人工島サイタマ」との記述があったが、物理書籍版では削除されていることに注意。
電子戦争に伴う技術の発展に加え、電子的・物理的鎖国によって日本は独自に野心的な研究と実践を重ね、特に首都であるネオサイタマは世界的なハイテクノロジーの温床となっている。
暗黒メガコーポ達が行政を支配し、人倫が軽視され、違法サイバー化や格差、汚染、治安悪化が非常に進行している。
各部を通してニンジャのイクサ場となる。

 

「オールド東京湾」なる水域が作中に登場するあたり、東京湾は完全には埋め立てられているわけではないようだ。
しかし、上述のインタビューの通り、原作者は現実の埼玉がある場所はかつて東京湾の一部だったと認識しているため、作中の東京湾が現実のものと同じかどうかは不明である。

 

書籍版第3部5巻『開戦前夜ネオサイタマ』には、口絵として翻訳チームの手によるネオサイタマの概略全図が付属しており、タマ・リバーがツキジ近辺で海(?)に注いでいるのが確認できる。

 

ネオサイタマの行政については、カスミガセキ・ジグラット内に「ネオサイタマ市役所」が存在しているかと思えば、その長は市長ではなく知事だったりと、地方公共団体としての区分は市町村なのか都道府県なのか実際謎である。もっとも、現実においても"Tokyo"は23区からなる都市「東京」(かつての東京市=Tokyo City)を指すこともあれば、八王子や八丈島まで含む広域自治体「東京都」(Tokyo Metropolis/Prefecture)を指すこともある。かつての東京市の部分をまとめる自治体はない(都と特別区の関係は実際複雑だが、各特別区が市=cityに相当するとされる)ため、広域自治体「東京都」の長である知事(Governor)の地位を説明するのはややこしい。

 

Y2Kでポールシフトなどが起こった関係で、四季は完全に狂っている。一応冬らしきものはあるが、それ以外ははっきりとしない。
晴れることは少なく、たいてい曇天か重金属酸性雨が降っていたりするため、夏場でも暑くはないようだ。
時折気まぐれにタイフーンがやって来たり、一時的な異常気象が起こったりもするが、基本的に年間通してあまり街の表情には変化がない。

 

ネオサイタマの地下深くには温泉脈が通っており、根気強くボーリングを試みれば、いずれ黒い湯が噴き出すという。

 

第4部では日本政府が消滅しており、暗黒メガコーポやヤクザなどの勢力がネオサイタマの各地を庇護下に置いている。
これは暗黒メガコーポ群による分割統治というわけではなく、住人も各地域への相互移動は制限されていない。
社会インフラは暗黒メガコーポ等が寄り合いで提供・維持しており、治安サービスはサブスク契約で提供される。
治安維持や企業同士の紛争解決のため、ユニバーサル・シティ法を運用している。



各地域と施設

アキバ・チョウ

第4部に登場。ラットバムとノンプリズナーが路面店からDJ機材を盗み出していた。

アケガネ

駅名として言及されたのみで、詳細は不明。
ヤモト・コキウバステを手に逃亡生活を再開した場所。

アシダカ・ストリート

第4部の「アイアン・アトラス・プレジデント!」にて言及された。
六週連続で爆発事件が発生しており、お世辞にも治安の良い場所とは言えない。

アタマ・ストリート

屋台が所狭しと道を塞ぎ、求職者が縦横に行き交う大通り。
地下街を進んだ先にサッキョー・ラインのホームがあるが、駅名は不明。
ミニットマンが匍匐追跡劇を繰り広げた場所。

アマザケ・ストリート

若者向けの商業施設が猥雑に立ち並ぶストリート。ネオ・カブキチョニチョームからは遠く離れた場所にある。
ビルとビルの間には無数の電線やLANケーブルが張り巡らされ、少々の重金属酸性雨を防ぐアーケード的な役目を果たしている。
ライトサイバーゴス系ブランド「電動」のショウウィンドウや、モージョー・ガレット屋台がある。

アメハダ区

サーバーやデータセンターの類が密集する地域。ストリートの警備はカネモチ・ディストリクトばりに行き届いており、ジャンキーやヨタモノの類が寄りつくことはない。
各敷地には高圧電流の流れる金網が張り巡らされ、「外して保持」「結構危ないですよ」「死ぬ」といった警告パネルがLEDを点滅させている。
カチグミデータ企業御用達の「重点区域」には、モーターヤブ再び改善までもが配備されている。
クラクズーヤクザクランが管理している五つの違法プロキシ施設のうち、第四プロキシ施設がこの区に存在する。

アヤセ・ジャンクション(アヤセ地区)

ネオサイタマ中部の地区。ネオサイタマ湾から続く長大な運河「タマガワ」の終着点。
大小無数の水路がショウギ盤のごとく張り巡らされており、屋形船が行き来している。
「日本屈指のメガコーポであれば、このエリアにドックやプラントを複数保有しているもの」とされ、北西部にはヨロシサン製薬の第1ユタンポ・プラントがある。
ここに暮らす人口の八割が工場労働者や水運労働者で、残りの二割は知的サラリマン。
メガコーポの施設が立ち並ぶことから、海賊行為やテロ行為も多い。

安心電脳鬼城街(アンシン・ストリート)

第4部に登場。総合ショッピングモール施設だった巨大な建物の連なりだが、今は廃墟となっている。
ショッピングモール跡の周囲にはテントやバラック建築が密集しており住人もいる。
モール内には人気はないものの電気は生きており、3階部分の一角には「スティル・ワールド」の時期までニンジャスレイヤーのアジトがあった。

イガマ区

工場街に接する区画。アサガオの店がある。

ウオヤマ・サンド

第4部に登場。治安良好地域で、電車の路線もまとも。
ここで家を持ち、駐車場に高級車を停めているような市民は相当なカネモチらしい。
半地下のクラブ「ダモの」がある。
名称は「青山」と「表参道」を混合したものか。

ウツクシミ・ストリート

第4部に登場。タマ・リバーの近くにあるストリート。
再結集したサークル・シマナガシがここで店をハシゴした。
キョートには元宝物殿の博物館「ウツクシミ・テンプル」が存在するが、恐らく無関係と思われる。

ウシゴーム

第4部に登場。混乱期のネオサイタマにおいて、難民キャンプ然とした規模から始まった協和自治区。
日本国家の消滅直後、ネオサイタマは暗黒メガコーポやヤクザクランが領土を奪い合う群雄割拠の時代に突入したが、その中で行き場を失った市民が自然と空白地に集まり、ウシゴームを形成した。
当然ながら、暗黒メガコーポは彼らの動きを看過しなかったが、サツバツナイトを始めとするがウシゴームに続々と集結し、暗黒メガコーポの支配に対抗。やがて企業が匙を投げ、市民が居場所を得たことで闘争は発展的解消を見た。
現在のウシゴームはスラム街一歩手前の状態となっており、奇妙な番地住所が形成されるほどに複合建築物が入り組んだ街並みには、歴史レリック観光地としての価値すら生じているという。
かつて市内のあちこちに築かれた防衛システムが現在も残っている。
「ウシゴーム」の名は、「牛込(うしごめ/Ushigome)」を英語風に読んだものか。

ウナギ・ディストリクト(ウナギ地区)

地の文曰く「治安があまり良好とはいえない」地区。もっとも、「治安が悪い」と断言されていないだけ、ネオサイタマではマシな部類かもしれない。
ここにある回転スシバーをマズダ三兄弟が襲撃し、強盗を働いた。

ウビナ区

低層建築物が立ち並ぶ地区。サウザンドマイルの法人の自社ビル「美しい啓示の塔」が唯一の摩天楼として屹立する。

エドマエ

ワイルドハントより言及された。詳細は不明だが、ツキジと並ぶネオサイタマの代表的な漁港と思われる。

エンガワ・ストリート

とても治安の悪いストリート。ツキジの北東に位置し、北上するとマルノウチがある。
開発計画から取り残されたカビ臭い雑居ビルが立ち並び、電柱に張り巡らされた無数のケーブル類が重金属酸性雨をしのぐアーケード的役割を果たしている。
「エンガワ駅」も存在し、ヤモト・コキイグナイトが駅の地下道から地上に上がる描写がある。
サークル・シマナガシはここの廃ビル屋上にアジトを築いていたが、「デス・トラップ、スーサイド・ラップ」にて放棄された。
また、アマクダリの下部組織「サーカディアン・スリー」はエンガワ・ストリート周辺を支配領域としていた。

 

第3部終盤の時点では、治安の極度の悪化や繰り返される掃討作戦により、ゴーストタウンめいて人通りの少ない地域と化していた。

オオイチヨ・ストリート

「スレイト・オブ・ニンジャ」に登場。ネブタ・パレードの開催地に選ばれていることから、かなり広い通りと思われる。

オオキイ・ストリート

詳細は不明。ストリートを北上するとサッキョー・ラインの跨線橋がある。

オオヌギ・ジャンク・クラスターヤード(オオヌギ地区)

潰れかかったような平屋のプレハブが迷路のように立ち並ぶ地区。タマ・リバーにかかる「絶望の橋」を渡った先にある。
食い詰め、住む場所を失い、カンオケ・ホテルにすら泊まれなくなった日雇い労働者の最後の吹き溜まり。
ラオモト・カン曰く「周辺自治体にとっては目の上のガングリオン」「犯罪の温床」。ネオサイタマの支配層は土地の「浄化」や再開発を目論んでおり、モータードクロのプレゼンやヨロシサン製薬の非道実験がここで行われた。
ドウグ社は江戸時代よりこの地に社屋を構えている。また、地区の外れにはケンワ・タイの住む廃寺がある。
ブレイズは一時期ここでトレーラーハウス暮らしをしていた。

 

第3部終盤の時点では、大規模な犯罪温床浄化プロジェクトの後に更地と化し、イミテイション自然公園と暗黒メガコーポの資材置場に変わっている。
オオヌギの名は地図から消え、住民達の行方は知れない。

オオモリ地区

ソウカイヤ崩壊の夜、クローンヤクザ同士の抗争の舞台となった地区の一つ。
第3部の「メニイ・オア・ワン」では赤黒の忍殺旗が掲げられた。

オールドカブキチョ

第4部に登場。旧ネオ・カブキチョ。ただし、シーズン5では再び「ネオ・カブキチョ」と呼称されている。
ネオン看板の桃紫色の光の連なりはネオサイタマにおいても一際猥雑であり、一般市民を気軽に近づかせぬほどのアトモスフィアを放っている。
領土争いの谷間に位置しており、複雑なパワーバランスによって守られている。

獄麗

ネザークイーンがオーナーを務める、地下四階建てのキャバレー。
詳細は当該項目を参照のこと。

オカモチ・ストリート

第4部に登場。屋台街がある。
このストリートから1区画離れた地点にダイフク・ビルディングが存在する。

オカンノン通り

24時間常に酔客や接待サラリマン、オイラン等でごった返す繁華街。
ソウカイヤ傘下のヤクザクラン「ヤバレカバレクラン」のテリトリー。

オコノミ・ストリート

スターファング・ヤクザクランが取り仕切るストリート。
地下に「ストーミー・パウダー」なる粉を精製するDIYの工場が隠れており、シジマ・カノコデモンハンドがアサルトをかけた。

オシサマ

駅名として言及された。駅には鉄塔が建っている。
この鉄塔から数ブロック離れた地点にキョート共和国大使館がある。

オハナ・バロウ

ネオサイタマの南部に存在する。十七番地にはサカイエサン・トーフ社の巨大トーフ工場がある。

オミコシ・ディストリクト

パンキチ・ディストリクトにあるサムライヘルム・オブ・デス・ヤクザクランの事務所から、遠く4区画離れた地点に存在する。
スラム街がある他、アマクダリの下部組織2個がここにテリトリーを持つ。

カイシメツ・ストリート

ダムハザード・ヤクザクランが取り仕切るストリート。オレンジ傘と、オレンジの紙製モニュメントを積載したダシが練り歩くエンヤサ祭りが行われる。

カスガ区

タマ・リバーの河口部にあり、タマ・リバーを挟んでノビドメ区と隣接する区域。両地区間には鉄橋が懸架され、交通が確保されている。
地下鉄の駅名として「カスガ駅」が登場するほか、ネコソギ・ファンドの支社や夜景の美しい大観覧車があるらしい。
実在する文京区春日との関係は不明だが、地下鉄春日駅の近くには東京ドームシティがあり、そこには観覧車「ビッグ・オー」がある。

センシメイ・ゲート

ノビドメ区とカスガ区間を繋ぐ鉄橋の、カスガ側出入り口に当たるゲート。

カスミガセキ

現実の霞ヶ関同様、ネオサイタマの政治の中心地たる官庁街のようである。

カスミガセキ・ジグラット

ネオサイタマに存在する権力中枢の象徴にして、政・官・民が高度な癒着を遂げた、人類史上稀に見る階段状ピラミッド型巨大複合施設。
Y2K以前から途方も無い複合増築を重ねられ、今なお増築が進んでいる。その全貌を把握している者はいないという。
ごく初期のみカスミガセキ皇居ビルと表記され、「エンペラーを失って久しい」ともあったが、現在の名称になってからはエンペラーについての記述はない。
第1部「メリークリスマス・ネオサイタマ」時点での最上階は700階。高さ1000mは裕に越え、数年後の第3部「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」時点では全高2000m超にまで達した。
頂上部である最上階層は空中庭園のような構造であり、重金属酸性雨を降らせる雲より上に突き出しているという。
その外壁「斜面」でイクサが繰り広げられ、外壁を馬で最上部まで駆け上がった者がいたことから、山めいた形状であり、地表面での胴回りはかなりのものであろう。
都市一つ分ほどの広さがあるらしい。

 

地上の万魔殿の如き超高層建築物であるが、不吉を忌み嫌う日本人の慣習により、4や9の数字が含まれる階や部屋は存在しない。
1~50階にはネオサイタマ市役所、51~300階にはネオサイタマ市警をはじめとした公官庁、301~600階には国会議事堂などの行政施設、そして601階より上にはメガコーポのヘッドオフィス群が入っている。ちなみに666階にはソウカイヤなどの為の談合用IRC設備が用意されている。
上層部分に居室を構えられるのは、ネオサイタマ市長かその補佐官、あるいは暗黒メガコーポ各社のCEOといったトップクラスのみである。彼らは最上階層にて汚染されていない清浄な空気と日光を享受している。そんな彼らはネオサイタマだけでなく、日本の真の支配者でもあると言えよう。
第3部以降、アマクダリはこの施設を本拠地としており、アマクダリのトップたるラオモト・チバが居するネコソギ・ファンドのヘッドオフィスもここにある。

 

上記の他にも、まだ様々な施設等が歴史の忘却の中で眠っているのかもしれない。備えよう。

 

第4部では詳細な経緯は不明だが瓦礫になってしまい、遺棄設備を巡る争いが常態化していることが明かされている。
シーズン4にて、ジグラット上層の踊り場がニンジャスレイヤーメイヘムのイクサの場に選ばれ、六番目の赤黒のアブストラクト・オリガミが生まれた。
オリガミは後にザナドゥによって彩られ、巨大なネオン・グラフィティ・アート「ジグラット富士」の素材となった。

カスミガセキ・カテドラル

タダオ大僧正が座すカスミガセキ教区の大寺院。カスミガセキ・ジンジャカテドラルとも。
その外観は巨大な黄金ブッダ座像そのもの。「これまでに人類が建造したいかなる偶像モニュメントよりも巨大」とされるほどの大きさであり、カスミガセキ・ジグラットを霊的に守護するスフィンクスに喩えられる。
定時になると蓮を象った足場からピンク色の荘厳なライトアップ光が焚かれ、ブッダ像が電子合成音声による説教を始める。が、その時間はわずか三分。続きは有料のIRCで……。
ブッダ像の背後には無数のUNIXメインフレーム群を収めた制御モノリスが聳えたっており、そこから伸びる無数のケーブル類がブッダ像の後頭部と脊椎に接続されている。
敷地内にはニンジャやホーリーヤブが配置され、警備は万全。また、緊急時にはブッダ像をまるごと地下に収納してしまうシェルターとしての機能も有する。
マネーパワーを惜しみなく注ぎ込んで築き上げたその堅牢さをタダオは「大ブッダ要塞」と称して誇る。

中央電子素子銀行

イッキ・ウチコワシが市民を煽動して襲おうとしていた場所。
名前からして中央銀行的な役割を担っているのだろうか。

ニギミ・ストリート

官公庁や官僚の邸宅を多く有しており、官僚のプライバシー保護の名目で電波妨害コケシ鉄塔が設置され、有線以外の通信手段は使用不能にされている。
オーガニック高級中華飯店「スコシ・シャンハイ」を有するアラクサ第七ビルが建っている。

カナリ・ストリート

第4部に登場。猫が暴徒警戒ドローンの上に乗ったまま降りられなくなる微笑ましい事件が発生した。

カネモチ・ディストリクト

ネオサイタマ有数の富裕層居住地域。高台に立地し、隣接ディストリクトとの境界である坂の下には高さ3メートルの電磁金網が張り巡らされている。
地上百メートルの高さに無数のビル群や鉄塔によって支えられる広大な厚い強化樹脂製透明ルーフが築かれており、住民が重金属酸性雨に晒されることはない。
マッポによる警備体制も厳重。それは裏を返せば、この地区内で大きな事件が起きた場合マッポにはケジメも含む大きなマイナス点評価が下されるということでもあるようだ。
ディストリクトのはずれには高級料亭「オトノサマ」が立地する。「ヤマノテノ幼稚園」も当地所在のようだ。

カネモチ・ディストリクト八番街

通称「カネモチ8」。平安時代には丘の上に築かれた厳粛な霊場であったが、現在となってはネオ・カブキチョと並ぶいかがわしい繁華街のひとつへと堕している。
この街を訪れるのは富裕層よりも富裕層とお近づきになりたいカチグミ・ワナビーが大半らしい。
ジンジャ・クラブ「ヤバイ・オオキイ」や、やや危険なサイバーゴスクラブ「ウゴノシュ」が立地。

カブト・ストリート

カラカミビルの所在地。金融街である日本橋兜町が由来か。

ガミオダ

ネオサイタマ市街区と郊外のボーダーラインに位置する区域。
全くの等間隔で配置されたショッピングモールを中心にした効率的居住区がぽつりぽつりと配置されたのみの寂れた町で、駅周辺すらも実際薄暗く、治安はお世辞にも良いとはいえない。
電車の本数も少なく、ネオサイタマ中心部からは隔絶した土地である。

ブラッドバス・シアター

山の中の竹林に存在する、退廃ホテル「ストロング夜」の廃墟を改造した施設。
この施設の主催者の元、周辺市民達によるカネ、ドラッグ、セックス、バイオレンスが横行するヨタモノさえ近づくことを恐れる無法地帯。

ガラ・ストリート

詳細不明。焼肉店「エル・モンダイ」がある。

カンノギミ区

この区画にはかつてニンジャスレイヤーが一時的にアジトにしていた廃ドージョーがある。

キタノ・ストリート

第4部に登場。キタノ・スクエアとも。
荒廃しており、治安は「中の下」レベルらしい。

キタノ・スクエアビル

キタノ・ストリートに存在するビル。
1階に「ピザタキ」のピザ屋部分、地下街4階9号にタキの秘密UNIXルームがあり、ピザ屋のトイレに隠された梯子で行き来している。
地下階はシケた商店街となっており、地下4階まで来ると半分近くがシャッターを閉ざしているが、無人というわけではなく、それらの中に居住している者や、シャッターを下ろしながら違法ビズを行っている者もいる。
ビルの家主は曖昧老人であるらしい。

キバレ・ストリート

夜の繁華街の一つであり、拳銃、手帳目当てにマッポが襲撃される危険性もあるなど多分に漏れず治安が悪い。
キングピンカネモチ・ディストリクト配置以前の担当区域。

キボウキョウリョク・スクエア18

第4部に登場。バッドマックス・ヒルマがピザの配達場所として指定した場所。

ギョクヤマ・ストリート

ネオサイタマでは珍しくないが、実際治安の悪い土地柄。
地元の人間か事前に連絡のあった非合法組織のエージェントだけが入店を許されるサルーン「アタマ・ハンザイ」では、各種違法素子や大トロ粉末、果てはチャカ・ガンまでもが取引されている。
また、このサルーンで行われた交渉が決裂した際には、交渉人はウシミツ・アワーの鐘とともに一斉に武器を抜いて殺し合いを始めねばならないという物騒な暗黒伝統文化が存在するらしい。

キャブチャ・ストリート

ここの雑居ビルの四階にイビルヒーラーが乗っ取ったシアツ店「パワー・チャン」がある。

キョウタロ・ストリート

詳細不明。過激派ケモノパンクスのたまり場となっていた。

クマナミ・ストリート

アマクダリの最も長い一日において、ナンシー・リーが一時的にUNIXをハックしたオフィスがある。センベイ方面に通じる道とつながっているようだ。

ゲイシャ・ディストリクト

ムコウミズ・ストリートと隣接する地区。

渾崎地区(ケオサキ・ディストリクト)

ネオサイタマの南端に近いところにある地区。

龍256ストリート

渾崎地区内のチャイナタウン。
「スズメバチの黄色」の舞台。

ゴールド銀座

ネオサイタマの路地の一つ。入口にはネオン門がある。
サンズ・オブ・ケオスの礼拝堂やコトブキが閉じ込められていた部屋のある雑居ビルがある。

コラカシ・ストリート

詳細不明。第4部においてモーティマー・オムラとその家族の住宅がある場所。

コケシ第七商業地区

コケシ・マート社の巨大ショッピングモールを中心とした中産階級向けの商業地区であったが、ヨロシサン製薬オムラ・インダストリの共同開発によるバイオスモトリ育成プラントで発生した爆発事故をきっかけに住民は強制退去させられ、大量のバイオスモトリが闊歩する無人地区と化した。
ヨロシサンとオムラの二大暗黒メガコーポによって地区まるごとが巨大殺戮遊戯施設「キルゾーン」に作り替えられ、富裕層がバイオスモトリ狩りを愉しむための場として生まれ変わった(この時期の物語が「キルゾーン・スモトリ」)。
しかし「マザースモトリ事件」なる事件をきっかけにキルゾーンも閉鎖され、以後この区画の管理はオムラからオナタカミ社へと不良債権めいて下げ渡されている。

ゴハンバ・ディストリクト

第4部に登場。ヨロシサンのCEOの接待に使われる料亭もある一方、治安の良くない集合住宅も存在する。
掘り出した温泉を売りにするセントーの店がいくつか存在する。

コメダ・ストリート

地の文=サンいわく「マッポーレベル・ダウンタウン」。治安が実際危い。
ゆえに身元の定かでない人間が身を隠すには絶好の場所でもあり、ニンジャスレイヤータカギ・ガンドーもこの地を潜伏場所としていたことがある。
アガタ・マリアの住む「エトワール・コメダ」がある。

コモチャン・ストリート

老朽化した集合住宅が乱杭歯めいてひしめく一帯。かつて街ぐるみでタナカスター社の違法工場を営む暗黒管理体制が敷かれていた。
ネオサイタマ市警49課の強制介入により管理体制は崩壊した。
ニスイの出身地。

コモドマ

詳細不明。地下鉄の廃ステーションが存在する。

サウス・パンキチ・ディストリクト

高速道路「パンキチ・ハイウェイ」を抱える地区。
高架下に寄生するように築かれた旧世紀マンション「グローリアス・フジサン」はハイウェイを通過するオスモウ・トレーラーの伝えてくる震動によりいずれ崩壊すると目されているが、他に行くあての無い者達が未だに居住している。
パンキチ・ディストリクトと隣接しているものと思われるが、実際のところは不明。

サスマタ・ストリート

ペケロッパ・カルトアンタイブディストが行き交う雑然とした町。
大通りに面した雑居ビルの一つにケンリュウ・ハッカードージョーがテナントとして入っている。

サネガナ区

詳細不明。ここの雑居ビルにてドクヴォン・クニ・ヤクザクランの一門がリキッドゴーストに襲撃された。

サベサマ区

詳細不明。オスノマタワーはこの地区内か、もしくはさほど離れていない位置にある。
この地区の無人ビル屋上に人質を置き、ディアハンターが狙撃を試みた。

シナキ・ストリート

詳細不明。ルイナーの回想に登場。サンダーファング・ヤクザクランのテリトリーであったと思われる。

シモタバイカ

第4部に登場。シモタバイカ大学がある。カチグミの乗り物とされるモノレールの駅があり、おそらくよい地区なのであろう。

シャメバ・ストリート

迷い込めば生きて出られぬとまで言われる、ポスト磁気嵐ネオサイタマのスラム。
サザンクラウドとウキヨが追跡劇を繰り広げた場所。

ジョチダ・ストリート

治安レベル劣悪なストリート。電柱は傾き、老朽ケーブル束が所々で千切れ、誰が住んでいるかも解らない廃墟団地が放置されている有様である。
プラズマリザードトリガーハッピーらのアジトがある。

ジンダ・ストリート

第4部に登場。ツチグモ・ギャングの縄張りの隣のストリート。

スノマ・ストリート

ヤメチャシ・ウォークから二駅、スカラムーシュのマンションから四駅離れた場所にある街。スカラムーシュがコバヤシノ・シバと会った喫茶店「シンエイ小気味」が存在。

スタンピード・ストリート

2040年ネオサイタマのマッポー区画。豪族企業や自警団の保護下にない貧困地域。
デスドクロ・ヤクザクランの事務所がある。

スベナ地区

どこの企業豪族の領地にもなっていない空白地帯。
かつてのINW簡易研究施設であるユルギハイムがある。

セキヨン・ストリート

カイシメツ・ストリートの隣のストリート。

センベイ

詳細は不明だが、リョウゴクカスガと並ぶネオサイタマ中心部の華やかな地域として名を挙げられている。
また、センベイ・ステーション周辺は家を持たない浮浪者が夜を安全に過ごすためのちょっとしたアジールとなっているようだ。
ヘッズの間では「草加」に対応するのではないかと囁かれる。

ソウカイ・ディストリクト

第4部に登場。ソウカイヤが直轄する街区であり、ラオモト・チバの邸宅が存在する。瓦屋根を戴く白塀が迷宮じみて並んでおり、塀の中で育てられたカキや梅、桃の木が道路にはみ出しているが、それらの果実は自由にもいで食べてもよいことになっている。
また、オジゾウ交差点に面した場所には炊き出しサービスセンターが24時間営業で常設され、温かいオシルコやオニギリを得る事も出来るが、ディストリクトに足を踏み入れる市民は尾行され、無言のうちに監視されるという。

ダイサンザカ・ストリート

かつてオムラ・インダストリのプロジェクト住宅であった安価な集合住宅建ち並ぶ場所。
セントー評論家として高名なミノミヤ・ジョンゴが設計したセントー「美しいの宮」がある。

ダイヌンガ小道

安宿街。明言は無いが、おそらくトコシマ地区内と思われる。
ここを抜けて通りの多い道路を横切ると、サッキョー・ライン鉄道高架下のワン・トークン・ノミヤ屋台村に出ることができる。

タオタニ・スラム

ネオサイタマ某所の裏路地。
ここの一角にロータス・テンプルが存在する。

タカラ・フロント

詳細不明。手押し車屋台が所狭しと並び、路面店と客足を競い合う地域。
中でも路面店「黒いラーメン」は長い行列ができるほど人気。

タケノコ・ストリート

詳細不明。小説家ホンガンジの住居に近い。

タケミチノウエ・ディストリクト

第4部に登場。高級住宅街。
植樹された坂がちな石畳を入っていった先に、カタナ・オブ・リバプール社の所有するカテドラル・データセンターがひっそりと佇んでいる。

タチ・ディストリクト

詳細不明。カジノ「テンテキ」がある。

タッコウ・ストリート

詳細不明。トミモト・ストリートからはかなり離れた場所らしい。

タノシイ・ストリート

第3部時点から数えて数年前、ジェネレータ爆発事故で無人地帯と化した地域。
中心部に立つ複合パチンコカラオケ高層住宅「ソウゴウ・シセツ」の跡地は反体制違法放送「キツネ・ムレ・チイサイ・レディオ」(KMC)のアジトの一つとなっていた。

タバキ区

第4部に登場。ヨロシ区に隣接していると思われる。

タブチャ・スクランブル

第4部に登場。交差点に面したビルの屋上に、サペウチ・モリドーコム社の企業PR看板が掲げられている。
高高度は複数のメガコーポの共同管理下にあり、企業の者であっても無許可で立ち入りすることは許されない。

タマリバーほとり公園

タマリバーのほとりにある、電子柵で安全を確保された緑豊かな公園。

ダムドザカ・ストリート

ネオサイタマ中心部からかなり遠い港湾地区。ここにある「ヤマチャン・モーテル」に、グレイハウンドキノヤクザ天狗を誘い出そうとした。

ダモヨコチョ

詳細不明。いずこかの繁華街の裏通りの名前。
老いた店主の開く店があり、一見すると雑貨店のようだが何やら怪しい取引もしている。

ダンダイラ・ディストリクト

第4部に登場。中心的ランドマークとして、ショーギの巨人「ミナガワ・ツルギ」を称えるショーギ聖堂がある。
聖堂一般開放日にはネオサイタマ中の腕に覚えがあるショーギの打ち手たちが集まって対局を行う。

ダンモン・ディストリクト

第4部に登場。

夢のあと広場

その名の通り、総合ショッピング・ビルディング計画が初期段階で中止となり、奇妙なコンクリートの基礎部分が剥き出しで放置された区画がなし崩し的に地域のスペースになったもの。
広場には日夜、スケーターやラッパー、グラフィティ・キッズ、ブレイクダンサー、路上生活者が集まってくる。

チノ・ジャンクション

キョート大使館にほど近いと思われるジャンクション。

チョウチン・ディストリクト

第4部に登場。ネオサイタマに存在する大繁華街の一つである街区。
その名の通り、建物という建物が大小さまざまなチョウチンを掲げ、低層の建築物がある程度の規則性を伴って配置されている。高層建築は存在しない。
このような街並みになっている理由として、西のキョートガイオンシティに街の有力者が憧憬を抱いているからという説がある。
この街は世界中から胡乱な品々が集められ、流通する重要なハブとしての役割を持つ。

チョウチン・タワー

鉄骨に無数の広告モニタパネルを貼り付けた電波塔。低層建築主体のこの街区では一際目立つ存在。

チョット・ストリート

壁には治安の悪さを感じさせるスプレー文字が書き殴られ、路地裏には浮浪者がたむろするうらぶれた通り。
老朽化マンション「ャー都会カルチ」がある。

チョメキ・ストリート

詳細不明。奥ゆかしいカフェ「パパンナ3」のあるストリート。

ツキジ(ツキジ・ディストリクト)

ネオサイタマ最大の漁港を有し、「ネオサイタマの食の玄関」と呼ばれる地域。作中で「ツキジ」の名が出てくる際、地域名というよりはツキジ港のことを指すケースの方が実際圧倒的に多い。
外周部は大小様々のイタマエ・ドージョーやシーフード・レストランが建ち並ぶ区画で、スシ職人修行のためのメッカである。
ツキジの代名詞である漁港や、それと一体化した無数のマグロ撲殺施設はイナーエリアに存在する。
そこに至る道路の両脇には冷凍倉庫がひしめき、さらにその奥にはチベット宗教要塞めいたオイラン砦や、無機質なコンクリートの住宅群が猥雑に立ち並ぶ。
漁港が奥まった立地となっているのは、取扱いに専門のスキルとハイテックが要求される殺人マグロや毒マグロ、危険なクラゲ類などから素人を遠ざけるという理由によるものだが、この気遣いがかえって無責任な憶測を呼び、地下には殺人ブッチャーが徘徊するなどと言った無責任な噂を呼んでいる。
多数の死体が並ぶ場所の比喩としてよく用いられる(「まるでツキジめいた~」)。

 

「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」にて地表面積は半分以下となり、もはや漁港やマーケットとしての機能は果たしていない。
多くの者達は新天地のトヨスへと移り、現在はいくつかのスシ・ドージョーやスシ・テンプルが残っている程度である。
ニンジャスレイヤープラスによる解説はこちら

ツキジ・ダンジョン

ツキジの暗部と化した地下都市遺構。
旧地下街やロービットマインと共に、忘れ去られたまま動き続ける旧世紀の冷凍設備やマグロ加工設備が、複雑に入り組んだ多層ダンジョン状に存在している。
さらに、リー・アラキがかなりの区画を買収、改装しており、現在は「近代文明が生んだダンジョン」と形容される魔窟と化している。
旧世紀のマグロを狙う盗掘団やそれを狩る掃除屋、世捨て人や狂人がダンジョンに潜り込み、おまけにリー先生の実験の成果たるゾンビーニンジャが門番として闊歩している。
リー先生もツキジ・ダンジョンの全てを把握はしていないようである。実際謎が多い。
地下深くには電子戦争以前のツキジ市場で取引されていたであろう高級オーガニック・マグロが保管されている巨大冷凍倉庫が鎮座している。
大別すると四階層で構成されており、上から「地表」「地下街」「INWラボの存在する旧世紀マグロ貯蔵庫階層」「鍾乳洞下水網と接する最下層」となっている。

 

「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」にて半壊し、リー先生率いるINWも撤退した。
しかし、ポスト磁気嵐時代においても旧世紀の冷凍オーガニック・マグロや旧INWの遺産などを狙って暗黒メガコーポや賞金稼ぎ達が侵入している。

ツチノコ・ストリート

「マッポでさえも近寄らぬ」「治安レベル最悪」と称される猥雑な暗黒街。実際にネオサイタマ市警関係者死亡事件が起きている。無数のネオンサインとケーブル群の天蓋、そして薄汚いマケグミで溢れかえっており、猥雑なケジメショーや、サンシタニンジャの逃亡劇が行われている。
まともなニューロンを持った人間ならば代わりに高層ビル群を繋ぐ空中トリイ回廊か地下ショッピングモールを通るため、あえてこのストリートに足を踏み入れるのは余程訳ありの人間に限られる。
マルノウチ・スゴイタカイビルからいくらか離れた場所らしい。
KMCラジオのリスナー達の拠点・無人スシバー「時代」がある。また、かつてはキルエレファント・ヤクザクランの事務所もこのストリートにあった。
また、ストリートの象徴とされる武田信玄像が存在するが、重金属酸性雨によって日ごと蝕まれている。

ツヅレ・ストリート

詳細不明。ストリートの路地裏は迷宮じみて狭く入り組んでおり、ヤクザによるクスリの取引きが行われている。

テカナ・ストリート

NSTVの放送で登場。治安良好地域として知られている。
しかし、このストリートでヤクザクランの構成員が銃撃を受けて死亡した事件が起きた。

デジマ・アイランズ

第4部にて登場。ドリームランド埋立地の南端域に存在する新興埋立群島。
カタナ・オブ・リバプール社の支配領域であり、周辺水域にはLEDランタンや高機能迫撃ブイが浮かび、オスプレイ・ツェッペリンや迎撃ドローンが24時間体制で領域警備を行う。
デジマへの進入路は、ネオサイタマからかかるただ一本の巨大橋「ブリッジ・オブ・デジマ」のみである。
デジマ群島を繋ぐ周遊屋形船が運行している。

ハクラン・アイランド

カタナ社が戦勝記念博覧会「マジェスティック・エキシビション」の開催のために作り上げた人工島。

  • カジノ・デジマ
    「マジェスティック・エキシビション」の会場となった建物。
    十字形建造物であり、建造物の外側を通路が囲う形となっている。
    十字の中央部には天井を支える巨大な円柱があるが、柱の中にはVIPだけが入れる隠された二階へと続くエレベーターが存在する。
    二階の天井はドーム屋根であり、その上にはエクスカリバーを模した巨大モニュメントが存在する。

デスタニ・ストリート

スラム街のあるストリート。
ディサイプルヤクザ天狗が戦った、ダークメデューサ・ヤクザクランの廃倉庫アジトがある。

テモダマ・ストリート

あまり治安の良くないスラム街。
解体工事の途中で放棄された高層集合住宅、「アドミラブル・テモダマ」の廃墟は違法退廃ホテルとなっている。
アマクダリ下部組織「テツノモン」の勢力範囲。

デンキ・ストリート

第4部に登場。電気屋台酒場がある。

デンチ・ストリート

ストリート名の案内看板もぞんざいで、見るからに治安悪げなストリート。
違法オハギオイラン窟なるどう考えても後ろ暗い店舗が営業していたり、武装アナキストが潜伏していたり、果ては大通りの真ん中で囚人護送車が襲撃されたりといった有様で、実際お察しである。
ナカジマ49課としてのデビュー場所。
第4部では重低音オスモウ・コア・ユニット『ハコ・モノ』がここを拠点に活動している。

トウジ・ストリート

両脇にはバイオしだれ柳と円形の浅いオンセンが等間隔に設置されている、アトモスフィアの良い石畳の広い通り。ネオサイタマの地下にはオンセン脈があり、このような場所も近年(第4部時点)作られた。
ガーランドニンジャスレイヤーをスシ拷問した建物がある。

トコシマ地区

ネオサイタマでも比較的生活水準が高く、治安も良好な地域とされる。
カネモチ・ディストリクトほどではないが街並みには活気があり、街路灯やネオン看板にも趣向が凝らされている。
ネオサイタマ市警のデッカー、シンゴ・アモタバタ・ヤスキリが所属するのもトコシマ地区。

カミオンナ・ストリート

トコシマ地区最大の目抜き通り。
大晦日から年明けにかけて、盛大なニューイヤー・パレードが行われる。

スギウラヤ古墓地

古事記の時代のものと思しきノロイ・ボードが立ち並ぶ、実際歴史を感じさせる墓地。
しかし敷地内の木造テンプルはあばら屋めいて荒れ果てており、管理を放棄されているものと思われる。

トコシマ・ギンザ・ヨコチョ・ストリート

第4部に登場。下り坂に沿って新興の店舗が軒を連ねる。
地の文からは「移植されたケオス」と評されている。

データ博物館

ペケロッパ・カルトの聖地めいた、アンティーク・コンピュータを多数収蔵する博物館。マニア的なカネモチが己のコレクションを開陳する為に建てたらしい。
トリイ階段を上った先にトルコめいた建築様式の建物を構え、中庭にはバンブー(オーガニックかバイオかは定かではない)の林を有する。
内部には8ビット機・16ビット機をテーマとしたと思しき展示室や、神秘的なコンピュータ故事イコンを有する。
展示室液晶モニタで解説を担当するのは恰幅のよい紳士を模したキャラであり、あるいは館長・オーナーの姿ではないかと考察するヘッズもいた。

トコロザワ

ソウカイヤの本拠、トコロザワ・ピラーを擁する地域。ソウカイヤ崩壊後、その衣鉢を継いだアマクダリにおいても「聖地」とされている。

トコロザワ・ピラー

ソウカイヤの首魁、ラオモト・カンの居城たるビル。
下層部はラオモトの表の顔であるネコソギ・ファンド社のオフィス、そして中層部以上はソウカイヤの施設となっている。
窓は一面スモークシールドされて外観からは壁との判別がつかず、滑らかな巨大オベリスクのようである。
ビルの正面玄関にはラオモトの敬愛するミヤモト・マサシの鋼の彫像が立っている。通常の人間の1.5倍の縮尺とのことで、おおむね全長3mほどか。
窓の外には空からの攻撃を防ぐ為の数十基のサーチライトが、地下には人食いズワイガニの群がる制裁用のプールが備え付けられている。
15階から数フロアに渡ってソウカイ・ニンジャのためのトレーニング・グラウンドが、さらにその上のフロアには「シックスゲイツの六人」それぞれの専用ドージョー兼バトルフィールドが設けられている他、49階にはリー・アラキの秘密ラボが存在した。
屋上階はバビロンめいた厳かな水路や広場、ツバキの植え込み、生垣、無数のシシオドシ、トリイに彩られた空中庭園となっている。その奥にさらに天高く聳えるキョートめいた黄金カワラ屋根の塔こそが、帝王ラオモトの玉座たる天守閣である。

トノサマ・ヤード

ネオサイタマ北西部に位置する高層オフィスビル街。
ビルの谷間には小さな寺院「シゲルチ・テンプル」が奥ゆかしく立っている。

トミガル・ストリート

詳細不明。ソバ屋「ふたつ歩」がある。

トミモト・ストリート

安宿街。
ヒョットコ・クランのテリトリーであり、ストリート中心部にある巨大ゲームセンター「ヤング・オモシロイ」跡地を根城に夜ごと浮浪者狩りを行っている。

トムコロ・ストリート

繁華街地域。某ピンクが店主を務める揚げ玉かけ放題のうどん屋台が出店していた。

ドリームランド埋立地

処理キャパシティを超えたネオサイタマの無限のゴミが集められる海抜ゼロ地帯。
「砂漠の砂を鉄くずに置き換えたような」と形容されるサップーケイの極北のごとき地だが、トタンやビニールシート製の棲み家をこしらえて定住する者達も少なからず存在している。
東京湾が大きく埋め立てられているネオサイタマにおいて、ドリームランド埋立地の詳細な場所は不明だが、湾岸地帯であるヨコハマから臨める場所にあるようだ。
高度経済成長時代に東京のゴミの最終処分場として有名だった埋立地、江東区の「夢の島」がモデルと思われる。

トリツ・ディストリクト

ネオサイタマの東部に存在する過密居住区画。全区域停電になってもマッポの腰が重く、報道ヘリは見向きもしない、「取るに足らぬ区画」。
停電についての記述から「オールド・カメ・ストリート」はこの地区に含まれると考えられる。

オールド・カメ・ストリート

猥雑なネオン看板、過剰増築された雑居ビル、市場のさまざまな屋台、そして人間の温かみに満ちた商店街。
多くの住人は朝夕に必ずブッダに礼拝を行う奥ゆかしい信心深さを守り続けている。登場エピソードもあいまって、ストリート全体がそこはかとなく香港カンフー映画に登場する下町めいたアトモスフィアである。
第4部では、ジェット・ヤマガタの活躍でカンフー映画テーマパーク兼ネオサイタマ・チャイナタウンとして再興している。

  • ウミガメ・テンプル
    オールド・カメ・ストリートの町の中心にあるテンプル。多くの住人が礼拝に訪れ交流する地。
    テンプル中心にはマスコットである生きた大ウミガメが泳ぐイケスがあり、その背後には礼拝対象である大ブッダ座像がある。壁には古い大型TVモニタがいくつも掛けられ、カラオケもできる。
    実は二十年近く前にとある暗黒メガコーポが秘密裏に作った違法ジェネレーターが、そのままテンプル地下に放置されている。

  • 「海亀」のネオン文字が掲げられた雑居ビルの影の下にあるラーメンヌードルショップ。
    看板娘は「磁気嵐でネオサイタマに取り残されたチャイニーズ系日本人」と描写されている。

トヨス

第4部においてツキジの代わりとなっている漁港。

トロイモノ・ストリート

詳細不明。繁華街のようだ。

トロト・ストリート

スーサイドの知り合いのトベキが経営する地下バー「シシやモ」がある。

ナバ・ストリート

バイオウナギのカバヤキの香り高いストリート。
一族経営の骨董品店「ダイハンジョウ」がここに店舗を構えている。

ナバケ・ストリート

小規模町プログラミング工場が立ち並ぶストリート。
サヌマが経営する企業「サヌマ・アーキテクト社」の社屋もここにある。

ニトベ

駅名として言及された。駅の付近には地下シャッター商店街があり、ニンジャスレイヤーエッジウォーカーがここで追走劇を繰り広げた。
ニトベ駅から「イナマミ」→「ドミチャン」→「ゴバシ」→「ヨスガ」→「タカマバシ」と続く。イナマミ駅以降は現実さながらの満員電車となり、特にドミチャン~ゴバシ間は最混雑区間である。

ネオオモテサンドー

ユンコ・スズキが高校時代に友達とカワイイ・ロールシャッハを受けた場所。
Twitter連載版「レプリカ・ミッシング・リンク」では「ネオ・オテモサンドー」と表記されていたが、書籍化に伴い修正された。

ネオ・カブキチョ

実際いかがわしいネオサイタマの最繁華街。中黒なしで「ネオカブキチョ」とも。
他の地域とは比較にならぬほどに高密度で極彩色の巨大ネオン看板が並ぶ。また、「駅地下ダンジョン」なるものが存在するらしい。
第4部ではオールドカブキチョと名を変えている。ただし、シーズン5では再び「ネオ・カブキチョ」と呼称されている。
後述のシュヴァルツ・カイカンが旧世紀より存在する物件であることから、オールドカブキチョとは別の場所に新たにネオ・カブキチョが作られたとは考えにくく、両者は同一の街と思われるが、詳細は不明。
過去にはネオ・カブキチョやニチョームなどを内包する「新宿」という行政区が存在していた。

ニチョーム・ストリート

ネオ・カブキチョの一角。
詳細は当該項目を参照のこと。

ヨコチョストリート

ネオ・カブキチョの一角。詳細は不明。

「シュヴァルツ・カイカン」

第4部に登場。ソウカイヤが所有する老舗のヤクザキャバレー。漢字表記は「黒社会館」。シックス・ゲイツの一人・カバレットが支配人を務める。
最上階から管理オフィス、ホテル、カジノ、オンセン、キャバレーラウンジ、キャバレーラウンジ地上階、地下カラテドージョーと、様々な施設が存在する。
作中での初出はシーズン5の「ダブルトリガー・デッドロック」だが、元となるビルは1900年代の初頭に築かれている。
ニンジャスレイヤープラスによる解説はこちら

「バンブー・カッター」

ネオ・カブキチョの場末のLEDバー。店主はワサビ・フジマ。
かつてアサガオがポールダンサーとして働いていた。
現存するかは不明。

「レイン・ジルバ」

ネオ・カブキチョの一角にあるバー。粋な「雨まい」の漢字平仮名ネオン看板を掲げている。
店構えは狭苦しく思えるが、地下に降りれば快適で、それなりの広さがある。
店の奥では、ポールダンス専用にカスタマイズされたオイランドロイド「ヤケナ」が踊っている。
レッドハッグの行きつけの店。

ネオギンザ

「スレイト・オブ・ニンジャ」にて言及された。
ここでゼキ=ヤマが即席のハック・アンド・スラッシュを組んだことが語られているが、実際それ以外の情報がない。
ゴールド銀座とは何らかの関係があるのかもしれないが、詳細は不明。

ネオ・ロポンギ

ラッキー・ジェイクが1ヶ月間の集中トレーニングを受けた殺人カラテ・ドージョーが存在する。「ネオロポンギ」との表記揺れも見られる。
サカキ・ワタナベは「自分の妻と娘は今はロッポンギに住んでいる」と語っていたが、ネオ・ロポンギと同一かは不明。
現実の六本木にも極真空手の道場がある。ちなみに検索エンジンに"karateman"と打ち込むとサイトが上位に表示される。

ノビドメ・シェード・ディストリクト

張り巡らされた運河の中に浮かぶ、ネオサイタマ有数のマイコ歓楽街。タマ・リバーの河口部にあり、海に隣接している。
タマ・リバーを挟んだ対面にはカスガ区が存在し、両地区間を行き来するためには河上に架けられた鉄橋を通らなければならない。
屋形船やマイコセンター、オイランパレスといった合法非合法の性的施設群で賑わう街中には、訳ありの者達が身を隠すのに適した秘密施設が複数存在する。
なお、海流の変化によって数十年後の水没が予測されているらしい。
ネーミングの由来は、東京都立川市の玉川上水から埼玉県新座市を通り、新河岸川に続く用水路「野火止用水」だろうか。

ハラヤガオカ

資産家やTVスター、スポーツスターの戸建て住宅が軒を連ねる地で、都市計画そのものが富裕層のためにしつらえられた地域。
タロウイチの飼い主で、ラツダイ・コーポーレイションの元会長であるソガベ・ザンタロウ氏の邸宅もある。

パンキチ・ディストリクト

郊外との境界に存在する地域。
サムライヘルム・オブ・デス・ヤクザクランの縄張りであり、電脳麻薬工場も存在する。
サウス・パンキチ・ディストリクトと隣接しているものと思われるが、本文中では特に言及されていない。

ヒイラギ・ストリート

ファンタズマルマグナニムベイルソードらが支配する地区。

フォンタマ・ストリート

道沿いにバーや深夜ゴフク、流しソーメンの店々が立ち並び、夜間でも人通りの多い街。
水色の巨大招き猫を屋上に戴く会員制クラブ「猫チャン蜜」がある。
この招き猫に、口に豚足を詰め込まれ衰弱死した死体を磔にするという凄惨な事件が起きた。

フートン・オブ・デス

ネオサイタマ東部にスプロールめいて広がる暗黒中華街であり、古めかしい低層電脳スラム街。
漢字表記が「死的胡同」であることから、フートンは「布団」ではなく、中国語で細い路地を表す「胡同(フートン)」の模様。

ココノエ・タワー

フートン・オブ・デスの最奥に位置するサイバー九重塔。
暗殺ニンジャ集団「ヘイ・ジウ」の拠点となっている。

ブブジマ・ストリート

ネオサイタマの下町。
サロウがジツを行使した喫茶店がある。

フルタマ・プロジェクト第一区画

ネオサイタマに点在する、「プロジェクト」と呼ばれる区画の一つ。
オムラ・インダストリを中心とした企業体の主導する再開発計画によって居住地を追われた人々に宛がうための高層住宅群と、オムラの工場によって構成される。
このようなプロジェクト区画に収容された者達には最低限の衣食住が与えられるが、同時に過酷な労働に従事することも強いられる。
オムラの倒産後はオナタカミ社が権利を引き継いだ。

紛争公園

ヤナマンチ社とコンドン・ビバレッジ社の企業紛争エリアを一望できる高台に作られた公園。
ヤナマンチやオムラの戦闘機械が激しく火力をぶつけ合うさまを見ながらランチが食べられる。

ボンボリ・ディストリクト

第4部に登場。「サイアク・ウェンズデー」と呼ばれる株価暴落の余波で連鎖的に粉飾決算が明るみとなり倒産、グループ解体となったポンポン・エンタープライズ社のかつての支配地。ネオサイタマの外れに位置している。
他企業が支配権を巡って牽制し合っている間にボンボリの市民はポンポン社敷地を襲撃し、殺しが殺しを呼ぶ治安凶悪ディストリクトと化した。現在はコップの嵐が収まるが如く、いびつな秩序が街区内に形成されている。

ポンポン・ビルディング

かつてのポンポン・エンタープライズ社屋ビルの成れの果て。88階建ての高層ビルで、真上から見下ろすと八角形をしている。
ビルの中は一個の街となっており、ザンキ・ギャングによって支配されている。
下階はボンボリ市街から流れ込んできた市民家族がザンキの庇護のもとで暮らしている。
ビルの屋上には、ニンジャスレイヤーベルゼブブのイクサによって二番目に生まれた赤黒のアブストラクト・オリガミが浮いている。
イクサの状況からするに、オリガミは高い位置にあるものと思われるが、後に屋上に上がったザナドゥはオリガミを至近で目撃し、グラフィティを行っている。その頃には間近で見るための足場等が設けられていたのかもしれない。
このオリガミはネオサイタマの「動かせないオリガミ」の中でも特に有名らしく、ライトアップ照明が設置されていたこともあった。

マジェスティック・ディストリクト

第4部に登場。カタナ・オブ・リバプール社の実効支配区画。

タワー・オブ・ハーモニー

マジェスティック・ディストリクトの英国式巨大庭園の中に建てられた巨大な建造物、あるいはモニュメント。
ニンジャスレイヤーマークスリーの決闘の舞台となった。

マネキ・ストリート

名称からしてマネキ・ディストリクト内のストリートと思われるが、明言はされていない。
ラオモト家の隠しシェルターが存在する。

マネキ・ディストリクト

マケグミが行き交う、治安の悪い地区。

ナカニ・ストリート

旧世紀のUNIXが取引される街。やはり治安は悪い。
かつては何の特徴もない典型的マケグミ地域であったが、第3部時点から数えて25年近く前に偶然地下に「ロービットマイン」が発見され、そこから採掘される品々を扱う違法基板屋やデータ屋のマーケットが形成されるようになった。
しかし現在ではカットスロート・カニ・ヤクザクランとテクノギャングが利権を巡って争う場となり、街は荒廃しつつある。
偉大なコードロジストであるクラタ・メイジンの居所でもあり、この地で秘密の技を受け継ぐ弟子達の育成を行っていた。

ロービットマイン

温泉を掘ろうとしていた狂人によって偶然発見された、ナカニ・ストリート地下の大規模な旧世紀UNIX不法投棄場。
稀少な電子部品や「ラジオ・グリモア」と呼ばれる旧世紀ICに関するデータベースなどが採掘される実際鉱脈めいた場所だが、旧世紀ジェネレータ廃棄物や凶暴バイオアニマル群生地が存在する危険地帯でもある。
かつてはクラタ・メイジンを中心とし、住民達によって地道な採掘作業が続けられていた。

マルノウチ地区

すべての始まりの地・スゴイタカイビルを擁するビル街。
ネオサイタマの中でも比較的ハイ・ソサエティな地域とされ、国内第二位の金融機関「ゴアイサツサマ生命」をはじめとした企業のオフィスビル群が立ち並ぶ一方、その合間にはモデストな路面店や緑豊かな公園、街路樹、オジゾウなどといったオブジェクトが存在し、美的景観を形作る。
「浅草」と書かれた巨大チョウチンが奉納されている平安時代建立のシュラインも奥ゆかしく現存している。我々の世界でも丸の内と浅草は実際近い。
ザイバツがネオサイタマの覇権を握った後も、勃興期のアマクダリのテリトリーとして保持されていた。

マルノウチ公園

マルノウチ地区にあると思われる、ジョギング・ロードのある公園。

マルノウチ・スゴイタカイビル

中央政庁「カスミガセキ・ジグラット」を睨むようにそびえるネオサイタマ第二の高層ビル。
フジキド・ケンジにとって、マルノウチ抗争に巻き込まれた家族の墓標でもある。
所在はカスミガセキ・ジグラットから見てキモン(北東)の方角。
詳細はリンク先を参照のこと。

マルノウチ・ハイ・ストリート

立体交差歩道橋上に立地するストリート。上述の通りマルノウチは比較的落ち着いた土地柄のようだが、この辺りにはヤクザも出没するらしい。

ミノト・ストリート

浮浪者たちが滞在している「コンパス橋」がある。一時期はストライダーも滞在していた。

ミリオン・ストリート

ネオサイタマの大繁華街。年越しになると他の場所と同じように多くの人でごった返す。

ミルゴメ区

この区画の地下に電子ドラッグ生産施設「エプタ・バロウ」が存在する。

ムコウミズ・ストリート

ポンビキやパンクスがうろついており治安はあまりよくない。
センベイ駅に続いており、ゲームセンター「反射神経ストーム」がその近隣にある。
ゲイシャ・ディストリクトに隣接する。

「ヨタモノ」

アベ一休を世に送り出したライブハウス。パンクス達から聖地と呼ばれていたようだ。
第1部ではジアゲの標的として狙われ、たくさんのパンクスが死ぬ惨劇も起こった現場である。
第3部では「火災が原因で閉店した」店として言及されている。おそらく、先の事件が「火災」とされてるのであろう。
しかし第3部の中途で、「ヨタモノ」の復活を目指す若者が登場。
意気投合したブレイズも協力し、見事復活を果たしたようだ。

モンゴウシマ・ストリート

詳細不明。暗黒メガコーポの援助を受けたヘムズワース・バトルヤクザクランがテリトリー侵犯していたが、インシネレイトのカチコミ行為により中立地帯となった。

ヤイドマ・ステーション

第4部に登場するモノレールの駅。

ヤカタバンナ・ストリート

暖かいオレンジの明かりが滲む飲屋街。老舗のスシ屋「ワザ・スシ」もここにノレンを掲げている。

ヤガネ・ストリート

ネオサイタマの危険地域のひとつ。
サイバーツジギリに向いた時期というのがあるようだが詳細は不明。詮索好きの犬は警棒で殴られるのだろう。
タダシイのカラテジョギングのコースに含まれている。

ヤクモ・スクランブル

第4部に登場。ニンジャスレイヤーコンヴァージのイクサの舞台となり、大破壊が引き起こされた。

ヤテナイ・ストリート

このストリートの東にスケートパンクスチーム「極端」がテリトリーにしているバスケットコートがある。

ヤヌタ

サッキョー・ラインの駅名として言及されているのみで、詳細不明。
ヤヌタ駅の数百m手前に位置するトンネル内のハシゴを昇ると、アワビ・ニンジャクランの鎮守の森がある自然公園に出ることができる。
この鎮守の森の位置に関して「ネオサイタマのメガロ工業地区の懐」との言及があるため、ヤヌタ地区は工業地域であるとも考えられる。

ヤメチャシ・ウォーク

スノマ・ストリートから二駅離れた場所にある通り。スカラムーシュロヤマと飲んだ安酒場が存在。

ヤンダ・ストリート

詳細不明。繁華街のようだ。

ユメリンゴ交差点

ニンジャスレイヤーコンヴァージのイクサが決着した場所。ヤクモ・スクランブルと同様に甚大な被害を被った。
交差点の頭上には高架ラインがあり、周囲には高層ビルが立ち並んでいる。
歩道と車道の際の辺り、ガードレールから数メートル上の地点に、最初に生まれた赤黒のアブストラクト・オリガミが浮いている。
後にニンジャスレイヤーがオリガミに直接手で触れているが、その頃には間近で見るための足場等が設けられていたのかもしれない。
交差点を見下ろすビルの屋上の一つはニンジャスレイヤーとブラックティアーズのイクサの場となり、ここに五番目のオリガミが生じた。

ヨコハマ

ネオサイタマの湾岸地帯。
ニンジャスレイヤーTRPGの地図では、おおよそ我々の知る横浜の位置にある。
ネオサイタマ沿岸部を縄張りとする、スミス率いるヤクザクランが「ヨコハマロープウェイクラン(横浜御縄談合)」を名乗っている。
「スズメバチの黄色」では回想シーンで「イルフェイテッド」という横浜系新興ヤクザ組織が登場している。

ヨコモノ・ストリート

詳細不明。

ヨロシ区

第4部に登場。ヨロシサン・インターナショナルの支配地区と思われる。
ヨロシサンのネオサイタマ支社が存在する。

リョウゴク・ストリート

ネオサイタマにおけるスモトリ興業を一手に引き受けるコロシアム・シティ。
ストリートに軒を連ねる相撲バーは、興業中は連日連夜、血に飢えた観戦者達でごった返す。
「リョウゴク駅」も存在する。

「チャブ」

リョウゴク・ストリートでも一番の老舗を標榜している相撲バー。
改築を繰り返した巨大な店構えは、誇り高く木彫りされた「お相撲」の看板に恥じないものである。
情報屋のヒロ・マイニチがバーテンダーとして働いている。
インフェクションによって惨劇が引き起こされた。

リョウゴク・コロシアム

リキシ・リーグ・スモトリ決勝トーナメント、通称ホンバショの舞台。
中央リーグ「リキシ・リーグ」に登録された64人のスモトリがしのぎを削っている。
元ネタは、日本相撲協会が所有する興業施設「両国国技館」であろう。

レイド・チョウ

月破砕後のネオサイタマにおける最大規模の歓楽街「トリヨシミツ・ストリート」を内包する巨大街区。
特定の支配メガコーポは存在せず、複雑怪奇な相互利害のバランスによって、日々アメーバのように移り変わる勢力図が築かれる魔界。
住民が資金を出し合って自警マッポ団「レイド・チョウ・ナイカイ」を運営しているが、その治安維持能力は到底、街区を完全にカバーしきれるものではない。
下記の五つの有力フーディーギャング集団が縄張り争いを繰り広げている。
ニンジャスレイヤープラスによる解説はこちら

トリヨシミツ・ストリート

磁気嵐消滅後のネオサイタマで伸長した地域の一つ。ネオサイタマ南東部の損壊や企業戦争によって商売が立ち行かなくなった者達が、中立緩衝区域に自然と集まったことで生み出された極彩色の歓楽街。
下記のクラブや飲み屋、オイランランド、カラオケ・ステーションなど、様々な店がひしめいているが、その中には当然の如くぼったくりバーも混じっている。
メガコーポの目は届きにくく、少し油断すればカツアゲマンに襲われ、金品の強奪に遭ってしまう。
アイアンアトラスコミタ・アクモがよく訪れる場所であり、「アイアン・アトラス・シリーズ」の舞台となることも多い。

  • 「ソルシオン」
    DJプロスペローがレジデントを務める電子的高知能クラブ。
  • 「存在」
    「無限大です」の隣にあるクラブ。
  • 「無限大です」
    とても下世話なサイバー・クラブ。

「愛之巣」

廃ホテル。タランテラがリーダーを務めるフーディーギャング集団「ツチグモ・ギャング」のアジト。

「青く珊瑚」

ホストクラブ。シューティングスターがリーダーを務めるフーディーギャング集団「ツルワカメ」のアジト。

クリスタルオモテナシタワー

レイド・チョウの端に屹立する、実際高い産業高層ビルディング。
その名の通り水晶の塔じみた建物であり、レイド・チョウを睥睨する繁栄の象徴。
八角形に面取りされたビル壁は七色にライトアップされ、ゆっくりと振り向くホログラフィ・オイランが蠱惑的に目を伏せる。
ビルの周辺には、多層構造の高架ハイウェイを城郭の堀と胸壁めいて巡らせている。

「電子小説」

老舗の地下ゲームセンター。ウッドマンがリーダーを務めるフーディーギャング集団「カジュアリティーズ」のアジト。
カジュアリティーズが店長を脅して不法占拠している状態であり、店内には発電機とサイバネ手術ブースが増設されている。

ドリキガオカ総合病院跡地

廃病院。ブラッドレイスがリーダーを務めるフーディーギャング集団「スカルボーン」のアジト。

「内吐露」

ナイトクラブ。読み方は「ないとろ」。マグナカルタがリーダーを務めるフーディーギャング集団「四二円茶(フォートゥ・エン・テイ)」のアジト。

ロミルミ・シェード

「スレイト・オブ・ニンジャ」に登場。蠱惑的広告音声と薄桃色のネオンサイン密度が高く、オイランも多いストリート。
タキの行きつけの店「楽しみ噴火孔」がある。彼はザックに「紳士の社交場」と説明していたが……。

ワニギマ・ストリート

第4部に登場。治安が悪いらしく、「君子危うきに近寄らず」の直感なしでは、市民であろうと到底生きてはいかれないという。
ダラヤマの行きつけの店「ようともや」がある。


河川・自然地形

オールド東京湾

名称からして、かつての東京湾の一部にあたる海域と思われる。
ヨコハマロープウェイクランのテリトリー。

カワ・ミナミ

電脳スラム街の南にある工業河川。

タマ・リバー

オオヌギ・ジャンク・クラスターヤードを始めとするネオサイタマの諸地域を流れる河川。カスガ区ノビドメ区といった、オオヌギとは対照的に華やかな区域もタマ・リバーの河口部に位置しているようだ。
中州に巨大監獄島「スガモ重犯罪刑務所」が存在することから、川幅は極めて広いと思われる。なお、脱走防止のためか、刑務所の周辺には機雷が設置されている。
上流には巨大な車両廃棄区画があり、ネオサイタマ中から集積された自動車等のスクラップが川の両岸に積み上げられている。下流には重金属ヘドロ沼沢地が広がっているらしい。
水質は限りなく悪く、地の文曰く「重金属酸性雨など比較にもならぬ(中略)マッポー級重汚染水」。一方で、フジキド家がタマ・リバーの支流に渓流釣りに出かけたり、マスラダ・カイが負傷した手や顔をタマ・リバーの水で洗ったりする描写もあり、場所によってはそこまで汚染されていない可能性も考えられる。
第4部シーズン4にて、タマ・リバーの上空がニンジャスレイヤーマークスリーのイクサの場となり、三番目のアブストラクト・オリガミが生じた。

 

川の中にラッコが生息している。重汚染されたタマ・リバーで生存し続けるラッコは、ネオサイタマ市民にとって希望の象徴とも言える稀少存在であり、年一度でも目撃されればニュースとなる。しかし、その注目度の高さゆえか、マスメディアが話題逸らしのネタとして利用することも少なくない。
第4部シーズン5では「ラッコファミリーのデイリー映像」が放送されており、数を増やしている模様。環境への適応が進んだのだろうか。
余談ながら、元ネタと見られる現実の多摩川に現れた「タマちゃん」はアゴヒゲアザラシである。

ネオサイタマ湾

殺人マグロが回遊する、真っ黒いヘドロに満たされた海に向けて開けた湾。ツキジ港湾区画と北を接する位置にある。
アヤセ・ジャンクションに通じる運河「タマガワ」の入り口でもある。
建造途中で放棄された長大な吊橋「グラントリイ・ブリッジ」が存在する。

タマガワ

ネオサイタマ湾からアヤセ・ジャンクションに通じる長大な運河。
河川敷で花火フェスが行われることがあるらしい。
タマ・リバーとの関係は不明。タマガワについては「デッドムーン・オン・ザ・レッドスカイ」を最後に言及されておらず、現行の設定での位置付けもはっきりしない。


その他の建造物・施設

医療施設

アメモチ病院

第4部に登場。ザナドゥヨウナシを運び込んだ病院。
数百人規模の病院職員と患者達がおり、大病院である可能性が高い。
『救護週間』『命』『安心です』等の標語が書かれた垂れ幕が吊り下げられている。

ネオサイタマ第七総合病院

トバツワモに自我科の診断を受けさせた病院。

ネオサイタマ中央病院

交通事故に遭ったユンコ・スズキが運び込まれた病院。

教育施設

アタバキ・ブシド・ハイスクール

アタバキ高校とも。ヤモトアサリショーゴーらの母校。
正門前には巨大な校長の彫像が立っており、校舎屋上には真鍮ダルマが据えられている。通学路上に治安の良くない区域のある生徒のために、装甲仕様のバスによる送迎を行っている。

 

「アタバキ」が何を指すかは劇中で明言されていないが、ブラジルの民族楽器に「アタバキ(atabaque)」というジャカランダの木でできた打楽器が存在する。後に続くブシド(武士道)との関連性がなにもないように思えるが、楽器のアタバキはニンジャスレイヤー=サンも多用する南米の武道、カポエイラに用いられる。カポエイラは武芸十八般のうちにでも入っていたのだろうか。

シモタバイカ大学

シモタバイカにあると思われる大学。
作中では試験会場として登場。

スナリマヤ女学院

ネオサイタマのやや外れに位置する、歴史と伝統の誇り高い女学院。キカユマナヤヨイらの母校。
大正エラ創立。学園の理念は「知性により律する」。校章のモチーフは古事記に由来する「一粒の梨」。ちなみに制服はブレザー。
学園周囲のバイオ松の景色が風流であるが、同時に設置されたレンガ塀・電流瓦・生垣によって外界から隔絶されている。出入口は正門のみ。
校内中央に礼拝堂があり、ミッションスクールめいているが宗教は不明。他には馬小屋やバイオ薔薇園など、一見学園は上品なアトモスフィアで満ち溢れている。もちろん、門松飾りやバンブー林、「フェー」なる笙リード音といった忍殺要素も満載である。
全寮制で、起床は例外なく4時30分。学園の掃除は基本生徒によってされる(あえてここの描写が強調されているのは、日本ならともかくアメリカでは通常清掃業者に学園の掃除を依頼するためであろう)。こういった厳格な校則の一つ一つには学園の意図・方針が書き添えられており、実際保護者の賛同も得ている。
作中に登場したのは高等部。おそらく中等部なども存在するのだろうが、同じ敷地内かは不明。

センベイ大学

第3部「アンヴェイル・ザ・トレイル」で登場する大学。「大学のすぐ隣」に学生寮があり、この寮がエピソードの主要舞台となる。
所在地の詳細は不明であるが、センベイ近辺であろうか。大通りを挟んでビル街があることが描写されている。

ソザワ・ハイスクール

フジキド・ケンジが若かりし頃に通っていた高校。
少なくともフジキドが学生だった時代の教師としてはマイヤマがいる。

ネオサイタマ大学

日本屈指の総合メガロ大学で、人文系から理工系まで一通りの学科が揃っており、ネオサイタマの複数箇所にキャンパスが点在している。
ウミノ・スドがかつて教鞭を執っており、フジオ・カタクラヒナヤ・イケル・タニグチもここの学生であった。
「エヴァー・フェルト・チーティド」には「ネオサイタマ第一大学」なる学校名も登場するが、同一の大学かは不明。
AOMの時代において、ユンコ・スズキは「ネオサイタマ第二大学」で客員講師を務めている。
ニンジャスレイヤープラスインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(38)によると、Y2Kによって経営難に陥ったいくつかの国公立大学が無節操に合併して、ネオサイタマ大学となったようである。
研究レベルや入試難易度は、学科によってかなりバラつきがあれど、分野によっては世界トップレベルのようだ。
ネオサイタマ大学図書館の地下には秘匿された古代書庫があり、「カラテノミコン」や「死者の書」などの書物が存在している。

薔薇ヤマダ女子高校

「ラグナロク・オブ・ピザ・タキ」でピザタキの客となった女子高生たちの通っている学校。

ミヤコハナ・ハイスクール

ユミトの通っていた高校。同校のヤブサメ部は地区大会で三年連続優勝、中央の大会でも準決勝の成績を修めている。

ヤマノテノ幼稚園

富裕層の子供が通う幼稚園。園児のまとう幼児キモノは実際豪華である。新幹線に乗っての別荘地への集団旅行の帰り、イッキ・ウチコワシのフリックショットに襲撃された。
フリックショットが敵意とともに吐き捨てた言葉によれば、カネモチ・ディストリクト所在。

居住施設

エトワール・コメダ

コメダ・ストリートに建つ安アパート(マンションとも)。少なくとも8階の高さがある*2
807号室にアガタ・マリアが住む。第1部終盤には、その隣の808号室にニンジャスレイヤーが潜伏していた。

フドウサン・マンション

カチグミ用タワー。所在は不明。
49階はフロアまるごとが没落貴族・ミダレ家の所有となっている。

ロイヤルペガサス・ネオサイタマ

築数十年の十五平米ファミリーマンション。都心の片隅にあるらしいが、詳細は不明。
あまり治安の良い場所ではないようで、廊下にはバリキドリンクの空き瓶、注射針、タッパー、マグロの頭が散乱している。
ニンジャスレイヤーがアンタイニンジャ・ウィルス「タケウチ」の解毒アンプルを捜索していた時期に67階の部屋を隠れ家としていたが、「ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ」にて破棄された。

ャー都会カルチ

チョット・ストリートに建つ老朽マンション。オーナーはホバタ
住人にマッチ・ジュンゴーがいる。第3部の時点では、ナボリ・ドックモナコ・チャンが3階の部屋に住んでいた。
第4部でも健在で、ジュンゴーが大家となっている。

刑事施設

第4部では日本国家が崩壊しているが、様々な理由から刑務所という施設は残り、暗黒メガコーポ群の出資によって運営され続けている。

オニガモン刑務所

第4部に登場。国家崩壊後の刑務所の中でも、特に凶悪な犯罪者達が収容される場所として知られている。

スガモ重犯罪刑務所(スガモ・プリズン)

タマ・リバーの中州に浮かぶ巨大監獄島。
詳細は当該項目を参照のこと。

交通施設

ネオサイタマ空港

ニンジャスレイヤープラスシャード・オブ・マッポーカリプス(20):マルノウチ・スゴイタカイビルにて言及された。
マルノウチ行きのシャトル便が出ている。
「スレイト・オブ・ニンジャ」では、ユンコ・スズキがこの空港を利用してネオサイタマに帰還している。
ネオサイタマ国際空港との関係は不明。

ネオサイタマ国際空港

「スレイト・オブ・ニンジャ」に登場。巨大迷宮めいた国際空港。地の文曰く「ケオスの極み」。
手荷物受取レーンから時間内に荷物を受け取らないと、時間切れペナルティによって別のレーンに回されてしまうため、荷物を確保するまでは延々とレーンをたらい回しにされることになる。
レーンの表示は二転三転し、利用客の中にはその日中の受取を諦め、飛行場の廊下に礼拝神殿を築いたり、野宿を開始する者すら現れる始末である。

ネオサイタマ・ステイション

キョート・リパブリック直行の新幹線が発着する駅。

ネオサイタマ中央ステーション

ニンジャスレイヤープラスシャード・オブ・マッポーカリプス(20):マルノウチ・スゴイタカイビルにて言及された。
詳細は不明だが、名称からしてネオサイタマの交通の要となっている施設と思われる。
マルノウチ行きのシャトル便が出ている。

ネオナリタ空港

オバンデス航空がネオサイタマ~キョート関の直行便を運航している。
第3部に登場する「成田宇宙港」とは別物と思われるが、両者の関係は不明。

娯楽施設

イルカモノ・スタジアム

湾岸の野球場。詳細は不明だが、オニタマゴ・スタジアムと並んでネオサイタマが誇る球場とされる。

オニタマゴ・スタジアム

ネオサイタマが誇るハイ・テックなドーム式球場。物理書籍版によると、漢字表記は「鬼玉子球場」
第3部の「ノーホーマー・ノーサヴァイヴ」の時点ではネコソギ・ファンド社が球場をスポンサードしており、ドームの天井には聖ラオモトの禍々しきブッダ戦士図画が描かれている。
元ネタは「東京ドーム」であろう。現在はほぼ死語と化しているが、開業当初は"BIG EGG"という愛称で呼ばれており、「オニタマゴ」の名はこれに由来するものと思われる。

メガタカハシ・ドリームゲート遊園地跡

第4部に登場。所在は不明。
ニンジャスレイヤーサロウの物理世界でのイクサがここで決着し、四番目のアブストラクト・オリガミが生じた。

宗教施設

ウミガメ・テンプル

オールド・カメ・ストリートにある、住民の信仰を集める寺院。詳細はリンク先を参照のこと。

オイナリ・ジンジャ・カテドラル

ネオサイタマのオフィス街区の一角。林立する高層ビルの間にある手つかずの小山にある荘厳なジンジャ・シュライン。
平安ゴシック様式の鳥居を備え、無限めいて続く古い石段は49段上がるたびに両脇にオイナリ・ガーゴイルが鎮座する。

カスミガセキ・カテドラル

リンク先を参照のこと。

ゴブマンジ・テンプル

ネオサイタマの寺院。ここの墓地に葬られているのは暗黒メガコーポの役員や、闇弁護士、ヤクザのオヤブン達であり、そのため墓の面積も他の墓地とは比較にならないほど大きい。竹林にはカメラが複数設置され、墓地に等間隔で配置されたコマイヌ像には催涙ガス噴射装置や警報機、マシンガンなどが内蔵されている。

シゲルチ・テンプル

ネオサイタマ北西部に位置するトノサマ・ヤードのビルの谷間に奥ゆかしく立つ小さな寺院(二十四時間営業)。
敬虔なサラリマン達が暗黒労働の時間を縫って訪れてはブッダへの祈りを捧げている。

ダイボクチャ・テンプル

第4部に登場。トミクジ運営団体としては突出した収益を上げているテンプル法人であり、1等2億円という他の追随を許さない高額賞金を設定している。
正門は蛍光ピンクのネオンでライトアップされ、正門前の長い石段には、セブン・ラッキー・ゴッズが葛飾北斎風のウキヨエ波を航海する様がプロジェクションマッピング映像に映し出されている。

ダルマ・テンプル

ネオサイタマ南西部、建設途中で放棄されたグラントリイ・ブリッジの西端部より先、かつてのジアゲ活動で廃墟と化した無人地帯にある。
江戸時代から続くテンプルだが現在はカンヌシもレッサーボンズもおらず、周囲の無数のハカバともども朽ちるままとなっている。

バッサリ・テンプル

零細テンプル。敬謙なボンズ達によって運営されていたが、タダオによってアーマゲドンをおびき出す囮にされてしまった。

ヘルソード・テンプル

薄暗い高層マンションの一室に存在する廃テンプル。
廊下もリヴィングもキッチンも無いワンルームに、4ダースほどのタタミが敷かれ、部屋の中央には江戸時代に鋳造されたと青銅製の大きな鐘、本堂にはツーハンデッドソードを握る戦闘的ブッダ像がある。
江戸時代の廃テンプルの建っていた場所にマンション建設計画が持ち上がり、本堂がその一室に押し込められたのだろうか。

ロータス・テンプル

タオタニ・スラムにある廃寺。
ワダマキ・ヨシが改修し、そこで人々の心を癒やしていた。

宿泊施設

ゴールドラッシュ・ピラミッドホテル

第4部に登場。カジノ出島に立ち並ぶ高級ホテルの一つ。中二階に高級ショッピングモールが併設されている。
名称を鑑みるに、ゴールドラッシュがホテルの建設・経営等に関わっているのかもしれない。

ネオグランド・タマロワイヤル

退廃ホテル。コバジが同級生の女子を連れて入ろうとした。

ホテル・カミカドセキ

第4部に登場。高級ホテルのようで、高品質なサービスを提供している。
悪質なIRCインフルエンサーのバッドマックス・ヒルマにプロモーション案件を依頼してしまい、悪趣味動画でペイ・パー・ビュー広告費を稼ぐためにスイートルームを荒らされた。

遺跡

タイガー・シュライン

タマ・リバー上流の開発途中で廃棄されたベッドタウン建設予定地にひっそりと存在する、ニンジャの隠し修行場。
繰り返し引き起こされた土砂災害の爪痕に紛れたクレバスを潜ると、その中はタタミ20枚程の空間となっており、金の絵の具でタイガーの描かれたビヨンボが置かれている。
このビヨンボの前で特別なハッパを焚きながらザゼンすることで、深層意識に潜行するシンピテキ修行を行うことができる。
また、近くには古の下級ニンジャ豪族の遺跡を改装したマスターヴォーパルのコレクション倉庫もある。

ドラゴン・フォレスト(アワビ鎮守の森)

ネオサイタマのメガロ工業地区の懐に位置する自然公園内の、バンブー生い茂る森。
この自然公園の詳細について公的な記録は存在せず、ナショナルトラストめいた私有地とされるが、所有者情報は秘匿されているという。
無線LANスポットも存在しない地理的・電子的に隔絶された地であり、ネオサイタマには似つかわしくない神秘と静寂に満ちている。
大地に張り巡らされたドラゴン・レイ・ラインの主脈の真上であり、アワビ・ニンジャクランの太古のジツがオヒガンとの結びつきを強め、霊的に護られた地であるという。
森の奥には小さな塀で囲まれた庭園と庵からなる、はるか昔に絶えて久しいアワビ・ニンジャクランの守護神を祀るシュライン(ドージョー)があるが、第1部でのダークニンジャとのイクサで森ごと焼失してしまった。
10年後の第4部の時代では竹林が復活しており、その特性に目をつけたダークニンジャによってキョート城への帰還のための場所となった。

道路・橋

ネオサイタマ全域において多重交差ハイウェイが蜘蛛巣のように張り巡らされているが、このうち最も規模の大きい主要幹線はメガロ・ハイウェイと呼称される。

カンジョウ・ハイウェイ

第3部終了後もなお拡大を続けるネオサイタマを環状に結ぶハイウェイであり、陸運の要。
ネオサイタマに世界中から人々が集まり続け、都市の広がりとともにその動脈たるカンジョウ・ハイウェイは増設と伸長を繰り返している。
KATANAキモンチョッコビン・エクスプレス社の共同出資による組織「カンパチ・ハイウェイ・パトロール(KHP)」によって治安維持・交通整理されている。

グラントリイ・ブリッジ

ネオサイタマ湾に架かる全長100キロの吊橋。
建造途中で放棄されてから数年が経過しており、この死んだ橋を渡ろうとする市民はいない。

ソリマチ・ハイウェイ

ムーンビームデソレイション・ドージョー・ビルを襲撃する際にこのハイウェイを通過している。

ハリキリ・ハイウェイ

首都高速。中央分離帯には3Dカンバンが設置されている。

パンキチ・ハイウェイ

その名の通り、サウス・パンキチ・ディストリクトパンキチ・ディストリクト周辺に敷設されているハイウェイ。
第1部当時には無軌道ヤンクの暴走クラン「レンゴウ・クラン」と「オハナ・クラン」の抗争の舞台となっていた。
第3部ではアマクダリ・セクトのニンジャが軍団を率いてカスミガセキからニチョームへ進軍する光景や、恐るべきクソ装置に囚われた赤黒の殺戮者が疾走する姿が見られた。

バンダ環状線

環状道路の一つと思われる。詳細不明だが、マルノウチが降り口の一つとなっていることは判明している。

ルート808

ネオサイタマを巡る巨大環状道路。ジャージーデビル・レンゴウ、キマリテ・レンゴウ、ワンダリングマンモス・レンゴウという三つの暴走クランが互いに覇を競っていた。
ハイウェイ上からは、観光名所としても名高いビル15階の高さがある巨大バイオ桜を見渡すことが出来る。

地下水路

暗黒メガコーポのいうがままに規制緩和を推し進めた結果によってネオサイタマの都市計画は無秩序化。
その結果による場当たり的開発計画によって地下水路も拡張・廃棄が繰り返され、ネオサイタマの混沌の一種のサンプルめいて迷宮化してしまった。
アルビノ・バイオワニの群生地が存在したり、ツキジ・ダンジョンから放たれたゾンビー斥候犬がうろついていたり、ベトコンが潜伏していたりと実際危険。
キャプテンジェネラルの店も存在するが、若者がウカツに足を踏み入れるとやっぱり実際危険。

クチトンネル区域

地下水路内のエンガワ・ストリートからネオカブキチョに至るルート上の一区域。LANネットワークの届かない電子空白地帯となっている。
なお「クチトンネル」はベトナム戦争中のゲリラの拠点として知られる。

その他

アケガ・ターミナル

アマクダリコトダマ空間認識者を外部ネットワークから隔離するために運営している強制収容所。
「デイドリーム・ネイション」(#5終了時点で2037年12月15日)にて「収容所が出来て数ヶ月」と言及されていることから、恐らく10月10日前後に設立されたものと思われる。
東棟と西棟に分かれており、映像室、スシ室、エクササイズ室、UNIX室等が設けられている。
所在は不明だが、脱走者がさほど時間を経ずに市中へ流出していく描写があることから、少なくとも僻地に建てられているわけではないようだ。
ここに収容された者は、映画のシーンに合わせて「喜」「怒」「哀」「楽」の漢字が書かれた4つのボタンを押すという、自我を漂白するためのプログラムを受けさせられる。
表向きにはあくまで治療施設とされており、家族との面会も可能だが、実の所アマクダリに収容者を解放するつもりは決してなく、施設を合法的に抜け出した者も存在しない。

イタバシ・ソラコスル・タワー

富と成功の象徴たるビル。
第4部の時点で、マルノウチ・スゴイタカイビルに次ぐ最高高度の商業ビルディングである。
名称の「ソラコスル」は"skyscraper"の直訳か。この語は「高層ビル」の意で、日本語では「摩天楼」と訳される。

「オカメ武力」ビル

第三埠頭からそれほど離れていないであろうロータリーの突き当たりにあるビル。
土地転がしのためにソウカイヤが購入したビルであり、「マシン・オブ・ヴェンジェンス」の時点では実体なき無人ビルと化していた。
ニンジャスレイヤーの策により猛スピードで家紋タクシーが突っ込み、その衝撃で崩壊した。

オスノマタワー

ネオサイタマ中心部からやや離れた場所に立地する、電波塔を兼ねた高層建築物*3
灰色の瓦葺きがなされた最上階は360度を見渡せる展望スペースとなっている。
また、天気予報会社とタイアップしており、翌日の予報が快晴なら金、雨天なら青、曇りなら白とライトアップ色が変化する。

巨大バイオ桜

周囲をハイウェイにグルグルと囲まれた場所に立っている、ビル15階分の高さ*4があるバイオ桜。ネオサイタマの観光名所。
取り囲んでいるハイウェイにはルート808も含まれる。

ソイ・ディヴィジョン

ジョウゾウ・コーポレーション社の私有地である廃オフィスビル街に存在する違法労働施設。
表向きには何の変哲もない大型ショーユ工場とされているようだが、その内部では強制収容された奴隷職人達が一生に渡る過酷な労働を強いられている。だが、徹底的な自我研修により欺瞞に満ちた職人意識を植え付けられた彼らが自ら進んで脱走しようとすることは殆どない。

第三埠頭

ネオサイタマ沿岸部にある港湾施設。
ここでヨコハマロープウェイクランアーソンを始めとするソウカイヤの会合が行われた。
地の文に「打ち捨てられた」とあることから既に放棄されている可能性がある。

第七埠頭

食品会社の廃倉庫があるドッグヤード区は、まともな者は足を踏み入れないという危険区域である。

ダイフク・ビルディング

第4部に登場。オカモチ・ストリートから1区画離れた密集多層住宅地の只中に存在するビル。
ビクトリア調時代へのノスタルジーと明治エラへの執着を渾然一体とした、築100年超、レンガ造り6階建ての建造物。
資産価値の高さから、複数の暗黒メガコーポが手ぐすね引いてこの物件を求めたが、ジアゲ関係者のむごたらしい不審死が相次ぎ、やがてタブーめいた場所に変わった。
現在はケンセツ・ミキマという老人が所有する。

  • 驚異の部屋
    ダイフク・ビルディングの踊り場の壁に隠された窓付きの部屋。
    三次元的には辻褄の合わぬ空間に存在しており、地図上では間取り図からはみ出した位置にある。
    アルカナム・コンプレックス社オヒガン経由の代替物理領域と見立てていた。
    ブギーマンの潜伏地であり、様々なガラクタが集められている。

都心第7コケシタワー

所在不明。第1部中に日本に上陸し猛威を振るったタイフーン「ヒミコ」によってへし折られてしまったらしい。

廃東京タワー

カスミガセキ・ジグラットの近くに存在する廃タワー。何十年も前からモニュメントと化している。
我々もよく知るところである「東京タワー」そのものであろうか。
ザ・ヴァーティゴによると中への立ち入りは現在は禁止されているようだ。

マクハナムラ埠頭

オールド東京湾に面する埠頭。倉庫やドラム缶、無人フォークリフトが立ち並ぶ。



*1 サイバーパンクの古典である『ニューロマンサー』では、「千葉」が物語の舞台の一つとなっており、それを踏まえての質問と思われる。
*2 建物の高さや価格帯、賃貸・分譲の如何を問わず、建物の中を区切って複数の独立した住居としたものは、(アメリカ)英語ではすべて"apartment"である。
*3 都心からやや離れた「電波塔」で「天気予報を示すライトアップ」という点でわれわれの世界のスカイタワー西東京(田無タワー、195m。1989年完成)が似る。ただしこちらに展望台は無い。
*4 1階分=3mとすると45m。現実のサクラは樹高最大25mほどという。