【クジンシー】

Last-modified: 2025-12-20 (土) 18:42:35

【七英雄】

【ワグナス】【ノエル】【ロックブーケ】【スービエ】【ダンターグ】【ボクオーン】―【クジンシー】

RS2

概要

本作における強大な敵といってもいい【七英雄】の一人であり、帝国が世界平定のために七英雄を排除するという本格的な原因を作った、ひいては物語が始まる切っ掛けを作った人物である。
一人称は「オレ」。たまに気取って「私」を使うこともあるが、大抵はすぐに素が出て「オレ」に戻る。
浮遊しており、下半身が長い尻尾で、ボロ布を纏った細身の鬼のような姿で、右腕に顔がついた剣を持っている。
人間時代は口髭を生やし、口元以外が隠れた兜を被っていた。

ゲーム開始時点では【北バレンヌ】地方の【ソーモン】を根城としているが、皇帝【レオン】一行が【ウオッチマンの巣】を攻略している間に首都【アバロン】を急襲し、アバロンを守っていたレオンの長男【ヴィクトール】【ソウルスティール】で殺害する。
その後、弔い合戦としてソーモンに侵攻したレオンをも返り討ちにするが、クジンシーの対策として【オアイーブ】から【伝承法】を聞いていたレオンは自身の力を次男である【ジェラール】に引き継がせ、七英雄を打倒し世界平和を成すことを託し事切れる。
ここに、伝承法を用いた帝国と七英雄の長い戦いが始まることになったのである。
 
その後の流れはプレイヤーによるが、普通に進めるならばジェラールの手によって倒されることになる。
本作はフリーシナリオであるが、物語冒頭は事実上の一本道である上クジンシーを撃破して北バレンヌ地方を統一しなければ他の地方へ進出できないため、クジンシーを撃破して初めてフリーシナリオが開始されるといっていい。(つまり、必ず一番最初に撃破する七英雄である)
しかしながらクジンシーの出番はここで終了というわけではなく、時代が流れ【最終皇帝】の代になると復活し皇帝に果たし状を叩き付けてくる
この果たし状に乗るかどうかは自由であり、無視して他の七英雄を全て倒した場合は【ラストダンジョン】決着を付けることになる
こういった都合上、七英雄の中では唯一ストーリー中で2回倒さなければならない相手でもある。
果たし状を出すのは帝国相手に同じ手(侵略する)は二度通じないことと、皇帝との真っ向勝負をしたかったことだろう
 
【悪魔系】・アンデッド系(【骸骨系】【ゾンビ系】【霊体系】)のモンスターをメインの吸収対象としていた為、冥術や相手の生命力を吸い取る技を得意とする。

評価

古代人からの評価は嫌われ者という散々なもの。
並列して例示された【ダンターグ】の「暴れ者」や【ボクオーン】の「ズル賢い」は百歩譲って畏怖も含めた特徴だと解釈出来なくもないが、クジンシーに至ってはどう考えてもポジティブな印象は皆無である。
本作の範囲だけならば七英雄以外の古代人から嫌われているだけで「嫌われ者と蔑まれながらも古代人のために英雄として戦い抜いていた」という解釈も出来たが、外伝作及びリメイク版によれば他の七英雄からも普通に嫌われているようで、温厚な【ノエル】にすがりついてなんとか【吸収の法】を教えてもらったというのが実際のところ。
とはいえ、作中ではボクオーンの部下に呼び捨てで小物扱いされている以外は他の七英雄との関連性がほとんどない。
 
本作の物語を俯瞰的に見てみると、帝国と七英雄が対立する原因を作り、結果的に七英雄全体の敗北を導くこととなってしまったことを考えると元凶であり戦犯といわれても仕方ない存在となっている。
 
そもそも七英雄の最終目的は古代人への復讐であり、現代人に対しては積極的に排除しようとしているわけでもなくノエルや【ワグナス】のように選択肢次第では戦闘を一時的に回避できる(ただし、後者は解決にならないが)者もいる。
他の復讐に興味がないメンバーに関しても、ダンターグはそもそもナゼール地方の人間に存在を知られていなかったことを考えれば影響は全くなく、ボクオーンも少なくとも現代人を積極的に排除しようとはしていない。
ダンターグは【ナゼール】という七英雄の本体に最も近い位置を守っている、ボクオーンも現代人を麻薬で堕落させることで敵対する意思を削いでいる、というように間接的に手助けをしていると解釈できる余地もある。
 
一方クジンシーの目的は世界征服であり、アバロンを急襲するといった紛うことなき侵略行為を行った上で国を差し出すよう要求しており、この行為がそれまでソーモンが占拠されていても「七英雄であるため、無茶なことはしないだろう」と考えていた皇帝レオンに「七英雄は危険な存在であり、国の存続の為に排除しなければならない明確な敵」という印象を与えてしまうこととなった。
あまり好戦的ではないはずの皇帝が、敢えて七英雄を挑発して敵対しているように見えるイベントもあることは、レオンの考えた「七英雄=敵」といった遺志を脈々と受け継いでいるといえなくもない。
 
一見するとただの捨て台詞に聞こえる敗北時の「またパワーをたくわえるために長い間眠らなければならないのか!」や、全ての七英雄を倒した時点で最終皇帝が出現した場合の(七英雄の本体が存在する)「大氷原で待つ」といった具合に、本来であれば秘匿しておくべき内容を軽々しく口に出してしまうタイプだと思われる。(前者はリメイク版では他にも言ってしまっている面々が混じっているが……)また、封印の地での再戦時には部下のモンスターを先にけしかけるというやはり小物臭漂う戦い方をする。
 
総じて、嫌われ者という評価がされるのも無理のない話であり、他の七英雄とも(悪い意味で)一線を画したキャラといえるだろう。

戦闘

七英雄の中でも最弱と呼ばれるクジンシーだが、彼が繰り出すソウルスティールは一撃で対象の全ての生命力を奪い尽くす、彼を語る上では欠かせない文字通りの必殺技である。
命中した時点で問答無用で気絶ではなく対象を死に至らしめる技は他に例を見ない*1
食らえば一撃で終わりなので見切ることはできない、と豪語するとおり、本来的にいえば敵なしのこの技をなんとかすべくレオンは命をかけて戦い伝承法で見切りをジェラールに遺すこととなった。
逆に言えば、伝承法が存在しなければクジンシーの思惑通り対抗できる存在はいなかったともいえる。このゲームの見切りの仕様なら、受ける前に見切れる可能性があるのでは、とは言ってはいけない
 
こういった規格外の技を使いこなすのだが、プレイヤーサイドとしてはしっかりと見切りが存在するため、事前に見切りをセットした上で行動不能にさえならなければソウルスティール自体は脅威にはならない。
そういった意味で規格外の「必殺技」に対し、「存在を知り」「見切り」「対処する」という流れは本作の見切りシステムを嫌でも理解させてくるというチュートリアルも兼ねた敵ともいえる。
 
BGMに関しては、シチュエーションで異なるものを使用する唯一の相手。
1戦目についてはレオンで挑む際には通常戦闘BGM、ジェラール以降で挑む際にはボスBGMである【クジンシーとの戦い】が流れる。2戦目については【七英雄バトル】が流れる。

第1形態・ヴィクトール戦

系統ランクHPWPJP戦闘回数
七英雄999352953
11141111122011
886612121212
技術点種族属性特性再生耐性
500人間ボス死/石/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/LP
武器回避
長剣/詩人のギター
技·術防御、ソウルスティール

ここで見せたのが彼の得意技であり必殺技といえるのが【ソウルスティール】である。
効果は全【LPブレイク】であり、HPなど無関係に一撃で対象を【死亡】させるという本作全体を見てもぶっちぎりの性能の必殺技である。

第1形態・レオン戦

系統ランクHPWPJP戦闘回数
七英雄666422963
15141212122012
886612121212
技術点種族属性特性再生耐性
500再生ボス/浮遊無敵死/石/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/LP
武器回避
長剣/詩人のギター
技·術なぎ払い、二段斬り、カマイタチ、サクション、ポイゾナスブロウ、ペイン、イルストーム、ソウルスティール
詳細カエル研究室にて、技欄は[行動リストA][行動リストB]、行動パターンは[行動関連]を参照

ソウルスティールは最初は使用せず、ストーリーの流れのうえで、HPを削り切るとレオンに使用して戦闘終了となる。
奇をてらっていなければまず起こらないが、ソウルスティール使用前の段階で全滅したりレオンやジェラールのLPが0になると普通にゲームオーバー。

第1形態・最終戦

系統ランクHPWPJP戦闘回数
七英雄999/1300562983
16141212122012
886612121212
技術点種族属性特性再生耐性
500再生ボス/浮遊常時死/石/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/LP
武器回避
鋼鉄の剣/詩人のギター
技·術なぎ払い、二段斬り、カマイタチ、サクション、ポイゾナスブロウ、ペイン、イルストーム、ソウルスティール
詳細カエル研究室にて、技欄は[行動リストA][行動リストB]、行動パターンは[行動関連]を参照

前半はレオン戦同様。
今回はHPをいったん0にすると再生を開始し、ソウルスティールを皇帝めがけて2ターン連続で使う。
その後は前半同様に普通に攻撃してくる。
 
ソウルスティールは見切りが存在するため、事実上は2ターンのサービス行動であるが、前半戦で皇帝がHP0になっていると見切りでも避けられないので必ず回復しておくこと。
 
もっとも、後半戦は毎ターンHPが130ずつ再生していくため、敵避けを繰り返しているなどで戦力不足だとダメージが回復に追いつかずじり貧になりかねない。流石に最弱の七英雄とはいえ、戦闘を回避しまくってきていては倒せない点には注意が必要。
ただ、ある程度戦力があるなら再生がない序盤にWPを節約し、後半で強力な技で畳みかけるようにするとある程度楽に戦える。
 
通常のプレイでは見かけないが、WPを枯渇させてそもそもソウルスティールを使わせないといった芸当も可能。
一度HPを0にする前に攻撃を耐えつつ、とにかくカマイタチや二段斬りを使わせ続ける。HPは回復してもWPはそのままなので、これでソウルスティールが発動できなくなる。
この場合、クジンシーはソウルスティールの代わりに何故か打撃攻撃をしてくる。しかも通常の剣攻撃より高威力。自棄になってギターで殴っているわけではない

第2形態

系統ランクHPWPJP戦闘回数
七英雄299992192133126
16181516172515
2020121236363636
技術点種族属性特性再生耐性
4500悪魔ボス/浮遊死/石/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/LP
武器回避
爪(22)/爪(22)
2回
行動
1回目ソウルスティール、死神のカマ、カマイタチ、冷気(単)
2回目ソウルスティール、ライフスティール、イルストーム、ゴーストライト、ホラー、冷気(全)、フリーズバリア
詳細カエル研究室にて、技欄は[行動リストA][行動リストB]、行動パターンは[行動関連]を参照

左腕を広げ、半分白骨化した女性の生首を晒している。

相変わらずソウルスティールを放ってくるが、今度は皇帝以外を狙ってくることもあるため、全員に見切りを持たせておく必要がある。
ただ、ソウルスティールさえ対策すれば、こちらに直接ダメージを与えてくるのが【冷気】(単/全)と【カマイタチ】しかない。
一番怖いのは【ゴーストライト】【ホラー】による同士討ちなので、精神耐性のある防具や回復手段を忘れずに。
最終皇帝の代ともなれば正直それ程危険な敵ではないので、軽く倒してしまおう
メタな事を言ってしまえば、ソウルスティールとその見切りの存在をプレイヤーに思い出させるために用意された存在だと思われる。
【ヘルビースト】3体や【獄竜】3体のほうが、場合によっては苦戦するのでなおさらである。
 
攻撃の手は温いのだが【ライフスティール】【死神のカマ】によるLPブレイクは対処不能であり、受けてしまった場合は勝利した後にLPの補填するしかない。
【ラストダンジョン】に送った場合は【生命力回復】を忘れずに持参したい。

余談

七英雄の名前の由来は山手線の駅名の逆読みを捩ったものであり、クジンシーについては「新宿」が由来とされる。
これに関連して、一部のファンからはジェラールがその響きから「JR」ではないかと言われたり、その関連でレオンが(西武ライオンズ→)西武線、ヴィクトールが(トー・ヴ→)東武線とこじつけられて、「西武新宿駅から山手線のJR新宿駅に乗り換える(=伝承法でクジンシーを倒す)」「東武線からは新宿に行けない*2」等とネタにされることもある。
 
ソウルスティールは一見すると彼の専売特許なのだが、実は彼以外に使ってくる敵がいる。それが【ミミック】である。
基本的にはクジンシーの館で戦うことができる敵で、通常はソウルスティールを使うことはないのだが、戦闘回数がかなり多くなった場合は使うことがある。
レオン皇帝の時期であれば見切りは存在しないため、食らえば即死確定。1回目のクジンシーと異なり誰に打ってくるかも分からないため、見切り習得後も皇帝以外に使われればやはり即死確定である。
ミミックには「ものまね」という意味があるため、クジンシーの真似をしてソウルスティールを使っているのかもしれないが、その程度で使えるものなのか、それともミミックの模倣技術が凄すぎるだけなのか……。

関連項目

RS2(漫画版)

コミックス1巻初登場。
アバロンの【大臣】の死体に憑依しており「陛下はもしやジェラール様を次期皇帝にとお考えなのでは」と嫉妬を煽ろうとしたが、ヴィクトールにすぐ見破られて正体を現す。
そして原作通りにヴィクトール、レオンをソウルスティールで殺害するも、その場で皇帝継承したジェラールにソウルスティールを見切られ、ジェラール一行の波状攻撃の前に敗れ去った。
その後の町人の話によると町の娘達を次々に人身御供にしていたとのこと。

3巻にて【ジェラール二世】が即位した直後に再びアバロン城を襲撃。
当然ソウルスティールは見切られており、ジェラール二世の【清流剣】で返り討ちに遭った。

RS2R

概要

CV:小林千晃
今回は3D&フルボイス化に伴い、ヴィクトール戦およびレオン戦におけるソウルスティールがイベントムービーに含まれる形となり、レオンやジェラールとの会話シーンも増加した。
また、ソーモン侵攻の段階で【クジンシーとの戦い】【クジンシー討伐】の段階で【七英雄バトル】の曲が使われており、立場が格上げされている。
 
原作版ではあくまで想像でしかなかった、「クジンシーが嫌われていた」理由についても【七英雄の記憶】でかなり補足されている。
簡単に言うと「やる気はあるのだが、実力が伴わない」という典型例で、しかも何度もしつこく頼んできたその粘着ぶりも毛嫌いされていたが、最終的にノエルとワグナスのお情けでターム討伐隊に入隊できた。
詳しい状況は記憶その10で見ることができるが、決死の覚悟でクィーン討伐に乗り込もうとしている状況で入隊を懇願してきたため他の七英雄達からは散々に否定・拒絶され、ノエルやワグナスに関しても温情を与えたというよりは時間的余裕がない状況のため仕方なく連れて行くことにした、といった様子が見て取れる。
これでもダンターグに唾を吐かれたころよりはマイルドな描写なのだが…
なんとか七英雄入りを果たした後も、タームを討伐し凱旋した際に他の全員が堂々と立ち振る舞っている中で1人だけ片足を引きずり息も絶え絶えといった様子で、他の6人と比べて実力不足ということが強調されている。
 
一応、異世界を放浪したのちに戻ってきた七英雄の「古代人達への復讐(と自分達を陥れた大神官の死)」という目的を最初に明確に宣言したのはクジンシーであるが、それも元々ワグナスが語っていた目的を再確認しただけである可能性がある。
また、クジンシーの宣言に対し反論こそ出ていないが、ワグナスが話を進めるまでに同調の声も出ていないため、結局最後まで七英雄の中では孤立していたのかもしれない。
この時点では明確に古代人への復讐を誓っていた彼だが、最終的にその目的を忘れ世界征服を望むようになってしまったのは原作の通り。
七英雄の中でも軽んじられ続けたことが、「自分が凄い奴だと認めさせたい」「世界を統べる存在になりたい」という願望に昇華されたのかもしれない。
あるいは、単純に自身を恐れる者の存在が、自身が強い者であると思い込むための拠り所となっていた可能性もある。
実際に、七英雄の幻影であるクジンシーと戦う際は「証明してやる…オレだって、七英雄の一人なんだ!」と自分を奮い立たせる台詞もあり、七英雄という肩書きに相応しい存在になりたかったということは見て取れる。
 
イベント描写が緻密になったこと、七英雄の記憶が追加されたことで(特に外伝作などを知らない)プレイヤーからの評価が変化した七英雄は少なくなく、どちらかというと評価が上がった七英雄が多いのに対しクジンシーはというと残念ながら評価が下がった傾向が強い。

  • レオンにソウルスティールを見舞った後で、ジェラール達を敢えて見逃した為、伝承法が有効に機能する切っ掛けを作ってしまったことが判明した
  • 最終皇帝と封印の地で戦った際には、弱い部下を集めて強くなった気でいる弱卒と指摘され、それが図星であったとしか言えない反応を示した
    • その後、「だが、少なからずダメージは受けたはずだ。そろそろ、クジンシー様の出番だな。では、行くぞ!」と部下を戦わせた意図を敢えて述べた上で参戦する
  • ラストダンジョンで戦う際のセリフも大元は同じだが、表現が変更され余計小物臭が増している
  • 上記の通り、七英雄に加入した経緯

一方で、本作では北バレンヌ地方は【封印の地】とんでもないものを封印していたことになっており、クジンシーが北バレンヌ地方に来た理由が、この封印を見張るため、という解釈もできるようになった。
最終皇帝出現時には、皇帝に復讐したいであろうクジンシーが皇帝に封印の地に来るように促すものの、積極的に侵攻してこなかったのは時代経過で封印が解ける可能性を危惧したものだと考えれば辻褄が合う。
当初から封印が弱まっていたことを知って封印の地のモンスターに周囲を襲わせ、帝国に危険だと判断させた上で強固な封印を施すよう仕向けたとすれば、明確なクジンシーの功績として誇ってもいいだろう。まず有り得ないが。
もっとも、仮にその役割を担っていたのだとすれば既にレオンに封印の地を封印させた後は表立った行動をする必要はなく、帝国に手を出した結果長年にわたって封印の地を見張る任務を放棄したことになってしまうのは本末転倒である。
 
七英雄の幻影のクジンシーを倒した際に入手できるアビリティは【ハイドスタンス】、武器は【吸魂の弓】であるが、これもネタにされる原因となってしまった。
ハイドスタンスはセットしたキャラクターが原則として敵から狙われなくなるアビリティだが、結果的に「戦いについていけないから隠れていた」「他の七英雄を囮にしていた」と言われることに。
更に吸魂の弓は説明文によれば、クジンシーが隠し持っていた弓ということなので、剣を持って果敢に近接攻撃……と見せかけて、隠れて矢を射ていたのではないかと疑いを向けられることになる。クジンシーの性格なら本当にやりかねないのも困りもの。
或いは優れた弓の才能を持ちながら他メンバーと肩を並べて戦う事に固執した結果剣を使用していたという説も。これはこれでちょっと迷惑な話でもあるが……
そもそも本編でクジンシーが弓を使う場面が基本的にないため、余り物の武器を宛がわれただけという意見もあり、その時点で不憫な話である。
一方、クリア後に戦える幻影クジンシーは【影縫い】【ライフスティール】を使用してくる。確かに下位のタームには麻痺耐性が無く有効なのだが、【エンシェントターム】【ドレッドクィーン】のような大物には当然ながら通用しない。七英雄が討伐を目指していたのはそういった大物であり、他の七英雄が高度な技術で激しい戦いをしていた状況では実力不足の評価もやむ無しだろう。
なお、アビリティ・武器そのものはどちらも優秀であり、そういった意味では恵まれている。
 
元々の評価が更に低くなったという意見も多いが、少数ながら彼を評価する声もないわけではない。

  • そもそも、古代人は死を恐れモンスターと戦うつもりなどないという背景がある中で、彼が実力は伴わないにせよ、モンスターに果敢に立ち向かっていたというのは事実
  • 凱旋時にボロボロの彼を謗るような者も特に見受けられず英雄の一人にきちんとカウントされている
  • そんな状況で古代人に嫌われ者と呼ばれているのも、本作で追加された背景から七英雄追放後に大神官派が意図的に七英雄を貶めるために流布した悪評という可能性も捨てきれない
  • ハイドスタンスを用いて隠れて矢を射ていたというのも、彼の言う最強という戦い方にはそぐわないかもしれないが、遠距離や支援攻撃で他の七英雄の助けとなっていればそれは紛うことなき一つの戦術である
  • 本作でもソウルスティールの見切りは基本的に外せないため、持ち込める見切りが減った中でも皇帝側の見切り枠の一つを確実に潰してくる
  • 見切りが存在しない強力な技であるダークノヴァを新たに利用し、ソウルスティールさえなければなんとかなると高を括った皇帝一行を絶望の淵に叩き落としている
    • 難易度オリジナル以上であれば最初の鬼門としてかなりの強敵感を醸し出してくる

……といった具合に解釈次第でいい点を見出すことは(一応)できる。
ボクオーン同様、現代の姿からは想像できない程の美形(美形そのものは七英雄全般でほぼ当てはまってしまうが)であることもあって、見方が大きく変わったという意見も多い。
しかしそれ以上に小物臭が漂う言い回しが増えてしまったいうのが実際のところである。

戦闘

第1形態・レオン戦

クジンシー左腕(二戦目以降)
弱点弱点弱点
大剣、小剣、弓、火術、天術剣、棍棒、体術、天術槍、弓、風術、天術
属性耐性
回復地相
ドロップアイテム術酒、森の精気

体験版では【ソーモン進攻】でレオン帝が死亡するまでの期間がプレイ可能であり、最後にレオンVSクジンシーがプレイできる。
 
前述の通りソウルスティールの使用が戦闘後のイベントに変更されたため、この戦いからHPを削りきる必要がある。
使用する技はサクションが無くなり二段斬りが【巻き打ち】に変わったくらいだが、この巻き打ちやなぎ払いが即死級のダメージを与えてくる。なぎ払いは見切りが可能なので閃けられれば気休めになる。
【カマイタチ】はタイムラインに【⚠️】マークが入り、キャラも声で知らせてくれる。【ターゲット指定】で狙いがレオン固定であり、レオンを陣形の中央に置くと味方が巻き込まれるのでレオンは先頭に置いておくと良いだろう。
 
さらに、HPを半分ほど削るとクジンシーが剣に瘴気を込めてくる。ここから使う剣技もなぎ払いのみから巻き打ちのみに切り替わる。
この状態のクジンシーの剣は本体から独立した1体のモンスターという扱い(いわゆる別部位のようなもの)であり、剣と本体で二回行動をするようになる。
剣はペインやポイゾナスブロウといった妨害技を使うので早めに倒しておきたい。【連携】は剣の処理のために温存するとよいだろう。
総じて普通に全滅する可能性もある程で、【難易度】オリジナルで比較すれば原作よりも数段難しくなっている。
 
戦闘後のムービーでは、ソウルスティールで致命傷を負いながらも見切りを会得したレオンは激昂するジェラールを制止して撤退を命令するが、みすみす撤退を見逃すという舐めプを見せつけている。

第1形態・ジェラール戦

テキスト帝国歴1000年にアバロンを襲撃した七英雄。
第二皇子ジェラールによって討伐された。

基本的には弱点などは一戦目と同じ。ただし、剣に瘴気をまとう前からなぎ払いと巻き打ちを織り交ぜて使ってくる点が一戦目と異なる。
 
原作と異なりクジンシーを倒すまではジェラールからの伝承ができず、ソウルスティール見切りの封印もできなくなっており、イベント戦の性格が強く出ている。
また、BGMはここで早くも【七英雄バトル】が流れるようになった。
タイムラインに【⚠️】マークが入った行動ターンにソウルスティールを使用する。
原作同様ソウルスティールを二回連続で使用するが、回避することで専用のイベントが流れるようになった。
ちなみに気絶等で見切れず食らうとここでゲームオーバーになる。剣が瘴気を纏っていると、ペインでスタンしたところに…ということも。
 
ソウルスティールを二度も躱され余裕をなくすと、【ダークノヴァ】を放とうと左腕を掲げてくる。
ダークノヴァはこの時点では食らうとひとたまりもないので、左腕を部位破壊するか一気に本体を片付けてしまおう。
原作と違い、【再生】は冥【地相】依存なので【月光】などの【天術】で打ち消せるようになった。
ただし、倒した剣や左腕が再び瘴気をまとうと地相が【冥】になり、再生し出す。パーツ処理や再生打ち消しの天術が重なればBPがジリ貧になるので状況はしっかり見据えておきたい。

第2形態

テキスト帝国への復讐のため、永い眠りから再び目覚めた。
リベンジもむなしく、皇帝によって再び討伐された。
冥府の女神
弱点
槍、棍棒、体術、地術

封印の地での前哨戦は【ブラッドサッカー】3体⇒【パトス】2体⇒【スカルロード】4体の順。
前の敵を倒すとそのまま敵が補充される形式であるため、急に敵が増えて集中砲火、となるのを避けたければ倒すタイミングもしっかりと意識したい。
ハイドスタンスの伏線か、前哨戦では敵の後ろにクジンシーが控えており、ターゲットにすることは出来ない。
 
女性の頭部は「【冥府の女神】」という名称で別部位として扱われる。
冥府の女神は【テラーボイス】を頻繁に使用する(HP0からの復帰時には確定)のでそちらの見切りも必要になる。
HPを削ると剣に瘴気を込め、カマイタチ以外に【強撃】【流し斬り】を使用するようになる。
更にHPを削ると左腕を掲げてダークノヴァを毎ターン使用するように。
本体も含めて4体掛かりと手数で攻めてくる上に部位の復活スピードも速いため、クジンシー本体に集中攻撃して一気に押し切ってしまおう。
最初の2ターンはソウルスティールを使い、冥府の女神も状態異常耐性や見切りがあればほぼ無害なので、封印の地で戦うにしろ、ラストダンジョンで戦うにしろ、ダークノヴァを使わせないように最初は補助固めに専念しよう。
 
原作での連戦毎のセリフがイベント化しており、最終皇帝とのやりとりも追加されているが、結果として最終皇帝から弱卒判定され、負け惜しみともいえるセリフを吐くなど小物臭が加速している。
 
余談だが、特に【謀殺】もせずに攻略を進めると、ちょうど最終皇帝の代でクラスが一周してレオン・ジェラールの代の初期メンバーが登場していることが多い。
その時と同じメンバーを引き連れて再びクジンシーを討伐するのも一興だろう。
ラストダンジョンで戦う場合、大氷原で待つの挑戦状ルートで挑むのもいい。

幻影

テキストかつて人間だった頃のクジンシーの幻影。
弱点
大剣、弓、火術
耐性
冥術

まだ人間だった頃という事もあってか、代名詞である【ソウルスティール】は使ってこない。ただし、【ライフスティール】は使ってくる。
しかし、やはりここでも配下として【冥魂招来】を使い【ヴァンパイアレディ】【リザードレディ】【マルガリータ】を召喚してくるなど、この頃からモンスターを使役していたらしい。そして暴言も多く元からあんな風になる素質はあった
基本的に弓と冥術と【サクション】で後方から攻める戦法を取り、固有技版ライフスティールは召喚した敵の数が2体になると危険行動で使用するようになる。
クジンシーの手によるライフスティールを見たい場合はあえて戦闘を長引かせつつ、お供を放置する必要がある。
 
他は【ペイン】【影縫い】に注意。ソウルスティールの見切りは外しても問題なくなったが、本作ではヴァンパイアレディが【テンプテーション】を使うようになったので、ロックブーケ対策のついでで見切りを覚えさせておくと事故を防ぎやすい。
配下を使役するためか搦手のパターンが多いので幻影の中では弱く、吸魂の弓入手条件の5ターン以内の撃破は達成しやすい。また、撃破により無条件で入手できるアビリティのハイドスタンスはその先にいる裏ボスの猛攻から回復役を守る目的などに使える。
ただし、幻影の中では弱いといっても攻撃を通してしまった場合の代償は大きく、裏ボスとして遜色ない強さはある。クジンシーだし…と舐めて掛かるとライフスティールやヴァンパイアレディの【死神のカマ】で即死し、LPをごっそり持っていかれる。マルガリータも危険な技を駆使するので放置しておけない相手。
他の幻影やその先の裏ボスとの戦いでLP切れになり、戦線崩壊や編成の見直しが必要になったりで泣きを見ないように。
弱点も3つと他のメンバーと比べて少ないので、初回ならボクオーンとワグナスは先に倒し【オールウィーク】【連携ダメージ1.5倍】を獲得してから挑むほうがいいだろう。
 
また【ダンターグ】の幻影と同じく暗闇耐性が無く、暗闇状態で【サクション】【体力吸収】を失敗すると【HP逆吸収】が起きる(無効は対象外)。

IS

レア限定HP
攻防速適
各種情報実装日
上兵209
14
17
21
20
【タグ】[上兵][ロマサガ2][七英雄][古代人][男性][小剣][闇]

将軍313
20
24
29
28
【タグ】[将軍][ロマサガ2][七英雄][古代人][男性][大剣][闇]
【コマ】[古代人]速(+3)


皇帝423
39
27
39
35
【タグ】[皇帝][ロマサガ2][七英雄][ボス][男性][剣][水][闇]
【コマ】[七英雄][剣]攻速(少)
【奥】デモニック・スティール


皇帝426
40
24
42
35
【タグ】[皇帝][ロマサガ2][七英雄][ボス][男性][剣][土][闇]
【コマ】[七英雄][闇]速(多)
【奥】フォーススティール


皇帝-406
38
37
31
35
【タグ】[皇帝][ロマサガ2][七英雄][古代人][男性][大剣][水][土]
【コマ】[七英雄][水]攻(多)
【奥】バイタルスティール
【見切】吹雪


天帝-536
48
47
41
35
【タグ】[天帝][ロマサガ2][七英雄][古代人][男性][大剣][水][土]
【コマ】[七英雄][水]攻(多)
【奥】バイタルスティール
【見切】吹雪


天帝556
50
34
52
35
【タグ】[天帝][ロマサガ2][七英雄][ボス][男性][剣][土][闇]
【コマ】[七英雄][闇]速(多)
【奥】フォーススティール


天帝553
49
37
49
35
【タグ】[天帝][ロマサガ2][七英雄][ボス][男性][剣][水][闇]
【コマ】[七英雄][剣]攻速(少)
【奥】デモニック・スティール


敵対

概要タイプタイトル
イベントクエスト第2形態【久遠の復讐!七英雄vs七英雄!】
【吸魂の邪鬼!クジンシー!】

メインイベント

概要タイプタイトル
月光ルート第2形態【英雄散華】
系統ランクHP種族属性吸収憑依元出
悪魔系9100000悪魔RS2
名前系統射程対象属性効果
冷気体術技左右
エナジースティール剣技HP完全吸収
カマイタチ剣技上下
イルストーム闇術
特性2~4回攻撃
武具性能10、強化ポイント10

アビスバトル

概要タイプタイトル
アビスバトル第2形態【怜悧狡猾!】
系統ランクHP種族属性吸収憑依元出
悪魔系15175000悪魔RS2
名前系統射程対象属性効果
冷気体術技左右
エナジースティール剣技HP完全吸収
カマイタチ剣技上下
ポイズンガス闇術左右
特性2~4回攻撃
武具性能50、強化ポイント50

ISEC

属性初期★実装日限定HP


詳細
★524
06
06
1545
141
146
169
【タグ】[火][剣][大剣][ロマサガ2][男性][ジャマー][限定衣装]
【基1】フレイムサージ[技]…敵1:防御倍率+37.5~75(2T)・威力48~240、地相:チェンジ[火]
【基2】フレイムバースト[術]…地相:チェンジ[火]、敵1:威力100~500(5HIT)
【奥】ディーヴィアスアサルト[技]…敵1:威力672~960(2HIT)・[土][魔]攻防す−30~45(2T)・[獣][無機質]防御倍率+300~450(2T)
【連】味全:奮起5(2T)
【コマ】コマンダーの残HP50%以上の時、[火][ロマサガ2]攻防す+10
【補1】復讐の帰還…地相:チェンジ[幻]、敵全:防御倍率+50~100(1T)、自分:属性チェンジ[幻](1T)
【補2】燃え盛る憎悪…地相:チェンジ[火]、敵1:防御倍率+50~100(1T)
【特9】剝き出しの野心…自分:奮起25
★521
08
26
🄑1549
142
153
164
【タグ】[水][剣][ロマサガ2][男性][サポーター][ボスキャラ]
【基1】ゴーストスティール[技]…敵全:威力32~160・《標的残存》防御倍率+37.5~75(2T)、自分:《標的全滅》奥義ゲージ+40
【基2】冷然たる暗示[技]…味1:攻撃倍率+33.3~66.6(3T)・[水]相攻倍率+16.6~33.3(3T)
【奥】デモニックワイル[技]…味[水][剣]:相性増幅(3T)・相攻倍率+66.6~100(3T)・連携発生+33.3~50(3T)
【連】味[水]:再生100(2T)
【コマ】[水][ロマサガ2]HP+100・攻防す+4
【補1】魂の刈り取り…味1:相攻倍率+30~60(1T)
【補2】英雄の末路…味1:攻撃倍率+15~30(1T)・不動(1回)
【特B】非情なる精神…味[水]:無敵(1回)
【特9】禁忌の解放…味[水]:奮起10
★520
04
30
🄴1533
156
163
137
【タグ】[魔][大剣][ロマサガ2][男性][ディフェンダー][限定衣装]
【基1】払い抜け💡ヴァンダライズ[技]…敵横:威力48~240
【基2】エナジースティール[術]…敵1:威力49~245、自分:回復120~180
【奥】カニングプロテクション[術]…敵横:怒り(3T)、自分:無敵(3T3回)・奥義ゲージ+5~50
【連】自分:回復150
【コマ】[魔][ロマサガ2]HP+100・防+12
【補1】卑劣な手立て…敵1:怒り(3T)・クリ発生−10~20(3T)
【補2】高慢なる大望…自分:防御倍率−3~6(3T)・奥義ゲージ+15~30
【特9】英雄の資格…自分:防御倍率−15
★524
06
06
1521
152
152
152
【タグ】[幻][大剣][小剣][ロマサガ2][男性][オールラウンダー][伝説]
【基1】グレイトイリュージョン[術]…地相:チェンジ[幻]、敵全:威力32~160
【基2】トリックスラッシュ[技]…敵1:防御倍率+37.5~75(2T)・威力46~230、地相:チェンジ[幻]
【奥】(要カスタマイズ)
【連】(要カスタマイズ)
【コマ】(要カスタマイズ)
【補1】(要カスタマイズ)
【補2】(要カスタマイズ)
【特9】(要カスタマイズ/このユニット自体は★9にしなくても可)
【特E】強敵究極の軍団で相性有利・のびしろ50・Rank99・奥義ゲージ+100
★521
02
25
🄑1549
162
132
165
【タグ】[闇][剣][ロマサガ2][男性][ジャマー][ボスキャラ]
【基1】マイティスティール[技]…敵1:威力48~240・攻撃倍率−25~50(1T)、敵全:《標的全滅》攻撃倍率−25~50(1T)
【基2】デモニックスティール[技]…敵横:威力46~230・防御倍率+37.5~75(1T)
【奥】フォーススティール[技]…敵1:威力336~480・攻撃倍率−50~75(2T)、敵全:《標的全滅》攻撃倍率−50~75(2T)
【連】自分:異状&弱体発生+30(2T)
【コマ】[闇][ロマサガ2]す+12
【補1】無慈悲な笑み…自分:異状&弱体発生+9~18(3T)・奥義ゲージ+15~30
【補2】冷酷なる熱狂…敵1:防御倍率+50~100(1T)、自分:奥義ゲージ+15~30
【特B】支配のデザイア…味[闇]:奮起10
【特9】悪しき執念…味[闇]:不動(1回)

敵対

概要タイプタイトル
シナリオイベント第2形態【嫌われ者の叫喚!王侯集う式典を守れ!】
月光ルート【英雄散華】
討伐イベント【クジンシー討伐】
探索イベント【たべよーさが2022】
ボスコンバット【ボスコンバット‐ロマサガ2‐】

RSU

2025年1月現在のスタイル実装数は7つで、人間体としてのスタイルはうち4つ。
SSスタイル[なってやったよ七英雄]のキャラ詳細では、

俺は昔から強かった。ワグナスもノエルも俺と目を合わせる事さえ出来なかった。あいつらが仲間になってくれと頼んできたから仕方なく、なってやったのさ七英雄にな。

騙って語っている。これはLORD of VERMILION IIやRS2Rの七英雄の記憶での彼の扱いを見ればわかる通り全くの真逆の言い方なのである。

SSスタイル[俺様が、闇の王だ]では、

何でだ。俺一人ならば、絶対的な闇の存在として君臨できるのに、あいつらと一緒では下っ端のギャグキャラ扱いだぞ。

という自らの立場が分かっている発言を本物の闇の王が居る世界で言ってしまうというムーブも見せている。

イベントでの活躍

ポルカ編ストーリーでは、バルテルミーと共に行動しておりギャグシーンも多い。

クラウド・レルム編ストーリー「二匹の凶獣」にも登場。
異世界より召喚され、調査隊として【リラ】達と共に行動。ジュエルビーストにソウルスティールを使おうとするが召喚時の副作用により記憶を失っており不発に終わった(その際に「あれ?オレの必殺技、なんだっけ?」と呟いている)。
「雲海の大調査!クラウド・レルム制圧戦」においても調査隊として登場し、身にまとったボロ切れのようなものが半袖だと判明したり、【ナルセス】【零姫】の口論に割って入った挙句ひげー!と悲鳴をあげながらぶっ飛ばされるなどギャグ要員が板に付いてきた本編では見られなかった彼の姿を見る事ができる。
とはいえ、記憶喪失の影響か嫌われ者とは程遠いキャラとなっており、【アシュラ】の勧誘を突っぱねて啖呵を切るなどいざという時には勇敢な姿も見せる。
少なくとも七英雄としては格下でも古代人としては指折りの実力者であり、他の敵対勢力と戦う分には互角以上に立ち回れるのは確かである。
リラ達とは一定の信頼関係を築けており、最終皇帝(男女共に)も警戒はしながらも今は争う必要はないと判断しているなど、少なくとも本編よりは恵まれている。

イベント「大神官を討て!七英雄の復讐」では【クラウド・レルム】に現れた【大神官】を追い、(あわよくば手柄を独占するために)珍しく彼視点の物語が展開される。

こともなく、大神官の手勢として放たれた【ヴィクトール】【レオン】【ジェラール】の3皇帝を「再び親子もろともなぶり殺しにしてやる」と侮り、渾身のソウルスティールを見切られた挙句に3連【流し斬り】を完全に入れられあっさり敗北。
辞世のセリフは「…バ バカな…‥ソウルスティールが完全にはいったのに‥‥いや入ってませんから。
なお大神官の行方はボクオーンもワグナスもとっくに掴んでおり、機が熟すまで泳がせていたところを今回もクジンシーが先走った形であった。
挙句、他の6人は最後まで彼が欠けていたことに触れず、大神官討伐後も消化不良だったダンターグが、苛立ちを発散するため「あのクズはどこだ」と探しに行く事で触れられる程度であった。

一応フォローしておくと、クジンシーにとっても七英雄を陥れた大神官への復讐は果たすべき大願であり、吸収の法を重ねて記憶が薄らいでも奴らの顔だけは忘れないと語るなど、必ずしも私利私欲だけで動いていたわけではないようだ。


*1 敢えて言うならば殺人剣が人間相手に同様の効果だが敵が使うことはない
*2 ただし、SFC版発売の13年後の2006年に乗り入れ開始